日別アーカイブ: 2023年1月4日
新しい年は兎のように…
新年あけましておめでとうございます。今年は3年ぶりに行動規制の無い年末年始となったため、久しぶりに遠方にいる家族の所や、旅行へ行ったという方も多いのではないでしょうか。。。皆さま、楽しいお正月を過ごされましたか?三が日も過ぎた4日から仕事始めのかたもいらっしゃるのでは、、文化館も本日から仕事始めです。新しい年の始まり一緒に頑張りましょう!
多くの収蔵品を誇る文化館では、新年に欠かせない干支の動物に事欠きません。去年の寅年にも、岸岱の「巌上咆哮猛虎図」が活躍してくれました。
今年は卯年。雄々しい虎の絵からバトンタッチしたのは「鶏兎図」に登場するフワフワの毛並みがかわいい5羽の兎たち。今にもぴょんぴょんと跳ねだしそうな活き活きとした絵です。
江戸時代に活躍した森徹山が描いたコチラの作品は、名前からもわかるように2つの掛け軸(双幅)にそれぞれ鶏と兎が描かれています。鶏の絵には、つがいと思しき2羽の鶏と、3羽のひな鳥が描かれています。今年の干支ではありませんが、ほのぼのした家族の絵が「家内安全」を思わせ、ちょっと縁起良く感じてきませんか?そして、兎は跳ねるもの。その跳躍力にあやかって、この一年がより一層飛躍しますように…どうですか、この「鶏兎図」が吉兆絵に見えてきませんか?!…え?無理やりすぎる?…いやいや、それでもこの絵が吉兆絵となることを願っているのです!更には、皆さまにとって今年一年が良い年となりますように!
今回紹介した「鶏兎図」の“ 兎絵 ”は、文化館前の通りにある掲示板に張り出しています『新年のごあいさつ』にも使用しました。お近くを通られた方は、是非ご覧くださいね。それでは、本年も琵琶湖文化館を、どうぞよろしくお願い申し上げます。
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