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秀長と七本槍の躍動、いざ賤ケ岳古戦場へ!

 近江の地を舞台にした場面が多い、NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』。次週(8月23日)のサブタイトルはついに、「賤ケ岳の決闘」と予告されましたね。

 賤ケ岳合戦は天正11年(1583)4月に北近江の賤ケ岳周辺(現長浜市)で行われた、羽柴秀吉と柴田勝家の決戦です。信長死後の織田家中の実権をめぐって両雄が激突し、秀吉の弟である羽柴秀長や「賤ケ岳七本槍」と呼ばれる武将たちの活躍により、秀吉方が勝利を収めました。

 これまでドラマの中で、主役であるはずの秀長は兄・秀吉を側面から支えるサポーターとしての姿が目立ち、単独で華々しく合戦の中心に躍り出るシーンは少なかったのではないでしょうか。

 ですが、今回こそは待ちに待った大チャンス!。秀長は大活躍するはずなのです!!

 柴田勝家は天正11年3月12日、約3万の軍勢を率いて近江柳ケ瀬(長浜市)に布陣し、片や羽柴秀吉は3月19日に約5万の兵力で近江木之本(長浜市)に陣を敷いて柴田軍と対峙しました。ところが4月16日に美濃岐阜で織田信孝が柴田に呼応して挙兵したため、秀吉はこれを討つため美濃へ出陣します。

 秀吉の留守の間、秀長は木之本の羽柴軍本陣を守るとともに田上山に布陣し、佐久間盛政ら柴田軍の攻撃を凌いだのです。美濃を鎮め、4月20日の一日わずか5時間ばかりで木之本まで帰還してきた秀吉を迎えて、翌21日に羽柴軍は賤ケ岳砦などの柴田軍に猛攻撃を仕掛けます。

 
 そのとき手柄を挙げた羽柴方の若武者、加藤清正・加藤嘉明・糟屋武則・片桐且元・平野長泰・ 福島正則・脇坂安治の七人が「賤ケ岳の七本槍」と呼ばれます。七人は長浜城主であった秀吉子飼いの家臣たちで、中には近江国出身の片桐且元と脇坂安治、子孫が近江水口藩主となった加藤嘉明も含まれています。近江賤ケ岳で武功を挙げて出世の糸口を掴んだ彼らはみな、近江ゆかりの武将と呼んで差し支えないでしょう。

 一方敗軍の将となった柴田勝家もまた、長光寺城に居城した近江ゆかりの武将であることは、以前に当ブログで紹介した通りです。次回はいよいよ、「近江ゆかり」の集大成といったところ。

  振り返れば数年前、当館の井上専門幹はNHK大河ドラマ制作スタッフの皆さんによる賤ケ岳古戦場へのシナリオハンティングに同行しました。リフトに乗って意気揚々と賤ケ岳山頂へ。琵琶湖や余呉湖を一望しながら長浜市の関係者とともに合戦の様子について御説明したものです。

 スタッフの皆さんも、古戦場に設置された脇坂安治ら七本槍武将の「顔出し看板」にお顔を突き出し、ノリノリでしたよ!どのようなドラマに仕上がったか、今からオンエアが楽しみでなりません。

 みなさんもぜひ、ドラマ鑑賞とともに絶景の賤ケ岳へ足を運んでみてください!

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