カテゴリー別アーカイブ: 文化財講座

お申込みはお済みでしょうか?「打出のコヅチ」第5回

ご好評をいただいております滋賀の文化財講座「打出のコヅチ」も第5回目、いよいよ今年度の最終回を迎えます。みなさま、もうお申込みはお済みでしょうか?

今回コヅチから打ち出てきますのは、「朝鮮通信使と近江」です。「朝鮮通信使」って。。。ほら、昨年の講座第5回を受講した方ならきっと覚えていらっしゃるはず!! あの円山応震の描いた「琵琶湖図」に小さ~く描き込まれていた、湖岸を進む異国人の行列。そうです、あれは朝鮮通信使の一行なのです。

江戸時代、日本は鎖国していたと言いますが、実際はお隣の朝鮮国と琉球王国とだけは国交がありました。そのため、将軍の代替わりの時などに、朝鮮国から日本へ使節が派遣されていたのです。その朝鮮通信使が江戸までの往復に使ったのが、琵琶湖の東側を通る「朝鮮人街道」(今でもそう呼ばれていますね)。そして、通訳として2度も通信使に同行した対馬藩儒・雨森芳洲(教科書にも出てくる有名人)は、近江国の出身だということ。どうやら朝鮮通信使と近江はとっても縁が深いようですね。

というわけで、今度の講座では、滋賀県教育委員会文化財保護課の井上優氏を講師にお迎えして、近江の異文化コミュニケーション史を振り返っていきたいと思います。今回取り上げられる朝鮮通信使関係資料は、ユネスコの記憶遺産登録候補にもなっており、大変注目されているものです。これについても、詳しく、わかりやすく解説いたしますので、みなさまどうぞお聞き逃しのないように!!

講座のお申込みは、滋賀県立琵琶湖文化館(TEL 077-522-8179/FAX 077-522-9634/メールbiwakobunkakan@yacht.ocn.jp)まで、以下の内容をお伝えください。
①お名前
②お住まいの市町名
③連絡先(電話番号)
④参加回
⑤講座のことを何で知ったか

それでは、会場(コラボしが21 3階大会議室)でお目にかかれることを楽しみにしております!

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平成29年度 第4回「打出のコヅチ」が開催されました!

お盆休み(文化館にはありませんでしたが。。。)も明けた17日。滋賀の文化財講座「打出のコヅチ」第4回を開催させていただきました。相変わらずの暑さのうえに、まだまだ何かとお忙しい時にも関わらず、講座には今回も146名というたくさんの方にご参加いただくことができました。万難を排して(!?)ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました。

今回は、県教委文化財保護課の矢田直樹氏を講師に迎え、「近江の曳山祭り」というテーマでお話いただきました。昨年、近江を代表する祭りである長浜曳山祭、大津祭がそれぞれ、ユネスコの無形文化遺産、国指定重要無形民俗文化財に登録・指定され、日本だけでなく世界的にも注目が集まっているということで、皆様の関心もことのほか高いテーマだったのではないでしょうか?
会場では講座の始まる前から、湖北地域で催されているお祭りの動画がスクリーンに映し出され、そこから流れるお囃子のリズムに、これから始まる講座へのワクワク感が自然と高まります。

講師の先生からは、長浜、大津の他にも、水口、日野、大溝といった、県内を代表する祭りについて、写真をふんだんに用いながら、祭りの進められ方や曳山やお囃子の特徴について大変詳しくご説明いただきました。参加された皆さんは、会場に居ながらにして、まるで祭りに参加しているような臨場感を感じられたのではないでしょうか?また、最後の「世界遺産への登録それ自体は終点ではなく出発点である。」という言葉も、とても印象的でしたね。

参加者の皆様からは、講座後のアンケートに「知っているつもりだった祭りの内容が深く勉強できた」「本来の神事との関わりや意味を改めて認識することができた」「(祭りが)何年かおきの開催であったりということで、文化財の保存・維持は大変だ」などの感想をいただきました。近江の祭りへの興味・関心をより深めていただくことができたようで、こちらとしても嬉しい限りです。

さて、次回はいよいよ最終回となります。第5回は、9月21日(木)、県教委文化財保護課・井上優氏をお迎えして、「朝鮮通信使と近江」というテーマでお話いただきます。江戸時代に朝鮮国から日本へ派遣された朝鮮通信使に2度も同行したのは、近江出身の雨森芳洲でした。彼の外交思想とは??? 次回の講座も新たな発見がたくさんありそうですよ!お申込みは電話・Fax・E-mailで琵琶湖文化館まで。多くの方のご参加をお待ちしております!

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お申込みはお済みでしょうか?「打出のコヅチ」第4回

皆さま、来たる8月17日(木)は何の日か?そうです、文化財講座「打出のコヅチ」開催日です。忘れてはなりませんよ?ただ、開催前に皆さまに一つ謝らなければなりません。「お盆ウィークは何かと忙しくて行けないから1週ずらして~」と、昨年のアンケートでご意見をいただいていたにも係わらず、今年もやはり第3週の開催となってしまいました。会場の都合等々、オトナの事情により敢え無く17日となってしまったこと、何卒お許し下さいませ。
その代わりと言っては何ですが、他の予定をスル~してでも参加したくなる?!いや参加した方がいい!!今回の文化財講座でございます。演題は『近江の曳山祭り』です。楽しみですね~祭りだなんてテンション上がりますね~。おや?僕だけですか?・・・何故??

実は!何度かブログでも紹介している「写真整理」の作業中に、またまた見付けてしまったのですよ、お宝写真!それは昭和37年に開催された「お祭り展」のものと思われる関係資料です。アルバムタイトルはズバリ「県下の祭り①~⑤」・・・だから先輩・・・タイトルがザックリし過ぎです・・・(笑)。 年代物の写真を前に、途方に暮れていた私たちですが、そこへ現れた救世主がこの方:今回の講座の講師先生でいらっしゃいます、滋賀県教委文化財保護課(民俗担当)の矢田直樹さんです。急遽こちらがお願いしたヘルプ!の要請を、快く引き受け下さった矢田さんは、お宝写真を眺めて、「おぉ~なるほど」「すごくいいですね」を連発!当時の様子にコーフンしながら、それはもう楽しそうに僕たちに詳しく説明して下さいました。だから僕のテンションも上がっているわけです↑↑。

17日の講座では、ユネスコの無形文化遺産の一つに登録された長浜曳山祭りや、大津・日野・水口・米原・大溝などの曳山祭りについて、詳しくお話しいただけるそうです。そもそもどのようなお祭りなのか、全国の山・鉾・屋台行事や県内の曳山祭りの特徴、そして「山」がなぜ動くのか等、興味深いお話しが盛りだくさんです。その中で文化館のお宝写真も特別に友情出演?!・・・皆さんの「知りたい」欲求の一助になれば幸いです。

会場は、コラボしが21(大津市打出浜2-1)3階大会議室での開催です。
お申込みは、滋賀県立琵琶湖文化館(TEL 077-522-8179/FAX 077-522-9634/メールbiwakobunkakan@yacht.ocn.jp)まで!お申込み、お待ち致しております~!!

筆:あきつ

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平成29年度 第3回「打出のコヅチ」が開催されました!

梅雨が明け、青空となった7月の第3木曜日。そうです、この日は滋賀の文化財講座「打出のコヅチ」第3回が開催された日です。当日の日中の最高気温は33.4℃。カ~ッと照り付ける日差しはもう真夏。ちょっと外を歩くだけで汗ダクになり、水分補給の欠かせない一日でした。そんな暑い日にもかかわらず、講座には、147名というまたまた大変多くの方にお越しいただくことができました~!! ご来場下さったみなさま、どうもありがとうございました。

第3回は、当館学芸員の渡邊勇祐が登場し、「日吉山王祭礼図を読み解く-琵琶湖文化館蔵「日吉祭礼図」の図解を中心に-」というテーマで、お話させていただきました。「山王祭」というと、毎年3月から4月の中頃にかけて大津市坂本の日吉大社で行われる盛大なお祭りで、花渡り式、宵宮落としに続いて、琵琶湖上を神輿七基が走る船渡御が見どころ、というのが多くの方の理解ではないでしょうか?

この祭りの様子は、江戸時代に描かれた「日吉祭礼図」(当館所蔵)に、詳しく記録されています。ところが今回、この絵巻を講師の解説とともに詳しく読み解いていくと。。。かつてお祭りは日吉神社と延暦寺が一体となって行っていた(!!)とか、神事に僧侶も加わっていた(!!)とか、はたまた(他の屏風絵なども参考にすると)粟津の御供の神事はかつては陸上で行われていた可能性がある(!!)とか。。。今、私たちが見ることのできる姿とはかなり違っていたことが明らかになるという、いやはや、まさに「猿も木から落ちる」、あっいや違った!「目から鱗が落ちる」ような講座でありました。

さて今回は、大津の祭りということで、地元の方の関心も高く、実際に山王祭に携わっていらっしゃる方などもご参加いただいたようです。講座終了後の質疑応答の際には、「粟津の御供を陸上で行っていたという話は地元でも伝わっている」など興味深いお話もうかがいました。一つの作品を通して過去と現在が繋がり、さらに祭りを未来へ続けていくために何らかの形でお役にたてるなら、これは大変嬉しいことです。「日吉祭礼図」自体も、まだまだこれから研究の余地がある作品だということです。これからも地元の文化財として大切に守り、活用していきたいものですね。

次回の「打出のコヅチ」は8月17日(木)、県教委文化財保護課・矢田直樹氏を講師にお迎えして、「近江の曳山祭り」というテーマでお話いただきます。今、世界中から注目の的となっている曳山祭り。滋賀でも、長浜、水口、日野など各地で行われており、秋10月には、大津でも大津祭があります。こういった曳山祭りをもっともっと楽しむためにも、たくさんの方に講座をご聴講いただけたらと思います。お申込みは電話・Fax・E-mailで琵琶湖文化館まで。多くの方のご参加をお待ちしております!

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お申込みはお済みでしょうか?「打出のコヅチ」第3回

京都の方からコンチキチンと祇園祭の話題が聞こえてくると、梅雨明けももうじきであることを感じます。豪華絢爛な祇園祭の様子はまた、古くから屏風絵などの画題としても好まれ、数多く描かれてきたので、皆さまもそういった絵画を幾度となく目にされたことがあるでしょう。
祭りを描いた祭礼図と言えば、京都の祇園祭とならんで、こちら大津の春を賑わす日吉大社の山王祭の様子を描いたものもたくさんあります。文化館では、そのうちの一つ「日吉山王祭礼図」という江戸時代の絵巻物を所蔵しています。
来たる7月20日(木)の文化財講座「打出のコヅチ」第3回では、「日吉山王祭礼図を読み解く」と題して、この絵巻物に注目します。長い歴史のなかで少しずつ様変わりしてきたという山王祭。その本来の姿はどのようなものだったのでしょうか?当館学芸員・渡邊勇祐が、絵巻の見方、そして読み方を詳しく解説いたします。
山王祭に行かれた方も、またこれから見に行きたいとお思いの方にも、祭りについてよく知るためには必聴の講座です。ぜひぜひご参加ください!

講座のお申込みは、滋賀県立琵琶湖文化館(TEL 077-522-8179/FAX 077-522-9634/メールbiwakobunkakan@yacht.ocn.jp)まで、以下の内容をお伝えください。
①お名前
②お住まいの市町名
③連絡先(電話番号)
④参加回(他の回と合わせてのお申込みも出来ます)
⑤講座のことを何で知ったか

それでは、みなさまと会場でお目にかかれることを、楽しみにしておりま~す!

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平成29年度 第2回「打出のコヅチ」が開催されました!

梅雨入り宣言はとっくの昔にされたはずですが、このところとってもよいお天気が続いていて。。。会場の近くで満開となった紫陽花の花だけが、6月であることを思い出させてくれます。
会場というのは、「コラボしが21」のこと。昨日15日、滋賀の文化財講座「打出のコヅチ」第2回が、ここで行われました。少し汗ばむくらいの暑さの中、なんと173名もの方がお集まりくださったのです(新記録)!! 今回の講座のテーマは「究極の城 彦根城」。なんといってもこのタイトルですからね~。大勢の方のご参加は予想しておりましたものの。。。とうとうこれまでの講座の中で「究極の」参加者数となり、驚きと感動の一日となりました。

さて、彦根城は国宝・特別史跡にも指定されているということで、現地を訪れて、あの3層屋根の天守を見上げたことのある方も、たくさんいらっしゃることでしょう。ところが、今回の講師にお迎えした松下浩氏(滋賀県教育委員会文化財保護課)は、地上から見上げるのではなく、地図を用いるなどして、鳥のように(?)ひたすら空の上から、彦根城全体とその城下町を見下ろしてお話し下さいました。
確かに上からお城の全体を眺めてみると、そこに堀や石垣がどのように配置されていたのか、城の「縄張り」がよ~くわかりますよね。その上で、この彦根城と城下町がどのように造られ、拡張していったのかということを、関ケ原の合戦以後の徳川家と豊臣家の関係などの歴史的背景をも絡めながらご説明いただいたきました。この新たな視点からの解説で、彦根城という、軍事的要素と政治的要素が最高度に組み合わさった「究極の城」の魅力を、みなさまにじっくりと味わっていただくことができたのではないでしょうか?

講座後のアンケートにも、「丸ごと彦根城を知った気分」「今までただ眺めていたお城の全体に興味が深まった」「ゆっくり歩いて今回得たことを確かめてみたい」など、彦根城を中心とした今回の講座内容に関する感想をたくさんいただきました。さらにまた、「地域の文化財について理解することによって生活に満足感が増す」「(文化財の)保護や実態について考えることがなかったので、解説付きの講座を受講できるのはうれしい」など、「打出のコヅチ」全体についての嬉しいご感想もいただきました。どうもありがとうございました。みなさまのご意見・ご感想をもとに、打出のコヅチも「究極」を目指して行きたいなあ。。。と思っております。

次回は7月20日(木)、いよいよ当館の学芸員・渡邊勇祐が登場いたします。テーマは「日吉山王祭礼図を読み解く」。地域に残る文化財をじっくりと堪能できますよ。お申込みは電話・Fax・E-mailで琵琶湖文化館まで。次回もまた、多くの方のご参加をお待ちしております!

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お申込みはお済みでしょうか?「打出のコヅチ」第2回

天守が現存するということで有名な国宝・彦根城。今年は築城410年を迎え、さまざまなイベントが行われていますね。去る4日には、航空自衛隊ブルーインパルスによる展示飛行が催され、近世の城郭と現代の自衛隊との時空を越えた、地空にわたる見事なコラボレーションに、なんと5万人!!を越える観客が魅了されたということです。
ところで、空から見下ろすと、彦根城の堀や門が戦に備えてどのように配置されているのか、その「縄張り」がとてもよくわかるはずですよね。現代の防衛を司るパイロットさんの目には、いったいどのように映ったのでしょうか?ちょっと気になります。。。

さて、来たる6月15日(木)に開催いたします文化財講座「打出のコヅチ」第2回は、そんな彦根城の縄張りなどから見た、城と城下町の構造とそれらが築かれた歴史的背景についてのお話です。講師には、長年滋賀県を中心に城郭の研究に携わってこられた松下浩さん(滋賀県教育委員会文化財保護課)をお迎えいたします。
今回は大変人気の講座となっており、残席が少なくなってきております。参加を予定されていらっしゃる方は、どうぞお早目にご予約下さい。

講座のお申込みは、滋賀県立琵琶湖文化館(TEL 077-522-8179/FAX 077-522-9634/メールbiwakobunkakan@yacht.ocn.jp)まで、以下の内容をお伝えください。

①お名前
②お住まいの市町名
③連絡先(電話番号)
④参加回(他の回と合わせての申込みも可)
⑤講座のことを何で知ったか

それではみなさま、
会場でお待ちしておりま~す!

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平成29年度 第1回「打出のコヅチ」が開催されました!

「五月晴れ」というのは本来、梅雨の間の晴れ間のことを言うそうですが、今では、新暦5月の晴天のことを指すようになっていますよね。昨日のお天気は、まさに今風の方の「五月晴れ」。雲一つない青空が、まるで文化財講座「打出のコヅチ」第1回目の開催を祝ってくれているような感じもしました!! 講座の参加者は113名。中には「お天気がとても良いので出かける気分になりました」と言って来て下さった方もいて。。。本当にお天道さまと、ご参加いただいたみなさまに、感謝!! の一日でした。

さて、今年度第1回目の「打出のコヅチ」は、滋賀県教育委員会文化財保護課の古川史隆氏を講師に迎え、「金剛輪寺・十二神将像の魅力に迫る-平成28年度滋賀県新指定文化財より-」と題して、お話いただきました。
滋賀でも有数の古刹、金剛輪寺・護摩堂に安置されている十二神将像は、鎌倉時代中期の慶派仏師に連なる者の作と考えられ、その身体表現や表情などが優れており、数ある滋賀の十二神将像のなかでも、優品として高く評価されています。
講座では、京都・奈良など各地に残る作品との詳細な比較により、その特徴を捉え、また制作時期を押さえていくという、美術史の王道を行く研究方法も、写真をふんだんに用いた説明で、初心者の方にとってもわかりやすく、よくご理解いただけたのではないでしょうか?

実はこのお像たち、昭和52年に金剛輪寺で火災が発生した時の混乱で、手足の部材が脱落するなどの損傷に見舞われたそうです。その後、30年以上の時を経てようやく、当時のご住職が書付に残した「後の時代の修理を願う」という思いが叶い、平成25年から3年をかけての保存修理を経てほぼ元の姿に蘇り、今年3月に滋賀県指定文化財として指定されるに至ったそうです。こういったお話を伺うと、文化財を守り伝えていくことの大切さと難しさについて、改めて考えさせられます。。。

講座後のアンケートの中には、「今まで何とも思わず見ていたものに興味を持つようになった」「専門家により説明をうけて滋賀県の魅力が得られた」などの嬉しい感想が!ご参加いただいた皆様にも大変満足していただけたようです。

次回は6月15日(木)、県教委文化財保護課・松下浩氏をお迎えして、「究極の城 彦根城」というテーマでお話いただきます。今年は彦根城築城から410年ということで、盛り上がっていますね。講座でも、ホットな話題をお聞かせいただけるのではないでしょうか?お申込みは電話・Fax・E-mailで琵琶湖文化館まで。多くの方のご参加をお待ちしております!

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お申込みはお済みでしょうか?「打出のコヅチ」第1回

いよいよ来週に迫りました!来たる5月18日(木)13時30分より、コラボしが21(大津市打出浜2-1) 3階大会議室にて、平成29年度滋賀の文化財講座「打出のコヅチ」第1回を開催いたします。皆さま、お申込みはもうお済みでしょうか?

今年度の「打出のコヅチ」第1回目は、「金剛輪寺・十二神将像の魅力に迫る―平成28年度滋賀県新指定文化財より」というテーマで、滋賀県教育委員会文化財保護課の古川史隆氏を講師にお迎えしてお話いただきます。

十二神将とは、薬師如来様のまわりを固め、しっかりとお守りしているあのマッチョな(!!)武装神集団のこと。奈良・新薬師寺の国宝・十二神将像が有名ですが、滋賀の寺院にも数々のすばらしい作品があります。中でも、湖東・金剛輪寺の十二神将像は、県内に伝来する十二神将像のなかでも指折りの優品に数えられるとか。ちょうど昨年の今頃、地元の愛荘町歴史文化博物館で行われた特別展「十二神将と四天王-武将形の守護神-」で、修理を終えたばかりのお像がお披露目されたので、ご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか?

今回の講座では、平成29年3月にこの金剛輪寺・十二神将像が滋賀県指定文化財となったのを機に、講師の先生より改めてその魅力について語っていただくこととなりました。指定に至るまで文化財担当者として携わってこられた方ならではの、秘話を聞かせていただけるかもしれませんね。

講座のお申込みは、滋賀県立琵琶湖文化館まで、
TEL:077-522-8179/FAX:077-522-9634
または、メール:biwakobunkakan@yacht.ocn.jpで、
①お名前
②お住まいの市町名
③連絡先(電話番号)
④参加回(他の回と合わせてのお申込みも出来ます)
⑤講座のことを何で知ったか
を、お知らせ下さい。

今年度も、多くの方のご来場をお待ちしております!

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H29年度 滋賀の文化財講座「打出のコヅチ」受付開始!

まだかまだかと、心待ちにしていた方もいらっしゃることと思います。今年もやります!平成29年度滋賀の文化財講座「打出のコヅチ」のご案内です。
滋賀の文化財についてのホットな話題を提供しておりますこの講座には、おかげさまで毎年たくさんの方にご参加いただいております。そのご期待に応えまして、今年もさらにパワーアップした内容でお届けしたいと思っております。専門の講師の先生方からは、滋賀の文化財の魅力について、わかりやすく丁寧な解説を、じっくりと聞かせていただけますので、はじめての方も、そうでない方も、どうぞ奮ってご参加下さいませ!

【内容・日程】
第1回 5月18日(木) 金剛輪寺・十二神将像の魅力に迫る
講師:古川 史隆(県教委文化財保護課)
第2回 6月15日(木) 究極の城 彦根城 
講師:松下 浩(県教委文化財保護課)
第3回 7月20日(木) 日吉山王祭礼図を読み解く 
講師:渡邊 勇祐(琵琶湖文化館)
第4回 8月17日(木) 近江の曳山祭り
講師:矢田 直樹(県教委文化財保護課)
第5回 9月21日(木) 朝鮮通信使と近江 
講師:井上 優(県教委文化財保護課)

【会場】コラボしが21(大津市打出浜2-1)3階 大会議室
JR膳所駅より徒歩約15分 
京阪石坂線石破駅より徒歩約5分
【時間】13:30~15:00(受付13:15から)
【募集人数】各回200名
【聴講料】無料(事前予約制・当日参加も可)
【主催】滋賀県教育委員会・滋賀県立琵琶湖文化館

【申込み方法】電話・FAX・メールで、
氏名(ふりがな)・住所(市町まで)・連絡先(電話番号)・参加回
・この講座を何で知ったか、をお知らせください。
【申込み先】滋賀県立琵琶湖文化館 〒520-0806 滋賀県大津市打出浜地先
TEL:077-522-8179
FAX:077-522-9634
メール:biwakobunkakan@yacht.ocn.ne.jp

さあ、皆さん、忘れないうちにお申込みを!そして、スケジュール帳にも予定を書き込んで下さいね~!では、会場でお会いできることを楽しみにしておりま~す。

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平成28年度 第5回「打出のコヅチ」が開催されました!

img_595515日(木)、滋賀の文化財講座「打出のコヅチ」第5回が開催されました。今回も131名という大勢の方にご参加いただき、盛況のうちに終えることができました!

最終回には、県教委文化財保護課の井上優氏をお迎えして、「琵琶湖文化館蔵『琵琶湖図』の構図を読み解く-朝鮮通信使とシーボルト-」というテーマでお話しいただきました。滋賀県に住む者には、よ~く見慣れた琵琶湖の風景。そして、数えきれないほどあるのも琵琶湖を描いた風景画。円山応震筆『琵琶湖図』も、その片隅に繊細な筆使いで朝鮮通信使の一行が描かれている以外、一見しただけでは何の変哲もない風景画です。けれども、よ~く見ると、何かおかしい?これは何??・・・そんな違和感、そして既視感を突き詰めて、これはいったいどこから見た風景なのか?何(どこ)を描いてるのか?という。。。まるで推理小説のような「謎解き」の顛末を、シーボルトのように情熱家でいらっしゃる井上先生から、独特の語り口でお話しいただいたのが、とても印象的な今回の講座でした。
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あのシーボルトも心惹かれ、世界的ベストセラー『NIPPON』の挿図に、構図を採用したフシのある『琵琶湖図』ですから、おそらく参加者の方々の想像力もまた、ひときわ搔き立てられたのでしょう。講演終了後には、質問とともに新たな解釈なども次々と飛び出し。。。盛況のうちに時間切れ。泣く泣くの(?)終了となりました。。。この絵については、まだまだ研究の余地が残されていて、今後の進展が楽しみなテーマであるということですね! いつの日か続編を聞かせていただけるのでしょうか??期待感のおおいに高まる講座でした。

そして、近日公開です!会場でも紹介がありましたが、文化館所蔵の『琵琶湖図』は、栗東歴史民俗博物館の企画展「琵琶湖誕生―日本・世界が見聞した琵琶湖」への出品が決まりました(公開期間:10月8日~11月3日)。この絵は、非常に細かく、精緻に描かれたものですので、みなさま、ぜひ一度、写真でなく実物を、ご自身の目でご確認ください。きっとまた、新たな発見があるはずです。本当に、噛めば噛むほど美味しい~のが、『琵琶湖図』なのですよ!

さて、名残惜しくも今年度の文化財講座(全5回)は、これですべて終了です。延べ564名という、過去最多の参加者の中には、地元滋賀の方ばかりでなく、遠方からお越しの方も少なからずいらっしゃったようで。。。滋賀の文化財への関心は、ますます高まってきているようですね。みなさま、本当にありがとうございました!!

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お申し込みはお済みでしょうか?「打出のコヅチ」第5回

288-2今年度の文化財講座「打出のコヅチ」もすでに4回を終え、いよいよ次回の第5回で最終回となります。今年度は、これまで以上に多くの方々にご参加をいただき、スタッフ一同、とても喜んでおります。そして、「資料は○○部で足りるかな?」「ゆったりと座っていただけるかな?」「やっぱり会場が狭かったか!な??」など、嬉しい悲鳴を上げておりますよ(笑)。みなさま、本当にありがとうございます!!

さて、前回の講座のアンケートで、「以前とは参加者が変わってきているので、文化館収蔵品の解説を再度企画してはどうですか?」という、と~っても嬉しいご意見をいただきました!確かに、今年はじめてのご参加という方も多く、参加される方のお顔ぶれも少し変わってきたのかなぁと感じておりました。そうですよね。新しい方にもよく知っていただくために。。。よろしいですよね?もっと取り上げても。文化館の収蔵品たち。。。やった~!!

というわけで、ちょっと気を良くして(笑)、文化館モンGOです!9月15日(木)滋賀の文化財講座「打出のコヅチ」第5回のテーマは、「琵琶湖文化館蔵『琵琶湖図』の構図を読み解く-朝鮮通信使とシーボルト-」。講師には、井上優氏(滋賀県教育委員会文化財補保護課)をお迎えいたします!

文化館が所蔵する円山応震筆の「琵琶湖図」7月30日付の毎日新聞でも取り上げられたように、実は今、密かに注目を浴びているのですョ。謎多きこの絵について、新たに打ち出された解釈とはいったい。。。続きは第5回講座で。

講座のお申込みは、滋賀県立琵琶湖文化館(TEL 077-522-8179/FAX 077-522-9634/メールbiwakobunkakan@yacht.ocn.jp)まで、
①お名前、②お住まいの市町名、③連絡先(電話番号)、④参加回、⑤講座のことを何で知ったかを、お知らせ下さい。

多くの方のご来場をお待ちしております!

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平成28年度 第4回「打出のコヅチ」が開催されました!

P1050560-2相変わらず猛暑が続いています。17日の大津の最高気温は34℃。もう脳ミソもトロけてしまいそ~です~!
そんな真夏日に。。。開催してしまいました(スミマセン)。。。今年度第4回目の「打出のコヅチ」ですが、予想を越える86名という大勢の方に、(おそらく熱中症対策万全で)お越しいただくことができました(ホッ)。みなさま、本当にありがとうございました。

今回は、「近江の奇祭-中山の芋競べ祭り-」というテーマで、県教委文化財保護課・矢田直樹氏にお話いただきました。日野町中山では、毎年9月1日に「中山の芋競べ」という祭りが行われます。これは集落内の2つの地区が、地区の境にある野神山の祭場で、栽培している里芋(トウノイモ)の長さを競い、299その年の作況を占うもので、国の重要無形民俗文化財にも指定されているそうです。

この祭りについて、野神山の野神とは何か?芋競べ祭りはどのように行われるのか?この祭りの何がすごいところなのか?そして、なぜ芋なのか?といった点を、映像を使いながら解説していただきました。まだ祭りを見たことのない方にも、その様子が目の前に浮かんでくるほど詳しい説明だったのではないでしょうか?

講座後のアンケートでは、「長く行事が受け継がれているのを感心した。祭を再認識した。」「米作文化以前の畑作文化(イモ)に興味をおぼえました。」「一度祭りを見てみたい。」「地域に根差した伝統芸能を発見できて嬉しかった。」など、たくさんのご感想を寄せていただきました。みなさま興味深く聞いていただけたようですね。

さあ、講座で予習をしたなら、今度は実践です!日野町へ芋を競べに行くもよし!地元や近隣の祭りに行き、芋と比べてみるのもよし!稲作文化という表層を一枚ペロッとめくると、畑作(イモ)文化という基層が現れてきたように、新しい発見があるかも知れませんね。ちなみに、里芋は一度蒸すと皮がペロッと剥けますよ!(どーでもいいことですが。。)

次回はいよいよ最終回。9月15日(木)県教委文化財保護課・井上優氏をお迎えして、「琵琶湖文化館蔵『琵琶湖図』の構図を読み解く-朝鮮通信使とシーボルト-」というテーマでお話いただきます。お申込みは電話・Fax・E-mailで琵琶湖文化館まで。多くの方のご参加をお待ちしております!

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お申し込みはお済みでしょうか?「打出のコヅチ」第4回

288-3立秋を過ぎて、暦のうえではもう秋です。秋といえば、「スポーツの秋」(リオ五輪も始まりましたね~!)、「芸術の秋」、などいろいろありますが、ここはやっぱり「食欲の??」、いえいえ「収穫の秋」でしょう!

というわけで、8月17日(水)滋賀の文化財講座「打出のコヅチ」第4回のテーマは「近江の奇祭-中山の芋競べ祭り-」。講師には、矢田直樹氏(滋賀県教育委員会文化財保護課)をお迎えいたします。

毎年9月1日、日野町中山ではちょっと変わったお祭りが行われます。滋賀県には奇祭といわれるお祭りがいくつもありますが、この「芋競べ祭り」もその一つ。その名の通り、芋の長さを競い、作況を占うのだそうです。。。なんだか不思議なお祭りのようですね。気になります。。。「一度見てみたい!」と思われた方は、ぜひ、事前に講座で「芋を掘り下げて」から行きましょう。祭りの面白さが倍増すること、間違いなしです!

講座のお申込みは、滋賀県立琵琶湖文化館(TEL 077-522-8179/FAX 077-522-9634/メールbiwakobunkakan@yacht.ocn.jp)まで、①お名前、②お住まいの市町名、
③連絡先(電話番号)、④参加回、⑤講座のことを何で知ったかを、お知らせ下さい。
第5回のお申込みも同時に受け付けております。

秋とはいえ、お盆明けの17日はまだまだ残暑の厳しいころ。涼し~い会場(大津市打出浜2-1 コラボしが21 3階大会議室 13時30分から)で、みなさまのご来場をお待ちしております。

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打出のコヅチ第3回【裏コヅチ】

前回の講座に参加していただいた方で、「あれ?」と思われた方いらっしゃいます?「講座のチラシにも載っていた『山法師強訴図』の説明・・・聞いたっけ?」と・・・その記憶、あなたは正しい・・・そうです!講座資料にも出てません!お話しもしていません!すみません!!
ということで!打出のコヅチ【裏コヅチ】の出番となりました。。。

「近江の神仏習合-琵琶湖文化館の収蔵品を中心に-」をテーマにお話しさせていただきましたが、この内容を語る上でとてもイメージし易いのが、この「山法師強訴図」です。
20160721-1山法師とは武装した比叡山の僧侶のことであり、強訴とは時の朝廷に対して、徒党を組んで無理やり訴えを通すこと。よく見ると頭を丸めたお坊さんが神輿(みこし)を担いで攻め入るところが描かれています。これ、現代の感覚で言うと少し違和感・・・神輿は神社のお祭りで見る・・・それをお寺のお坊さん集団が担ぐ・・・やっぱり違和感。そう、このアタリが神仏習合なのですよ。
今でこそ神社とお寺は異なるもの、神様か仏様かという認識で区別してしまいますが、江戸時代まではその区別は曖昧なものでした。奈良時代の頃から、神社に神宮寺が建てられたり、寺院に神が祀られたりします。平安時代の頃には、更に発展して本地垂迹説(仏は神の姿でこの世に示現する、即ち仏と神は同体)が成立し、神社のご神体に仏像が据えられたり、寺が神社を管理するなどして習合するわけです。
この屏風は、強訴が起こった時代に実際に見て描かれたものではなく、鑑賞用として描かれた近世の作品ですが、強訴に関する文献資料は数多く残るものの、それを具体的に描いた大型の絵画遺品として、とても貴重な作品となっています。

と、このような事も、講座でお話させていただきたかったのですが、多種多様な神道曼荼羅(垂迹曼荼羅)の話でいっぱいになったと、担当の学芸員は申しておりました。。。何卒【裏コヅチ】で、ご納得いただければと思います。。。

ちなみにこの「山法師強訴図」、文化館が開館していた頃には「ご招待券」などの表紙によく使わせていただきました。「やぁやぁ 神勅である 文化館に 行くべし 行くべし」というような意図があったかなかったか(笑)。ともあれ、文化館を代表する逸品でございます。20160721-2

   筆:あきつ

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平成28年度 第3回「打出のコヅチ」が開催されました!

P1050496-2梅雨も終わりに近づいたのか、近頃はお天気が不安定ですね。昨日の大津も、午前中はよく晴れていたのに、午後から急に激しい雨が降った。。。そうです。
というのは、その間は文化財講座「打出のコヅチ」開催中で、ご参加いただいた131名の方と共に、会場でカーテンを閉め切っていたため、まったく気づかなかったのでした。講座が終わって外へ出ると、「あら?降ってたの?」という感じで。。。ご参加下さったみなさま、大雨に遭わずに済んでよかったですね!
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講座の方は第3回目となり、またまた記録更新の大盛況!今回は当館学芸員の渡邊勇祐が、「近江の神仏習合-琵琶湖文化館収蔵品を中心に-」というテーマでお話させていただきました。神仏習合というのは難しいテーマですが、それが具体的な作品に基づいて説明されたのは、日ごろ文化館で実際の作品の整理・調査を担当している学芸員ならではの切り口だったかと思います。

ただ、やっぱり「少し難しかった」という感想も、何人かの方からいただきましたので、ここで簡単に復習をしておきましょう!さて、問題です。

問 次の文章の空欄に適する語句を入れなさい。

日本では奈良時代以降、「神身離脱」や「護法善神」といった( 1 )思想が展開しました。さらに平安時代になると、仏が衆生を救うためこの世に神の姿で現れるという( 2 )説が登場します。平安時代末期になると、( 2 )説に基づいて、仏の垂迹としての神を描く垂迹( 3 )が現れますが、「日吉山王曼荼羅図」(正源寺様ご所蔵)はその一つです。
また、江戸時代には、湖国を代表する祭である日吉山王祭を描いた「日吉祭礼図絵巻」(琵琶湖文化館蔵)などが制作されます。山王祭では、現在も比叡山延暦寺の天台座主が社参し、神前読経が行われます。このような( 1 )の儀礼が今も息づいていることが、( 4 )県の文化の特徴であり、魅力でもあります。

いかがでしたか?
答えは、(1)神仏習合 (2)本地垂迹 (3)曼荼羅 (4)滋賀 でした!!
ご解答いただけましたでしょうか??

さて、次回は、8月17日(水)「近江の奇祭―中山の芋競べ祭り-」。講師には矢田直樹氏(滋賀県教育委員会文化財保護課)をお迎えします。お申込みは滋賀県立琵琶湖文化館まで(Tel・Fax・Eメール)。多くの方のご参加をお待ちしております!

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お申し込みはお済みでしょうか?「打出のコヅチ」第3回

平成28年度滋賀の文化財講座「打出のコヅチ」(全5回)もいよいよ中盤を迎えます。7月14日(木)に行います第3回のテーマは、「近江の神仏習合-琵琶湖文化館収蔵品を中心に-」。講師には当館の学芸員・渡邊勇祐さんの登場です!

みなさま、もうお申込みいただけましたでしょうか?

日本の仏教の源である比叡山は、神仏習合の「聖地」だとも言われます。平安時代のはじめに比叡山のふもとで在来の神と結びついた仏教は、その広がりとともに数多くの神仏習合美術をも生み出してきました。そういえば、今年度の「打出のコヅチ」第1回で取り上げられた、栗東市五百井神社の神像や長浜市の懸仏も、神仏習合の考え方によって作られたものでしたね。

今回の講座では、琵琶湖文化館の収蔵品の中から、神仏習合の考え方が表された作品を取り上げて、仏教の日本的な在り方についての奥深いお話を聞かせていただけるようですよ。

H28_打出のコヅチ_チラシ講座のお申込みは、滋賀県立琵琶湖文化館
(TEL 077-522-8179/FAX 077-522-9634/
メールbiwakobunkakan@yacht.ocn.jp)まで、
①お名前、②お住まいの市町名、③連絡先(電話番号)、
④参加回、⑤講座のことを何で知ったかを、お知らせ下さい。第4回、第5回のお申込みも同時に受け付けております。

ところで、チラシにチラリと掲載している「山法師強訴図」とはどのようなものでしょうか?少し予習をしておこう!という方はぜひこちらをご覧くださいませ。

では、多くの方のご参加をお待ちしております!

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平成28年度「打出のコヅチ」第2回が開催されました!

201606172016年6月16日(木)、海の向こうではイチロー選手が、日米通算4257安打という記録を作り出しましたが、こちら滋賀の文化財講座「打出のコヅチ」では、参加者が126名という過去最多記録を更新致しました!
梅雨に入り、朝からの雨で足元が悪いにもかかわらず、このように多くの方々にご参加いただき、本当に嬉しく思っております。皆様どうもありがとうございました。

「打出のコヅチ」第2回は、松下浩氏(滋賀県教育委員会文化財保護課)を講師にお迎えして、「信長文書の世界」というテーマでお話いただきました。

織田信長というと、古いしきたりや秩序にはとらわれず、新しい時代を切り開いた革命児といったイメージが定着していますね。ところが、信長が発給した文書(手紙など)を丁寧に見ていくと、書札礼(しょさつれい)という当時の文書の書き方のルールに厳格に従い、敬うべき相手かそうでないかによって、使う紙や書き止めの文言、日付の書き方、宛名の位置などを微妙に変えていた・・・つまり、既成の習慣・概念をことごとく打ち破るのではなく、相手方と認識を共有できる、従来からの枠組みの中で、意思の疎通を図ろうとしていたことがわかる、というのです。
さらに、そのことを踏まえると、文書に記された「麟」の花押(信長のサイン)と、有名な「天下布武」の印章について、「天下布武」というのは日本全国を統一するという意味ではなく、室町幕府の再興を目指しただけで、「麟」の花押も信長ではなく、足利義昭を指すのだと考えられる、という新たな説も紹介されました。

崩し字で書かれた古文書は、初心者にはとっつきにくいものではありますが、スクリーンに大きく映し出された文書を前に、細部にわたる丁寧な解説をしていただくと、まるでそこに信長が居て、「小早川様には斐紙(ひし:上質な紙)っぽいのでなければ」「兼松は朱印にして・・・」などと言いながら、右筆(代筆する人)に書かせている様子が思い浮かんだりして。。。そして、信長がこれほどまでにしきたりを重んじる人物であったことは、実に意外で、また驚かされることでもありました。

その後、参加された方々からは、「朱印と黒印は使い分けられていたのか?」「信長はいつから天下統一を目指したのか?」「(実際に文書を書いた)右筆は何人いたのか?」など、ご質問が相次いだのですが、質疑応答を続けるうちにとうとう時間切れ。すべてのご質問をお伺いしきれなかったのがとても残念で、申し訳なく思っております。
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さて、次回の「打出のコヅチ」は、7月14日(木)、「近江の神仏習合-琵琶湖文化館収蔵品を中心に-」というテーマで、当館学芸員・渡邊勇祐が講師を務めさせていただきます。ただ今、参加申込受付中!まだお済みでない方は、どうぞお早目にお申込み下さい!

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お申込みはお済みでしょうか?「打出のコヅチ」第2回

46滋賀県にゆかりのある歴史上の人物のうち、織田信長は最も有名で人気のある人物の一人と言ってよいでしょう。
16日(木)に行います平成28年度滋賀の文化財講座「打出のコヅチ」第2回目は、講師に松下浩さん(滋賀県教育委員会文化財保護課)をお迎えしての「信長文書の世界」と題するお話です。松下さんは、長年、安土城の調査研究に携わってこられた、信長研究の第一人者でいらっしゃいます。

信長と言えば、古いものを破壊しつくし、次々に新しい政策を推し進めた「革命児」というイメージをお持ちではないでしょうか?でも、そのイメージは確かな根拠に基づいたものなのか?今回の講座では、信長自らが書いた手紙を題材に、その書き方や紙の選び方などを通して、信長の真の姿に迫る!ということです。
奇しくも6月は信長の祥月(命日のある月)。残された史料の語ることに耳を傾け、生前の姿を偲ぶにはよい時季ではないでしょうか。

講座のお申込みは、
滋賀県立琵琶湖文化館(TEL 077-522-8179/FAX 077-522-9634/
メールbiwakobunkakan@yacht.ocn.jp)まで。
①お名前、②お住まいの市町名、③連絡先(電話番号)、④参加回、
⑤講座のことを何で知ったかを、お知らせ下さい。

P1050369-1さて余談ですが、「明智左馬之助の湖水渡り」ってご存知ですか?本能寺の変で信長を討った明智光秀の娘婿、明智左馬之助(秀満)は、山崎合戦で光秀が敗走したことを知り、急ぎ安土から京へ向かいました。ところが途中、大津で追い詰められ、そのまま馬に乗り琵琶湖を渡って、坂本城まで逃れたそう。で、その大津というのが、実は文化館のすぐ前の浜なのです。
講座会場のコラボしが21からは徒歩1分。今はそこに石碑が建っていますので、帰りに少し足を延ばしてみて、戦国の時代に思いを馳せてみるのもおすすめです。

では皆さま、16日(木)13:30から、コラボしが21 3階大会議室 でお待ちしております!

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平成28年度「打出のコヅチ」スタート!

P1050343-15月にしては気温の高い日が続いています。19日の大津の最高気温は27度。少し動くだけでもう汗が湧いてきます。そのような中でのスタートとなった平成28年度滋賀の文化財講座「打出のコヅチ」ですが、今回は90名という多くの方にお越しいただきました。暑い中、足をお運び下さった皆様、本当にありがとうございました。

第1回目の本講座では、「来迎図・神像・懸仏-平成27年度滋賀県新指定文化財より-」という演題で、県教育委員会文化財保護課担当職員の古川史隆氏を講師に迎え、昨年度新たに県指定の文化財となった美術工芸品の中から、「絹本著色阿弥陀三尊来迎図」(大津市・光明寺)、「木造男神坐像」(栗東市・五百井神社)、「金銅十一面観音不動毘沙門懸仏」(長浜市)の3件について、詳しい解説をしていただきました。

まずは、光明寺の阿弥陀三尊来迎図について。阿弥陀来迎図とは浄土信仰の広がりと共に描かれるようになったもので、比叡山周辺の寺院には数多く残されており、光明寺の鎌倉時代のものも一見したところそれほど変わったようには見えません。ところがよく見ると、右下の往生者が観音菩薩の捧げ持つ蓮台に乗っており、まさに来迎の劇的な場面が描かれた、他に例のない大変珍しいものであるということです。
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次に、紹介された五百井神社の男神坐像は、なんと驚くなかれ!平成25年9月に滋賀県に大きな被害をもたらした台風18号の際、神社の裏山が崩れ、土砂に埋められた中から救出されたものなのだそうです!それまで長い間人目に触れずにいた神像ですが、被災によってお姿が少し変わってしまったものの、霊木かと思われる「節」のある材で作られた像は保存状態が良く、眉間を寄せた怒りの表情の中にもおだやかさが感じられる洗練されたお顔などから、平安時代にさかのぼる優品であることがわかりました。

長浜市の懸仏は、表面の十一面観音とそれを取り巻く豊かな装飾もさることながら、裏面の墨書銘から制作年・制作の背景などが詳しくわかり、懸仏の全盛期である南北朝時代の基準作例ともなる優品であるとのことでした。

今回のお話は、指定文化財にすることの意味を含め、来迎図、神像、懸仏の一つ一つについて、どのような歴史的背景の中で作られて、どういった変遷を辿ってきたのかなど、とても丁寧に解説して下さいましたので、初心者の方にもわかり易かったのではないでしょうか。これらの文化財が、保存と活用を図るに値するものとして指定された意味を、よく理解できるお話だったと思います。

さて、今回指定を受けた3件のうち、懸仏は高月観音の里歴史民俗資料館の常設展で、また五百井神社の神像は、栗東歴史民俗博物館で5月21日(土)から6月19日(日)まで開催される収蔵品展「資料が奏でる歴史のしらべ」にて公開されるとのこと。今回講座にご参加いただいた方もそうでない方も、機会があれば実物を見に行かれてはいかがでしょうか?

次回の講座は、6月16日(木)「信長文書の世界」というテーマで行います。講座を受けると、今までの信長像がガラッと変わるかも?皆さま、ぜひぜひご参加くださいませ。

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「打出のコヅチ」 ちらしが出来ました!

H28_打出のコヅチ_チラシ講座・イベントのコーナーでもすでにご案内しておりますが、毎年ご好評をいただいております滋賀の文化財講座「打出のコヅチ」。今年度も5月より開催いたします!

滋賀県には、国宝や重要文化財を含む多くの文化財がありますが、本講座では毎年、これらの文化財をめぐるホットな話題を皆さまに提供しております。
今年度は5回にわたって、新たに県指定となった文化財をはじめ、有形・無形のさまざまな、滋賀県ならではの文化財について、専門の職員と学芸員がわかりやすく解説します。
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講座のちらしは県内の博物館・図書館等に置かせていただいておりますので、みなさまお立ち寄りの際にはぜひお手に取ってご覧下さいませ。

参加のお申込みは、
琵琶湖文化館(TEL: 077-522-8179 FAX:077-522-9634)まで。
では、今年度も多くの方のご参加をお待ち申し上げております!!

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2月14日は・・・

皆さん至急ご確認下さい。お部屋のカレンダー、お手元のスケジュール帳、2月14日に『〇』:マル印、付いてますか?忘れていませんか?大事な日ですよ?

そう!何を隠そう!この日は我らが文化財に関わる『講座』が開催される日でーす!
あれアレ?皆さん?チョコに浮かれてる場合じゃないですよ?(笑)

この講座は、滋賀県教育委員会さんが実施される「千年の美」つたえびと養成講座です。今回のテーマは「屏風・掛軸・巻子の形と構造-屏風をつくってみよう-」。講師を務められるのは、仏画など国宝・重要文化財の修理にたずさわっておられる若き職人さん。屏風などの表具技術を学ぶとともに、文化財の「かたち」や「構造」について詳しくお話しして下さいます。
そして皆さん、お気付きですか?サブタイトル・・・「屏風をつくってみよう」となっていますよッ!なんとコレ嬉しい体験型!こっそり仕入れた情報(特ダネ)では、参加者は美人画、虎図、草花図の中から図柄をひとつ選んで、かわいらしい「ミニ屏風」が作れるのだそうです。283とくに、紙蝶番(ちょうばん、ちょうつがい)は和紙を用いて、本物の構造をよく理解できるようにご指導いただけるとか!嬉しいお持ち帰り有り!作り方が分かればオリジナルのミニ屏風も作れるようになるのでは?・・・是非参加せねば!参加したい!!

講座は事前予約制となっていますので、申込みはお早めに!

日 時:平成28年2月14日(日)午後1:30~3:00
会 場:コラボしが21(大津市打出浜2-1)3階大会議室
テーマ:屏風・掛軸・巻子の形と構造 -屏風をつくってみよう-
講 師:佐味 義之 氏(株式会社坂田墨珠堂 文化財修理技術者)
募 集:200名  *受講料無料、事前申込み制(当日参加も可)
申込先:滋賀県教育委員会事務局文化財保護課(美術工芸・民俗係)
電話077-528-4672 FAX 077-528-4956

ぶきっちょ(不器用)な僕でも応募可能かしらん?・・・きっとダイジョウブ!迷っておられる貴方もダイジョウブ!是非参加してみては?!

   筆:あきつ

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「千年の美」つたえびと養成講座のご案内

今年度の滋賀の文化財講座「打出のコヅチ」は9月をもって終了しましたが、まだまだ勉強したいと思っている方に朗報です!
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前年度に引き続き、滋賀県教育委員会事務局文化財保護課さんから『「千年の美」つたえびと養成講座』開催についてのお知らせが届きました。この講座は、滋賀県に伝承されてきた「千年の美」とも言うべき文化財(仏教美術、神道美術等)の魅力を学び、また受講者自らが「つたえびと」となって発信していただくことを目的とした講座です。
今年度は、仏教美術(彫刻)の研究者や仏像・仏画修理の技術者等を講師に迎え、計4回の開催が予定されています。

【内容・日程等】
第1回 近江路の観音像(仏教彫刻史特論1)
平成27年10月12日(月・祝)午後1:30~3:00
講師:高梨純次氏(MIHO MUSEUM参事 仏教美術史研究者)

第2回 仏像の修理
平成27年11月23日(月・祝)午後1:30~3:00
講師:高橋利明氏(楽浪文化財修理所代表 仏師)

第3回 近江の仏画の流れ(仏教絵画史総論)
平成27年12月19日(土)午後1:30~3:00
講師:古川史隆氏(滋賀県教育委員会事務局文化財保護課主査)

第4回 屏風・掛軸・巻子の形と構造-屏風をつくってみよう
平成28年2月14日(日)午後1:30~3:00
講師:佐味義之氏(株式会社坂田墨珠堂 文化財修理技術者)

【会  場】コラボしが21(大津市打出浜2-1)3階大会議室
【募集人員】各200名  *受講料無料、事前申込み制
【主  催】滋賀県教育委員会
【申込み先】滋賀県教育委員会事務局文化財保護課(美術工芸・民俗係)
       電話077-528-4672   FAX 077-528-4956
       〒520-8577 大津市京町四丁目1-1 メールアドレス ma07@pref.shiga.lg.jp

文化財ファンの方は必見ですね。第1回開催日まであまり日がありませんので、受講希望の方はお申込みをお早めに!

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滋賀の文化財講座「打出の裏コヅチ」

皆さん先日の文化財講座、ご参加いただきましたか?残念ながら参加出来なかったという方のために、ご用意しましたよ。「ぷっ」と笑える復習教材「裏コヅチ」!
僕、9月3日のブログでキーワードは「ニジョウジョウ」と「アサクサ」といいましたが、皆さん覚えていますか?種明かしをしておきますね。

えぇっと、「見立絵」というのはですね~、うーん説明するのが難しい・・・いろいろあるんです。例えば連想ゲームによく似ていて、何かを想像させることで結果オーライとするもの。タコさんウィンナーが良い例です。ちょっとひねりを利かせたシャレというかダジャレというか。。。

それでは皆さん、問題です。下の絵は一体何を表しているのでしょう・・・か???
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左)『江戸名所はんじもの』より:「あ」の人が「さ」っとオナラをして隣の人が一言。
・・・地名です。
右)『勝手道具はんじもの』より:「頬」に「蝶々」がとまると?
・・・よく切れます。

わっかるっかなぁ~♪これを浮世絵で有名な歌川一派の一人(歌川重宣:2代目歌川広重)が描いたとなれば、「ほんまかいな~」と笑えるやら呆れてしまうやら。。。絵解き謎解きは、当時の庶民の娯楽ですね。20150918

ちなみに「ニジョウジョウ」は、現代の作家さんが洛中洛外図に見立てて、「畳が二畳」で二条城、「(囲)碁所」は御所、「本の牛」で本能寺など、ダジャレ満載に京都の名所を描いた作品・・・の紹介でした。ん?何だか文字だけだと面白くな・・・い?現代の作家さんも、頑張って「笑いのDNA」を受け継いでおられるのです。

ならば僕も有名な作品に見立てましょう。これはダジャレではありません。「見立て」という「パロディ」です。「見立て」なら『国宝』にだってなれちゃうのです。
あぁ~不思議な見立ての世界~僕もいつかは国宝級~・・・歴史に名を刻むトンボでありたい・・・と願っています。・・・イヒッ。
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   筆:あきつ

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滋賀の文化財講座「打出のコヅチ」⑤

先週、今年度最後の「打出のコヅチ」(第5回)が開催されました。前日は台風18号の影響で県内各域に気象警報が発令され、あわや中止か?と一時開催が危ぶまれましたが、何とか予定通りに開催することができました。最終回にふさわしく、93名もの方にご参加いただきました。
そして今年度は計5回の講座を実施し、参加者は延べ425名でした。ご参加下さいました皆さま、本当にありがとうございました。
20150915-2今回は当館の上野良信学芸員が「見立絵 ― 江戸絵画の楽しみ方 ―」と題し、江戸時代に流行した「見立絵」の世界について同時代の作品はもとより、そのDNAを受け継いだ現代の作品についても、詳しく解説いたしました。
琵琶湖文化館というと「仏教美術の宝庫」といったイメージが先行しがちですが、実は江戸絵画の名品も数多く収蔵しており、他館でも頻繁に展示公開しています(詳しくはコチラ)。
そのなかでも今回は、見立絵(歴史的事象や人物を当時の人々に親しみやすく、かつ連想ゲームのように知的な趣向を凝らした絵)の作品(「友禅蹴鞠図」、「業平東下り図」など)を取り上げ、関係する題材や類例の作品を紹介しつつ、一種の「謎解き」を参加者の皆さんと楽しみながら、丁寧に解説されました。
20150915特に見立絵の一種である「判じ物」(文字や絵にある意味を隠しておき、連想させる作品)の解説では、その答えに時折笑いが起きるなど終始和やかなムードでした。

なお、今年度の「打出のコヅチ」はこれで最後ですが、県教育委員会文化財保護課では前年度に引き続き「「千年の美」つたえびと養成講座」の開催を予定してるとのことです。詳細がわかり次第、当ブログでも告知させていただきます。お見逃しなく!!

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打出のコヅチ、予定通り開催します!

9日昼現在、台風第18号が滋賀に一番近いところを北北西に移動中・・・今夜には温帯低気圧に変わり日本海に抜ける見込みです。

そんなことで皆さん、「明日のコヅチは?」「開催されるの?」とご心配のことかと思いますが・・・大丈夫です!予定通り開催します!

明日10日の滋賀の天気は、湿った空気の影響で雲が広がり、雨が降るところがある見込み・・・28ただ、台風の影響で交通機関の乱れなどが発生するかもしれませんので、最新情報を確認し、念のため時間に余裕を持って会場へお越しくださいね。

それでは明日、今年度最後の滋賀の文化財講座「打出のコヅチ」開催!皆さまのお越しを会場でお待ちしていま~す!

   筆:あきつ

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申込みはお済みですか?第5回

皆さん、もう申込みはお済みですか?10日(木)は滋賀の文化財講座「打出のコヅチ」開催日です。今年度最終となる今回は、「見立絵(みたてえ)-江戸絵画の楽しみ方-」と題し、20150904当館の学芸員が講師を務めさせていただきます。
皆さん、「見立?」「江戸絵画?」「何?」と難しく考えたりする必要はありません。『見立て』は実は私たちの生活の中にシャラランと取り込まれています。ダジャレが好きな方なら尚のこと・・・

今回はスライドをたくさん見ていただく予定となっております。「喋る時間が足りんかも・・・」という講師のボソっとしたつぶやきに「何なに?何喋らはるんですかぁ?」と聞いてしまった僕らも悪い。。。「コレはこんな意味」「じゃぁコッチは何に見える?」と小半時ほど、お先に講義の予習をさせていただきました。その内容は何故か笑いがいっぱい!真面目に何を考えていたの江戸時代の絵師さん達は(笑)!って。。。そりゃ弥次さん喜多さんも「珍」道中にもなります(笑)。今回の江戸絵画はコメディ満載です。
笑いばかりではなく、キリッと豆知識・教養を高めたいと思っておられる方、ご安心を。マジメ部門は、文化館の館蔵品の中からキッチリ紹介させていただきますので!

今回講師を務められる学芸員さんは、近世絵画や仏教絵画が専門で、よくその分野でお話をされています。ともすれば難しくなるお話を、いつも穏やかな口調で解りやすく267喋ってくださるベテラン学芸員さんです・・・いやいや、僕がそう思っていただけで、実はそれは世を忍ぶ仮の姿・・・だったのかも知れません。。。今回の講座でこの印象がガラリと変わるカモ?ですよ~・・・必見です!
会場では「クスッ」とした笑いではなく「プッ」とした笑いをお届けできる?・・・かな?!キーワードは『ニジョウジョウ』と『アサクサ』です。ご期待下さい。

皆さん、ちょっと参加してみたくなりましたか?日々の生活に「見立て」を取り入れて、「人生に潤い」を感じるようになっていただけたら、講座としては大成功?!皆さまのご参加を心からお待ちしております!

   筆:あきつ

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滋賀の文化財講座「打出のコヅチ」④

先週、今年度4回目となる滋賀の文化財講座「打出のコヅチ」が開催されました。今年のコヅチはなかなかお天気に恵まれないのですが、それでも当日85名の方にご参加いただきました。誠にありがとうございました。
20150821-2今回は、県教委文化財保護課美術工芸担当の古川史隆氏より「山から下りた梵鐘 ― 菅山寺梵鐘の移動と保存修理 ― 」と題し、長浜市余呉町坂口に所在する管山寺の梵鐘(重要文化財)について、平成26年度に行った修理に伴う大規模な移動と保存修理の内容についてお話がありました。
菅山寺は湖北大箕山の山中にあり、中世末の菅山寺縁起によれば、最盛期には3院49坊を擁する大寺院として、大いに栄えたといいます。また徳川家と所縁の深い増上寺(東京都港区)に伝わる「宋版一切経」(重要文化財)は、元々菅山寺に収蔵されていたもので、徳川家康の求めに応じて、増上寺に寄進されました。
そんな菅山寺伝来の梵鐘は、在銘のある梵鐘としては県内で二番目に古いものです(ちなみに一番古いのは同じく長浜市に所在する日吉神社の梵鐘)。製作年と製作者が明らかな基準作例として、大変貴重なものです。
265今回はこの梵鐘の修理について、特に重量356㎏もある梵鐘をいかにして山寺から運び出したか、その点を中心に多くのスライド画像を交えてお話しされました。前述のごとく、菅山寺は山深い場所にあり、当初はヘリコプターで運び出すとの案もあったようですが、最終的には険しい陸路を地道に輸送することに。梵鐘を専用のキャリアダンプに載せて、舗装されていない急斜面の山道をゆっくりと慎重に。
終了後のアンケートには「文化財保護の具体的な様子が今日の話でよくわかった。」、「保存活動の実態がわかった」といったご意見が多数あり、本講座が文化財保護をより身近に感じていただける機会になったといえるのではないしょうか。
さて、次回はいよいよ最終回。「見立絵 ― 江戸絵画の楽しみ方 ―」(9月10日)と題し、当館の上野良信学芸員が収蔵品を中心にお話しいたします。引き続き皆さまのご来場、心よりお待ちしております。

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申込みはお済みですか?第4回

皆さん、もう申込みはお済みですか?20日(木)は滋賀の文化財講座「打出のコヅチ」開催日です。20150812第4回目となる今回は、「山から下りた梵鐘 ― 菅山寺梵鐘の移動と保存修理 ― 」と題し、滋賀県教育委員会事務局文化財保護課の古川氏にお話ししていただきます。

ねぇ皆さん・・・梵鐘の保存修理って「どんな」なんでしょうねぇ?僕は、ご近所のお寺さんに除夜の鐘を突きに行った時に、マッチョなお兄さんのあまりの怪力に、柱に繋がれていた突き棒のヒモが切れてしまった!のを目撃しましたが・・・(翌年には直っていた)。田舎では時を告げる時報代わりに、またお葬式や法事の際に鐘を鳴らされるお寺がありますが、113僕は今まであまり鐘本体の事に注目したことはありませんでした。

今回お話しされる長浜市余呉町の菅山寺(かんざんじ)の梵鐘は、鎌倉時代の制作で、県内に残る在銘の梵鐘では2番目に古いもの。しかし全体に錆(サビ)が付着していたため、平成26年に保存修理が行われたそうです。梵鐘を1週間かけて山から下ろした苦労話や保存修理の過程、また工芸史的価値について、詳しく紹介されます。

梵鐘は言わば地域のシンボルでもあり、保存修理は地元の皆さんのご理解ご協力無くしては、決して達成し得ない事業だと思います。講座に参加して下されば、きっと「自分とこのお寺さんの鐘はどうだったかな?」と、気になると思います。何がキッカケとなるのやら?!地域の文化財に目を向ける機会としていただければ幸いです。
皆さまのご参加を心よりお待ちいたしております。

   筆:あきつ

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滋賀の文化財講座「打出のコヅチ」③

昨日、本年度3回目となる滋賀の文化財講座「打出のコヅチ」が開催されました。台風接近中という大荒れの天気にもかかわらず、73名の熱心な方にお越しいただき誠にありがとうございました。
今回は「魅力あふれる滋賀の近代建築と「滋賀県庁舎本館」」と題し、県教委文化財保護課建造物担当の池野保氏がお話しされました。
前半では、まず滋賀県の歴史的建造物についての概説がありました。滋賀県が全国有数の国宝・重要文化財の保有県であることは周知のとおりですが、さらに建造物に限っていえば、全国第3位の指定件数を誇っています。また「古代の奈良、中世の滋賀、近世の京都」といわれるように鎌倉時代や室町時代といった中世の社寺建築が多いのが特徴となっています。
近年になって近代建築にも注目が集まるようになり、滋賀県においても魅力的かつ豊富な近代建築の調査・研究、また保存・活用が盛んに行われるようになりました。
池野氏はその第一線で活躍されており、本来は中世の社寺建築を専門とされていますが、活躍の範囲を広め『湖国のモダン建築』(京都新聞社)、そして『滋賀県庁舎本館』(サンライズ出版)といった共著も出されています。
後半では、今回の話のメインである「滋賀県庁舎本館」を多くのスライド画像を交えて、予定時間いっぱいまで丁寧に解説されました。
滋賀県庁舎は佐藤功一(1878~1941)と國枝博(1879~1943)の二人によって設計されており、「庁舎の佐藤、装飾の國枝」といわれた二人の技量が相まって、荘厳でありつつ、随所に優雅な装飾が施された庁舎建築の傑作となったと講師は話していました。さらに職場環境を意識した実用的で機能性を兼ね備えた設計であるというお話しには、皆さん納得のご様子でした。

さて、次回は「山から下りた梵鐘 ― 菅山寺梵鐘の移動と保存修理 ― 」(8月20日)と題し、県教委文化財保護課美術工芸担当の古川氏がお話しされます。「悪天候のため参加出来なかった」という方のために、今回の資料もお渡し出来る様にご用意しますので、ご希望の方は受付にお申しつけ下さい。引き続き皆さまのご参加をお待ちしております。

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