カテゴリー別アーカイブ: 学芸業務
研究紀要第31号
皆さ~ん!ワタクシ、3月の出来事でまだ皆さんにお知らせ出来てないことを思い出してしまいました。それがコレ!
『研究紀要 第31号』の発行です。
内容をちょこっとご紹介しますと、
『展覧会の可能性-「休館」と展覧会の開催-』
:これは今の文化館でないと書けない内容!逆境をチカラに!
『カリフォルニア大学バークレー校C.V.スター東アジア図書館所蔵「崇永版」大般若経について』
:バークレーに近江ゆかりの大般若経?!滋賀県内にある大般若経の調査に関わった県文化財保護課OBの先輩が、単身アメリカに乗り込んで5日間の強行突破で挑んだ調査の結果がココに!特別寄稿によります。
『<資料紹介>絹本著色養蚕図 呉春筆』
:江戸時代四条派の始祖として活躍した絵師:呉春。晩年に描かれた貴重な作品(館蔵品)を紹介!
『<資料紹介>滋賀県立琵琶湖文化館蔵「活版印刷資料」』
:1970年代まで印刷の主流であった鋳造活字を用いた活版印刷に関わる資料群。館蔵品の中でも随一の資料点数を誇るその希少な価値とは!
ちょこっとどころではありませんでしたね(笑)その他26年度に行った館蔵品修理報告や活動報告も掲載しています。県内の図書館はもとより国会図書館や市町教育関係機関、博物館などにも送付しておりますので、気になる方は是非手に取ってご覧ください。
筆:あきつ
文化館の存在意義
改めましてこんにちは。日頃忘れがちな「休館中」の文化館がどんなお仕事をしているのか、それが分かる出来事がございましたので、皆さんにご紹介したく・・・
4月に入って寒の戻り、冷たい雨が降る中、文化館の学芸員さんは甲賀市の仏さまをお迎えに行って来られました。
寺のお堂を改修するということで、文化館に一時的にお預かりし、秋まで館に仮住まいしていただくとのことです。
全て撤収するのに3日間!毎日ダイの大人が8人掛かりで行われた大移動。お寺さまの規模もさることながら、移ってこられた仏さま達の大きさ、重さ、数、それはそれは並大抵のものではアリマセン!

お堂からトラックまで仏さまを運ぶ時には
「コラー!しっかり踏ん張れーッツ!」
「もっとチカラ入れてーッツ!」
と、いつもは静かな境内に、男衆の怒号の『喝!』が飛び交ったもようです(笑)
お疲れ様でした(笑笑)
おかげで無事文化館にお迎えすることができました。
そんなこんなで遠路はるばる、ようこそお越し下さいました仏さま。
咲いた桜が見事な紅葉に変わるまで、ゆっくり文化館でおくつろぎ下さい
ませね~文化館がしっかりお守り致します。。。 筆:あきつ
「浅井長政像」の里帰り

先日、お預かりしている寄託品の一時返還のため、長浜市に行ってきました。長浜市小谷山の麓に位置する小谷寺では、毎年、浅井三代の追善法要が営まれ、その際に当館でお預かりしている「絹本著色浅井長政像」(県指定文化財)が里帰りし、法要の主役となります。
今回も一日限りの里帰りでしたが、法要中には地域の方々が遺徳を偲び、順次、浅井長政像を前にしてご焼香をされていました。
このような姿を目にすると、文化財は決して過去の遺産ではなく、今も脈々と受け継がれている信仰や崇敬の象徴であり、地域の大切な宝物であることを実感いたします。
道中は天気にも恵まれ、湖南から湖北まで見頃の桜を観ることができました。