日別アーカイブ: 2024年12月11日
文化館周辺の水鳥と館蔵品のご紹介
12月のある日の朝、文化館の中池に、あまり見かけない水鳥が一羽・・・。
冬に中池に来る水鳥といえば、めっちゃいっぱいいるオオバン、こちらもいっぱいヒドリガモ、数は少ないけれども割といるマガモ、くらいでしょうか?
文化館の周りでは、もう少し多くの種類の水鳥が冬を越しますが、あまり見かけないお顔です。特徴的なのは長くて平べったい嘴。中池の水草が浮いているあたりで、しきりにくちばしを水に潜らせながら、ごはんを食べているようです。どんどん食べて~!
調べてみるとこの水鳥、ハシビロガモというカモ科の鳥のようです。ハシビロガモのオスは、緑光沢の頭(写真では分かりづらいです)、胸は白く、脇から腹は赤茶色。「嘴広鴨」という名前のとおり、他のカモ類より幅広のくちばしを持っており、プランクトンを漉し取って食べるそうです。どんどん、どんどん食べて、琵琶湖の美化に貢献を~!!!♪
さて、文化館の館蔵品から、水鳥をかたどった品をご紹介します。安土城考古博物館で開催した地域連携企画展「琵琶湖文化館の『博物誌』 浮城万華鏡の世界へ、ようこそ!」(令和3年2月~3月)でご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
それがコチラ↓、うばが餅焼の香合です!
ころっとしていて、かわいらしい水鳥を表していますよね!うばが餅焼きは、東海道と矢橋道の分岐点・矢倉村(草津市)にあった茶屋「うばがもちや」で、名物のうばがもちを載せて給仕するために焼かれたお皿がはじまりとして知られています。この水鳥、きっと琵琶湖の水鳥?くちばしが長いので、もしかしてハシビロガモ・カモ?うーん、ちょっとちがうカモ??
朝に一心不乱にごはんを食べていたハシビロガモは、おなか一杯になったのか、昼過ぎにはぐっすり寝ていました。起きたらまた、どんどん食べてってな!