日別アーカイブ: 2018年11月1日
ホームページ10月のアクセス数
先週から朝晩の冷え込みがグッと厳しくなってきましたね。この冷え込みにより、文化館周辺でも木々が急に色づき始め、これからの紅葉がとても楽しみです!
さて、今日は恒例のホームページアクセス数についてのご報告です。10月には1,737件のご訪問をいただきました。前月よりもアクセス数、ご訪問いただいたユーザー数共に増えているのですが、文化の秋、芸術の秋を楽しもうと、情報収集にご利用いただいているのでしょうか?とにもかくにも、多くの皆さまのご訪問に感謝いたします!
ところで、昨日10月31日はハロウィーンの日でしたね。TVではここ数日、東京渋谷の人出の様子が放送されていましたが、こちら滋賀でも、文化館からほど近い大津市膳所の”ときめき坂”で仮装パレードが先週末に行われるなど、とても盛り上がりましたよ!この行事、今や全国にすっかり定着しつつあるようですね。
そんなハロウィーンの、夜を徹しての盛り上がりを見て、ふと思い出したのは、かつての日本で盛んだったという「庚申待(こうしんまち)」という行事のこと。滋賀でも時々「庚申塔」と彫られた石碑が建てられているのを見ますが、庚申というのは幸神、つまり猿田彦命のことで、神仏習合の考えから言うと「青面金剛(しょうめんこんごう)」にあたるこの神(仏?)を、年に6~7回ある庚申(かのえさる)の日の晩に、人々がお堂などに集まって祀り、酒盛りなどして夜を明かしていた行事です(この夜眠ってしまうと、体内にいる虫が抜け出して天王に善悪行を報告するので、天王のサジ加減で寿命が縮まるのだとか)。
かつて、日本の各地で行われていたこういった夜通し騒ぐ行事は、もちろん今流行りのハロウィーンと、祭りの意味は全く違うわけですが、やっていることには共通する部分があるような無いような。。。そこで、「日本でハロウィーンが盛り上がる背景には、”忘れかけていた遠い記憶”が呼び覚まされているのかも?」というのが、あきつ君の仮説です。。。無理やりですが(笑)。もちろん、いつの時代でも、「見ざる・聞かざる・言わざる」の本来の意味通り、度の過ぎた礼節を欠く行為は、”やってはいけません”よ!!
そういえば、10月には「青面金剛」という検索キーワードで、文化館ホームページを訪れた方がいらっしゃったようです。文化館所蔵の「青面金剛図」については「浮城モノ語り 第4話」で詳しく紹介していますので、こちらもぜひご覧くださいね。ちなみに、今年最後の庚申の日は11月24日(土)だということです。さて皆さま、この夜はどのようにして過ごしましょうか?