月別アーカイブ: 7月 2018

大人もお勉強(電気講習会)

夏休みに入って一週間。学生のみなさん、宿題は、計画的に進んでいますか?連日猛暑が続くなかの勉強、、、本当にツライですよね。ワカリマス。。。でも、「大人は勉強しなくてもいいから、良いなぁ~」なんて思ったそこの君!大人でも勉強をすることはあるのです。

先日『電気講習会(入門編)』に参加してきました。文化館で使用している電気は、一般家庭用(低圧)とは違い、大きな施設や工場などで使われる高圧電力で賄われています。受電設備も大きく、そのため定期的に専門業者さんに、設備点検をお願いしていますが、日常館内で仕事をしている私たちにとっては、要チェックな設備の内の一つです。文化館に勤め出したころの私は「高圧受電って何?」と思うほどに電気についての知識がありませんでしたが、それでも施設管理の仕事をしているのに「このままではイカン」と思い、意を決しこの度参加してきました。しっかりと学ぶためには、わからない事はメモをしっかり取って。大事なところも、ちゃんとメモを…なんだか、ノートをとりながら授業を受けていた学生時代がよみがえってきました。

講習会は、さすがに専門用語が多く、わかりづらいところもありましたが、専門業者さんがどのような点に注意して点検してくれているのか、また設備を監視する最新技術など、初めて知ることも多い講習会でした。また、家庭でもおなじみの、ブレーカーや照明、電気コードなどの注意点も教えてくださいました。近年要注意となっている地震火災について、「本棚などが倒れ電気コードが損傷→その後停電が復旧→通電の瞬間にコードがショート→近くの燃えやすいものに着火→火災発生!」という事例や、「地震で物が散乱した状態で通電→ストーブの周りで火災発生!」という事態が起こり得るということで、身の引き締まる思いでした。

そして、宿題も出ましたよ。「大きな事故を未然に防ぐには、日常の点検が重要」で、電気設備に異常が無いか、日頃から確認をしましょうということでした。内容はひとつひとつは難しいことではなく、「異臭や異音がしないか」「電気プラグにホコリが付着していないか」など。ですが、継続して意識することが難しい。う~ん…この難題な宿題、頑張らなければ。。。エアコンなどの使用で、電気の使用が増える夏です。みなさまも、この宿題をぜひやってみてください。

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夏休み企画② 作品から広がる世界

当館の館蔵品の中には、近代絵画の作品で、このように元気に泳ぐ魚がいっぱい、楽し気でにぎやかな「湖魚図」という作品があります。作者は、吉田虎之助という人物で、明治元年(1868)現在の草津市志那町に生まれ、村長や国会議員も務めた政治家です。何故そのような人物がこの琵琶湖の魚の絵を描いたのか、不思議ではありませんか?僕は不思議に思いました。ということで、ちょこっと調べてみることに致しましょう。

吉田虎之助氏は、明治45年(1912)の第11回衆議院議員総選挙に当選した地元の名士であるとともに、実は、琵琶湖で淡水真珠をつくることに尽力した人物でもあります。琵琶湖における淡水真珠の養殖は明治43年から始まりましたが成功せず、三重県鳥羽の御木本真珠の元技師であった藤田昌世氏らと、当時近江水産組合長を務めていた吉田氏が協力し、大正14年から新たに草津市志那地先の平湖で実験を開始します。吉田氏は有志とともに、「淡水真珠養殖研究会」を設立し事業化を進め、昭和5年(1930)にイケチョウガイで商品価値のある真珠養殖に成功すると、製品が出荷されるようになりました。昭和10年には吉田氏ら研究会のメンバーを中心に「淡水真珠養殖株式会社(翌年琵琶湖真珠株式会社と改称)」が設立されています。その後、日中戦争や第二次世界大戦が勃発したため、昭和17年(1942)に琵琶湖真珠株式会社は解散してしまいますが、その後も「琵琶湖産の淡水真珠を」という夢を抱いた人たちの手により、県内各地で幾度となく淡水真珠の養殖が行われました。

もうお気付きですね?吉田虎之助という人物は、滋賀県において琵琶湖という偉大な資源に目を向け、地域振興を試みた人なのです。そのような人物ですから、琵琶湖に慣れ親しみ、琵琶湖に住む生き物たちにも人一倍関心を持っておられたに違いありません。それをこの掛け軸が、物語っているように思えてきませんか?

「湖魚図」は、昭和38年(1963)、水族館を併設した県内唯一の博物館であった当館に、寄贈されたものです。もう一度作品をよく見てみると、魚一つ一つには名前が記されています。
地元滋賀で呼ばれている魚の名称、細部にわたるリアルな描写、これはまるで琵琶湖の『お魚図鑑』のようです(拡大画像はコチラ)
決して画家として有名な方の作品ではないですが、一つの作品から広がる世界、滋賀県の重要な歴史の一端を、垣間見た気がします。いやぁ~、大人になっても『調べる』って面白い!

ということで、少年少女、若人よ! Be Ambitious(大志を抱け)!子どもの頃に抱いた興味が、自分の人生にどう影響するかなんて、誰にもわかりません。もしかして一大事業を成し遂げるキッカケが、この夏休みにあるかもしれないのです!是非、いい出会いを、そしていい経験を~♪

筆:あきつ

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「花湖さんの打出のコヅチ」第2回 開催しました

記録的とも言われる連日の猛暑のなか、昨日(7/19)の大津の最高気温は36.8℃にまで達したようです。本当に、頭の中身がトロ~ンと溶け出してしまいそうな暑い日でしたが、開催いたしましたよ!滋賀の文化財講座「花湖さんの打出のコヅチ」第2回。そして、なんと140名もの方がお越し下さいました。講座を楽しみにして来ていただいた方には、感謝の気持ちでいっぱいです!また、ご参加いただいた方には、講師による中身の濃いお話をしっかりと頭に詰め込んでいただくことができたのではないかと思います。

第2回の講座は、滋賀県教育委員会文化財保護課の古川史隆氏に「近江の慶派と快慶仏 圓常寺蔵阿弥陀如来立像を中心に」というテーマでお話いただきました。彦根市にある圓常寺のご本尊である阿弥陀如来立像は、今年3月、国の文化財審議会の答申を受け、今秋にも重要文化財に指定されることになっています。これを機に、今回の講座では、この阿弥陀如来像とその作者である快慶およびその一派(慶派)の作品について、仏像彫刻の基本用語の解説からはじまって、たくさんの写真を用いて、丁寧にわかりやすくご説明いただきました。

配布資料にも、快慶の代表作をはじめとした関係諸仏のリストを掲載していただきましたので、これを参考に、これから各地の仏像めぐりをすることもできそうですね。また、平成25年度に行われた修理のお話しにも、みなさまとても驚かれたよう。普通はなかなか見ることのできない、梱包や運搬の様子に始まる仏像修理の過程を、順を追って見せて頂くことができました。

ところで、今回の講座では、初めての試みとして、県立図書館の方から講座に関連する図書の出張展示をしていただきました。受講者の方も、講座の前後の時間に興味津々でご覧になっておられましたよ。滋賀に残る文化財について深く知り、そこからさらに興味を他へも広げて行くそのお手伝いに、また新たな力強い応援をいただきました。県立図書館の職員さん、どうもありがとうございました!

第2回の講座の様子は、ZTVコミュニティチャンネル(地デジ11ch)「おうみ!かわら版(滋賀)」(放送日:7/23・24・25)と「Weekly!かわら版(滋賀)」(放送日:7/29~8/4)でも放送されます。放送エリアは大津市・草津市・栗東市・守山市・野洲市・湖南市だということです。ぜひチェックしてくださいね!

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夏休み企画① 夏の友(宿題対策)に

太陽サンサン、湖岸の遊歩道でもセミの大合唱、いよいよ夏本番。県内の学校ももうすぐ夏休みですね。「いいなぁ夏休み・・・」と、つい羨ましく思ってしまう大人:社会人・・・です。
しか~し!子ども達も楽しいコトばかりではない!そう!夏休みの宿題!これ大問題!!

ということで、てっとり早く夏休みの宿題を片付けましょう~♪県内の博物館施設や資料館などでは、夏休みに合わせたイベントがたくさん企画されています。そのうちの一つ、滋賀県立安土城考古博物館さんの催しをご紹介しましょう。

博物館内にある発掘調査の「整理室」では、7月21日(土)・22日(日)に、「あの遺跡は今!」という催しが開催されます。県内から出土した考古資料について、発掘の専門家さんにいろんなお話を直に「きいて」、土器や瓦などの遺物に直接「ふれて」、体験できるプログラムが用意されているそうです。スマホを使って更に詳しく自分で調べることも出来るとか・・・。なにナニ?『王様でGO!』というコーナーでは、ペーパークラフトで、出土した古代の王冠を作ることができると?!夏休みの宿題、一つクリア!ですね~。

また、企画展では「寺と城-近江の瓦-」が、21日(土)から開催され、各時代の近江の瓦が一堂に展示されます。・・・たかがカワラと侮るべからず!時代によってその特徴は様々・・・安土城など織田・豊臣期の城郭瓦なども展示されるので、戦国好きにはタマラナイ!歴史の勉強にもなり、じっくりと調べ上げれば夏休みの課題にもぴったりです!ちなみにこの展覧会には、当館から寄託品も含めて、
飛鳥時代:崇福寺跡出土の軒丸瓦と軒平瓦
     東光寺遺跡出土の軒丸瓦(日本で2点しかないうちの1点!珍しい文様!)
奈良時代:紫香楽宮跡(甲賀寺跡)出土の軒丸瓦
が出品されていますので、こちらもお見逃しなく!(詳しくはコチラ:収蔵品公開情報)

いぃなぁ若者は・・・興味広がることいっぱいですね!大人も負けずに!暑さニモ負ケズに!夏を楽しみませう!!

筆:あきつ

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「花湖さんの打出のコヅチ」第2回のご案内

ある夜のことです。これは夢の中でのお話しです。

彦根は圓常寺の阿弥陀如来立像さまと、大津は石山寺の大日如来坐像さまが、お出会いになりました。そこで、こんな楽し気な会話をされていましたので、さっそくご紹介することと致しましょう。

阿弥陀さま:これはこれは、石山寺の大日さんではないですか?
      はじめまして。圓常寺の阿弥陀と申します。
大日さま :どうも、はじめまして。お噂はかねがね。。。おたく
      も私と同じ鎌倉時代の“慶派”仏師の作品だとか?
阿弥陀さま:ええ、そうなんですよ。“慶派”のなかでも快慶の作なんです。
大日さま :ということは。。。なんと、実の兄弟ではないかいな?自分で言うのも何やけ
      ど、私とよう似て、あんたもやっぱり細身で理知的なお顔をしてるわ。快慶
      仏は全国に40以上いてると聞いてるけど、滋賀にいるのがわかってるのは私
      ら2人だけ。。。ここで出会えたのも”仏さま”のお導きですかいな。
阿弥陀さま:私らも”仏さま”ですけどね(笑)。
大日さま :ほやほや、そやったなあ(笑)。ほんで、この頃はどうしてたんや?元気にして
      たか?
阿弥陀さま:実はねえ、5年ほど前にえらい修理をしてもらいまして。。。身体中、ぜ~んぶ診
      てもらって。。。おかげさんで、今は元気にさしてもろうてます。
大日さま :ほうかいな。ほら大変やったな。けど今度、私と同じ“重要文化財“組に入らる
      ことになったと聞いてるで。
阿弥陀さま:まあ、お耳の早いこと!けど、ほんまにおかげさまですわ。ほんで、7月19日
      の滋賀の文化財講座「花湖さんの打出のコヅチ」でも、早速いろいろと紹介して
      くれはるらしいんです。ちょっと晴れがましいんですけど。。。
大日さま :いやいや、ええことやないか!どこであるんや?友達にも知らせとくで。
阿弥陀さま:おおきに。会場は大津にある「コラボしが21」ですねん。
大日さま :「コラボしが21」てか。どこにあるんや?
阿弥陀さま:ほら、あの琵琶湖文化館の、ほんほこやホン(すぐ近くです)。。。

と、まあなんと有り難い夢を見させていただいたことか(笑)!
ところで、阿弥陀さまがお話されていた滋賀の文化財講座「花湖さんの打出のコヅチ」。みなさんも気になりますよね?7月19日(木)開催の第2回講座について、詳しくはコチラにあります。また、お申込みには専用フォームもありますので、ぜひご利用下さいね(電話・FAXでも受け付けております)。
では、たいへん暑い季節となりましたが、講座は涼し~い会場(コラボしが21)で行いますので、みなさまのご来場をお待ちしております。奮ってご参加を!!

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七夕と朝顔と牽牛(けんぎゅう)

ささの葉さ~らさら~♪もうすぐ七夕ですね。短冊にお願い事を書いて笹の葉に飾る・・・夜空の織姫さまと彦星さまが、年に1度だけ会えるというロマンチックなお話は、子ども心にウキウキする行事の一つでもありました。空を見上げて、天の川を挟んで織姫(織女星、こと座のベガ)と彦星(牽牛星、わし座のアルタイル)を探す・・・まだ純粋であった頃の淡い思い出。。。が、しかし!夜空を見上げてもなかなか見ることが出来なかった!という苦い思い出があるのは、僕だけではないはずデス!!
それもそのはず・・・大人になるとよくわかる。織姫と彦星が出会うというお話ができた頃に使われていた暦は旧暦(太陰暦)で、旧暦の7月7日は、現在の暦では8月のお盆の頃にあたります。ちなみに今年の新暦7月7日は旧暦で5月24日・・・このズレが、七夕の夜の星空観察を楽しめない原因の一つだったのですね~。道理でキラキラのお星さまに会える確率も少なく、梅雨だ!雨だ!台風だ!!と、織姫と彦星の劇的な再会を阻むヤカラが多いワケです。(でもコレをお子さまに説明して理解してもらうのはムズカシイ・・・)そういえば、お盆の頃の夜空はとてもキレイに星が見えますね。。。

そもそも「七夕」とは、五節句の一つで、五節句はもともと唐の時代の中国から伝わったものです。織姫=織女は機(はた:織物)を織る乙女のことですが、彦星の牽牛(けんぎゅう)は、「牛を牽(ひ)く」という意味があります。そして、この『牽牛』という名前を付けられた花が、あります。牽牛花、それが「アサガオ」です。中国でアサガオの種子「牽牛子(けんごし)」は、古くから生薬として重宝され、高価であり、その対価にウシが取引されたという故事が残されているそうです。あら、なんだかちょっとリアルなオトナの話になっちゃった(笑)。

七夕を前に、文化館で学芸員さんと交わしたとある「会話」の一部を紹介しましょう。
「七夕にちなんだ作品、館蔵品で何かないですか?夏っぽいイメージのものとか」
『○○と△△と□□があるよ』
「ナイスです!」
『七夕で彦星は牽牛と呼ばれているから、牽牛つながりでアサガオなんてどう?』
「いい感じ!」
『でもアサガオは秋の季語だよ?!』
「・・・」

あぁ、こんなところにも季節のズレが!・・・この話、実はまだまだ続きます。それはまたいずれ、ご紹介することといたしましょう。。。

お庭のアサガオが咲くのはまだもう少し先?かな?!大人になっても子ども心のロマンチックを忘れずに・・・アサガオの開花を楽しみに待つことといたしましょう。

筆:あきつ

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ホームページ6月のアクセス数

梅雨明けの待ち遠しいこの頃ですが、皆様いかがお過ごしですか?本日はまず、6月のホームページアクセス数をご報告させていただきます。嬉しいことに、6月もホームページへご訪問いただいた方は引き続き増え、1,994件となりました。先月はブログで紫陽花の花の作品を取り上げたからでしょうか???海外からも熱視線?!なんと花の都パリ(フランス)とアメリカからのアクセスだけで15%もありました。感謝!!

また、6月から始まった文化財講座「花湖さんの打出のコヅチ」の関連では、各方面で情報掲載をしていただいておりますが、最近は「県の広報メール」や「SNSで知りました」という方も増えてきました。情報の拡散、、、有り難い!!また、開催翌日には、どのような講座内容であったかをブログで紹介していますが、6/22(金)はなんと1日で266件ものアクセスを頂戴しておりました!(普段だと平均70件くらいなんです!)皆さん、この報告ブログを楽しみにして下さっているのかな~?ちなみに、時間帯は夜8~10時頃のアクセスが一番多かったようです。
文化財講座のお申込みはもちろん、そのほかにも、面白く、ためになる情報が満載の文化館ホームページです。もちろん、最初は”ついで”で構いません。でも、せっかくですのでいろんなページを見ていただいて、あなただけのお気に入りページを見付けていただけると嬉しいです。

ところで、昨日7月1日は「琵琶湖の日」でしたね。この前後一週間、「琵琶湖をきれいにしよう」「豊かな琵琶湖を取り戻そう」「琵琶湖ともっと関わろう」ということで、湖岸や川の清掃活動をはじめさまざまな取り組みに参加された(される)方も多いかと思います。

ということで文化館でも、さっそく本日朝から、周辺の清掃作業を実施!
文化館はまさに琵琶湖の中に建っていますので、この周辺をきれいにすることは、つまり琵琶湖をきれいにすること!と、職員一同、背中に「あきつマーク」を貼って、はりきってゴミを拾い、草を刈り、頑張りました!
さらに、道路を挟んで建っている井上敬之助さまの銅像周辺も。。。琵琶湖を愛し、ずっと見守り続けてくれている敬之助さまには、特別にスッキリとしていただかなければ!たっぷりと汗をかきかき、頑張ってお掃除させていただきました!
きれいになった文化館まわり、どうですか?湖岸を歩くみなさまにもまた、気持ちよく歩いていただけると嬉しいです。

それではみなさん、7月も「あきつブログ」をどうぞよろしくお願いしま~す。

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