日別アーカイブ: 2018年2月19日

雪景色から春を告げる

今年の冬は寒波が何度も押し寄せて、北陸では記録的な積雪、また東京では雪による交通網の混乱と、日本列島は雪に悩まされています。雪も、適度に降れば素敵な景色を見せてくれますが、なにしろ相手は自然です。なかなか思うようにはいきません。

ですが、ココは文化館。絵画作品の中なら素敵な雪景色が見られる。。。!ということでご紹介しましょう。館蔵品「寒華倣雪図」を。これは山本梅逸(1783~1856)が描いた作品で、竹や梅、水仙など数種類の植物に雪がうっすらと積もる、まさに素敵な雪景色!の絵です。この作品には、「春を告げる花」が描かれていますが皆さま、どこだかわかります?

花のことに詳しくない私は、どうしても画面中央の椿と南天の赤色に目がいって、なかなか気づきませんでした。。。画面下の方に視線を持っていくと、地面で咲く黄色い花がちょこんと見えませんか?全体像ではわかりづらいかもしれないので、スポットをあててみますね。

ほらこの通り、咲いているでしょう?!この黄色い花は、福寿草と言って、別名を「元日草」「朔日草」とも言うそうです。その名前には「新春を祝う」という意味もあるらしく、早春に縁のある植物なのです。福寿草が描かれることで、まもなく来る春の訪れを感じる事ができます。ちなみに、福寿草の見ごろを調べてみると、なんと2月~3月となっています。「今頃、新春を祝う花!?」と思ってしまいますが、ココは暦み上、旧暦と新暦とで感じ方がズレるのですね。本日、2月19日は旧暦では1月4日。この作品を愛でるのにピッタリの季節なのです。

折しも今日は、二十四節気の「雨水(うすい)」。空から降るものが雪から雨に変わり、氷が融けて水になる…春の先駆けです。まだまだ寒い日が続きますが、春は一歩一歩近づいている。。。のですね!文化館の絵画の中にある雪景色から告げられた春に、季節の移り変わりをほんの少し感じました。

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