日別アーカイブ: 2021年6月18日

「花湖さんの打出のコヅチ」第2回 開催しました。

6月17日(木)滋賀の文化財講座「花湖さん打出のコヅチ」第2回を開催しました。梅雨の晴れ間となったこの日、講座の会場であるコラボしが21へ向かう道沿いには、アジサイたちがみずみずしい花を咲かせていました。今日はいい事ありそうな?!
弾む気持ちで本会場に入ると・・・そこには講座の開始を今か今かと楽しみに待つ100名の皆さんの元気な顔であふれていました♪勉強熱心な方たちに支えられた本講座は、事前予約でキャンセル待ちが出るほどの人気っぷりです。
ということで今回は、「伝教大師最澄の生涯・思想と文化財」について、打出のコヅチの人気講師・県文化財保護課(琵琶湖文化館兼務)の井上優氏にお話ししていただきました。

最澄が822年6月4日に入滅して、今年で1200年です。天台宗総本山の延暦寺でも「1200年大遠忌」の法要が営まれたことが、ニュースにもなりました。最澄というと、日本の天台宗の開祖として、比叡山延暦寺を建立したことは有名ですが、その出生や生涯を知っているかというと、そうでもないのが一般的ではないでしょうか。講座では、謎が多く奥が深い最澄の生涯について、古文書などから講師の解釈とともに詳しく語られました。皆さん、しっかりと最澄について知って帰ろうと、耳を傾けながら、盛りだくさんの内容が映し出されたスクリーンを真剣に見ておられました。講師の独特の語り口が楽しく、時間がすぐに過ぎてしまったのが、本当に残念でなりません。アンケートを拝見していても、「あと30分くらい欲しい」「今回の続きをしてほしい」と、最澄についてもっと知りたくなったご様子。その姿は、最澄の「生まれ変わってもみんなで学ぼう」という考えそのもの。

最澄についてもっと知りたいと思った方におススメの本をご紹介します。「湖国と文化」をご存じでしょうか?滋賀の魅力ある文化を発信する季刊誌です。今年1月に発売された第174号では、琵琶湖文化館について特集してくださいました。現在、最新号にあたる第 175号の特集が「最澄~1200年の懐」なのです。これを読めば、最澄により詳しくなる!?かもしれません。気になった方はぜひ、お手に取ってみてくださいね。(詳しくはびわこ文化芸術財団さんのホームページにて)

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