日別アーカイブ: 2019年1月15日
文化館とトンボの由来
前回(1/11付)のブログで、当館の「シンボル的存在」感を、熱弁した僕:あきつです。
文章の中で『屋上に設置されている”大トンボ”が目を引くことから「トンボのお城」という愛称でもお馴染み』であると紹介させていただきました。が、特に若い世代の方は、「文化館とトンボ」の由来をご存知ないかもしれませんので、改めてその理由をお話しさせていただきましょう。
先ず、前提として、皆さんは、このトンボのことを・・ご存知???・・はい!モチロンご存知ですね?!!(ここは強行突破させていただきます!!)
屋上からさらに8m余り上、両羽根をひろげた長さが3mというこの“大トンボ”は、色が一色なので誤解されることもありますが、実は秋によく見かける「あきあかね(赤とんぼ)」なんですよ。昭和36年(1961)当館の創建にあたって、あえてトンボをシンボルとした理由はいくつかあります。
万葉の昔、日本は秋津島(蜻蛉洲)と呼ばれていました。秋津(蜻蛉)とはトンボの古名で、滋賀県は秋津島の中心にあるので、日本を象徴する蜻蛉(トンボ)をシンボルマークとしたのです。また湖面をスイスイと泳ぐように飛ぶトンボの姿に、健康、明朗といったイメージを抱き、トンボの眼のようにクルクルと四方を見渡し、広い視野をもって事にあたるという意味合いも含んでいます。
(屋上に設置する前に撮影された貴重な写真→)
開館当時このトンボは、夜になると眼を光らせて回転し、灯台の役割も担っていました。その印象が強く「トンボのお城」の愛称でお馴染みとなったのです。
当ブログにおいて、イラストで(何度も)登場している『あきつ君』は、この大トンボから誕生したマスコットキャラクターです。なので尻尾の赤い「赤とんぼ」なんですよ~。ガッテン!していただけました?
ちなみに、トンボは”勝ち虫”と言い、戦いに挑む武将たちにも好まれた生き物なのですよ。戦に勝つ!己に勝つ!間もなく受験を控える学生さんにも強い味方ですよ!(詳しくはコチラのブログをチェック!!)
そんな縁起の良さも相まって(自分で言っちゃった!!)、皆さんの注目を集めるトンボとして、活動範囲を広げていきたいと思います。皆さま、文化館のトンボを、これからもどうぞよろしくお願い致しま~す。
筆:あきつ