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「花湖さんの打出のコヅチ」第1回 開催しました。

5月27日(木)梅雨の雨というには、少し激しい雨模様のなか、はじまりました今年度初の滋賀の文化財講座 花湖さんの打出のコヅチ。100名の定員のところ、事前に申込みのあった90名の方が受講されました。今年も、昨年に引き続きコロナ禍での開催。来場の皆さまには、入口で検温にご協力いただき、受付もスムーズにスタートしました。

第1回は「芦浦観音寺の王会図屏風について-令和2年度滋賀県新指定文化財紹介-」というタイトルで、県文化財保護課(琵琶湖文化館兼務)・古川氏に登壇いただきました。
芦浦観音寺さまの所蔵で現在、文化館でお預かりしている王会図屏風は、令和3年2月新たに県指定文化財になった作品で、まさにコヅチの初回を飾るトップバッターにふさわしいホットな話題となりました。

「王会図(おうかいず)」とは、中国唐時代に誕生した画題で、本場中国では、唐代の太宗に対する朝貢の図を「王会図」といい、朝貢全般の図を「職貢図(しょくこうず)」と呼ばれるそうです。この二つが混同し、同一の作品に対して、二つの名称が使用されるのだとか。そして、中国では「職貢図」が10点程残っていて、「王会図」と呼ばれるものは現存しないそうです。日本における「王会図」も、わずかにしか残っておらず、現存作例は、戦国武将が天下統一を競っている16世紀末に集中しているのだとか。これは、絵を注文した人が、中国全土を統一した太宗と来朝者を、自分と服属する戦国大名に重ね合わせ天下統一を示したのではと説明されていました。日本に来て新たな解釈となった「王会図」。時代が反映されていて、とても面白いと思いませんか。

そして、芦浦観音寺の王会図屏風には、時を経て変わったことが。それは…っと、コレは、ただ今「クイズチャレンジ」で問題になっているのでした。なので、ココではちょっとヒミツにさせてください(気になった方は、ぜひクイズを考えてみてください)。会場でこの話が講師の口から話された時、驚きの声を上げた方がおられましたよ。日本の建具って奥が深い!

今年の文化財講座は、大津の本会場(コラボしが21)とは別に、各自治体の協力のもと、オンライン配信によるサテライト会場での受講も可能となりました。会場となった彦根市稲枝地区公民館さん、草津市常盤まちづくりセンターさん。受講された方からは、「初めて目にする文化財でした。」「滋賀の文化財のすばらしさ、今さらながらの学びです。」「人数等ちょうどよい」等の感想も寄せられました。これを機会に多くの方に滋賀の文化財の魅力に触れていただければ幸いです。(詳しくはコチラ

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あきつ君の野望・・・そのセイカ

かねてより着々と準備してきた「あきつ君の野望」。実は“この日”のためにありました。
5月27日(木)、滋賀では朝から激しい雨降りとなりましたが、夕方にはその雨も止み、風もなく穏やかな曇り空となりました。
日没後の文化館はこんな感じです。
文化館前の道路が通行規制となる前に道を渡り、どの角度から狙うがいいか、コロナ対策のためマスクを付けて、密にならないようにスタンバイしました。

「あれ、いつもは点いてない電気が今日は点いてるわ」隣りにいらっしゃった地元の方がつぶやかれました。(そうなんです。それが狙いです。気付いていただけましたか・・・ふっふっふっ[心の声])

19:20 おや?隣りには某新聞社の写真部の方が・・・これはもしかして、あの瞬間をこの場所で期待してもいいのかも?!

19:30 そして多くは語るまい↓↓↓。

オリンピックの聖火リレーと開館60周年を迎えた琵琶湖文化館。それぞれ「つなぐ」「つなげる」分野は違えども、ちゃんと「つながる」ことが出来ました。

文化館のこの心ばかりのささやかな演出を、楽しんでいただけたなら幸いです。
皆さんの記憶の一つとして残りますように。

東京五輪、滋賀県での聖火リレーは5/27・28の2日間で県内19市町のすべてを通り、178人のランナーによってつながれました。

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あきつ君の野望

ジメジメとしたこの空気、こんなにも梅雨らしい梅雨を5月に迎えてしまおうとは!まったく厄介な雨降りです。来週には久々のお天道サマを拝みたいもの
・・・というのも、文化館の「あきつ君」には密やかな野望があるのです・・・ふっふっふっ。

この季節、元気なのは道端の雑草くらいで、あっという間に伸びて困りますよね~。文化館のすぐ側に建つ「明智左馬之助湖水渡りの碑」は、“見どころ”の一つとしても“紹介”されていますので、せめて長い草を刈りとってキレイにしておきました。ちなみに文化館前の石垣も、いつも以上にキレイにしております。皆さんゴミのポイ捨ては禁止ですよ。
道路沿いの歩道の雑草たちは・・・今、大津湖岸なぎさ公園から浜大津まで一斉に草刈清掃されてますので、文化館前も忘れずに、よろしくお願いいたします!!・・・必ずあの日までには。。。

そして我がお城:琵琶湖文化館。当館のてっぺんにはトンボのモニュメントがあり、巷では「トンボのお城」と呼ばれたりもしています。おや?なんだかカラフルな色が目に入りません?お気付きですか皆さん?!窓に何かが・・・。

実はこれ、文化館のマスコットキャラクター「あきつ君」です。雨降りの気鬱を吹き飛ばすが如く、毎度元気なあきつ君を窓ガラスに貼ってみました。いつも以上にカラフルな色合いで(笑)。おやおや5色のあきつ君です。なんだか「あきつ保育園」にでもなったような?(笑)?そうですね~お外で元気に走りまわる子どもたちに会いたいな~。

おっと忘れてはいけない5月27日は、「滋賀の文化財講座花湖さんの打出のコヅチ」の開催日ですよね~。講座のメイン会場である「コラボしが21」は、当館から200m・歩いて3分ほどのところにある建物ですので、会場に行きがてら、この元気なあきつ君を横目に見て行ってほしいです~[※5月末までの期間限定デス]。

なんのことだかよくわからない方もいらっしゃると思いますが、27日の夕方遅くには、この付近で交通規制がかかり、文化館前の交差点も車で通ることができなくなります。ご注意くださいね。

さぁて、ずいぶんヒントを出しましたよ?!あきつ君の野望とはいったい何でしょう~か??!お楽しみに!
とにもかくにも来週は梅雨の晴れ間となりますよ~に!

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ホームページ4月のアクセス数

皆さんは大型連休をどのように過ごされましたか?写真はご近所ウォークで見つけた可愛い梅の実。立夏の候、季節の移ろいに、ついつい「今年の梅酒はいつ頃?」と、問いかけてしまった自分がいます。
さて、本日は早速、月初め恒例のホームページアクセス数のご報告です。年度初めの4月のアクセス数は、2,769件となりました。前年の同月より5割増と⤴⤴コレはテンション上がります⤴⤴⤴感謝!

今回最もアクセスがあったページは、「滋賀の文化財講座 花湖さんの打出のコヅチ」でした。本年度開催発表前からアクセスが徐々に増え始め、第1回の講座申込受付には、多くのアクセスをいただきました。みなさんが、この講座を本当に楽しみにされていらっしゃるのを実感いたします。コロナ禍2年目の開催。みなさんに安全に楽しんで頂けるように、私たちも開催に向けて、頑張って準備します。

ホームページといえば、みなさんお気づきですか?トップにある「打出のコヅチ」の下、収蔵品紹介が「大津事件関係資料」になっていることに。。。明治になって誕生した近代国家日本が直面した大事件は、1891年(明治24年)5月11日に、この大津で起こりました。後に行政と司法の対立があり、結果として司法の独立が守られたことでも有名ですね。今年は事件から、ちょうど130年。節目の年であり、各種報道にも取り上げられるなど、注目を集めています。
事件の現場となった場所は、文化館から1キロほど西に行ったところにあり、今では通りの角に小さな碑が建つだけとなっています。自分たちが住む滋賀で、こんな大事件が起こっていたなんて、なんだか不思議な感じがしますね。

当館が所蔵する「大津事件関係資料」は、現在、大津市歴史博物館さんで開催中のミニ企画展でご覧いただくことが出来ます。みなさん、この機会にぜひ、130年前に、この大津で起きた大事件に思いを巡らせてみてはいかがでしょうか。

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