文化館トンボのカラー写真(昭和36~40年代)探してます

滋賀の朝、カンカンに冷え込んでいます。それでも季節は「大寒」を過ぎ、今日の日中は少し暖かくなります・・・のかな?

そうそう、先週の金曜日、風もなく異様に暖かい日があり、周辺には濃い霧が発生しました。その時の写真がコチラ。見事にモヤってます。
「歩くと霧の粒子が見えた」と言った人がいました。
「知ってます?一部の釣り人に『たけし城』って言われてますよ」と教えてくれた人もいました。
「ふぅ~ん」この霧にかすむお城のイメージ・・・かな?‘80年代のバラエティ番組「風雲たけし城」ですね。

(ちなみに声を大にして言いたい。「風雲」には風や雲といった意味のほか、「竜が風と雲とを得て天に昇るように、英雄・豪傑が頭角を現す好機」という意味があるのです!(出典:デジタル大辞泉)。ふふふん♪)

ということで、スカッと晴れた本日、空を見上げると、そこには竜が天に昇るがごとく・・・「大」トンボ(笑)。やはり文化館は「トンボのお城」なのですよ。

ちなみに今、私たちが探している、とっても「見たいもの」があります。それは『文化館建設当時のカラー写真』です。文化館に保管されている写真は白黒写真。。。琵琶湖博物館さんや大津市歴史博物館さんがインターネットで公開されている写真データベース検索でも、なかなか。。。特に見たいのは「トンボ」です。記録によると、このトンボが「金色に輝いて」いたはずなんです!開館が昭和36年、カラー写真が無い・・・こともない・・・頃です。

もし、「昭和36~40年代くらいの文化館が写ったカラー写真ならあるよ」という方は、ぜひご一報ください。職員一同、どうしても見てみたい!よろしくお願い致します!!

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12月のホームページアクセス数

新年あけましておめでとうございます。厳しい寒さとなった三が日を、皆さんはいかがお過しでしたでしょうか?寝正月で、お腹もぷっくり…なんてことはないですか?
今年は丑年。ウシのようにどっしりと構えて、適度にゆっくり・のんびりと行きたいトコロ…ですが、お正月気分もソコソコに、今年も気合を入れて、明るく元気に参りましょう!

では、毎月恒例ホームページアクセス数の発表です。昨年12月は、2,023件のご訪問を頂きました。「師が走る」と言われるほど忙しくなる時期にも関わらず、今回も2,000件超えのアクセスとなりました。地域別では、大津市が1位!続いて、大阪市・横浜市という結果です。皆さま本当にありがとうございます。

文化館では、ホームページの更新にあわせて、歩道沿いの掲示板も、道行く皆さんに楽しんでいただけるよう、その時々で貼り替え作業を行っています。新年はここに、年始のご挨拶を貼るのが恒例です。使用する図案は、館蔵品だったり、文化館で撮影したとっておきの写真だったりと、毎年「コレが良い!」「いや、コチラの方が良い」と試行錯誤して作っています。
今年は「南山寿星図」(狩野栄信筆)を選ばせていただきました。一見すると鬼気迫る容貌をした老人の絵ですが、松竹梅を背景に七福神の一柱である“寿老人” が描かれた、館蔵品の中でも抜きん出た吉兆絵なのです。福徳長寿の神さまである寿老人なら、きっとコロナなど寄せ付けないで、元気な一年を過ごせるハズっ!そんな気持ちを込めました。

今年は新型コロナの影響で、例年とは違うお正月を過ごされた方も多いのではないでしょうか。もしかしたら、密を避けるため、まだ初詣も済ませていない方もいらっしゃる??それなら是非、この寿老人様にあやかってみてくださいね。ホームページでも掲示板でも、お待ちしております。

文化館を応援してくれるすべての皆さまに、寿老人様のご加護がありますように!

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年末年始「#おうちミュージアムへ初詣」

あっという間に年の瀬です。今年は振り返っても振り返っても「新型コロナの影響で云々・・・」というワードが世の中を飛び交い、新年への年越しもやはり新型コロナの影響で・・・と言わなければいけないような状況です。
ということで!北海道博物館さんの呼びかけで全国各地のミュージアムが参加して始まった、おうちでインターネットで楽しめる「おうちミュージアム」を皆さんご存じですか?(モチロン当館も参加中!)。年末年始の特別企画、名付けて「#おうちミュージアムへ初詣」です。

いろいろと外出しづらくなっている昨今、おうちでゆったり遊んだり、楽しく学んだり、各館工夫のとっておき企画が目白押しです。

そうですね~「初詣に出雲大社に行ってみたい!」と思ったあなたは、島根県立古代出雲歴史博物館さんのサイトをのぞいてみては?島根のお祭りや神楽など、さまざまな動画が公開されていますよ~。北海道博物館さんでは・・・なななんと!北海道名物「いももちを作ろう!」ですと?!おうちで作って旅気分~このお正月、おせち料理にこっそり追加してみては?滋賀県の近くでは・・・京都国立博物館さんなどはいかがでしょうか?おやっ?!京博さんのオリジナルキャラクター「トラりん」のぬり絵が・・・。当館のキャラクター「あきつ君」ぬり絵のライバル?!。でも悔しいかなトラりんかわいいのです。。。あきつ君も負けずに、トラならぬ招き猫に変身して福を招くのデス(笑)。

「おうちミュージアム」では、この年末年始「#おうちミュージアムへ初詣 」ということで、皆さんの参加を呼び掛けています。当館では「文化館チャレンジ」として、滋賀県の神社仏閣にまつわる「?」をクイズにして出題中(特に第17・18・19回)。地元ネタがふんだんに盛り込まれていますが、滋賀の「お国自慢」につながる文化財に関する問題もアレコレ出題していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
ということで、みなさま良いお年を~!!

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電気の有り難さ、しみじみ

先週は寒かったですね~、土曜日は寒かったですね~、寒気が日本列島を襲っていた最中です。当館では全館停電をさせて、高圧受電設備の点検を行いました。停電ですテイデン。そう、電気を止めるのです。
点検は専門の技術者さん達にお任せしますが、その間、パソコンはおろか、モチロン暖房も使えません。。。凍えそうなになりながら、何をしていたかというと・・・。
通常ではチェックできないところをチェック!そうです、万が一停電が生じた場合のことを!暗闇で安全に避難経路を確保できるか、非常照明が正常に作動しているか(停電状態でないと点灯しているところは確認できない)、館内を見て回りました。非常照明、思いのほか明るく照らしてくれていました。これなら大丈夫!

そして余った時間は、太陽光が届く範囲で事務所の大掃除(笑)。椅子を上げて床を掃いて、水拭きをして・・・。さながら年末大掃除の様相です。それからワックス掛けをしよ・・・「作業終了しましたー!」エッ?あらッ!もう?!

電気設備の点検は滞りなく終了し、機器の状態も良好との報告を受けました。ほっ。うっすら暮れ行く夕刻に業者さんを見送り、本日の勤めを無事終え・・・たかったのに未だ終われません!ワックス掛けがまだ途中!!そんなこんなで、電気を付けてカーテン越しに独り、廊下をモップ掛けをする孤独なシルエットは、道行く人々の目にどう映ったものやら・・・(笑)。

ま、その甲斐あって床はテカテカ、皆さんにお見せできないのが残念デス!その代わりに美しい夜景を見ていただきましょうか、名付けて「びわ湖ルミナリエ(仮称)」!
近頃は本当に日暮れが早く、空気も澄んでいますので、湖岸からとても綺麗な夜景を見ることができます。うぅっ、この光の一つ一つにちゃんと電気が通って灯りがともって・・・電気の有り難さが心に沁みます。。。
波や風がない日には、湖岸に建つ建物の明かりが水面に映り込んで光が倍!本当に綺麗なんですよ。もうすぐクリスマス、この夜景は3密を避けてご覧いただくことができますので、今年の冬は是非、琵琶湖岸でハートをあたためて下さい♡

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みなさん気付いておられますか?蜃気楼

今季一番の寒波が襲来中の琵琶湖の景色です。いつも以上にクリアな青が美しい!今朝は大津市内でも雪が積もっていたので、大気も一層クリアな気がします。そそそその代わり、湖上を吹き渡る風の直撃を受け、我がお城は凍てつくような寒さです。。。

水面の向こう側、左奥に白い雲のように見えているのは、比良山系の山々です。さすがスキー場もあるお山ですからね、今頃はゲレンデの準備に大忙しなのではないでしょうか?

色々と見どころの多い冬の琵琶湖ですが、今日の本命はコ・チ・ラ♡↓
寒さに揺らぐ?!蜃気楼の琵琶湖大橋です!!

↓橋の下、琵琶湖に伸びる橋がもう一本?!

お散歩中のみなさん、気付いておられますか~?

じっと観察すると、橋を渡るトラックが、ある地点から急に消えて見えなくなったり、逆に、橋の坂を上らずに、琵琶湖の中へ車が向かう(ように見える)こともあります。不思議ですね~~~。
この写真は、カメラで拡大ズームをして撮影していますが、肉眼でもよく見えます。望遠鏡もあると更にテンション上がります↗↗↗!

北風ピープー吹く中、昼休みに蜃気楼を見るため湖岸を散歩するのが、最近のお気に入りデス。寒さでうつむき加減に下ばかりを見て歩くことも多いですが、是非顔を上げて遠くの景色をご覧ください。この時季は特に、パッと見れば“蜃気楼”です。自然界の不思議をお楽しみください。

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「花湖さんの打出のコヅチ」第6回 開催しました

日差しが暖かく、冬のお出かけ日和となった12月10日(木)、滋賀の文化財講座「花湖さんの打出のコヅチ」第6回を開催しました。今年度最後の回は何と!定員ピッタリの100名の方にご参加いただきました。まさに満員御礼!受付時のソーシャルディスタンスも守って頂いて有り難うございました!

今回のコヅチは、「神と仏の融合「本地垂迹」と仏像・神像」をテーマに、神仏が融合した不思議な世界について、当館の和澄浩介主任学芸員がお話しさせていただきました。
皆さま、“神仏習合”というと、「神と仏が一緒になっている」というイメージではありませんか?冒頭の平安時代初期の古文書を引用した説明では、神が仏に帰依してパワーアップするという、お話が出てきました。実はこの頃は、まだ神様が仏様にはなっていないのです。会場からは、思わず出てしまったのでしょうか…?「へぇ~」という声が。。。

10世紀後半になると、「真理の世界の仏が姿を変えて、現世に現れた姿が神」という、神と仏が一体となった、本地垂迹の考え方が出てくるそうです。法華経の教えから来たものだそうで、法華経を根本経典とする天台宗が本地垂迹を推進したと考えられるのだとか。天台宗の延暦寺と、仏教聖地の比叡山を守護する日吉大社がある滋賀県は、本地垂迹を進めやすかったのだそうです。後半には、具体的に県内の仏像・神像が数多く紹介され、近江では神仏習合が盛んだったことが改めてわかりました。

また、今回は、滋賀県立近代美術館さんが主催する「滋賀近美よもやま講座 月刊学芸員」とのコラボレーション企画ということもあり、打出のコヅチのサテライト会場を設けての開催となりました。インターネットを使って、本会場の講座を、近代美術館と同じびわこ文化公園内にある滋賀県埋蔵文化財センターの会場でも、同じように視聴できる画期的な取り組みです。会場に来られた8人の方にも、広い研修室で、ゆったりと受講していただくことができました。

今回をもって、今年度の文化財講座は終了となります。新型コロナ感染拡大防止のため、机は講座が始まる前と後にアルコール消毒、受付用の飛沫ガードを手作りするなど、スタッフも試行錯誤、手探りでの開催となりました。苦労も多かった分「開催してくれてありがとう」と皆さまからいただいた言葉が心に響きました。

無事に全6回を終えられたのは、ひとえに皆さまのご協力のおかげと感謝しております。参加いただいた皆さま、本当に有り難うございました。

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頑張れ学生さん!

文化館のとある場所に設置されたコチラの装置。コレは一体何だと思われますか?コレ実は自動観測できる水質測定器なのです。

文化館から2キロ程離れた場所に、京都大学大学院工学研究科附属流域圏総合環境質研究センターがあり、勉強熱心な学生さんから「文化館に水質測定器を設置させてほしい」とのお願いがありました。

詳しく話を伺うと、発展途上国では、河川の水質モニタリングの需要が増加しているけれど、既製品による自動観測は、とてもコストがかかり設置が難しいとのこと。そこで低コストの水質測定器を開発し、実際に試験運用をしたい、といういうお話でした。本来であれば、現地である海外の河川に設置したいところ、新型コロナのため、行くことができなくなってしまったのだそうです。ならば、せめて琵琶湖で試験運転をということで、我がお城・琵琶湖文化館に白羽の矢が立ったというワケです。ううぅ。。。なんてこと…喜んで協力しようではありませんか!!

水質測定器は、学生さんたちが一から作った力作です。水位や、濁度、流速を測ることができます。
研究センターから文化館に自転車で通い、機器の設置やその後の経過観察など、日々頑張って研究を続けておられます。
教授にお話を伺ったとき「プログラミングが得意な学生もいれば、実験の得意な学生もいて、学生の個性で装置を開発しています」と仰っていたのが、とても印象に残っています。彼らの研究が、多くの人の暮らしを支えるきっかけになると思うと、文化館として協力できたことが、とても嬉しくなりました。まだまだ、冷え込んでくるこの時期、大変かとは思いますが、学生さん達の研究をあたたかく見守りたいと思います。

暮らしに欠かすことができない水。コロナ禍で、手洗い・うがいが必須となっている今、キレイな水を当たり前のように、使用していることに感謝しなければと改めて思いました。

学生さん達の取り組みが、実を結び、世界中の人々がキレイな水を使うことができますように!研究室の皆さん頑張って!

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文化財講座 コヅチサテライト!

滋賀の文化財講座「花子さんの打出のコヅチ」からのお知らせです。本年度は、新型コロナウィルスの影響で、募集定員を例年より縮小して開催してまいりました。早々に満員御礼となってしまい、泣く泣く受講をあきらめた方もいらっしゃったかと思います。申し訳ない。。。そのコヅチも残すところあと1回、12/10(木)が最後となります・・・・・が。

ちょっと待ったぁ~!諦めないで下さい!!「打出のコヅチ」始まって以来の特別企画、サテライト会場で、初の“リモート講座”が実現します!

これは、滋賀県立近代美術館が実施されている「滋賀近美よもやま講座 月刊学芸員」とのコラボ企画により実現!サテライト会場となるのは、滋賀県埋蔵文化財センターさん(大津市瀬田:びわこ文化公園内)の研修室、定員20名さま“限定”のリモート講座です。

講師は、いつもの会場:コラボしが21大会議室でお話しさせていただきますが、同日同時刻、同じ内容を、別会場でスクリーンにてご覧いただく趣向です。

(←このために秘かに行われていた実証実験。。。首尾は上々、クリアな映像で講座をお楽しみいただけるよう、準備万端、整いましてございマス☆)

参加ご希望の方は、必ず事前に[しがネット受付サービス]にてお申込み下さい。問い合わせは県立近代美術館(電話077-543-2111)まで。定員も少なめですからね、お申込みはお急ぎを!(事前申込:12月9日(水)までの先着順です。)

実施日:12/10(木)13:30~15:00
講座内容:神と仏の融合「本地垂迹」と仏像・神像
講師:和澄浩介・琵琶湖文化館(近代美術館兼務)主任学芸員

←こんなお顔の講師が、大画面で、みなさんの参加をお待ちいたしております!!

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11月のホームページアクセス数

12月がやってまいりました。文化館前の通りの街路樹も葉っぱを落とし、見るからに寒そうな景色となりました。琵琶湖を見れば、カモたちも悠々と泳いでいて、湖畔はすっかり冬の装いです。今年は、世界的に新型コロナが流行し、当たり前に出来ていたことが当たり前にできなくなり、色々な事を考えさせられる年となりました。ですが、それも残り一か月。例年のように渡ってきてくれたカモたちを見習って、寒さにも新型コロナにも負けずに、この冬を乗り切っていきましょう。

さて、今日は恒例のホームページアクセス数の発表と参りましょう。11月のアクセス数は2,537件と今回も多くの方にアクセスしていただきました。たくさんの方にご覧いただいた、地域連携企画展「栗太郡の神・仏 祈りのかがやき」(11/15に閉幕)。会場であった栗東歴史民俗博物館さんのリンクページから当館のホームページに辿り着いた方も多かったようです。また展覧会の相乗効果か、文化館が過去に開催した「これまでの展覧会」についても、アクセス数が増えました。注目していただけたようで大変嬉しいです。

12月10日(木)には、「滋賀の文化財講座 花湖さんの打出のコヅチ」が開催されます。7月から始まった本年度の講座・全6回も、いよいよ最終回を迎えます。
今回のテーマは「神と仏の融合「本地垂迹」と仏像・神像」です。カミとホトケ・神仏の融合「本地垂迹」の不思議な世界について追及していきますよ。当館の和澄浩介主任学芸員が満を持して登壇いたします。参加申し込みをされた方、楽しみにしていてくださいね。

それでは、2020年最後の一カ月も文化館と文化館ホームページをよろしくお願いします。

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ニュートンに学べるか?滋賀県人

みなさんは、こんな“滋賀県”をご存じでしたか?
10月某日、滋賀県が公式YouTubeチャンネルで公開した動画「ニュートンに学ぶ、これからの滋賀ノーマル」
これがまた「意味が分からなくて面白い」と評判です?!

<滋賀県HP引用>
17世紀、アイザック・ニュートンが、学位を取得したころ、ロンドンではペストが大流行しました。この影響で、大学も閉鎖されることに。ニュートンは、故郷へと戻り、自由に思考する時間を得て、微分積分、光学・万有引力の法則を発見できたといわれています。後に、ニュートンは、この期間を「創造的休暇」と呼びました。

なるほど。偶然から生まれた世紀の大発見。これを現在のコロナ禍になぞらえて、「これからの滋賀を新しい発想でつくって行こう!」という前向きな動画ですね?!

う~ん、でも何かがオカシイ・・・。動画では、独特のリズムと(力の抜ける)歌声で、
滋賀県公式Youtubeチャンネル(長尺バージョン)
「あなたは落下するフナ寿司をみて、何を発見しますか?」
「ゲル化した琵琶湖をみて、なにを覚えますか?」
「行進する赤こんにゃくをみて、何を知りますか?」

コレ、言葉で読んでも動画で見ても、意味がよく分カラナイ・・・。
「お見舞いする近江米をみて、なにを生みますか?」
「新説を見つけたおじさんをみて、なにを察しますか?」

エッ?!何?今の?!どこかで見かけたシルエットに「明智光秀は滋賀出身!?」のポップが!!

その後、石田三成が踊ってエンディング・・・。

「今の想定外な暮らしの中にも、未来のヒントが転がっているのかもしれません。滋賀を見つめる、未来が生まれる。」

・・・よかった♡最後はとても“まとも”だった(笑)。コロナ禍で閉塞的な考え方にとらわれることもしばしば・・・。これぐらい柔軟な発想とユーモアで、この苦境を乗り切りたいですね!

とりあえず、よく分からないコトで怒らない寛大な心と、ダジャレを許せる遊び心と、世の中の“不思議”に目を向ける探求心(?!)で、当たり前ではない何かを想像できる「滋賀県人」になりたいと、この動画を見て思いまし・・・た(?)。皆さんもぜひ気軽にご視聴下さい(でも何だかモヤ~っとします・・・(笑))。

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Re:おうちであきつ君 [びっくらぽんのあきつ君]

久々、ご投稿いただきました・あきつ君!いやぁ~栗東での展覧会も終わってちょっと寂しいなぁ・・・と思う間もなく!文化館にとっての元気の源「あきつ君」が投稿されました!

その作品がコチラ!「描いてみよう」に載っていたあきつ君のいろんなパターンを、丁寧に描いてくれていますね。ほんわかします~。 その中で、厳選して選んだのがコチラ!名付けて『びっくらぽんのあきつ君』デス。

なぜ選んだかというと?それは絵の近くに「あきつくんありがとう」と書いてあったから♡うぅっ、何気ない純粋な言葉に大人は涙もろくなるものです。ちょっと嬉しかったので、並んで驚いてみました(笑)。

元祖あきつ君もなかなかの出来栄え・・・だと思うのですが、子どもさんが描いてくれた作品の方が、より「びっくり」している感じが出ている!!うぅっ、元祖敗北・・・純粋な絵の“勢い”に、大人は勝てません。ヨシ!これからもいろんな「あきつ君」で楽しんでもらえるように、元祖・頑張りますね(笑)!!ご投稿、有り難うございました!

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「栗太郡の神・仏 祈りのかがやき」御礼

この土日は絶好のお出かけ日和、「関西文化の日」でもあったので、皆さんも気軽に博物館や美術館に足を運び、文化・芸術を楽しんでおられたのではないでしょうか。
湖国の紅葉も見ごろを迎えた15日、約2ケ月にわたって開催された地域連携企画展「栗太郡の神・仏 祈りのかがやき」が終了いたしました。あっという間でしたね~長かった?早かった?会期中には2,629人の入場があったと、会場館の栗東歴史民俗博物館さんから報告がありました。本当に多くの方々にご覧いただけましたこと、心から感謝いたします。

内容については、「素晴らしい」「見応えがある」「これで無料とは」などの声が寄せられ、配布しておりました解説パンフレットについても大変好評で、みなさんに喜んでいただけたのが、何より嬉しいです。

また、栗東歴史民俗博物館のみなさんにも数々のご配慮をいただき、感謝いたしております。「開館30周年記念」のチカラの入り方が凄かった(笑)。 本展に合せて常設展の方も仏像や神像を数多く展示していただいたことで、お客様の満足度も更にUP↗↗↗していたのではないでしょうか。この展覧会をきっかけに、栗東近くの神社やお寺さんへ足を延ばされた方もいらっしゃったようです。いろいろと楽しい展覧会となりました。有り難うございました。

今日は、文化館で戻ってきた文化財の梱包を解いています。今回出陳されていた神さまや仏さまは、時代の古い文化財ですので、移動に際してのリスクは伴います。こうして学芸員の目でしっかりと状態を確認し、異常がないことを確かめて、大切に収蔵庫にお戻りいただきます。

地域連携企画展は私たち(文化館)だけでは実現できません。多くの方のご支援・ご協力があってのこの達成感・・・。みなさまに「感謝♡」です。

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閑話:「一網打尽」君、その後

10月5日付ブログで、湖岸に押し寄せる水草(藻)と文化館の戦い(?!)について、熱く語らせていただきました。そこで登場したのが、水草を岸まで寄せる秘密兵器(手作り)の[一網打尽]君と[根こそぎ]君。ブログを読んだ方から「その後どうなった?」と、状況を心配するお声をいただき、ここに報告する次第です(笑)。

え~っと、とりあえず文化館の周囲は、滋賀県の秘密兵器「藻刈り船」が近くで操業して下さり、幾度となくキレイにして下さいました(水草をすっかり回収して下さっても3日後にはまた押し寄せる・・・の繰り返しでしたが。。。)。

そして文化館の内側に入り込んでしまった水草は・・・文化館の秘密兵器「一網打尽」君の登場です。これ位の季節になると、根っこから生えている水草というより、切れて流れ着いた水草が多いので、表層の水草を浮きの付いた「一網打尽」君でガッツリ引き寄せる作戦です。建物側から「一網打尽」君を投入、岸側からロープで引っ張ると・・・あ~ら不思議、水草が岸によって来る~♡(心の中でガッツポーズ!)
「重いな」『重いですね』「来たな」『来ましたね』
ふっふっふっ、成果としては上々デス!

道行くおじさまからは「大漁、大漁!」と元気な掛け声が飛び、散歩中のご婦人からは「大変ですけど頑張って」と励ましのお言葉をいただき、時には作業を見守る人だかりが出来るなど・・・。道行く人々の注目の的となるのは少し気恥しいところもございましたが、やはり皆さん、気になっておられるのですよ、この状況を。何とかしたいのですこの状況を!
ということで2度3度の改良を繰り返し、更に精度を上げて活躍した「一網打尽」君は、今季の作業を無事務めあげました。(いや、そもそも網に浮きと錘(おもり)を付けただけのモノでいいのでは?と気付いたのは作業も終盤に入ってから・・・でした。)

今年は台風が来なかった分、随分とラク・・・だったはずなのですが、思い返すとやはり辛い作業でした。でも「一網打尽」君のおかげで楽しくもありましたヨ。来年は更なる改良を重ね、琵琶湖のお役に立ちたいものです。

そうそう、こんな発見もありました。琵琶湖を漂うパイナップル?!もしくは果物の王様ドリアンか??
ノンノン、答えは「苔(コケ)」!その名も「オオマリコケムシ」という外来種なのだそうです(詳しく知りたい方はコチラ)。聞くところによると、今年は琵琶湖でも多く見られたとのこと。これはまた新たな環境問題に発展しそうな予感デス。。。

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[栗太郡の神・仏 祈りのかがやき] クイズ②ネタばらし

ハイみなさんこんにちは!昨日に引き続き、今日も元気に「ネタばらし」です(会期終了がまもなくですからね。答えも急がなきゃ!!)。
ハイみなさん思い出して~~第2弾に出題したお題はこちら![問題のPDF]

[1] 草津市・観音寺が所蔵する阿弥陀如来像の足の裏には、仏さまのしるしである「仏足文(ぶっそくもん)」が描かれています。そこで問題です。このような仏さまの身体的な特徴を、まとめて何というでしょうか?正解はズバリどっち→→→三十二相 or 二十一面相
というものでした。実は問題の裏に[仏さまの特徴「三十二相(さんじゅうにそう)」とは?]という豆知識解説を載せています。例えば、指の間に水かきがある、体が黄金色、毛は紺青色、眉間に右巻きの白毛があり光明を放つ、etc…。え~要するに、仏さまが「超絶すごい存在」であるということ。
みなさんは会場で阿弥陀如来さまの足に注目してご覧になられましたか?足の裏の仏足文についてはパネルで紹介していますが、あの思いのほか小さな御御足に、細やかな文様が施されているなんて・・・仏師の祈りが込められているかのよう、ですね。

[2] 大津市・荒戸神社が所蔵する仏涅槃図には、お釈迦さまが沙羅双樹の木の下で頭を北にして横たわり、入滅(死亡)される姿が描かれています。このお釈迦さまの目をよ~く見てみると・・・どっち?→→→開いている or 閉じている
こちらは第2期に登場した仏涅槃図です。一般的には涅槃図に描かれるお釈迦さまは目を閉じておられることが多いのですが、こちらはうっすら目を開いておられ、今まさに入滅される直前の様子が描かれていると考えられます。
会期中には、ご寄託されている荒戸神社さまの氏子さんなど関係方々のご来館もあり、久々のご対面を喜んでおられたとのこと。地域の宝として誇りに思っていただければ、私たちも嬉しいです。

[3] 今年、開館30周年を迎えた栗東民俗歴史博物館。展示会場には、出陳文化財の他に、開館当時を知る生き証人とも言える、ある「貴重なモノ」が展示されています。ズバリそれはどっち?→→→狛犬の頭部内を写した写真パネル or 休憩用の長イス
正解は「狛犬の頭部内を写した写真パネル」。平成元年(1989)に修理を行った際に狛犬の頭部内に修理の銘が墨書で書かれていることがわかり、それをパネルにしたものです。開館当初に作成された要覧にもこのパネルが展示されている写真が載っていました(右)。
30年の時を経てなお現役で頑張るこのパネルと、代々大切に扱われてきた学芸員さんたちの、モノを大切にする“心”に心底感動いたしました。

今年は県内でほかにも滋賀県立陶芸の森陶芸館、大津市歴史博物館、守山市ほたるの森資料館が、開館30周年を迎えられました。当館は来年3月に開館60周年となります。
さて、どんなお祝いをいたしましょうか・・・ね??!

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[栗太郡の神・仏 祈りのかがやき] クイズ①ネタばらし

約2カ月あった会期も、はや残すところあと1週間。栗東歴史民俗博物館で開催中の「栗太郡の神・仏 祈りのかがやき」は、15日(日)までとなっております!みなさまお急ぎを!!
っとその前に、本日(月曜)は休館日なので、展覧会の予習・復習がてら、そろそろクイズの“ネタばらし”をしておきましょうか・ね?!

先ずは第1弾として出題したのがこちらのお題。[問題のPDF]
[1] 本展覧会のポスターやチラシに掲載されている女神さまと仏さま。実際の大きさで、小さいのは、ズバリどっち?
という問題でした。答えはズバリ→「女神さま」です。チラシでは対等の大きさに編集されていますが、薬師如来坐像(阿弥陀寺蔵)が半丈六(約4尺 (実138.8cm))であるのに対し、女神坐像(金勝寺蔵)はこぢんまりかわいく29.4cm。実際にはこれ(右図)くらい違います。う~ん編集マジック(笑)。展示室では遠目に向かい合って座しておられるところが、学芸員のこだわりだったりします(笑笑)。小さくとも力強い存在感の女神さまに要注目です!

[2] こちら(左)の彫刻(金勝寺蔵)は、お坊さまの姿をしておられます。そこで問題。このお像は・・・
お坊さまでしょうか?仏さまでしょうか?神さまでしょうか?
ズバリどなたサマ?
というのが問題。答えはズバリ→「神さま(僧の姿をした神さま)」が正解です。(出題した学芸員は“ちょっぴりひっかけ問題”とニタニタしている(笑)。)実はこのお像、県指定文化財で名称が「僧形神坐像」です。名前を知っていたら一発正解でしたネ。

[3] 近江八幡市の浄厳院が所蔵する「厨子入銀造阿弥陀如来立像」(右)は、金の蒔絵が施された厨子も見どころです。主な蒔絵の意匠は蓮の花びらで、扉と本体の内側にもあらわされていますが、厨子の中で一か所だけ違うモチーフがあります。ズバリどこに何が?!
①扉外面に秋草 ②本体背面に龍 ③屋根に宝珠
というものでした。答えは・・・「屋根に宝珠」が正解。蓮台の上にまぁるい宝珠が3つ描かれています。意匠の美しさをぜひ会場でご確認下さい!

あれ?!どうしたことでしょう。クイズ第1弾の答えだけで敢え無く本日の字数制限となりました。第2弾の答え合わせはまた次回!

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「花湖さんの打出のコヅチ」第5回 現地探訪 開催しました

11月5日スッキリとした秋晴れ!行ってまいりました「打出のコヅチ」現地探訪!今回は講座でもお馴染み:井上優氏(県文化財保護課・琵琶湖文化館)の案内で、地域連携企画展を開催している栗東歴史民俗博物館を目指して、栗東市内の旧東海道を探訪してきました。
集合場所の手原駅に集まった38名の“打出のコヅチ隊”の皆さん。資料をお渡しするとき、皆さんの「これから始まるワクワク感」が直に伝わってきましたよ!早速、手原駅の駅舎と名前の由来について、講師が事前に準備してくださった説明書のスケッチブックを見ながらお話を聞き、いざ探訪のはじまりです!

手原駅を出発したコヅチ隊は、東海道を石部宿方面に向かいます。江戸時代の栗東は、東海道と中山道の二大街道が通る交通の要で、日本中から旅人と物資が行き交う繁華な地でした。当時を思わせる街並みを、随所に講師の解説を聞きながら歩いていきます。
街道を思わせるのは、建物だけではありません。左の写真は「肩替えの松」と言って、駕籠かきをしていた雲助が、肩を交代させた休憩場です。そろそろ私たちもココで休憩…とは参りません!まだまだ探訪は始まったばかり。次に向かって更に歩きます。

栗東地域には、宿場はありませんでしたが、宿場と宿場の中間地点にある休憩所「立場(たてば)」があり、名物茶屋や薬屋などが軒を連ねたのだとか。その中のひとつ「旧和中散本舗(大角家)」は「梅ノ木立場」の薬屋でした。春、秋の特別公開以外は非公開とされているところ、我らがコヅチ隊、特別に見学させていただくことができました。江戸時代の木製の製薬機や、本陣に利用された立派な座敷と庭。見るところが盛沢山!参加した皆さんも隅々まで、興味深そうに見ておられましたよ。
その後一行は、近くの福正寺地蔵堂(法界寺)へ移動し、重要文化財に指定されている木造地蔵菩薩立像を拝観しました。頭部がやや尖った特徴的なお顔立ち。講師の丁寧な説明にじっくりと耳を傾けました。

そして最終目的地である「栗東歴史民俗博物館」へ。到着した時の皆さんの笑顔、疲れを感じながらもとても良い表情をされていましたよ(笑)。
疲れていても知識欲が溢れるコヅチ隊。現在開催中の「栗太郡の神・仏 祈りのかがやき 」の説明や、通史展示に特別出品されている「田中家資料」についての解説を熱心に聞いておられました。

栗東歴史民俗博物館は今年開館30周年。その記念すべき開館に元学芸員として立ち会った講師:井上氏が案内した今回の現地探訪。『栗東愛』あふれる盛りだくさんの内容となりました(終了予定時間を1時間オーバーとなったのもご愛嬌?!)。参加者からは「栗東の豊かな文化財を深く学ぶことができた、現地講座ならでは」と喜びのお声も頂戴し、改めて栗東のこと、滋賀のことを知る、良い探訪となりました。

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10月のホームページアクセス数

気付けば、もう11月。朝晩は、グッと冷え込んでまいりました。去る10月23日には近畿地方で、早くも「木枯らし一号」が吹いたそうで(今年は観測記録に並ぶ、早さだったとか)、文化館の前の通りの落ち葉もいっそう増えて、秋が深まり晩秋が近づいているのが実感できます。

今日は早速、恒例のホームページアクセス数から参りたいと思います。10月のホームページアクセス数は、2,743件となりました。アクセス数の増加もさることながら、サイトを訪問してくださっているユーザー数も前年同月の約1.5倍!これは、ご新規の方が増えているということ。お目に留まり光栄です(笑)。
これも、ホームページを見て琵琶湖文化館を応援していただいている皆さまのおかげ!本当にありがとうございます。

現在好評開催中の地域連携企画展「栗太郡の神・仏 祈りのかがやき」では、新たな“仏像ファン”の方が当館のホームページをロックオンして下さっているようです。また、先週木曜日(10/29)の夕方にアップしたばかりの『皇嗣殿下もご覧になった日本画「近江」』再発見についての記事が、新聞で紹介されたこともあり、ご注目いただいているのでしょうか。11月8日に“立皇嗣の礼”が執り行われるのを前に、文化館と皇嗣殿下とのご縁を感じられるこの作品。琵琶湖の風景や、湖国の伝説などがイラストタッチで描かれていて、滋賀の事を知っていても、知らなくても、引き込まれる作品となっています。
こちらの作品は、来年2月に県立安土城考古博物館で開催される、地域連携企画展第2弾で公開される予定ですので、お楽しみに。

さて、今週の木曜日(11/5)には、いよいよ文化館の人気イベント「花湖さんの打出のコヅチ・現地探訪」があります(募集は締め切りました)。今回は、地域連携企画展第1弾「栗太郡の神・仏 祈りのかがやき」の関連事業として、栗東歴史民俗博物館周辺を約4.5㎞歩きます。参加される皆さまは、歩きやすい服装・靴でお越しくださいね(詳細についてはコチラ)。当日は、13:00受付開始、13:15出発。JR手原駅南口で目印の「花湖さんの打出のコヅチ隊」の幟旗を持ってお待ちしています。

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「花湖さんの打出のコヅチ」第4回 開催しました

秋晴れがさわやかに感じられた10月21日(水)、滋賀の文化財講座「花湖さんの打出のコヅチ」の第4回が開催され、会場のコラボしが21には、85名もの方々がお越しくださいました。

今回は「成菩提院の「釈迦諸尊集会図」と中国・南宋時代の仏画-滋賀県新指定文化財の紹介-」と題しまして、昨年(2019年)に新しく県の指定文化財となった、米原市・成菩提院様ご所蔵の釈迦諸尊集会図(文化館寄託)について、打出のコヅチの講師陣でお馴染みの古川史隆氏(県文化財保護課・琵琶湖文化館)が登壇いたしました。

県指定文化財とは、県にとって重要な文化財(国指定を除く)を指定したものです。この根拠となるのが滋賀県文化財保護条例です。同条例は昭和31年に公布されましたが、実は近畿2府4県では2番目の早さで、京都・奈良よりも早いのだとか。ちょっと意外デス!

釈迦諸尊集会図」は中国・南宋時代(13世紀末)に港町の寧波(ニンポー)で描かれた、掛け軸仕立ての仏画で、釈迦如来と文殊菩薩・普賢菩薩を中心とした多くの仏が、一幅に描かれています。お一人お一人が丁寧に描きこまれていて、スクリーンに映る拡大写真に皆さま見入っておられました。日本で描かれた平面性の強い仏画とは違い、立体感のある描きこみが、南宋時代の寧波仏画の特徴となっているそうです。文化館のホームページでは作品の詳細部分の画像を見ることができますので、ぜひコチラもチェックしてくださいね。

講座では、この釈迦諸尊集会図だけでなく、その他の南宋時代の絵画も多数紹介されました。そのなかで、県内の寧波仏画も紹介されました。寧波で描かれたものが、海を渡ってこの滋賀に来たことに運命めいたものを感じます。ですが、何故日本に来て、どう使用されたかはまだ詳しいことは分かっていないそうです。700年以上経っていても未だ謎がある寧波仏画。。。絵画の様式だけでなくその経緯もすごく気になります!

会場では、今年も県立図書館さんが講座関連図書を出張展示しに来てくださいました。参加した皆さまも、興味深そうに本を手に取っておられました。南宋時代の寧波仏画に興味を持って「調べてみたい!」と思った方は、ぜひ図書館にも足をお運びください。

さて、次回(11/5)は、いよいよ会場を飛び出して現地探訪です。県保護課の井上優氏を講師に栗東市を歩きます。地域連携企画展「栗太郡の神・仏 祈りのかがやき」の会場となっている栗東歴史民俗博物館の開館当初のエピソードなどに触れながら展示の見どころを解説します。お楽しみに!

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「栗太郡の神・仏 祈りのかがやき」展 ギャラリートーク②

日曜日は絶好のお出かけ日和でしたね。そうです、現在開催中の「栗太郡の神・仏 祈りのかがやき」展、第2回目となるギャラリートークが、栗東歴史民俗博物館で行われ、前回を上回る50名の方々が参加されました。ということで!今回も懲りずに潜入取材デス!

展覧会は第2期となっており、展示替えもされてましたので、新しく登場した仏涅槃図(仏さまの北枕?!)や、密教法具の独鈷杵や五鈷杵(鎌倉時代に造られた特徴?!)などについて、詳しく解説されました。
そして、今回の展覧会でキーワードの一つとも言える「神と仏の聖地・栗太郡」について。会場には様々な神さま仏さまがいらっしゃいます。「お寺に神さま?」「神社に仏さま?」ついつい私たちの常識では「?」と思ってしまいがち。これについては、明治時代に「神仏分離」が起こるまでは、お寺に神像があっても、神社に仏像やお経があっても、何ら不思議ではないとてもWinウィンな関係であったと。神さまも仏さまも世の中を救う(護る)ために、あらゆる偉大な力を総動員する、『超強力パワースポット』が当たり前だった!、そう考えると、神さま仏さまの「?」も、すんなり受け入れられるとのことでした。何より、そこにいらっしゃるだけで有り難い・・・。そんな展覧会です。

そしてギャラリートークの後半、事件は起こりました・・・。文化館関係者がザワついた一番の「!」ポイント:栗東の学芸員さんの口から「小槻大社の男神坐像(伝落別命)の襟元にうっすら“トンボ”が彫り込まれている」との説明が・・・なななんですと!これには一緒に解説をしていた文化館学芸員も「耳ダンボ」になったと言っておりました(笑)。そんなご縁が!肉眼では少~し彫り跡がある・・・かな?と見える程度なのですが、今後の更なる調査に期待!ですね!!

実は今回のギャラリートークでは、文化館の「クイズチャレンジ」栗東展スペシャルを会場で配らせていただきました。問題もさることながら、裏に載せている「栗太郡とは?」「仏さまの特徴:三十二相とは?」という豆知識も、ぜひこの機会に知っておいていただきたかったので・・・。解説の途中、阿弥陀如来さまの「仏足紋」のところで、みなさんがクイズを裏返して見ておられた時には、一番後ろで目をウルウルさせておりました(笑)。役に立ってる~♪持って行ってよかった~!

あっという間の1時間。今回もいっぱいお勉強させていただきました!参加されたみなさんも、同じ気持ちだと嬉しいです!感動の余韻に浸りつつ・・・せっかく結んでいただいたご縁なので、小槻大社にもご参拝♡「トンボのお城の文化館です。展覧会ではお世話になっております。これからもどうかいいご縁をお結び下さい・・・」とお願いしてきました。
これがあるからタマラナイ!知らなかった世界が“今”につながるこのご縁。奥深き「近江の文化財」です!

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「栗太郡の神・仏 祈りのかがやき」展でのお楽しみ

ご覧いただけましたか~?「栗太郡の神・仏 祈りのかがやき」展。会場となっている栗東歴史民俗博物館さんでは、10/3(土)の夕方に和太鼓のコンサートなども実施されましたので、「ついでに見てきた!」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?お隣りは図書館ですし、借りた本を返しがてら、ふらっと博物館にもお立ち寄りいただければ、とっても嬉しいです。
「もう見てきたよ」という皆さん。展覧会の内容もさることながら、会場館で気付きましたか?4月からコツコツと積み上げてきた「文化館・クイズチャレンジ」・・・過去の出題の中から、実物を見て「あ、ほんまや」と復習・納得できる”文化財“が展示されてましたヨ~!気付いた?気付いてない?!ワタクシ、出題する側の人間ですが、実物を見たときには、ちょっと感動しました(笑)。

先ずはこちら、ロビーにずらっと展示されている梵鐘の数々!(栗東歴博さんのように、多くの大型の梵鐘を常設展示している館は、とても珍しいと思います!) しかも目線の高さに置いてあるので、通常見上げても見ることが出来ない鐘の上の方まで、じっくりと見ることが出来ますよ!こちらは、[第5回の問題⑬:梵鐘のてっぺんに伝説の生き物?! ]で出題しました。さて、何でしょう?覚えていらっしゃいます?よね?!先ずは「ホントにいた!」という驚きを楽しんでいただいて、その後は、ズラッと並ぶ一つ一つのそれぞれの表情の違い、”いかめしさ”や“愛嬌”みたいなところを比較して楽しんでいただく・・・のがおススメです!

続いてこちらは・・・
[第3回の問題⑦:狛犬の見分け方をご存じ?!エッ?違いが??]で出題しました。皆さん覚えてますか~?展覧会には、県指定文化財の狛犬(栗東市・大宝神社蔵/栗東歴史民俗博物館寄託)が出陳されています。シュッとした狛犬さんですが、お目目がクリクリでとても愛嬌のある表情をしていますので、ぜひご注目くださいね。
(この「狛犬の見分け方(覚え方)」を、全世界に広めようと野望を抱く文化館(笑)。)

また、新たなお楽しみとして、栗東展「クイズチャレンジ②」もご用意しました。さぁ、これはもう会場へ行って確認するしかないですよ?!皆さん‼
18日(日)14:00からは、ギャラリートーク②が開催されます。前回(①9/22実施)とはお話させていただく学芸員が変わるため、また違った見どころ・楽しみどころを、発見していただけると思いますヨ。皆さまのご参加を心よりお待ちいたしております~。

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滋賀:秋の展覧会 目白押し

そろそろ秋の展覧会シーズン真っ盛りですね。各館こだわりのテーマで、凝った展覧会を企画されていますよ!

先ずは、安土城考古博物館さんの特別展「信長と光秀の時代―戦国近江から天下統一へ―」(10/10~11/23)です。こちらは、もともと春に予定されていましたが、新型コロナウイルスの影響で、秋に延期された展覧会です。振り返れば4~5月、外出自粛に伴う施設の休館などで、開催中止を余儀なくされた展覧会もありました。そのような中で「延期」となったことは、歴史ファンとしてはとっても有難い!今年特に注目されている“信長”と“光秀”ですからね。どっぷり戦国時代にハマりたいものです~。当館からも、「明智光秀近江出身説」で注目された淡海温故録(おうみおんころく)が出品されていますので、是非ご覧くださいね。

そして、こちらにもご注目。大津市歴史博物館さんの開館30周年記念企画展「聖衆来迎寺と盛安寺―明智光秀ゆかりの下阪本の社寺―」(10/10~11/23)です。前期・後期はありますが、会期中に約100件(約160点)を展示予定とのこと。文化財ファンからするととっても贅沢な展覧会です♡。当館に寄託されている51件の文化財も集荷に3日をかけて貸し出され、お披露目の時を待っています(そのラインナップ公開情報はコチラ)。きゃ~うっとり。
そしてチラシやウェブサイトには、見どころの一つとして[特に国宝の「六道絵」は、その15 幅全てが並ぶのは地元の近江では実に36年ぶりのこと]と紹介されています。実はコレ、当館のコトです。36年前(昭和59年・1984)に開催した特別展「聖衆来迎寺」展:以来の揃い踏みなのですね~・・・なんだか感慨深い(笑)。ぜひ訪れてみたい展覧会です。

他にもほかにも・・・ん?!地域連携展?当館は今年、栗東歴史民俗博物館さんと連携して「栗太郡の神・仏 祈りのかがやき」展を開催していますが、実は、昨年タッグを組んだ甲賀市土山歴史民俗資料館さんが、今年は滋賀県立陶芸の森、甲賀市水口歴史民俗資料館、多賀町立博物館の4館で連携し、信楽焼についての展覧会「信楽焼 <わび・さび>の美の秘密とヒストリー」(10/10~12/6)を開催されます。これは連携祭りだぁ~!(笑)!土山会場では「甲賀の茶と信楽焼のヒストリー- 茶壺から汽車土瓶まで-」という企画で、なるほど地域密着型の展覧会ですね。滋賀を応援したい地元ファンとしては、改めて知っておきたい滋賀の伝統産業です!連携されている4館を巡ると、ちょっとした小旅行になるかも?!いい季節ですですから、ぜひお出かけ下さい。

どの展覧会もそうですが、コロナの終息が見通せない中で、必死に準備を進めてこられた珠玉の展覧会です。会場ではコロナマナーを守りながら、ゆ~ったりと非日常をお楽しみくださいませ。この秋、気分を開放いたしましょ~‼

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「一網打尽」君と「根こそぎ」君

今年はブログでこの話題に触れることはないかなぁ、と思っていたのですが、やはり避けては通れない、この時季恒例の、あの話です。
今夏、幸いなことに台風は近畿を避けてくれました。琵琶湖の波も比較的穏やか。ただ、そのせいで、大量の植物プランクトンが青緑色になって水面に広がるアオコが発生した日もありました。琵琶湖の側にいると、いろいろと環境問題にも詳しくなるものです。。。そしてヤツらも例年のごとく・・・発生してしまいました。
そう、湖岸に建つ我がお城にとって、夏から秋にかけての厄介モノ:水草(藻)が押し寄せ、その処分に困る季節です。沖合で育った水草が、流れ流れてたどり着くこの辺り、、、9月には強力な助っ人:藻刈り船が周辺の水草を刈り取ってくれていたのですが、当館の桟橋の下をかいくぐり、内側に入ってしまった水草は、人力で取り除くしか方法がありません。

毎年繰り返されるこの作業。。。(昨年の台風襲来後の作業は特に過酷を極めました!)今年は琵琶湖の水位も低く、岸からすくい上げるのも、とても苦労しています。

そこで無い知恵を絞って考案されたのがこの秘密兵器。期待のエース:手前が「一網打尽」君で、奥が「根こそぎ」君です!
なんてことはない、泥除けの足ふきマットにペットボトルの浮きを付けたモノと、下に重い鉄管を付けて沈むようにしたモノ。それぞれにハト除けのイガイガと、左右に長めのロープが取り付けてあるだけの代物・・・です。果たしてこれを、どう使うのか、想像できます??
正解は、この泥除けマットを建物側から水中に落とす → 岸側からロープを引っ張る → 水草がマットに絡みながら岸に寄って来る → 一網打尽!という見事な(?!)作戦なのです。
数々の試作品と試行錯誤の上、ようやくたどり着いた完成型。。。見た目はイマイチですが、沖の水草もこれでかなり回収できるようになり、作業効率はUP!道行くおじさまから「あんたらがキレイな琵琶湖を守っとるんや」と励ましのおコトバも頂戴しましたヨ。

時には風向きにより「昨日キレイにしたところなのに何故また?!」と嘆く朝もあります。それでも、水面から水草の量が減っていく実感は何よりの達成感。程よく腹筋、背筋、腕力を鍛えることができます。作業は午前中の半日です。
ということで!この琵琶湖のキレイを守る重大任務を!一緒に作業をして下さる方を大募集!!
我こそは!という方は、気軽に琵琶湖文化館スタッフにお声かけ下さい!是非そのお力を!!

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十五夜:お月さまと文化館

昨日(10/1)、十五夜のお月さまと我がお城:琵琶湖文化館を写真に撮ってみました。なかなか素敵な写真だと思いますので、ご紹介させていただきますね。


※注:偶然撮影された手ブレ写真↑お月さまが流れたわけではアリマセン。

他にも「琵琶湖文化館写真集」に掲載していますので、そちらもご覧くださいね。

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9月のホームページアクセス数

夏の暑さがやわらいで、秋を感じられるようになってきました。それもそのはず、今日から10月のはじまりです。早いもので令和2年度も、今日から下半期。月日が経つのは早い!それでは、今日は毎月恒例のホームページアクセス数と参りましょう。9月のアクセス数は2,323件!今回も多くの方にサイトを閲覧していただき、ありがとうございます!

 皆さんが、どのページを閲覧されているのか気になって確認してみると、「収蔵品紹介」「展覧会ページ」が、上位を独走中!「展覧会」とは9月19日から始まった、地域連携企画展「栗太郡の神・仏 祈りのかがやき」のことですね。スタートして2週間、たいへん多くの方に注目していただいているようで、ありがたい限りです!このページ、、、展覧会情報をアップした8月からずっと、人気街道まっしぐら(笑)。そしてなんと、文化館のホームページだけではなく、会場となっている栗東歴史民俗博物館さんでも、ホームページへのアクセス件数が増加しているとの喜びの声をいただきました! 反響の大きさをうかがえるエピソード。本当に多くの方が、この展覧会に興味をもっていただいているようで、感謝感激です!皆さまもぜひ足をお運びくださいませ。

そして、今日10月1日は「中秋の名月」。皆さんはお月さまにお供え物をしていますか?先日この「中秋の名月」に関係した出会いがありました。文化館の前には、萩が植えられていて、この時季かわいい白い花を咲かせてくれます。その前を通ったご婦人が「今度の十五夜に萩を飾りたいので、少しわけていただけませんか?」と声をかけてこられました。お月見に萩を飾るだなんて、なんてステキ。萩の花を手にされたあとの笑顔も素敵で、こちらも嬉しくなりました。今日は特別キレイな月が見られると良いですね…。皆さまも今宵はステキな十五夜をお過ごしくださいませ。

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「栗太郡の神・仏 祈りのかがやき」展 ギャラリートーク①

おだやかな秋晴れだったこの連休~新型コロナに対する規制も少し緩和され、気持ちよくお出かけされた方も多かったのではないでしょうか?モチロンその行先は、「栗太郡」の神・仏に出会える栗東歴史民俗博物館!ですよね~?!19日から始まりました地域連携企画展「栗太郡の神・仏 祈りのかがやき」展!連休中もたくさんの人が来館されたと連絡がありましたよ~有り難い‼ということで今日は、22日に行われたギャラリートークの様子をご紹介しますね。
博物館に入ると正面に、栗東を代表する文化財・狛坂磨崖仏の実物大レプリカが皆さんをお出迎え!(いつか実際にお山に登ってみなくては・・・と思いつつ、腰が引けてる人(私)にとっては、とても感動的なご対面です(いいいつか必ず・・・)。)その前で担当学芸員らがご挨拶させていただきました。

先ずはみなさん、今回の展覧会でキーワードとなる「栗太郡」についてはご存じでしたか?滋賀県南部にあった旧栗太郡は、古代から仏教や神道文化が育まれた豊かな地域です。というのも、面白いことを言っておられました。「旧栗太郡域、主には現在の栗東市・草津市にあたりますが、県内19市町の中で、草津市は13位、栗東市は15位と面積は小さいのですが、国指定文化財の密度が濃いのですよ」とのこと。ナルホド“密度”ときましたか・・・。これには参加のみなさんも「ふむふむ」と納得のご様子。よしっ!ツカミはOKです(笑)!※ちなみに栗東市は「栗太郡の東」にあるから「栗東」市!
みなさんが特に反応されていたのは、大きな「観経変相図」(観音寺蔵)でしょうか。きれいな色彩が残る南北朝時代の仏教絵画で、阿弥陀如来さまがいらっしゃる極楽浄土が描かれています。この阿弥陀さまの印相(手の形)が、胸の前で左手をひねりヨガのようなポーズをしておられるところが特徴的。また、下段に描かれる四コマ漫画のような絵についての解説では、みなさんからうっかり笑いが・・・。これはぜひ会場で確認していただきたいのですが、下段の絵には、人が亡くなった時にほとけさまが「お迎え」に来られる様子が、経典に則って描かれています。生前の行いの善悪によって、阿弥陀さま自らが供を率いてお迎えに来てくださる(最上)>供のほとけさまの数が少し減る>供のほとけさまだけが来る・・・のだとか。なるほど、右端から順々にほとけさまの数が減っていく描写が・・・。ついつい自分の身に置き換えて・・・ハイ、勉強になります。。。

そして今回の展示では「神さま・仏さま」の、彫刻も見どころのひとつ。神社にあっては普段見ることができないご神像の力強さと、優しい面影の奥に潜む微動だにしない存在の仏さまたち。お越しくださった42名の皆さんは、それぞれにうっとりな時間を過ごされました。

展覧会の見どころは、会場でお配りしているリーフレット(8頁の豪華版)にも詳しく書いていますので、是非ご覧くださいね。でも、話を聞きながら鑑賞した方が「発見」があって絶対にオモシロイ!と思います。次のギャラリートークは10月18日(日)に実施しますので、お聞き逃しなく⁈みなさまのご来場を心よりお待ちして(願って)おります!

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19日から「栗太郡の神・仏 祈りのかがやき」展 開催!

いよいよ19日に迫ってまいりました!琵琶湖文化館と栗東歴史民俗博物館の地域連携企画展「栗太郡の神・仏 祈りのかがやき」!!。本展開催のため、今週は、当館にある出陳作品を栗東歴史民俗博物館さんへ搬出輸送、会場での展示作業に、学芸員は大忙しです。

今回の展覧会で、当館から出陳するのは19件。朝から作業にとりかかり、絵画、工芸品、経典を順番に1点1点、点検しながら梱包します。
ここに紹介する写真は、仏像の梱包作業。700~800年も昔に造られたほとけさまですからね、慎重に、丁寧に。声を掛け合って息もピッタリ!


(ほとけさまは、顔面マスクで両手にグローブをはめているように見えますが、凹凸のあるお顔や造りが繊細な手指は、先に薄葉紙という和紙で包み保護しているからなんですよ。)

構造がどうなっているのか、時には下からのぞき込んだり、横から傾き加減を確認したり、学芸員と梱包のプロがしっかりと情報を共有しながら作業を進めます。
そしてこの後、ほとけさまはご本体と台座、それぞれに専用の箱に収め動かないように固定して梱包、そして輸送用のトラックに積み込みます。

ここまで出来て、ホッとひと安心~。いやいや、先方はお待ちかねです。休む間もなく、文化館を出発です。

場面は変わりまして、こちら栗東歴史民俗博物館さんに作品が無事到着です~!
まだ何も入っていない空の展示ケースの前で、先方の学芸員さんと入念に打ち合わせ中・・・・。おや?中央の後ろ姿はもしや・・・?!実は、栗東の博物館で有名な伝説の元館長さんが、応援に駆けつけて下さいました~。
さてさて、予定通り計画通りに作業は進むのか?実際に作品が並んだ会場の雰囲気は?

あぁ残念!今日のところはココまで!19日の開幕をお楽しみに!です~!!

栗東歴史民俗博物館さんは、今年で開館30周年を迎えられ、記念すべきお誕生日は9月23日です!あれ?!残念~今年のカレンダーでは休館日にあたります。というわけで、前日の22日(火・祝)に、前祝(?!)のギャラリートークが実施されます!楽しいトークになりそうですよ~。皆さま是非ご参加下さいませ!

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「花湖さんの打出のコヅチ」第3回 開催しました

夏の暑さもやわらいで、少し秋の気配が感じられるようになった9月10日(木)、滋賀の文化財講座「花湖さんの打出のコヅチ」第3回を開催いたしました。94名もの方が来てくださいました。新型コロナ感染症の影響で年度初めは開催が危ぶまれていましたが、おかげさまで今年も、おりかえし地点を迎えました。これもみなさまの参加・応援があればこそ!ありがとうございます!

第3回は「滋賀県の仏教工芸-舎利荘厳(しゃりしょうごん)篇-」と題しまして、当館の田澤梓学芸員が、コヅチに初登壇。初々しいデビュー戦を飾らせていただきました♡
滋賀県には仏像彫刻だけでなく、様々な仏教工芸の名品があります。仏教の開祖・釈迦の遺骨である舎利を入れた容器は、いわば仏教工芸のはじまりなのだとか。今回はその舎利荘厳具について、滋賀県を中心に、他府県のものや更には仏教伝来の道筋である朝鮮半島のものまで、場所も年代も様々な舎利容器をスライド写真で紹介しました。塔に埋納され人々が目にすることがなかった古代の舎利に、本尊として人々に礼拝され身近な存在とになった平安時代以降の舎利など、スクリーンに映し出される舎利容器の変遷に、皆さんが見入っている姿が印象的でした。寺院にそびえ立つ塔の中にあったものが、時代を経て小さく美しく飾られる、舎利への信仰の変遷が興味深いお話でした。

最後に、文化館でお預かりしている「厨子入銅製舎利塔(近江八幡市・浄厳院所蔵)」について、田澤学芸員の考えが語られました。この舎利塔の裏には、小さな穴と“吊り金具”が付いているのが確認でき(収蔵品紹介の拡大図でも確認できます)、「これは穴に紐を通して固定して、室内の長押などに懸けたのではないか?」とのお話を伺いました。う~ん、まだまだ新しいことが出てくる舎利荘厳の世界、、、奥が深い!俄然興味が湧いてきます。皆さんも実物を見たくなりませんでしたか?実は、見るコトができるんです!

9月19日(土)から栗東歴史民俗博物館で開催される「栗太郡の神・仏 祈りのかがやき」に、この「厨子入銅製舎利塔」が出陳されています(※「火焔宝珠嵌装舎利厨子」の名称で出陳)。入場無料になっていますので、気軽に実物を見ることができますよ!舎利容器だけではなく、旧栗太郡の信仰文化についての出陳が多くあり、見どころ満載です!講座では、展覧会出陳特別クイズチャレンジを、資料とともに配布させていただきました。コヅチの会場に来られなかったという方もホームページからダウンロードできますので、皆さまクイズを持って、ぜひ会場へ足をお運びください。

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クイズチャレンジ・大日如来さまの・・・

ワタクシ、みなさまに文化館・クイズチャレンジを出題する任務を授かってから、様々なほとけさまのイラストを作成しています。作業に伴い、じっくりとほとけさまと向き合う時間・・・これがまた、何とも罪深き・・・幸せ。♡。みなさんにも、リアルにほとけさまを描く(作る)ことをおススメします!新たな発見がありますよ~。
ところで、みなさんはご存じですか?仏像の中で、最上位にいらっしゃるの「如来」さま。クイズチャレンジ[第12回の34「両界曼荼羅」]では、答えに大日「如来」さまのイラストを作らせていただきました。

クイズにない「豆知識」としては、胎蔵界曼荼羅は「大日経(だいにちきょう)」、金剛界曼荼羅は「金剛頂経(こんごうちょうきょう)」というお経を絵であらわしたもの。あれ?ムズカシイ?・・・曼荼羅の違いは、大日如来さまの居られる位置と、手の形(印相)の違いに注目していただければ・・・OKです!

さて、苦労して作ったイラスト:大日如来さま。俄然実物を見に行きたくなりました!「滋賀県内で大日如来さまを拝めるところは何処?」と学芸員さんに聞いたところ、国指定重要文化財の木造(彫刻)で、おススメの2カ寺を教えてもらいましたよ。

一つは、十一面観音さまで有名な長浜市・向源寺さま(胎蔵界)。こちらは12世紀の近江を代表する傑作と評されるたいへん優美なほとけさまです。

もう一つは、鎌倉時代の名仏師・快慶作の木造大日如来坐像(金剛界)です。こちらは大津市・石山寺の国宝多宝塔の中にいらっしゃるので、小さな窓からのぞき込むようにして拝観します。

みなさんはこのイラストで、大日如来さまの髪の色が「青い」ことを、不思議に思いませんか?実はこれ、「三十二相」といって釈迦(ほとけ)の姿には32の優れた特徴があり、その中の一つに「毛の色は青瑠璃色」というのがあるので、それに倣って描きました。仏像では、制作された当時の色彩が残っているものは少なく、なかなか実物で確認することはできません。教えてもらって初めて気付く豆知識でした。また、頭にある「輪っか」に見えるもの、これは王女様のティアラ・・・のようなものではなく、元々、筒状の冠(宝冠)を被っておられた名残なのだそうです。いやはや勉強になります。

滋賀県には天台宗のお寺が多いので、ほかにもたくさん大日如来さまがいらっしゃいますが、なかなか一般公開される機会は少ないとのこと。曼荼羅に描かれたほとけさまも、是非みなさんに見てもらいたいなぁと思ったのですが、やはり絵画ですと、ずーっと掛けっぱなし・・・というわけにもいきません。偶然にもお寺の宝物館や展覧会などで、曼荼羅に出会われたなら、それはきっと、とてもLucky!足を止めてじっくり見入ってくださいね。

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クイズチャレンジ・愛染明王さまの・・・

みなさん楽しんでいただいていますか?文化館のクイズ・チャレンジ!いやぁ、問題をつくるのも、答えを用意するのも、実にムズカシイ!日々試行錯誤で邁進しております。
クイズをつくり始めると、自分が「へぇ~」っと思ったことは、みなさんにアレもコレも全部言いたい!!・・・ので更新が大変デス。。。ということで、今回は追加の「豆知識」をブログでご紹介!クイズで早くも2回登場してしまった愛染明王さま。知れば知るほど、突っ込みどころ満載と言いますか、特徴が盛りだくさんに有りすぎて大変なほとけさまです!

先ずは[第3回]で紹介した、「頭の上でガオーッ」です。こちら、トーハク(東京国立博物館)さん所蔵の重要文化財をモチーフにイラストを作らせていただきましたが、じっくり画像を拡大で見てビックリ!まさか頭に“ししまる”・・・否、獅子冠をかぶって、更にその獅子の頭に五鈷杵が?中には例外もあるので、必ずとは言えませんが、かなりの特徴です。

そして[第12回]で問題の「手に持っているもの」については、当館に寄託されている長浜・総持寺さまの仏画を参考にさせていただきました。が、調べているうちにいろんな発見が!!
愛染明王さまのお姿は、頭がひとつで目が3つ、腕が6本で必ず坐像であらわされるところが特徴。これだけでもたくさんいらっしゃるほとけさまの中で、かなり特定されますが、6本の手にそれぞれ持っておられる持物がこれがまた・・・!左・右の、
第一手(下段)に五鈷鈴・五鈷杵
第二手(中央)に弓・矢(箭)
第三手(上段)に宝珠と蓮華
なんて特徴的・・・よし!愛染明王さまは完璧に見分けられる!・・・と、自信を持ったその時に、学芸員さんから鶴の一声:「他にもいろいろあるよ」と・・・・・・なんですと?!

え~っと、日輪、独鈷杵、人の頭、など?!。持物にはそれぞれに意味があり、左上段の手だけ、何も持っておられない(握り拳のグー)バージョンもよくあるのだとか。。。これは、祈る人々の思いに応じて何を持つか変化するため、なのだと。。。有り難い・・・けれどややこしいー!え~っと、総持寺さまの愛染明王さまは、宝珠(三弁宝珠)をお持ちなので、「福徳の増進を祈る」バージョンなのですね~。いやはや、どんどん深みにハマります♡。
みなさんも愛染明王さまに出会ったら、上の左手に何を持っておられるのか、注目してみるのも面白いかもしれませんよ。

あれ?僕、[第12回]クイズの答えを、シレっと言っちゃいましたか?言っちゃいましたね?!あぁ・・・うっかりを直す持物はないのですか?
たすけて愛染明王さま~~~!

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8月のホームページアクセス数

早いものでなんと、もう9月。連日35度を超える猛暑が続き、9月に入っても暑さがやわらぐ気配はありません。そろそろ「秋の気配が…」と言いたいところですが・・・それでも、夕方になると日の落ちるのが、少ぉし早く感じますね。
わずかな秋の気配と言えば、突如湧き立つ入道雲!つい先日には、突然の雨にこんなキレイな虹も見えました♡しかも、よく見ると二重なんですよ~。夏も終わりだな~。きっと、少しずつですが、季節は、ちゃんと前に進んでいますね。。。とはいえ、まだまだ暑い日が続きます。くれぐれも皆さま、熱中症にならないように気をつけてくださいね。

さて、こちらは文化館にとって、とってもありがたい “アツ~い”支援の指標となるホームページアクセス数の報告です。8月は、2,243件のアクセスをいただきました!今回も大変多くの方にご覧いただき、ホントに嬉しいです~!
そんな皆さん、お気付きですか?!「文化館チャレンジ」がリニューアルしたことを!4月から始めて早5か月・・・クイズの更新も増え、皆さんから送っていただく“あきつ君”も、ありがたいことに着々と増殖(?)したため、「もっと見やすいページにしたい!」と考え抜いた結果、「クイズチャレンジ」と「おうちであきつ君」を分けて、更に見やすく、アクセスしやすくなりました。
クイズは、これからもまだまだ増えていく予定です!「おうちであきつ君」では、皆さんが考えたオリジナルあきつ君を募集しています!ぜひ、チャレンジしてくださいね!

そして9月と言えば!来週の10日(木)には、滋賀の文化財講座「花湖さんの打出のコヅチ」第3回が開催されます。テーマは「滋賀県の仏教工芸-舎利荘厳篇」!舎利(釈迦の遺骨)信仰と崇福寺出土の舎利容器をはじめ、滋賀県の舎利荘厳具を、当館の学芸員がわかりやすく紹介します。事前予約をいただいた皆さま、楽しみにしてお越しくださいね。
更に、19日からは、令和2年度地域連携企画展の第一弾「栗太郡の神・仏 祈りのかがやき」が、栗東歴史民俗博物館で始まります。コチラ、ホームページのアクセス数も上昇中↑↑↑。SNSなどで、話題にしてくださっている方もいらっしゃいますね。有り難い!展覧会準備も佳境です。こちらも是非お楽しみに!

いろいろと動きだす、9月の文化館もどうぞよろしくお願いいたします!

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