県民フォーラムⅢ「「北の近江」の仏像の魅力」申込受け付け中☆

  本日9月4日は何の日でしょう?クラシック音楽の日(※「ク(9)ラシ(4)ック」のごろ合わせ)、くじらの日(※同じくごろ合わせ)、関空の開港記念日(※1994年に開港)・・・、いろいろありますが、新しい琵琶湖文化館の県民フォーラムの申込受付開始日でもあります!!

 あきつブログをお読みいただいているみなさんはご存じだと思いますが、滋賀県北部地域(長浜市・高島市・米原市)には古くから仏教文化が栄え、数多くの仏像が生み出されてきました。その「「北の近江」の仏像の魅力」をテーマに、当館の和澄主任学芸員と東京国立博物館主任研究員の西木政統氏のお二人がお話しする企画です♪
   

西木政統氏

 今回のゲスト・西木さんは守山市出身。仏像に関する多くの論文を執筆されていますが、櫟野寺(甲賀市)の重文・十一面観音坐像や、鶏足寺(長浜市)の県指定・七仏薬師如来立像など、滋賀県の仏像に関するご研究もあります。東京国立博物館では数々の仏像の展示をされているので、ご研究や展示のお話など、そしてまた新しい琵琶湖文化館での仏像展へのご期待についてもお聞かせいただけることと思います。

 お申し込みは、しがネット受付サービスより受け付け中です。

★メイン会場(東京)は募集人数が少ないのでお早めにどうぞ♪
   〔しがネット受付サービス【メイン会場(東京)】〕

★サテライト会場(滋賀)は [定員140名] 、まだまだ余裕あり♪
   〔しがネット受付サービス【サテライト会場(滋賀)】〕

詳しくは、滋賀県文化財保護課【電話077-528-4681 FAX077-528-4833 メールbunkatsu@pref.shiga.lg.jp】 までお問い合わせください。

 

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注目されたい

 休館中の当館が、皆さんとの接点の一つと考え、意欲的に取り組んでいるのがウェブサイトの更新です。作業は素人の手仕事で、「あーでもない」「こーでもない」と日々奮闘しているところで、皆さんにとって「見やすい」画面づくりが出来ているか、自身を顧みながら精進を続けています。

 そのバロメーターともなっているのが「ウェブサイトのアクセス数」、8月には3,000件を超えるアクセスを頂戴いたしました。これにはグーグルが提供する「アナリティクス」という分析ツールを使っていますが、このカウント方式が7月に改変され、それに伴い膨大な作業が発生してしまいました。ウェブサイトを構成する1ページ毎にグーグル専用のコードを貼り付けるという、至って簡単な作業のようですが・・・実は、当館のウェブサイト、約230ページに及ぶ情報量を有しておりました!(私も初めて知りました!!)。これはタイヘン・・・。
 すべては皆さんに、休館中の当館のことを知ってもらいたい、収蔵品について詳しく紹介したい、豆知識も披露したい!!というところから、積み上げてきた情報量です。いろいろと修正しなければならないところはございますが、当館のウェブサイトが皆さんの知的好奇心を満たすツールとしてお役に立てていれば幸いです。

 「この更新回数、ホントに休館中?」と言っていただくことに快感(?)を覚えつつ(笑)、つい先日も「県民フォーラム」や「地域連携企画展」の開催についてお知らせしたところです。ウェブサイトへのアクセスと同様、こちらにも注目していただければ幸いです。

 注目といえば、こちらもチェックされましたか?巷で密かに話題となっています。

 それは、当館からほど近い場所に設置された、人気アニメ「機動戦士ガンダム」の絵柄が描かれたマンホール!一つは大津湖岸なぎさ公園おまつり広場(琵琶湖ホテルと大津市民会館と水上警察大津分駐所の間!)、もう一つは当館のおとなり:びわ湖ホールさんの階段前にあります。老いも若きも(?)夢中になったあの「ガンダム」のキャラクターが、大津絵やびわ湖花火大会とコラボしたデザイン♥思わずカメラを向けたくなります♪

 湖岸を散策がてら、ぜひ記念にパシャっと撮って、お友達に自慢してくださいね~(笑)。
 
[この人影に・・・見覚えが!?!・・・(笑) ]

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花湖さんの「打出のコヅチ」第3回を開催 タイトルの意図は?

講座の様子は 〔 Z-TV・ケーブルテレビ11ch 〕で
放送予定(9/1~9/3)

 8月30日、まだまだ残暑厳しい中、たくさんの方にご参加いただきました滋賀の文化財講座「花湖さんの打出のコヅチ」第3回!今回は、「世界に広がる「近江の文化財」」というテーマで、当館の田澤梓学芸員がお話させていただきました。

 皆さんは「日本の文化財が海外で収蔵されている」と聞いて、どのようなイメージを持っておられますか?よく耳にするのは「文化財の流出」という、あまりよろしくない印象の言葉・・。ですが、講師の田澤学芸員の考え方はとてもポジティブです。

 講座では主に工芸品について、過去の歴史から海外に渡った近江に縁ある文化財をスライドで紹介し、国内に現存する類例作品との比較が解説されました。

 スライドは、海外の名だたる美術館・博物館施設に収蔵されている画像を使用していましたが、「何なら自分が海を渡り、実物をこの目で調査したい!」との思いが、言葉の端々に・・・(笑)。行動力がウリの工芸担当学芸員です(笑笑)。

 興味深い内容に、受講の皆さんもメモを取る手に力が入ります。

 そして今回の講座でちょっと意外だったのが、海外の美術館・博物館が公開しているウェブサイトの収蔵品データベースの中に、日本の美術作品も多数掲示されているということ。私たちも簡単に見ることができます。受講された方の中には、おうちに帰ってからインターネットで検索された人もいらっしゃるかもしれませんね。アンケートでは「湖国の文化財が海外でも高く評価され収集されているのを知ることができた」「滋賀のものが帰ってきて展示されたらとてもうれしい」などの声が寄せられました。

  田澤学芸員は、海外に渡った文化財を「流出」というマイナスイメージではなく、「世界に広がる(世界にまで広がる!)近江の文化財」とポジティブに捉え、その魅力をさらに引き出したい、と言います。令和9年度に開館を予定している新しい文化館では、滋賀県内・日本国内・海外にある「近江の文化財」をつなぐデータベースの構築、更には学芸員や研究者をつなぐネットワークも新しい文化館の役割として貢献していきたい、との思いも語られました。

 さぁ、大変なことを宣言してしまいましたヨ?!(笑)。アンケートには「新しい文化館の開設をとても楽しみにしている」とのお声も!講師を含めた関係者一同、皆さまの期待に応えるべく、より一層邁進していく覚悟です。何卒皆さま、ご支援たまわりますよう、よろしくお願いいたします~。

【追記:受講の皆さまへ】
講座内でお話ししていた当館のブログ「文化館の江口君 海を渡る」。少し前の記事になりますが、気になる方は是非お読みください♪

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何とかならんか、するしかない

 今年の夏は楽勝♪と思っていました。先日行われた琵琶湖花火大会も、澄んだ湖面に打ち上る花火を楽しめて良かった♪と、関係者一同は思っていました。ところがどっこいデス!!

 15日に近畿を縦断していった台風7号。ヤツが連れてきてしまいました・・・水草。。。そう、水中に繁茂する水草が、大量に湖岸に打ち寄せられました!いやぁ~(嫌~)!!!
 湖岸に建つ我がお城、地形的には窪地のようになっており、どうしても当館の周りにゴミが打ち寄せられてしまうのです。しかも今回の台風は北風が強く吹き付け・・・結果、水面を埋め尽くす水草の襲撃(!)です!どうしましょ、コレ・・・何とかならんか。。。

 「泣いていても仕方がない」という潔さが当館のウリ⁈職員総出で水草の除去作業が始まりました。湖岸にいる人たちは優雅に釣りをしているのではないですヨ?!これは、水を含んだ重た~い水草を、“人力”で岸へ引き上げる人たちなのです。うぅ・・・なんて原始的。。。
 毎年、「もっといい方法はないか」と頭を悩ませるのですが、結局のところ、皆の力を結集した、このチームワークが頼りとなるのです・・・。あー今年も頑張ろう。。。

 この作業には、結構コツが必要なんですよ。足を踏ん張りつつ、腰にグッと力を入れて、反動をつけて水草を岸に放り投げる・・・いやいや職人技と言ってよい、達人の“域”に達してまいりましたわ(笑)。

 さらに厄介なのが、波によって護岸の石垣の上にまで打ちあがった水草。これがまた手摺の柵に絡まってなかなか取れないのです。なので、ここも人力(泣)。早く乾かさないと、水草が腐って悪臭の原因となってしまいます。

 少ない人員で、なんとか作業時間を確保し、水草を処分していきます。恐らく1カ月くらいはかかるかと思われますが、炎天下に頑張る私たちを暖かく見守っていただければ幸いです。・・いやいや、見守るどころか、一緒に作業をしてくださる方を募集します! (マジで募集します!)詳しくは琵琶湖文化館(TEL077-522-8179)までお問い合わせください。

 そうそう、作業をしていると、こんなにもビッグでジャンボな出会いがあったりしますよ?!真ん中にある50円玉がなんて小さい!比較してみて!この大きさ!マジでハンパないっ!!
 
 実物をご覧になりたい方は、私たちと一緒にぜひこの作業を・・・(笑)。体力に自信のある方、お待ちしておりま~す!

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10月9日(月・祝)県民フォーラム「「北の近江」の仏像の魅力」開催!

 台風が過ぎ去って、どことなく秋の気配も感じられるような、そうでもないような今日この頃、そろそろ秋の連休の予定も埋まっている方もおられるかもしれませんが・・・、10月9日(月・祝)のスポーツの日は、ぜひ新しい琵琶湖文化館の県民フォーラムにお越しください!!

 令和3年度開催の前々回(県民フォーラムⅠ)では、新しい文化館の役割や活動内容について様々な角度からご意見いただき、昨年開催した前回(県民フォーラムⅡ)は、新しい文化館での展覧会にフォーカスした議論がなされました。

 今回のテーマは・・・、「「北の近江」の仏像の魅力」です!「北の近江」とは県北部地域(長浜市・高島市・米原市)のことですが(県HP)、チラシ表面にも画像を使わせていただいております国宝の十一面観音さまをはじめとする、とっても素敵な仏像が「北の近江」にあふれているのです。こうした仏像の魅力と、そんな仏像を展示する新しい琵琶湖文化館について、当館の和澄主任学芸員と、守山市出身の東京国立博物館主任研究員の西木政統氏のお二人に、お話しいただきます。

  先日新しい文化館の事業者が決まり、その建物のイメージ画像も公開されたところですが、この博物館で「北の近江」の仏像を扱ったどんな展覧会をしていきたいのか!?という学芸員の野望も語られることと思います。楽しみですね♪

 さて今回のメイン会場は、滋賀を抜け出し、なんと東京・日本橋の「ここ滋賀」、2階のレストランにて、ランチとディナーの合間をぬって開催します。首都圏にお住まいの皆様にも新しい文化館のことを知っていただきたい、そんな思いで開催します。そしていつもの大津の会場「コラボしが21」は、今回はサテライト会場として、オンラインで聴講いただけます。

 お申し込みは、9月4日(月)9時から、先着順です。
 〔しがネット受付サービス【メイン会場(東京)】
もしくは
 〔しがネット受付サービス【サテライト会場(滋賀)】
からお申し込みください。

 詳しくは、滋賀県文化財保護課 【電話077-528-4681 FAX077-528-4833 メールbunkatsu@pref.shiga.lg.jp】 までお問い合わせください。

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虫干会・大津/聖衆来迎寺【台風のため中止】

 世間ではお盆休みに突入。ここ数年、コロナ禍でままならなかった故郷への帰省し、ご家族でゆっくり過ごされる方も多いのではないでしょうか。久々の再会、楽しい時間をお過ごしくださいね。

  そして帰省するのは人ばかりではありません。 実は当館でお預かりしている文化財も「お里帰り」する予定・・・でしたが、残念ながら台風7号の影響で、中止となってしまいました!

  大津市比叡辻にある聖衆来迎寺さまでは、例年8月16日に虫干会(むしぼしえ)が行われ、寺宝の数々が一般公開される貴重な機会となっています。ここ数年はコロナ禍で中止となっていましたが、今年は4年ぶりに実施の予定だったので、当館も気合を入れて準備していたのですが・・・相手が「台風」では仕方がありませんね。中止はすごく残念ですが、大きな被害が出ないことを祈りつつ、次の公開の機会を楽しみに待つことといたしましょう。

修理を終えた客殿(重要文化財)


 ちなみに、聖衆来迎寺さまでは、3年がかりで進められていた客殿(重要文化財)の保存修理工事が6月に完了し、屋根のこけら葺が美しく生まれ変わっています。

 境内には、織田信長の家臣であった森可成(もり よしなり)の墓所もあります。戦国マニアの皆さんには、特に“チェック”するべきお寺さまの一つかと・・・。台風が過ぎ去り、お盆休みが終わってからでも訪れることができますので、ぜひお出掛けしてみてくださいね。

 あ、できればそれは8月がいいかもしれません。お寺さまにお参りにいった後、もう一足のばして、大津市堅田方面へ行かれるのがいいと思います。そして交通手段は電車がいいでしょう・・・ナゼ?↓↓↓

 JR湖西線堅田駅では現在、健康推進アプリBIWA-TEKU(ビワテク)のスマホ画面を、駅の改札窓口で提示した人に「近江ゆかりの武将カード」を配布されています。しかも堅田駅で配布されている武将カードは「森可成」です(先着500名限り)! 夏の思い出づくりに是非チャレンジしてくださいね。[“武将カードおし”からの宣伝でした(笑)。]

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暑い夏こそ!電車+テクテク+武将カード

 何回言っても言い足りません!アツい!!どこに居ても暑い!たまのお出かけ、車での移動、エアコンを利かしても効いてる気がしない・・・全くもってぐったりです。そしてどんどん出不精になり、動かなくなり・・・だから体脂肪を気にしなければならなくなるのデスよ!!(あ、すみません。力が入ってしまいました・・・先日健康診断を受けたものでつい・・・(笑)。)

 そんな時だからこそ!電車でお出掛け♪冷房の効いた車内から見る外の景色は、絵に描いたような夏色の風景が広がっています。山あり湖あり入道雲あり!?!これぞ湖国・滋賀の夏♡です。それに加えてテクテク歩けば・・・夢のナイスバディも夢ぢゃない⁈

 前置きが長くなりました。何を言いたいのかといいますと、当ブログではもうお馴染みですかね?「電車と徒歩でお城をめぐって健康しが!」健康推進アプリBIWA-TEKU(ビワテク)を利用して、駅の改札窓口でスマホ画面を提示した人に「近江ゆかりの武将カード」をプレゼントするあの企画♪8月に貰える武将カードはコチラ!  ↓ ↓ ↓

「小学2年の孫が武将カード欲しいって、お兄ちゃんと妹と二人で彦根駅まで行ったの‼」
・・・ここここれは、『初めてのおつかい』的な泣けるやつ?!
 
「うちの娘4歳、カードのイラストを指さしながら武将の名前をスラスラ言いますよ」
・・・ここここれは、早くも歴女の予感?武将ガールの誕生?!成長が楽しみ♪

←おやおや?今回配布の武将カードの中には、白いお馬さんにのった武将もいるようですよ?!誰かな~?人気が出るといいな~☆☆☆

 子どもたちにも人気の武将カード、夏休みの思い出に、お父さんお母さんの運動不足解消に、是非ご家族でお出掛けください♪
 
【詳しくは滋賀県文化財保護課TEL077-528-4680】

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イメージ膨らむ☆新・琵琶湖文化館

 毎日おあつぅ~ございます。毎年言っているような気がしますが、今年の夏は暑さが違う!!「危険な暑さ」という言葉が日常的に使われておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

  思い返せば7月はブログの更新もママならぬひと月を過ごしておりました(決して暑さに負けていたわけではないッ!!)。その間に、当館にとって、とても重要な「目も覚める」「身が引き締まる」画像が公開されました。皆さんチェックしていただきましたか?!
 そうです!当館の後継施設として、令和9年(2027年) 12月に大津市浜大津で開館することを目指している(仮称)新・琵琶湖文化館のイメージ画像が、公開されております!改めまして、ドドーンと見ていただきましょう‼コチラッ↓↓↓

新しい文化館の外観イメージ

 新しい琵琶湖文化館は、文化財の収蔵、展示といった従来の博物館の機能に加え、「地域の文化財のサポートセンター」の機能と「文化観光拠点となるビジターセンター」の機能を備え、近江の文化財を保存・継承・活用・発信する中核拠点となる予定です。

 外観は「湖国の夢と滋賀の宝を未来に伝える 希望の船」をモチーフにした地上4階建て。まち・湖・文化財・人をつなぎ、新たな交流と賑わいの未来を生み出す「船」がイメージされています。設計には、建築家の隈研吾さん の事務所などが係わっておられ、そちらでも注目を集めているようです♪ (オリンピック会場にもなった国立競技場や、県内では新しい守山市役所なども設計されてます。)

 お城の形をした当館が、平成20年度(2008年度)に休館となってから、随分とお待たせしておりますが、ようやく皆さんに後継施設のイメージを公開できるところまで辿り着きました。これからは、展示室や収蔵庫など、博物館施設として肝心の建物内部の仕様について、事業者さんと折衝を重ねる詰めの作業を本格化してまいります。

 施設内には、災害などの際に文化財を一時的に預かる全国的にも珍しい 「文化財緊急保管庫」を設け、地域の文化財を地域の皆さんと共に守っていく「 文化財のサポートセンター」としての機能も新たに加わります。

 なお、館名については、歴史系博物館として 60 年を超える活動実績の高い評価とともに、現在の館名が国内外にも浸透していることから「琵琶湖文化館」を継承することとし、同時に、より親しまれる館となるよう、県民の皆さんの意見を聞きながら、「愛称」を設定する予定です。
 皆さんの期待に応えられますよう、外観も中身も充実させるべく、職員一同、邁進してまいりますので、どうかご支援いただきますよう、よろしくお願いいたします!

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「花湖さんの打出のコヅチ」特別講座開催しました

 智証大師円珍関係文書が、ユネスコの「世界の記憶」に登録決定されたことを受けて、特別講座「智証大師円珍関係文書の世界」を7月27日(木)に開催しました。 連日の酷暑にもかかわらず、多くの方が聴講に来られました。

 今回の講師は、智証大師円珍の関係文書を歴代伝えて来た 三井寺の長吏・福家俊彦氏です。円珍の人となりや伝世されて来た関係文書のことを熱く語ってくださいました。

 智証大師円珍は814年に生まれ、その14年後に比叡山にあがり出家。その後、有徳の師に師事したり大峰山や葛城山で修行を積むなどしてめきめき頭角を現し、ついには延暦寺の座主、三井寺の初代長吏ともなった傑僧です。そのような円珍が天台教学と密教の神髄を求めて唐(当時の中国王朝)に旅立ったのが853年。その往路をみると、大宰府から出発して福州~杭州~蘇州~揚州~洛陽~長安となっています。現在とは異なり交通事情や治安が各段に悪い中よくこれほどの距離を踏破したものと思います。講師が言われるように、円珍は「感応力」「先見の明」「峻厳な学究」「聖俗との交り」を兼ね備えていたとのことですが、そのような自由闊達な精神の在り方が唐の国への大旅行を可能にし、多くの仏典をはじめ先進的な文物の招来を可能にしたようです。

 それでは、今回、ユネスコの「世界の記憶」に登録された智証大師円珍に関わりのある文書群とはとのようなものなのでしょうか。それらは、智証大師関係文書典籍46件・五部心観(曼荼羅絵)1件・円珍関係文書8件・円珍贈法印大和尚位並智証大師諡号勅書1件など56件で構成され、いずれも国宝に指定されています。

 中でも、中国国内(福州・温州)を通過するときに、使われた「通行手形」というべき「過所(かしょ)」が当時のまま残されていることが注目されます。幾多の王朝が興亡を繰り返した中国では、当時を知る一次資料がほとんどが失われていますが、円珍が持ち帰った 過所は唐の交通政策や社会状況を知ることができる貴重なものとなっています。

 講演の最後に、講師は一人の僧に関係する一連の文書が千年以上の時を超えて保存・伝えられて来たことは極めて稀で、偉大な師に関係する文書を残そうとする先人たちの 使命感やたゆまぬ努力にはただただ頭がさがると言われていました。さらに、現在のデジタル時代にあっては、記録や文書を保存・伝えていく過程には人が介在しないことが多く、将来の課題となることを指摘されたことが心に残りました。

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7月1日は

 7月1日は「びわ湖の日」です。滋賀県では、この日を中心に、環境保全県民運動として、県下全域で環境美化運動「びわ湖を美しくする運動」が実施されます。

 自然豊かで美しい環境に恵まれた滋賀県。日々の営みに感謝しつつ、「母なるびわ湖」「住みよい郷土」に、いつも以上にご恩返し (!) をする日であるとの教えが(?)、滋賀県民のDNAには刷り込まれています(きっと多分!!?)。住民の方や事業者・各種団体の皆さんが、朝な夕な、ゴミ挟みとビニール袋を持って、道端のゴミを拾いをしておられる姿を見かけます。びわ湖の日にちなんだ一斉清掃、滋賀県民として誇っていい!取り組みの一つだと思います。

 ということで!当館も頑張りましたよ~!今年は1日が土曜日だったので、先週のうちに湖岸沿いを集中的に大掃除!

 こちら、当館の道を挟んで向かい側の道路沿いにたたずむ井上敬之助氏の銅像。「あれは誰?」と聞かれることも多いのですが、敬之助氏は明治後期から昭和初期にかけて活躍した政治家で、県会議員に6回当選、衆議院議員を2期務めるなど、大きな功績を残しています。
 官僚政治の是正や民意の反映に努め、全身全霊を政治に捧げたその姿から、滋賀県政の大御所として、「当県に知事が二人いる」と言われたほどの人物です。

 今でも時々花を手向けていらっしゃる方がおらますが・・・しかしその足元には伸び放題の雑草が・・・。
 皆さんから注目される銅像ですので、この機会にお掃除も念入りに・・・。下草を刈り取ると、心なしか銅像のお顔が一層キリリと引き締まったような気がいたします♪

 そのほか、嘆かわしくも湖岸に流れ着いたポイ捨てゴミや、景観を損ねる雑草など、集めたゴミは、なんと15袋分のゴミの山!

 
滋賀の言葉で言うところの、湖岸一帯をきれいに「すぃ~っ」と、お掃除させていただきました♪    

 このきれいな状態を維持できますように、皆さんゴミのポイ捨てはイカンですよ~マナーを守って、美しい景観を守りましょうね!    

 

 さて、7月1日からの話題をもう一つ・・・。
 
 皆さん、月が替わりましたね~6月から7月に替わりましたね~・・・そうです!武将カード!!
 当ブログでもお馴染み、健康推進アプリBIWA-TEKU(ビワテク)を利用して駅の改札窓口でスマホ画面を提示した人に「近江ゆかりの武将カード」をプレゼントするあの企画♪7月に配布される武将カードはコチラっ!

 皆さんの気になる武将は入ってますか~?有名どころから激レア(マニアック)まで、集めて楽しい武将カードです。噂によると三日月知事も集めておられるとの情報が・・・どこかの駅でバッタリ(?!)なんてこともあるかもしれませんね(笑)。カードの配布場所など詳しくはコチラを要チェック!です!!

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講座「花湖さんの打出のコヅチ」第2回 開催しました

熱心に聞き入る来聴の方々

 今年度第2回目となる滋賀の文化講座「海北友松の事績と檜図について」を6月22日に開催しました。当日は午前中まで強い風と雨が降りしきるあいにくの天候でしたが、多くの方に参加いただきました。会場は、知的好奇心に溢れる方々の熱気で一杯でした。

 本題に入る前に、講師から令和4年度の滋賀県指定有形文化財(美術工芸品)と指定制度の説明がありました。県指定有形文化財(美術工芸品)には、絵画、彫刻、工芸、書跡・典籍、古文書、考古資料、歴史資料の部があり、来聴の方々は県指定制度のあらましや、滋賀県に多くの文化財があることを知って認識を新たにされたようです。

 さて、今回のテーマは近江出身で安土桃山時代の巨匠として知られている絵師の海北友松(1533-1615)です。その生涯は実に波乱に富んでいます。戦国大名の浅井氏の家臣であった父や兄が相次いで戦死しますが、幸いにも友松は東福寺に入寺していたため難を逃れました。武家に生まれた友松らしい逸話として、本能寺の変の後に、明智光秀の重臣で友松と親しかった斎藤利三が処刑されますが、これを不憫に思った友松は刑場から利三の遺骸を奪い、親交のあった真如堂に葬ったという言い伝えがあります。やはりこの時代は歴史小説さながらの熱い時代とつくづく思います。

 講師の古川史隆氏(県文化財保護課兼琵琶湖文化館)は、海北友松の生涯を紹介した後、友松の画業に迫っていきます。友松は幼いころ、東福寺に入寺し、その後絵の才能を見いだされて狩野派に弟子入りしました。そこから才能が開花し、多くの名作を生みだします。今回は令和4年度滋賀県指定文化財となった「檜図屏風」に焦点を当て、絵画様式や制作年代を解説されました。土坡(どは)の描き方、樹幹の表現や金雲の緑の暈し(ぼかし)などの友松特有の描写について興味深い話をされていました。

 なかでも、絵に施された署名の字体と印章の変遷から、檜図の制作年代を慶長7年(1602)前後と推測する近年の研究史を紹介され、来聴者の方々も興味深そうに聴かれていました。古川講師、お疲れさまでした。

 さて、次回の講座は、7月27日(木)特別講座『「世界の記憶」智証大師円珍関係文書の世界』を開催します。定員140名での募集でしたが、受付4日目にして、既に定員に達してしまいました!現在はキャンセル待ちでの受付となっています。開催が楽しみですね。

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目張りされた収蔵庫の中で何が…!?

(きっちり目張り=これ大事!)

 きっちりとテープで目張りされた当館の収蔵庫扉・・・。一体、何があったのでしょうか??

 秘密の作業が行われているの?それとも、何かを封印したの?様々な文化財を保管している当館の収蔵庫。それだけに色々と想像を巡らせてしまいますね。

 この目張り、当館では年に2回程度見かけることがあります。以前にもこの「あきつブログ」で見たという方がいらっしゃるかも(ドキドキ…)。

 実はこの目張り、「文化財保存のしごと」の一場面なのです。この日は、専門の業者さんに来ていただき、収蔵庫内において、定期的な防虫・防カビ対策を行いました。

(モンスターではありませんよ~)

 薬剤散布前には、文化財にとって問題がない薬剤か、散布時に注意する場所はどこか、業者さんと学芸員でしっかり確認します。今回、背の高いほとけさまは、文化財を輸送する際に使う「薄葉紙」をお被りいただき、念のための安全を図ってもらいました。(ちなみに、使用する薬剤の特徴によって、養生が必要な素材や、程度は異なります。)
 そして、ここからはちょっと専門的なお話になりますが、養生ができたら、室内に液化二酸化炭素に薬剤を混ぜたものを噴霧します。すると二酸化炭素は気化し、薬剤成分のみが微粒子状になって空中散布されます。薬剤成分が空気中を沈降するのを待った後、室内の排気を行いますが、あの目張りは、排気までに噴霧したものが外に漏れ出ないようにする役割を果たしていたのです。

 虫やカビは厄介者ですが、意外と私たちに身近な存在です。だからこそ、虫やカビを完全にやっつけることよりも、文化財の置かれている環境をしっかりと把握し、予防の対策を行ったり、人の目で文化財の状態を確認したり、日常的な管理の中で異変に早く気付いたりするほうが、よほど大切なことなのです。

 築60年以上の当館ですが、長く安全に文化財を保管するため、これからも地道な努力を惜しまず、より良い保存環境維持に取り組んでいきたいと思います。

〔学芸員 I 〕

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ユネスコ「世界の記憶」登録記念・特別講座開催します!

 去る5月24日、嬉しい速報が飛び込んでまいりました。滋賀県で新たに2件、大津市の三井寺(園城寺)さまが所有される国宝2件が、「智証大師円珍関係文書典籍―日本・中国の文化交流史―」として、ユネスコ「世界の記憶」の一つに登録されました(国内で8例目)!これを受けて、滋賀の文化財講座「花湖さんの打出のコヅチ」では特別講座を開催いたします!

 7月27日(木)14:00~ 「世界の記憶」智証大師円珍関係文書の世界

 講師には、三井寺の福家俊彦長吏をお迎えし、智証大師円珍(814~891年)が中国・唐に渡り密教の教えを日本にもたらしたその足跡と、今に伝わる貴重な古文書や典籍類について、特別にご講演いただきます。

 突然ですが問題です。国内でユネスコ「世界の記憶」に登録されたのは、今回が8例目。では前回(2017年(平成29 ))に国内で登録されたモノは何だったでしょう・か?・・・皆さん覚えておられます?!(ハイ!はい!!は~い!!!)

琵琶湖図〔部分〕円山応震筆(琵琶湖文化館蔵)
*2019年ユネスコ「世界の記憶」登録

答え:それは「朝鮮通信使に関する資料」です(※1)。17~19世紀の日韓の平和構築と文化交流の歴史を物語る資料として、日韓合わせて計333点(うち、日本所在資料は209点)が登録され、その中の一つとして、当館の「琵琶湖図」も登録されています。

 そのご縁もあって、ユネスコ「世界の記憶」にはとても敏感な当館♡。登録に関わるその苦労、その喜び、決して他人事ではゴザイマセン!県内の文化財が新たに登録されたことは、我らが滋賀県民にとっても大変嬉しいニュース♪何より、1100年以上も昔の資料(しかもその現物!)が、今に受け継がれているその奇跡!長きにわたって文化財の保護と継承に取り組んでこられた三井寺の皆様の御努力に、心から敬服いたします!
 この貴重な文化遺産が末永く受け継がれていくよう、私たちも勉強させていただく機会となりそうです。特別講座ではどのようなお話が聞けるのか、とても楽しみですね。講座へのお申し込みは6月23日からの受付です〔詳しくはコチラ〕。

檜図 海北友松筆(琵琶湖文化館蔵)

現在受付中の講座は、
「花湖さんの打出のコヅチ」第2回
  6月22日(木)14:00~
  海北友松の事績と檜図について

です。こちらは近江出身の絵師:海北友松(かいほうゆうしょう)の生涯と、後に安土・桃山時代の巨匠と言われた友松の作品について、令和4年度新たに県指定文化財となった檜図(当館所蔵)の魅力とともに、詳しく紹介します。どうぞお楽しみに〔申し込みはコチラ〕!

※1:同時に「 上野三碑 (こうずけさんぴ)」も登録されています。

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滋賀の文化財を盛り上げるトモ!

 常日頃、悩んでいることがあります。どうすれば皆さんに、滋賀の文化財の魅力を知っていただくことができるのか!?!・・・これは永遠のテーマでもありまする・・・。

 休館中の当館が出来ること・・・ウェブサイトの更新?他館での展示?文化財講座?いえいえ、それだけではございません。この方たちの助力なしには語れない!「滋賀を盛り上げたい」という共通の思いを抱く同士=友(?)として、頼りにさせていただいているのがマスコミの方々です!より多くの人々に情報を届ける、その機会を作ってくださる力強い味方!(時に激しいツッコミをいただくことも(冷汗)・・・ございますが(笑)。)

 ということで今日は、(公財)滋賀県文化財保護協会が実施するセミナーで、現役記者さんから直接お話をうかがえる貴重な機会が ございましたので、「興味をそそる情報の出し方」そのノウハウを詳しく聞いてまいりました!

 お話しくださったのは、読売新聞の渡邉記者さん。2001年に奈良県のキトラ古墳で「朱雀」が発見された時、取材応援に行って世間が大騒ぎになっているのを目の当たりにし、「千年以上前のモノが現代人に感動を与えている。文化財ってスゴイ、面白い!」と自身も興奮されたのだそうです。それがきっかけで文化財に興味を持ち、幅広く知識を積み重ねてこられたのだとか。その結果、今や押しも押されぬ、本当に頼りになる「文化財担当」記者さんになっておられます♡。キトラ古墳に感謝デス(笑)。おかげでこの滋賀でも、どれほどこの業界を盛り上げていただいたことか!

 お話を聞いていて感じた事は、まず自分が文化財を面白い・楽しいと思っておられること。そのテンションをいかに記事で伝えるか。メイン記事もさることながら、追加取材で「+α」の情報を読者に届ける。記者さんの熱量を感じられる文章は、確かに読んでいて面白い!それがこの記者さんの魅力です(笑)。先ずは自分が楽しむ→楽しさ・魅力を伝える→皆が楽しい♪ですよね。情報発信はこうでありたい!

 この業界、正直なところ「漢字が多くてムズカシイ」と思われがちで、私たちも説明に頭を悩ませるところ。読者の皆さんに分かりやすく興味を持ってもらえる言葉や言い回しなど、こちらも勉強させていただくことが多く、本当に頼りになる存在でした。・・・そう、実は過去形・・・。この度ご栄転で滋賀を離れられることに・・・こここれは、貴重な文化財の流出に匹敵するのでは??!
 頼もしい兄貴が居なくなるのは寂しいですが、また滋賀に戻ってこられた時に「なんや滋賀県、全然面白くないな」と言われないよう(!)、私たちも頑張って楽しい話題を提供していきたいと思います。「やっぱり滋賀県サイコーやな」と言ってもらえるように!!

  ということで突然ですが、楽しい話題です~(笑)♪

 皆さん忘れてませんか?滋賀県内のJR4駅で配られるあのカード!健康推進アプリBIWA-TEKU(ビワテク)を利用して駅の改札窓口でスマホ画面を提示した人に「近江ゆかりの武将カード」をプレゼントするあの企画♪

 月が替わり、6月から貰えるカードの種類が替わりましたよ~!

 おやおや、今話題の「ど○する家康」にも登場したあの武将や、秀吉に仕えて活躍したあの武将もいますね~これは要チェックです!〔詳しくはコチラ

 ちなみに滋賀県立安土城考古博物館さんでは、特別展「信長と家康-裏切る者・裏切らざる者 」が6月4日(日)まで開催されています。歴史が学べるよい機会ですよ~。(しまった!お知らせするタイミングが遅かった! 皆さん急いで見に行ってくださーい!!)

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講座「花湖さんの打出のコヅチ」第1回 開催しました

 「毎回参加してきた最大の最高のお話しでした。有り難う。」
 「杉本哲郎氏と山元春挙のつながりを楽しく興味深く知ることができました。 」
 「タイトル通りに人間的なあまりにも人間的な経緯が如実に語られてました。 」
 「お話がわかりやすく感動しました。ありがとうございました。 」
 「「春江」印から哲郎の心を読み解く研究、すばらしいと思いました。」
 「なぞ解きの面白さ、杉本氏の心の動きがドラマの様に見ることができた。」
 「 涙がでました。ありがとうございました。 」

 いかがです皆さん?!これ、文化財講座に参加した方々の「ご感想」ですよ?!!この満足度の“高さ”が、当講座のウリでございます♪

 ということで、5/24に開催した滋賀の文化財講座「花湖さんの打出のコヅチ」、 今年もテンション“高め♪”に始まりました !第1回の講師を務めたのは県文化財保護課・井上優(琵琶湖文化館副館長兼務)、今回は「杉本哲郎壁画「舎利供養」に秘められた師・春挙への想い」というテーマでお話しさせていただきました。

 こちらが、杉本哲郎 (1899~1985)氏が描いた「舎利供養」です。杉本は滋賀(大津)出身で、若くして山元春挙に弟子入りをし、15歳の時に「春江」の名を師から与えられました。しかしその後、春挙の門人団体・早苗会の幹部(兄弟子たち)と画法をめぐって対立、24歳の時に師の元を去り、「春江」の名を捨てて「哲郎」の名で活動します。一方で、「先生(春挙画伯)の真の後継者は僕」であるとインタビューに答えるなど、師に対する尊敬の念は晩年まで変わらずに持ち続けます。兄弟子たちとの確執は深まり、春挙の逝去に際して葬儀参列も阻まれる杉本。師に別れを告げられなかった深い悔恨、尊敬する師への敬意。その想いが50歳にして描き上げたこの巨大壁画に込められている・・・「杉本哲郎魂の傑作」と、講師は言います。

(スライドは杉本が産業文化館で壁画を描いている写真)

 壁画は当初「来迎図」として、県庁の隣にあった産業文化館(旧武徳殿)の壁に描かれました。来迎とは、阿弥陀仏が諸菩薩とともに死者を迎えに来て、極楽浄土へと導くことを意味します。ですので本来、観音・勢至菩薩が立ち並ぶその間(中央)には阿弥陀如来が描かれるべきところ、本図は舎利塔が描かれています。更にはその真下に長らく使わなかった「春江」号の印。これは杉本が、「春挙の真の後継者として、師を鎮魂供養する画墓」とすることを意図したのではないか、と講師は推察します。それこそがこの壁画が描かれた真の意味だと・・・。


 うぅ、皆さまドラマです(涙)。壮絶なドラマです!1時間半の講座があっという間で、講師が熱く語る言葉をとおして、画家・杉本哲郎の揺れ動く心を旅をしてきたかのような気分です。
 参加された皆さんも同じ思いだった?それが冒頭にご紹介した「感想」に表れているのではないでしょうか?
 

 このたびの講座、この大きな壁画の中のたった4cm四方に注目し、作者の深い想いを読み解いた講師の洞察力に、感想:「大満足」をあげてもいいですか?(笑)。熱弁お疲れさまでした!講師も語り尽くしてこの笑顔です(笑笑)。

 さて、次回の講座は、
  6/22(木)第2回「海北友松の事績と檜図について」
を開催します。更に!会場では『7/27(木)に特別講座』が予定されているとのアナウンスが・・!・・その内容とは?・・・➡【コチラをチェック!】!!

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当館の「山法師強訴図」がBSテレビに登場!!

 3月某日、当館に取材のカメラクルーを乗せた車が到着しました。皆さん黒服でいかにも “それ”風のオーラが・・・。実はこれ、当館所蔵の山法師強訴図屏風の撮影に来られた方たちなんです。現在、当館は休館中ですが、収蔵品の貸出や写真利用における画像提供、取材等の対応など、休館中も継続して活動を行っています。今回は、東京の番組制作会社さんが来館されました。

 来館の目的は、「白河上皇」に関係する資料の撮影・・・ということで、当館の山法師強訴図をコッテリ撮影されました。白河上皇と山法師?強訴?この関係に「?」を持たれた方は、先ず当館が作成した「近江の宝ぬりえシリーズ 山法師強訴図」編でお勉強しておきましょう。以下、豆知識として紹介しております。

 山法師とは、比叡山の武装した僧侶(僧兵)のことです。彼らが比叡山の鎮守であった日吉社の神輿をかついで京都に乱入し、神威を背景にして朝廷や幕府に無理やり訴えを通そうとする「強訴」は、大変おそれられました。強大な権力を持つ白河法皇が、朕(自分)の意のままにならぬものとして、「賀茂川の水、双六の賽(さい)、山法師」の三不如意を挙げたという有名なエピソードがありますが、実際の画題として描かれることは珍しく、本図は貴重な絵画資料として、教科書などに掲載されることが多い作品です。

 如何でしょう、ご理解いただけましたか? ということで、番組では、白河上皇の歴史的「決断の背景を探る」作品として、山法師強訴図が撮影された・・・というワケなのです。
(何の番組かわかったかな~?)
 作品の撮影には学芸員が立合い、部屋の明かりを落として、それはそれは魅力的に、たっぷり時間をかけて撮影していただきました。

 ここからは撮影現場で交わされた会話の一部を抜粋して紹介いたします。現場の雰囲気をお楽しみ下さい。


「あぁいいですねぇ、もう少し照明を落としてみましょうか」
   
「屏風であることがわかるように影・・・・いいですねぇ」

「このあたりでシャを入れましょう」「シャですね、用意します」 「家紋を入れてグーッと寄ってみてください」「・・・いいですねぇ」

 立合いを終えた学芸員が申しておりました。「当たり前のことかもしれませんが、プロの方たちとのお仕事はやはり楽しいですね。専門集団と言いましょうか、それぞれの担当が阿吽の呼吸で自分のベストを尽くしているのがとてもいい。楽しかったです。」こちらもいい刺激になったようです(笑)。

さぁ、皆さん気になりますよね・・・?その番組、放送は??ズバリこちらっ!

 【番組】NHKBSプレミアム・BS4K「英雄たちの選択 」
     平安時代を壊した帝王 白河上皇 山法師との戦い
 【初回放送】 令和5年5月24日(水)20:00~20:59
  【再放送】 令和5年5月31日(水) 8:30~ 9:30

です。番組シリーズ見たことある~♡。ということで、 皆さまお見逃しなく♪

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琵琶湖文化館屋上防水改修その他工事【完了しました】

 本日の夕方、屋上防水改修その他工事のために設置されていた足場組が完全撤去され、約4カ月ぶりに、お城の姿に戻りました。工事中は足場組みのシートに囲われていたので、久々のご対面にちょっとドキドキ。皆さんの目には、どのように映りますか?巷では「ひこにゃん化」したと専らのウワサですが・・・やっぱり??

 当館はお城の形をしていますが、文化財を守る収蔵施設として、このたびの工事で大屋根と4階部分の防水改修をさせていただきました。

 「その他工事」では、当館のシンボルモニュメントとして屋根の上に設置されていた”大トンボ”を取り外し(〔写真集〕をご覧ください)、新たに避雷針を設置しました。パッと見た目にはそれと思しき「針(棒)」は見当たりませんが、よく見ると雷撃を受ける導体が屋根に沿って設置されています。      

  そうなんですよ・・・大トンボが居ない状態で久々のご対面。少し離れたところから見た方が「文化館、低くなったな」と言っておられましたが・・・ナルホドそうかも?

     在りし日の文化館の大トンボ (・・・そういえば 屋根が ツートンカラーだった。。。)
工事を終えた文化館

 低くなった分、一抹の寂しさはありますが、私たちには「記録に残そう大作戦!」で皆さんに残していただいた数々の思い出写真がある!!明るい元気カラーとなった屋根を見て、そんなことも ちょこっと思い出していただければ幸いです。

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当館のワンコが文庫本の表紙になりました! びよ?!

 皆さんはペットと一緒に暮らしておられますか?一般社団法人ペットフード協会さんが実施された令和4年(2022年)の「全国犬猫飼育実態調査」によると、〔犬:705万3千頭〕 〔 猫:883万7千頭〕という結果なのだそうです。十年前まではワンちゃんの方が人気が高かったようですが、昨今の家庭事情などが影響し、近年ではネコちゃんが多く飼われているようです。ちょっと気になったので調べてみました。  
 とか何とか言いつつ、飼い主にとって「我が子(ペット)」が一番!」なのは、全人類共通!
ということで本日は、当館のワンコを、皆さんにたっぷり自慢させていただきます!♪!

 こちらは、当館所蔵の近世絵画「狗子図」です。狗子(くし)は、
 「狗=いぬ」の
 「子=こ」

のことです。
 かの有名な円山応挙(1733~95)が描いた作品で、収蔵品の中でも貸出や写真掲載の依頼が、とても多い作品です。

 それがこのたび、文庫本の表紙を飾らせていただきました★♪。

 どうです皆さん、本屋さんで思わず手に取ってみたくなる“可愛さ”です (親ばか♥♪)。

【タイトル】犬は「びよ」と鳴いていた
      日本語は擬音語・擬態語が面白い
【著  者】山口仲美
【発  行】株式会社光文社
      (光文社未来ライブラリー)

 ワンコの可愛さもさることながら、本のタイトルも気になりますね~。犬は「ワン」と鳴くのでは??・・・その「?」の謎が解ける、日本語の面白さを紐解くこの文庫本は、5月20日より店頭に並ぶ予定です。

 

 気になった方は、ぜひ本屋さんで 、手に取ってみてくださいね~。

 「黄色の帯」をチラッとめくると、文化館の名前がホラここに・・・!
(くれぐれもご購入後にご確認ください(笑)。)

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BIWA-TEKUで武将カードをゲットしよう!

 皆さんGWのご予定はお決まりですか?家でゴロゴロ??そんなのもったいない!! どこかへお出かけしたいけれども、車で渋滞に巻き込まれるのはイヤ・・・。そんな方にうってつけのお楽しみがありますよ~。新緑の滋賀を電車に揺られながらゆったり旅気分♪てくてくウォーキングを楽しんで日頃の運動不足を解消♡頑張ったあなたにとっておきのご褒美が?!

 滋賀県では、県内JR4駅の改札窓口で健康推進アプリBIWA-TEKU(ビワテク)をダウンロードして画面を提示した人に、「近江ゆかりの武将カード」をプレゼントする取り組みが、5月1日から始まります。

 そうです。昨年話題になったあの「武将カード」です。ご好評♡につき再配布決定♪前回集め損ねた人にも再びチャンス到来♪です!

 何故にそこまで「武将おし」?➡カードに使われている武将イラストを当館から提供しているから~♪♪♪近江の歴史・文化をこよなく愛する琵琶湖文化館の特別協力です★
 ぜひ多くの方にこの武将カードをゲットしていただきたい!

 カードの配布・プレゼントの条件は、
  ①配布期間中の当日に、JRの鉄道を利用して配布駅の改札窓口を訪れること。
  ②健康推進アプリBIWA-TEKUの画面を、配布駅の改札窓口で提示すること。
 BIWA-TEKUはその場でダウンロードしてもOKだそうです。これなら気軽にチャレンジできます~♪
 気を付けたいのは、駅によって配布される武将カードが異なること!これは集めなければっっっ!5月1日~31日の配布予定は、

※駅の改札窓口対応時間:9時~20時
※各駅500枚 (先着順 )

 ちなみに皆さん、これらの武将が「近江にゆかり」であること、わかります??そのナゾも、カードを集めればスッキリ判明しますよ~。武将にゆかりのある土地や史跡も併せて紹介されています。ちょっとそこまで足を延ばしてみようかな ➡ 歩行距離が伸びる ➡ 健康増進につながる ➡ 素敵なチャレンジ☆ となります。
 武将カードの配布は月毎に変わり、12月まで実施されます。楽しみが増えますね♪

  BIWA-TEKUにはお城を含む数多くの探訪コースが登録されています。駅を基点にぜひいろいろなコースを訪ね歩いて健康づくり励んでみてはいかがでしょうか♪。詳しくは滋賀県のHPを要チェックです!

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4月のHPアクセス数&大型連休のお出かけは・・・

 新年度が始まって早1ヶ月、フレッシュな気持ちはそのままに、5月が始まりました。新緑が気持ちいですね。皆さんはいかがお過ごしですか?
 近頃では、屋根の改修で足場シートが残る当館のことを「風雲た〇し城」と言っておられる方がいるとかいないとか・・・(泣)。ウワサの元となるこの足場組も5月中には取り外されますので、くれぐれもお間違えなく!!

 さて、4月の文化館は、一つの展覧会が始まり、二つの展覧会が終わり、毎年恒例の文化財講座「花湖さんの打出のコヅチ」受付がスタートするという、怒涛の幕開け(笑)。おかげさまでホームページへのアクセス数も、好調維持の2,942件のアクセスをいただきました。

 このアクセス数調べ、とっても面白いのですよ。例えば「コヅチ」の受付が始まった4月25日を見てみると、この日はいつもより1.8倍位アクセス数が!皆さんの「お待ちかね度合い」がこんなところにも表れてます(笑)。こちらのテンションも上がります♪。
 今年度の開催は、例年通りコラボしが21(大津市)をメイン会場に、オンライン配信によるサテライト会場での受講も可能です。5月24日の第1回は、彦根市稲枝公民館さんと、長浜市曳山博物館さんで受講できますので、皆さん奮ってご参加くださいね。

  さてさて、新型コロナウィルス対策の緩和が進む中で迎える大型連休。これまでいっっっぱい我慢してきたのでそのご褒美に♡と(?!)、多くの方が楽しいお出掛けの予定を組まれているのではないでしょうか。各地で開催されるお祭りも「4年ぶりに復活」したとのニュースに心がザワつきます(笑)。

芦浦観音寺(草津市)

 当館に文化財を寄託されている草津市の芦浦観音寺さまでも、コロナ以降春の特別一般公開を控えておられましたが、今年は5月4日・5日に開催するとのお知らせをいただきました。
 外から見ると石垣と堀で囲まれた城郭のような外観ですが、中に入るとお庭も美しく、草津市の観光ボランティアガイド協会の皆さんがいろいろと案内してくださいます。
 この特別公開に合わせて当館からは、滋賀県指定文化財の芦浦観音寺文書や槍、弓などを一時返却いたしました(寄託品のお里帰り)。中には鷹羽の矢・110本(!)も展示されます。会場でぜひご注目ください。

 大型連休、皆さんめいいっっっぱい気分転換を楽しんでくださ~い♪♪

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皆さんお待ちかね♡「打出のコヅチ」受付開始

 今日は朝から電話がひっきりなしです! 皆さまお待たせいたしましたね~♡
 令和5年度滋賀の文化財講座「花湖さんの打出のコヅチ」、第1回の参加申し込み、本日より受付開始です!! 【詳しくはコチラ】

  本講座は、平成20年(2008)から会場:コラボしが21にて開催している人気講座です。今年でなんと16年目!「継続は力なり」と申しますか、自ら”人気講座(気持ち的には人気講座) ” を名乗ってしまうほどのご支持を皆さんから頂いております。毎年この時期になると「今年もある?」「チラシはできた?」と、開催を待ち焦がれる人々からの問い合わせがあり、事務局としては嬉しい悲鳴(笑)。そんな皆さんの「学びたい熱意」に背中をグイグイ押され(!)、今年も5月から全6回の講座がスタートします!

 本講座は何と言っても多彩なテーマが魅力♡滋賀の文化財にまつわる最新情報や講師ご推薦のとっておき情報を、詳しく&わかりやすくご紹介。気軽にご参加いただくことができます。♪
 申し込みは、電話・Fax・メールにて受付!申し込みが簡単なインターネットの【受付フォーム】もご利用くださいね。 ※申込開始日の8:30からご利用いただけます。

  第1回 5月24日(水)14:00~15:30
  演題 杉本哲郎壁画「舎利供養」に秘められた師・春挙への想い

館内に設置されている巨大壁画「舎利供養」
(画像の一部を加工しています)

 当館にある巨大壁画「舎利供養」。長らく皆さんにご覧いただく機会がございませんでしたので、本作が当館内にあることをご存じない方もいらっしゃるかもしれません。
 昭和期の宗教画家・杉本哲郎が描いた代表作の一つですが、このたび講師を務める井上優副館長は「話したい、話さないといけないことがあり過ぎて時間が足りない!」と、今から少々焦っておられます・・・どうなることやら(笑)。乞うご期待!ですね♪  
(((おやっ?屋根から取り外した大トンボのモニュメントが写り込んでいますね???!!!! ))))
[[[そして怪しげな人影も?! →※大きさを分かっていただくための演出デス。]]]

 本講座は、一度参加すると次回も参加したくなる、リピーター率高めの文化財講座です。初めての方も何度か参加するうちに顔見知りが増え、きっと「常連さん」となること間違いなし♪気軽にご参加くださいませ~♪♪

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[地域連携企画展/長光寺]終了&御礼 皆さんに捧げる豆知識

 あっという間の10日間でした。令和5年度の初日:4月1日から開催しておりました琵琶湖文化館地域連携企画展「近江八幡市・長光寺で新発見の経典を特別初公開!」
 10日(月)に会期を終了し、「たくさんの方にお越しいただいた」と、お寺さまからもご報告をいただいております。ご鑑賞いただいた皆さま、誠に有り難うございました。 皆さま、何か発見はありましたか?

 と、ここで突然ですが、あきつブログ的「豆知識」のお時間です♪。

 お経をご覧になって不思議に思われた方おられます?奥書きに記された日付について改めてご注目ください↓。

 「弘安二二年」は「弘安4年」です。・・・おや?何かが引っ掛かかる?「弘安二二年は弘安22年なのでは?」と思いますよね~不思議ですよね~。2+2で4年・・・でもコレ間違いではないのです。干支で「辛巳」とも書かれていますので、間違いなく「弘安4年」です。「四」は「シ」を連想する言葉として、昔から避けられることが多かったようで、縁起を担ぐ日本人らしいといいますか、鎌倉時代に既にダジャレ好きのDNAが・・・(お経なのに?!!)。ちなみに弘安は10年までしかないので、やはり「弘安4年」が正解です。どうでしょう?お経はチンプンカンプンでも、古文書を読む豆知識が一つ増えました♪。

 さて、豆知識をもう一つ。皆さんは「文房四宝(ぶんぼうしほう)」という言葉をご存じですか?古来中国で生まれた言葉ですが、文房具の中で紙、筆、硯(すずり)、墨の4つを指します。先日の特別講演会で講師を務めた井上副館長は、この度のお経の発見で「長年、自分の師であった先生の言葉がずっと気になっていたが、これで合点がいった」と言います。その先生が指摘されていたのは「滋賀には文房四宝の産地が3つ揃っている」ということ。その3つとは、紙が大津市桐生の雁皮紙、そして高島市の筆と硯です。これらは現在にも名を残す名品ですが、墨については武佐墨の存在は知られていたものの、漠然と「宿場町での需要」に応えるためものと考えられていました。それが今回、武佐墨の産地にほど近い長光寺で、膨大な量の写経が行われていたことが判明し、まさに墨の需要と供給が成り立つ地域の歴史が明らかになったわけです。

 「文房四宝の産地が揃う県」。これ凄いことです。このようなところが他にありますか??!おそらくは地域性、京の都に近く、古代から大寺院があったことも関係しているでしょうね。新たに見つかった経典から、滋賀の地域史・文化史にまで及ぶ発見があったこと、これを皆さんにお伝えしたかった!本展を通じて、何某か感じていただけたなら幸いです。

 言葉でうまく伝わったか、若干不安なところではありますが、堅苦しく考えていただく必要はありません。
 そう、皆さんは本展で、新しく近江八幡市・長光寺というお寺さまとご縁をつながれました。チラシにも書いておりましたが、皆さんはご覧になりました?花の木(ハナノキ)。
 本展会期中に満開・・・となる予定でしたが・・・今年は桜の開花が早まるくらい、春の訪れが早く、実は開催前の3月下旬には花は散ってしまったそうです。ブログではなかなかそれを言い出せず・・・。

 しかし・です皆さん!せっかくいただいたご縁!秋の紅葉も素晴らしいそうですよ~。
 また、毎月21日は弘法大師の御縁日法要がおこなわれ、マルシェも開催されるとのことです。ぜひ何度もお出かけして下さいね~♪

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「琵琶湖文化館収蔵品にみる四季」終了&御礼

 滋賀県立安土城考古博物館にて4月2日まで開催していた地域連携企画展「琵琶湖文化館収蔵品にみる四季」。無事に終了いたしました。会期中、多くの方々にご覧いただけましたこと、たいへんうれしく、深く感謝申し上げます。






 今回の展示では、「新しい琵琶湖文化館にメッセージを届けよう!」と題し、特設ブースを設けて2つのメッセージを募りました。あたたかいメッセージ、厳しくも愛にあふれたメッセージ、新しい琵琶湖文化館への期待やご要望などなど、たくさんお寄せくださいましたこと、こちらもあわせて御礼申し上げます。

 このメッセージをもとに、3月19日には座談会「新しい文化館と収蔵品を語る」を開催。当日の内容と配布資料も公開しました。
 


  さて、みなさまからいただいたメッセージの結果概要はこちらに掲載しておりますが、まとめきれなかったご感想やご意見をご紹介します。
     

展覧会を見て、近江のこのうえなく美しい四季と風景に改めて魅せられました。この様な素晴らしい企画に感謝いたします。新しい琵琶湖文化館に出会える日を楽しみに待っております。
滋賀の文化を伝承する博物館として、立派によみがえることを願っています。
従来のおもむきある建物の中でひっそりと展示されていた様々な展示物を、新しい建物でもじっくり見てみたい。そしてその時には、是非ボランティアとして役立ちたい!とても楽しみにしています。

 ・・・もったいないお言葉に、感謝してもしきれないです。本当にありがとうございます!!

 みなさまからいただいたメッセージは、新しい琵琶湖文化館の計画に活かし、より良い展覧会や博物館活動が実現できるよう努力してまいります。これからもご協力賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

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4月2日 地域の歴史紐解く特別講演会[地域連携企画展/長光寺]

 例年より早く満開となった桜がちょうど見ごろを迎えていた4月2日(日)。近江八幡市の長光寺さまではこの日、有り難くもお寺さまの本堂で、ご本尊がいらっしゃる御前で(!)、

特別講演会「近江国蒲生下郡長光寺の一切経について」が開催されました。皆さん見て下さい
!写真に納まりきってませんが、80名ほどの方々がお越しくださいました~!

 講演に先立ち、長光寺の金子ご住職、近江八幡市の小西市長からご挨拶があり、地域の歴史にかかわるこの度の「発見」について、詳しく知り得る機会を得たことを喜んでおられる旨、お言葉を頂戴しました。まさにご参集いただいた皆さんの気持ちを代弁するかのようなご発言…講師を務めさせていただいた当館の井上優副館長も気合が入ります。
 さて、その井上副館長、冒頭にスゴイことを言いました。

【講師を務めた井上副館長 】

 「皆さん、お経って漢字だらけでチンプンカンプンですよね??私もそうです。まさにこれが〝チンプンかんぶん(漢文)″。」
 ・・・えーっと・・・つかみはOK?クスっと笑いもとれたところで(!)、講演の前半は、古経典とは何か、なぜ「文化財」なのか、わかりやすく概要が語られました。古経典から得られる情報のアレコレ、その見方や重要性をお勉強したところで、いよいよ長光寺さまの「三弥底部論(さんみていぶろん)」についてのお話、参加の皆さんが〝前のめり″となったお話です。

 このブログで講演会の全てを語ることは出来ませんが、経典の奥書から、「かつて長光寺には5000巻を超える一切経が備わり、それを手本として写経事業が行われていた」こと、さらには「写経をするためには大量の墨が必要であり、中世において地域の名産であった「武佐墨(むさずみ)」の起源が、この写経事業と深い関係を持っていた可能性がある」との熱弁を展開しました。

 

 武佐墨について少し説明しておくと、戦前に活躍した郷土史家・中川泉三(1869~1939)が、『近江蒲生郡志』にわずかに書き記していますが、現在は廃れてしまった幻の銘墨です。紀州の藤代墨と並ぶ中世日本の代表的銘墨(松煙墨)であった武佐墨ですが、これまでは漠然と、東海道の宿場町として栄えた武佐宿の流通の便宜等から生まれたと考えられてきました。しかしこれが、長光寺での写経に必要な膨大な墨の需要を満たすためのものであったなら・・・・地域の歴史に新たな光差す新発見です!

 井上副館長は最後にこうまとめられました。「わずか1巻の経典から、豊かに広がる地域の歴史が鮮やかに蘇った。これは長光寺さまが日頃から文化財に関心を抱かれ、檀家さんや地域と一体になって保護・活用されてきたからこその素晴らしい発見。古経典に携わる者として、長光寺さまと、この度の発見に関心を持って本日お越しいただいた皆さんに、心から感謝したい」。皆さまからは盛大な拍手をいただきました。いいご講演でしたよ副館長!

 最後に皆さんの前でご挨拶をされた金子ご住職。「戦乱によって多くの史料が無くなってしまっている。井上先生の話を聞いて、本当に嬉しく思う。寺の宝物として地域の活性化につなげていければ」と・・・。最後は感極まって少し涙ぐんでおられましたね。

  
 

   本当に清々しいほどの良い講演会でした。 お堂で話をうかがえたのも良かったです。
 今回のことがきっかけで、地域の皆さんから更なる新しい情報が集まることにも期待して(!!)、今後の展開が楽しみです!  

 「三弥底部論」は、4月10日(月)まで、近江八幡市の長光寺さまにて、ご覧いただくことができます( 午前10時~午後3時) 。

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ホームページのアクセス数と注目度

 4月となり、文化館も新年度がスタートしました。新たな気持ちで仕事に挑む(!)その前に、しっかりと昨年度のまとめをしておかなければ・・・と、本日は当館のホームページアクセス数について、ご報告しておこうと思います。っといいますか、言いたい・・・ゼヒ言いたい!こちらをご覧ください!

 過去5年のアクセス数(累計)の比較です。わかります??昨年度のこの伸び!!

 そもそも長期休館中の博物館のホームページに、これだけのアクセスをいただく館が他にありましょうか?!(自画自賛♡)それもこれも皆さまのご愛顧のおかげ♡です。職員の“やる気”に繋がっております。ちなみに3月は調子にノッて13回も更新(笑)。コレ、2日に1回どころの更新回数ではございません。正直なところ、更新に手間はかかりますが、皆さんにお知らせしたいことは山ほどあります。実は先日も5月に更新予定のブログを1本仕上げてしまいました。年度末で仕事はドタバタでしたが、「鉄は熱いうちに打て!」と言いますし・・・その時の場の雰囲気や感動などを文章に盛り込んで、とっておきのネタをご用意しています。あとはタイミング・・・。そうです!当館の活動を皆さんに知ってもらうことも重要なお仕事なのです!・・・楽しくお付き合いいただければ幸いです♡

 ホームページの更新回数もさることながら、もう一つ、アクセス数が伸びた要素がございます。なんと言っても、昨年は報道機関に取り上げていただく機会が多かった!! 新聞報道の約4割が、“大トンボ”にまつわるエトセトラ(!)の記事でした。地域のニュース番組でも放送していただき、当館の60年以上にわたる長い歴史の中で、間違いなく、記録と記憶に残る出来事でありました。

 こうして改めて昨年度を振り返ると、どうもワタクシ達、皆さまに「注目していただく」ことの重要性を忘れかけていた(?!)のではないかと少し反省・・・。そして始まった新年度!変わらず皆さんに注目される存在でいられますよう、様々な小ネタを・・・いえいえ、“大ネタ”をご用意して、皆さんにドキドキ・わくわくをお届けしたい!頑張ってまいりまので、ご期待ください!!
 とはいえ、なかなか注目される時事ネタと絡める内容など、簡単に見つかるわけが・・・。

 そう言えば!某テレビ局の大河ドラマで注目される「ど〇する家康」。第13回にして、ドラマの展開がようやく我らが関西に近付きましたね~。明智光秀や浅井長政など、近江にゆかりのある戦国武将も登場しました。

浅井長政©biwakobunkakan

 折しも放送があった4月2日は、長浜市の旧湖北町で毎年恒例の浅井長政公の追善法要が執り行われていました。当館が小谷城址保勝会さまから寄託されている絹本著色「浅井長政像」(滋賀県指定文化財)も、法要にあわせて、お里帰りの一時返却にうかがう。これが当館の習わし・・・。正にこのタイミングで放送が!今年も近江にゆかりの武将たちがアツいに違いない!

 武将といえば、昨年、滋賀県が作成した「武将カード」が話題に・・・・確か続編を追加制作するって話でしたが??!・・・・ハイッ!今日のお楽しみはココまで!乞うご期待♪!!

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令和5年度地域連携企画展!4月2日には特別講演も!

 大津も桜がほぼ満開!このそわそわドキドキする感じは、春だから?明日からは新年度が始まるから?いえいえ、それだけではないですヨ!
 4月1日から、近江八幡市の長光寺で始まる令和5年度 琵琶湖文化館地域連携企画展!

 あれは確か・・・昨年の春のことです。「見ていただきたい経文があるのですが」と、ご住職から電話をいただき、当館の井上副館長が対応させていただきました。

 見せていただいたいたのは、長光寺さまが近年入手された写経「三弥底部論(さんみていぶろん)」です。 いきなり難しい言葉がでてきましたね。お釈迦さまの説かれた教えを書き残したのがお経です。般若心経や法華経、阿弥陀経などは、特によく知られていますが、「三弥底部論」は、お経の全てを網羅したといわれる「一切経」の中にしか出てこない、とても珍しい経典です。
巻末の奥書きに、弘安4年(1281/鎌倉時代)7月3日に近江国蒲生下郡の長光寺において書写されたことが記されており、正しく鎌倉時代後期に制作された貴重な文化遺産であることがわかりました。

 ここまでの情報だけを見ると「良かったね」で終わってしまう話なのですが、井上副館長はここから更に深く追求します。

〇日本では「三弥底部論」自体が希少であり、ほぼ一切経の一部としてのみ書き写されてきたことから、鎌倉時代の長光寺に一切経という膨大な経典が備わり、それらを書写・普及する一大拠点として機能していたことが推測される。
〇長光寺(武佐寺とも呼ばれた)の近くで栄えていた武佐宿の名産・武佐墨(むさずみ)は、中世における代表的銘墨として著名であるが、その発祥は長光寺での大規模な写経事業を支える需要から生まれた可能性が高い。(※武佐墨は現在は廃れています。)

 なるほど!このような事まで分かりますかッ!!・・・当時のことを想像してみると、先ず国外から輸入された最先端のお経、経典類の数5000以上(!)といわれる一切経が、長光寺にあったこと自体が とてもすごいことで 、近江の仏教史を塗り替える新発見!そしてその一切経を書き写すというプロジェクトには、多くの人が係わると同時に、写経に必要な墨の需要に応えて「武佐墨」という名産が生まれたと考えると、地域の歴史を紐解く貴重な資料なのでは・・・?!
・・・とのこと。いやはやお見事!納得・合点がいきました! お経から全てが繋がった気がするこの爽快感 ♡ !。

井上副館長

 あれ?文章にすると難しく感じてしまいます?!そんな方は是非、井上副館長のお話を聞いてみてください!一つの資料から、地域の様々なことを発見する・読み解くことが、きっと楽しくなりますヨ!

 特別講演会:4月2日(日)13:00~14:00
 【演題】近江国蒲生下郡長光寺の一切経について
 【講師】県立琵琶湖文化館副館長 井上 優

 【会場】補陀洛山長光寺(滋賀県近江八幡市長光寺町694 )  

 
 「三弥底部論」は、4月1日(土)~10日(月)の間、長光寺さまにて「特別初公開」されます!地域の歴史を物語る貴重な資料ですので、この機会に是非、皆さまご覧ください!【詳しくはコチラ】

(←3/30撮影:桜が見頃です)

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研究紀要第39号 発刊しました

  3月も残りわずかとなりましたが、例年、このタイミングで皆さんにご報告していることがあります。そう、当館の調査・研究成果をまとめた「研究紀要第39号」を発刊いたしました! それぞれの担当分野において、頭を抱えながら(!!)執筆に専念した、その力作、その内容とは・・・?!!!。

【浅井長政像と南部晋氏の事績】
小谷城主・浅井長政公の肖像画の全貌に迫るべく、昨年発行の第38号に引き続き、明治時代に活躍した郷土史家・南部晋氏の事績を辿りつつ、さらに深掘りして調査を進めた、その結果とは?!

【杉本哲郎壁画「舎利供養」に捺された「春江」号印について】
当館内の壁に設置されている大壁画「舎利供養」。杉本哲郎氏の作ですが、何故か「春江」の印が捺されます。哲郎が落款の印に込めた真意とは?!

【泉福寺(甲賀氏水口町泉)所蔵 木造四天王立像について】
一木造りで内刳りをほとんど施さない古様でありながら、四天王すべての像が兜(かぶと)を被っていない等の特徴を考えると、10世紀末から11世紀初頭の造立と考えられる貴重な作例であることが判明!!

【研究ノート 3Dプリンタ出力品の博物館活動における活用】
近年急速な技術進歩を遂げる3Dプリンタ。その出力品は来館者が手に取り触れられる展示や教育普及にも用いられている。博物館活動における活用の可能性について考察!!

 ご覧のとおりの力作です。こちらは、研究紀要のサイトから、各項目についてPDF版のダウンロードが可能となっていますので、是非ご利用下さい。

 このほか、令和4年度の年報として活動報告を掲載しております。また、皆さんと一緒に取り組んだ
【記録に残そう大作戦!〔大トンボと琵琶湖文化館〕】
についても、事業報告としてまとめています。こちら、皆さんからいただいた投稿写真もしっかりとカラーで掲載した結果、ファイルサイズが8.1MBの大容量・・・ となっておりますので、ご覧になるときは是非ご自宅のパソコンでお願いいたします!

 研究紀要は、県内の図書館はもとより国会図書館や市町教育関係機関、博物館などにも送付しておりますので、是非皆さま手に取ってご覧くださいませ♪

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安土展 閉幕まであとわずか

 現在、滋賀県立安土城考古博物館で開催中の「琵琶湖文化館収蔵品にみる四季」。早いもので閉幕まで一週間を切りました。開催したころは雪が残る寒い日でしたが、今では春の陽気に包まれることが多く…展覧会のタイトルのように、四季を感じさせてくれます。

 当館の収蔵品が繰り広げる四季を皆さま、すでに体感してくださいましたか?「まだ、体感していない」という方は、ぜひ、安土へ足を運んでみてください。ドライビングを兼ねて車で行くのも良いですが、春の陽気を感じながら電車で行くのもおススメです。

 最寄りの駅となる安土駅には、このような(↑)立て看板がお出迎えしてくれます。看板には、会場まで「徒歩で約25分・自転車で約10分」の文字が…~中々遠そうですね…。駅前にはレンタサイクルがあり、自転車で風を受けて行くのも良いですが、ここはお散歩も兼ねて徒歩で行ってみましょう。ありがたいことに、行く道々には「安土城考古博物館」の案内看板もあり、道に迷う心配はありません。田園風景に小鳥のさえずりを聞きながら30分程のんびりと歩いていると見えてきました♪安土城考古博物館です。

 会場に入ると、文化館の選りすぐりの収蔵品が観覧者をお出迎えしてくれます。春夏秋冬それぞれを描いた作品たちは、見どころ盛りだくさん…ですが、見どころが多すぎて「どこを見て良いかわからない!」と困った方もいらっしゃるかも??
 その時は、キャプション横にあるコチラのパネルにご注目ください。コチラには“あきつ君の「ココ見て!」ポイント”の文字が。。。そう、作品の見どころを、文化館のマスコットキャラクター・あきつ君が教えてくれます。ご覧になる方に、作品を見るためのちょっとした手伝いをしてくれています。もちろん、「ココ見て!」ポイントだけでなく、自分でお気に入りのポイントを見つけるのも面白いですよ。一つ一つの作品を隈なく見てみると、色んな発見があるかもしれません。

 作品鑑賞が済んだら、ぜひコチラにもお立ち寄り下さい。コチラの特設コーナー「新しい文化館にメッセージを届けよう!」では、「新しい文化館でも見たい作品」「新しい文化館での“展覧会へのご意見」の二つのテーマで、皆さんからメッセージを募集しています。2月の開催から3月半ばまでこちらに寄せられたメッセージは、座談会「新しい文化館と収蔵品を語る」で紹介させていただきました(詳細はコチラ) 。座談会は3月19日に行われすでに終了していますが、現在でもメッセージは募集中です。皆様からの大切なメッセージを受け、皆様とともに新しい文化館を作っていくために、、、まだまだ多くのメッセージをお待ちしています!

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3月19日 座談会「新しい文化館と収蔵品を語る」開催しました

  語りました。地域連携企画展「琵琶湖文化館収蔵品にみる四季」の関連事業として安土城考古博物館セミナールームにて開催された座談会!令和9年度に浜大津での開館を目指す新・琵琶湖文化館について、本展の会場に寄せられたメッセージを元に、4人の登壇者が熱く語らせていただきました。

 登壇者は、「幼少期に仮面ライダーを見るような感覚で美術全集に載っていた仏像を見たことがきっかけ」で、彫刻担当の学芸員になった当館の和澄主任学芸員、学生時代に安土での発掘に携わったこともある県文化財保護課の福西主査、文化財修復師さんがいた絵画教室に通っていた安土城考古博物館の岩崎学芸員、そして学生時代に制作技法を考えることが楽しく金工品に目覚めた、今回の企画を行う当館の田澤学芸員です。それぞれの専門を選んだきっかけなどもあわせての、自己紹介で始まりました。

 今回の座談会は、3つの話題で構成されています。まず収蔵品について。登壇者が「見たいor見せたい作品・文化財」をそれぞれ紹介しました。和澄学芸員からは日吉神社(東近江市)所蔵の鬼面について、文化財と地域との「つながり」を見せる展示の提案などなど。考古が専門の福西氏から館蔵品の洋犬図があがったのは意外でした。

 また、「あなたが思う“新しい琵琶湖文化館でも見たい作品・文化財”は何ですか?」への投票結果も発表!1位は寒華傲雪図。素敵なメッセージも寄せられていましたよ♪
 このほか、当館の収蔵品貸出ランキングと写真図版提供ランキングといった、「データから見る琵琶湖文化館の人気作品」の話も盛り上がりました!

 話題の2つめは、「新しい琵琶湖文化館での“展覧会へのご意見”をお知らせください!」に寄せられたメッセージをもとにしたお話です。仏教美術がテーマの展覧会へのご要望が多いようで、もちろん新文化館でも開催されるとのこと!そのほか、ご来場のお客様が当館の思い出を語っていかれるなど嬉しい話もあわせて、大トンボの展示希望のメッセージが岩崎氏 から紹介されました。また、新文化館では子ども向けや初心者向けへのアプローチを考えるなど、展示の工夫をしていきたいと田澤学芸員から語られました。

 最後の話題は、新文化館の全体について。和澄学芸員からは、「ミュージアム・地域文化財サポートセンター・ビジターセンターの3つの役割がうまく回ることで、文化財をしっかり公開し守っていく博物館のモデルケースになる」と頼もしい発言が!岩崎氏からは、「県内の博物館どうしが密な関係性をつくっていくなかで、新文化館がその中核的な存在になってもらえたら」と。福西氏からの「滋賀県に欠けている拠点施設への期待はあるが、本当にそんなにたくさん仕事ができるの?」という問いかけに対しては、「自分たちが全部やるのではなく、色々なつながりを持つハブとして機能していけたら」と和澄学芸員が答えました。

 あきつブログをご覧の皆様にはおなじみの収蔵品の魅力をさらに広げつつ、色々な「つながり」を保ちながら活動をしていく新文化館への期待が高められた座談会でした!ブログに書ききれなかった内容や配布資料は、後日公開いたしますのでお楽しみに♪

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3月20日 琵琶湖文化館のお誕生日♡

 今日は当館にとって、とても特別な日です。1961年(昭和36年)に開館した当館は、本日62歳のお誕生日を迎えました。
 現在、施設は、屋根の防水工事のため足場やシートに覆われておりますが、今年も無事にこの日を迎えられたことにホッとしております。

 滋賀県の歴史や美術を総合的に紹介する県内初の公立博物館として、開館当時は水族館や植物園、プール、レストランなどを擁する総合レジャー施設であった当館。その後、
 1984年[23歳] 県立近代美術館(現美術館)の開館に伴い近代絵画を美術館へ移管。
 1992年[31歳] 県立安土城考古博物館の開館に伴い、主な考古資料を博物館へ移管
 1996年[35歳] 県立琵琶湖博物館の開館に伴い、水族部門を博物館へ移管。
 2008年[47歳] 休館。
となり、現在に至っております[62歳]。

 果たして、このお誕生日の特別記念日に皆さんに何をご報告しようかと、いろいろと頭を悩ませましたが、やはりここは、皆さんが気に掛けてくださっている「大トンボ」について、長年当館と運命を共にしてきた当館の“アイドル”について、その後の様子を報告したいと思います。

 コチラ、本日の大トンボです。屋根から取り外して早2ケ月。その間に新たな発見もありました。先ずは銘板が見つかったこと。これは、2月16日付けのブログでもご報告しましたね。実はその後、更なる発見がありました。

 かねてより当ブログでも皆さんに何度かお尋ねしておりました。「文化館の大トンボが金色だった頃の写真をご存じないですか?」と。ずっと謎でした。当館の創建報告書に書かれている「勝虫飾:総体金箔仕上げ」について、当時の写真はモノクロでしか残っておらず、本当に金色だったのか、現在居る職員は誰も知らないのです。

 そこで今回、大トンボの塗装が剥がれているところ(地色がみえるところ)にライトを当ててみると・・・あった!ありました金色の破片!!

 見つけたのは当館で彫刻を担当している学芸員。曰く「ほとけさまを調査する時、見た目は木目しか見当たらなくても、当時の彩色が残っていないか隈なく調べる。大トンボも、(言い換えれば)塗装が剥がれていたからこそ、当初の色彩が確認できた。塗装が剥がれて残念な事ばかりではない!」とのことでした。なるほど(笑)。
 実物をしっかりと見るということは大切ですね~。作品から知りえる情報の大切さを改めて実感!文化館の大トンボが金色だったことが証明されました!

 「 (屋根から) 大トンボが居なくなって、あきつ君はどうするの?」
ブログで活躍している当館のマスコットキャラクター「あきつ君」を心配する声もいただきました。あきつ君は、大トンボの意思を引き継ぎ、文化館と皆さんをつなぐ潤滑油のような存在として(?!)これからも活動できればと思っています。

 目下のところの心配事と言えば・・・・・ ↓
屋根が塗装されたことで「文化館が『 ひこにゃ〇化』している?!」と巷でウワサされていること・・・ かな?

 あはは。言われてみれば?!ですね。
 お城仲間として、これからも元気に頑張っていければ嬉しいです。

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