カテゴリー別アーカイブ: 展覧会

琵琶湖文化館の「博物誌」-浮城万華鏡の世界へ、ようこそ!-開催御礼

あっという間、本当にアッという間(2/6~3/21)、38日間の夢の展覧会。皆さんは展覧会をご覧になってどうでしたか?私たちは、会場でのアンケートや、付箋に書いて下さったメッセージなどを拝見するにあたり・・・皆さんのそのリアルな反応がすごく嬉しかった、楽しかった展覧会でありました!
3/20は琵琶湖文化館60歳のお誕生日。還暦を迎えたその日、会場でギャラリートーク行いました。多くは語りません。こちらの写真で十分に伝わるのではないでしょうか?琵琶湖文化館が博物館として幅広く収集してきたコレクション、それぞれの作品に対する愛溢れる万華鏡トーク(笑)。
「是非ココに注目してほしい!」というポイントは講師お手製のクリップボードに。何故この作品が文化館にあるのか、その作品の来歴、文化館が歩んできた歴史と共に、詳しく解説させていただきました。話を聞きながら、興味深そうに展示ケースをのぞき込む皆さんの姿に、私たちは純粋に喜びました。

そしてギャラリートークのシメは、やはりこの方。講師が「どうしても今回の展覧会に出したかった」という若返り地蔵です。「文化館は開館60周年を迎えます」「還暦です」「ということは?」・・・『若返り!』←会場の皆さんと、笑顔でハモった時には、すご~く嬉しかった(笑)。とても楽しいお誕生日となりました!

あっという間の駆け足で終わってしまった展覧会。思い返せば、お伝えしきれていないことも多々ございました。その筆頭が『展覧会クイズチャレンジ』。ホームページでお楽しみいただいていた方へ、回答も更新しましたので、展覧会の復習がてら、お楽しみいただけると幸いです。

そして皆さんが書いてくださったメッセージボード。実は会期中に「あきつ君缶バッチマグネット」を大幅に増量し、貼り替え3回:720枚分のメッセージを皆さんからお寄せいただきました。(3月末まで文化館前の掲示板にも貼り出しています。)中には「琵琶湖文化館」と会場の「安土城考古博物館」さんを勘違いして記入されている方もいらっしゃいましたが(笑)、そこはご愛敬!
「文化館に思い出がある人がいっぱい観に来てくた!」「子どもの絵ヂカラすごい!」「君の夢楽しみ!」「文化館頑張れって応援も!」・・・本当に心あたたまる、メッセージがいっぱい・・・これらにどれほど励まされ、勇気付けられたことか!収蔵品を皆さんにご鑑賞いただき、作品の魅力、滋賀の魅力をより多くの人に知っていただく。博物館としての本分を再認識した60周年記念展です。

ご鑑賞いただいた皆さま、ご協力いただいた皆さまに、心から感謝申し上げます。本当に有り難うございました。琵琶湖文化館、生まれ変わって新たな文化館へ、リスタート(再始動)!です!!

カテゴリー: 展覧会 | 琵琶湖文化館の「博物誌」-浮城万華鏡の世界へ、ようこそ!-開催御礼 はコメントを受け付けていません

いざ。浮城万華鏡の世界へ!

現在、県立安土城考古博物館で開催されている「琵琶湖文化館の『博物誌』-浮き城万華鏡の世界へ、ようこそ!-」。今日は会場に仕掛けられている、ある「工夫」についてご紹介いたしましょうかね~♪

有難いことに、大変好評をいただいている本展。こちらのご夫婦は、屏風の前でじっくりと。あちらの女性は、掛軸を眺めてうっとりと。はたまた、小判が並んだケースをのぞき込んで、夢中になっている殿方も!?!
いいですね~この、ゆ~ったりとした時間♡。皆さん日常を忘れて、ゆっくり・熱心にご鑑賞いただいている様子が・・・なんとも嬉しいのです♡。

“ゆっくり・熱心に”・・実はその理由、あちらこちらに仕掛けられた展示の工夫のせいかもしれません。作品紹介の横には、お子さま向けのちょこっとした文章が。。。これは安土博の学芸員さんが用意して下さった「おしえて!!あきつ君」。普段は安土博さんのマスコットキャラクター「まめのぶくん」が登場するところを、本展では特別に「あきつ君」がしゃしゃり出ています(笑)。しかし、その内容は子ども向きと侮るなかれ!大人が読んでも思わず「へぇ~」と声に出してしまう程の内容が、分かり易く紹介されているのですよ。子供から大人まで楽しめる「教えて!!」シリーズにご注目下さい!

更にはコチラ。展示ケースの前に置かれているこの冊子。実はコレ、「近江物産志」をより楽しむためのアイテムです。「近江物産志」は、江戸時代の書物で、今で言うところの生き物図鑑?キノコや草花、魚、鳥、昆虫などが、イラストで描かれています。実物はケースの中に展示されているので、他のページを見ることが出来ませんが、これなら大丈夫!ページを捲ると、とってもユーモラスに描かれた生き物たちのイラストが!どうにもこのヘタウマな生き物たちが心に残る(笑)。中からお気に入りの絵を見つけてみるのも面白いですよ。トンボもいるので、要チェックです!!

そして、ポスターやチラシを見たときに意外と目を惹く、「若返り地蔵」。みなさんはどのくらいの大きさを想像してますか?30cmくらい?・・・いえいえ、なんのなんの。会場で実物を見てビックリして下さいね。実際に出会ってこその驚きです!

展覧会の開催期間も、残りわずかとなりました。文化館の誕生日である3月20日(土・祝)には、午後1時半より「開館記念日ギャラリートーク」が開催されます。文化館の総力を結集した愛溢れる“万華鏡トーク”を是非会場で!皆様のご来場を心よりお待ちいたしております(会場は安土城考古博物館です)。

カテゴリー: 展覧会 | いざ。浮城万華鏡の世界へ! はコメントを受け付けていません

琵琶湖文化館の「博物誌」-浮城万華鏡の世界へ、ようこそ!-④

展覧会が始まって早1ケ月。会場の安土城考古博物館さんへ向かう道行も、少しずつ春の気配が濃くなってきたように感じます。
そんなお出かけ日和の3月6日(土)、展覧会の関連講座「琵琶湖文化館所蔵の考古資料と近江の考古学」が開催されました。
お話されたのは安土城考古博物館の藤﨑髙志氏。本展で大変お世話になっている学芸員さんです。文化館の考古資料・・・ザックリ言うと、いろいろとあります(笑)。縄文土器から弥生土器、蔵骨器、骨角器、石器、瓦・・・藤﨑氏曰く、「いいモノがいっぱいある。でも展示するにはムズカシイ」と。。。その真意や如何に??!

お話を聞いて納得しました。講座のタイトルには「近江の考古学」という言葉が含まれていますね?!そこがミソです!
江戸時代には既に(マニアと呼べる)人々が奇石や瓦をコレクションの対象として注目(本展でも紹介してる木内石亭はその筆頭!)。明治期には相次ぐ重文クラスの掘り出しモノが(野洲市大岩山銅鐸、野洲市甲山古墳獣帯鏡、高島市鴨稲荷山古墳副葬品など)滋賀からは散逸(国や調査団体に)。その後も、大正から昭和にかけて、近くの山(古墳やお城跡)や畑から、いろんなモノが見付かっています。ですが当時、発見された遺物は基本的に見つけたヒトのモノ。学術調査の体制が整うのはもう少し後のことでした。
そこで昭和36年(1961)に開館した琵琶湖文化館が登場します。当時の学芸員さんらが、大正・戦前に散逸したモノを、“再び”集めようとした・・・→だからコレクション(シリーズもの)になっていない→単体としてはすごくいい→でも展示で構成するにはムズカシイ・・・と。
・・・いやぁ納得!

この世の中に「歴史の語り部」ではないモノは無い!ですね。先輩学芸員さんの苦労話を、このような形で聞けて嬉しかったです。文化館が(何でも集める)博物館として存在していたからこその収集品!だからこその「万華鏡」展(何でもアリ!)!そのほんの一部ですが、会場でトクとご覧くださいませ~!

[講座こぼれ話]
昭和37年に野洲市大岩山で出土した銅鐸10口を保管するために作られた県内初の考古遺物の収蔵庫は、文化館の敷地内にあったのですよ~。

[戦国こぼれ話]
現在、安土城考古博物館さんでは期間限定で、人気ゲーム「戦国無双5」とタイアップしたプロジェクトが進行中(~3/21まで)。織田信長・濃姫の等身大パネルとの写真撮影や、スマホでARキャラクターが出現(?!)、デジタルスタンプラリーなどが楽しめます。
レストランでは戦国合戦カレーも味わえますので、展覧会と一緒にお楽しみ下さいね~。

カテゴリー: 展覧会 | 琵琶湖文化館の「博物誌」-浮城万華鏡の世界へ、ようこそ!-④ はコメントを受け付けていません

琵琶湖文化館の「博物誌」-浮城万華鏡の世界へ、ようこそ!-③

お楽しみいただいております「琵琶湖文化館の「博物誌」-浮城万華鏡の世界へ、ようこそ!」。本展は、会場である安土城考古博物館さんのご厚意に甘えて「進化する」展覧会として、ちょこっとずつ、ナニカが増殖中(?!)です。

先ずはコチラ、先日行われました関連講座の資料を編集し、パネルにして展示室入り口付近に設置していただきました。琵琶湖文化館開館当時の写真も盛りだくさん。往年の方々には、当時の記憶を懐かしく思い出してもらえるのではないか、と。「プールで泳いだ」「オオサンショウウオを見に行った」「公園で絵を描いた」など、記憶の片隅に眠っていた文化館の思い出を、是非会場内にある「←メッセージボード」にも書いていただけると、尚、嬉しいです。

ちなみに、このメッセージボード、皆さんからあたたかいお言葉がたくさん寄せられ、当初の想定より早く埋まってきています。
(←この写真は開催初日に撮ったものですが、あきつ君缶バッチマグネットは数量限定。ご注意ください!!)実は、既に2周目に突入しています!
先日、見事に「万華鏡」になった1枚目のボードが館に届きました。一つ一つメッセージを読みながら、ついつい「有り難う」「有り難い」「面白い!」と声に出してしまう文化館職員(笑)。楽しく読ませていただきました!これらのメッセージは、近日中にHPでご紹介ができるよう、準備を進めていますので、皆さんも楽しみにしていて下さいね。

そして[展覧会クイズチャレンジ]もご用意しています!会場でじっくり作品を眺めつつ考えて!答えが分からなかった場合は、出口付近に掲示していますので参考までに~♪

そういえば今回、会場でご自由にお持ち帰りいただける資料が多い・ですよね?展覧会チラシ、パンフレット、クイズ、そしてぬり絵が・・・。おやおや大変。

そんな時は、安土城考古博物館さんのミュージアムショップをのぞいてみては?!クリアファイルが充実していますよ~♪これに挟めば、資料も曲がることなく、落とすことなく、安心してお持ち帰りできます!!
それから、ショップでちょっと気になる「古墳のふせん」(文化館某職員も愛用中)。売っているショップはレアなので、ぜひご注目ください。その他にも、滋賀県らしいデザインのかわいい文具シリーズがいっぱい。どれにしようか悩むところです(笑)。ちょっとしたお土産にも喜ばれますね~。

あれ?今日は「本展」の魅力を別角度から紹介しちゃいましたか?うっかりです。
本展の魅力、作品の魅力は、また次回、集中的に紹介します!お楽しみに~♪

カテゴリー: 展覧会 | 琵琶湖文化館の「博物誌」-浮城万華鏡の世界へ、ようこそ!-③ はコメントを受け付けていません

琵琶湖文化館の「博物誌」-浮城万華鏡の世界へ、ようこそ!-②

自分で言っちゃいますが、皆さんからたいへん「ご好評」をいただいております本展覧会。皆さんはもう「ようこそ!」していただけましたか??(笑)!
文化館の開館60周年を記念した本展では、幅広い分野の文化財を収集している当館の多彩な魅力を存分にお楽しみいただきたく、当館の全収蔵品のうち約3%にあたる選りすぐりの59件を展示しております。・・・あれ?今、スゴく気になる数字を、さらりと言ってしまいましたか?

そうなんです。文化館の収蔵品の数は、1,800件を超えます。そのすべてを皆さんに見ていただこうとすると、今回のような企画展を30回行ってもまだ足りません(笑)。数ある収蔵品の中から、どのようなコンセプトで作品を選び、展覧会で皆さんにご覧いただくか、毎回とても悩み甲斐のある大問題です(笑)。本展の企画段階でワタクシ、思わず聞いてしまいました。「なんで(何故)、万華鏡なんですか?」と。その回答は次のとおりでした。

「万華鏡っていろんなカタチの“もの”が交じり合うからこそ、まとまった時にあんなにキレイなんやで。コロコロと形を変え、模様を変えて輝くねん」と。
・・・し、師匠、さすがです・・・!!

展覧会は6つのゾーンに分かれています。
1.物語と伝説の世界へ -ファンタジックな近江―
2.琵琶湖と自然といきものと -文化館の博物学―
3.近江考古学ことはじめ -文化館の考古資料からー
4.書道家の絵、画家の書、政治家の書 -分野違いの「アールブリュット」たち-
5.隠れた「仏教美術」たち -琵琶湖文化館の蔵出し秘蔵品-
6.なんだこれは?の博物誌 -これぞ文化館奥の院!-
このタイトルを見ただけでも「なんだこれは?」と思われます?思いました?思ってしまいました?よね??それなら是非、本展会場へお出かけ下さい!きっと展示ケースの前で作品に見入ってしまうこと、間違いなしデス!?!

また、本展では、皆さんの手で「浮城(うきしろ)万華鏡」をつくっていただこう!と、会場にちょこっとした『お楽しみ』をご用意しております。
開館60周年を迎える当館に「皆さんの楽しいメッセージ」をお寄せください。会場で、「文化館の思い出」「展覧会の感想」「60年後の明るい未来」「叶えたい夢」などなど、いろんな思いのメッセージを付箋に記入する→ボードに貼る→すると、60周年記念「あきつ君缶バッチマグネット」がもらえます(数量限定)!皆さんの明るいメッセージで「浮城万華鏡」を華やかに彩っていただきたく、皆さまのご来場を心よりお待ちいたしております。
[ 会場:安土城考古博物館(近江八幡市安土町) 会期:~3月21日まで(月曜休館)]

カテゴリー: 展覧会 | 琵琶湖文化館の「博物誌」-浮城万華鏡の世界へ、ようこそ!-② はコメントを受け付けていません

琵琶湖文化館の「博物誌」-浮城万華鏡の世界へ、ようこそ!-①

2月6日(土)、安土城考古博物館で開幕いたしました「琵琶湖文化館の『博物誌』-浮城万華鏡の世界へ、ようこそ!-」。関係方々の多大なるご協力により、無事開幕いたしましたこと、心より感謝申し上げます。

この度、私共は、あえて文化館イメージのスタンダード=「仏教・神道美術」をメインとした展覧会ではなく、60年の歴史の中で幅広い分野を扱う博物館として、資料を収集し活動してきた、その一端を知ることができるユニークな作品を紹介しようと、本展の企画・準備を進めてまいりました。皆さまには「何故これが文化館に?!」というところも含めて、出品作品の「妙」を、楽しんでいただければと、考えています。

当日はその「妙」を力説するべく、午後から関連講座が実施されました。講師は井上優氏(県文化財保護課兼琵琶湖文化館)、「琵琶湖文化館60年の歴史と知られざる収蔵品の世界」という講演です。正直に言いましょう。今、現役でこれだけ文化館のことをアツく語ることが出来るのは井上氏をおいて他にはいらっしゃいません!というのも、60年前に「文化館開館」を成し遂げた初代学芸員さんらから、当時のエピソードや苦労話を直に聞いておられるから、なのです。それこそ「文化館とトンボ」にまつわる都市伝説?!や、「お城のカタチ」に秘められた真実?!・・・まで!参加の皆さんも思わずクスっと笑っておられましたねぇ(笑笑)。

井上氏は文化館のことを「夢の浮城」と表現されました。文化館には何でもあったと。それはプールや水族館を楽しみにしていた子どもたちにとってのもの、というだけではなく、先例のないところから文化財を調査し、掘り起こして展示した、その多彩な展覧会にも魅力があったからだと。そうなのです。先人から受け継がれた近江の文化財、先輩方から受け継いだ学芸員魂をもって、文化館が次のステップへはばたく展覧会なのです!

講座の最後には、出陳作品の「若返り地蔵」を紹介されました。
「時あたかも琵琶湖文化館は、昭和36年(1961)3月20日の開館から満60年を迎える。還暦を迎え、新たに生まれ変わり、若返る文化館の寿ぎにふさわしい作品であろう。」(講座資料より)

本展には、名だたる国宝・重要文化財は出陳されておりません。一方で「なんだこれは?!」と皆さんに思っていただける「仕掛け」があります。モノの価値は指定や著名度だけでは計れない、そのような目で、本展・浮城万華鏡を楽しんでいただければ幸いです。
皆さまのご来場を心よりお待ちいたしております。

カテゴリー: 展覧会 | 琵琶湖文化館の「博物誌」-浮城万華鏡の世界へ、ようこそ!-① はコメントを受け付けていません

「琵琶湖文化館の『博物誌』 浮城万華鏡の世界へ、ようこそ!」まもなく開催!

新年が明けたと思っていたら、もう月末です。何だろう??気分がソワソワ、この充実感。そうです。2月6日(土)から、いよいよ地域連携企画展「琵琶湖文化館の『博物誌』 浮城万華鏡の世界へ、ようこそ!」が始まります。琵琶湖文化館開館60周年の記念展でもあるこの展覧会。現在、文化館では開催に向けて準備に大忙し。皆さんに楽しんで頂けるように頑張っております。

そして、皆さまには耳よりなお知らせです。この展覧会では、関連講座を開催します。本展覧会の企画担当のお二人から聞ける、琵琶湖文化館の収蔵品のアレコレなお話。これを聞けば、展示している作品の見方が変わって、より一層展覧会を楽しめること間違いなし! ぜひご参加ください。

  第1回 2月6日(土) 「琵琶湖文化館60年の歴史と知られざる収蔵品の世界」
            講師:井上優氏(県文化財保護課兼琵琶湖文化館)

  第2回 3月6日(土) 「琵琶湖文化館所蔵の考古資料」
            講師:藤﨑髙志氏(安土城考古博物館学芸員)

講座詳細 ※各回とも
 時 間:13時30分~15時
 会 場:滋賀県立安土城考古博物館 NPSセミナールーム
 参加費:各回300円(※当日支払い)
 定 員:50人

申込方法 ※往復はがきによる事前申込
【往信裏面】①企画展関連講座申込
      ②参加希望回(2回一括もしくは各回)
      ③住所 ④氏名 ⑤電話番号
【返信表面】返信用の郵便番号・住所・氏名
【 申 込 先】〒521-1311 近江八幡市安土町下豊浦6678
      滋賀県立安土城考古博物館
【申込人数】往復はがき1枚につき1人
【申込期間】令和3年(2021年)1月31日(日)必着

こちらは、受付先着順となっていますので、皆さまお急ぎくださいね。詳しくは、滋賀県立安土城考古学博物館(TEL:0748-46-2424)までお問合せください。皆さまのご参加をお待ちしています。

カテゴリー: 展覧会 | 「琵琶湖文化館の『博物誌』 浮城万華鏡の世界へ、ようこそ!」まもなく開催! はコメントを受け付けていません

「栗太郡の神・仏 祈りのかがやき」御礼

この土日は絶好のお出かけ日和、「関西文化の日」でもあったので、皆さんも気軽に博物館や美術館に足を運び、文化・芸術を楽しんでおられたのではないでしょうか。
湖国の紅葉も見ごろを迎えた15日、約2ケ月にわたって開催された地域連携企画展「栗太郡の神・仏 祈りのかがやき」が終了いたしました。あっという間でしたね~長かった?早かった?会期中には2,629人の入場があったと、会場館の栗東歴史民俗博物館さんから報告がありました。本当に多くの方々にご覧いただけましたこと、心から感謝いたします。

内容については、「素晴らしい」「見応えがある」「これで無料とは」などの声が寄せられ、配布しておりました解説パンフレットについても大変好評で、みなさんに喜んでいただけたのが、何より嬉しいです。

また、栗東歴史民俗博物館のみなさんにも数々のご配慮をいただき、感謝いたしております。「開館30周年記念」のチカラの入り方が凄かった(笑)。 本展に合せて常設展の方も仏像や神像を数多く展示していただいたことで、お客様の満足度も更にUP↗↗↗していたのではないでしょうか。この展覧会をきっかけに、栗東近くの神社やお寺さんへ足を延ばされた方もいらっしゃったようです。いろいろと楽しい展覧会となりました。有り難うございました。

今日は、文化館で戻ってきた文化財の梱包を解いています。今回出陳されていた神さまや仏さまは、時代の古い文化財ですので、移動に際してのリスクは伴います。こうして学芸員の目でしっかりと状態を確認し、異常がないことを確かめて、大切に収蔵庫にお戻りいただきます。

地域連携企画展は私たち(文化館)だけでは実現できません。多くの方のご支援・ご協力があってのこの達成感・・・。みなさまに「感謝♡」です。

カテゴリー: 展覧会 | 「栗太郡の神・仏 祈りのかがやき」御礼 はコメントを受け付けていません

[栗太郡の神・仏 祈りのかがやき] クイズ②ネタばらし

ハイみなさんこんにちは!昨日に引き続き、今日も元気に「ネタばらし」です(会期終了がまもなくですからね。答えも急がなきゃ!!)。
ハイみなさん思い出して~~第2弾に出題したお題はこちら![問題のPDF]

[1] 草津市・観音寺が所蔵する阿弥陀如来像の足の裏には、仏さまのしるしである「仏足文(ぶっそくもん)」が描かれています。そこで問題です。このような仏さまの身体的な特徴を、まとめて何というでしょうか?正解はズバリどっち→→→三十二相 or 二十一面相
というものでした。実は問題の裏に[仏さまの特徴「三十二相(さんじゅうにそう)」とは?]という豆知識解説を載せています。例えば、指の間に水かきがある、体が黄金色、毛は紺青色、眉間に右巻きの白毛があり光明を放つ、etc…。え~要するに、仏さまが「超絶すごい存在」であるということ。
みなさんは会場で阿弥陀如来さまの足に注目してご覧になられましたか?足の裏の仏足文についてはパネルで紹介していますが、あの思いのほか小さな御御足に、細やかな文様が施されているなんて・・・仏師の祈りが込められているかのよう、ですね。

[2] 大津市・荒戸神社が所蔵する仏涅槃図には、お釈迦さまが沙羅双樹の木の下で頭を北にして横たわり、入滅(死亡)される姿が描かれています。このお釈迦さまの目をよ~く見てみると・・・どっち?→→→開いている or 閉じている
こちらは第2期に登場した仏涅槃図です。一般的には涅槃図に描かれるお釈迦さまは目を閉じておられることが多いのですが、こちらはうっすら目を開いておられ、今まさに入滅される直前の様子が描かれていると考えられます。
会期中には、ご寄託されている荒戸神社さまの氏子さんなど関係方々のご来館もあり、久々のご対面を喜んでおられたとのこと。地域の宝として誇りに思っていただければ、私たちも嬉しいです。

[3] 今年、開館30周年を迎えた栗東民俗歴史博物館。展示会場には、出陳文化財の他に、開館当時を知る生き証人とも言える、ある「貴重なモノ」が展示されています。ズバリそれはどっち?→→→狛犬の頭部内を写した写真パネル or 休憩用の長イス
正解は「狛犬の頭部内を写した写真パネル」。平成元年(1989)に修理を行った際に狛犬の頭部内に修理の銘が墨書で書かれていることがわかり、それをパネルにしたものです。開館当初に作成された要覧にもこのパネルが展示されている写真が載っていました(右)。
30年の時を経てなお現役で頑張るこのパネルと、代々大切に扱われてきた学芸員さんたちの、モノを大切にする“心”に心底感動いたしました。

今年は県内でほかにも滋賀県立陶芸の森陶芸館、大津市歴史博物館、守山市ほたるの森資料館が、開館30周年を迎えられました。当館は来年3月に開館60周年となります。
さて、どんなお祝いをいたしましょうか・・・ね??!

カテゴリー: 展覧会 | [栗太郡の神・仏 祈りのかがやき] クイズ②ネタばらし はコメントを受け付けていません

[栗太郡の神・仏 祈りのかがやき] クイズ①ネタばらし

約2カ月あった会期も、はや残すところあと1週間。栗東歴史民俗博物館で開催中の「栗太郡の神・仏 祈りのかがやき」は、15日(日)までとなっております!みなさまお急ぎを!!
っとその前に、本日(月曜)は休館日なので、展覧会の予習・復習がてら、そろそろクイズの“ネタばらし”をしておきましょうか・ね?!

先ずは第1弾として出題したのがこちらのお題。[問題のPDF]
[1] 本展覧会のポスターやチラシに掲載されている女神さまと仏さま。実際の大きさで、小さいのは、ズバリどっち?
という問題でした。答えはズバリ→「女神さま」です。チラシでは対等の大きさに編集されていますが、薬師如来坐像(阿弥陀寺蔵)が半丈六(約4尺 (実138.8cm))であるのに対し、女神坐像(金勝寺蔵)はこぢんまりかわいく29.4cm。実際にはこれ(右図)くらい違います。う~ん編集マジック(笑)。展示室では遠目に向かい合って座しておられるところが、学芸員のこだわりだったりします(笑笑)。小さくとも力強い存在感の女神さまに要注目です!

[2] こちら(左)の彫刻(金勝寺蔵)は、お坊さまの姿をしておられます。そこで問題。このお像は・・・
お坊さまでしょうか?仏さまでしょうか?神さまでしょうか?
ズバリどなたサマ?
というのが問題。答えはズバリ→「神さま(僧の姿をした神さま)」が正解です。(出題した学芸員は“ちょっぴりひっかけ問題”とニタニタしている(笑)。)実はこのお像、県指定文化財で名称が「僧形神坐像」です。名前を知っていたら一発正解でしたネ。

[3] 近江八幡市の浄厳院が所蔵する「厨子入銀造阿弥陀如来立像」(右)は、金の蒔絵が施された厨子も見どころです。主な蒔絵の意匠は蓮の花びらで、扉と本体の内側にもあらわされていますが、厨子の中で一か所だけ違うモチーフがあります。ズバリどこに何が?!
①扉外面に秋草 ②本体背面に龍 ③屋根に宝珠
というものでした。答えは・・・「屋根に宝珠」が正解。蓮台の上にまぁるい宝珠が3つ描かれています。意匠の美しさをぜひ会場でご確認下さい!

あれ?!どうしたことでしょう。クイズ第1弾の答えだけで敢え無く本日の字数制限となりました。第2弾の答え合わせはまた次回!

カテゴリー: 展覧会 | [栗太郡の神・仏 祈りのかがやき] クイズ①ネタばらし はコメントを受け付けていません

「栗太郡の神・仏 祈りのかがやき」展 ギャラリートーク②

日曜日は絶好のお出かけ日和でしたね。そうです、現在開催中の「栗太郡の神・仏 祈りのかがやき」展、第2回目となるギャラリートークが、栗東歴史民俗博物館で行われ、前回を上回る50名の方々が参加されました。ということで!今回も懲りずに潜入取材デス!

展覧会は第2期となっており、展示替えもされてましたので、新しく登場した仏涅槃図(仏さまの北枕?!)や、密教法具の独鈷杵や五鈷杵(鎌倉時代に造られた特徴?!)などについて、詳しく解説されました。
そして、今回の展覧会でキーワードの一つとも言える「神と仏の聖地・栗太郡」について。会場には様々な神さま仏さまがいらっしゃいます。「お寺に神さま?」「神社に仏さま?」ついつい私たちの常識では「?」と思ってしまいがち。これについては、明治時代に「神仏分離」が起こるまでは、お寺に神像があっても、神社に仏像やお経があっても、何ら不思議ではないとてもWinウィンな関係であったと。神さまも仏さまも世の中を救う(護る)ために、あらゆる偉大な力を総動員する、『超強力パワースポット』が当たり前だった!、そう考えると、神さま仏さまの「?」も、すんなり受け入れられるとのことでした。何より、そこにいらっしゃるだけで有り難い・・・。そんな展覧会です。

そしてギャラリートークの後半、事件は起こりました・・・。文化館関係者がザワついた一番の「!」ポイント:栗東の学芸員さんの口から「小槻大社の男神坐像(伝落別命)の襟元にうっすら“トンボ”が彫り込まれている」との説明が・・・なななんですと!これには一緒に解説をしていた文化館学芸員も「耳ダンボ」になったと言っておりました(笑)。そんなご縁が!肉眼では少~し彫り跡がある・・・かな?と見える程度なのですが、今後の更なる調査に期待!ですね!!

実は今回のギャラリートークでは、文化館の「クイズチャレンジ」栗東展スペシャルを会場で配らせていただきました。問題もさることながら、裏に載せている「栗太郡とは?」「仏さまの特徴:三十二相とは?」という豆知識も、ぜひこの機会に知っておいていただきたかったので・・・。解説の途中、阿弥陀如来さまの「仏足紋」のところで、みなさんがクイズを裏返して見ておられた時には、一番後ろで目をウルウルさせておりました(笑)。役に立ってる~♪持って行ってよかった~!

あっという間の1時間。今回もいっぱいお勉強させていただきました!参加されたみなさんも、同じ気持ちだと嬉しいです!感動の余韻に浸りつつ・・・せっかく結んでいただいたご縁なので、小槻大社にもご参拝♡「トンボのお城の文化館です。展覧会ではお世話になっております。これからもどうかいいご縁をお結び下さい・・・」とお願いしてきました。
これがあるからタマラナイ!知らなかった世界が“今”につながるこのご縁。奥深き「近江の文化財」です!

カテゴリー: 展覧会 | 「栗太郡の神・仏 祈りのかがやき」展 ギャラリートーク② はコメントを受け付けていません

「栗太郡の神・仏 祈りのかがやき」展でのお楽しみ

ご覧いただけましたか~?「栗太郡の神・仏 祈りのかがやき」展。会場となっている栗東歴史民俗博物館さんでは、10/3(土)の夕方に和太鼓のコンサートなども実施されましたので、「ついでに見てきた!」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?お隣りは図書館ですし、借りた本を返しがてら、ふらっと博物館にもお立ち寄りいただければ、とっても嬉しいです。
「もう見てきたよ」という皆さん。展覧会の内容もさることながら、会場館で気付きましたか?4月からコツコツと積み上げてきた「文化館・クイズチャレンジ」・・・過去の出題の中から、実物を見て「あ、ほんまや」と復習・納得できる”文化財“が展示されてましたヨ~!気付いた?気付いてない?!ワタクシ、出題する側の人間ですが、実物を見たときには、ちょっと感動しました(笑)。

先ずはこちら、ロビーにずらっと展示されている梵鐘の数々!(栗東歴博さんのように、多くの大型の梵鐘を常設展示している館は、とても珍しいと思います!) しかも目線の高さに置いてあるので、通常見上げても見ることが出来ない鐘の上の方まで、じっくりと見ることが出来ますよ!こちらは、[第5回の問題⑬:梵鐘のてっぺんに伝説の生き物?! ]で出題しました。さて、何でしょう?覚えていらっしゃいます?よね?!先ずは「ホントにいた!」という驚きを楽しんでいただいて、その後は、ズラッと並ぶ一つ一つのそれぞれの表情の違い、”いかめしさ”や“愛嬌”みたいなところを比較して楽しんでいただく・・・のがおススメです!

続いてこちらは・・・
[第3回の問題⑦:狛犬の見分け方をご存じ?!エッ?違いが??]で出題しました。皆さん覚えてますか~?展覧会には、県指定文化財の狛犬(栗東市・大宝神社蔵/栗東歴史民俗博物館寄託)が出陳されています。シュッとした狛犬さんですが、お目目がクリクリでとても愛嬌のある表情をしていますので、ぜひご注目くださいね。
(この「狛犬の見分け方(覚え方)」を、全世界に広めようと野望を抱く文化館(笑)。)

また、新たなお楽しみとして、栗東展「クイズチャレンジ②」もご用意しました。さぁ、これはもう会場へ行って確認するしかないですよ?!皆さん‼
18日(日)14:00からは、ギャラリートーク②が開催されます。前回(①9/22実施)とはお話させていただく学芸員が変わるため、また違った見どころ・楽しみどころを、発見していただけると思いますヨ。皆さまのご参加を心よりお待ちいたしております~。

カテゴリー: 展覧会 | 「栗太郡の神・仏 祈りのかがやき」展でのお楽しみ はコメントを受け付けていません

滋賀:秋の展覧会 目白押し

そろそろ秋の展覧会シーズン真っ盛りですね。各館こだわりのテーマで、凝った展覧会を企画されていますよ!

先ずは、安土城考古博物館さんの特別展「信長と光秀の時代―戦国近江から天下統一へ―」(10/10~11/23)です。こちらは、もともと春に予定されていましたが、新型コロナウイルスの影響で、秋に延期された展覧会です。振り返れば4~5月、外出自粛に伴う施設の休館などで、開催中止を余儀なくされた展覧会もありました。そのような中で「延期」となったことは、歴史ファンとしてはとっても有難い!今年特に注目されている“信長”と“光秀”ですからね。どっぷり戦国時代にハマりたいものです~。当館からも、「明智光秀近江出身説」で注目された淡海温故録(おうみおんころく)が出品されていますので、是非ご覧くださいね。

そして、こちらにもご注目。大津市歴史博物館さんの開館30周年記念企画展「聖衆来迎寺と盛安寺―明智光秀ゆかりの下阪本の社寺―」(10/10~11/23)です。前期・後期はありますが、会期中に約100件(約160点)を展示予定とのこと。文化財ファンからするととっても贅沢な展覧会です♡。当館に寄託されている51件の文化財も集荷に3日をかけて貸し出され、お披露目の時を待っています(そのラインナップ公開情報はコチラ)。きゃ~うっとり。
そしてチラシやウェブサイトには、見どころの一つとして[特に国宝の「六道絵」は、その15 幅全てが並ぶのは地元の近江では実に36年ぶりのこと]と紹介されています。実はコレ、当館のコトです。36年前(昭和59年・1984)に開催した特別展「聖衆来迎寺」展:以来の揃い踏みなのですね~・・・なんだか感慨深い(笑)。ぜひ訪れてみたい展覧会です。

他にもほかにも・・・ん?!地域連携展?当館は今年、栗東歴史民俗博物館さんと連携して「栗太郡の神・仏 祈りのかがやき」展を開催していますが、実は、昨年タッグを組んだ甲賀市土山歴史民俗資料館さんが、今年は滋賀県立陶芸の森、甲賀市水口歴史民俗資料館、多賀町立博物館の4館で連携し、信楽焼についての展覧会「信楽焼 <わび・さび>の美の秘密とヒストリー」(10/10~12/6)を開催されます。これは連携祭りだぁ~!(笑)!土山会場では「甲賀の茶と信楽焼のヒストリー- 茶壺から汽車土瓶まで-」という企画で、なるほど地域密着型の展覧会ですね。滋賀を応援したい地元ファンとしては、改めて知っておきたい滋賀の伝統産業です!連携されている4館を巡ると、ちょっとした小旅行になるかも?!いい季節ですですから、ぜひお出かけ下さい。

どの展覧会もそうですが、コロナの終息が見通せない中で、必死に準備を進めてこられた珠玉の展覧会です。会場ではコロナマナーを守りながら、ゆ~ったりと非日常をお楽しみくださいませ。この秋、気分を開放いたしましょ~‼

カテゴリー: 展覧会 | 滋賀:秋の展覧会 目白押し はコメントを受け付けていません

「栗太郡の神・仏 祈りのかがやき」展 ギャラリートーク①

おだやかな秋晴れだったこの連休~新型コロナに対する規制も少し緩和され、気持ちよくお出かけされた方も多かったのではないでしょうか?モチロンその行先は、「栗太郡」の神・仏に出会える栗東歴史民俗博物館!ですよね~?!19日から始まりました地域連携企画展「栗太郡の神・仏 祈りのかがやき」展!連休中もたくさんの人が来館されたと連絡がありましたよ~有り難い‼ということで今日は、22日に行われたギャラリートークの様子をご紹介しますね。
博物館に入ると正面に、栗東を代表する文化財・狛坂磨崖仏の実物大レプリカが皆さんをお出迎え!(いつか実際にお山に登ってみなくては・・・と思いつつ、腰が引けてる人(私)にとっては、とても感動的なご対面です(いいいつか必ず・・・)。)その前で担当学芸員らがご挨拶させていただきました。

先ずはみなさん、今回の展覧会でキーワードとなる「栗太郡」についてはご存じでしたか?滋賀県南部にあった旧栗太郡は、古代から仏教や神道文化が育まれた豊かな地域です。というのも、面白いことを言っておられました。「旧栗太郡域、主には現在の栗東市・草津市にあたりますが、県内19市町の中で、草津市は13位、栗東市は15位と面積は小さいのですが、国指定文化財の密度が濃いのですよ」とのこと。ナルホド“密度”ときましたか・・・。これには参加のみなさんも「ふむふむ」と納得のご様子。よしっ!ツカミはOKです(笑)!※ちなみに栗東市は「栗太郡の東」にあるから「栗東」市!
みなさんが特に反応されていたのは、大きな「観経変相図」(観音寺蔵)でしょうか。きれいな色彩が残る南北朝時代の仏教絵画で、阿弥陀如来さまがいらっしゃる極楽浄土が描かれています。この阿弥陀さまの印相(手の形)が、胸の前で左手をひねりヨガのようなポーズをしておられるところが特徴的。また、下段に描かれる四コマ漫画のような絵についての解説では、みなさんからうっかり笑いが・・・。これはぜひ会場で確認していただきたいのですが、下段の絵には、人が亡くなった時にほとけさまが「お迎え」に来られる様子が、経典に則って描かれています。生前の行いの善悪によって、阿弥陀さま自らが供を率いてお迎えに来てくださる(最上)>供のほとけさまの数が少し減る>供のほとけさまだけが来る・・・のだとか。なるほど、右端から順々にほとけさまの数が減っていく描写が・・・。ついつい自分の身に置き換えて・・・ハイ、勉強になります。。。

そして今回の展示では「神さま・仏さま」の、彫刻も見どころのひとつ。神社にあっては普段見ることができないご神像の力強さと、優しい面影の奥に潜む微動だにしない存在の仏さまたち。お越しくださった42名の皆さんは、それぞれにうっとりな時間を過ごされました。

展覧会の見どころは、会場でお配りしているリーフレット(8頁の豪華版)にも詳しく書いていますので、是非ご覧くださいね。でも、話を聞きながら鑑賞した方が「発見」があって絶対にオモシロイ!と思います。次のギャラリートークは10月18日(日)に実施しますので、お聞き逃しなく⁈みなさまのご来場を心よりお待ちして(願って)おります!

カテゴリー: 展覧会 | 「栗太郡の神・仏 祈りのかがやき」展 ギャラリートーク① はコメントを受け付けていません

19日から「栗太郡の神・仏 祈りのかがやき」展 開催!

いよいよ19日に迫ってまいりました!琵琶湖文化館と栗東歴史民俗博物館の地域連携企画展「栗太郡の神・仏 祈りのかがやき」!!。本展開催のため、今週は、当館にある出陳作品を栗東歴史民俗博物館さんへ搬出輸送、会場での展示作業に、学芸員は大忙しです。

今回の展覧会で、当館から出陳するのは19件。朝から作業にとりかかり、絵画、工芸品、経典を順番に1点1点、点検しながら梱包します。
ここに紹介する写真は、仏像の梱包作業。700~800年も昔に造られたほとけさまですからね、慎重に、丁寧に。声を掛け合って息もピッタリ!


(ほとけさまは、顔面マスクで両手にグローブをはめているように見えますが、凹凸のあるお顔や造りが繊細な手指は、先に薄葉紙という和紙で包み保護しているからなんですよ。)

構造がどうなっているのか、時には下からのぞき込んだり、横から傾き加減を確認したり、学芸員と梱包のプロがしっかりと情報を共有しながら作業を進めます。
そしてこの後、ほとけさまはご本体と台座、それぞれに専用の箱に収め動かないように固定して梱包、そして輸送用のトラックに積み込みます。

ここまで出来て、ホッとひと安心~。いやいや、先方はお待ちかねです。休む間もなく、文化館を出発です。

場面は変わりまして、こちら栗東歴史民俗博物館さんに作品が無事到着です~!
まだ何も入っていない空の展示ケースの前で、先方の学芸員さんと入念に打ち合わせ中・・・・。おや?中央の後ろ姿はもしや・・・?!実は、栗東の博物館で有名な伝説の元館長さんが、応援に駆けつけて下さいました~。
さてさて、予定通り計画通りに作業は進むのか?実際に作品が並んだ会場の雰囲気は?

あぁ残念!今日のところはココまで!19日の開幕をお楽しみに!です~!!

栗東歴史民俗博物館さんは、今年で開館30周年を迎えられ、記念すべきお誕生日は9月23日です!あれ?!残念~今年のカレンダーでは休館日にあたります。というわけで、前日の22日(火・祝)に、前祝(?!)のギャラリートークが実施されます!楽しいトークになりそうですよ~。皆さま是非ご参加下さいませ!

カテゴリー: 展覧会 | 19日から「栗太郡の神・仏 祈りのかがやき」展 開催! はコメントを受け付けていません

地域連携企画展「栗太郡の神・仏」開催まであと1ケ月!

日向では、肌に痛みを感じるほどの太陽・・・猛暑です。酷暑です。とろける暑さです。みなさんこの夏をいかがお過ごしですか?元気で居て下さりさえすればそれでOKですよ~。この夏を健やかに乗り切りましょうね!

実は今、文化館では、この「暑さ」に負けない「熱さ」で、最後の追い込みに掛かっていることがあります。さて何のコトでしょ?!

そうです!みなさん!8月3日付けブログで書いていた極秘情報「秋に向けて着々と準備中」の、とある物件・・・その時の職員の会話、覚えていらっしゃいますか?今回はイメージ画像と一緒に、その内容を見てみましょう。

「良いわコレ、わかりやすい」 (かみさま・ほとけさま♡)
「インパクト大」 (どーんと見てもらおう)

「もうちょっと(お顔を)前に出してみる?」
「あかん、迫力に欠ける」 (このアングルが絶妙に良い!)

「ちょっと怒られてる?」 (女神さまの目線が・・・)
「・・・お話ししてはる。。。」 (伏し目がちですが・・・)

「みんな実際に見たらイメージ変わるやろうね」 (エッ?!て)
「それが狙い!」 (会場で驚いて!)

そうです!今、9月19日から栗東歴史民俗博物館で開催する地域連携企画展「栗太郡の神・仏 祈りのかがやき」展の開催準備に追われてます!。このモノクロなのに何故か目を引く(?!)ポスターとチラシは、月初めに他の博物館など各施設に配布済みですので、既にどこかで、目を止めていただいているかもしれませんね。
開催まであと1ケ月となりました。今は、会場で無料配布するリーフレット[豪華版]の作成準備で、いつもはクリアな本館担当学芸員の瞳が・・・若干充血しております(笑)。

[気分転換に狛坂磨崖仏の前で黄昏れる本館担当学芸員]→


本展では、旧栗太郡域の社寺さまから、当館と栗東歴史民俗博物館のそれぞれに寄託されている貴重な宝物を、一堂に展覧します。いいものを見て貰いたいから頑張れる・・・と、担当学芸員は申しております。みなさまどうぞご期待くだい!ませ!

カテゴリー: 展覧会 | 地域連携企画展「栗太郡の神・仏」開催まであと1ケ月! はコメントを受け付けていません

「びわ湖大津・光秀大博覧会」と文化館の「淡海温故録」リターンズ

今年の大河ドラマ「麒麟がくる」でも注目される明智光秀。ドラマの中でいつ滋賀がでてくるのかとヤキモキしながら見ていたところ、新型コロナの影響で、一旦放送が休止になってしまいました。こればっかりは仕方ない。続きを楽しみに待つことといたしましょう~。

「放送がなくて寂しいわ」という方は、ちょこっとお出かけしてみませんか?大津市内4会場で開催される「びわ湖大津・光秀大博覧会」。新型コロナの影響で臨時休館となっていましたが、そのメイン会場となる「禅明坊光秀館(西教寺内)」が5日に再開されました。

光秀館といえば、皆さん覚えていらっしゃるでしょうか?4月に1週間だけ、当館の「淡海温故録」を出陳させていただきました。明智光秀が近江(多賀町佐目)出身との記述がある、あの温故録です。
前回、新型コロナの影響で展示期間が短くなってしまっていたこともあり・・・実は、この度、リターンズ決定・・・12日から7月13日まで再び同館で展示していただくこととなりました!今回は長めとはいえ、約1カ月の期間です。5月に某テレビ局の「所ジャパ〇」という番組で、明智光秀の近江出身伝説が取り上げられ、それを見てわざわざお問い合せをいただいた関東の方!出陳されますよ!詳しくは専用ホームページでチェックしてくださいね。

きっかけは何であれ、滋賀に興味を持っていただけるというのは嬉しいこと。資料をじっくり眺めて戦国時代にタイムスリップした後は、ゆったり琵琶湖を眺めて心癒される時間を持つというのもおススメです。いろんな楽しみ方を滋賀で見つけてください。

カテゴリー: 展覧会 | 「びわ湖大津・光秀大博覧会」と文化館の「淡海温故録」リターンズ はコメントを受け付けていません

待ち遠しいコロナ明け

新型コロナウイルス感染症という、見えない敵と戦って早2か月余り・・・。緊急事態宣言が解除され、少しずつ世の中が動き出してきました。とはいえ油断せず、緩むことなく、今までの生活スタイルを見つめ直して、対策を続けることも忘れてはなりませんね。
この間、さまざまなモノが「中止」「停止」しておりましたが、徐々に復活の兆しが見え始めております。

この春に開催予定であった展覧会。「収蔵品公開情報」では、当館の収蔵品が出品される(貸し出されている)展覧会の開催情報をお知らせしていましたが、4月半ばには軒並み「開催未定」や「中止」「臨時休館」の表記となりました。寂しいこととはいえ、これは仕方がない、世の中みんながそうなのだから仕方がない…と半分あきらめておりましたが、5月中頃から各会場館さんから連絡が・・・。来るべき「コロナ明け」に向けて、「会期変更」を申し出てくださる館が増えてきたのです~。
年間スケジュールの変更もあるでしょうし、当館だけではなく、作品をお借りする相手先さまとの調整もあるでしょう。なにより館の再開に向けての準備に、気を使っていただくことも多いはず。今まで体験したことがない事態に直面したとはいえ、長い期間をかけて準備されてきた展覧会。簡単に諦めてなるものかという、各担当さまの熱い思いが「コロナ明け」の世の中を動かします。

具体的な日程の変更は、後日徐々に明きらかになるものとして、みなさん、もう少しです。当たり前が当たり前ではなかった日常に感謝しつつ、この2カ月我慢してきたからこそ味わえる楽しみを味わいたい。今はなんだかいろんなものに感動したい!気持ちでいっぱいです!みなさん、もう少しです!徐々にテンション上げていきましょう!

カテゴリー: 展覧会 | 待ち遠しいコロナ明け はコメントを受け付けていません

「びわ湖大津・光秀大博覧会」と文化館の「淡海温故録」

今年の大河ドラマの主人公として注目される明智光秀。滋賀県では、光秀とゆかりの深い大津市を中心に、様々な盛り上がりを見せていますよ!
中でも「びわ湖大津・光秀大博覧会」は、明智光秀にかかわる展示を4会場(禅明坊光秀館・西教寺・滋賀院門跡・大津市歴史博物館)で開催しています。

ここで特に注目していただきたいのが、メイン会場となっている禅明坊(ぜんみょうぼう)光秀館!西教寺内にある里坊のひとつです。新型コロナウィルス感染拡大防止のため、当初3月8日からの開館予定が延期となっていましたが、満を持して4月1日からオープンしました!ヨッ!待ってました!!

こちらの会場には、当館所蔵の「淡海温故録(おうみおんころく)」が出品されています。文化館ファンの皆さんならもう耳馴染?ですね?そうです、当ブログでも、文化財講座でも、近年、機会あるごとに、ご紹介してきたこの淡海温故録。明智光秀が、近江国犬上郡佐目(現:多賀町佐目)の出身であると記述される歴史資料が、いよいよその“本丸”にて、展示公開されます。但し、今回「淡海温故録」は4月7日(火)までの公開となっていますので、この機会にご覧くださいね。
同会場では、古文書や絵図、光秀の武具などをはじめ、戦国時代のびわ湖と光秀の足跡を紹介するコーナーなどもあります。また、大河ドラマの映像や衣装小道具なども展示される:びわ湖大津「麒麟がくる」展も、同時開催されていますので、思う存分に楽しめますね。とても雰囲気のある会場です。滋賀でこの歴史ロマンを是非ご堪能ください。

情報提供をもう一つ。3月まで放送されていたNHK連続テレビ小説「スカーレット」。ヒロインの生きる力、そのたくましさに感動の涙を流した人も多かったのでは?ドラマでは滋賀県甲賀市信楽で作られる信楽焼にも注目が集まりましたが、その信楽焼で作った明智家の家紋「水色桔梗ピンバッチ」が、絶賛発売中です。こちら品切れになるほどの人気商品となっているよう?!デス。こちらの裏書にもご注目!
明智光秀生誕の地?
多賀町佐目(さめ)には地元で「十兵衛屋敷跡」と呼ばれてきた場所があります。
と書かれています。とうとう市民権を得た?!明智光秀近江出身説デス。。。

カテゴリー: 展覧会 | 「びわ湖大津・光秀大博覧会」と文化館の「淡海温故録」 はコメントを受け付けていません

この時季「花粉知らず」で、ヒノキを学ぶ

最近・・・飛んでますよね・・・困ったことに。。。そう、毎年この時季になるとスギやヒノキの花粉が飛散し、くしゃみや鼻水、鼻づまり、目の充血といった症状に、苦しんでおられる方もいらっしゃるのでは?今日は、そんな方におススメの「花粉知らず」な話題です。

こちらに、当館オススメの『ヒノキ』があります。勘が良い人はもうお気付きですね?「安土・桃山時代の近江展」に出品された檜(ヒノキ)図です。本来であれば開催期間中ですので、会場で花粉を気にせず(!)、皆さんにご鑑賞いただいているところなのですが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、会場の安土城考古博物館さんでも臨時休館となっており、今しばらくご覧いただくことが出来ません。
ということで、ここはじっくりと、皆さんにはお家で、お勉強をしていだきましょう~。
檜図は、湖北(現:長浜市)に生まれ、狩野永徳や長谷川等伯らとともに名前を連ねる、安土桃山時代の巨匠:海北友松(かいほう・ゆうしょう)が描いた作品です。シンプルな画面構成がカッコイイ!
この屏風については、制作年代が定かではありませんが、署名の書体は、慶長7年(1602)に制作されたことが明らかな作品と近似しており、現存する友松の金碧画中、最も早い時期に位置づけられ、注目される作品です。さて、どこが友松らしいかと言いますと・・・。

などなど、友松独特の手法に注目すると、作品をより楽しむことが出来ると思います(詳しくはコチラ)。

さて、檜図の展示作業を見ていたところ、華やかな金碧屏風がまたたく間に展開していく様子が、なんともステキだったので、屏風の展示方法とともにご紹介します。
まず屏風の中央を広げて安定させ、それから左右を順に広げていきます。

最後に角度や間隔を調整して、屏風の展示の完成です。会場では幅広に見えますが、折りたたむと6分の1!と小さくなるのですね~。

これを見て、お家にある屏風を久々に広げてみようかな、と思った人は・・・ぜひ影響されてください(笑)。

「パッと見るとスギかヒノキかわからない!」という方は、葉っぱにご注目。スギは先が尖ってイガイガなのに対し、ヒノキの葉は平たく広がっている感じです。この豆知識も、是非知っておいていただきたい!!友松が描いたのは間違いなくヒノキ・・・なのですヨ。
なかなかご覧いただく機会の少ない作品ですからね。新型コロナウィルスが早く終息することを願わずにはいられません!!展覧会が無事再開できますように!
※3月25日より再開決定

カテゴリー: 学芸業務, 展覧会 | この時季「花粉知らず」で、ヒノキを学ぶ はコメントを受け付けていません

企画展関連講座「桃山時代の工芸品」開催しました

8日から開催しております地域連携企画展「安土・桃山時代の近江展 琵琶湖文化館収蔵品を中心に」は、皆さまもうご覧いただけましたでしょうか?会場である安土城考古博物館では、23日(日・祝)に企画展関連博物館講座の第2回目が開催されました。参加者は28名とやや少なめとなりましたが、昨今の新型コロナウイルス感染症の広がりのなか、これは致し方ないこと。講座の開催すらも危ぶまれた中、感染症対策に万全を尽くして会場をご準備下さった、安土城考古博物館の方々、ならびにご参加いただいた皆さまに、厚く御礼申し上げます。

さて、博物館講座ですが、今回は「桃山時代の工芸品-城郭の漆装飾と高台寺蒔絵-」と題して、この企画展の文化館側の担当者でもあります古川史隆(滋賀県教育委員会文化財保護課・滋賀県立琵琶湖文化館)が講師を務めました。安土・桃山時代の優品を集めた今回の展示のなかでも、特に贅を尽くして作られたと感じさせるのは、蒔絵を施した工芸品でしょうか?講座では、工芸品のなかでも特に蒔絵の作品に焦点をあて、「高台寺蒔絵」と称される桃山文化を代表する作品と、関連する近江に伝わる数々の遺品について、詳しく解説していただきました。

なかでも特に驚かされたのは、今回の出陳作品である草津市・観音寺(芦浦観音寺)さまご所蔵の「秋草蒔絵湯桶」が、秀吉と北政所(ねね)ゆかりの京都・高台寺に伝わる湯桶と瓜二つであるということ!!「平蒔絵」「絵梨子地」という安土・桃山時代の蒔絵に流行した技法に、菊・薄(すすき)・萩といった武将好みの(というか、これはもう「秀吉好み」なんでしょうね!)斬新で明快な意匠を施した、典型的な「高台寺蒔絵」の湯桶。(きっと特注品なんでしょう。。。)そんな湯桶が、秀吉との関わりも深かった観音寺に伝えられているなんて。。。これが、作品として素晴らしいだけでなく、「歴史の証人」でもあるということに、さらなる感動を覚えた次第であります。

講座終了後には、多くの方が「(作品を)もう一度見たい!」と思われたようで、参加者の足はそのまま展示室へと向かい。。。蒔絵の展示コーナーの前で控えていて下さった講師の古川さんは、熱心な方々からの質問攻めに遭われておられましたよ!!いやぁ、本当に「為になる」「役に立つ」講座でした。皆さまも、展覧会にこのような関連講座や展示解説などがあるときは、ぜひ参加してみて下さいね。展覧会がもっともっと楽しめること間違いなしデス!!

なお、今回の講座については、ZTVコミュニティチャンネルの「おうみ!かわら版」2月24日号(放送は2月24日・25日・26日)で紹介されます。コチラの方もぜひチェックお願いしますね~!!

カテゴリー: 展覧会 | 企画展関連講座「桃山時代の工芸品」開催しました はコメントを受け付けていません

「安土・桃山時代の近江展」関連講座のお知らせ

現在、安土城考古博物館で開催中の地域連携企画展「安土・桃山時代の近江展-琵琶湖文化館収蔵品を中心に」では、23日(日・祝)に関連講座を開催します!
今回の講座は、本展の企画・担当:古川副主幹(琵琶湖文化館・滋賀県教育委員会文化財保護課)が、「桃山時代の工芸品」と題してお話しをさせていただきます。長い戦乱から天下統一へ、世の中が大きく変化する中、人々は何を求めたのでしょうか。それは華やかで絢爛たる美の世界なのか、それとも静謐で厳かな世界なのか。絵画や工芸品などの美術工芸品に映し出された「時代」を読み解いていく作業は、とても奥深く、また楽しみ甲斐がありますよ~。この講座を聞けば、モノの見方がこれまでとはすっかり変わるかも?!皆さま是非ご参加下さい!

会場:安土城考古博物館NPSセミナールーム
(滋賀県近江八幡市安土町下豊浦6678)
時間:午後1時30分~3時(受付は午後1時~)
定員: 140名(当日先着順) 参加費:200円

なお、安土城考古博物館では、通常、イメージキャラクター:まめのぶ君による解説パネルが好評で人気となっているところ、本展では特別に「あきつ君」バージョンを採用していただいております。これも”連携”企画展のおかげ!安土博さんのご厚意に感謝しつつ、会場では「おしえて あきつくん!」の解説にも注目していただければ幸いです。

カテゴリー: 展覧会 | 「安土・桃山時代の近江展」関連講座のお知らせ はコメントを受け付けていません

「安土・桃山時代の近江展」開幕しました!

湖国に降った雪がうっすら残る2月8日(土)、企画展「安土・桃山時代の近江展-琵琶湖文化館収蔵品を中心に」が、安土城考古博物館で始まりました!当日のオープニングセレモニーでは、公益財団法人滋賀県文化財保護協会 北川理事長よりご挨拶をいただき、安土城考古博物館の辻井館長、当館の澤本館長とともに、テープカットで華々しく開幕を宣言させていただきました!

この日は、地元観光ボランティアで活躍されているガイドの方々もたくさん駆けつけてくださり、本展を担当する古川副主幹の作品解説に、熱心に耳を傾けておられました。今注目の、戦国武将直筆の文書なども公開されていますからね。湖国を観光で訪れる方々にも、是非本展の見どころを”オススメ”してくださいね!!


本展は4月5日までの開催です。期間中”気になる”講座も実施されますヨ。

2月16日(日)
「近江の明智光秀文書および安土宗論について」
2月23日(日・祝)
「桃山時代の工芸品」

会場はいずれも安土城考古博物館NPSセミナールームで、定員140名(当日先着順)となっています。詳しくは、安土城考古博物館(TEL:0748-46-2424)までお問い合わせください。多数のご参加をお待ち致しております!

カテゴリー: 展覧会 | 「安土・桃山時代の近江展」開幕しました! はコメントを受け付けていません

地域連携企画展第3弾・開催まであと4日!!

いよいよ佳境に入ってまいりました。8日(土)から安土城考古博物館にて始まる「安土・桃山時代の近江展 琵琶湖文化館収蔵品を中心に」の準備です!!この展示会は、休館中の琵琶湖文化館が収蔵・保管する文化財を、県内各地の博物館施設と連携して積極的に公開していこうという「琵琶湖文化館地域連携企画展」の一環として行うもので、甲賀市土山歴史民俗資料館さん、愛荘町立歴史文化博物館さんとの連携に続いて、今年度の第3弾となります。展示会の企画・構想に始まり、思い起こせば長い道のりでしたが、よくぞここまで辿り着いたものです。(と、胸を撫で下ろすのはまだちょっと早い?)

ということで、今週の文化館は展示会ウィークとなり、出陳作品の点検・梱包・搬出作業が始まっています。今回の展示会には、館蔵品・寄託品、合わせて24点の作品を文化館から出陳しますが、いつものように、作品はいきなり梱包して運び出すのではなく、収蔵庫から一度出したところで、会場館の安土城考古博物館の学芸員さんと共に念入りなチェックを行います。

たとえば、今回出陳される信楽焼の壺。表面や中にライトを当ててみたり、持ち上げたり、ひっくり返したりと、まさに”舐めるように”といった感じでの点検が行われ、特記事項があれば調書に記録されます。そして、もしも傷んでいたり、弱っているところがあれば(陶器などはヒビ割れや欠けなどが要注意)、運送中や展示中に傷みがひどくなることが絶対にないように、その部分を手厚く保護する形で、梱包材で丁寧に包んでいきます。箱に詰められ、梱包作業がすべて終わると、美術品専用のトラックに載せられて出発で~す!

ところで、今回の展示会のタイトルにもある「安土・桃山時代」について、皆さんはどんなイメージをお持ちですか? ごく簡単に言うと「信長から秀吉の時代」にあたるこの頃。天下統一の気運のもと、豪壮・華麗なる文化が花開き…といった感じでしょうか?今回出陳される文化館の収蔵品も、もちろんそんな時代の産物です。それが、時代の象徴でもある「安土城」のお膝元の博物館で展示されるわけですから、作品たちからはここぞとばかりの”異彩”が放たれるに違いありません。
展示会は、2月8日(土)から4月5日(日)までの開催です!皆さま、どうぞご期待下さい。

カテゴリー: 展覧会 | 地域連携企画展第3弾・開催まであと4日!! はコメントを受け付けていません

「湖東三山 金剛輪寺の名宝」展 開催御礼

終わってみれば1ヶ月半があっという間でした・・・。11月1日から始まった地域連携企画展「湖東三山 金剛輪寺の名宝-滋賀県立琵琶湖文化館寄託品里帰り特別公開-」が15日で終了。会期中8千人を超える(!)多くの方々が会場を訪れ、紅葉を彩る金剛輪寺さまの寺宝の数々をご覧いただくことができました。本当に有り難うございました。

この地域連携企画展、本年度においては県内3地域において、当該地域とゆかりのある琵琶湖文化館の収蔵品を中心に、各地の博物館・資料館と連携して開催し、休館中である当館の収蔵品を多くの方々にご覧いただこうという趣旨で実施しております。その第2弾であった本展は、愛荘町立歴史文化博物館さんとの連携でした。紅葉のベストシーズンに本展を企画していただき、両館に寄託されている作品を一堂に展覧する機会を得たことで、金剛輪寺さまの歴史・文化財についてより奥行き深く皆さんにご紹介できたのではないかと思っていますが、いかがでしたか?

そして、連携したのは館だけではありません。お気付きでしたでしょうか。金剛輪寺さまと西明寺さまのそれぞれ時代の異なる「十六羅漢像」が並べて展示されていましたよね。湖東の近接する天台宗寺院にこのような本格的な作例が残っているということも、その地域を知る上で驚きであったのではないでしょうか。
所有者さまならびに歴史文化博物館の皆さまのご理解ご協力を得て、このような展覧会を開催できたことを、職員一同心から喜んでいます。「地域連携」企画展ココにあり!です。本当に有り難うございました。


さて、次なる地域連携企画展は、安土城考古博物館さんとの連携で「安土・桃山時代の近江展―琵琶湖文化館収蔵品を中心に―」を開催します。こちらもどうぞご期待下さいね。

カテゴリー: 展覧会 | 「湖東三山 金剛輪寺の名宝」展 開催御礼 はコメントを受け付けていません

「湖東三山 金剛輪寺の名宝」展 ギャラリートーク

湖国の紅葉もそろそろ見納めかな?という12月1日、「湖東三山 金剛輪寺の名宝」展を開催中の愛荘町立歴史文化博物館では、ギャラリートークが行われました。会場では、地域の方や観光ボランティアの方、また観光で偶然立ち寄られたと思しき方など、25名が講師の話に熱心に耳を傾けられました。
今回の講師は、仏教美術の中でも彫刻が専門の和澄学芸員。先ずは滋賀県には多くの優れた文化財が残っていることのスゴさ、すばらしさを紹介。続いて金剛輪寺さまがどのようなお寺さまか、主に彫刻作品をスクリーンで紹介しながらトークは進みました。

続いて実際に作品を見ながら解説では、先ずは「孔雀文磬(けい)」の説明から・・・「よっしきた!」と先日ブログで紹介していた筆者:あきつとしては心の中でガッツポーズ(笑)。さらに『磬の”へ”の字の角度が緩いと作品年代が古く、時代が進むとどんどん角度が強くなっていく。この孔雀文磬は角度が緩やかで裏に製作年代(1222年:鎌倉時代)がはっきり書かれているので時代の参考になるいい作品です』と、なるほどの豆知識(!)も披露されました。これがギャラリートークの醍醐味デス。
そして、”豆”つながりで、個人的(個トンボ的?)に皆さんにぜひ紹介したい(!)のが、「漆塗太鼓形酒筒(うるしぬりたいこがたしゅとう)」です。この酒筒は、形は太鼓のように見えますが、用途としては祝いの席などでお酒をふるまう酒樽で、愛荘町の指定文化財にもなっています。皆さんは「日本昔ばなし」に出てくる『豆の木太鼓』をご存知ですか?和尚さんが残しておいたそら豆を小僧さんがこっそり食べてしまうアノお話です。実は、大木に育ったそら豆の木で作った太鼓がこの「漆塗太鼓形酒筒」だといういわれが残っているのです!(・・・実際にはケヤキ製・・・という不思議には目をつむり・・・)昔話を大切に語り継ぐ作品に出会えるなんて、何だかとてもステキです。
※フリーペーパー:滋賀の文化情報誌「Duet」2019秋号(サンライズ出版発行)にも紹介されています!

もう1つ、おそらく今回講師が一番熱く語らせていただいたのが、木造の阿弥陀如来立像です。「寺外初公開」でも注目をされていますが、いつもは国宝の本堂の後陣に安置されているほとけさまで、今回、特別に、本展覧会のために、お堂からお出ましいただきました(展覧会担当:ギャラリートーク講師:彫刻が専門:和澄学芸員たっての願いにより実現!)。阿弥陀如来は、極楽浄土から雲に乗ってお迎えにきてくだる姿が表現されていますので、少し前傾姿勢であることがわかります。衣や雲が風を受けて後方になびく様子などは、今回特別に厨子からお出ましいただいたからこそ拝めるお姿です。彫刻にうっとり:和澄学芸員は、「正面からだけではなくこの機会にぜひ横からも見てほしい」と熱く語っておりました(笑)。

最後に、あきつ君的豆知識を披露しておきましょう。「日本昔ばなし」つながりで、皆さん、『密僧坊(みっそうぼう)』をご存じですか?こちらも愛荘町さんのお話しです。ぜひチェックしてみてくださいね。
(会場にある記念スタンプ:向かって左が密僧坊!)

カテゴリー: 展覧会 | 「湖東三山 金剛輪寺の名宝」展 ギャラリートーク はコメントを受け付けていません

「湖東三山 金剛輪寺の名宝」展の工芸品

皆さん本展をご覧になって頂けましたか?金剛輪寺さまより当館がお預かりしている文化財の里帰り特別公開です。鈴鹿山脈に沿って南北に並ぶ西明寺、百済寺とともに「湖東三山」としても有名な天台の名刹。平安時代後半から鎌倉時代にかけて寺勢は隆盛をきわめ、この頃の文化財が数多く現存しています。本展では、その寺宝の数々が紹介されていますが、今日は、仏教工芸の文化財について、少しお話ししましょうか。

会場に入って先ず紹介されているのが「珠玉の工芸品」です。孔雀文磬、素文磬、金銅透彫華鬘、云々・・・待って帰らないでッ!!「難しい漢字に馴染みの薄いコトバでなんだかよくわからない」と諦めるのは未だ早い!「磬」や「華鬘」を何と読むのか、何であるのか、知っている人のほうが“稀”ではないでしょうか?「磬(けい)」や「華鬘(けまん)」は仏教工芸あるいは仏具に分類されます。純粋な金属工芸として鑑賞しても飽きることがなく、うっとりなんですよ~。

磬は法要に用いる楽器(梵音具:ぼんおんぐ)で、中央の撞座(つきざ)を叩いて音を鳴らします。出陳されている孔雀文磬(重文)も、撞座のあたりを中心に使用痕があるので、実際に使われていたことが分かります。どのような音が響いていたのでしょう?さて、磬に表された文様を見ていくと、撞座の左右に孔雀を配置しています。通常の孔雀文磬は左右対称の孔雀を表すことが多いのですが、こちらの磬をよ~く見てみると・・・、羽や脚の動きを左右で微妙に変えていますね。珍しい趣向を示しているものといえます。

一方華鬘は、仏堂内の柱や梁にかけて場を飾る装飾品(荘厳具:しょうごんぐ)として用いられます。金銅透彫華鬘(重文)は、銅板を切り透かす透彫(すかしぼり)したうえに線刻して、蓮華唐草文を表しています。同会場の特別展示室には現代に製作された復元模造がきらびやかなお姿で展示されています。こちらの華鬘の文様もじっくり見てみましょう!透彫は左右対称ですが、線刻は蓮の葉っぱのひるがえり方がちょっとだけ違います。う~ん、なかなか凝っていますね~。

出陳されている磬と華鬘、どちらも鎌倉時代を代表する金属工芸ですが、ぱっと見は左右対称のように見えるけれど、よく見ると少しだけ変えているのが分かって、「おもしろい!」と思える品だと思います。ぜひ展示室でじっくりご覧になってくださいね。

会場には、懸仏(かけぼとけ)や柄香炉(えごうろ)も展示されています。「へぇ~」「こんなのもあるの」と頭の片隅に置いていただけたなら、実際に寺院を訪れた時に「あっ、本当にある!」と気付く機会も増えると思いますよ。難しく考える前に、先ずは気軽にじっくりご鑑賞ください。
愛荘町立歴史文化博物館では、紅葉の見ごろを迎えた今週末、23(土)・24(日)は入館無料となります。また、12月1日(日)には、ギャラリートークもあります(13:30~)ので、ぜひ会場へ足をお運びくださいませ。

カテゴリー: 展覧会 | 「湖東三山 金剛輪寺の名宝」展の工芸品 はコメントを受け付けていません

「湖東三山 金剛輪寺の名宝」展とその周辺

地域連携企画展第2弾「湖東三山 金剛輪寺の名宝―滋賀県立琵琶湖文化館寄託品里帰り特別公開~」が始まって、早いもので2週間が経ちましたが、皆さまもうご覧いただけましたでしょうか?会場の愛荘町立歴史博物館は、紅葉の名所である金剛輪寺のまさにお膝元にありますので、「紅葉が見頃になったら行こうかな?」とお考えの方、今週末辺りからいよいよ見ごろを迎えますよ。行きドキです!しかも愛荘町立歴史博物館さんは、「関西文化の日」に協力されていますので、16(土)・17(日)・23(土)・24(日)は、入館無料でご鑑賞いただくことができます!紅葉狩りとともに、多くの方に企画展を存分に楽しんでいただければ幸いです。

さて、今回の企画展でご覧いただけるのは、平安時代から江戸時代にかけての工芸品・経典・絵画など、金剛輪寺に伝えられてきた寺宝の数々。その多くが重要文化財や県指定、町指定の文化財で、これらを見るだけでもお寺の長い歴史を感じることができますね。ところが、そもそもこのお寺の始まりはというと、なんと奈良時代にまで遡るそうです。伝承によると、聖武天皇の勅願により僧・行基(ぎょうき)が開いたのだとか。行基という人は、諸国をめぐり、橋を架けたり、堤防を築いたりという土木事業を行なったことで有名ですが、その背景には、当時の最先端技術を持っていた渡来人の力があったと言われています(行基自身も渡来系氏族の出身)。金剛輪寺のあたりは旧の秦荘町にあたりますが、秦荘の「秦」は、まさに古代にこの地域を本拠地としていた渡来系氏族「依知秦(えちはた)氏」に由来するとのこと。すると、行基がこの地に金剛輪寺を建てた背景にも依知秦氏の力があったのでしょうか。。。想像が膨らみます。

そして、この依知秦一族の祖先の墓と考えられているのが、愛荘町上蚊野から蚊野外の地にある古墳群です(金剛輪寺からは車で5分程のところ)。300基ほどもあったとされる大規模な古墳群は、終戦後の食糧難時代に行われた土地開墾などでほぼ消滅してしまいましたが、一部が「依知秦氏の里古墳公園」として残されています。実は、文化館には「秦荘・北蚊野古墳出土」と伝えられる須恵器の直口壺と金属製の馬具(雲珠:うず)が収蔵されてるんですよ。収納されていた紙箱には「昭和31年6月」の日付が記されていますので、当時県立産業文化館(文化館の前身です)の学芸員でいらっしゃった故・宇野茂樹先生が指揮されたという、昭和31年の滋賀県による調査の際に発見されたものでしょう。文化館と愛荘町(当時は秦荘町)のこんな頃からのご縁。ここにもちょっぴり長い歴史があったようです。

カテゴリー: 展覧会 | 「湖東三山 金剛輪寺の名宝」展とその周辺 はコメントを受け付けていません

「歴代天皇と近江」展と杉浦重剛

季節は少しずつ秋の気配を感じられるようになりましたね。甲賀市土山歴史民俗資料館で開催中の「歴代天皇と近江-滋賀県立琵琶湖文化館 館蔵品より-」展も開催期間残りわずかとなりました。しみじみ時間が経つのは早いものでございます。
さて、この展覧会では5つの章に分けて展示が構成されていますが、その内容や出品作品については、本ブログにおいて、2回にわたって開催されたギャラリートークの様子とあわせて紹介してきました【7/29付 第1・2章】【8/26付 第3・4章】。今日は残すところ最後の第5章「昭和天皇の侍講・杉浦重剛」について、お話ししましょう。

こちらの第5章については、皆さん意外でした?「杉浦重剛?誰?」「何故?」と思われました?杉浦重剛(すぎうら しげたけ)は、旧膳所藩(現大津市)出身の教育者で、昭和天皇らに帝王学の一環として倫理をご進講(説明)された方です。皇室と所縁の深い滋賀県出身者がいらっしゃったことに、先ず純粋に驚いてしまいますよね。また、杉浦重剛の門下生には、作家であり児童文学者として有名な巌谷小波(いわや さざなみ)がいます。小波は、文部省唱歌『ふじの山』や『一寸法師』の作詞者としても知られる一方、甲賀市立水口小学校の校歌も手掛けています。その小波の師匠に当たる方が杉浦重剛なのですよ。
本展に出品されている関係資料は、杉浦重剛と親交が深かった鉄道技術者の島安次郎の関係者から寄贈されたものです。大正の時代を感じさせる大礼服やモーニングなどは、展示会場でも目を引いたのではないでしょうか。大礼服についてはマネキンに着せてありますが、こちらを展示する際、ちょっとした苦労がありました。
このマネキンはもちろん現代のもの。スラッとしたイマドキ体型なのですが、それでも大礼服の袖を通すことは出来なかったとのこと。昔の人って、肩が張って体格が”イカツイ”イメージがあったのですが・・・着せてみてビックリだったそうです。(会場ではマネキンの腕を取り外して展示しています。)
杉浦重剛については、【浮城モノ語り第64話 昭和天皇と杉浦重剛】にも詳しく書いています。こちらも是非ご一読ください。

本展覧会は、9/29(日)までの開催です(休館:毎週月曜日・火曜日)。ちなみに会場の甲賀市土山歴史民俗資料館の近くにある「道の駅あいの土山」では、抹茶のソフトクリームが盛り放題!自分でモリモリのソフトクリームが作れます。但しスプーンは付きませんので盛り方・食べる時には注意が必要(笑)。近江随一の茶所:土山で食べる抹茶ソフトは格別です。展覧会を見た後にチャレンジしてみてはいかがでしょう?
みなさま秋の日和にぜひお出掛けください。

カテゴリー: 展覧会 | 「歴代天皇と近江」展と杉浦重剛 はコメントを受け付けていません

「歴代天皇と近江」展 ギャラリートーク②開催!

8/24(土)、現在開催中の「歴代天皇と近江-滋賀県立琵琶湖文化館 館蔵品より-」展の第2回目となるギャラリートークが、土山歴史民俗資料館で開催されました。前回(7/27)のように台風の襲撃に怯えることなく、会場には前回を上回る大勢の方々がお越し下さいました。
ギャラリートークの様子は、7/29付けのブログでも掲載しておりますが、「今回も参加できなかった!」という皆さんのために、トークの内容を(前回に引き続き)、ちょこっと紹介しておきましょう。

ちなみに、本展は、5つの章に分けて展示されています。え~っと、前回のブログでは第1章・第2章について紹介しましたので、今日は第3章「天皇と皇族による書画や関係資料-天皇を身近に感じる-」から。大胆な構図に墨一色で大らかに描いた明正天皇の富士山図や、柔らかなタッチに親しみを感じる霊元天皇の宸画(自筆の絵画)などのほか、同じく霊元天皇が愛用したと伝わる御眼鏡など、珍しい品も展示されています。
こちらの写真で、皆さんが熱心に覗き込んでおられるのは、明治天皇の諱(いみな=実名)である「睦仁(むつひと)」という御名前が書かれた資料の辺り・・・講師が特にアツく解説させていただいたトコロです!!(何故なら昨年詳しく資料調査をし、研究紀要第35号に発表したため!)(サクッと知りたい方は、浮城モノ語り第51話を読むのがおススメ!)。

続いて第4章「御所と宮家ゆかりの絵師たち-華麗なる宮廷美-」では、京都御所や各宮家のお抱え絵師として筆をふるった画家たちの作品を紹介。写真に見えるのは、「図(塩川文麟筆)と「巖上咆哮猛図(岸岱筆)」ですね。文化館の数ある絵画作品の中から、特にこの2幅を選んだ理由の一つに、龍と虎は古来、英雄や天子などを象徴する画題として意識されてきたことが挙げられます。龍虎の猛々しさや神秘的なイメージが、天皇を象徴するもの、あるいは宮家に好まれる画題であったことも、こうしてみると理解できるような気がしますね。

そして最後の第5章は・・・あー残念!前回に引き続き、今回もやむを得ず字数オーバーとなりました!続きはまたの機会といたしましょう~~。

 本展覧会は、9/29(日)までの開催です(休館:毎週月曜日・火曜日)。みなさまぜひ会場にお立ち寄りください。

カテゴリー: 展覧会 | 「歴代天皇と近江」展 ギャラリートーク②開催! はコメントを受け付けていません