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仏像撮影の舞台裏 in 聖衆来迎寺

  5月某日、徐々に夏へと近づく日差しを浴びて学芸員が向かった先は、大津市比叡辻の聖衆来迎寺。仏像の撮影という貴重なお仕事をしてきました!

 現場に到着したらまずは撮影する場所を考えます。像を移動させられるか、機材を全て置けるか、天井の高さは充分かなど、考慮すべき条件は色々あります。それらを踏まえて、限られた空間の中で撮影場所を吟味していくのです。ベストな場所が決まったら、機材をセッティングして早速撮影を……と、その前に大切な準備が待っています。

それは、毛筆を使って細部のほこりや汚れを丁寧に払う作業。写真うつりのためだけでなく、保存のためのお手入れという意味でも、万全の状態になっていただいてから撮影に臨みます。

 
 

 
 

 仏像の撮影で最も重要なのは、ずばり光の当て方。同じ仏像でも、光の角度によって表情や質感がガラッと変わってしまうのです。そこで私たちは、明るさを細かく調整しながら何枚もシャッターを切ります。さらに、像をぐるぐると動かして、正面、背面、斜め、顔のアップ、はたまた像底など、あらゆる角度からその姿を記録していきます。
 こうして入念に撮影した写真は、学術研究や書籍の図版として活用されていきます。鑑賞の面でも学術の面でも、仏像の魅力を最大限お伝えできる写真を目指して……数時間に渡る撮影、完了しました!

  さて、今回撮影させていただいた聖衆来迎寺さんは、毎年夏に「虫干会(むしぼしえ)」を開催して、寺宝を公開されています。以前もお伝えしましたが(4/27付ブログ)、今年はなんと私たち琵琶湖文化館の地域連携企画展とコラボレーションしちゃいます!

  聖衆来迎寺の歴史をめぐる、より充実した内容となるように準備を進めていますので、ぜひお見逃しなく!

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