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滋賀の文化財講座『花湖さんの打出のコヅチ』第3回 書は人格なり!

 7月15日、滋賀の文化財講座「花湖さんの打出のコヅチ」の開講日。
 大津市の日中の気温は34.6℃!猛暑日に迫る暑さの中、会場にお越しいただいた皆さま、誠にありがとうございました♪第3回目となる本講座、その内容も気温に負けずアツかった!!今回は「昭和100年の書画」と題し、当館の寺前公基学芸員がお話しさせていただきました。

 「書にはあまり興味がなかった」とおっしゃっていた皆さま……実は、そうではなかったでしょう!?「難しそう」「とっつきにくそう」と言われがちな書の世界。 なのに、寺前学芸員の講座では、なぜか会場から「クスッ」と笑いが起こり??今回の講座も、いたるところに「驚き」と「納得」、そして「笑い」が散りばめられていました♪
 

 まずは、琵琶湖文化館が開館した翌年の展覧会「ここ百年書蹟展」を振り返り。当時の会場の様子を伝えるモノクロ写真を紹介しつつ、(自慢ではないですが…と控えめながら)この展覧会が戦後の日本の博物館全体においても「書」を特集した画期的なものであった、と評価(やっぱり大自慢!笑)。
 当時、なぜその作品が展示されたのか? そこに隠された意図や館としての熱い意気込みを、作品の解説から丁寧に紐解いていきました。

昭和37年に開催された「ここ百年書蹟展」
(テレビ取材の様子)

 あまりにも詳しい解説に、「寺前学芸員、もしや当時その場にいたのでは…?」と思ってしまうほど!(ないナイ、それは絶対にないです。笑)

 明治から昭和にかけての作品が並んだ「ここ百年」展でしたが、その後の琵琶湖文化館の歴史(ここ64年間)の中で、新たに『中国の皇帝によって書かれた希少な書』が寄託されたというビッグニュースも明かされました!!マジですかっ!!!(気になる方は、ぜひ講座のチラシをよーくご覧くださいね★)

これは講師の名前の篆刻

 お話はさらに、昭和の書の特徴へと進みます。昭和の書が大きく発展した背景には、「調和体(漢字かな交じりの書)」や、実印などにも使われる古くて新しい書体「篆書(てんしょ)」の普及があったとのこと。講座では、東久世通禧(ひがしくぜ みちとみ)や小野成鵞(おの せいが)、大田左卿(おおた さきょう)らの名筆を詳しく解説。さらに、ハンコに刻まれる「篆刻(てんこく)」に豊かな絵画性と芸術性を見出し、世に広めた大津出身の篆刻家・園田湖城(そのだ こじょう)の功績と、その個性あふれる作品も紹介されました。

 昭和という時代、書が文人趣味の世界から現代的な「芸術」としての創作へと進化し、より個性的な表現が求められるようになった・・・。寺前学芸員は、その一端には「博物館で作品が展示され、一般の人々が過去の名筆を目にする機会が増えたこと」も大きな要因だったと語ります。=す・な・わ・ち=「それこそが、まさに琵琶湖文化館がこれまでやってきたこと!そして、その意志は新しい琵琶湖文化館へも、絶対に引き継いでいく!」と、力強い宣言も飛び出しました!

 ねぇ皆さん、新しい琵琶湖文化館で、当館が収蔵する素晴らしい書の作品を見るのがとっても楽しみになりましたよね!さらには、「令和の皆さんが書く個性的な書を展示する、ギャラリースペースとしてもぜひ活用してほしい!」という、呼びかけも。 これは今から本当に楽しみです!!

「昭和100年」という演題から、琵琶湖文化館の歴史とその存在意義、そして新しい琵琶湖文化館へのバトンまで、見事に語りまとめ上げられた今回の講座。「書は人格なり!」 —そう熱く語り、書をこよなく愛する寺前学芸員…さすがでございます!(笑)!

 では最後に皆さまへ、復習を兼ねたプチクイズです!

Q1. この篆刻(てんこく)の読み方は「益」。では「覚え方」は? (※ヒント:この漫画を知っているアナタは、ズバリ昭和世代?!笑)

Q2. 150年前に中国で「竜骨」を買い求め、甲骨文字を発見した人物の名前は?

――おやおや?講師先生のギャグのセンスについては……もう少し鍛えていただいた方がよろしかったかしら??(おぉいぇ~い!)

気を取り直して、最後の問題です。

Q3. 琵琶湖文化館の「中の池」でボートに乗り、吉井勇の歌碑にたどり着いて、真剣な表情で拓本を採り、その出来栄えに超ご満悦♡だったのは、一体どこの誰??

(ここ一番、皆さんに笑ってもらえたかも?!良かったですね♡寺前学芸員!)

〔詳しい内容を知りたい方は6月23日付けのブログをご覧ください🌟〕

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