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研究紀要 37号

野山の新緑が目に眩しい季節となってきましたね。この時期、年度末にまとめられた研究紀要や事業報告などが、各機関や施設から続々と届きます。これらの報告書には、各専門分野の詳しい調査成果や、さまざまな論文、最新の調査技術などについて、参考となる情報がいっぱい詰まっています。かく云う当館の「研究紀要 第37号」にも・・・!
金勝寺所蔵 独鈷杵および五鈷杵の科学的調査報告
近江に伝わる奈良期の四分律刪繁補闕行事抄について
-聖衆来迎寺と西教寺の伝来本-
[資料紹介]龍福寺(甲賀氏甲賀町滝)所蔵 木造四天王立像

うぅ、ちょっと難しいですか?あきつブログ的に紹介しますとですね・・・

①は、昨年度新たに滋賀県指定有形文化財に指定された独鈷杵と五鈷杵について、蛍光X線、X線CT装置による調査を実施したその最新報告です。金剛杵について、今までにこのような調査はほとんどされていなかったため、内部の構造や成分について、大きな成果が得られました。
〔あきつブログ的には、五鈷杵の握る部分にある鬼のお顔が・・・キュート!!〕

②先ずはその難しい読み方から(笑)!「四分律刪繁補闕行事抄(しぶんりつさんぱんほけつぎょうじしょう)」。これまでおそらくは奈良時代の古写経の一部(断簡)・・・とされていたものが、全国的に珍しい奈良時代の「四分律刪繁補闕行事抄」の書写本であったことが判明。とても貴重な発見でその伝来も気になるところです。
〔あきつブログ的には、近年のデジタル化で、難しい昔のお経までもがインターネットで検索できる時代になった・・・コトに驚きデス。僕も調べてみたい!!〕

③昨年、甲賀市歴史文化財課との共同調査で、龍福寺の四天王立像が平安時代にまで遡る古像であることが判明。
〔あきつブログ的には、後世に施されたブ厚い色彩の下に、平安時代特有の穏やかな表現が隠されていたとは・・・さすが全国屈指の文化財王国:滋賀。その素顔も是非拝見させていただきたいな~今後の調査に期待!!〕

ということで!「新たな発見がいっぱい」の研究紀要になっています。この発見を皆さんにご紹介できる機会を現在模索中~~~ご期待ください。

発刊して思うコト:全くの偶然ですが、今回の紀要に掲載した①②③すべてが天台系のお寺さまの文化財。これは何かのご縁であるに違いないと、コッソリ深読みしています。そういえば今年は、天台宗の開祖である伝教大師最澄が亡くなって1200年。さまざまなご縁に紡がれて・・・いるように思えるのは僕だけでしょうか。。。?

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ホームページ3月のアクセス数

今日から4月のスタートです。新年度を迎えて、フレッシュな気持ちの方も多くいらっしゃるのではないでしょうか? 3月20日に満60歳の誕生日を迎えた琵琶湖文化館は、気持ちも新たに、例年以上のフレッシュな新年度を迎えています。近くの桜も満開になって、還暦を迎えた文化館の新しい門出に、文字通りに花を添えてくれています。

さて、恒例のホームページのアクセス数の発表と参りましょう。3月のホームページアクセス数は2,808件となり、たくさんの方にアクセスいただきました。日本全国いろいろな所から文化館のホームページにアクセスいただいているようで、本当にありがとうございます。昨年は新型コロナに負けないようにと、文化館では、おうちで楽しめる「文化館チャレンジ」を始めました。これが一つのきっかけとなったのでしょうか。先年度は、年間を通して県内や近畿地方だけではなく、関東地方や九州と全国からのアクセスが多かったように感じます。
また、同じく昨年度より始まった朝日新聞(滋賀版)での収蔵品紹介「滋宝(しほう)」。記事はデジタル版でも更新されていますので、全国の方にも、文化館の収蔵品を知っていただくことができ、私たちも大変嬉しいです。この滋宝、4月からもまだまだ続きますので、どうぞご期待ください。

ああ…でも、多くの方にホームページを見ていただいているということは、更新を頑張らないとッ!新年度も、情報盛りだくさんに、皆さんに更新を楽しみにしていただけるようなホームページにしていきたいと思います!

新型コロナの影響が続いて一年、ウィズコロナの時代となった今。文化館では、感染症対策を徹底して様々な事業を展開していきたいと考えています。どうか皆さま、令和3年度の琵琶湖文化館もよろしくお願いします。

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