月別アーカイブ: 6月 2020

満員御礼!打出のコヅチ

皆さまに、重大なお知らせがあります。滋賀の文化財講座「花湖さんの打出のコヅチ」、参加の申し込みを受け付けてから3週間…で、全6回の講座全てで定員に達しました!キャンセル待ちを希望される方もいらっしゃるなど、まさに満員御礼!たくさんのご応募有難うございました。

新型コロナの影響で、今年度の開催が危ぶまれる中、「受付はまだ?」と3回もお電話をいただいた、熱心なコヅチファンの方がいらっしゃいました。休館以降、13年続いている文化財講座です。開催を楽しみにして下さっていた皆さんからの「待ってました!」の声に、どれほど励まされることか・・・。継続はチカラなり!デス‼!多くの皆さんにご支持をいただき、スタッフ一同心を込めて、楽しい講座を準備させていただきます!

そして、ごめんなさい。定員となって、残念ながらお断りしてしまった皆さま、本当に申し訳ございません。例年は募集定員200名のところ、今年は100名とさせていただいたため、大変悔しい思いをされたことと思います。電話口でお断りするのがとても心苦しく辛かった。。。新型コロナめ・・・是非またの機会にご参加くださいね!

さて、第1回目を受講いただく皆さまにお願いがございます。まずは、体調を万全に整えて、当日を迎えて下さいませ!日頃から、手洗いうがいは大事ですよ~。そして私たちスタッフは、万全の体制で皆さんをお迎えできるよう、頑張って準備しますね!
講座は7月9日、開催まで2週間をきりました。琵琶湖文化館が収蔵する考古資料について、県文化財保護課の仲川靖氏にお話しいただきます。普段はなかなか聞けない「これぞ逸品!」のお話をお楽しみに!コロナに負けない!打出のコヅチ!!

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Re:おうちであきつ君 [フラダンスをするあきつ君]

とうとう近畿も梅雨入りし、ジメジメとした雨の季節がやって来てしまいました。しかし、当館の「あきつ君を描いてみよう!」には、とても楽し気な、明るいあきつ君が届きましたよ~!

その作品がコチラ。[フラダンスをするあきつ君]です~。か、かわいい♡腰をくねっと、おててをゆ~らゆら、動きがありますね~。穏やかなハワイアンメロディーが聴こえてきそうです。心が解放される~~♡さらにかわいいのが南国の色鮮やかなお花のレイに、動きに合わせてなびくパウスカート♡
・・・す、すかーと?!あらどうしましょ!あきつ君!!

大丈夫で~す。あきつ君は男の子だけれど、楽しいことならどんどんチャレンジです~。ということで、出来上がったあきつ君がコチラ!ドドンとにぎやかにフラボーイズを結成してみました!ちょっとかわいく出来過ぎてしまいましたので、どれにしようか決めきれず・・・(笑)。楽しそうですよね~。何だか「力を抜いて頑張ればいいの~」と、あきつ君が言ってくれているみたいです。

今回の作品は「娘さん」が描いて下さったそうで、お母さまからのご投稿でした。フラボーイズ、気に入っていただけると嬉しいです。
ああっ、梅雨に入ったばかりなのに夏が恋しい!早く来い来い!今年の夏は楽しくなりそうです!!ご投稿、有り難うございました!

それでは今日も元気よく 新型コロナに負けるなニッポン!!

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明智左馬之助湖水渡り像建立計画(昭和37年)

湖岸をお散歩されている皆さ~ん、お気付きですか~?一度は視界に入っているハズのこの石碑。「明智左馬之助湖水渡」の碑です。
明智左馬之助(秀満・弥平次)は、「明智五宿老」と呼ばれた重臣の一人。家臣であった明智光秀が主君の織田信長を討ちとった「本能寺の変」は有名ですよね。本能寺の変の後、光秀の命により安土城を奪いに向かった左馬之助が、山崎の合戦で光秀が羽柴秀吉に敗れたことを知り、坂本城に引き返します。その途中で敵に阻まれた左馬之助が、打出浜から馬に乗ったまま琵琶湖の湖水を渡り、明智の本拠である坂本城まで向かったというお話が、「明智左馬之助湖水渡り」として、講談などで語り継がれています。(この石碑のことは、過去のブログでも紹介していますので、そちらもご覧くださいね。)

実は、このお話を元に、明智左馬之助が湖中を進む勇ましい姿を現した「像」を造る計画が、昭和37年(1962)にありました【詳しくはコチラ】
その場所は琵琶湖文化館から東へ30m、岸から50m離れた沖合い、計画書には滋賀県の彫刻家・森大造氏の完成予想図も描かれています。→
当時、この付近は埋め立てが始まったばかり。びわ湖ホールさんもまだ建っていなかったので、今の景色とは随分異なりますが、波を受けて湖の中で浮き沈みする像が実際にあったなら・・・それはそれは。。。
昭和36年(1961)に開館した当館。その翌年に実行しようとした建立計画。当時の館長が「琵琶湖の名物に」と、思い描いた夢とロマンは、しかし、残念ながら実現することはなかったようです。

それでなのか、どうなのか、昭和42年に撮影された記録写真を見ると、湖岸にはこんなかわいいお馬さんの乗り物が!これぞ子どもたちの夢の実現?!
・・・先代職員さん達も知恵を絞られたようです(笑)。

話は変わりまして、先日石山寺さんで、本能寺の変の後、明智軍と信長軍が琵琶湖で船で戦ったということが記された古文書が見つかったそうです。その中に明智左馬之助(弥平次)の名前も出てくるのだとか・・・これまた、なんとも興味深い。。。見つかった資料は、秋に石山寺さんで展示されるそうですので、こちらも要チェックですね。


本能寺の変が6月2日、山崎の合戦が13日、そして左馬之助が坂本城で自害したのが14日・・・。今年の6月は何やら例年以上に「歴史ロマン」が熱い!気がいたします。。。

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「びわ湖大津・光秀大博覧会」と文化館の「淡海温故録」リターンズ

今年の大河ドラマ「麒麟がくる」でも注目される明智光秀。ドラマの中でいつ滋賀がでてくるのかとヤキモキしながら見ていたところ、新型コロナの影響で、一旦放送が休止になってしまいました。こればっかりは仕方ない。続きを楽しみに待つことといたしましょう~。

「放送がなくて寂しいわ」という方は、ちょこっとお出かけしてみませんか?大津市内4会場で開催される「びわ湖大津・光秀大博覧会」。新型コロナの影響で臨時休館となっていましたが、そのメイン会場となる「禅明坊光秀館(西教寺内)」が5日に再開されました。

光秀館といえば、皆さん覚えていらっしゃるでしょうか?4月に1週間だけ、当館の「淡海温故録」を出陳させていただきました。明智光秀が近江(多賀町佐目)出身との記述がある、あの温故録です。
前回、新型コロナの影響で展示期間が短くなってしまっていたこともあり・・・実は、この度、リターンズ決定・・・12日から7月13日まで再び同館で展示していただくこととなりました!今回は長めとはいえ、約1カ月の期間です。5月に某テレビ局の「所ジャパ〇」という番組で、明智光秀の近江出身伝説が取り上げられ、それを見てわざわざお問い合せをいただいた関東の方!出陳されますよ!詳しくは専用ホームページでチェックしてくださいね。

きっかけは何であれ、滋賀に興味を持っていただけるというのは嬉しいこと。資料をじっくり眺めて戦国時代にタイムスリップした後は、ゆったり琵琶湖を眺めて心癒される時間を持つというのもおススメです。いろんな楽しみ方を滋賀で見つけてください。

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お待たせいたしました!「打ち出のコヅチ」開催

「まだかまだか」と、首をなが~くして待っていてくださった皆さま、大変長らくお待たせいたしました。令和2年度滋賀の文化財講座「花湖さんの打出のコヅチ」の開催が決定いたしました。参加受付も始めております。

大津市打出浜から繰り出す「打出のコヅチ」の一振りが、無尽蔵ともいうべき滋賀の宝を魅力的に紹介するこの講座。ありがたいことに、毎年たくさんの方にご参加いただいており、それをパワーのみなもとに、今年も充実した内容で皆さまにお届けいたします。

第1回の7月9日(木)を皮切りに、5回の座学に加えて1回の現地探訪を含む、全6回の講座となっています。記念すべき第1回は、「これぞ逸品ですぞ!!-琵琶湖文化館蔵考古資料から―」と題し、琵琶湖文化館の館蔵品について、滋賀県文化財保護課・仲川靖氏にお話しいただきます。文化館には、仏像や絵画だけではなく、実は考古資料もたくさん収蔵されていることを、ご存じですか?休館中で、なかなか皆さんに紹介する機会が少ないのですが、今回は特に、石製品と瓦に注目したお話です。講師曰く、「すごくマニアックな逸品を」とのこと。めったに聞けないディープな世界?!これはもう必見・必聴の回です!

各講座の詳しい内容や、申込方法は講座・イベントを見てくださいね。各回とも、専門講師の先生方が詳しくはもちろん、楽しくお話ししてくださいます。全ての講座を受けるも良し、気になる講座を受けるも良し。。。心待ちにしてくださった方も、このブログを読んで「参加してみようかな」と思った方も、ぜひとも、皆さまご参加くださいませ。

今年は、新型コロナウイルスの感染拡大の心配が続きますが、新型コロナに負けない元気で、開催したいと思います。皆さまの参加をお待ちしてま~す!

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Re:おうちであきつ君 [ヨゲンノアキツ]

来た・・・来てしまいました。。。「あきつ君を描いてみよう!」にヨゲンノアキツ・・・!
対:新型コロナウィルスの秘密兵器(?!)として注目される日本の妖怪たち。「アマビエ」さまは、当館においても「描いてみよう!」のコーナーに投稿された力作をご紹介したところです。そして今回また新たに、コロナに負けない新しい癒しキャラが投稿されました。

その作品がコチラ、「ヨゲンノアキツ」です。今回は鳥の妖怪さんのようですね。ちょっと勉強不足だったので、インターネットで調べてみると、出どころは山梨県立博物館さんが収蔵する資料「暴瀉病流行日記(ぼうしゃびょうりゅうこうにっき)」に出てくる「頭が2つある不思議な鳥」なのだそうです。これはこれは。博物館さんのホームページを見ると、「疫病退散!ヨゲンノトリコーナー」として大々的に取り上げておられます。
疫病に苦しめられた甲斐国の人々が救いを求めた結果現れた、不思議な存在・・・なのだとか!
むむむ、こんな資料をお持ちだなんて同じ業界としてはちょっぴりジェラシー(笑)。とても楽しそうで面白そうな・・・ん?!楽しいということはもしかして・・・やはり!山梨県立博物館さんおうちミュージアム」に参加しておられます!それも「ヨゲンノトリペーパークラフトを作ろう」がありますよ皆さん!あっ!「ヨゲンノトリの絵を描こう」のコーナーもあって、現在作品募集中?!これは是非チャレンジせねば!

と、ここで一旦落ち着いて、、、ふむふむ。当館に投稿していただいた作品をよくみてみると、確かに頭が2つに鳥の羽。そして・・・あきつ君の”おめめ”としっぽ?・・・判定が難しいところですが・・・ぎりぎりセーフ!ということでNewあきつ君の誕生です~。

早速、作り込んでみましたが・・・これがまた難しい!投稿していただいた方のご苦労がワカリマス。。。頑張って描いていただき有り難うございます!羽の感じも元祖あきつ君に近い!何より、手作り感満載の”マスク”が(笑)。「給食当番みたいでかわいい」と、館内でも好評でしたよ~。しっぽだけ、あきつカラーとさせていただきました。ご投稿、有り難うございました!

ヨゲンノトリは、翌年に流行するコレラを予言し、「私の姿を朝夕に拝めば難を逃れることができるぞ」と言ったそうです。ありがたや~。朝夕拝めばいいのですね?!了解!
ということで、文化館の事務所では、疫病除けの妖怪たちに守られて・・・あれれ⁈・・・何か聞こえます・・・ヨゲンノアキツがささやいておりますぞ?!!

『打出の浜で コヅチをふりふり お宝ザクザク まもなくじゃ♪』・・・・・なんてこと!

それでは元気よ~く 新型コロナに負けるなニッポン!!

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5月のホームページアクセス数

あっという間に6月です。今日から学校が始まったというところも多いのではないでしょうか?登校する子どもたち、楽しそうな笑い声、久しぶりの日常風景です。車を運転される方は、いつも以上に歩行者に気を付けて、安全運転でお願いしますね。

さて、たった1カ月前のことなのに、大型連休があったという記憶も薄れつつある今日この頃。いえいえ、新型コロナに負けるもんかと、おうちでじっと耐え忍んだあの日々を、我々、忘れてはなりません。ステイホームという言葉も生み出され、それぞれに自宅で過ごす時間を楽しむ工夫をされていたことと思います。

新型コロナで自粛が続く中、当館としても何か皆さんのお役に立てはしないかと、取り組み始めた特別企画「文化館チャレンジ」。収蔵品や滋賀の歴史・文化財について、じっくりと楽しく学んで貰おうと、クイズ形式にして週1回、ホームページで更新してまいりました。収蔵品紹介もひと月に4件と、今までにない更新回数です。そのほかブログで「あきつ君を描いてみよう!」の参加作品を紹介するなど、盛りだくさんな内容でお届けしました。この春は、文化館職員にとっても、ある意味「チャレンジ」と呼ぶにふさわしい、充実した時間を過ごした気がいたします。その結果・・・

5月のホームページアクセス数は、2,512件で4月の1.3倍!平均サイト滞在時間も1.7倍とグンとアップ⤴⤴⤴。目に見えて数字に表れるというのは、頑張った甲斐があるというもの。しかも収蔵品に関するページへのアクセスが増えているのが、何より嬉しいです。ご覧くださった皆さま、有り難うございました!
このひと月、寝ても覚めてもクイズのことを考え、普段使っていなかった脳が刺激されたような気がいたします。問題と答えを一緒に考えるというのは、なかなか目からウロコの「アハ体験」ですよ、みなさん。おススメです。私たちの日常は不思議や謎に包まれています!当たり前は当たり前ではない!そんなクイズもあったら楽しいかも?!

新型コロナの感染拡大も、一旦落ち着きをみせ、以前の生活に戻りつつあります。とはいえ、「3密」の回避、マスクの着用、手洗いの徹底など、継続して心がけていかねばならないことも、忘れてはなりません。
コロナの収束を願いつつ、皆さんの知的好奇心をくすぐるホームページであるように、これからも更新してまいりますので、よろしくお付き合いくださいね。

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