日別アーカイブ: 2019年8月2日

「花湖さんの打出のコヅチ」第4回 開催しました

昨日の大津は、日中の最高気温が34℃という真夏日になりましたが、そんな中、滋賀の文化財講座「花湖さんの打出のコヅチ」第4回を開催いたしました。
暑さのため外出を見合わせる方もいらっしゃるのではないかと、気を揉んだりもしておりましたが、結果、194名という大変大勢の方に、(猛暑以上の)熱い学習意欲とともに(!)お越しいただくことができました!!皆さま、本当にありがとうございました。

今年度の文化財講座もいよいよ後半戦。そのテーマでもある「明智光秀」の謎の前半生に迫る!!ということで、「明智光秀近江出身伝説を追う-琵琶湖文化館蔵『淡海温故録』から広がる世界-」と銘打ち、講師として、講座でおなじみの井上優(県教委文化財保護課・琵琶湖文化館)が登壇いたしました。

今回は、光秀の出生地について、美濃の各地に当てる説が多い中、細々ながら伝えられてきた「近江国犬上郡左目(今の多賀町佐目)」説を、当館が所蔵する江戸時代の地誌『淡海温故録(おうみおんころく)』の記述内容を紐解き、紹介させていただきました。
・・・と、それだけでは終わらないところが、我らが講師、流石です(笑)。そこから更に「広がる世界」~!
文献に書かれていることを確かめに、また、新たな資料を探し求めて、講師は伝説の舞台・多賀町佐目を訪れています。そして、地元の方との交流の中から新たに得た情報をもとに打ち立てられたのが、装いを新たにした井上流「光秀近江出身説」。講師のおっしゃるように、まだまだ「決定的ではない」かもしれませんが、この誠に“郷土愛”に溢れる説は、参加者の多くを虜にしてしまったようです。
講座後のアンケートでは、「今まで地元びいきの伝説だと思われたお話が、根拠をもって生き帰ってきたように思います」「グイグイ引き付けられました」「歴史の捉え方のヒントが得られた」「佐目に行ってみたい」「すっぽりはまり込んでしまった」「切り口が興味深く、テレビドラマの放映も控えていて、おもしろく講座を聞くことができた」などなど、講座の余韻にひたる、嬉しいご感想をいただきました。

なお、今回も滋賀県立図書館さんのご協力により、講座に関連する図書の移動展示をしていただきました。参加者の方からは、「より幅広く講座の内容を知ることが出来て良かった」というお声をいただいております。図書館さん、どうもありがとうございました。

また、当館発行の「研究紀要第35号」には、「淡海温故録」の明智光秀出生地異伝と現地伝承について、詳しく掲載していますので、是非こちらもチェックして下さいね(PDFダウンロード可)。

それでは皆さま、また次回の講座でお待ちしております!!

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