皆さん、もう申込みはお済みですか?10日(木)は滋賀の文化財講座「打出のコヅチ」開催日です。今年度最終となる今回は、「見立絵(みたてえ)-江戸絵画の楽しみ方-」と題し、
当館の学芸員が講師を務めさせていただきます。
皆さん、「見立?」「江戸絵画?」「何?」と難しく考えたりする必要はありません。『見立て』は実は私たちの生活の中にシャラランと取り込まれています。ダジャレが好きな方なら尚のこと・・・
今回はスライドをたくさん見ていただく予定となっております。「喋る時間が足りんかも・・・」という講師のボソっとしたつぶやきに「何なに?何喋らはるんですかぁ?」と聞いてしまった僕らも悪い。。。「コレはこんな意味」「じゃぁコッチは何に見える?」と小半時ほど、お先に講義の予習をさせていただきました。その内容は何故か笑いがいっぱい!真面目に何を考えていたの江戸時代の絵師さん達は(笑)!って。。。そりゃ弥次さん喜多さんも「珍」道中にもなります(笑)。今回の江戸絵画はコメディ満載です。
笑いばかりではなく、キリッと豆知識・教養を高めたいと思っておられる方、ご安心を。マジメ部門は、文化館の館蔵品の中からキッチリ紹介させていただきますので!
今回講師を務められる学芸員さんは、近世絵画や仏教絵画が専門で、よくその分野でお話をされています。ともすれば難しくなるお話を、いつも穏やかな口調で解りやすく
喋ってくださるベテラン学芸員さんです・・・いやいや、僕がそう思っていただけで、実はそれは世を忍ぶ仮の姿・・・だったのかも知れません。。。今回の講座でこの印象がガラリと変わるカモ?ですよ~・・・必見です!
会場では「クスッ」とした笑いではなく「プッ」とした笑いをお届けできる?・・・かな?!キーワードは『ニジョウジョウ』と『アサクサ』です。ご期待下さい。
皆さん、ちょっと参加してみたくなりましたか?日々の生活に「見立て」を取り入れて、「人生に潤い」を感じるようになっていただけたら、講座としては大成功?!皆さまのご参加を心からお待ちしております!
筆:あきつ


それがコレ!トンボが茎に留まっています!クリップ型のトンボが花のアレンジをお手伝いしているのです!うふん、どこへ行っても働き者~(笑)。最初学芸員さんは、トンボのお城:文化館から来た自分のために用意されたまさかの粋な計らい?!と感激されたそうですが、後から聞けば他の皆の部屋にもトンボクリップはあったらしいです(笑)。偶然でも嬉し素晴らし!有り難う!
今後もこのような展覧会が世界で開催できればいいなぁと、思います。


第4回目となる今回は、「山から下りた梵鐘 ― 菅山寺梵鐘の移動と保存修理 ― 」と題し、滋賀県教育委員会事務局文化財保護課の古川氏にお話ししていただきます。
僕は今まであまり鐘本体の事に注目したことはありませんでした。



英語のお題が並ぶ事が、日常となっていました。時差を気にして、歯がゆいながらも連絡は電話じゃなくメールでのやり取り・・・コレ実は、内心ホッとしていた僕でゴザイマス。。。モチロン学芸員さんは英語を話されますよ?!近ごろは展覧会終了に向けて、関係先との連絡調整が頻繁に行われており、学芸員さんは、撤収、移送、受入と、この展覧会事業の「成功」を迎える体制に入っておられます。
(無理な気もします・・・)





それは、大津市にある石山寺さんの『重要文化財「石山寺校倉聖教(あぜくらしょうぎょう)」冊子本 平成大修理完成記念展覧会』です(
谷文一ほか筆「石山寺縁起絵巻(文晁本)」第6巻(江戸時代)にも出会えますよ。素晴らしい!
皆さん、もう申込みはお済みですか?16日(木)は滋賀の文化財講座「打出のコヅチ」開催日です。第3回目となる今回は、「魅力あふれる滋賀の近代建築と『滋賀県庁舎本館』」と題し、滋賀県教育委員会事務局文化財保護課の池野保氏にお話ししていただきます。
「琵琶湖 とんぼ」:他の博物館さんのHPに行ってしまわれそう・・・ですが、運が良ければ「あきつ君について」のページを見つけていただけるかと思います(笑)
一分の隙もなく、シワを寄せることもなく、それはそれは完璧な「封」が施されて届いたので、「さすが如何なる糊さばきにも長けてはるな」「プライドが現れ出てますな」「・・・これは一種の職業病やな(笑)」と、ヘンな感想で盛り上がってしまいました(笑)。


また、新たに完成した日本庭園では、オープニングセレモニーの日に滋賀県主催のお茶会が開かれ、知事も参加された様子が新聞に載っていましたね。当館からは残念ながら参加することは叶いませんでしたが、現地の方々には本当にいろいろとお心遣いをいただいており、とても感謝しています。
職場ではこの話題からさらに発展・・・有名どころで、
コヅチの傾向としましても、保存修理のお話は参加人数も多く、会場での皆さんの反応もとても素直でいい反応(笑)。今回も「へぇ~」「ほぉ~」と新たな知識にちょぴっと得した気分になっていただけたらいいなぁ、と思います。

その記者さんは「滋賀に来て5年になるが、放送局のすぐ近くにあって、特徴的な建物で、しかも休館中って何?どうゆうこと?」と、ずっと気にして下さっていたみたいです。(笑)
休館決定当時を知らない二世記者(?)さんの口からその消息をおうかがいするのも、これまた懐かしくもあり有り難い話でございます。
2番目に「琵琶湖文化館のあゆみ」が検索項目に上がってくるのですよね。。。はて。。。館の沿革を知りたくてパソコンを叩いてくれている人がいる。。。これって困った時に取りあえず見てみるあの『Wikipedia』を叩く人よりも多いってことなんですよ?!(「Wikipedia」は4番目)う~んこれはきっとマニアックな文化館応援団がいらっしゃるに違いない?(笑)






ちなみにコロ犬=コロ助は、畏れ多くも円山応挙筆「狗子図」のコトで・・・文化館でのお昼休み、『まったりタイム』にだけ許される呼び方です。。。


ニコライが人力車で京都へ向かう途中の滋賀県滋賀郡大津町で、警備にあたっていた巡査・津田三蔵にサーベルで斬りかかられ、右のこめかみ2ヶ所に傷を負った・・・世に言う「大津事件」が起こったのが5月11日です。事件は津田の極刑を望んだ政府の圧力に対して司法権の独立を守ったことでも有名です。

