名古屋で出会う

 皆様、連休は楽しく過ごされましたか?どこかへ行かれました?もしかして、出かけた先で文化館の収蔵品に出会われませんでした?実は私、この連休を利用して名古屋に行ってきました。お目当ては、徳川美術館・名古屋市蓬左文庫で開催されている春季特別展「金と銀の国 ジパング-輝きときらめきの美術-」展です。この展覧会に、文化館が浄厳院様からお預かりしている厨子入銀造阿弥陀如来立像(重文)が展示されているのです。

 当日は、大型連休ということもあり、多くの方が美術館に足を運んでおられました。家族連れから年配のご夫婦、カップルやお友達同士で見に来た若い人。外国人観光客の姿も!中に入ると、多くの方が展示ケースの中を熱心にのぞいていらっしゃいました。
 尾張徳川家のコレクションを所蔵するこちらの美術館の所蔵品の中には、興味が引かれるものがいっぱい!今女子に人気の日本刀の特集展示もあり、日本刀が多く展示されていました。説明を読みながら、その奥深さにため息が出てきました…。
 さて、お目当ての厨子入銀造阿弥陀如来立像ですが、数ある展示室のひとつの入り口を入ってすぐの所におられました。その名の通り厨子に入った阿弥陀如来様で、そのお姿は本当に小さいのですが、すぐに目を引く存在感がありました。金のような華やかさはないけれど、渋い落ち着いた姿がとても厳かです。金を主題にしたその他の作品も、決して華美すぎないものが多く、日本人の美意識を存分に楽しめる展覧会でした。

 徳川美術館・名古屋市蓬左文庫の「金と銀の国 ジパング-輝きときらめきの美術-」展は5月28日まで開催されています。皆さま機会があればぜひ足を運ばれてみてはいかがでしょうか?(残念ながら、日本刀の特集展示は5月7日で終了しているようなので、お気をつけください。)

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ホームページ4月のアクセス数

今日は大型連休の合間の月曜日。道行く車には他府県ナンバーが増え、琵琶湖の沖にも釣り舟が増え、たくさんの方が滋賀で休暇を過ごされているようです。文化館の脇でも、ほら、亀の親子がのんびりと甲羅干ししていましたよ。亀と一緒にのんびりした~い!という誘惑にかられながらも、今日は大事な月初め。ワタクシのんびりしているわけには参りません。

そうです。月はじめのご報告、ホームページのアクセス数です!4月のアクセス数は1,266件。年度当初はちょびっと少なめの数からのスタートとなりましたが、平均ページビュー、平均サイト滞在時間は先月よりも伸びています。

検索キーワードとしては、まずは「日吉山王祭礼図屏風」。この屏風は当館の収蔵品で、今年度は7月の「打出のコヅチ」でも取り上げる予定ですが、4月に山王祭が行われた関係でお調べ下さったのかもしれませんね。お役に立てたなら嬉しいです。それから「打出のコヅチ」も急上昇!5月からの開催に向けて、お調べいただいているのでしょうか。実際、お電話やメールでのお申込みの際にも、「ホームページをみました!」というお声をたくさんいただいております。その、何気ない一言が、無性に嬉しい今日このごろです。。。

ところで、このところ世間でなにかと注目されている「学芸員」。英語ではキュレーター(curator)と言い、cure(治療)と同じく、その語源はラテン語のcūrāre(世話する)にあるということです。なるほど、学芸員は専門知識をもってモノのお世話をいたしますが、それに加えて、近ごろは博物館や美術館の持つ幅広い機能(そこには「癒し」も含まれるそう!)に注目が集まり、収蔵するコレクションを通して、ヒトのお世話をすることも大事なお仕事になっています。そして、そのヒトというのが、同時代のヒトだけでなく、将来のヒトをも視野に入れているのがまた、学芸員のお仕事の特色なのでしょう。

このブログでは、以前から文化館そして学芸員の日常を話題としてきましたが、今後も機会があれば取り上げて、みなさまに学芸員や博物館のお仕事、役割をより深く知っていただけたらなぁと思っています。というわけで、5月もぜひ「あきつブログ」をよろしくお願いいたします!

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文化館的おすすめGWの過ごし方

いきなりですが、ご覧ください!今日の文化館前の様子を。今年は特に短かった桜の季節も過ぎ去り、こんなにも青々とした新緑が見られるようになってきました。考えてみれば、もうゴールデンウイーク目前ですものね!

今年のゴールデンウィークは、土日も含めると、と~っても長いようで、楽しみにされている方も多いのではないでしょうか?お出かけするには最高の季節。どこに行こうかな?でも、あまり人の多いところはちょっと。。。とおっしゃるあなたに、今日は特別にとっておきの穴場をお教えいたしましょう!!

それは、草津市の琵琶湖岸近くにある国指定史跡・芦浦観音寺です。こちらのお寺さまは、年に2回、春と秋に特別一般公開(予約不要)をされており、文化館も毎年それに合わせて、お預かりしている寄託品の一時返却を行っています。

今年は、5月4日から7日(午前10時から午後3時まで)の4日間にわたって公開されるということで、木造阿弥陀如来立像(重文)、および木造地蔵菩薩立像(重文)がお寺に戻っての公開となります。実は、これらの仏さま、昨年度、無事に修理を終えられたところで、お寺での公開は30年ぶりだそうです。美しく蘇られたお姿、この機会にぜひ多くの方にご覧いただきたいものです。

ところで、この芦浦観音寺さまは、大きな濠と石垣に囲まれ、まるでお城のように堂々とした構えをされています。なぜこんな所にこれほどのお寺が?とお思いの方もいらっしゃるかも知れませんが、実は、あの信長・秀吉・家康らから、琵琶湖の湖上交通を管理する権利を与えられ、歴史上重要な役割を果たされた由緒あるお寺さまなのです。「近江を制するものは天下を制す」と言われ、琵琶湖とその水運を掌握していた芦浦観音寺さまが、日本中から熱い視線を浴びた時代があったということですね。

今は静かな場所ですが、豊かな自然と文化財に恵まれた芦浦観音寺さまを訪れて、かつての黄金の日々に思いを馳せてみるというのも、ゴールデンウィークの過ごし方としてピッタリなのではないでしょうか?みなさまもぜひ一度どうぞ。(芦浦観音寺さまのホームページはこちらから。)

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春の例大祭と指定文化財

以前のブログで、浅井氏の追善法要(仏事)に寄託品の「絹本著色浅井長政像」(県指定文化財)を一時的にお返ししていることをお伝えしましたが(詳しくはコチラ)、当館では、祭礼(神事)の際に寄託品を一時返却させていただくこともあります。
先週も春の例大祭にあわせて、指定文化財を返却させていただき、本日、祭礼でのお役目を終えて無事に当館にお戻りになりました。

今回一時返却したのは、東近江市のとある神社ご所有の鬼面2面で、毎年この時期にお返ししています。地元では「火祭り」と呼ばれ、多くの松明がたかれますが、他所のお祭りに比べて特徴的なのは、祭礼のなかに「御面渡御(おめんとぎょ)」という儀礼があることで、行事がこの鬼面2面を捧持し、囃子方を従えて一時間近くかけて集落を練り歩きます(左の写真はその時の様子です)。今回その様子を間近で見学させていただきましたが、祭礼中は周辺一帯に交通規制がかかり、大道路などでは交通警備員に誘導されながら慎重に運ばれていました。

また響き渡る囃子方の鳴り物にひきつけられて、家より続々と人々が外に出て来て、この鬼面に膝を屈し、深く頭を下げる姿は優れた美術工芸品であると同時に、今でも生きた信仰の対象(ご神体)であることを再認識する機会となりました。

ここでは面(おもて)という有形の文化財と信仰という無形の文化財が、相互に連関して独自の郷土文化を守り育んでいます。

学芸員W

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雷神アラワル

昨晩の低気圧に伴う大嵐で、滋賀県の桜もすっかり散ってしまいました。ですが、今日はその分、もう新緑と言っていい街路樹の緑がひときわ瞳に優しく映ります。
そんな滋賀県大津市打出浜ですが、観光に来られた方が、文化館をバックによく写真を撮っておられます。今の季節、夕暮れの淡い陽光がとてもきれいで、そこへきてこの特徴的な建物ですからね。写真に撮りたくなる気持ち、よ~くわかります。そんな撮影ポイントで、本日ちょっとした出来事がありました。

文化館の東隣りに設置されている、木製の桟橋(今は使用わていません)。経年劣化で腐食が進み、景観を損ねる存在として、道行く人からご意見をいただくこともしばしばでして。。。
そこへ現れたのが滋賀県の秘密兵器:雷神(船)です。この船は「電気ショックで外来魚を一網打尽」という秘密兵器(?)を備えた優れもの。今回特別に、この老朽化した桟橋に船を寄せて、腐って横たわっていた板を撤去して下さったのです。この素晴らしき琵琶湖畔の景観を愛する者として、非常に有り難いことでございました。

板を外しておられるところを目撃することは出来ませんでしたが、船には木槌が積まれ、用意周到に作業を行って下さった様子・・・女性の方も乗っておられました。その雄姿、見たかった~。水中に埋まっている柱部分は大きな重機がないと取れないので、今回は残っていますが、ご苦労いただいた分、おかげ様で見た目もこざっぱり。今日は水位も高く波も穏やかで、作業はしやすかったと言っておられました。ご無事でなにより、本当に有難うございました。

外された板を見ると、確かにボロボロで・・・でも壊そうと思ってもナカナカ壊れないシロモノで。。。さぁてどうしましょうか。とりあえず、錆びて折れ曲がった五寸釘と格闘・・・する僕たちなのでした。

筆:あきつ

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海北友松「檜図」:文化館以外で初公開!

ようやく滋賀でも桜の花が盛りを迎え、存分に春を感じられる季節となりました。今日は、陽気につられてお出かけするのにぴったりのイチオシ!展覧会をご紹介しましょう。

本日より、京都国立博物館で、開館120周年を記念する「春の特別展」として、「海北友松」展が開催されています。この展覧会は、ここ10年にわたり狩野永徳や長谷川等伯といった桃山絵師に焦点を当てて開催されてきた京博さんの特別展覧会の完結展としても、大変興味深いのですが、実は僕もある特別な理由から、とっても楽しみにしていたのです。

その理由の一つ。琵琶湖文化館では、昭和61年に開館25周年記念特別展として「海北友松」展を開催しています。そのサブタイトルは「-湖国が生んだ桃山時代の巨匠!-」。展覧会ポスターには、おそらく当時としては珍しい「!」マークがしっかり入っていましたし、当時の様子を知らない僕でもそのポスターから受ける印象には、「イチオシ感」満載だったので、図録をうっとり眺めたりしていたものです。
海北友松は、江北小谷城主浅井長政に仕えた重臣の子として近江に生まれ、独自の画風を築き上げました。その画風は、華麗な・・・というよりは、激しく凄まじくダイナミック?!「龍図」と聞いてギョロッと睨みを利かせた眼の水墨画を思い浮かべたなら、それはきっと海北友松の作品かも?この度の展覧会では、図録で見ていた作品もお目見えするそうなので、実物のその迫力をじっくり体感(拝見)したいと思います。

そしてお楽しみ理由のもう一つ。何を隠そう、この度の「海北友松」展には、当館の館蔵品も出品されています。それがナント!琵琶湖文化館以外では初の公開となる!「檜(ひのき)図屏風」です。今は休館していますが、開館していた当時、常設展示にさらっと海北友松の作品が並んでいたあたりが、琵琶湖文化館のすごいところだと思うのですが・・・(自分で言う?!)。
今回久方ぶりに皆さまにご鑑賞いただく機会を得ましたこと、とても嬉しく、また、大変有り難く思っております。

他にも滋賀県からは、湖北長浜の浄信寺さまご所蔵の滋賀県指定文化財「東王父西王母図屏風」が出陳されています。この機会に是非、「湖国が生んだ桃山時代の巨匠!」の作品を、会場でじっくりとご鑑賞くださいませ。展覧会は5月21日までの開催で、これらの作品は会期中通期展示で公開されています。

筆:あきつ

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今年度の文化館ホームページはどうなる?

 平成29年度になってから10日が経ちました。文化館ホームページのトップを見て、みなさま、「おや?」と思いませんでした?そう思われた方は、きっと何度も文化館のホームページにアクセスいただいている熱心な文化館ファンの方ですね~(感謝!)

 トップページでも紹介していた「湖上にお城ができるまで-写真アーカイブ」。去年の12月からスタートし、「建設当時の白黒写真が懐かしい」とご好評をいただいていたコーナーです。ここで一旦お時間を頂戴することにいたしました。

 というのも、このコーナー、建設工事の着工から完成まで、ほぼ一年間で出来上がるスピード感を皆さんに知っていただきたいという思いがありました。しかし、このまま掲載を続けると夏に冬の工事の様子を紹介することに…いや、それでは臨場感が、現場の苦労が伝わらない…。また、「これだ!」と思う写真を週に一度2枚ずつ紹介してきましたが、文化館に残された建設当時の写真はなんと1000枚以上!選ぶときに「あ!この写真はコレが写ってるから紹介したい!」「いや、でもこっちの写真には今では、なかなか見られないコレが写ってるし…」などなど、いろいろと考えていると、みなさまに紹介したい写真が増えていく一方となりました。出来る事なら全てを紹介したい!!でも残念ながらそれは難しい…。ですから、思い切ってここですこしお休みをいただいて、「コレぞ!」という写真を選び出す作業に集中させていただくことにしました。
 更新を心待ちにしてくださっていた皆さまには本当に申し訳ありませんが、9月からはいよいよ、建物が建設されていく様子を写した、珠玉の写真をご紹介する予定です。是非お楽しみに。
 
 「写真アーカイブ」をお休みしている間も、平成29年度の文化館のホームページは、収蔵品を紹介する「浮城モノ語り」そして、「収蔵品公開情報」なども随時更新していきます。そうそう、今年度「打出のコヅチ」詳細のチェックもお願いしますね!それでは新年度も、みなさま、どうぞお役立ち情報満載の文化館ホームページにおこしください。

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毎年の追善法要と寄託品

長浜市小谷山の麓にある小谷寺では毎年4月、北近江の戦国大名・浅井氏の追善法要が営まれます。当館では、それにあわせて寄託品の県指定文化財「絹本著色浅井長政像」を日帰りでお返しにあがっています。
法要では本堂の上座に本図が掲げられ、読経のなか参列者の方々が焼香するなど、終始法要の主役となります。

浅井長政(1545-1573)といえば、織田信長の妹・お市を正室とするなど織田家と友好関係を築くも、後に信長と敵対。天正元年(1573)には居城である小谷城が攻め落とされ自害し、浅井三代の歴史は幕を閉じます。

本図には、徳勝寺(徳昌寺・浅井氏の菩提寺)の住職・源秀の天正2年(1574)の賛文があり、長政の一周忌にあわせて、京の絵師に描かせたことがわかります。ちなみに長政の画像には、大別して本図と高野山の持明院本の二系統があり、後世、この原図2幅をもとに多くの作品が模写、制作されました(長浜城歴史博物館蔵本、安土城考古博物館蔵本など)。そういった意味でも貴重な作品ですが、今でも地域の方々の崇敬の対象としてお使いになられていることも、大変意義深いことといえるでしょう。

最近、近くを通る北陸自動車道に「小谷城スマートインターチェンジ」(3月25日開通)ができ、小谷寺を含め、小谷城址周辺へのアクセスはずいぶん良くなっています。これを機会に小谷城址や周辺の社寺、資料館へ是非、足を運んでみてはいかがでしょうか。

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無事にご帰還されました。

過去のブログでも紹介しました湖東のお寺様から一時寄託されていた仏像4躯(詳しくはコチラ)が、先日、お寺へお帰りになりました。
昨年からの本堂の防災工事に伴って、堂内に安置されていた重要文化財4躯を、約9ヶ月間当館にて一時保管させていただいていました。そして今回、本堂改修が無事完了したとのことで、県教委文化財保護課の職員の方や美術品取り扱い専門業者の方々などとともに、お返し上がりました。
返還した御像の中には、等身大の一木割矧造(いちぼくわりはぎづくり)の像などやや大型の作品もあり、総勢10名という大所帯での搬出・搬入作業となりました。現場では、お寺の方や檀家さん、そのほか関係者の方など多くの人々の見守るなかで、無事、須弥壇へ安置させていただきました。移動も含め一日がかりの返却作業でしたが、天候にも恵まれ、滞りなく作業を行うことができました。

4月、5月には各地の神社で春の例大祭が行われますが、それに伴って、当館ではご寄託いただいている宝物(御面など)の一時返還もピークを迎えます。当館のそういった活動も随時ブログで紹介していきますので、どうぞお見逃しなく!!

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ホームページ3月のアクセス数

比良山の上にはまだ雪が残り、朝の冷え込みもまた少し戻りつつありますが、季節はもう春です。4月です。文化館前の歩道の桜も、つぼみが少し膨らんできて、開花が待ち遠しくなってきました。本日から新年度がスタートした文化館。うららかな春の陽ざしのように、心穏やかに過ごしたいものだと思っております。

ところで、気になるのは3月のホームページアクセス数。 3月には1,439件と、安定した数のご訪問を頂きました。ユーザー数は前月より少~し減ったものの、ページビュー数は増え、コアなファンの方(?)にじっくりと、しっかりとご覧いただいたという印象を受けます。ついでに申し上げますと、平成28年度、一年間のアクセス数は18,736件、のべ11,031名の方にご覧いただくことができました!! ご訪問いただいた皆さま、本当にありがとうございました。

さて、4月から新たに社会人になった方や、職場を異動された方もいらっしゃるのでしょう。朝の通勤電車で同じ車両に乗る方々のお顔ぶれも、今日から少し様変わりをしたようです。実は、文化館ホームページも、表のお顔「お知らせ」コーナーを、少しだけお化粧直しいたしました。お気づきになられましたでしょうか?

それから、文化財講座「打出のコヅチ」のチラシが出来上がりましたので、さっそくお披露目!県内の博物館・図書館等へも発送いたしましたので、みなさまもぜひ手に取ってご覧くださいませ(実は、昨日ひそかに訪れた博物館にも、チラシを置いていただいているのを発見しました。それも一番手前に。。。どうもありがとうございま~す!!)。講座への参加お申込みも順調に頂いております。まだの方はどうぞお早めに!

それでは、平成29年度も琵琶湖文化館をどうぞよろしくお願いします。

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研究紀要第33号 発行しました

いよいよ年度末最終日、お忙しくされている皆さまにお知らせです。当館の『研究紀要第33号』、発行致しました! ブログでは、「原稿執筆の追い込みです!」とか、「赤ペン片手に校正中です!」とか、散々焦らせましたが(笑)、その出来上がりはと申しますと・・・ここで内容をちょこっとご紹介!

【滋賀県における「こけら経」について-東近江市松尾神社本殿伝来法華経を中心に-】
平成28年度滋賀県新指定文化財となった松尾神社の「こけら経」。遺跡から出土することが多い中で、神社本殿から発見された全国的にもめずらしいこの「こけら経」の調査事例を、特別寄稿により紹介。

【資料紹介 琵琶湖文化館蔵「日吉祭礼図」詞書(ことばがき)翻刻】
16の画面と15段の詞書からなる絵巻物「日吉祭礼図」の詞書を翻刻。数ある山王祭関係資料との比較研究の一助となす。

その他、平成28年度の活動紹介などを掲載しています。
更に今回は特別バージョンとして、【過去に開催した展覧会の軌跡-ポスター編-】を掲載!なんと贅沢にもフルカラーの仕上がりです。昭和36年から平成28年までに開催した展覧会のポスターを、一堂に紹介しています。開館より55年の節目にあたる年の紀要に、琵琶湖文化館のあゆみたる展覧会ポスターを掲載できたことは、僕たちにとっても幸せなことであり、記念に残る1冊となりました。

県内の図書館はもとより国会図書館や市町教育関係機関、博物館などにも送付しておりますので、是非皆さま手に取ってご覧くださいませ。

筆:あきつ

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ガラス乾板の整理③

さて、そろそろガラス乾板の整理も佳境です。ほんとはブログを書く時間も惜しいほどの佳境です(笑)。挑んでいるのは、とあるご縁で文化館にある「年代物」のガラス乾板です。
これがまた貴重なガラス乾板で、撮影された時期は不明ですが、個々の乾板には「昭一〇.七.七日写」などの日付が記されており、ということは本体の撮影はおそらく。。。そのガラス乾板に写っているは、県内の国宝や重要文化財などの指定文化財です。僕たちは「仏像ワンダーランド」への扉を開けてしまったようです。。。ようこそお越いでヤス(笑笑)。

これらのガラス乾板、大切に個別包装されており、「○○神社 □□立像 蒲生町」など、先輩学芸員さんと思われる誰かが、一度整理をして下さった跡がありました。しかもほとけさまの種類ごとに箱で分類されています。ナイスです先輩!・・・しかしここで気付くべきでした。町名が平成の大合併、市町村合併する前の表記であることに!しかもガラス乾板本体に記載されているのは、モチロンそれ以前、昭和初期の郡および町名!・・・あぁ、もはや既に記憶に薄い・・・「キタ!愛知郡!」「懐かし!伊香郡!」。現代っ子の僕たち?は、神社やお寺さんの現住所を調べるのにも一苦労することとなりました。

でも、今までのガラス乾板と違って、所在地も所有者も資料名も書かれているのだから「これは楽勝でしょう!」と、タカをくくっていた僕たち。そうは問屋ガ卸シマセン。作業を始めて3分で悲鳴・・・「昭和の文字が読めません(泣)!!」・・・乾板に書かれている文字はとても個性的で、且つ、部分的に崩し字、旧字体も混じっています。うぅ、また調べなくてはなりません・・・見る人が見れば簡単に読めるのでしょうが、これ、なんて書かれているかわかります?中には文字がかすれて消えてしまっていたり、暗号にしか思えない不可解な文字も。。。そんなこんなありましたが、2日もすると作業に目が慣れて、随分と読めるようになりました。フッフッフッ、僕たちも成長するのでゴザイマスヨ。(写真解読【帝釈天立像】【四号】)

結局、ワンダーランドの中には、仏像に限らず工芸や典籍、絵画作品も残されていることが判りました。作業を終えて、図らずも僕たちは、昭和初期の市郡町村にタイムスリップし、改めて滋賀県の文化財の層の厚さを堪能してきた・・・そんな気分です。いい旅でした。

かくして!僕たちが整理・リスト化したガラス乾板、その数1,591枚!当初想定していた数を上回る枚数となりました。約1ヶ月に渡る地道な作業。。。半分目が死んでる日もありましたが、なんやかんやと楽しく作業できました。意外とこういう作業が大好物な自分?新しい発見デス。
感謝すべきは根気よく一緒に取り組んでくれた職場の仲間です。くじけず頑張ってこれたのも皆さんのおかげです。とってもいいお仕事ができました!

さぁ、今年度も残り1週間!えっ?もう?!僕の本業:事務方の決算が、事業報告が!!・・・何をしてても追い込まれる運命にあるようです。頑張ろ・・・

筆:あきつ

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ガラス乾板の整理②

はい、今日も元気にガラス乾板の整理をしています。2月下旬から始めたこの作業も、ずいぶん手慣れてきましたヨ。
「展覧会資料」群のヤマを越えた僕たちは、次に「館蔵品」シリーズに突入しました。これは楽チン。だって「館蔵品」。見れば「誰」の「何」ていう作品か、すぐわかる。・・・と思うでしょ?!・・・そうですよ、すぐにわかるのは学芸員さん・・・だからガラス乾板にもあえて何も書かれていません・・・ヒントすらない。でも学芸員さんは本業が忙しいので、この整理作業のお役目をいただいたのは、僕たち、あきつ組・・・。ガラス乾板が入っている箱に「館蔵品 絵画」「館蔵品 書蹟」って・・・文化館がどれだけ所蔵していると思ってるのーッ!と、僕はいったい誰ニ、何ニ向かって叫んでしまったのでショウカ・・・とにかくやるしかないのです。。。
館蔵品の写真台帳とリストをつき合わせて、分からないところはベテラン学芸員さんに聞きながら、コツコツと作業を進めます。書跡・墨跡なんて、もはやトランプゲームの「神経衰弱」状態です・・・「あ、この書体どこかで見た」「この人の字は特徴があって忘れられん」「潔いこの一筆は誰?」・・・台帳とにらめっこしながら、行ったり来たりの作業です。
(これでも、ここにあるガラス乾板は、館蔵品のほんの「一部」なのですヨ。)

そして忘れてはいけないのが、作業する相手がガラスであること。学芸員さんのように白手袋を着用して、少々年代物なので取り扱いは慎重に・・・そして情報をパソコンに入力してリスト化・・・。この作業で、肩はパンパン、目はシバシバになり、また机作業で動きも少ないため、一気に老けた気がします。。。

でも、「館蔵品の作品がガラス乾板に残っている」っていうのも、ちょっと自慢じゃありません?!琵琶湖文化館の歴史の一部ですよね!そう思うと、とっても大切な作業に関わらせていただいているのだと、有り難い気持ちになるのです(そうなのだと自分に言い聞かせ・・)。なんだか僕たちの知らない文化館がまだまだ出てくる気がします。

さぁ、次は「何」シリーズ?!・・・悩ましいほどいっぱいあるのです~(泣笑)。

筆:あきつ

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H29年度 滋賀の文化財講座「打出のコヅチ」受付開始!

まだかまだかと、心待ちにしていた方もいらっしゃることと思います。今年もやります!平成29年度滋賀の文化財講座「打出のコヅチ」のご案内です。
滋賀の文化財についてのホットな話題を提供しておりますこの講座には、おかげさまで毎年たくさんの方にご参加いただいております。そのご期待に応えまして、今年もさらにパワーアップした内容でお届けしたいと思っております。専門の講師の先生方からは、滋賀の文化財の魅力について、わかりやすく丁寧な解説を、じっくりと聞かせていただけますので、はじめての方も、そうでない方も、どうぞ奮ってご参加下さいませ!

【内容・日程】
第1回 5月18日(木) 金剛輪寺・十二神将像の魅力に迫る
講師:古川 史隆(県教委文化財保護課)
第2回 6月15日(木) 究極の城 彦根城 
講師:松下 浩(県教委文化財保護課)
第3回 7月20日(木) 日吉山王祭礼図を読み解く 
講師:渡邊 勇祐(琵琶湖文化館)
第4回 8月17日(木) 近江の曳山祭り
講師:矢田 直樹(県教委文化財保護課)
第5回 9月21日(木) 朝鮮通信使と近江 
講師:井上 優(県教委文化財保護課)

【会場】コラボしが21(大津市打出浜2-1)3階 大会議室
JR膳所駅より徒歩約15分 
京阪石坂線石破駅より徒歩約5分
【時間】13:30~15:00(受付13:15から)
【募集人数】各回200名
【聴講料】無料(事前予約制・当日参加も可)
【主催】滋賀県教育委員会・滋賀県立琵琶湖文化館

【申込み方法】電話・FAX・メールで、
氏名(ふりがな)・住所(市町まで)・連絡先(電話番号)・参加回
・この講座を何で知ったか、をお知らせください。
【申込み先】滋賀県立琵琶湖文化館 〒520-0806 滋賀県大津市打出浜地先
TEL:077-522-8179
FAX:077-522-9634
メール:biwakobunkakan@yacht.ocn.ne.jp

さあ、皆さん、忘れないうちにお申込みを!そして、スケジュール帳にも予定を書き込んで下さいね~!では、会場でお会いできることを楽しみにしておりま~す。

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ガラス乾板の整理①

はい、このところブログの更新がままならず、スミマセン。というのも、この数週間、僕たちは「ガラス乾板(かんぱん)」と格闘していたのでございます。
みなさん「ガラス乾板」ってご存知ですか?僕もこの職場へ来て初めてその存在を知ったのですが、教科書にも出てくる坂本竜馬の写真を撮ったのは「湿版(しっぱん)」、で、その後に使われたのが「乾板」、いわゆる写真感光材料です。ガラスで出来ているため重くてかさばり、割れやすいので、その後フィルムが出てくるとそちらが主流となり、現在ではその存在を知る人も少ないかもしれません。

そのガラス乾板が、当館には「資料」として残されています。その整理を進めるわけですが、いざ作業を始めてみると、いろいろなシリーズに分類できることがわかりました。ですが、写っているものが「何」なのか、乾板はガラスなので、そこには何も書かれていません。情報としては箱に書かれているタイトルのみ・・・「湖東焼」「近江画人遺芳」「南蛮資料」「南画」「旧館写真」・・・南画って何が???その箱の中に、乾板が重ねられて入っている・・・もしくは大切に紙に包まれて入っている・・・一体どうすれば?
最初はハテナマークばっかりだったのですが、これが琵琶湖文化館の前身である滋賀県立産業文化館(昭和23年開館)から琵琶湖文化館の初期(昭和40年頃)までの間に開催された展覧会のククリであるらしいことがわかったので、ほっとひと安心。「旧館」とは産業文化館が武徳殿にあった頃、「現会館」とは旧滋賀会館に移った頃のこと・・・よし、なんとかなる・・・。
と思いきや!!その頃の展覧会のしおりやパンフレットには、ほとんど写真が掲載されていません。ですよね・・・今みたいに写真がたくさん載っている図録なんて、当時ではありえませんよね・・・甘かった・・・しおりに目録が載っていれば良い方で、中には作者紹介のみとか・・・となると、次に探すのは展覧会を開催した時の関係書類を綴じた綴りです。しかし、これまた先輩学芸員さんたちの達筆な文字が・・・読み辛い・・・。

そんなこんなありましたが、長い年月の間に離ればなれになっていた資料が「群」にまとまってくると、「こんな展示もしていたのか!」とちょっと感動。。。「この展覧会の出品作品全部並べて再現して欲しいなぁ」「面白そうな展示やなぁ」と、気持ちは当時の会場へ・・・陳列の様子や、写真パネル展を開催した近江の「石造美術」や「庭園」、「建物」など、今も現地やカラーのパンフレットなどで見られるものでも、白黒写真だとどうしてこんなに郷愁に駆られるのでしょうか。
ちょっと嬉しかったのが、産業文化館の報告書でしか見たことのなかった写真が出てきたこと!感動のあまり「アナタ!ここに!乾板にいらっしゃったの!!」と声に出してしまったくらい(笑)。このような思わぬ出合いが整理作業を楽しいものにしてくれました。
乾板を傷つけないように白手袋をしての作業は、緊張感もあって肩が凝って大変です。ですが、ひとつひとつのピースを合わせていくジグソーパズルみたいで達成感もあります。地道な作業ですが、僕たちの「乾板整理」は、まだまだ続きます。さぁ、次は何シリーズ?

筆:あきつ

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ホームページ2月のアクセス数

まだまだ明け方の冷え込みは残っていますが、日中の日差しはずいぶんと明るさを増して来ました。冬の間、湖面を賑わしていた水鳥たちも、季節の変化を敏感に感じ取っているのでしょうか、北の国への帰り支度を整えたようで、日に日にその数が減ってきました。水鳥の姿にずいぶんと癒されてきた私たちには、ちょっぴり寂しいことではありますが。。。また次の冬の再会を楽しみにしていますね~!

数が減った水鳥たちとは反対に、文化館へ訪れる人が増えたのがこの2月でした。とは言っても、インターネットホームページ上でのことですが。。。2月には1,444件のアクセスをいただきました!ユーザー数、ページビュー数(何ページ見たか)も共に先月より伸びております。

特に、サマーラ(ご記憶にありますでしょうか?昨年末にたくさんのご訪問をいただいたロシアの都市です!)からのご訪問が再開したようで、地元大津に次いで第2位のアクセス数となっています。サマーラの方々のお目当てが何なのか、検索キーワードをたどっても未だにはっきりとはしませんが、遠い北の国からも文化館が、そして滋賀の歴史と文化が注目されているということは、なんとも嬉しいことです。せっかくなのでこの際、ホームページのロシア語バージョンも作った方がよいのでしょうか~なんてネ⁈ とにかく、みなさんスパシーバ(ありがとう)です!

さて、最近の文化館の様子はと言いますと、日々の収蔵品の整理・調査を進めつつ、今は赤ペンをギュッと握りしめて、先日入稿した研究紀要の校正真っ最中です。

そうそう、今日、事務所にある鉢植えの桜の一番花が咲きました。街中のソメイヨシノが咲く頃には、研究紀要も無事発行されて、怒涛の年度末も乗り越えられている・・・のかな?! 春はすぐそこに!皆さん頑張りましょう。

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いよいよ明日から!

現在休館中の文化館ですが、実はちょっぴり楽しみにしている展覧会があります。それは、明日から始まる安土城考古博物館さんの企画展「大湖南展-栗太・野洲郡の風土と遺宝」(会期:平成29年2月25日(土)~4月9日(日))です。きっとみなさまも、楽しみになさっていることと思います。

この展覧会には、旧栗太・野洲郡域に当たる湖南地域の仏像・神像たちが大集合!ということで、文化館が社寺さまからお預かりしている寄託品の中から10件の仏像・神像、そして絵画が、出展されます。ポスターやチラシにも掲載されているあの文化財たちですョ。(詳しくは収蔵品公開情報をご覧くださいね)。

まだまだ雪のちらつく日もありますが、時折みえる太陽は日に日に明るさを増し、春のお出かけにウキウキ心を弾ませる季節となってきました。この機会に、安土までちょっと足を延ばしてみませんか?普段はなかなか見られない文化館の収蔵品を含む、近江・湖南地域の優品(重要文化財・県指定文化財も多数!)に出会えますよ。

展示期間中には、企画展関連博物館講座も開催されます。第1回(2月26日(日)13:30~15:00)は、当館学芸員の渡邊勇祐が「湖南の仏教絵画」というテーマでお話いたします。実はこの学芸員さん、今、隣の席で講演会の準備に没頭中です。その様子から察するに、いつにも増して練りに練ったお話になりそうです。みなさま、どうぞご期待下さい!(展示会・講座についての詳細は、安土城考古博物館までお問い合わせください。)

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紀要の入稿完了!

本日、めでたく、「滋賀県立琵琶湖文化館 研究紀要第33号」の原稿を、印刷業者さんに入稿いたしました!(祝)!
ここまでたどり着くのに長かった~。1/20付ブログ『この時期の「写真使用の許可申請」』にも書いていますが、当館でも紀要の執筆・編集に、相当追い込まれていました(笑)。「この文章を直すとページ数が超えてしまう!」とか、「これは直したけれど、あっちの写真はグレースケール(白黒)に加工したかな?」とか、「ココの数字、半角に統一されてない!!」とか、慣れない編集作業に悪戦苦闘・・・そんなこんなありつつも、ようやく、ようやく、本日業者さんに涙の手渡し・・・肩の荷が下りました。あとはお任せします!体裁よくまとめて下さい!!

今回の紀要は、なんと写真画像160点という、豪華バージョン?です!何故そんなに画像が増えたのかというと・・・おっと、今、言ってしまってはモッタイナイ・・・。3月末発行予定!仕上がりをお楽しみに。

筆:あきつ

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PM虹

今日のお昼休みの出来事です。ベテラン学芸員さんが僕に向かって、何やら手を振って下さってます。310-2・・?・・とりあえず同じように手を振り返してみました。
「違う違う、きれいな虹が出てるんや」。
な~んだ(笑)そうでしたか(笑笑)。
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窓の外を見てみると、確かにとてもきれいな虹が掛かっています。「こんな低い位置に虹が見えるのも珍しいなぁ」「?虹って太陽と自分の反対側に出るのですよね?」「何故高さが変わるの??」話もソコソコに、僕は早速カメラを持って撮影に走ります。
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どんな角度で撮ればこの「いつもと違う感」が皆さんに伝わるのか・・・アップにしてファインダーを覗いてみると、いつもの街がなんとも妖しげで神秘的に見えてきます。あぁ、「今」あの虹の麓に居たい。。。
この時期、街に降り注ぐのが黄砂や大気汚染のPM2.5ではなく、こんな素敵な『PM虹』だったら、みんなが幸せな気分になれるのになぁ・・・な~んてね。

と、ここで琵琶湖文化館の業務に携わる事務職員として頭を切り替えます。職場の影響で、仏画や近世絵画を見る機会は多くあるのですが、「虹」を描いた作品って・・・僕は見たことない?・・・あったかな?
ベテラン学芸員さんに尋ねてみると、曽我蕭白の作品に虹を描いたものがある、とのこと。図録を見せて貰いましたが、なるほど半円形の赤っぽい虹が描かれています。他に浮世絵などには登場しているようですが、確かに虹を描いた作品は少ないのかも・・・というトコロに至りました。

・・・疑問デス。昔の人も虹を見てるはずですよね?心ウキウキしなかったですか?僕が絵師なら好んで画題に取り上げますがッ?!・・・う~んナゾです。。。落ち着いて考えてみます。
その1)そもそも「虹色=七色」の認識がなかった。
その2)絵の具の色で七色が出せなかった。
その3)虹:「虫」偏に「工」貫く・・・オメデタクはなかった?
・・・プチンッ(難しいことを考えて頭の思考回路が途切れた音)・・・
目の付けドコロとしては面白いと思うのですが、、、これは研究の余地あり?!昔の人がどのように虹をとらえ、感じていたのか、みなさん一緒に調べてみませんか??共同研究求ム!!

そう言えば、今朝通勤途中、既に3回虹を見て来ているのですよ。それでまた、偶然ラジオから流れる曲が、虹を歌った曲が多かったのですよ。・・・何故??!

そっか、今日はきっと虹色のステキな一日!

筆:あきつ

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ホームページ1月のアクセス数

気がつくともう、1月は行って(近江弁で言うと、「去(い)んで」?)しまいました。滋賀の今年の1月は、特に湖西や湖東地域が数十年ぶりという大雪に見舞われ、気温が氷点下となることもしばしばありました。かと思ったら、その後は3月のような陽気になったり。。。寒暖の差が激しいのは、季節の変わり目が近づいているということなのでしょうか?そういえば、昨日のニュースによると、琵琶湖で毎年春先に起こる「全層循環」(湖面と湖底の水が混ざり合う現象)が、今年は過去10年で2番目に早い、1月26日に起こっていたということです。季節は、湖水とともに確実にめぐっているようです。

91さて、文化館のホームページですが、2017年最初の月のアクセス数は、1,230件でした。昨年末のちょっと異様なほどの盛り上がりからすると、静かなスタートとなりましたが、平均サイト滞在時間は順調に伸びています。寒さのため、外出がおっくうになる季節。屋内でじっくりとホームページをご覧くださったということでしょうか?中には、昨秋の近代美術館での展覧会の復習(?)をして下さっている方もいらっしゃるようで。。。噛めば噛むほど味の出てくるのが琵琶湖文化館!!ということかも知れませんね。嬉しいことです。

ここでサラッとチェックしておきましょう。文化館の収蔵品公開情報です。まず、本日2月1日(水)からは、宋紫石筆「柳汀双禽図」が、観峰館(東近江市)の『花鳥画を愛でる』に、そして、2月25日(土)からは、湖南地域の選りすぐりの名品10点が、安土城考古博物館(近江八幡市)で開催される『大湖南展-栗太・野洲郡の風土と遺宝』に出品されます。『大湖南展』の関連行事では、2月26日(日)に当館学芸員による講座も予定されていますよ!

また、1月31日(火)毎日新聞の地域面「名品手鑑」のコーナーに、当館館蔵品「鳥禽図(伊藤若冲筆)」が紹介されました。その反響たるや、早速「いつ見れるの?」「どこで見れるの?」と、お問い合わせの電話をいただいております。人気のある作品ですからね~。他館で展示される場合には、かならず公開情報でお知らせしますので、是非チェックして下さいね。

2月は一年の中で最も短い月。ぼ~っとしていると、またまた月日は逃げて行きます!今すぐ手帳に予定を書き込んで、しっかりと捕まえ、充実したひと月をお過ごしくださいませ。

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文化館防火デー

皆さんご存知でしたか?1月26日は「文化財防火デー」です。毎年この時期になると、神社やお寺さんで、建物に向かって消火ホースで水を放水する防火訓練の様子が、新聞やテレビのニュースになっていますね。それで、というわけではないのですが、当館でも先日「消防設備点検」を実施しました。

施設に備え付けてある火災報知器や警報機が正常に作動するかどうか、消火栓、消火器の位置は?と、点検業者さんと一緒に館内の設備をチェックして回ります。有り難いことに、「いざ!」という事が普段起こらないだけに、せっかくの設備の使い方を忘れてしまう・・・なんてことないですか?309-2僕は「去年も同じこと聞いたなぁ~」と思いつつも、今年もまた質問してます。「このボタンを思いっきり押していいのですか?」「ウチの消火器はピンを抜くタイプですね?」何度聞いても何故かドキドキします。
大切な文化財をお守りしているのです。「いざ」という時にきちんと落ち着いて行動できるように、普段から防火防災意識を持っていたいと思います。

火災は、火のあるところで起こるとは限りません。冬は電気ストーブを使うなど、電気の消費量が増えてしまいます。コンセントのタコ足配線や、電気コードを束ねたまま使ったり、机の足で踏まれたコードがひび割れたりしてませんか?どこかの保安協会さんではないですが、電気製品の使用に際して使用者の「うっかり」から発生する火災もあるのです。
その辺り、僕のチェックはキビシイですよぉ?! 皆さん、くれぐれもご注意くださいね。

筆:あきつ

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この時期の「写真使用の許可申請」

163毎日寒い日が続いております。こちら大津でも日中に雪がチラつくなど、寒さが体に堪えます。。。この週末もまた寒波に襲われるようなので、月曜日に慌てないで済むように、しっかりと除雪スコップを用意しておきました!

さて、当館は現在休館中ですが、文化財の貸出しや返却、写真図版の提供などの業務は、継続して行っています。「モノ」だけじゃなく「写真」も貸出し?と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、書籍などに掲載する場合、当館所蔵資料の写真を使用する「許可申請書」の提出をお願いしています。依頼は郵送で届くのですが、実はこの時期の許可申請には、「とある傾向」があります。

・・・写真を展覧会の図録に載せるため?・・・いえいえ、その申請は年中あります。
・・・新聞やテレビなどの報道関係?・・・ゴク当たり前に対応します。
・・・わかった!4月から使う歴史の教科書に!・・・各社もっと前から準備されてます(笑)。

おわかりですかね~?実はこの時期に増えるものといえば、同業である博物館関係の方からの依頼、「当館で発行する『紀要』に掲載するために」です。紀要とは、教育機関や研究所、博物館などが研究論文や調査報告書などを載せた定期刊行物で、年度末の3月に発刊されているところが多いものです。・・・ということは、全国各地の博物館職員さんこの時期・・・執筆にとても焦っていらっしゃる?・・・かく言う当館も激しい追い込み真っ最中デス!(笑)。79

ということで・・・苦しいのは自分だけぢゃない!!みなさま、立派な研究成果を『紀要』に発表して下さいね~。

筆:あきつ

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展覧会ポスターのゆくえ

実は僕たち、昨秋からずっと取り組んでいたことがあります。それは、今までに当館が開催してきた「展覧会ポスター」の整理作業です。
現在当館では、平成32年にオープン予定の新たな美術館に、収蔵品や当館が今まで果たしてきた役割・機能を引き継ぐための移転準備を進めています。収蔵品(文化財)のことは学芸員さんが作業を進めて下さっていますが、一般事務職の僕に出来ることは?248と始めたのが、ポスターの整理作業でした。
展覧会ポスターは、琵琶湖文化館が今までに取り組んできた展示活動を物語る大切な博物館資料です。先ずは保管されていたポスターを年代毎に並べて、写真撮影、サイズを図ってデータ化を行い、最後には板状の段ボールで挟み、クラフト紙で包みました。これらのポスターは、それぞれに大きさや厚み、質感が異なり、収納の方法について迷うことも多かったのですが、年代順に並べてみると、色彩や構図についてその当時の流行があることもわかり、ポスターといえども、当時の世相や雰囲気が映し出されていて、その変遷などは見ていても大変興味深く、作業は思いのほか楽しいものとなりました。

一番厄介だったのが(いや厄介だったのは二番も三番もいっぱいあるのですが(笑))、写真撮影です。本気で(?)画像に残そうとするのならば、暗室を作りライトを当てて感度の高いカメラなどで撮影するのがいいのでしょう。もしくは専門業者に委託して画像を取り込んでもらうとか・・・でも今回はそこまでの時間も予算もかけられません。20170113-1ということで、作業をするのはド素人・・・三脚の立て方は?被写体との距離は?ポスターがキラキラ反射して光るんですけど?!!・・・わからないことばかりです・・・結果、自動調整機能付きのデジカメで、三脚は固定、蛍光灯を付けずに曇りの日を狙って作業をすることになりました。いつもなら心癒される風景:太陽でキラキラした琵琶湖の湖面でさえも、今回ばかりは撮影に支障をきたす厄介者扱いです。

20170113-2そんなこんなありましたが、昭和36年(1961)の開館から現在までの55年間に残されてきたポスターを、ようやく思う形に整理することができました。大切に包まれた当館の「A(エース)」たち、移転までのもうしばらくの間、今は作品が展示されていない展示ケースの特等席にて、しばしお休みいただくこととなりました。

筆:あきつ

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ホームページ12月のアクセス数

164新年あけましておめでとうございます。文化館は本日4日が仕事始めです。今年のお正月はとっても暖かかったですが、みなさまどのように過ごされましたか?

もう去年の話になってしまいますが。。。さる年12月のホームページアクセス数です。こちらは2,020件と、11月に続いて2,000件台を維持し、新規ユーザー数も順調に伸びました!これもみなさまのお蔭です。本当にありがとうございました。本年はまた、酉年ということで、ケッコー面白い、ケッコー役立つホームページを目指して!さらに邁進して行きたいと思います。

ところで、元日の早朝、鶏の鳴く声を聞かれた方はいらっしゃいますでしょうか?実は、ちょっと気になる話があるんです。『改訂近江國坂田郡志』(滋賀縣坂田郡教育会編 昭和16年)によると、坂田郡東黒田村(現米原市)にある古墳には黄金の鶏が埋められていて、元日の朝に鳴くというのです。不思議な話ですよね~?? でも、これに似た伝説は全国各地にあるようで、この鶏鳴を聞けば幸運が訪れる、大金持ちになるなどという言い伝えを伴っていることが多いそうです。酉年の今年は、特に張り切って暁を告げていたかも知れませんね。

金鶏ではありませんが、文化館の鳥たちも、酉年ということで張り切っております。昨年末のブログでもお伝えいたしましたように、伊藤若冲のキンケイ、「鳥禽図」が年賀状図案集に採用されたのに続き、2月には、宋紫石の「柳汀双禽図」が観峰館の展覧会に出品されます(詳しくは「収蔵品公開情報」をご覧下さい)。今年は色トリドリの鳥たちとともに、琵琶湖文化館もさらに大きく羽ばたいていきたいです。
みなさま、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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仕事納め

本日は、平成28年仕事納めでゴザイマス。20161228-1気合を入れたいそんな日に、大津市内でも朝に雪が積もってました・・・と~っても寒い一日のスタートでしたが、雪化粧をした比叡山の景色に癒されながら、今年もあんな事やこんな事、いろんな事があったなぁ~っとちょっと感慨深げに一年を振り返り・・・いえいえ、そう懐かしんでばかりもいられないのがこの職場です(笑)。本年最後の締めくくりの日も、いつものように、個々それぞれにやる事を抱えて精一杯作業に没頭しております(笑)。

そうそう、「懐かし」つながりで、この12月からスタートしたホームページ「湖上にお城ができるまで-写真アーカイブ-」のコーナー、皆さん楽しんでいただけていますか?そもそもこの写真、さすがに当時を知る職員が誰もいない中で(55年前ですからね)、こんな時代があったのか!と職場で盛り上がったのがきっかけです。「こんな『お宝』写真を私たちだけで楽しむのは勿体ない!現在大津に住んでいる地元の人でも知らない人が多いのでは?!逆に新鮮に見ていただけるのでは?!!」との思いで、スタートしました。
勢いで始まったものの、これがなかなか難題で(笑)。あれもいい!これもいい!と、見ていただきたい写真がいっぱいで、先ず選ぶのに一苦労(笑)。そして短い言葉で当時の様子を説明するのにも一苦労(笑)。20161228-3なかなかに手強いデス(笑笑)。でもとても楽しんでやってま~す。まだ始まったばかりですからネ(笑)。
皆さんの反応も気になるトコロ・・・。道行く地元の人たちにも懐かしんでもらおうと、文化館前の掲示板にもホラこのとおり。一番見やすいところに白黒写真を並べています。立ち止まって見て下さる人も増えた・・・かな?!楽しんでいただければ幸いです。

308さぁ、もういくつ寝るとお正月デス!来る年が皆さんにとって、琵琶湖文化館にとって、幸せな1年になりますように!掲示板に新年を迎えるポスターを1枚追加して、本年の仕事納めとしたいと思います。来年もよろしくお願い致します!イヒッ!

筆:あきつ

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もう い~くつねると~

師匠も走る?!12月・・・何かと慌ただしい日々が続いています。過ぎ行くカレンダーに追われながら、精一杯目の前のお仕事に勤しむ毎日でございます。
ところでみなさん、この時期、私生活で「やらなきゃ」「早くしなきゃ」と、気持ち焦ることはありませんか?僕は2つあります・・・それは『大掃除』!お掃除はねぇ、、、普段からキレイにしておけばねぇ、、、焦らずに済むのにねぇ、、、いや~休みの日に天気が悪くてぇ・・・全て言い訳デス。。。頑張リマス!
もう一つのお悩みは『年賀状』!毎年デザインで悩んでしまい、あぁでもないこぅでもないと、結局取り掛かるのは仕事納めが済んでから・・・ん?もしかして元旦に間に合ってイナイノデスカ??
20161222-1そんなお悩みを解決してくれる素敵な「お助けアイテム」ができたのを、みなさんご存知ですか?それがコレ。「はじめてでも大丈夫!豊富な年賀状デザインでかんたんに年賀状ができる!」某大手出版会社さん発行の年賀状ソフトです。何故これが今、職場にあるのかというと、「酉年」にちなんだスペシャル年賀状企画として、伊藤若冲が描いた様々な鳥の作品が特集され、その中に当館の館蔵品「鳥禽図」が、掲載されているから!・・・なのですよ~!!20161222-2なるほど他の美術館さん所蔵の作品も素敵ですが、当館の「キンケイ」も負けてはイマセンよ?!これがあれば年賀状作りも楽しく簡単ですね。みなさんのお手元に、素敵な年始のご挨拶が届きますよ~に!
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筆:あきつ

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琵琶湖文化館とカモの関係って?

年の瀬も押し迫って参りました。皆さま、もしかして?忘年会などでもお忙しい時期ではないでしょうか?冬の味覚といえば、牡蠣ですか?蟹ですか??でも、冬の琵琶湖といえばやはり鴨でしょう!img_6374-2

文化館のまわりでも、鴨類の数がますます増え、水鳥の楽園となりつつあります。(決して「美味しそう」などと思って見ている訳ではありません!)その鴨に関して、先日お問い合わせがありました。「昔、長浜で、鴨を獲っていた頃の写真はありませんか?」

鴨ですか?(絵画ではなく)写真ですか?え~っと、「どこか別の博物館とお間違えではないでしょうか?」という言葉を必死でこらえながら、それでも「探してみて、またお返事いたします」と、いったん受話器を置かせていただきました。

「鴨猟の写真なんて。。。あったかしら?」「見たことないね~」「”鵜飼い”ならあるけど。。。」などと皆が言う中、文化館で最も経験豊かな学芸員さんが、「むかし琵琶湖の魚と漁の展覧会をやったけど、その図録に写真があるカモ?」と一言。ウマイ!(笑)

img_6375-2琵琶湖文化館には平成8年まで水族部門があり、淡水魚や琵琶湖で行われる漁について詳しい専門の職員さんがおられました。
そしてこれが、昭和59年の特別展「びわ湖の魚と漁具・漁法」の図録です。この図録はとても好評で完売となったため、文化館の水族館部門のお引越し先となった博物館で、平成12年に行われた企画展「湖の魚・漁・食」の際に、(図録としてはとてもめずらしいことに)再版されたというものです。
で、さっそく中を開いてみると、ありましたよ「鴨猟」の解説が。残念ながら、猟の写真は掲載されていませんでしたが、その代わりに、とっても可愛いオトリガモの写真が載っていました!

img_6376-2図録の解説によると。。。琵琶湖の鴨猟は昭和39年以降禁止となり、今では行われていませんが、モチナワ漁、モチバエ漁などと言い、11月~3月頃、トリモチを塗った藤蔓(モチナワ)を湖岸や沖合に仕掛けて獲ったそうです。その時に、木で作った鴨型(オトリガモ)を浮かべておくと、上空から来る鴨がこれを仲間だと思って近くに着水したとか。。。ヘエ~!鴨って本当にカモにされやすいんですね!

さてその後、お問い合わせ下さった方には、文化館には鴨猟の写真はなかったことをお伝えし、所蔵しておられそうな他館様をご紹介させていただきました。少しはお役に立てたカモ?
皆さま、また何か疑問に思ったことやお探しものがございましたら、文化館までお問い合わせ下さいませ。場合によってはお役に立てるカモ?です。。。

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公文書の保存と活用

先月、滋賀県庁にて「未来に引き継ぐ公文書 ― 時代を越えた共有財産 ―」と題した講演会が開催され(講師は井口和起氏[京都府立総合資料館顧問・福知山公立大学長])、当館の職員も出席させていただきました。
平成23年4月に「公文書等の管理に関する法律」が施行され、地方公共団体にも管理対象となる公文書等について、ますます適正な管理に努めるよう求められるようになりました。滋賀県でも「未来に引き継ぐ新たな公文書管理を目指して(方針案)」などが策定され、適正な公文書管理の検討が進められています。
そのような中で、平成25年3月には「滋賀県行政文書」(戦前の9,068簿冊の公文書)が滋賀県指定文化財に指定されました。本資料の中には、旧藩県引継書類、郡役所文書、琵琶湖疏水関係文書、大津事件関係文書などが含まれており、滋賀県のみならず日本の近代史を語る上で貴重な資料群です。
20161216-1大津事件といえば、当館の収蔵品にも「大津事件関係資料」(滋賀県指定文化財)があります。凶器のサーベルや血染めのハンカチは殊に有名ですが、実はその大部分を占めるのは事件の顛末やその後の動向を伝える公文書の類です。そして、この公文書によって、事件の内容を詳しく知ることが出来るのです(例えば写真は事件現場の略図《行兇者近傍配置巡査取調調書のうち露国皇太子殿下ヲ傷ケタル現場略図部分》)。このような公文書は県民の共有財産であり、滋賀県の歴史を語るうえで欠かすことの出来ない歴史的文書といえます。
滋賀県庁内にも滋賀県県政史料室という施設があり、滋賀県が所蔵している歴史的文書を県民の皆さんに利用していただく場所を提供しています。また、これら歴史的文書を活用した企画展示も定期的に行われています。皆さんも是非一度、足を運んでみてはいかがでしょうか。

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インバウンドのさざ波寄せて

少し前のことになりますが、我が文化館へもいよいよインバウンド(訪日旅行客)の波がやってきたようであります。秋の観光シーズンも終盤の、お天気のとても良い日。当館へも、朝から次々と観光客の方がお訪ねになりました。いつもなら入口で、「現在は休館中で・・・」と説明するのですが、この日は違いました。対応に出た職員さんが、「大変!英語喋ってはる!!」と、すぐさま事務所へ舞い戻ってきたのです(笑)!。。。ついに来たインバウンドのさざ波。。。ということで、日本流受験英語(=会話力はなし)で慣らした我が身ですが、いざ出陣!させていただきました。

306入口には、小柄で、彫りの深いお顔にウェーブのかかった長髪のお兄さんが、心細げに立っておられます。。。それでも、“Hello! ” と声を掛けると、緊張したお顔がほころんでニッコリ!その笑顔にこちらもホッ!聞くと、どうやら彼はフランスの写真家で、美しい景色を撮影している。ついては、お城の上から写真を撮らせてほしい、とのことでした。せっかく遠いお国からいらしたのですから、できることなら展示室や、本館5階のと~っても”眺めのいい部屋“へもご案内したかったのですが。。。休館中のため、やむなくお引き取り願うことになりました。。。本当にゴメンナサイ。

ところで、外回りのどこにも“Museum”という外国語表記のない文化館(どうもスミマセン)。どうして中に入れるかな、と思われたのでしょう?そういえば、(英国の方の)BBC制作の名作ドラマ『高慢と偏見』では、主人公が旅先で貴族のお屋敷を訪問したとき、メイド頭に屋敷の中を案内してもらい、窓辺で外の広々とした庭園を眺めながら、「このお屋敷の女主人だったら。。。」などと思いをめぐらせる場面がありました。。。欧米では、旅行客などに(たとえ主人が留守でも)お屋敷(お城など)を案内し、そこにある彫刻や絵画などのお宝を見せるという習慣があるようですね。

そしてまた、メイドといえどもお屋敷のお宝について詳しく説明できたそうですよ。まるでちょっとした学芸員のよう!と思って調べてみると、実際、ヨーロッパのミュージアムは、そういった王侯貴族のお屋敷のお宝コレクションをもとに発展してきたみたいです。フランスのルーブル美術館もしかり、イタリアのウフィツィ美術館もしかり。なるほど、「お城」と「ミュージアム」はとっても近いものだったわけですね。「お城」の文化館としては、ちょっとうれしい発見です!

さて、文化館は本当のお城ではありませんが、湖国の誇るべき宝物の彫刻や絵画はたくさん収蔵しております。今回の遠い仏国からのお客さまにも、湖国の仏さまなどをぜひとも見ていただきたかったです。本当に残念。。。で、お詫びと言ってはなんですが、こんな写真をお見せしちゃいま~す!

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どうですか?本館の5階からの眺め。円山応震筆の『琵琶湖図』さながらの絶景でしょう?窓辺から眺められる広々とした湖を前に、「お殿さま」気分を味わっていただけますでしょうか? 仏国からのお客様、これに懲りずにまた滋賀に来て下さいね。お待ちしていま~す。(えっ?メイド姿で??)

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古写真に癒されてます。。。

150424琵琶湖文化館には多くのモノがありますが、彫刻、絵画などの実物資料だけでなく、関連する写真資料もたくさんあります。たとえば、図録のために撮影した写真、県内の文化財調査の際に撮影した写真、開館前から今までの折々のイベント等の記録写真、などなど。。。今、文化館ではそういったありとあらゆる写真を、資料として活用できるように整理作業を行っています。フィルムや紙焼きをアルバムに整理し、番号を付け、スキャナーで画像を取り込み(今はデジタルの時代ですからね)。。。なかなか根気の要る作業ですが、これも長い年月をかけて文化館に集まった貴重な資料。滋賀県の財産として次の世代へ引き継いでいくためにも、日々コツコツと頑張っております。

その写真のホンの一部ですが、「浮城モノ語り」第31話第32話第33話でもお披露目されました。みなさま、もうご覧いただけたでしょうか?実は、あきつ君もこれらの写真に何かピーンときたようで、このところ館内を飛び回り、残されていた古い写真を机の上に広げて、セレクションごとに並べてみたり、あーでもない、こーでもないと、独り言を言いつつも楽しんで作業をしてるみたいです。そして、古い写真と取り組むうちに、表情も物腰も穏やかに(ん?あきつ君に腰はあったか?)、羽ばたき方もなんだかしなやかになってきたようですよ。これってもしかして、写真を撮ったり、見たり、アルバム作りをすることで癒されるという、「フォトセラピー」の実践なのでしょうか???

さて、「浮城モノ語り」第31話では、文化館開館前後(昭和35~36年ごろ)の写真をご紹介させていただきましたが、特にシニア世代の方であれば、たとえ文化館をご存知ない方でも、写真を見てな~んとなく懐かしい思いを抱かれるかも知れませんね。遊具で遊ぶ子どもたちの姿からは、幼少期のことを思い出したりして。。。古い写真や道具などをきっかけに昔のことを思い起こすのも、脳に大きな刺激となるようで、「回想法」といって認知症の予防などからも注目されているそうです。この頃は各地の博物館でも、収蔵品の活用方法として、「回想法」に注目しているところがあるようですよ。

104文化館にある写真も、調査・研究、展示、そして広報だけでなく、まだまだ他に、今まで思ってもみなかった新たな利用法があるハズ。ということで!!今月よりホームページ内に「写真アーカイブ」を開設してみました。こちらのコーナーでお城の文化館ができ上がっていく過程を紹介して行きますので(更新は週1回)、どうぞお楽しみに。そしてこれから先、これらの写真をどのように利用できるのか、みなさんとご一緒に考えていけたらいいなぁと思っています。。。

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