日別アーカイブ: 2025年12月22日
新しい琵琶湖文化館フォーラム開催しました!

開館2年前!ということで、12月はイベント盛りだくさん!12月13日(土)の開館2年前カウントダウンイベントに続き、12月21日(日)には「新しい琵琶湖文化館フォーラム」を開催しました~!ご参加くださいましたみなさま、本当にありがとうございます!
令和3年に「(仮称)新・琵琶湖文化館に関する県民フォーラム」として始まったこのフォーラム。毎年テーマを変えて実施し、今回で5回目です。県内外の多くの方に聴講いただきたいという思いから、今年は「新しい琵琶湖文化館フォーラム」としました。実際に、オンライン配信では関東を中心としたさまざまな地域にお住まいの方に聴講いただいたようです✨

今回のテーマは、「地域からひらく 文化財サポートと文化観光の未来」。新しい琵琶湖文化館は、文化財の収蔵や展示といった従来の博物館の機能に加え、他の博物館には例のない、
●近江の文化財を守り活用する「文化財のサポートセンター」
●文化や文化財を学び、現地へ誘う「文化観光のビジターセンター」
を備えます。この2つの機能にフォーカスした、待ちに待ったフォーラムだったのです!

前半は、ゲストスピーカーからのお話です。奈良大学教授の大河内智之さまからは、文化財とは何か?という大前提から始まり、文化財の盗難という問題と、その対策としてのお身代わり仏像について報告いただき、そして文化財を地域全体でまもることの重要性と、地域の博物館がハブになる必要性が熱く語られました。

続くゲストスピーカーの2人目は、湖南市にある長寿寺の住職、藤支良道さま。地蔵曼荼羅の修理やクラウドファンディングのお話があり、文化財に込められた“心”を現地で感じてもらうことの大切さ、そして新しい琵琶湖文化館に大きな期待を寄せていただきました。
フォーラムの後半は、琵琶湖文化館学芸員や新文化館の整備運営に県と共同で取り組んでいる株式会社琵琶湖C&Sの担当者が加わってのトークセッションです。

武内学芸員の「地域の文化財のサポートセンター」の説明には、ゲストスピーカーから「感動するコンセプト」というコメントが!!萬年学芸員と琵琶湖C&Sの砂川さんによる「文化観光拠点となるビジターセンター」についての説明には、文化財を現地にて肌で感じてもらうことへの大切さについてコメントいただきました。
フォーラムをきっかけに、この2つの機能について学芸員の間でも話し合いを重ね、新しい琵琶湖文化館が目指す姿について、あらためて共通の認識が持てました。このビジョンをみなさまにも知っていただければ幸いです。

会場のコラボしが21では、ロゴ・シンボルマークの缶バッジ作り体験や、新文化館の模型の展示も行い、なごやかな雰囲気で楽しんでいただきました♪

これからも、新しい琵琶湖文化館への期待を持っていただけるイベントを企画していきますので、ぜひまた遊びにいらしてくださいね♪