日別アーカイブ: 2020年11月9日
[栗太郡の神・仏 祈りのかがやき] クイズ①ネタばらし
約2カ月あった会期も、はや残すところあと1週間。栗東歴史民俗博物館で開催中の「栗太郡の神・仏 祈りのかがやき」は、15日(日)までとなっております!みなさまお急ぎを!!
っとその前に、本日(月曜)は休館日なので、展覧会の予習・復習がてら、そろそろクイズの“ネタばらし”をしておきましょうか・ね?!
先ずは第1弾として出題したのがこちらのお題。[問題のPDF]
[1] 本展覧会のポスターやチラシに掲載されている女神さまと仏さま。実際の大きさで、小さいのは、ズバリどっち?
という問題でした。答えはズバリ→「女神さま」です。チラシでは対等の大きさに編集されていますが、薬師如来坐像(阿弥陀寺蔵)が半丈六(約4尺 (実138.8cm))であるのに対し、女神坐像(金勝寺蔵)はこぢんまりかわいく29.4cm。実際にはこれ(右図)くらい違います。う~ん編集マジック(笑)。展示室では遠目に向かい合って座しておられるところが、学芸員のこだわりだったりします(笑笑)。小さくとも力強い存在感の女神さまに要注目です!
[2] こちら(左)の彫刻(金勝寺蔵)は、お坊さまの姿をしておられます。そこで問題。このお像は・・・
お坊さまでしょうか?仏さまでしょうか?神さまでしょうか?
ズバリどなたサマ?
というのが問題。答えはズバリ→「神さま(僧の姿をした神さま)」が正解です。(出題した学芸員は“ちょっぴりひっかけ問題”とニタニタしている(笑)。)実はこのお像、県指定文化財で名称が「僧形神坐像」です。名前を知っていたら一発正解でしたネ。
[3] 近江八幡市の浄厳院が所蔵する「厨子入銀造阿弥陀如来立像」(右)は、金の蒔絵が施された厨子も見どころです。主な蒔絵の意匠は蓮の花びらで、扉と本体の内側にもあらわされていますが、厨子の中で一か所だけ違うモチーフがあります。ズバリどこに何が?!
①扉外面に秋草 ②本体背面に龍 ③屋根に宝珠
というものでした。答えは・・・「屋根に宝珠」が正解。蓮台の上にまぁるい宝珠が3つ描かれています。意匠の美しさをぜひ会場でご確認下さい!
あれ?!どうしたことでしょう。クイズ第1弾の答えだけで敢え無く本日の字数制限となりました。第2弾の答え合わせはまた次回!