月別アーカイブ: 9月 2023
花湖さんの「打出のコヅチ」第3回を開催 聞けて良かったです!
いつまで「残暑」と言わねばならぬやら・・。気温が30℃を超える厳しい暑さだった9/28(木)、滋賀の文化財講座「花湖さんの打出のコヅチ」第4回を開催しました。そうです皆さん!多くのリクエストをいただきながらも、なかなか取り上げる機会が少なかった「文化財建造物」についてのお話です!会場には、期待に胸をふくらませた♡多数の受講生の皆さんが、お越しくださいました。
今回の講座は「新県指定 弘誓寺本堂と近江の浄土宗建築」と題し、滋賀県文化財保護課建造物係で活躍する伊藤静香技師が初登壇で熱弁を・・・アレ?講師の姿は??!
そう、実はこのたび講師の都合により、こちらのメイン会場でも予め録画した内容でお届けいたしました。対面での講座を期待されていた方々には大変申し訳なく(事前アナウンスも不十分でした!!スミマセン!)、講師も大変残念がっていたのですが、何卒お許しいただきたく・・・。その分、内容は“すこぶる”充実!画像も多めに皆さんにお配りした資料は実に17頁!『文化財建造物の面白さを少しでも知ってもらいたい』という講師の熱意の表れデス!「あぁこれ、きっと“生”でお話ししたかっただろうなぁ 」ということが、資料からも感じ取れました。
昨年度新たに県指定となった東近江市・弘誓寺本堂。受講された皆さんは、「こんなにもいろいろな角度から調べて指定するのか」と驚かれたのではないでしょうか。残された資料や棟札、擬宝珠に刻まれた銘などを読み解き、お寺の沿革を調べることも調査の一環。(建造物だからと言って、図面だけの話ではない!!)外観はもとより、宗派によって異なる建物内部の形式なども、他のお寺の類例と比較することで、その特徴を更に精査し、弘誓寺の本堂は特に「棟札と豊富な資料により、建築年代が明確で造営の経過もわかり、浄土宗本堂の基本となる姿を伝えた代表的事例として学術的に価値が高い」ことが認められ、この度の指定に至ったとのこと。建立に携わった大工集団のお話も興味深かったです。
参加された方のご感想を紹介すると、「建築様式のみならず、他寺院との比較、細かな彫刻などの紹介等、非常に興味深くお聞きしました」「丁寧に説明していただき大変わかりやすかったです」とのこと。(講師先生!良かったですね!) 中には「お話聞いて、滋賀にいいお寺がたくさんあるなぁと思い訪れたくありました。かわいい赤ちゃんに出会えてからまた復帰して下さいね」とのあたたかいお言葉も・・・。
そう!実はこれが今回の録画講演となった理由デス!元気な赤ちゃんの誕生を楽しみに、元気なお母さんの復帰を心待ちに、しております♡
そして皆さまには、今回特別に本講座への「質問」をアンケートにご記入いただいております。その回答は後日こちらのブログに掲載いたします~♪ ドキドキ。。。
誕生釈迦仏立像お里帰り・守山/大光寺
当館が大光寺(守山市)さまからお預かりしている誕生釈迦仏立像(守山市指定文化財)が、このたび秋の彼岸法要に合わせて“お里帰り”されることになりました。
このお像は、昨年、野洲市歴史民俗博物館で開催した地域連携企画展「近江湖南に華開く宗教文化-野洲・守山の神と仏-」にも出陳させていただきましたので、ご記憶にある方もいらっしゃるかと思います。奈良時代の作で、像高10センチにも満たない小さなお像ですが、瘦身で手足の長いスラリとしたプロポーションがとても愛らしいほとけさまです。
当館の前身である滋賀県立産業文化館時代にご寄託いただいて以来、72年ぶりのお里帰りとなり、地元の皆さまに地域に伝わる文化財を知っていただける貴重な機会となることを、当館としても大変嬉しく思っています。
大光寺さまでは、23日(土)に彼岸法要が営まれ、午後1時~2時半頃に誕生釈迦仏の一般公開を予定されています。ほとけさまのお里帰り、ご住職さまや檀家の皆さまと楽しい時間を過ごしてきてくださいネ。
カバー表紙に使っていただきました!
こちら、紹介させてください。令和5年8月10日に(株)新典社から発行された「物語と催馬楽・風俗歌―うつほ物語から源氏物語へ―」というハードカバーの学術図書です。
以前、当館所蔵の「源氏物語画帖」の写真を、出版物のカバー表紙に使いたい、との申請をいただきました。その時のお話では、著者の山崎薫さんが膳所高校の出身で、「古郷ゆかりの作品を、初めての著作の表紙に使用したい」とのご希望があったとうかがっています。
当館にとっても大変嬉しいお申し出、その時の本がこうして発行されたのですね。お役に立てて幸いです。いいご縁をいただきました。
当館の「源氏物語画帖」は、全12図を一冊の画帖に掲載しています。表紙に使っていただいた場面のほかにもイロイロあるのですよ。
・・・そういえば来年のNHK大河ドラマは「光る君へ」ですね。平安時代を舞台に、源氏物語の作者:紫式部の人生が描かれるそうです。むむむっこれは!!?・・・新たなご縁が生まれる予感?!楽しみです!
ポスターにドキドキ♥
皆さんご注目~実は先日、「大津駅で足利義昭を見た!」との情報が飛び込んできました。何事かと思えば・・・そうです!配布されるカードが月ごとに替わる、あの「武将カード」のお知らせポスターです♥
JRで大津駅をご利用の方々、気付いておられますか?改札を出ると、正面のガラスにこんなにもシブく目立つポスターが貼ってありますよ~。
大きく配置された家紋、行書体で書かれた武将の御名、赤文字で添えられた言葉がこれまた・・・♥。近江の歴史ロマンを感じさせるデザインが、古都・大津の玄関口に・・・なんてステキ♪
聞けばなんとこのポスター、駅員さんの手作りなのだとか!武将カードを“一緒に盛り上げていただいてる感”が、とーっても嬉しいです!
ん?ナゼに文化館が武将カード押し??!それは、武将のイラストを、文化館が特別提供しているからなのですヨ~。ぜひ皆さんにもチャレンジしていただきたい!!方法はカンタン♪
- JRの鉄道を利用して配布駅の改札窓口を訪れる。【行く】
- 健康推進アプリ BIWA-TEKU の画面を、配布駅の改札窓口で提示する。【見せる】 (健康推進アプリ BIWA-TEKU はその場でダウンロードしても OK です♪)
- 武将カードを受け取る。【もらう】
以上!わかりやすい!!
そして気になる9月のラインナップはコチラご覧のとおり!↓!
駅によって配布されるカードが異なりますので、いろいろ集めてくださいね。 各駅限定500枚です。 【詳しくは滋賀県 文化財保護課】
気になると言えば、こちらのポスターも気になります。
大津警察署の掲示板に貼られているこのポスター。秋の全国交通安全運動に合わせて制作されたとのことです。
(昨年は確かウルトラセブンだった記憶が・・・[2022.9.26付けブログ])今年はなんと「仮面ライダー1号」が起用されていますよ!
・・・いえいえ、確かにそこも気になるのですが、あきつブログが注目するのは・・・
「あ、琵琶湖文化館が写ってる」
というマニアックなところ(笑)。湖岸の風景の一部としてオメデタク写り込んでおりました♪
ポスターは、大津署管内の交番や官公庁に掲示されるそうです。こちらもぜひチェックしてみてくださいね~。
みんなで交通安全を守ろう!!
県民フォーラムⅢ「「北の近江」の仏像の魅力」申込受け付け中☆
本日9月4日は何の日でしょう?クラシック音楽の日(※「ク(9)ラシ(4)ック」のごろ合わせ)、くじらの日(※同じくごろ合わせ)、関空の開港記念日(※1994年に開港)・・・、いろいろありますが、新しい琵琶湖文化館の県民フォーラムの申込受付開始日でもあります!!
あきつブログをお読みいただいているみなさんはご存じだと思いますが、滋賀県北部地域(長浜市・高島市・米原市)には古くから仏教文化が栄え、数多くの仏像が生み出されてきました。その「「北の近江」の仏像の魅力」をテーマに、当館の和澄主任学芸員と東京国立博物館主任研究員の西木政統氏のお二人がお話しする企画です♪
今回のゲスト・西木さんは守山市出身。仏像に関する多くの論文を執筆されていますが、櫟野寺(甲賀市)の重文・十一面観音坐像や、鶏足寺(長浜市)の県指定・七仏薬師如来立像など、滋賀県の仏像に関するご研究もあります。東京国立博物館では数々の仏像の展示をされているので、ご研究や展示のお話など、そしてまた新しい琵琶湖文化館での仏像展へのご期待についてもお聞かせいただけることと思います。
お申し込みは、しがネット受付サービスより受け付け中です。
★メイン会場(東京)は募集人数が少ないのでお早めにどうぞ♪
〔しがネット受付サービス【メイン会場(東京)】〕
★サテライト会場(滋賀)は [定員140名] 、まだまだ余裕あり♪
〔しがネット受付サービス【サテライト会場(滋賀)】〕
詳しくは、滋賀県文化財保護課【電話077-528-4681 FAX077-528-4833 メールbunkatsu@pref.shiga.lg.jp】 までお問い合わせください。
注目されたい
休館中の当館が、皆さんとの接点の一つと考え、意欲的に取り組んでいるのがウェブサイトの更新です。作業は素人の手仕事で、「あーでもない」「こーでもない」と日々奮闘しているところで、皆さんにとって「見やすい」画面づくりが出来ているか、自身を顧みながら精進を続けています。
そのバロメーターともなっているのが「ウェブサイトのアクセス数」、8月には3,000件を超えるアクセスを頂戴いたしました。これにはグーグルが提供する「アナリティクス」という分析ツールを使っていますが、このカウント方式が7月に改変され、それに伴い膨大な作業が発生してしまいました。ウェブサイトを構成する1ページ毎にグーグル専用のコードを貼り付けるという、至って簡単な作業のようですが・・・実は、当館のウェブサイト、約230ページに及ぶ情報量を有しておりました!(私も初めて知りました!!)。これはタイヘン・・・。
すべては皆さんに、休館中の当館のことを知ってもらいたい、収蔵品について詳しく紹介したい、豆知識も披露したい!!というところから、積み上げてきた情報量です。いろいろと修正しなければならないところはございますが、当館のウェブサイトが皆さんの知的好奇心を満たすツールとしてお役に立てていれば幸いです。
「この更新回数、ホントに休館中?」と言っていただくことに快感(?)を覚えつつ(笑)、つい先日も「県民フォーラム」や「地域連携企画展」の開催についてお知らせしたところです。ウェブサイトへのアクセスと同様、こちらにも注目していただければ幸いです。
注目といえば、こちらもチェックされましたか?巷で密かに話題となっています。
それは、当館からほど近い場所に設置された、人気アニメ「機動戦士ガンダム」の絵柄が描かれたマンホール!一つは大津湖岸なぎさ公園おまつり広場(琵琶湖ホテルと大津市民会館と水上警察大津分駐所の間!)、もう一つは当館のおとなり:びわ湖ホールさんの階段前にあります。老いも若きも(?)夢中になったあの「ガンダム」のキャラクターが、大津絵やびわ湖花火大会とコラボしたデザイン♥思わずカメラを向けたくなります♪
湖岸を散策がてら、ぜひ記念にパシャっと撮って、お友達に自慢してくださいね~(笑)。
[この人影に・・・見覚えが!?!・・・(笑) ]