月別アーカイブ: 1月 2023
大寒波襲来 雪化粧
冷えましたね~凍えましたね~~。10年に1度の大寒波と言われる寒気が流れ込み、大津でも今朝方の気温がマイナス3.8℃という厳しい冷え込み。JRは運休、道路は路面凍結で大渋滞が発生するなど、久々に「非日常」を味わった気がします。あぁ生きてることが有り難い。
そんな極寒の日、交通状況に苦労しながらも出勤すると、ちょっといい事がありました。これ、激レアだと思うのですが・・・。
逆光で少し分かりづらいかもしれませんが、我らがお城のシンボル・大トンボが雪化粧しています。うぅ、こんな日にもアナタはそこに・・・ありがとう。
今までにも何度となく、雪景色の文化館を写真に収めようとチャレンジしてきたのですが、当館、とても日当たりがよく、出勤する頃には雪が解けて「いつもの文化館」の写真になってしまうのです。
今回はそれでも解けなかった(寒かった)ようで、貴重な写真が撮れました。
そう考えると、いろんな写真を撮っておきたくなり、施設の点検がてら、長靴を履いて右へ左へ。とりとめのない写真ですが、 令和5年1月25日大寒波襲来の日の文化館です。
この後、スコップを持って、雪かきに勤しみました(汗・笑)
琵琶湖文化館の姿を記録に残すドローン撮影:動画公開!
皆さま、完成しました!
現在の琵琶湖文化館の姿を記録に残す動画!完成いたしましたよ!
本邦初公開デス!!
日付を少し遡りましょう。時は令和4年10月某日、琵琶湖文化館の周辺を怪しい物体が飛び廻っておりました。目撃者多数の怪・・・ナゼ??!
ハイ正解!澄み渡る秋空に、飛んでいたのは文化館の大トンボ・・・否否(笑)。文化館の現在の姿を、空から・湖から撮影するための「ドローン」を飛ばしていたのですヨ!
湖上に建つ浮き城:そのシンボルでもある大トンボのモニュメント。このたびの取り外しを前に、秋に皆さんから写真の投稿を募る「記録に残そう大作戦!」を決行しましたが、実はほぼ同時期に「動画で残そう大作戦!」も進行していたのデス!
当館の背後はひろ~い琵琶湖・・・とは言え、大津の市街地に立地しています。隣りには滋賀県警さんのヘリポートもあり、特別な申請をしないと、ドローンを飛ばすことができないエリアとなっています。
そこはちゃ~んと申請をして許可をいただきしたよ。我がお城、昭和の名建築ですもの(自ら言う!!?)、皆が愛する大トンボのためですもの・・・撮るなら今でしょ!
ということで各方面のご協力を得まして、約3分の動画が完成しました。皆さまにお披露目いたします。過去形となってしまう「在りし日のトンボの姿」、いつもと違う角度から、とくとご覧くださいませ。
え?見た感想??
・・・いろいろとツッコミどころが多く感じられるかもしれません。強いて言うなら「ドローンの普及があと50年早ければッ!」とも思いましたが、現在の姿、それも60年という歴史を積み重ねた文化館の姿ですから、この機会に、記録に残せたことを、大変有り難く思っています。
前置きが長くなりましたね。どうぞごゆるり、ご覧くださいませ!
〔制作:滋賀県文化スポーツ部文化財保護課 文化財活用推進・新文化館開設準備室〕
ユネスコ無形文化遺産「風流踊」登録記念講演会 開催(滋賀県)
みなさん、もうご存知です・よね?昨年末に飛び込んできた嬉しいニュースです。
このたびユネスコの無形文化遺産に、新たに「風流(ふりゅう)踊り」が登録されることが決定し、全国24都府県41件の民俗芸能の内、滋賀県からは、
草津市・栗東市の「近江湖南のサンヤレ踊り」
守山市・甲賀市・竜王町・東近江市の「近江ケンケト祭り長刀振り」
の2件が、ユネスコ登録されることになりました。
地元では登録決定を喜ぶ記念式典が開催されるなど、ニュースでも大々的に伝えられましたね。滋賀県民としても誇らしい限りです。
一方で、伝統的な祭りの担い手が不足するという課題も生じています。これは現代社会が抱える共通の課題でもあり、何とか解決の糸口を皆で考えたいところ・・・。
ということで今回は、滋賀県文化財保護課さんからのお知らせです。
『ユネスコ無形文化遺産「風流踊」登録記念講演会』が草津市で開催されます。
【会 場】草津市立草津クレアホール(草津市野路6丁目15-11)
JR琵琶湖線南草津駅 徒歩10分
【日 時】令和5年(2023年)1月29日(日)13:30~16:00(開場は13:00から)
【内 容】[第1部]記念講演
演題:ユネスコ無形文化遺産の意義と、これからの継承の課題
講師:俵木 悟 氏(成城大学教授)
[第2部]実演
近江のケンケト祭り長刀振り(山之上のケンケト祭り)
草津のサンヤレ踊り(志那のサンヤレ踊り・下笠のサンヤレ踊り)
【参加費】無 料
【定 員】600名 ※予約は不要です。
会場に直接お越しください。
会場では講演だけではなく、登録された踊りの中から、3つの地域の踊りを特別に舞台で披露されます。是非、貴重なこの機会に足を運び近江の風流踊りの魅力にふれてみてくださいね。(問い合せなど詳しくは滋賀県文化スポーツ部文化財保護課※別サイト)
新しい年は兎のように…
新年あけましておめでとうございます。今年は3年ぶりに行動規制の無い年末年始となったため、久しぶりに遠方にいる家族の所や、旅行へ行ったという方も多いのではないでしょうか。。。皆さま、楽しいお正月を過ごされましたか?三が日も過ぎた4日から仕事始めのかたもいらっしゃるのでは、、文化館も本日から仕事始めです。新しい年の始まり一緒に頑張りましょう!
多くの収蔵品を誇る文化館では、新年に欠かせない干支の動物に事欠きません。去年の寅年にも、岸岱の「巌上咆哮猛虎図」が活躍してくれました。
今年は卯年。雄々しい虎の絵からバトンタッチしたのは「鶏兎図」に登場するフワフワの毛並みがかわいい5羽の兎たち。今にもぴょんぴょんと跳ねだしそうな活き活きとした絵です。
江戸時代に活躍した森徹山が描いたコチラの作品は、名前からもわかるように2つの掛け軸(双幅)にそれぞれ鶏と兎が描かれています。鶏の絵には、つがいと思しき2羽の鶏と、3羽のひな鳥が描かれています。今年の干支ではありませんが、ほのぼのした家族の絵が「家内安全」を思わせ、ちょっと縁起良く感じてきませんか?そして、兎は跳ねるもの。その跳躍力にあやかって、この一年がより一層飛躍しますように…どうですか、この「鶏兎図」が吉兆絵に見えてきませんか?!…え?無理やりすぎる?…いやいや、それでもこの絵が吉兆絵となることを願っているのです!更には、皆さまにとって今年一年が良い年となりますように!
今回紹介した「鶏兎図」の“ 兎絵 ”は、文化館前の通りにある掲示板に張り出しています『新年のごあいさつ』にも使用しました。お近くを通られた方は、是非ご覧くださいね。それでは、本年も琵琶湖文化館を、どうぞよろしくお願い申し上げます。