日別アーカイブ: 2026年3月19日
頭上から、背中から、底面から、期待膨らむ3D

3月某日、実は当館で・・・収蔵品の3D撮影!を実施しました(嬉)。撮影対象は、収蔵品の彫刻4躯で、今後の調査研究や新しい琵琶湖文化館で活用するためのものです。
仏像などの彫刻作品を博物館のケース内で展示する場合、360度方向から見学することはできず、映像やパネルを使用して補うケースが見られます。「実際に見たい!」「仏像の中はどうなっているの?」というギモンも。。。
そこで今回実施する3D 撮影は、仏像を360度から見られる、頭上から、背中から、底面から(普段はお目にかかれない内刳(うちぐ)りの様子も!) 、様々な角度で見ることが可能となります。撮影技術の進歩はスゴイ!カメラマンが特殊な機材を運び、設置していくにつれ、わくわく感が高まります 🌟


今回は、フォトグラメトリーとスキャナーを使い、細部まで撮影をしていきます。正面、背面、左右側面、底部の隅々まで撮影しようとすると、1箇所の平均150カット撮影しないといけません。とすると、1躯につき1000カットに及ぶことも。。。専用ソフトを利用しつつ、3D再現をしつつ何度も確認、撮影できていない部分を補い再現性を高めていく、まさにプロの仕事ですね。

私たち学芸員も、このような撮影に携われる機会は少なく、安全な文化財の移動に留意しながら、貴重な経験ができました。 今回、撮影したデータは、ホームページでの限定公開や新しい琵琶湖文化館での活用、将来的なレプリカ制作の素材としても利用できればと、期待は膨らんでいきます。今後の展開をお楽しみに!