月別アーカイブ: 9月 2022

「しが地域文化遺産フェスin多賀」が開催されます

画像をクリックするとチラシをダウンロードできます
(外部リンク)

 文化館のホームページをご覧になっている方は、文化財について興味がある方が多いのではないでしょうか?そんな皆さんは「文化財保護法」というものがあるのをご存じですか?文化財の保護と活用を目的とした法律です。法律というと難しく考えてしまい、国や、行政だけのものと思ってしまいませんか?ですが文化財保護法の改正を背景に、県内では地域総がかりで地域文化遺産の保存・活用が進んでいるのです。そうした新しい時代の文化財保護についてわかりやすく情報を提供し、自治体はもちろん民間企業やボランティア活動団体なども積極的に参加して、楽しみながら地域の文化遺産を守る取組を知ることができる画期的なイベントが、10月8日(土)に 滋賀県・多賀町教育委員会主催で開催されます。その名も「しが地域文化遺産フェス in 多賀」。会場は、「打出のコヅチ」のサテライト会場としてもお世話になった、あけぼのパーク多賀さんです。

 このフェスは、地域文化遺産を核としたネットワークの形成に繋げ、賑わいを創出することで、歴史・文化を活用した継続的な活動への足がかりとすることを目的として開催されています。当日はトークセッションが行われ、世界遺産を目指す彦根城や文化遺産の保存修理などについて、幅広いテーマでお話を聞くとことができます。我らが文化館についても「新・琵琶湖文化館がめざすもの」というタイトルで、井上優副館長(滋賀県文化財保護課)がお話します。今まで、大津でお話する機会が多かったですが、湖東・湖北の皆さんにも、是非聞いていただきたい内容です。
 さらに会場では、一般参加者からの文化財に関する幅広い相談を受け付け、その場で簡単な調査やアドバイスを行うコーナーがあるようで、、、こちらは個人で文化財について相談ができる貴重な機会となっているのではないでしょうか。お家に文化財があって「相談したい!」と思っている方に必見のコーナーです。他にも、文化財の修理に関する体験や、戦国武将のサインを探すワークショップなど、文化財に関するイベントが盛りだくさん。文化財について、楽しく学べる場となっています。会場ではマルシェも開かれ子供から大人まで楽しめます。ご家族揃ってお出かけください。

 また、9/27から10/16まで、会場となるあけぼのパークさんでは文化財に関する展示もされています。滋賀県からは「新・文化館に向けて」のポスター展示や、屏風と仏像がどのように作られているのかわかる構造模型を展示しています。多賀に足を運ばれた際は、こちらも是非ご覧になってくださいね。

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日本一安心な

 このタイトルに似合わず(?!)、先日、文化館に衝撃が走りました・・・。それはナゼ??!

  それはですね~~文化館の立地にあります。湖岸に建つ我がお城:琵琶湖文化館。そのお向かいサンと言えば??そうです、滋賀県警察本部!その滋賀県警さんが、この度、衝撃のポスターを作成されました。 それがこちら!

おっと中心がずれてしました!滋賀県警さんにお邪魔した時、ついつい ゆるキャラの「けいたくん」が可愛かったもので、ついつい撮っちゃいました(笑)。 気を取り直して改めて

・・・本命はコチラッ!!
    ↓

 分かります?近代的な滋賀県警さんとレトロな我がお城:琵琶湖文化館の背後にウルトラセブンが!!
 このとっても気になるポスターは、秋の全国交通安全運動に合せて皆さんに交通安全を呼びかけるため、作成されたものなのだそうです。う~んそれは気にしないと!!

 もともと、交通事故と死傷者の減少を図る7つの対策:交通安全対策強化プラン「+7(プラス・セブン)」があり、それを広く県民の皆さんにも知って貰おうという狙いがあったのだとか。
 ポスターには「7つの方法で交通事故のない平和な滋賀県をみんなで目指そう」と大きく書かれていますね。
・・・7つの方法・・・プラス・セブン・・・ウルトラセブン・・・これはウマい!!発想がユニークですよね~・・・全く感心・・・してばかりではなく!大切なのは中身です!!
  ●道路横断時の交通事故に注意しよう。(ふむふむその通り!)
  ●飲酒運転をなくそう。(絶対やったらアカンやつ!)
  ●みんなで声を掛け合い交通事故をなくそう。(住みよい滋賀県に!!) などなど。
ポスターは各警察署や交番にも掲示されているそうです。皆さんも注目して見て下さいね。

 それにしても、警察本部さんとウルトラセブンに守られる琵琶湖文化館って・・・日本一安心・・・ですね!

 文化館でも「文化財を守る7つの必殺技」を・・・皆さんにわかりやすく伝えるために、何か方法を考えたい!!
・・・ムムっ・・・ライバル出現!

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「花湖さんの打出のコヅチ」第5回 開催しました

 9月も半ばを過ぎて朝夕は過ごしやすくなりましたが、日中はまだまだ暑い日が続きます。この日(9/15)も残暑が厳しい日となりましたが、そんな中86名の方が会場に足を運んでくださいました。滋賀の文化財講座「花湖さんの打出のコヅチ」第5回、今年度の座学の最終回です。

講師の田澤梓学芸員

 今回は、「琵琶湖文化館収蔵品にみる四季と年中行事」をテーマに、琵琶湖文化館の田澤梓学芸員が登壇しました。文化館の収蔵品には、四季や年中行事が描かれている作品が多くあります。作品に見られる季節の情景や描かれ方についてお話しました。

十二ヵ月図

 ホームページでも紹介されている「十二ヵ月図」 (月岡雪鼎筆)は、六曲一双の屏風の中に、ひと月ごとの歳時や風俗が描かれています。このような絵は「月次絵(つきなみえ)」とよばれ、平安時代ごろからやまと絵の主題として描かれてきました。当館の「十二ヵ月図屏風」は江戸時代の作ですが、古典に取材し平安時代の月次絵の要素を取り入れていることを、わかりやすく解説されました。

近江八景図

 次に紹介された「近江八景図」(吉田元陳筆)には、六曲一双の屏風に、粟津晴嵐、瀬田夕照、三井晩鐘、唐崎夜雨、矢橋帰帆、石山秋月、堅田落雁、比良暮雪の八景が描かれています。近江八景は、中国・湖南省にある洞庭湖の瀟湘八景の情景を近江にとり入れ、四季を追加したもの。皆さんご存知です?滋賀県と湖南省は、琵琶湖と洞庭湖のご縁がつながり、1983年から友好提携が結ばれているのですよ。講師からは「新しい文化館ができたら、近江八景と瀟湘八景、滋賀県と湖南省のつながりが分かる展示をしたい!」との野望が語られました。

 紹介された作品は、どちらも繊細に描かれていて「実物を見たい!」と思った方も、おられるハズ。そんな方に朗報です。今年度冬季に滋賀県立安土城考古博物館で開催される地域連携企画展「琵琶湖文化館収蔵品にみる四季」に、この二つの屏風が出展されます。来年の2月頃の開催のため、まだすこし先ですが、皆さんぜひ楽しみにしててくださいね。

 次回(10/27)は、いよいよ滋賀の文化財講座「花湖さんの打出のコヅチ」の大トリ現地探訪となります。第4回で講師を務めた和澄学芸員を講師に、野洲市御上神社周辺を歩きます。こちらは、10月8日から始まる地域連携企画展「近江湖南に華開く宗教文化―野洲・守山の神と仏―」(会場:野洲市歴史民俗博物館)に関連した講座となっており、展覧会も合せてご覧になるとより楽しめます。ぜひ、コチラもよろしくお願いします。講座の申込みは、9月27日(火)午前8時30分より電話にて受付開始します。皆さんからのお申込みお待ちしております。

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「出張!お城 EXPO in 滋賀・びわ湖 2022」と武将カード

 みなさん、お城EXPOってご存じですか?お城EXPOは、お城好きの方々との交流を目的として毎年横浜にて開催される日本最大級のお城イベントです。実はそのお城 EXPOが・・・滋賀・甲賀市に「出張!」してきます!!

 滋賀で開催されるのは、今年で3回目。日程は9月18日(日)の1日のみ!会場となるのは甲賀市内の3会場〔あいこうか市民ホール、碧水ホール、甲賀市まちづくり活動センター「まるーむ」〕です。城のスペシャリストが登壇する「厳選プログラム」を初め、甲賀流忍術流派発祥の地である甲賀市ならではのオリジナル展示、お城をテーマとしたブース展示、子どもたちが遊べるお城型の巨大バルーンに屋外マルシェなど、盛りだくさんの催しが企画されています。

 さて、みなさん、本題は・コ・コ・か・ら・です。お城好きの方ならモチロン“武将”にも詳しいはずですよ・・・ね(?!)。それなら、会場の一つである甲賀市まちづくり活動センター「まるーむ」に注目ですよ~。滋賀県文化財保護課さんが出展されるワークショップでは、「近江ゆかりの武将カードガラポン抽選会」が行われます!

 はて?何故にワタクシ、ここまで「武将おし(推し)」なのか・・・ピンとくる方は?・・・ハイッ!!と手を挙げた方はかなりの「あきつブログ」マニア♥です。実は、8月10日付ブログの最後の方に、イラストで紹介しておりました、近江・滋賀にゆかりのある歴史上の登場人物たち。「この方たちの活躍の場は?」と前フリをしていたのですが・・・ ?

武将カード〔滋賀県作成〕

 なんとこの度!このイラストたちが「武将カード」になって皆さんのお手元に♥♥よもやよもや ・・・ビックリ!です(笑)。
 [表]にはイラストと人物紹介、[裏]には近江ゆかりの地が紹介されています。これは激レアです★★★

 た・だ・し・!今回のワークショップでは「ガラポン抽選会」となっています。お気に入りの武将がゲットできるかな?
 ガラポン抽選会への参加は無料ですが、出張!お城EXPOへの入場は有料です(小学生以下は無料)。詳しくは、「出張!お城 EXPO in 滋賀・びわ湖 2022」のウェブサイト、もしくは滋賀県文化財保護課(tel:077-528-4681)までお問い合わせください。

※全部のイラストが武将カードになったわけではありません。誰が抜けて誰が登場したのか、わかります?(コレはかなり難問です♪)

 お城EXPO?モ・チ・ロ・ン・文化館も参戦?!いえいえ、今回はチラシで参加です。会場には「記録に残そう大作戦!大トンボと琵琶湖文化館」のチラシを置いていただきます。みなさま、こちら「トンボのお城」にも是非注目してくださいね~~♪

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シャッターチャンスです

 記録に残そう大作戦!〔大トンボと琵琶湖文化館 〕事務局からのお知らせです。

 ・・・皆さま、この週末、タイヘンです・・・。と言うのも、10日(土)は中秋の名月なのでございます!気になる大津市のお天気は、″曇りのち晴れ″!もしかしてこれは満月に浮かぶ大トンボを撮影する、絶好の機会なのでは?!!

2020年撮影

 振り返れば、過去に何度もチャレンジしてきました・・・映画「E.T.」のポスターのような写真を、文化館のトンボで撮りたい・・・琵琶湖文化館職員の夢です。毎年「今年こそは」と意気込むものの、堪え性がなく、あきらめてしまったことが今になって悔やまれます。
  【過去の文化館写真集はコチラ
なので今年こそは何としても!!
 ただし夜間撮影の苦手な職員だけのシャッターだけでは心もとない・・・ ので 、ここは是非とも皆さんのお力が必要デス!中秋の満月と一緒に文化館を撮りませう!

 さ・ら・に・ですヨ!10(土)、11(日)は大津市のなぎさ公園おまつり広場で、「琵琶湖大津ビワコイ祭り2022」がおこなわれ、各日のフィナーレとして、湖上で花火が打ち上げられるようです!これは願ってもないチャンスです~。満月と文化館。花火と文化館。これは、撮影ポジションを決めるのに、右へ左へ忙しいことになりそうデス・・・♥。

 11日(日)のお天気は良さそうですよ~◎!皆さま是非、会心の1枚を、その貴重なお写真を、「大作戦!」にご投稿くださいませ~~~!

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大トンボと文化館 思い出写真 募集中!

 月日が経つのは早いもので、令和4年度も今日からもう下半期です。そんな中、実に衝撃的なニュースを皆さんにお伝えしなければなりません。

 我がお城:琵琶湖文化館の屋根の上には、羽根を広げた大きさが約3メートルにもなる大きなトンボのモニュメントがあります。昭和36年(1961)の開館以来、当館と共にあった大トンボですが、設置から60年以上が経過し、経年による劣化のため安全に支障をきたす恐れがあることから、この度、10月以降に予定している屋根および避雷針の改修工事に併せて取り外すこととなりました。

 琵琶湖文化館と言えば「トンボのお城」で通じるくらい、地域の皆さんに親しまれてきたシンボル的存在の大トンボ。屋根からいなくなってしまうのは大変寂しいことではございますが、一旦当館での役目を終えて、しばし羽根を休めさせていただきます。

 ということで、改修工事までの残りわずかな期間ではございますが、当館と共にある大トンボの雄姿を、末永く記録として残すため、皆さんから写真を募集することにいたしました。名付けて!「記録に残そう大作戦!〔大トンボと琵琶湖文化館〕」です!

 幼い頃に文化館へ行った思い出の写真や、湖岸の風景とともに撮影した写真、お散歩中にスマートフォンで何気なく撮ってみたちょっと気になる写真など、「琵琶湖文化館が写っている写真」であればOKです。特に昭和36~40年代の カラー 写真(トンボが金色に輝いていた!) をお持ちの方、是非ご一報ください。皆さんのお家にもきっとあるはず!この機会に、昔のアルバムを引っ張り出して懐かしく写真を眺めるのも楽しい時間となるハズです!

 是非、思い出の写真とエピソードと共に、文化館にお送りください。写真は、白黒・カラー、昔のもの、最近のもの、新旧問わず幅広く募集しております。応募期間は、10月11日(火)まで。皆さまふるってご応募ください!(応募に関する詳しいことはコチラ

  この度のニュースは、「大トンボよどこへ・・・」といった内容で一部報道機関でも取り上げられました。それだけ私たちにとって、皆さんにとって、注目に値する身近な話題であったのだと、心に刻んでおります。撤去した大トンボは(仮称)新・琵琶湖文化館開設まで、現在の文化館内で保管し、開設後の取り扱いについては、検討の上決定してまいります。

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