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 滋賀の文化財講座
 花湖さんの打出のコヅチ
 開催直前 プレ講座

滋賀の文化財講座「打出のコヅチ」 開催直前プレ講座 【終了しました】

 近江には国宝、重要文化財を含む多種多様な文化財が伝わっています。滋賀県教育委員会や滋賀県立琵琶湖文化館ではこれらの文化財を保護・活用するため、調査や保存修理、展示公開など様々な取り組みをしてまいりました。 そのような取り組みをとおして、文化財は広く県民の関心を集めています。調査や修理によって新しい知見が得られることも多く、修理事業などによって美しくよみがえった文化財については、観光資源としての期待感も、いっそう高まっているところです。
 そうした文化財の魅力を多くの方々に知っていただくことを目的に始まったのが滋賀の文化財講座「打出のコヅチ」です。平成20年からこれまでの10年間で全66回の講座を開催し、4,000人を超える受講者がありました。
 このたび、11年目の滋賀の文化財講座を開催するにあたり、それに先立ってプレ講座を開催しました。当日は多くの方々が受講され、ユーモアを交え熱く語る講師の説明に、聞きいっておられました。受講された方からは笑い声や、感嘆の声が漏れる和やかな会場でした。



◆ 講 座 タ イ ト ル ・ 内 容 ◆

 「神社本殿から、木の経典を発見!-東近江市松尾神社法華経-」 

 
講師:井上優(いのうえ まさる)  滋賀県教育委員会事務局文化財保護課
 
 
 

 お経はふつう紙に書かれるものですが、薄く細い板材に一行ずつ書写する 「こけら経」 と呼ばれるもあります。 平成26年(2014)、松尾神社本殿から地域の方がたによって「こけら経」が発見されました。円筒状にまとめられたタガの輪を外して内容を確認されたところ、南北朝時代の貞治4年(1365)から応安元年(1368)まで足かけ4年間、厳暹(げんせん)という名の僧侶が小さな文字で丁寧に書き写した『法華経』であることが判明しました。中世における松尾神社の名称と考えられる「惣社宮」で書写したとも記され、650年近く昔から地域に伝えられたことがわかります。「こけら経」は一般に発掘調査で遺跡から出土することが多く、神社本殿から発見された事例は全国でも他にありません。神と仏を一体的に信仰していた時代の貴重な史料といえます。この講座では、平成29年(2017)に県指定有形文化財となった注目すべき「木の経典」について詳しく紹介していただきました。

 


◇ 開催日時 ◇ 平成30(2018)年5月17日(木)
        午後1時30分より午後3時まで

◆ 会  場 ◆ コラボしが21(大津市打出浜2-1)3階大会議室

◇ 主  催 ◇ 滋賀県教育委員会(主管:文化財保護課)、滋賀県立琵琶湖文化館