日別アーカイブ: 2022年4月5日

「伝教大師最澄と天台宗のあゆみ」展 終了しました

搬入の様子

  2/5より開催されておりました「伝教大師最澄と天台宗のあゆみ」展。4/3に50日間の会期を終え、本日、出陳作品が当館に戻ってまいりました。会期中多く方々にご鑑賞いただきましたこと、深く感謝申し上げます。

 皆さんからは、「とても分かりやすく展示されていた」「最澄が滋賀県出身と初めて知った」「家が天台宗ということもあり滋賀県在住であるため興味があったのでよかった」「単眼鏡で細部を眺めて悦に入る」などなどのご感想が寄せられ、それぞれの楽しみ方でご鑑賞いただいたようで、何より嬉しく思います。

  本展は、日本天台宗の宗祖伝教大師最澄が亡くなって1200年の節目であるこの機に、当館が収蔵する最澄に関わりある品々や、天台宗の幅広い信仰を示す文化財を中心に展示してまいりました。伝教大師最澄を中心に据えつつ、天台宗における仏教美術の広がりに注目した本展。例えどのように最澄が優れた人物であっても、最澄一人だけでは、今に残るこの豊かな文化財は、生み出されなかったと思います。最澄がたくさんの種をまき、円仁や円珍、良源や源信などが花を咲かせ、現代にまでつながる本当に多くの人々がその花を今に伝えている、そんな「文化(文化財)のあゆみ」を感じていただけたら幸いです。

 最後になりましたが、本展は、何やら静かで穏やかな、不思議なパワー ・・・ みたいなものに、守っていただいていたような気がいたします。皆さま本当に有り難うございました。。。

カテゴリー: 展覧会 | 「伝教大師最澄と天台宗のあゆみ」展 終了しました はコメントを受け付けていません