冬になると琵琶湖には多くの渡り鳥が飛来します。当館周辺にもたくさんの鳥たちが群れをなしてやってきますが、中池で過ごす鳥も見られます。さてさて、どんな種類の鳥が来たのか、中池で見られる確率「中池レア度」の順に、ご紹介します~~🦆🐦🐤

オオバン 中池レア度★☆☆☆☆
全体は黒く、白のおでこと嘴が特徴のオオバン。冬の時期は当館周辺に群れをなし、ほぼ毎日、中池に1~2羽見られる。たまに琵琶湖から陸に上がり、当館の周りを歩くこともある。

ホシハジロ 中池レア度★★☆☆☆
和名「星羽白」の「星」は、背の羽に細かい模様があることに由来するというが、分かりづらい(写真でも分からないデス)。琵琶湖に浮かびながらお昼寝している姿をよく見かける。

マガモ 中池レア度★★☆☆☆
カモの代表「真鴨」は、きれいな緑色をしたオスの頭が有名(写真はメス)。中池に居つくことがあり、冬に飛来する渡り鳥であるものの、2024年春夏シーズンには中池周辺で子育てしていた。

ヒドリガモ 中池レア度★★★☆☆
オスの頭が赤っぽいことから「緋鳥鴨」という。当館周辺にはたくさんいるけれど、中池にはあまり来てくれない。なぎさ公園の芝生の上で、群れでごはん食べている姿がカワイイ。

カンムリカイツブリ 中池レア度★★★☆☆
全体は灰色と白、頭には冠羽、ちょっと小さめ。日本で増加傾向らしいが、当館周辺でも年々増えている気がする。中池に来たのは2024~2025年冬シーズンが初(だと思う)。

カワウ 中池レア度★★★☆☆
渡り鳥ではないため一年中観察できる。当館周辺の水鳥では最も大きいので、見かけるとちょっとびっくりする。本館(お城)の裾で佇む姿をよく見るが、たま~に中池の歌碑にも留まっている。

カルガモ 中池レア度★★★★☆
カルガモは雌雄同色なので見分けるのが難しいが、写真はおそらく左がオス、右がメス。2023年春ごろに中池に来ていたこのカップルは、歌碑台座や桟橋などに仲良く留まっていた。

キンクロハジロ 中池レア度★★★★☆
金色の目、黒い体、白い翼を持つことから、「金黒羽白」というらしい。2024~2025年冬シーズンには中池では見かけなかったが、浜大津方面の琵琶湖ではたくさん泳いでいる。

ハシビロガモ 中池レア度★★★★★
大きな嘴がその名となっている「嘴広鴨」。嘴だけ潜らせてプランクトンを食べるので、あまり潜水しない。2024年12月に2日間ほど中池で確認できたが、それ以降は見られない。

ミコアイサ 中池レア度★★★★★
白い羽根が巫女の白装束に似ていることから名づけられた。目の周りが黒いので、パンダガモとも俗称される。当館周辺ではあまり見かけないが、2025年2月に初めて中池で確認。

冬に中池に来る水鳥は、多くは1羽、多くても数羽です。群れから離れた変わり者!?かもしれませんが、鳥ちゃんたちが中池を気に入ってくれているようで嬉しいです♪