月別アーカイブ: 3月 2019

3月20日 誕生日

昭和36年(1961)3月20日、琵琶湖上にお城の形をした博物館が誕生しました。滋賀県立琵琶湖文化館が開館した日。そうです、今日は琵琶湖文化館の58回目のお誕生日です。

当館は、県内の公立博物館のさきがけとして、滋賀の豊富な文化遺産の保護と産業文化の発展、琵琶湖の観光に寄与するため建設されました。開館当時は、展望閣や水族館、博物館、美術館、プール、レストラン、熱帯植物園なども備えた総合レジャー施設として多くの人でにぎわい、3層5階建て城閣形式の特徴ある建物は、湖岸のシンボルとして親しまれましたが、平成20年度より施設の老朽化等の理由により、休館となりました。現在は、館内での展示公開をお休みさせていただいている以外、文化財講座や他館での収蔵品の展示公開等の活動を、引き続き行っています。

本日、お誕生日を迎えるにあたり、どのような話題を皆さんにお届けしようかと、いろいろ悩みました。しかしここは原点に戻って、昭和36年の開館式の写真を、皆さんに紹介したいと思います。
今年に入ってから、当ブログでも「文化館とトンボの由来」というタイトルで記事を書いたことがありますが、トンボは当館のシンボルとしてだけでなく、開館を祝う式典会場でも大いに活躍をしていました。
その写真がコチラ(左)です。えっ?トンボが見えないですか??・・・そんなことはございません、ちゃんといますよ?!参加されている皆さんの胸元に・・・。

白黒写真なので、分かりづらいかもしれませんね。別の写真でズームアップしてみると、胸元にハンカチーフ・・・ではなく、それは館が用意した「赤トンボのしおり」です。みなさんがお揃いで胸元に挿して下さっているのです。なんてお茶目な(笑)。厳かな式典の中にも、ちょっぴり遊び心とユーモアのある開館式だったようです。
 
開館から58年。滋賀県の歴史と文化を物語る当館の収蔵品や、地域の古き良き宝である文化財を活かし、数多くの展覧会を開催、調査研究や普及啓発などを行ってきた当館です。そして休館中も活動を続ける当館の存在が、皆さんにとって、知的好奇心をくすぐる”トンボのお城”であることを願い、またそのための努力をと、心に誓うお誕生日でございます。

筆:あきつ

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延暦寺保存修理見学会のお知らせ

 皆さま、覚えておいででしょうか?昨年9月のことです。「花湖さんの打出のコヅチ」第4回では、県教委文化財保護課の菅原和之氏を講師にお迎えし、「世界遺産・国宝延暦寺根本中堂の魅力と平成の大修理」というテーマで、平成28年度から10年をかけて行われる延暦寺・平成の大修理についてお話しいただきました。講座のあと、「実際の工事現場を見てみたい」「見学会が行われるならぜひ参加したい」というお声を大勢の方から頂いておりましたが。。。待ちに待った現場見学会が、いよいよ開催されます!!

【開催日時】平成31年(2019年)3月23日(土曜日)
     全4回 (各回1時間程度)
    第1回 9時30分より/第2回11時00分より
    第3回13時00分より/第4回14時30分より

【開催場所】大津市坂本本町 延暦寺境内
      (根本中堂及び廻廊保存修理現場)

【定 員】各回60名 (1班20名で3班に分かれて修理現場を見学していただきます)
     ※各班に県担当者がつき、案内及び修理の説明を行います。

【参 加 費】見学会は無料(延暦寺巡拝料は各自でご負担をお願いします。)

【見学内容】根本中堂および廻廊の屋根や根本中堂の彫刻について見学します。

【参加方法】当日受付(先着順)
    ※参加を希望される方は、根本中堂前で開催時間までに受付をしてください。
  (各回の受付は開始時刻の30分前から行い、定員になり次第、受付を終了します。)

講座の時に菅原氏がお話されたように、今年度は根本中堂の屋根および、根本中堂廻廊の屋根の解体のほか、外部の塗装の掻き落としや、剥落した彫刻の彩色を復旧するための調査が行われています。見学会では、今回の解体に伴う調査で判明したことや、瓦棒銅板葺やとち葺などの伝統的な技法を、県の文化財建造物の専門職員さんが現地で詳しく解説して下さいます。なかなかない機会ですので、ご興味のある方はぜひご参加下さい。

見学会について、詳しくは県庁ホームページをご覧ください。また、お問い合わせは、滋賀県教育委員会事務局文化財保護課(電話番号:077-528-4673)まで。

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「金谷展」いよいよ16日(土)から

先週末には「びわ湖開き」も行われ、湖国滋賀はこれからが春本番です。先日、近くの図書館へ行ったところ、閲覧室の一角が梅花のごとく色づいていて…思わず近づいて見ると、なんと!!それは、「旅する画僧・金谷-近江が生んだ奇才-」展のポスターでした!(かなり目立つ場所に掲示していただいてます!!図書館さんありがとうございます!)

タイトルにあります「金谷」は、湖国を代表する江戸時代の絵師・横井金谷(よこい きんこく)のことです。この展覧会は、草津市立草津宿街道交流館滋賀県立近代美術館・県立琵琶湖文化館が初めて合同で開催するもので、3館の所蔵する金谷作品が、ゆかりの地・草津市一堂に展覧されます。詳しくはホームページの「展覧会」でもご紹介しておりますが、いよいよ3月16日(土)から始まります。当館からは、一挙に収蔵品8件の出陳。中でも「梅花書屋図・雪景山水図」は、修理後初の公開として注目の作品です。春の湖国に美しく蘇ったその姿は一見の価値あり!この機会にぜひご堪能いただきたいと思います。

 【展覧会名】旅する画僧・金谷-近江が生んだ奇才-
       (滋賀県立近代美術館県内移動展示事業・草津宿街道交流館春季テーマ展)
 【会場】草津市立草津宿街道交流館 (滋賀県草津市草津3丁目10-4) 
 【会期】平成31年3月16日(土)~5月12日(日) ※会期中展示替えがあります。
 【休館日】会期中の休館日 3月18日・22日・25日、4月1日・8日・15日・22日、5月7日
 【開館時間】9時00分から17時00分まで ※入館は閉館の30分前まで

本日は、この展覧会の開催準備で、作品の集荷に来られています。担当学芸員さんの達の様子からは、作品を扱う緊張感と展覧会に向けての高揚感が伝わってきます。”力”入ってますよ~。展覧会が楽しみです。

会期中には関連イベントとして、
3月16日(土) 講演会「金谷入門」
      会場:太田酒造株式会社 道灌蔵2F
3月23日(土) 学芸員によるギャラリートーク
      会場:草津市立草津宿街道交流館
が実施されます(いずれも14:00~)。

お話を聞いて作品を見ると、新たな発見がありますよ!よい機会ですので、皆さま奮ってご参加下さいませ。(展示会場は「草津市立草津宿街道交流館」ですので、お間違えのないように。)

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國の華たる館蔵品

皆さんは、『國華(こっか) 』という美術雑誌をご存知でしょうか。
『國華』は明治22年(1889)、岡倉天心、高橋健三らによって創刊されて以来、現在まで継続して刊行されている伝統ある月刊誌です。「世界的に見ても、現在発行を続けている美術雑誌の中では最も古い」(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より)とされるように、世界的にも高い評価を得ている美術雑誌です。その『國華』の2月に発売された第1480号に、当館の館蔵品である「檜図(ひのきず)屏風」が掲載されました。

檜図屏風は、湖国が生んだ桃山時代の巨匠:海北友松(かいほう ゆうしょう/1533~1615)が描いた六曲一隻の金碧画です。2017年の春に京都国立博物館で開催された特別展覧会「海北友松」展に出展されたこともあり(2017年4月11日ブログ)、作品紹介は京都国立博物館の山本英男氏が執筆されています。当館の館蔵品を、展覧会で公開するご縁をいただき、今回またこのような形で作品の紹介をいただき、大変有り難いことでございます。
ちなみに、平成29年(2017)3月の國華 第1457号では、長浜市興善寺の仏涅槃図について、お茶の水女子大学の土屋真紀氏が執筆されました。当館でも昭和63年に開催した展覧会「涅槃の美」において展示させていただいた作品です。

展覧会やテレビ放映、作品掲載など、作品をご覧いただく機会はいろいろとございますが、滋賀県の文化財や美術作品の素晴らしさが、多くの方々に伝わるよう、当館もお手伝い出来れば、と思っています。

筆:あきつ

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ホームページ2月のアクセス数

早くも桜の開花予想日がニュースに流れてきました。滋賀では彦根で3月28日だとか。まだまだ先のような気もいたしますが。。。実は、当館では一昨日の2月27日から、事務室に置いてある鉢植えの桜がチラホラ咲き始めました!!窓辺にほんわかピンク色。やっぱり桜はいいですね~。皆さまもどうぞこの盆栽桜で、ちょっぴり「春」をお楽しみ下さい🌸🌸🌸

さて、今日は月初め。前月のホームページアクセス数をご報告致しましょう。2月のアクセス数は、1,632件。この一ヶ月もまた大勢の方にご訪問いただき、ありがとうございました。この1ヶ月に当館ホームページを訪れた方の「検索キーワード」には、いくつか気になる言葉がありましたよ。「谷口久次郎」、「服部岩吉」。ご存知ですか?谷口久次郎氏(1886-1973)は、昭和33年(1958)から昭和41年(1966)まで、滋賀県知事を2期8年務めた方で、昭和36年の当館開館時の知事でもあります。また、服部岩吉氏(1885-1965)は、衆議院議員を経て、昭和22年(1947)、初代滋賀県民選知事となり、昭和29年(1954)まで務められました。昭和23年(1948)、県庁西隣りにあった武徳殿を改装して、当館の前身にあたる滋賀県立産業文化館が開館したのは、服部知事の時代です。お二方ともに、昭和35年4月の当館の起工式にご出席された時の様子が、写真アーカイブ「湖上にお城ができるまで」でご覧になれます。

また他にも、「滋賀県の銅像」とか「滋賀県の銅像になった有名人物」なんてキーワードがありましたよ。文化館に関係する銅像といえばもちろん「井上敬之助銅像」のことでしょう。文化館前に立つ銅像については、「浮城モノ語り」第46話で詳しく取り上げておりますが、井上敬之助氏は、滋賀県出身で衆議院議員や政友会総務を務めた、明治から昭和にかけての政治家です。何かの偶然でしょうが、こういった滋賀県ゆかりの政治家についての検索が重なったのは、滋賀県の発展に大きな功績を残された先達について、改めてどこからか注目が集まっているということなのでしょうか?お三方ともに、滋賀県民としてはしっかりと記憶に留めておきたいお名前です。もしも、「あまりよく知らなかった。。。」という方がいらっしゃったら、今からでも遅くありません!当館ホームページで、しっかりお勉強して下さい(笑)。

最後に、皆さまにお知らせです。トップページから入って来られた方はお気づきでしょうか?今日から「近江の文化財」というコンテンツに「滋賀県の指定文化財」コーナーを新設しました!!ここでは、新たに滋賀県内の国宝・重要文化財・県指定文化財のうち美術工芸品についての一覧表やさまざまなデータを掲載しています。この新コーナーを通して、国指定の重要文化財(国宝を含む)の数で全国第4位を誇る滋賀県の文化財について、皆さまにもっともっと知っていただけると嬉しいです!!これからも当館ホームページをどんどんご活用下さいね。

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