月別アーカイブ: 8月 2026
【告知】おかげさまで1万人達成!!イベント開催します♪

あきつブログをご覧の皆さまにはお馴染みの、滋賀の文化財講座「花湖さんの打出のコヅチ」。平成20年(2008年)にはじまり、毎年数回の講座をかさね、次回の9月16日の回で講座の総数は123回(ワン・ツー・スリー)!!!そしてなんと参加者の総数は1万人を達成します🎉🎉🎉

文化財をめぐる最新の情報について、文化財保護課の専門技師や琵琶湖文化館の学芸員らが講師となって発信している「花湖さんの打出のコヅチ」ですが、ここまで続けられ、そして1万人もの方にご参加いただけたのは、ご関心をお寄せいただいている皆さまのおかげです😊本当にありがとうございます!
さて、この参加者総数1万人達成を記念し、次回はちょっとしたイベントを開催します!
滋賀の文化財講座「花湖さんの打出のコヅチ」参加者総数1万人達成イベント
※令和8年度滋賀の文化財講座「花湖さんの打出のコヅチ」第5回にて開催
テーマ:木の仏像のヒミツ
講師:和澄浩介(琵琶湖文化館主任学芸員)
日時:令和8年9月16日(水)14:00~15:30(受付は13:30から)
会場:コラボしが21 3階大会議室(滋賀県大津市打出浜2-1)

この講座にご参加の方全員に、琵琶湖文化館のクリアファイルを差し上げます!→→→(右の写真)当館屋上にあった「大トンボ」をあしらったクリアファイルか、教科書にも掲載されることの多い館蔵品の屏風「山法師強訴図」クリアファイル、どちらかを差し上げます✨
また、新しい琵琶湖文化館が募集するボランティアの活動について紹介するブースを、次のとおり設けます。
◆◆ ボランティア活動紹介・アイディア募集ブース ◆◆
① ボランティア活動紹介パネル展示
…活動イメージ(施設ガイド、ワークショップ・講座補助、資料整理等)や、募集イメージ(登録制、初年度の定員は20名程度、採用面接・研修等あり)をパネルでご紹介します。
② 活動アイディア募集コーナー
…ボランティア活動へのアイディアを、配布する付箋に自由にご記入ください。
③ 募集情報ダイレクトメール配信登録席
…ご登録いただければ、ボランティア募集情報をお知らせいたします。
新しい琵琶湖文化館でのボランティア活動について、はじめてご紹介する機会です!ご興味のある方はぜひお越しくださいね~。
秀長と七本槍の躍動、いざ賤ケ岳古戦場へ!

近江の地を舞台にした場面が多い、NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』。次週(8月23日)のサブタイトルはついに、「賤ケ岳の決闘」と予告されましたね。

賤ケ岳合戦は天正11年(1583)4月に北近江の賤ケ岳周辺(現長浜市)で行われた、羽柴秀吉と柴田勝家の決戦です。信長死後の織田家中の実権をめぐって両雄が激突し、秀吉の弟である羽柴秀長や「賤ケ岳七本槍」と呼ばれる武将たちの活躍により、秀吉方が勝利を収めました。
これまでドラマの中で、主役であるはずの秀長は兄・秀吉を側面から支えるサポーターとしての姿が目立ち、単独で華々しく合戦の中心に躍り出るシーンは少なかったのではないでしょうか。

ですが、今回こそは待ちに待った大チャンス!。秀長は大活躍するはずなのです!!
柴田勝家は天正11年3月12日、約3万の軍勢を率いて近江柳ケ瀬(長浜市)に布陣し、片や羽柴秀吉は3月19日に約5万の兵力で近江木之本(長浜市)に陣を敷いて柴田軍と対峙しました。ところが4月16日に美濃岐阜で織田信孝が柴田に呼応して挙兵したため、秀吉はこれを討つため美濃へ出陣します。

秀吉の留守の間、秀長は木之本の羽柴軍本陣を守るとともに田上山に布陣し、佐久間盛政ら柴田軍の攻撃を凌いだのです。美濃を鎮め、4月20日の一日わずか5時間ばかりで木之本まで帰還してきた秀吉を迎えて、翌21日に羽柴軍は賤ケ岳砦などの柴田軍に猛攻撃を仕掛けます。

そのとき手柄を挙げた羽柴方の若武者、加藤清正・加藤嘉明・糟屋武則・片桐且元・平野長泰・ 福島正則・脇坂安治の七人が「賤ケ岳の七本槍」と呼ばれます。七人は長浜城主であった秀吉子飼いの家臣たちで、中には近江国出身の片桐且元と脇坂安治、子孫が近江水口藩主となった加藤嘉明も含まれています。近江賤ケ岳で武功を挙げて出世の糸口を掴んだ彼らはみな、近江ゆかりの武将と呼んで差し支えないでしょう。
一方敗軍の将となった柴田勝家もまた、長光寺城に居城した近江ゆかりの武将であることは、以前に当ブログで紹介した通りです。次回はいよいよ、「近江ゆかり」の集大成といったところ。
振り返れば数年前、当館の井上専門幹はNHK大河ドラマ制作スタッフの皆さんによる賤ケ岳古戦場へのシナリオハンティングに同行しました。リフトに乗って意気揚々と賤ケ岳山頂へ。琵琶湖や余呉湖を一望しながら長浜市の関係者とともに合戦の様子について御説明したものです。

スタッフの皆さんも、古戦場に設置された脇坂安治ら七本槍武将の「顔出し看板」にお顔を突き出し、ノリノリでしたよ!どのようなドラマに仕上がったか、今からオンエアが楽しみでなりません。
みなさんもぜひ、ドラマ鑑賞とともに絶景の賤ケ岳へ足を運んでみてください!
大盛況御礼!地域連携企画展「聖衆来迎寺の名宝」虫干会

本当に多くの方々にお越しいただきました!
8月16日、大津市の聖衆来迎寺にて開催した琵琶湖文化館地域連携企画展「聖衆来迎寺の名宝」虫干会。1日限りの特別公開はこちらの想定を上回る人波となり、午後2時には用意していた解説リーフレットが無くなってしまうほどの賑わいに。嬉しい悲鳴を上げる展開となりました♪
また、同時開催した滋賀の文化財講座「花湖さんの打出のコヅチ」も大盛況。 午前・午後の2部制(各回定員20名)でしたが、ご当選された皆様が誰一人欠席されることなくご参加くださり、講演とギャラリートークをお楽しみいただきました。

講演の講師を務めたのは、「打出のコヅチ」ではすっかりお馴染みの井上優専門幹(滋賀県文化財保護課兼琵琶湖文化館)。「聖衆来迎寺」という寺号の由来をはじめ、”比叡山の正倉院”と称される貴重な寺宝の数々をスライドで紹介されました(盛りだくさんすぎて紹介しきれなかった?!)。
さらには、お寺と琵琶湖文化館との長年にわたる深いご縁についても語られ、 参加の皆さんも熱心に耳を傾けておられました。

そしてこちらはギャラリートークで特に関心を集めた国宝「六道絵」の解説シーン。解説を担当した当館の久我学芸員の声が、皆さんにしっかり届いていれば良いのですが…。とにかく前のめりになる皆さんの熱気がすごかったです(笑)!
ほかにも重要文化財の客殿に設えられた狩野派絵師による美しい襖絵や、織田信長の孫・三法師の(大人になった)織田秀信の肖像画、明智光秀の書状など、歴史に名を残した人々の足跡も垣間見ることができました。また、聖衆来迎寺の復興に尽力された慈眼大師天海の杖や念珠などからは往時の苦労が偲ばれ、「これぞ虫干会にふさわしい遺品」という井上専門幹の説明に、皆さん深く頷いていらっしゃいました。

ギャラリートークの締めくくりは、県指定文化財の「六道絵」です。国宝「六道絵」の模写として江戸時代に描かれた作品ですが、彩色が非常に美しく、六道の苦しみや悲惨さがとてもリアルに描かれています。

「こちらの地獄はまだまだ序の口…」「ノコギリでミンチのように切り刻まれて…」「この悲惨な状況が2,000年繰り返される地獄…」といった、 子どもが聞いたら泣き出してしまいそうな恐ろしい内容も、井上専門幹の巧みな話術にかかれば、なぜか会場からはクスリと笑いが(笑)。 まさにスバラシイ「絵解き」の時間となりました! ちなみに、「最後は念仏を唱えれば救われる」という説明を聞いて、大人の参加者の皆さんがホッとした表情を浮かべていたのも印象的でした(笑)。

今回、縁あって連携展を開催させていただいた聖衆来迎寺さま。多岐にわたるご宝物の数々が往時の歴史や文化を物語り、その奥深さを堪能させていただくことができました。
毎年開催されている虫干会は、お寺さまのご尽力と、それを支える地元の世話方の皆様のパワーがあってこそ成り立っているのだと思います。今回連携させていただいた当館としましても、 現場で感じた熱気やエネルギーは大変貴重な体験となりました。この学びを、これからの新しい琵琶湖文化館における展覧会活動へしっかりと繋げてまいります。
開催にご協力いただきました皆様、そして暑いなか会場へ足をお運びくださった皆様に、心より感謝申し上げます。誠にありがとうございました!
1日限りの地域連携企画展 8/16開催します!「聖衆来迎寺の名宝」虫干会

皆さん、今年のお盆休みの最終日のご予定はお決まりですか?
「大津にお出かけ」……ふむふむ。
ちなみに大津のどちらまで?
「比叡辻にある聖衆来迎寺(しょうじゅらいこうじ)」へお参りに? …… なるほど。
なになに? 「普段は公開されていない寺宝の数々が特別公開される『虫干会(むしぼしえ)』を見に行く」と??……奇遇ですね! 私たちもです!!
改めまして、皆さんこんにちは。8月16日(日)、大津市比叡辻にある古刹・聖衆来迎寺に私たちも駆けつけます!
現在休館中の当館が、毎年県内各地で実施してきた「地域連携企画展」。今年は「比叡山の正倉院」とも称される聖衆来迎寺さまを会場に、1日限りの地域連携企画展「聖衆来迎寺の名宝」虫干会を開催いたします!!
長年「あきつブログ」を愛読してくださっている皆さまなら、すでにお気づきかもしれません。当館ではお盆の恒例行事として、寄託品の一時返却を行っています。そう、実はこの「虫干会」は毎年実施されている行事なのです。普段は当館や京都・奈良の国立博物館などに寄託されている絵画や工芸品といった貴重な文化財が、この日に合わせて一堂に里帰りし、地元で公開されてきました。
今年は、この虫干会を当館が全面的にバックアップ!地域に伝わる歴史や文化財を「身近な宝」として多くの皆さまに感じていただきたいという思いから、展示の面でもご協力させていただくこととなりました。


おかげさまで、当日実施する関連企画・滋賀の文化財講座「花湖さんの打出のコヅチ④」(講演&ギャラリートーク)は、午前・午後ともに受付開始早々定員に達する好評ぶり! 皆さんの「見たい」「知りたい」という熱意、しっかりと私たちに届いております!!
残念ながら講座の参加受付に間に合わなかったという方も、ご安心ください。虫干会自体は9時~16時まで開催されておりますので、ぜひ足をお運びいただき、寺宝の数々をご堪能いただければ幸いです🌟
(会場へは、この「のぼり旗」が目印です♪→→→)
