日別アーカイブ: 2020年9月23日

「栗太郡の神・仏 祈りのかがやき」展 ギャラリートーク①

おだやかな秋晴れだったこの連休~新型コロナに対する規制も少し緩和され、気持ちよくお出かけされた方も多かったのではないでしょうか?モチロンその行先は、「栗太郡」の神・仏に出会える栗東歴史民俗博物館!ですよね~?!19日から始まりました地域連携企画展「栗太郡の神・仏 祈りのかがやき」展!連休中もたくさんの人が来館されたと連絡がありましたよ~有り難い‼ということで今日は、22日に行われたギャラリートークの様子をご紹介しますね。
博物館に入ると正面に、栗東を代表する文化財・狛坂磨崖仏の実物大レプリカが皆さんをお出迎え!(いつか実際にお山に登ってみなくては・・・と思いつつ、腰が引けてる人(私)にとっては、とても感動的なご対面です(いいいつか必ず・・・)。)その前で担当学芸員らがご挨拶させていただきました。

先ずはみなさん、今回の展覧会でキーワードとなる「栗太郡」についてはご存じでしたか?滋賀県南部にあった旧栗太郡は、古代から仏教や神道文化が育まれた豊かな地域です。というのも、面白いことを言っておられました。「旧栗太郡域、主には現在の栗東市・草津市にあたりますが、県内19市町の中で、草津市は13位、栗東市は15位と面積は小さいのですが、国指定文化財の密度が濃いのですよ」とのこと。ナルホド“密度”ときましたか・・・。これには参加のみなさんも「ふむふむ」と納得のご様子。よしっ!ツカミはOKです(笑)!※ちなみに栗東市は「栗太郡の東」にあるから「栗東」市!
みなさんが特に反応されていたのは、大きな「観経変相図」(観音寺蔵)でしょうか。きれいな色彩が残る南北朝時代の仏教絵画で、阿弥陀如来さまがいらっしゃる極楽浄土が描かれています。この阿弥陀さまの印相(手の形)が、胸の前で左手をひねりヨガのようなポーズをしておられるところが特徴的。また、下段に描かれる四コマ漫画のような絵についての解説では、みなさんからうっかり笑いが・・・。これはぜひ会場で確認していただきたいのですが、下段の絵には、人が亡くなった時にほとけさまが「お迎え」に来られる様子が、経典に則って描かれています。生前の行いの善悪によって、阿弥陀さま自らが供を率いてお迎えに来てくださる(最上)>供のほとけさまの数が少し減る>供のほとけさまだけが来る・・・のだとか。なるほど、右端から順々にほとけさまの数が減っていく描写が・・・。ついつい自分の身に置き換えて・・・ハイ、勉強になります。。。

そして今回の展示では「神さま・仏さま」の、彫刻も見どころのひとつ。神社にあっては普段見ることができないご神像の力強さと、優しい面影の奥に潜む微動だにしない存在の仏さまたち。お越しくださった42名の皆さんは、それぞれにうっとりな時間を過ごされました。

展覧会の見どころは、会場でお配りしているリーフレット(8頁の豪華版)にも詳しく書いていますので、是非ご覧くださいね。でも、話を聞きながら鑑賞した方が「発見」があって絶対にオモシロイ!と思います。次のギャラリートークは10月18日(日)に実施しますので、お聞き逃しなく⁈みなさまのご来場を心よりお待ちして(願って)おります!

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