日別アーカイブ: 2015年6月19日

滋賀の文化財講座「打出のコヅチ」②

昨日、本年度第2回目となる滋賀の文化財講座「打出のコヅチ」が開催されました。不安定なお天気にも関わらず、94名もの方にご来場いただき、誠にありがとうございました。

今回は、「受け継がれゆく いにしえの美 -よみがえった琵琶湖文化館収蔵品- 」と題し、前年度、マザーレイク滋賀応援基金の寄付金によって修理した琵琶湖文化館収蔵品について、当館の学芸員がお話しさせていただきました。
前年度は7件の館蔵品を修理しましたが、そのうち、江戸時代の絵画6件について、表装(屏風、掛軸、巻子といった形態)ごとに作品の内容を紹介するとともに、その修理工程について作業風景の画像を交えて解説いたしました。

終了後のアンケートの中に「文化財を継承するためには、文化財を継承する伝統的な保存・修理技術もあわせて継承していく必要があるということが改めてわかりました」といったご意見を頂戴し、本講座を通して文化財修理の重要性をご理解いただき大変ありがたく思う次第です。

さて次回は「魅力あふれる滋賀の近代建築と「滋賀県庁舎本館」」(7月16日予定)と題し、県教委文化財保護課の担当職員がお話しいたします。引き続き多くの方のご来場、お待ちしております!!

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