月別アーカイブ: 8月 2016

涼を感じていただけ・・・る?

毎日お暑ぅございます。この残暑厳しい中、何か皆さんに涼しくなるような話題を提供できないかと・・・頭を悩ませる今日この頃。ちょっぴりいいモノ見つけました・・・よ?!

20160825-1コチラのお写真、文化館の正面入口付近、大勢の人だかりが中池に注目しています。階段の上から眺める人々の姿が写っています。何を見ていらっしゃるのですかね?記録によると、昭和36年7月20日の出来事です。昭和36年といえば、文化館が開館した年です。

実はコレ、文化館の前で『海女』の実演が行われているのですヨ!わざわざ伊勢鳥羽からお招きした海女さんたちに、琵琶湖で素潜りをして漁の実演をしていただいているのですヨ!この日は15時と19時の2回公演。ナルホド皆さん、見慣れない光景に興味津々のご様子です~。20160825-2・・・今となっては一体何を捕っておられたのか(笑)、そちらの方が気になります。。。
当時の日本旅行会の協賛で実現したこの一大イベント。開館初年ということもあって何とか多くの方に来ていただこうと知恵を絞った・・・当時の職員さんたちのそのチャレンジ精神とアイデアに、頭の下がる思いデス。。。

近年の琵琶湖、特に南湖では、夏になると藻が生い茂って腐臭を放ってしまうので、間違っても琵琶湖で泳ごうなどという気にはなれません・・・悲しいことですが。当時はまだ水がキレイだったのでしょうね~。いつの日か、また泳げるくらいに水がキレイになるといいですね。暑さを忘れる一コマ、、、お楽しみいただけましたなら幸いです。

そうそう、この夏のブログで何度か話題にした草津市烏丸半島:ハスの群生地で異変:花が全滅か?事件。久しぶりに湖岸を通ってみたら、岸に沿ってひとかたまり、きれいなお花が咲いてましたよ~。間違いなくハスの花でしたよ~。ほっと一安心。聞くところによると「近江妙蓮」で有名な守山市でも、一斉にハスの花が枯れたことがあったとか。300その時は、かろうじて元気に残っていた株を植えなおし、見事復活させたと聞きました。烏丸半島のハスも力強く逞しく、また涼しげな美しい花を咲かせて欲しいものです。

今年はもう見られないと諦めていたハスの花にお目にかかれた。そして朝から珍しく、通り雨の空に虹を見た。今日はきっとステキな一日。。。

   筆:あきつ

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平成28年度 第4回「打出のコヅチ」が開催されました!

P1050560-2相変わらず猛暑が続いています。17日の大津の最高気温は34℃。もう脳ミソもトロけてしまいそ~です~!
そんな真夏日に。。。開催してしまいました(スミマセン)。。。今年度第4回目の「打出のコヅチ」ですが、予想を越える86名という大勢の方に、(おそらく熱中症対策万全で)お越しいただくことができました(ホッ)。みなさま、本当にありがとうございました。

今回は、「近江の奇祭-中山の芋競べ祭り-」というテーマで、県教委文化財保護課・矢田直樹氏にお話いただきました。日野町中山では、毎年9月1日に「中山の芋競べ」という祭りが行われます。これは集落内の2つの地区が、地区の境にある野神山の祭場で、栽培している里芋(トウノイモ)の長さを競い、299その年の作況を占うもので、国の重要無形民俗文化財にも指定されているそうです。

この祭りについて、野神山の野神とは何か?芋競べ祭りはどのように行われるのか?この祭りの何がすごいところなのか?そして、なぜ芋なのか?といった点を、映像を使いながら解説していただきました。まだ祭りを見たことのない方にも、その様子が目の前に浮かんでくるほど詳しい説明だったのではないでしょうか?

講座後のアンケートでは、「長く行事が受け継がれているのを感心した。祭を再認識した。」「米作文化以前の畑作文化(イモ)に興味をおぼえました。」「一度祭りを見てみたい。」「地域に根差した伝統芸能を発見できて嬉しかった。」など、たくさんのご感想を寄せていただきました。みなさま興味深く聞いていただけたようですね。

さあ、講座で予習をしたなら、今度は実践です!日野町へ芋を競べに行くもよし!地元や近隣の祭りに行き、芋と比べてみるのもよし!稲作文化という表層を一枚ペロッとめくると、畑作(イモ)文化という基層が現れてきたように、新しい発見があるかも知れませんね。ちなみに、里芋は一度蒸すと皮がペロッと剥けますよ!(どーでもいいことですが。。)

次回はいよいよ最終回。9月15日(木)県教委文化財保護課・井上優氏をお迎えして、「琵琶湖文化館蔵『琵琶湖図』の構図を読み解く-朝鮮通信使とシーボルト-」というテーマでお話いただきます。お申込みは電話・Fax・E-mailで琵琶湖文化館まで。多くの方のご参加をお待ちしております!

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あきつ君を見つけました

むむむっ。ひょんなトコロで「僕」じゃない『僕』を見つけましたよ。

そもそも僕:あきつ君は、休館前の平成19年に、4階パネル展示「とんぼとめぐる近江の文化財」の中で、小学生にも滋賀の文化や文化財に親しみをもって学んでもらおうと、当館の頂上に設置されているとんぼ「あきあかね」のキャラクターとなったのがきっかけです。(詳しくはコチラ)。この時作ったのが50パターン位でしたか。20160810-2現在活躍の場は、このホームページに限定されていますが、近ごろのあきつ君は「なりきり」度合いに拍車がかかり、時には閻魔さまや神さま仏さま、風神雷神なんてのもありました。木製の神像をイメージして変身した時に「これは土偶かッ?!」と、厳しいお言葉を頂戴したりもしましたが・・・今の作り手のマイブームは、いろんな場面での「コラボ」企画です。。。おかげさまで今では300パターンくらいにまで成長いたしました!(一体何自慢?(笑))これもひとえに皆さまに育てていただいたおかげです~。。。

話が逸れました・・・それは、とあるノートの表紙に描かれていました。このノートは週に1~2回、文化館に収蔵品の整理調査の補助に来て下さっている方々の伝達日誌です。20160810聞くところによると、この日誌にはその日何をしたのか、どこまで作業が進んだのか、次はどこからか、作業する人が代わっても分かるようにと、自分たちで考えて書き始めて下さったとのことです。毎回同じ方に来ていただけるわけではないので、非常に有り難い伝達日誌です。

その表紙がコレなのですヨ!文化館の本館も見事に再現されています!そしてあきつ君が元気に体操しながらウインクしています!見ているこちらも元気になるマル秘ノートです。この表紙で泣けるのは僕だけかもしれませんが。。。
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ふと外を見ると、本家「あきあかね」でしょうか、トンボの数が増えたような気がします。いろんな事に励まされている自分、もう少し頑張ってみようと思うのです。

   筆:あきつ

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お申し込みはお済みでしょうか?「打出のコヅチ」第4回

288-3立秋を過ぎて、暦のうえではもう秋です。秋といえば、「スポーツの秋」(リオ五輪も始まりましたね~!)、「芸術の秋」、などいろいろありますが、ここはやっぱり「食欲の??」、いえいえ「収穫の秋」でしょう!

というわけで、8月17日(水)滋賀の文化財講座「打出のコヅチ」第4回のテーマは「近江の奇祭-中山の芋競べ祭り-」。講師には、矢田直樹氏(滋賀県教育委員会文化財保護課)をお迎えいたします。

毎年9月1日、日野町中山ではちょっと変わったお祭りが行われます。滋賀県には奇祭といわれるお祭りがいくつもありますが、この「芋競べ祭り」もその一つ。その名の通り、芋の長さを競い、作況を占うのだそうです。。。なんだか不思議なお祭りのようですね。気になります。。。「一度見てみたい!」と思われた方は、ぜひ、事前に講座で「芋を掘り下げて」から行きましょう。祭りの面白さが倍増すること、間違いなしです!

講座のお申込みは、滋賀県立琵琶湖文化館(TEL 077-522-8179/FAX 077-522-9634/メールbiwakobunkakan@yacht.ocn.jp)まで、①お名前、②お住まいの市町名、
③連絡先(電話番号)、④参加回、⑤講座のことを何で知ったかを、お知らせ下さい。
第5回のお申込みも同時に受け付けております。

秋とはいえ、お盆明けの17日はまだまだ残暑の厳しいころ。涼し~い会場(大津市打出浜2-1 コラボしが21 3階大会議室 13時30分から)で、みなさまのご来場をお待ちしております。

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新たな寄託品

先日、湖西地域のとある神社に行ってきました。というのは、神社様の方から、宝物である県指定文化財の経典数百巻を文化館に預けたいという要望があり、受け取りのために行ってきました。
20160804写真は神社にむかう途上の写真です。長く険しい山道をいった、山深いところに神社はあります。近頃、こういった場所での宝物(文化財)の管理は大変むずかしくなったといわれています。これは全国的な傾向ですが、地域の高齢化や過疎化が進むなかで、十分な守り手が確保できなくなってきたためです。また大型の緊急車両が迅速に対応しにくいという防災上の課題もあります。このような現状を一因として、残念なことですが、文化財盗難という事件も発生しており、文化財をめぐる環境はますます厳しくなっています。
今回も、地域での管理が難しくなったという防災・防犯上の理由から琵琶湖文化館でお預かりすることとなりました。新たな寄託品の中には、古くは奈良時代の作品と思われるものも含まれており、滋賀県の経典研究を進めるうえで大変貴重な資料です。大切にお預かりしたいと思います。

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ホームページ7月のアクセス数

297-2梅雨が明けて土用に入ると、さすがに暑さも増してきましたね。一昨日、7月30日は土用の丑の日。最近はウナギが絶滅の危機に瀕しているため、ナマズの蒲焼が登場する時代になりましたが、皆さまの食卓にはどんなものが並びましたでしょうか?

さて、7月のホームページアクセス数、こちらジワジワうなぎ上りのよい傾向で、前月より多い1,562件のアクセスをいただきました!ご訪問下さった皆様、どうもありがとうございました!!

増えたものといえば、7月14日に開催いたしました「打出のコヅチ」第3回も、過去最高の参加者数を記録いたしました。当初は「少し硬いかも?」と思われた神仏習合というテーマが、これほどの注目を集めたのはなぜ??やはり、神仏習合の源泉である比叡山がある滋賀では、今でも人々にとって身近で切実な課題だということなのでしょう。改めて、滋賀の文化の奥深さを感じた次第です。

同じ14日、琵琶湖博物館の20周年リニューアルオープンも、世間をにぎわせていましたね。琵琶湖博物館は平成8年(1996年)に、この文化館にいたビワコオオナマズをはじめとした琵琶湖の魚たちが、お引越しして行った先です。水族展示も、バイカルアザラシを仲間に加え、大幅にリニューアルされたとか。本当におめでとうございま~す!!
ところで、琵琶湖博物館と琵琶湖文化館って、名前がよく似ているせいか、以前からよく間違えられます。最近は、「ニュースで見たんですけど・・・文化館さんリニューアルされたとか?」「水族館がリニューアルしたって聞いたんですが?」というお問い合わせもチラホラと。。。ホントにそうだったら良いのですけど。。。

以上、「このごろ文化館で増えたもの」アレコレ、お知らせいたしました(笑)。

298時々、「文化館って何してるの?」というお声もいただきます。休館中で皆さまには少し見えにくいところがあるかも知れませんが、これからもさまざまな機会を通じて、文化館の活動をどんどん発信していきたいと思っています。まずは、8月も、ホームページを、み・て・ね!!

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