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文化館の存在意義
改めましてこんにちは。日頃忘れがちな「休館中」の文化館がどんなお仕事をしているのか、それが分かる出来事がございましたので、皆さんにご紹介したく・・・
4月に入って寒の戻り、冷たい雨が降る中、文化館の学芸員さんは甲賀市の仏さまをお迎えに行って来られました。
寺のお堂を改修するということで、文化館に一時的にお預かりし、秋まで館に仮住まいしていただくとのことです。
全て撤収するのに3日間!毎日ダイの大人が8人掛かりで行われた大移動。お寺さまの規模もさることながら、移ってこられた仏さま達の大きさ、重さ、数、それはそれは並大抵のものではアリマセン!

お堂からトラックまで仏さまを運ぶ時には
「コラー!しっかり踏ん張れーッツ!」
「もっとチカラ入れてーッツ!」
と、いつもは静かな境内に、男衆の怒号の『喝!』が飛び交ったもようです(笑)
お疲れ様でした(笑笑)
おかげで無事文化館にお迎えすることができました。
そんなこんなで遠路はるばる、ようこそお越し下さいました仏さま。
咲いた桜が見事な紅葉に変わるまで、ゆっくり文化館でおくつろぎ下さい
ませね~文化館がしっかりお守り致します。。。 筆:あきつ
「浅井長政像」の里帰り

先日、お預かりしている寄託品の一時返還のため、長浜市に行ってきました。長浜市小谷山の麓に位置する小谷寺では、毎年、浅井三代の追善法要が営まれ、その際に当館でお預かりしている「絹本著色浅井長政像」(県指定文化財)が里帰りし、法要の主役となります。
今回も一日限りの里帰りでしたが、法要中には地域の方々が遺徳を偲び、順次、浅井長政像を前にしてご焼香をされていました。
このような姿を目にすると、文化財は決して過去の遺産ではなく、今も脈々と受け継がれている信仰や崇敬の象徴であり、地域の大切な宝物であることを実感いたします。
道中は天気にも恵まれ、湖南から湖北まで見頃の桜を観ることができました。