日別アーカイブ: 2025年8月6日
講座「花湖さんの打出のコヅチ」第4回 光秀にはまる

皆さん、暑さにバテバテしてませんか?アツかったのですよ~先日(7月30日)開催した滋賀の文化財講座「花湖さんの打出のコヅチ」第4回!今回はいつもの会場を飛び出して、滋賀県立安土城考古博物館にて開催していた『琵琶湖文化館地域連携企画展「明智光秀と近江」を楽しむ!』講演&ギャラリートークを実施いたしました![展覧会は8/3に閉幕しました。]
今回の講座は、通常の座学講座よりも少ない募集定員であったため、申込み受付初日には電話が鳴りっぱなしで、昼には満員御礼となってしまいました!そんな激戦を突破した参加者の皆さんがお集まりくださった今回の講座。講演では、安土城考古博物館の高木学芸員が「明智光秀とはどういう人物だったのか?」というタイトルで、非常に中身が濃い内容を、大変わかりやすく解説してくださいました。

皆さんが抱かれている「明智光秀のイメージ」は?・・・これ、本当に人それぞれ、微妙に異なるイメージをお持ちだと思います。光秀は一族が滅びてしまっているので、現存する関係資料が少ない・・・=後世の人々が作り出した光秀のイメージに、今の私たちは影響されている(?)可能性が多分にあるようです。高木学芸員は、現存する資料の信ぴょう性と史実を多方面から読み解き辿り着いた光秀像について、時にユーモアを交えながら軽妙な語り口でお話しくださいました。『詳しくて面白かったです』『詳細な資料に基づき丁寧に説明いただきありがとうございました。書状の説明も大変よかったと思います』皆さんの感想です。
「明智光秀という人物像をしっかり頭に入れて、(展示中の)文書を見て欲しい」と講演を締めくくられた高木学芸員。続いては展示室でのギャラリートークに移ります。

会場で案内してくださったのは同じく安土城考古博物館の瓜生学芸員。実物を目の前に話される内容に、皆さん前のめり(笑)。講演を聞いた後だったので、よりリアルに感じることができたのではないでしょうか。当時を生きていない私たちが、謎につつまれた武将たちの生きざまを推し量る、そしていつか答えに辿り着くのではないかと飽くなき夢を見る・・・いやぁ謎は深ければ深いほどオモシロイ!! (コレ妄想??)
今回の講座で皆さんの「知りたい」という気持ちを更に高めることが出来たなら幸いです。 ご参加いただいた皆さま有り難うございました♪

そして冒頭にも書きましたが、このたびの琵琶湖文化館地域連携企画展「明智光秀と近江」は、盛況のうちに8月3日閉幕いたしました。ご来場の方々、そして開催にご協力くださった安土城考古博物館の職員の皆さん、本当に有り難うございました。過年度に開催した連携展では冬にお世話になることが多かったのですが、夏の連携も愉しむことができました。

ところで皆さんはご存じでしたか?安土城考古博物館さん、3月にリニューアルした常設展示のシアタールームでは、5面の巨大スクリーンに投影された映像が楽しめるようになっていました🌟皆さま是非その目でご覧くださいね~♪