日別アーカイブ: 2016年10月6日

琵琶湖に「謎の物体」あらわる?!

台風が来る前のとある日、琵琶湖を眺めながら、いつものように通勤を。。。ん?いつもの?琵琶湖??・・・20161006-3いつもの湖岸に、見慣れないピンク色の5cmくらいの物体が貼り付いているではありませんか!しかも蛍光色の!「何だアレ?」と思ってよ~く見てみると、1つじゃない!そこここに、いくつもの蛍光ピンクのかたまりがあるのです!

琵琶湖から、はい上がって来たようなこの謎の物体。。。いったい何だと思いますか?気になったので、いつも琵琶湖の水質調査に来られている滋賀県琵琶湖環境部琵琶湖政策課 水質・生態系係の担当さんに尋ねてみると、実はこれ、外来生物ジャンボタニシ(正式名称:スクミリンゴガイ)の卵だというのです。蛍光ピンクのかたまりは、アップで見ると(イクラのようなタラコのような・・・気になる方はネットで調べてみてください)、かなりグロテスク。なので、岸に這い上がっていた「親」をアップで紹介しておきます。20161006-2直径4、5㎝位あったでしょうか。まさしくエスカルゴです。ジャンボタニシは食用として輸入されたものが、逃げ出したりしてその存在が確認されているそうで、近年、琵琶湖の南湖でも繁殖が拡大していると言っておられました。確かに去年まではこんな蛍光ピンク、見たことなかった。。。

地域によっては田んぼの稲を食べてしまうという被害が報告されているようですが、いかんせん、相手は外来種。そのままにしておくわけにはマイリマセン!20161006-4県の方に改めて聞くと、卵は水没すると孵化できなくなるので、水中に落とすだけで駆除できるとのこと・・・琵琶湖のためなら仕方ありません。。。いざ、長い棒を用意して、湖岸についたピンクのかたまりを、ひと~つひとつ・・・こそぎ落とすのはちょっと大変でしたが、朝から頑張ってみた次第です。

ふと見ると、湖岸に打ち寄せられた大量の水草を、滋賀県の藻刈船が、刈り取り作業をしてくれています。20161006-5その雄姿を興味深そうに眺める一般の方たちの姿も・・・。わかります、どんどんキレイになっていくのを見ていると、なんだか嬉しくなりますよね。
あぁ、でも・・・あれやこれやが異常繁殖・・・あれもこれも人間サマの招いた事が原因であるあたりが、何とも悩ましい今日この頃です。

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