琵琶湖文化館 the Museum Of Shiga Pref
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収蔵品

秋草群鶉図(あきくさぐんかくず)  1幅(部分)       岡本秋暉筆  江戸時代  本館蔵
 岡本秋暉(おかもとしゅうき)は、文化4(1807)年、金工師石黒政美(まさよし)の二男として江戸に生まれた。名は隆仙。字は柏樹。通称は祐之丞。秋暉・秋翁などと号した。
 秋暉は幼少より絵を得意とし、初め、豊前(大分県)中津藩奥平家のお抱え絵師であった大西圭斎(けいさい)(1773~1829)に弟子入りする。圭斎は沈南蘋(しんなんぴん)の画を慕い、谷文晁(ぶ んちょう)に師事して花鳥画を得意とした絵師であり、秋暉もよく師風を受け継いでいる。秋暉の描く極彩色の花鳥画は、花鳥画の世界において、他の追随を許さないとまで評価され、多くの花鳥 画の名品を残した。江戸時代当時すでに、このような高い評価を得ていたため、秋暉の偽作を専門に手がける偽作者もいたというから、秋暉の人気の高さをうかがい知ることができる。
 秋暉の画風は、初期は師大西圭斎の影響を強く受けて、沈南蘋風の絵が多いが、その後中国明代の絵画、狩野派、円山・四条派などの古画を学習し、写生に基づく花鳥描写の工夫や、華麗な画面 構成の追求により、装飾的でありながら格調高く重厚な作風を確立するなど大きな功績を残している。