日別アーカイブ: 2022年7月1日
びわ湖の日 一斉清掃に参加しました
滋賀県においては、7月1日は「びわ湖の日」です。1980年に「滋賀県琵琶湖の富栄養化の防止に関する条例」ができて1周年を記念し、この日を「びわ湖の日」と定められました。湖岸や河川・道路などを皆できれいに清掃する取り組みが県内各地で行われ、「滋賀ならでは」の良き伝統となっています。
文化館が建つ湖岸一帯でも一斉清掃が行われ、当館も滋賀県が実施する「びわ湖を美しくする運動」に参加しました。
例年ならば未だ梅雨の時期ですが 、今年は観測史上最も早い6月に梅雨明け。朝から気温も高く、熱中症に十分気を付けながらの活動です。参加されているのは、一般の方やご近所の事業者・各種団体などの皆さん。この日ばかりはお仕事の手を止めて、皆で一斉にご奉仕です。集合場所の大津港で火ばさみとゴミ袋を受け取り、いざスタート!知らない者同士が湖岸沿いを、ゴミを拾いながら進みます。
歩いていると「あれ?あまりゴミが落ちていない?」
・・・なんて思った瞬間!たばこの吸い殻を発見!!草むらに隠れているプラスチックなど小さなゴミもしっかり拾います。湖岸の石垣には、歩道よりもたくさんゴミが・・・(泣)!飲みかけのペットボトルや空き缶、お菓子の袋、コンビニ弁当の容器・・・挙句の果てには絡まった釣り糸の針まで(危ない!)。これらが次々と参加者のゴミ袋に回収されていきます。
約2km先のゴール地点では、拾い集めたゴミを分別。案の定と言いますか、やはりペットボトルのゴミが一番多かったです。これから夏真っ盛り。水分補給は必要ですが、皆さん飲み終わったペットボトルは、きちんと持ち帰って捨てましょう・・・ね。
毎年この活動に参加されている方から、今年はゴミ少ないなぁ」とのお声がありました。エッ!コレで少ないんですか?!結構たくさん拾いましたよ?!! きっと、この清掃活動が始まった頃は、今よりも多くのゴミが捨てられていたのでしょうね。それが長年の活動を通して、徐々にゴミが減っていったのかもしれません。こういった活動のおかげで、県民の皆さんの環境美化に対する意識が変わってきたのではないでしょうか。ポイ捨てを無くして、キレイな琵琶湖が取り戻せますように!
この活動に参加して、改めて琵琶湖の環境を考える、良き一日となりました。