日別アーカイブ: 2019年1月4日
ホームページ12月のアクセス数
新年あけましておめでとうございます!年末年始はいかがでしたか?ゆっくりと過ごされましたでしょうか?年末の大掃除や新年のごあいさつに大忙しだった方も多いことでしょう。そのような中、ホッとひと息、当館のホームページをご覧いただいている皆さま、誠に有り難うございます。昨年12月には1,660件のアクセスをいただきました。年が明けて、本日が仕事始めという職場も多いと思います。今年も引き続き当館の運営・事業をご支援くださいますよう、どうぞよろしくお願い致します。
さて皆さま、お正月に”初夢”はご覧になりましたか?初夢に見ると縁起がよいものとして「一富士、二鷹、三茄子」というのがありますね。「残念!そんな良い夢、見られなかったわ!」という方のために、当館ではこんな「富士山」をご用意いたしましたよ(写真)!!
「何これ?」「どこが富士山??」なんて言わないで下さいね。こちらは、当館の所蔵する「小富士焼」のカップでございます。小富士焼というのは、『近江栗太郡志』によると、明治30年頃、葉山村小野の小山佐多次郎が「近江富士」とも呼ばれる三上山の麓、野洲郡小篠原(現・野洲市)に窯を開いたのが始まりです。日常雑器を中心としながら、京焼風の趣ある作品は人々に大変喜ばれたのですが、操業は短期間で終わり、幻の焼き物となってしまいました。写真の作品は、小富士焼の絵付けとして好まれた三上山が、純白の素地に清々しい青の顔料でくっきりと描かれた、とっても可愛らしいカップですね。底をひっくり返すと「小富士」の刻印が押されています。
ところで三上山(右の写真)というのは、伝説の上では富士山とは兄弟にあたる山。三上山ももちろん人々の信仰の対象となっているのですが、兄(?)の富士山の方は、そもそも(その山容の美しさからではなく)時に恐ろしい噴火を起こす火山であることから、畏れの対象として信仰されてきたそうです。この「(小)富士」の描かれたカップを火山に見立て、(溶岩のように!?)熱~いお茶を頂いたなら、なんだか山の神様から”不死(=長寿)の力”を授かりそうではありませんか! いやぁ、なんとも”目出度い”ので、何度も”愛でたい”カップでございます。
さてさて、”長寿”と言えば、昨今の滋賀県は平均寿命が全国でも高い位置(男性が1位、女性は4位)にあるということです。その要因には様々なことが挙げられていますが、「学習・自己啓発する人が多い」のもその一つにあるとか?ならば皆さん、今年も、好奇心・探求心の”タネ”がいっぱい詰まった当館のホームページを見て、楽しく学べば、ますますの「健康長寿」が得られるかも?ほら、今日も「富士(不死)」が得られたでしょ(笑)?
はい!それでは、本年もどうぞよろしくお願いいたしま~す。