日別アーカイブ: 2024年11月25日
「光る君へ紀行」に三井寺が登場!
NHK大河ドラマ「光る君へ」放送終了後の「光る君へ紀行」。11月24日放送回では、三井寺が登場しました~!
「光る君へ紀行」では、まず三井寺金堂とそのすぐそばに建つ閼伽井屋とともに、「三井寺」の由来について紹介。(ちなみに金堂はVR拝観ができることをご存知でしたか?三井寺文化遺産ミュージアムでは、おうちに居ながらにして三井寺を拝観できます☆)
そして、紫式部の家系は三井寺と縁が深かったことについても紹介。紫式部の父・藤原為時は晩年に三井寺で出家し、また親戚の中には阿闍梨(あじゃり:高い資格を持つ僧侶)となった人もいました。三井寺の宗祖・智証大師円珍から続く、伝法灌頂の職位を受けた阿闍梨の系図「寺門伝法灌頂血脈譜」の中に、その親戚の名があることも番組内で紹介されましたね!
当時の三井寺は女人禁制だったというので、紫式部が訪れたことはなかったかもしれませんが、中宮彰子に仕えていた時の日々(1008年秋~1010年正月)を回想的に振り返った『紫式部日記』には、三井寺の僧侶が宮中で行う仏事の様子なども書かれています。僧侶であった親戚と言葉を交わすこともあったかもしれませんね。
「光る君へ紀行」の最後は、三井寺観音堂付近から琵琶湖をのぞむ映像です。文化館は見えるかな?どうかな?と思いましたが、ザンネン・見えないのでした。。。(文化館が見える場所については 文化館写真集 「実は見えていたッ!」シリーズもチェックしてください♪)
さてさて、ドラマの方を思い出してみますと、第45回「はばたき」は、吉高由里子さん演じるまひろ(紫式部)が『源氏物語』を書き終え、また柄本佑さん演じる藤原道長に別れを告げると、未練たらたらの道長・・・、そして出家を決意した道長の渾身の剃髪シーン・・・、さらに旅に出たまひろは海岸を飛び駆け回り、大宰府では運命の再会・・・。と、かなり盛りだくさんの内容でした!
残すところあと3回。さすがにもう滋賀県の文化財関係は出てこないんじゃないかな?と思いますが、ラストに向けてさらに盛り上がっていくドラマの展開が楽しみです!