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PM虹

今日のお昼休みの出来事です。ベテラン学芸員さんが僕に向かって、何やら手を振って下さってます。310-2・・?・・とりあえず同じように手を振り返してみました。
「違う違う、きれいな虹が出てるんや」。
な~んだ(笑)そうでしたか(笑笑)。
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窓の外を見てみると、確かにとてもきれいな虹が掛かっています。「こんな低い位置に虹が見えるのも珍しいなぁ」「?虹って太陽と自分の反対側に出るのですよね?」「何故高さが変わるの??」話もソコソコに、僕は早速カメラを持って撮影に走ります。
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どんな角度で撮ればこの「いつもと違う感」が皆さんに伝わるのか・・・アップにしてファインダーを覗いてみると、いつもの街がなんとも妖しげで神秘的に見えてきます。あぁ、「今」あの虹の麓に居たい。。。
この時期、街に降り注ぐのが黄砂や大気汚染のPM2.5ではなく、こんな素敵な『PM虹』だったら、みんなが幸せな気分になれるのになぁ・・・な~んてね。

と、ここで琵琶湖文化館の業務に携わる事務職員として頭を切り替えます。職場の影響で、仏画や近世絵画を見る機会は多くあるのですが、「虹」を描いた作品って・・・僕は見たことない?・・・あったかな?
ベテラン学芸員さんに尋ねてみると、曽我蕭白の作品に虹を描いたものがある、とのこと。図録を見せて貰いましたが、なるほど半円形の赤っぽい虹が描かれています。他に浮世絵などには登場しているようですが、確かに虹を描いた作品は少ないのかも・・・というトコロに至りました。

・・・疑問デス。昔の人も虹を見てるはずですよね?心ウキウキしなかったですか?僕が絵師なら好んで画題に取り上げますがッ?!・・・う~んナゾです。。。落ち着いて考えてみます。
その1)そもそも「虹色=七色」の認識がなかった。
その2)絵の具の色で七色が出せなかった。
その3)虹:「虫」偏に「工」貫く・・・オメデタクはなかった?
・・・プチンッ(難しいことを考えて頭の思考回路が途切れた音)・・・
目の付けドコロとしては面白いと思うのですが、、、これは研究の余地あり?!昔の人がどのように虹をとらえ、感じていたのか、みなさん一緒に調べてみませんか??共同研究求ム!!

そう言えば、今朝通勤途中、既に3回虹を見て来ているのですよ。それでまた、偶然ラジオから流れる曲が、虹を歌った曲が多かったのですよ。・・・何故??!

そっか、今日はきっと虹色のステキな一日!

筆:あきつ

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文化館防火デー

皆さんご存知でしたか?1月26日は「文化財防火デー」です。毎年この時期になると、神社やお寺さんで、建物に向かって消火ホースで水を放水する防火訓練の様子が、新聞やテレビのニュースになっていますね。それで、というわけではないのですが、当館でも先日「消防設備点検」を実施しました。

施設に備え付けてある火災報知器や警報機が正常に作動するかどうか、消火栓、消火器の位置は?と、点検業者さんと一緒に館内の設備をチェックして回ります。有り難いことに、「いざ!」という事が普段起こらないだけに、せっかくの設備の使い方を忘れてしまう・・・なんてことないですか?309-2僕は「去年も同じこと聞いたなぁ~」と思いつつも、今年もまた質問してます。「このボタンを思いっきり押していいのですか?」「ウチの消火器はピンを抜くタイプですね?」何度聞いても何故かドキドキします。
大切な文化財をお守りしているのです。「いざ」という時にきちんと落ち着いて行動できるように、普段から防火防災意識を持っていたいと思います。

火災は、火のあるところで起こるとは限りません。冬は電気ストーブを使うなど、電気の消費量が増えてしまいます。コンセントのタコ足配線や、電気コードを束ねたまま使ったり、机の足で踏まれたコードがひび割れたりしてませんか?どこかの保安協会さんではないですが、電気製品の使用に際して使用者の「うっかり」から発生する火災もあるのです。
その辺り、僕のチェックはキビシイですよぉ?! 皆さん、くれぐれもご注意くださいね。

筆:あきつ

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この時期の「写真使用の許可申請」

163毎日寒い日が続いております。こちら大津でも日中に雪がチラつくなど、寒さが体に堪えます。。。この週末もまた寒波に襲われるようなので、月曜日に慌てないで済むように、しっかりと除雪スコップを用意しておきました!

さて、当館は現在休館中ですが、文化財の貸出しや返却、写真図版の提供などの業務は、継続して行っています。「モノ」だけじゃなく「写真」も貸出し?と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、書籍などに掲載する場合、当館所蔵資料の写真を使用する「許可申請書」の提出をお願いしています。依頼は郵送で届くのですが、実はこの時期の許可申請には、「とある傾向」があります。

・・・写真を展覧会の図録に載せるため?・・・いえいえ、その申請は年中あります。
・・・新聞やテレビなどの報道関係?・・・ゴク当たり前に対応します。
・・・わかった!4月から使う歴史の教科書に!・・・各社もっと前から準備されてます(笑)。

おわかりですかね~?実はこの時期に増えるものといえば、同業である博物館関係の方からの依頼、「当館で発行する『紀要』に掲載するために」です。紀要とは、教育機関や研究所、博物館などが研究論文や調査報告書などを載せた定期刊行物で、年度末の3月に発刊されているところが多いものです。・・・ということは、全国各地の博物館職員さんこの時期・・・執筆にとても焦っていらっしゃる?・・・かく言う当館も激しい追い込み真っ最中デス!(笑)。79

ということで・・・苦しいのは自分だけぢゃない!!みなさま、立派な研究成果を『紀要』に発表して下さいね~。

筆:あきつ

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展覧会ポスターのゆくえ

実は僕たち、昨秋からずっと取り組んでいたことがあります。それは、今までに当館が開催してきた「展覧会ポスター」の整理作業です。
現在当館では、平成32年にオープン予定の新たな美術館に、収蔵品や当館が今まで果たしてきた役割・機能を引き継ぐための移転準備を進めています。収蔵品(文化財)のことは学芸員さんが作業を進めて下さっていますが、一般事務職の僕に出来ることは?248と始めたのが、ポスターの整理作業でした。
展覧会ポスターは、琵琶湖文化館が今までに取り組んできた展示活動を物語る大切な博物館資料です。先ずは保管されていたポスターを年代毎に並べて、写真撮影、サイズを図ってデータ化を行い、最後には板状の段ボールで挟み、クラフト紙で包みました。これらのポスターは、それぞれに大きさや厚み、質感が異なり、収納の方法について迷うことも多かったのですが、年代順に並べてみると、色彩や構図についてその当時の流行があることもわかり、ポスターといえども、当時の世相や雰囲気が映し出されていて、その変遷などは見ていても大変興味深く、作業は思いのほか楽しいものとなりました。

一番厄介だったのが(いや厄介だったのは二番も三番もいっぱいあるのですが(笑))、写真撮影です。本気で(?)画像に残そうとするのならば、暗室を作りライトを当てて感度の高いカメラなどで撮影するのがいいのでしょう。もしくは専門業者に委託して画像を取り込んでもらうとか・・・でも今回はそこまでの時間も予算もかけられません。20170113-1ということで、作業をするのはド素人・・・三脚の立て方は?被写体との距離は?ポスターがキラキラ反射して光るんですけど?!!・・・わからないことばかりです・・・結果、自動調整機能付きのデジカメで、三脚は固定、蛍光灯を付けずに曇りの日を狙って作業をすることになりました。いつもなら心癒される風景:太陽でキラキラした琵琶湖の湖面でさえも、今回ばかりは撮影に支障をきたす厄介者扱いです。

20170113-2そんなこんなありましたが、昭和36年(1961)の開館から現在までの55年間に残されてきたポスターを、ようやく思う形に整理することができました。大切に包まれた当館の「A(エース)」たち、移転までのもうしばらくの間、今は作品が展示されていない展示ケースの特等席にて、しばしお休みいただくこととなりました。

筆:あきつ

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仕事納め

本日は、平成28年仕事納めでゴザイマス。20161228-1気合を入れたいそんな日に、大津市内でも朝に雪が積もってました・・・と~っても寒い一日のスタートでしたが、雪化粧をした比叡山の景色に癒されながら、今年もあんな事やこんな事、いろんな事があったなぁ~っとちょっと感慨深げに一年を振り返り・・・いえいえ、そう懐かしんでばかりもいられないのがこの職場です(笑)。本年最後の締めくくりの日も、いつものように、個々それぞれにやる事を抱えて精一杯作業に没頭しております(笑)。

そうそう、「懐かし」つながりで、この12月からスタートしたホームページ「湖上にお城ができるまで-写真アーカイブ-」のコーナー、皆さん楽しんでいただけていますか?そもそもこの写真、さすがに当時を知る職員が誰もいない中で(55年前ですからね)、こんな時代があったのか!と職場で盛り上がったのがきっかけです。「こんな『お宝』写真を私たちだけで楽しむのは勿体ない!現在大津に住んでいる地元の人でも知らない人が多いのでは?!逆に新鮮に見ていただけるのでは?!!」との思いで、スタートしました。
勢いで始まったものの、これがなかなか難題で(笑)。あれもいい!これもいい!と、見ていただきたい写真がいっぱいで、先ず選ぶのに一苦労(笑)。そして短い言葉で当時の様子を説明するのにも一苦労(笑)。20161228-3なかなかに手強いデス(笑笑)。でもとても楽しんでやってま~す。まだ始まったばかりですからネ(笑)。
皆さんの反応も気になるトコロ・・・。道行く地元の人たちにも懐かしんでもらおうと、文化館前の掲示板にもホラこのとおり。一番見やすいところに白黒写真を並べています。立ち止まって見て下さる人も増えた・・・かな?!楽しんでいただければ幸いです。

308さぁ、もういくつ寝るとお正月デス!来る年が皆さんにとって、琵琶湖文化館にとって、幸せな1年になりますように!掲示板に新年を迎えるポスターを1枚追加して、本年の仕事納めとしたいと思います。来年もよろしくお願い致します!イヒッ!

筆:あきつ

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もう い~くつねると~

師匠も走る?!12月・・・何かと慌ただしい日々が続いています。過ぎ行くカレンダーに追われながら、精一杯目の前のお仕事に勤しむ毎日でございます。
ところでみなさん、この時期、私生活で「やらなきゃ」「早くしなきゃ」と、気持ち焦ることはありませんか?僕は2つあります・・・それは『大掃除』!お掃除はねぇ、、、普段からキレイにしておけばねぇ、、、焦らずに済むのにねぇ、、、いや~休みの日に天気が悪くてぇ・・・全て言い訳デス。。。頑張リマス!
もう一つのお悩みは『年賀状』!毎年デザインで悩んでしまい、あぁでもないこぅでもないと、結局取り掛かるのは仕事納めが済んでから・・・ん?もしかして元旦に間に合ってイナイノデスカ??
20161222-1そんなお悩みを解決してくれる素敵な「お助けアイテム」ができたのを、みなさんご存知ですか?それがコレ。「はじめてでも大丈夫!豊富な年賀状デザインでかんたんに年賀状ができる!」某大手出版会社さん発行の年賀状ソフトです。何故これが今、職場にあるのかというと、「酉年」にちなんだスペシャル年賀状企画として、伊藤若冲が描いた様々な鳥の作品が特集され、その中に当館の館蔵品「鳥禽図」が、掲載されているから!・・・なのですよ~!!20161222-2なるほど他の美術館さん所蔵の作品も素敵ですが、当館の「キンケイ」も負けてはイマセンよ?!これがあれば年賀状作りも楽しく簡単ですね。みなさんのお手元に、素敵な年始のご挨拶が届きますよ~に!
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筆:あきつ

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琵琶湖文化館とカモの関係って?

年の瀬も押し迫って参りました。皆さま、もしかして?忘年会などでもお忙しい時期ではないでしょうか?冬の味覚といえば、牡蠣ですか?蟹ですか??でも、冬の琵琶湖といえばやはり鴨でしょう!img_6374-2

文化館のまわりでも、鴨類の数がますます増え、水鳥の楽園となりつつあります。(決して「美味しそう」などと思って見ている訳ではありません!)その鴨に関して、先日お問い合わせがありました。「昔、長浜で、鴨を獲っていた頃の写真はありませんか?」

鴨ですか?(絵画ではなく)写真ですか?え~っと、「どこか別の博物館とお間違えではないでしょうか?」という言葉を必死でこらえながら、それでも「探してみて、またお返事いたします」と、いったん受話器を置かせていただきました。

「鴨猟の写真なんて。。。あったかしら?」「見たことないね~」「”鵜飼い”ならあるけど。。。」などと皆が言う中、文化館で最も経験豊かな学芸員さんが、「むかし琵琶湖の魚と漁の展覧会をやったけど、その図録に写真があるカモ?」と一言。ウマイ!(笑)

img_6375-2琵琶湖文化館には平成8年まで水族部門があり、淡水魚や琵琶湖で行われる漁について詳しい専門の職員さんがおられました。
そしてこれが、昭和59年の特別展「びわ湖の魚と漁具・漁法」の図録です。この図録はとても好評で完売となったため、文化館の水族館部門のお引越し先となった博物館で、平成12年に行われた企画展「湖の魚・漁・食」の際に、(図録としてはとてもめずらしいことに)再版されたというものです。
で、さっそく中を開いてみると、ありましたよ「鴨猟」の解説が。残念ながら、猟の写真は掲載されていませんでしたが、その代わりに、とっても可愛いオトリガモの写真が載っていました!

img_6376-2図録の解説によると。。。琵琶湖の鴨猟は昭和39年以降禁止となり、今では行われていませんが、モチナワ漁、モチバエ漁などと言い、11月~3月頃、トリモチを塗った藤蔓(モチナワ)を湖岸や沖合に仕掛けて獲ったそうです。その時に、木で作った鴨型(オトリガモ)を浮かべておくと、上空から来る鴨がこれを仲間だと思って近くに着水したとか。。。ヘエ~!鴨って本当にカモにされやすいんですね!

さてその後、お問い合わせ下さった方には、文化館には鴨猟の写真はなかったことをお伝えし、所蔵しておられそうな他館様をご紹介させていただきました。少しはお役に立てたカモ?
皆さま、また何か疑問に思ったことやお探しものがございましたら、文化館までお問い合わせ下さいませ。場合によってはお役に立てるカモ?です。。。

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インバウンドのさざ波寄せて

少し前のことになりますが、我が文化館へもいよいよインバウンド(訪日旅行客)の波がやってきたようであります。秋の観光シーズンも終盤の、お天気のとても良い日。当館へも、朝から次々と観光客の方がお訪ねになりました。いつもなら入口で、「現在は休館中で・・・」と説明するのですが、この日は違いました。対応に出た職員さんが、「大変!英語喋ってはる!!」と、すぐさま事務所へ舞い戻ってきたのです(笑)!。。。ついに来たインバウンドのさざ波。。。ということで、日本流受験英語(=会話力はなし)で慣らした我が身ですが、いざ出陣!させていただきました。

306入口には、小柄で、彫りの深いお顔にウェーブのかかった長髪のお兄さんが、心細げに立っておられます。。。それでも、“Hello! ” と声を掛けると、緊張したお顔がほころんでニッコリ!その笑顔にこちらもホッ!聞くと、どうやら彼はフランスの写真家で、美しい景色を撮影している。ついては、お城の上から写真を撮らせてほしい、とのことでした。せっかく遠いお国からいらしたのですから、できることなら展示室や、本館5階のと~っても”眺めのいい部屋“へもご案内したかったのですが。。。休館中のため、やむなくお引き取り願うことになりました。。。本当にゴメンナサイ。

ところで、外回りのどこにも“Museum”という外国語表記のない文化館(どうもスミマセン)。どうして中に入れるかな、と思われたのでしょう?そういえば、(英国の方の)BBC制作の名作ドラマ『高慢と偏見』では、主人公が旅先で貴族のお屋敷を訪問したとき、メイド頭に屋敷の中を案内してもらい、窓辺で外の広々とした庭園を眺めながら、「このお屋敷の女主人だったら。。。」などと思いをめぐらせる場面がありました。。。欧米では、旅行客などに(たとえ主人が留守でも)お屋敷(お城など)を案内し、そこにある彫刻や絵画などのお宝を見せるという習慣があるようですね。

そしてまた、メイドといえどもお屋敷のお宝について詳しく説明できたそうですよ。まるでちょっとした学芸員のよう!と思って調べてみると、実際、ヨーロッパのミュージアムは、そういった王侯貴族のお屋敷のお宝コレクションをもとに発展してきたみたいです。フランスのルーブル美術館もしかり、イタリアのウフィツィ美術館もしかり。なるほど、「お城」と「ミュージアム」はとっても近いものだったわけですね。「お城」の文化館としては、ちょっとうれしい発見です!

さて、文化館は本当のお城ではありませんが、湖国の誇るべき宝物の彫刻や絵画はたくさん収蔵しております。今回の遠い仏国からのお客さまにも、湖国の仏さまなどをぜひとも見ていただきたかったです。本当に残念。。。で、お詫びと言ってはなんですが、こんな写真をお見せしちゃいま~す!

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どうですか?本館の5階からの眺め。円山応震筆の『琵琶湖図』さながらの絶景でしょう?窓辺から眺められる広々とした湖を前に、「お殿さま」気分を味わっていただけますでしょうか? 仏国からのお客様、これに懲りずにまた滋賀に来て下さいね。お待ちしていま~す。(えっ?メイド姿で??)

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古写真に癒されてます。。。

150424琵琶湖文化館には多くのモノがありますが、彫刻、絵画などの実物資料だけでなく、関連する写真資料もたくさんあります。たとえば、図録のために撮影した写真、県内の文化財調査の際に撮影した写真、開館前から今までの折々のイベント等の記録写真、などなど。。。今、文化館ではそういったありとあらゆる写真を、資料として活用できるように整理作業を行っています。フィルムや紙焼きをアルバムに整理し、番号を付け、スキャナーで画像を取り込み(今はデジタルの時代ですからね)。。。なかなか根気の要る作業ですが、これも長い年月をかけて文化館に集まった貴重な資料。滋賀県の財産として次の世代へ引き継いでいくためにも、日々コツコツと頑張っております。

その写真のホンの一部ですが、「浮城モノ語り」第31話第32話第33話でもお披露目されました。みなさま、もうご覧いただけたでしょうか?実は、あきつ君もこれらの写真に何かピーンときたようで、このところ館内を飛び回り、残されていた古い写真を机の上に広げて、セレクションごとに並べてみたり、あーでもない、こーでもないと、独り言を言いつつも楽しんで作業をしてるみたいです。そして、古い写真と取り組むうちに、表情も物腰も穏やかに(ん?あきつ君に腰はあったか?)、羽ばたき方もなんだかしなやかになってきたようですよ。これってもしかして、写真を撮ったり、見たり、アルバム作りをすることで癒されるという、「フォトセラピー」の実践なのでしょうか???

さて、「浮城モノ語り」第31話では、文化館開館前後(昭和35~36年ごろ)の写真をご紹介させていただきましたが、特にシニア世代の方であれば、たとえ文化館をご存知ない方でも、写真を見てな~んとなく懐かしい思いを抱かれるかも知れませんね。遊具で遊ぶ子どもたちの姿からは、幼少期のことを思い出したりして。。。古い写真や道具などをきっかけに昔のことを思い起こすのも、脳に大きな刺激となるようで、「回想法」といって認知症の予防などからも注目されているそうです。この頃は各地の博物館でも、収蔵品の活用方法として、「回想法」に注目しているところがあるようですよ。

104文化館にある写真も、調査・研究、展示、そして広報だけでなく、まだまだ他に、今まで思ってもみなかった新たな利用法があるハズ。ということで!!今月よりホームページ内に「写真アーカイブ」を開設してみました。こちらのコーナーでお城の文化館ができ上がっていく過程を紹介して行きますので(更新は週1回)、どうぞお楽しみに。そしてこれから先、これらの写真をどのように利用できるのか、みなさんとご一緒に考えていけたらいいなぁと思っています。。。

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季節はめぐる

新聞に載っていた「紅葉おでかけ情報」も姿を消し、県内の観光名所でもそろそろ紅葉の見頃を終えるころでしょういか。文化館前の街路樹もすっかり葉を落とし、その姿はしっかり「冬仕様」となってきました。

当館は休館しているとは言え、周辺の清掃・美化作業を怠るわけにはまいりません。109夏は水草:藻の除去をしておりましたが、11月に入ってからは、この街路樹の落ち葉清掃が、大変時間と手間のかかる作業となっていました。
それでも、枯葉の上で自転車が滑ってこけそうになっておられる姿を見てしまうと、305そのまま放っておくわけにもいきません。せめてもと竹箒を持って落ち葉と格闘する日々・・・掃いても掃いてもキリがなく、すぐに落ち葉でいっぱいになるゴミ袋・・・この作業に終わりはあるのか?!・・・と思っていましたが、ここへきてようやく一段落してきた次第です。ほっ。

20161129というわけで、彩りの秋も終わりだな~と、感慨深く過ごしておりますが、事務所の中では冬の花、シャコバサボテンのデンマークカクタスが、花の蕾を膨らませはじめました。この花は、昨年、旧琵琶湖文化館友の会の皆さんからいただいた大切なお花です。「忙しいやろうから手間のかからない花を選んだ」とお気遣いいただいたこのお花。枯らすことなく無事2年目を迎えられそうなので、今から咲くのがとても楽しみです。

あぁ、でも、この花が咲いたら、きっともう今年のカウントダウンが始まっているのでしょうね。よしっ!ラストスパートに向けて・・・武者ぶるいッ!!

筆:あきつ

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「千年の美のつたえびと」になってみませんか?

20161116早いもので11月も、もう半分が過ぎてしまいました。文化館の周りの木々もすっかり秋色。毎朝通勤途中に落ち葉を踏みふみ、「秋」の深まりを感じている今日この頃でございます。
夜もグンと寒くなってまいりましたが、皆さま体調を崩したりされていませんか?そんな寒さも吹きとばす?!文化財講座のお知らせです。

かねてから、当ブログでもお知らせしています、滋賀県教育委員会事務局文化財保護課主催の『「千年の美つたえびと」養成講座』の第2回目が、今週の日曜日に開催されます!滋賀県には他の県に負けないくらい文化財があります。そんな文化財のことを学んで、守り手(伝承者)として、また、伝え手(発信者)として活動していただくことを目的とした文化財講座です。

「千年の美つたえびと」養成講座 第2回
近江の仏像と南都仏教(仏教彫刻史特論2)
講師:佐々木進氏(元栗東歴史民俗博物館館長、仏教美術史研究者)

【日  時】平成28年11月20日(日)午後1:30~3:00
【会  場】コラボしが21(大津市打出浜2-1)3階 大会議室
【募集人数】200名  ※受講料無料、事前申込み制(当日参加も可)
【申込み先】滋賀県教育委員会事務局文化財保護課(美術工芸・民俗係)
      TEL 077-528-4672 FAX 077-528-4956
      〒520-8577 大津市京町四丁目1-1
      メールアドレス ma07@pref.shiga.lg.jp

飛び入り参加も可!ということですので、あらためて文化財講座を学んでみたい方、この機会にぜひ参加してみてはいかがでしょうか?!
(申込み先は県教委文化財保護課です。琵琶湖文化館ではありませんのでご注意下さい。)

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霜月の癒し

朝晩ググッと冷え込みが厳しくなってきました。今日のお空はどんよりと時雨気味で、琵琶湖の色も鈍色、あぁ11月の景色になってきたなぁ、もうすぐ冬だなぁと、ちょっぴり「おセンチ」な気分になります。。。

いえいえ、琵琶湖文化館の11月は「おセンチ」ばかりではありません。空が時雨れれば琵琶湖に大きな「虹」が、朝の冷え込みが厳しければ琵琶湖大橋に幻想的な「蜃気楼」が、20161109-2ハッキリくっきり見えるので、とてもテンションが上がるのです(笑)。
ほら、この写真なんて、まるで琵琶湖から文化館のベランダに向かって虹の階段がつながったみたいで、とってもステキでしょう?!
文化館では「おはようございます。今日も虹がキレイですね」と、朝の会話の中に当たり前のように「虹」が登場します。この職場の誰もが「虹」を愛でています(笑)。霜月の癒しの風景です。。。

とは言え、「虹が出る=時雨れる=風が冷たくとても冷える」という状況であることは間違いなく、外に出るのが少し億劫な季節・・・とも言えます。20161109-3
寒さの中、仕方なしにお昼ご飯を食べに外を歩いていると、ふっと何かに呼ばれたような気がして、僕は振り向きました。すると、まるでお城のテッペンから青空が吹出しているような、まるで文化館が青空生産工場のエントツになったような、そんな写真が撮れました。「虹が出る=時雨れる=青空が近い」とも言えますね(笑)。あぁなんだか得した気分・・・のほほん・・・でございます。

筆:あきつ

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平成28年度「千年の美つたえびと」養成講座のご案内

今年度の滋賀の文化財講座「打出のコヅチ」は、おかげさまでご好評のうちに、9月をもちまして終了いたしました。ご参加いただいたみなさま、どうもありがとうございました。ところで、これをきっかけに、文化財についてもっともっと学んでみたい!と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか?今回は、そんな方々に耳よりな情報です!

10月から、滋賀県教育委員会事務局文化財保護課さんの主催で、『「千年の美つたえびと」養成講座』が開催されます!!この講座は、滋賀に長らく伝わり、「千年の美」とも呼ぶべき豊かな文化財の価値について学び、受講者自らが、文化財の守り手(伝承者)として、また、伝え手(発信者)として活動していただくことを目的に、開催されるものです。今年度は、仏教美術(彫刻、絵画)の専門研究者や、仏像修理の技術者等を講師に迎え、4回にわたる講座が予定されています。

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第1回 石山寺の歴史と秘仏本尊御開帳
平成28年10月16日(日)午後1:30~3:00
講師:鷲尾遍隆氏(石山寺座主)

第2回 近江の仏像と南都仏教(仏教彫刻史特論2)
平成28年11月20日(日)午後1:30~3:00
講師:佐々木進氏(元栗東歴史民俗博物館館長、仏教美術史研究者)

第3回 両界曼荼羅の世界(仏教絵画史特論1)
平成28年12月10日(土)午後1:30~3:00
講師:鯨井清隆氏(大津市歴史博物館学芸員)

第4回 仏像の制作と印相―化仏(けぶつ)をつくってみよう―
平成29年1月14日(土)午後1:30~3:00
講師:高橋利明(有限会社楽浪文化財修理所代表取締役 仏師)

【会  場】コラボしが21(大津市打出浜2-1)3階 大会議室
【募集人数】第1~3回 各200名、第4回のみ 100名
      *受講料無料、事前申込み制(当日参加も可)
【主  催】滋賀県教育委員会
【申込み先】滋賀県教育委員会事務局文化財保護課(美術工芸・民俗係)
      TEL 077-528-4672 FAX 077-528-4956
      〒520-8577 大津市京町四丁目1-1 
      メールアドレス ma07@pref.shiga.lg.jp272

第1回開催日が、間近に迫ってきております。当日参加も可能ですので、みなさま、ぜひご参加下さい!(申込み先は、県教委文化財保護課です。琵琶湖文化館ではありませんので、ご注意下さい。)

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琵琶湖に「謎の物体」あらわる?!

台風が来る前のとある日、琵琶湖を眺めながら、いつものように通勤を。。。ん?いつもの?琵琶湖??・・・20161006-3いつもの湖岸に、見慣れないピンク色の5cmくらいの物体が貼り付いているではありませんか!しかも蛍光色の!「何だアレ?」と思ってよ~く見てみると、1つじゃない!そこここに、いくつもの蛍光ピンクのかたまりがあるのです!

琵琶湖から、はい上がって来たようなこの謎の物体。。。いったい何だと思いますか?気になったので、いつも琵琶湖の水質調査に来られている滋賀県琵琶湖環境部琵琶湖政策課 水質・生態系係の担当さんに尋ねてみると、実はこれ、外来生物ジャンボタニシ(正式名称:スクミリンゴガイ)の卵だというのです。蛍光ピンクのかたまりは、アップで見ると(イクラのようなタラコのような・・・気になる方はネットで調べてみてください)、かなりグロテスク。なので、岸に這い上がっていた「親」をアップで紹介しておきます。20161006-2直径4、5㎝位あったでしょうか。まさしくエスカルゴです。ジャンボタニシは食用として輸入されたものが、逃げ出したりしてその存在が確認されているそうで、近年、琵琶湖の南湖でも繁殖が拡大していると言っておられました。確かに去年まではこんな蛍光ピンク、見たことなかった。。。

地域によっては田んぼの稲を食べてしまうという被害が報告されているようですが、いかんせん、相手は外来種。そのままにしておくわけにはマイリマセン!20161006-4県の方に改めて聞くと、卵は水没すると孵化できなくなるので、水中に落とすだけで駆除できるとのこと・・・琵琶湖のためなら仕方ありません。。。いざ、長い棒を用意して、湖岸についたピンクのかたまりを、ひと~つひとつ・・・こそぎ落とすのはちょっと大変でしたが、朝から頑張ってみた次第です。

ふと見ると、湖岸に打ち寄せられた大量の水草を、滋賀県の藻刈船が、刈り取り作業をしてくれています。20161006-5その雄姿を興味深そうに眺める一般の方たちの姿も・・・。わかります、どんどんキレイになっていくのを見ていると、なんだか嬉しくなりますよね。
あぁ、でも・・・あれやこれやが異常繁殖・・・あれもこれも人間サマの招いた事が原因であるあたりが、何とも悩ましい今日この頃です。

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涼を感じていただけ・・・る?

毎日お暑ぅございます。この残暑厳しい中、何か皆さんに涼しくなるような話題を提供できないかと・・・頭を悩ませる今日この頃。ちょっぴりいいモノ見つけました・・・よ?!

20160825-1コチラのお写真、文化館の正面入口付近、大勢の人だかりが中池に注目しています。階段の上から眺める人々の姿が写っています。何を見ていらっしゃるのですかね?記録によると、昭和36年7月20日の出来事です。昭和36年といえば、文化館が開館した年です。

実はコレ、文化館の前で『海女』の実演が行われているのですヨ!わざわざ伊勢鳥羽からお招きした海女さんたちに、琵琶湖で素潜りをして漁の実演をしていただいているのですヨ!この日は15時と19時の2回公演。ナルホド皆さん、見慣れない光景に興味津々のご様子です~。20160825-2・・・今となっては一体何を捕っておられたのか(笑)、そちらの方が気になります。。。
当時の日本旅行会の協賛で実現したこの一大イベント。開館初年ということもあって何とか多くの方に来ていただこうと知恵を絞った・・・当時の職員さんたちのそのチャレンジ精神とアイデアに、頭の下がる思いデス。。。

近年の琵琶湖、特に南湖では、夏になると藻が生い茂って腐臭を放ってしまうので、間違っても琵琶湖で泳ごうなどという気にはなれません・・・悲しいことですが。当時はまだ水がキレイだったのでしょうね~。いつの日か、また泳げるくらいに水がキレイになるといいですね。暑さを忘れる一コマ、、、お楽しみいただけましたなら幸いです。

そうそう、この夏のブログで何度か話題にした草津市烏丸半島:ハスの群生地で異変:花が全滅か?事件。久しぶりに湖岸を通ってみたら、岸に沿ってひとかたまり、きれいなお花が咲いてましたよ~。間違いなくハスの花でしたよ~。ほっと一安心。聞くところによると「近江妙蓮」で有名な守山市でも、一斉にハスの花が枯れたことがあったとか。300その時は、かろうじて元気に残っていた株を植えなおし、見事復活させたと聞きました。烏丸半島のハスも力強く逞しく、また涼しげな美しい花を咲かせて欲しいものです。

今年はもう見られないと諦めていたハスの花にお目にかかれた。そして朝から珍しく、通り雨の空に虹を見た。今日はきっとステキな一日。。。

   筆:あきつ

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やってきました夏の使者

先日のブログで、「今年の夏は何かヘンです」と訴えました。草津市烏丸半島のハスの群生地でハスが姿を消した、夏に繁殖する水草(藻)が今年は少ないと・・・昨日出張で、琵琶湖の湖岸道路を走ったのですが、例年美しく咲くハスの姿はやはり見当たりませんでした。
その後、滋賀県と草津市で行った原因究明のための合同調査では、明確な食害の痕跡などは確認できず、更に謎は深まったと担当者は頭を抱えておられるそうです。藻は、瀬田川の河口付近で見られたものの、例年よりはやはり少ない・・・水草が腐ったりしていないのでニオイもなく、有り難いのは有り難いのですがね・・・何かがおかしい。。。

ということで・・・・文化館の周りにも20160729-1来てしましました。いつもより少ないですが届いてしまいました。夏の使者:水草:藻のご到着です。来ちゃったものは仕方アリマセン!環境美化に努めさせていただきます!!
20160729-2
炎天下の中、作業用の小船を使って引き揚げた藻は、何日かかけて石垣の上で乾かしてから袋詰めし、回収・処分に出します。あぁ、文化館の夏がまた始まった・・・。

気付けば文化館のすぐ隣の打出浜でも「夏」が始まっていました。「びわガーデン」20160729-3と銘打たれたビアガーデンが10月16日までなぎさ公園にオープンしました。湖岸の夕陽を眺めながらビールとバーベキューが楽しめるという、なんとも贅沢な空間が・・・水曜から金曜は午後5時半から、土日祝は午前11時半から営業だそうです。仕事を終えて館を出た時、どうりでイイ匂いがするはずです(笑)。皆さん夏を満喫ですね~!

   筆:あきつ

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今年は何かヘンです・・・

20160711-1梅雨の合間に届く日差しが、とーーーっても容赦のない季節になってきました。当たり前に気温30度を超える今日この頃デス。文化館から眺める景色もすっかり「夏色」になってまいりました。

おっとここで、今年は何かヘンです。お気付きの方いらっしゃいます?いつものアレが見当たりません。例年ならもう文化館に届いているハズなのですが・・・

それは毎年、この時期に湖岸を漂い流れ着く水草の「藻」。有り難くない厄介者ではありますが、来ないと来ないで気になるモノでもあります。20160711-3文化館5階の展望閣にある双眼鏡で見てみても、やっぱり見当たりません。(この双眼鏡、懐かしく思われる方もいらっしゃるかも?100円を入れると今でも現役で絶景の琵琶湖ビューが楽しめるのデスヨ。)

先日の新聞で、草津市の烏丸半島に群生するハスに「過去にない異変が起きている」という記事が出ていました。例年なら湖面を埋め尽くすハスの葉が、ほとんど見られないというのです。そろそろ淡いピンク色の花が咲く頃なのに・・・食害、老化、病気などの可能性が取り沙汰されていますが、今のところ確たる原因は不明らしいとのこと。・・・何故?!

ひょっとして「藻」が来ないのも、何か同じ理由があるのでしょうか?可能性の一つとして、昨冬に大量に飛来した渡り鳥、オオバンの食害を疑う声も出ているとか・・・294体が黒くて頭のところが白いあのコですね?確かに文化館周辺でもたくさん見ましたし、季節的にも長いこと滞在されていた感はありますが・・・もしかして食べ尽くしちゃったとか?!
水質が改善されたとか琵琶湖がキレイになった等の理由であれば、万々歳なのですが、何やらソワソワする違和感なんですよね。キレイに越したことはないのですが。。。

おかげで美しい湖面には・・・ビニール袋とかペットボトルとか発砲スチロールとか植木鉢とかッ!!人間サマのゴミが目立って仕方ありまセン!皆さん琵琶湖を美しく!爽やかな琵琶湖の夏を迎えようではありませんか!

   筆:あきつ

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僕たちも応援しています

熊本・大分地震からまもなく2ヶ月が経とうとしていますが、被災された皆さまには、心からお見舞い申し上げます。

先日の新聞記事に、熊本県のPRキャラクター「くまモン」と彦根市のゆるキャラ「ひこにゃん」が、被災地の皆さんを元気づけたという記事が載っていました。
彦根市さんには現在琵琶湖文化館の所蔵品を展示していただいていますし、会場でひこにゃんにもお目にかかれたので、ついつい記事に目がいったのですが、くまモンとひこにゃんが並んで写っている写真を見ると、ナゼ僕「あきつ君」もそこにいなかったのか・・・と。一緒に並んで皆さんを激励したかったな・・・と。いやいや知名度が・・・そもそも着ぐるみもない・・・ならば妄想するしかない・・・と、夢のコラボを「夢」見て作ってしまいました。。。(折り紙は滋賀県平和祈念館のボランティアさんからいただきました!)20160609

記事の写真では、何より会場に集まっておられた皆さんのテンションの高さがとても印象的でした。ゆるキャラが持つ「癒し」パワーの可能性について、改めて考えさせられる我が身です。僕はゆるキャラとしてはまだまだ・・・そこに居たかったとおねだりするより日々精進。僕に「和み」を求めて下さる方がいると信じて努力してまいります。微力ではありますが、こんな僕ではありますが、皆さまを応援してまいります。

一方で、4日のニュースですが、ヨーロッパで大雨が降りパリのセーヌ川が増水。浸水による文化財の損傷を警戒したルーブル美術館では、地下倉庫の収蔵品約25万点をボランティアさんらの手を借りて地上階に移した、との記事が載りました。緊急のこととは言え、美術館側でも勇気のいる決断だったと思います。何より大切なものを守りたいという皆の思いが一致して行動に繋がった・・・とても勇気づけられる記事でもありました。
人と人とのつながりがあってこそ。大切なものを守りたい気持ちは世界共通です。文化館がお世話になっている滋賀県教委文化財保護課の職員さんも、7月に被災地の復興支援に行かれると聞いています。219-2人の手によって作り出されたものであるなら、人の手で守っていこうではありませんか。被災地の一日も早い復興を心よりお祈りいたしております。

   筆:あきつ

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つながっています、県内の博物館

先日、『滋賀県博物館協議会』の総会があり、東近江市へ出張してきました。協議会は、県内の博物館施設(歴史・芸術・民俗・産業・自然科学等)が相互の連絡を図り、円滑な運営に資するとともに、博物館活動を通じて県民文化の振興に寄与することを目的に、現在67館が加盟しています。
現協議会の創設は昭和57年。事務局には琵琶湖文化館→近代美術館→琵琶湖博物館と歴代県立施設が務めてまいりましたが、今回の総会で新しい会長に長浜城歴史博物館の館長さまが就任され、それに伴い事務局も移行することとなりました。来年度35周年を迎える協議会ですが、時代の流れとともに新しい風が吹いているようです。総会では、県内の施設が今まで以上に連携し、活動を盛り上げていけるよう、様々な事業が企画されていることが報告されました。

20160526総会終了後には、会場館である近江商人博物館を見学させていただく機会に恵まれました。この施設は平成8年に開館し、近江商人を知る窓口となる博物館として活動をして来られましたが、開館20年を迎え、東近江市ゆかりの日本画家・中路融人(なかじゆうじん)氏から日本画52点を寄贈されたことを機に、2階を新たに「中路融人記念館」としてこの4月にリニューアルされたばかりとのことです。展示室では、湖国の風景に魅せられた中路画伯の作品がずらりと並び、まるで時間が止まったかのような、静寂を絵に描き止めたかのような、素敵な空間が広がっていました。そして3階特別展示室では、東近江市出身の洋画家・野口謙蔵氏の作品が展示されていて、また違う雰囲気を堪能することができました。
常設展示では、「天秤棒一本から豪商へと立身出世した近江商人の軌跡」をテーマに、江戸時代から明治時代にかけて活躍した近江商人にまつわる様々なものが展示されています。ついつい会場では、映像やジオラマ、行商姿の体験コーナーなど、文化館には無かったものに目がいってしまいました。

このように総会や研修会の際に、会場館を見学させていただくことは、各館の様々な工夫や取り組みを知る貴重な機会ともなり、刺激にもなります。加盟館が相互に情報を提供し合って、今後ますます滋賀の博物館が元気になればいいなと思います。
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ちなみに余談ですが、琵琶湖文化館では、開館した正にその年昭和36年に「野謙(野口謙蔵)油絵展」を、また昭和58年には「中路融人展」を開催させていただいた経歴があり、今回の出張に何かのご縁を感じずにはいられない旅となり・・いえいえ出張となりました。

   筆:あきつ

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お申込みはお済みでしょうか?「打出のコヅチ」

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いよいよ19日(木)から始まります!平成28年度滋賀の文化財講座「打出のコヅチ」。皆さま、もうお申込みいただけましたでしょうか?

今年度の第1回目は、昨年度新たに滋賀県指定文化財になったもののうち、来迎図、神像、懸仏という、神と仏の信仰に関わる文化財がテーマです。今回お話しいただくのは、県文化財保護課の美術工芸担当でいらっしゃる古川史隆さんです。調査から指定に至るまでの過程、ずっと資料に寄り添って来られた担当職員から、直にお話しを伺えるチャンスはそうそうありません。ぜひこの機会にいらっしゃって、滋賀の文化財について理解を深め、またその奥深さを堪能していただければと思います。

お申込みは電話、FAX、または電子メールで、①お名前、②お住まいの市町名、③連絡先(電話番号)、④参加回、⑤講座のことを何で知ったかを、当館までお知らせ下さい。

また、すでにお申し込みいただいた方、どうもありがとうございます。中には毎年この講座を楽しみにして下さっている方もいらっしゃるようですね。ご期待に沿えるよう、講師だけでなく、スタッフ一同準備にいそしんでおります。そして、滋賀の文化財の応援団でいらっしゃる皆さまと、会場でお目にかかれることを楽しみにしております。

会場はびわこホール向かいのコラボしが21(大津市打出浜2-1)。講座は13時30分から15時まで、13時15分より受付開始です。では皆さま、どうぞお気を付けてお越し下さいませ。

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こんなところにも文化館

先日・・・文化館に・・・とあるタレコミが・・・ありました。。。「この表情!この底の抜けの明るさ!あまりのインパクトに自分一人ではきちんと受け止めきれないので取り急ぎメールします」とのこと。何なに?なんだろうと添付ファイルを開いてみると・・・パンフレットの1ページらしいのですが、そこにはなんと!琵琶湖文化館をバックに!2人のフレッシュなお巡りさんが!進むべき道を!示して下さっているではありませんか!!輝く笑顔がステキです。。

20160425ちなみに皆さん、改めてお尋ねしますが、琵琶湖文化館の場所はご存知・・・ですね?そして館のすぐ向い側に滋賀県警察本部があることも・・・ご存知です?ね?
実はこのパンフレット、滋賀県警察官採用募集の案内パンフレットなのですよ。その中のページに琵琶湖文化館が写っているのを偶然見つけられた方が、興奮気味にタレコミ(情報提供)をして下さったのです。確かにインパクト大!「安心」「安全」が全面的に表現されています!守られる:守られた:守るべき:文化館のイメージアップも間違いなしデス。。。ニヒッ。

よく見るとコレ『交番・駐在所』の紹介ページです。「滋賀県民の為に 地域の治安を守る」「県民の幸せのために・・・全てを懸ける!」・・・なんとも頼もしいお言葉です。

・・・もしかしたらと思うのですが、文化館を背景に選んだ理由は・・・
その1)当たり前のように日常の風景に溶け込んだ存在感が良かった
その2)親しみやすくて地域の人々に愛されている感が良かった(自分で言う?!)
その3)お城の守りが堅いイメージが良かった
その4)地域密着型のイメージが交番のイメージと重なった
さてどれ?!全部だとしたらとっても嬉しいです~。確かに・・・アナタのおそばに文化館。。。残念なのはお城のテッペンにいる僕が写真からカットされているコト・・・くらいですかね?(泣笑)。
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情報提供をして下さった文化館ファンの方にも、この館を背景に写真を撮ろうとイメージして下さったパンフ編集の方にも、なんだかとても有り難い気持ちでいっぱいです。

採用試験はもう始まっているようです。新しく警察官になられる方たちに期待して・・・県民の皆さんに「安全」「安心」と言って貰えるよう、我が館:琵琶湖文化館も守っていって下さいね。
よろしくお願い致します。。。

   筆:あきつ

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春の特別一般公開

ゴールデンウィーク目前となりましたが、皆さんご予定はお決まりですか?どこに出掛けようかと考え中・・・53という方に是非チェックしていただきたい、春の一般公開のご紹介です。
草津市にある芦浦観音寺さまでは、5月4日・5日に寺宝の特別公開が実施されます。拝観時間は午前10時から午後3時までです。通常の拝観には予約が必要ですが、この2日間は特別に草津市観光ボランティアガイドさんの案内付きで、鑑賞することができるそうですよ。

この日に合わせて文化館からも、お預かりしている寄託品の一時返却を行っております。
○滋賀県指定文化財 豊臣秀吉自筆北野湯茶道具目録
:天正15年(1587)10月に京都北野天満宮境内において豊臣秀吉が催した「北野大茶会」。開催にあたっては同年7月から準備が進められ、公家、大名、茶人だけでなく、若党、町人、百姓などにも参加が呼びかけられ、当日は1,000人以上の参会者があったとか。この目録は、10月2日の朝に四畳半の部屋を飾るための茶碗や茶入れなどの道具について記したものです。
○菊桐花紋蒔絵堺重
:三段重ねの重箱。外側と蓋に大ぶりな桐紋と菊紋があしらわれています。特に菊紋についてはバリエーションが豊かで華やかさが印象に残ります。
○蝶紋蒔絵花見弁当   ○菊花鳥蝶紋蒔絵銀造煙草盆、附 螺鈿煙管1本
○黒漆野立て茶道具茶釜、釜台付   ○翡翠棚飾り
○黒漆野立て茶道具、附 茶碗5口、夏茶碗2口、白磁茶碗2口290

以上の7件です。個人的に僕の大好きな翡翠棚飾り(ご長寿と思わしき亀の背に、両手で包み込みたくなるような青の宝珠が細工されている)がご披露されますので、是非皆さんにもチェックしていただきたい!
今回の特別公開は、美しい細工が施された工芸品やお茶会に縁のあるものがセレクトされているようです。春のお出かけ、過去にタイムスリップしたような『雅』を堪能するのもいいものですよ~。

   筆:あきつ

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KAZARI展での出逢い

桜咲くお花見日和のとある休日、人出が多いのも覚悟の上でMIHO MUSEUMさんの展覧会を観に行ってきました。入口から展示会場の施設までは、上り坂で少し距離があるのですが、20160426-2沿道には桜が植えられており、訪れた時にはドンピシャの満開状態。送迎用の電気自動車に乗りながら、ご一緒になった外人さんたちと「ワンダホ~」を連発しておりました。(帰りは下り坂なので歩こうと誓!)
そして桜で十分盛り上がった皆さんの本当のお目当ては、特別展「KAZARI かざり-信仰と祭のエネルギー-」です。当館の所蔵品も出展されていましたので、久々に展示会場で眺めたいな~と、僕も行ってみたわけです。
会場では大勢の人達がゆったりと鑑賞されており、大盛況となっていました。展示作品も県内はもとより県外からも多数出陳されており、素人ながらも見比べながら楽しんで展示を鑑賞することができました。また展示室内に滋賀にゆかりの風景がパネルやタペストリーで紹介されるなど、滋賀県らしさをイメージさせる表現が随所にあってとても良かったです。
・・・と、ここで一人、何だろう、何故だろう、何だか既視感が・・・。

その答えは数日後に判明しました。館に送られてくる情報誌「Duet」(サンライズ出版(株)発行)。滋賀の文化情報を届けてくれる情報誌なのですが、20160426今回は「KAZARI」展の特集が組まれており、その中に平成22年に九州国立博物館で開催された「湖の国の名宝展」の図録が、今回の展示の構成を練る際のヒントになったと書かれているのですよ!!「湖の国の名宝展」、そうあれは琵琶湖文化館が休館になってから、初めて県外で行った珠玉の展覧会。。。学芸員ではない僕も写真フィルムのスキャンやチラシ作成のお手伝いをさせていただいた、とても思い出深い展覧会です。
そうかぁ、あの時の、なるほど既視感。こういった形で再会できるのも、なかなかに有り難い事でございます。

そしてまた後日、郵便が届きました。中身は「開館10周年記念 九州国立博物館史」のご寄贈です。そう言えば、名宝展を開催した時は開館5周年記念でした。あれから5年。。。月日が経つのは早いものでございます。

   筆:あきつ

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研究紀要第32号 発行しました

昨日の京都新聞さんの社説で、ふっと目に飛び込んできた「朝鮮通信使」の見出し。江戸時代に朝鮮王朝が日本に送った外交使節団:朝鮮通信使にまつわる関連資料を、287ユネスコの世界記憶遺産に登録しようと、日韓の民間団体が共同で申請したという話題です。これらの資料が歴史的に意味があるのはもちろん、この試みが両国の市民交流から芽生えた共通の願いとして、現代的にもとても意義深いことだと語られています。
ちなみに3月末に行われた日韓共同申請には、なんと日本側のスタッフさんも韓国の釜山(プサン)に赴き、釜山の中央郵便局から、釜山の消印で、パリのユネスコ本部に申請書を発送された・・・とのことですよ。なんとも関係者方々のアツイ思いが伝わるエピソードですね。

あっ!皆さん!当館の『研究紀要第32号』発行!発行:済です!
・・・と、何をこんなに焦っているのかというと、今回の紀要には、ユネスコ世界記憶遺産として申請された関係資料の内の一つ、我らが琵琶湖文化館の朝鮮通信使!「琵琶湖図」のことについても触れているのです。内容をちょこっと紹介しますと、

【円山応震「琵琶湖図」の描写景観と構図について- 景観の同定とシーボルト『NIPPON』への構図流用 ―】
円山応震が描いた「琵琶湖図」と、シーボルトが著書『NIPPON』の中で示した挿図の「琵琶湖図」との比較から、新たな解釈が・・・特別寄稿によります。

【資料紹介 絹本著色春日赤童子像】
春日大社・興福寺における垂迹美術の一つとして南都を中心に制作された春日赤童子像。現在その作例は多くない中で、当館所蔵の春日赤童子像について紹介する。

【資料紹介 紙本淡彩日吉祭礼図】20160408
全長約21mにもおよぶ当館所蔵の絵巻物「日吉祭礼図」。江戸時代における日吉山王祭の様相を詳しく読み解く。
(4月10日まで安土城考古博物館「表現された神と仏」展にて展示公開中)

などなど、その他平成27年度に行った館蔵品修理報告や活動報告も掲載しています。県内の図書館はもとより国会図書館や市町教育関係機関、博物館などにも送付しておりますので、気になる方は是非手に取ってご覧くださいませ。

   筆:あきつ

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ホームページ3月のアクセス数

20160401文化館的恒例行事:今年も鉢植え桜の『お花見』シーズンがやってまいりました。まだかなまだかな~と気になり出してからが早かった!あれよあれよという間にほぼ満開です。命短し恋せよ乙女・・・大津市内のソメイヨシノもいい具合に咲いてきましたよ。

さてさて当館のホームページのアクセス数について、3月は1,424件のアクセスをいただきました。
情報としてはやはり・・・力を入れております琵琶湖文化館収蔵品展「表現された神と仏」をメインにいろいろとご紹介させていただきました。おかげさまで入館者数も順調に伸びているとの連絡もあり、関係者一同ホッと胸をなで下ろしております。

先日ギャラリートークの会場では、「こんな展覧会を新しい美術館でも開催して欲しいな」との嬉しいお言葉を頂戴し、一方でアンケートには「神仏習合がざっくり足早に解説されている感がある」などのご意見も頂戴し、いろんな反響に一喜一憂しておるところです。ご観覧いただいた皆さま、誠にありがとうございます。会期終了(4月10日)まであと少し、9日には当館学芸員が担当する関連講座も開催されますので、「未だ行っていない!」という方は、是非この機会に足をお運びくださいませ。

そういえば近頃、いろんな場面で「ブログ読んでるよ」「ホームページの更新が楽しみ」「頑張ってるね」などとお声かけをいただく機会が多く、少々照れくさい思いをしております(笑)。「いや、あれはあきつ君が勝手に喋りたがって文章を・・・」と、僕を名乗る僕??は取り繕っておりますが、、、えへへ。
ためになる・なるほどと思う・勉強になる:『賢い文章』は、学芸員さんが書いて下さいますので、僕は命拾いをしておりマス。

これからも、緩・急:諸々に浮城ホームページを運営していきますので、皆さまお付き合いの程、よろしくお願い致します。

   筆:あきつ

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只今、「表現された神と仏」展 開催中!

日中は暖かい陽気になり、桜もちらほら見かけるようになりました。皆さまいかかお過ごしでしょうか。
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さて、後半を迎えている滋賀県立安土城考古博物館で開催中の「表現された神と仏」ですが、本日は会場の様子をお伝えしましょう。
1603247本展覧会では近江の「垂迹美術」の世界をご紹介しておりますが、これは宗教美術のなかでも「日本の神さまは、仏さまがこの世に現れた仮のお姿である」という神仏習合思想に基づいたもので、明治時代に神仏分離政策が行われる以前には日本に広く浸透した考えでした。・・・何だかムズカシそう・・・、そう思われる方もいらっしゃるでしょう。・・・このような心配はご無用です!展覧会では、それぞれの作品には解説が書かれており、はじめて「垂迹美術」に触れる方でもわかりやすい展示となっております。
そして神さま・仏さまは造形的にも大変優れたお姿をしていらっしゃり、その魅力にぐいぐい引っ張りこまれます。1点1点じっと見つめて立ち尽くされている方や、お連れさまと熱心に意見を交換しながら鑑賞される方など、皆さま丁寧に作品をご覧になっていました。
1603244このように熱心に展覧会をご覧いただく様子を目の前にしますと、展示させていただいている神さま仏さまの素晴らしさを少しでもお伝えすることができたのでは、という思になります。

また、「マザーレイク滋賀応援基金」によって修復・再生された作品も同時に展示しております。会場にて無料配布の詳しいパンフレットをお手元に、文化財の修復についても学ぶことができます!

そして、次回の関連講座では文化館の学芸員が「垂迹美術」についてわかりやすく解説いたします。この機会にぜひ皆さまご参加くださいませ!

企画展関連講座「垂迹曼荼羅の世界」
 講 師:上野良信(滋賀県立琵琶湖文化館)
 開催日:平成28年4月9日(土)
 時 間:13:30~15:00(受付は13:00より)
 会 場:滋賀県立安土城考古博物館 セミナールーム
 定 員:140名(当日先着順) 資料代200円 事前申し込み不要

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守山市新指定文化財の一般公開

守山市矢島町にある臨済宗大徳寺派の少林寺さまと琵琶湖文化館は、開館以来のお付き合いをさせていただいております。この度、開館当初からご寄託いただいている「絹本著色 聖徳太子勝鬘経講賛図(けんぽんちゃくしょく しょうとくたいししょうまんぎょうこうさんず)」が、平成28年1月に新たに守山市の指定文化財となったことを受けて、3月20日(日)に地元の同寺で、一般公開されます。

この掛軸は室町時代の作品で、聖徳太子が「勝鬘経」という経典について、その教えを講義している場面を描いたものです。教えを乞うている者の中には、かの有名な小野妹子や蘇我馬子の姿も・・・。
「勝鬘経講賛図」は、平安時代には成立したと考えられており、聖徳太子の生涯の事績を描いた絵巻物「聖徳太子絵伝」の中で描かれることが多いのですが、独立して描かれる類例は少なく、しっかりとした筆さばきと細かな描写が見られるなど、とても貴重な作品となっています。

286文化財が指定されるまでには、様々な調査が行われ、有識者の方々からご意見を伺い、検討に検討を重ねて決定されると聞いております。こうしてお預かりしている文化財が改めて評価され、未来に残していくために地元の皆さんの宝となり誇りとなる・・・お預かりしている僕たちにとっても、とても嬉しい事なのです。

少林寺さまは、一休宗純(一休和尚)ゆかりのお寺としても知られています。境内の銀木犀と古井戸も一休和尚にまつわる伝承が残っているとか・・・この機会に是非、訪れてみたい古刹です。

   筆:あきつ

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湖岸公園の常夜燈

ようやく春めいてきました。そろそろお出かけしてもいいかな、という気分になってきますね。

文化館は休館中で1603043ありますが、しばしば観光や散策などで、道や史跡をお訪ねになる方がいらっしゃいます。その中で「琵琶湖文化館の前にあった常夜燈はどこですか?」と、聞かれることが度々あります。
お訪ねの常夜燈とは、滋賀県立琵琶湖文化館と琵琶湖ホールの間にある湖岸公園の一角に立っている常夜燈で、堂々とした姿をしています。もともとは、琵琶湖の西岸に位置する石場に建立されました。銘文には、江戸時代の弘化2年(1845)に鍵屋傳兵衛・船持中が発起人となって建立されたことが記されています。
常夜燈とは、その名の通り一晩中つけておく灯りのことで、電気が普及する以前、真っ暗な道中や海岸などに設けられて、その灯りは大切な目印となっていました。石場の常夜燈は琵琶湖の東岸に位置する草津市矢橋(やばせ)との間を往来する船の目印でした。
常夜燈は、琵琶湖湖岸の埋め立てと共に、昭和43年に石場(現在の大津警察署の裏)から琵琶湖文化館の前に移築され、その後現在の場所に移されたのです。常夜燈の移転の歴史は、琵琶湖湖岸の変遷の歴史でもあります。現在では電気が発達し、火が灯されることはありませんが、いつの時代も常夜燈は琵琶湖湖岸のシンボルなのです。

1603044文化館の5階からも湖岸公園にたたずむ常夜燈がよく見えます。そうそう、この夏、浜大津から湖岸公園の「なぎさのテラス」一帯に日本一長いビアガーデンができるという情報が…! 琵琶湖を望みながら夕暮れ時に一杯、新たな憩いの場となるようです。常夜燈とともに、THE琵琶湖湖岸を満喫するのもいいですね。

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あきつ:ミニ屏風に学ぶ

3月3日ひな祭り、文化館では湖岸にある掲示板の中に「あきつ雛」のミニ屏風を飾りました。心なしかいつもより足を止めて見て下さる方が多かったような・・・(喜)。これに関しては、お褒めのお電話をいただいたりなんかもして、頑張って作った者としては嬉し楽しい1日となりました。実はワタクシ、この「ミニ屏風づくり」で、いろんなコトを学びましたので是非皆さんにご報告。。。

先ず1つめは、屏風は絵の配置が難しいということ!今回のミニ屏風は1曲(2枚合わせ)でしたが、見せたいモノ→目立つところ→ド真ん中に配置しようとすると、そこで真っ二つに割らなければならないのです。当初予定していた絵柄は、あきつ君カップルが寄り添っているものでしたが、これでは二人(二匹)の仲を裂かなければナリマセン!20160304そんなこと出来マセン!ということで、ちょこんと座って見つめ合う構図となりました。カメラで被写体を中心にもってくることに慣れてしまった現代人にはとても難しい・・・なので先人の絵師さんはすごい!視線を導き空間を見せる、空間で遊ぶ・・・この度ワタクシ、和の心を学んだ気が致します。区切られた面に計算された配置。個で見るよりも全体として見た時に、力強さがある、奥行きが感じられる、見る人に想像させる・・・あぁジャパニ~ズ・・・改めて、無性に巨匠と呼ばれるヒトたちの作品を見てみたくなりました!!・・・日本の美、奥が深いデス。

2つめ、表具師さん・・・さすがです。今回のミニ屏風は発砲スチロールに合成糊でプリッと糊付けしただけ、外周をぴやぁ~っと塗っただけ。なので時間が経つと隅っこがめくれてきたり、塗った所と塗ってない所が表からも分かってしまう有様で(作った人の性格が出ます)。。。20151204-1そこで思い出したのが、以前文化財の修理工房で見たあの光景。専用の刷毛で糊を均一にムラなく塗っておられたあの姿・・・「あれかッ!」と思いました。専門家のお仕事だからこそ、末永く楽しめるのです。講座でお話しされた講師先生もそうでした。今度お会いしたら手を合わせて拝んでしまうかもしれません。皆さんすごいデス。

改めて気付いたこと3つめは、展示環境の大切さです。今回は「通りすがりの道行くヒトに見てもらおうっ!」と安易な気持ちで屋外にあるガラス面の掲示板に飾りましたが、冷え込んだ朝の湿気、太陽サンサン、気温は上昇、夕方には紙がボヨヨンと浮いてしまっていました(泣)。・・・思えばいつも学芸員さんがおっしゃっていることです。文化財は温度・湿度の管理がキモだと、太陽光を侮るなと・・・素人:あきつ、身をもって「そういうことかッ!」と知るに至りました。何年勤めてるんだかお恥ずかしい・・・。だってねぇ、文化館の展示・収蔵のお仕事でソレが問題になったこと無いのですもの!当たり前に良い環境に置いて貰ってたのですね~。あ、なんだかこの当たり前、自慢したくなりました!

勢いで作ったわりに、なんだかんだと学ばせていただいた「あきつ雛」。あきつ君は男の子ですが「行き遅れ」がないように、3日の内に片付けさせていただきました。

akitu長々と読んでいただき有難うございます。・・・ここで改めて宣言します。
作者に和の心を表現する力量がないため、あきつ君は今後も「癒し系」もしくは「愛嬌で勝負」をウリ路線に・・・世に羽ばたこうと思います。イヒッ。

   筆:あきつ

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ミニ屏風をつくってみました あきつ雛

ご報告が遅くなりましたが、実はこっそり、2月14日に開催された「千年の美」つたえびと養成講座(主催:滋賀県教育委員会)に参加していた僕:あきつです。
20160303-1この日は、文化財の修理工房で働いておられる技師さんが講師で、屏風や掛軸・巻子の形と構造について、詳しく説明していただいけたので、とても勉強になりました。

2月のブログでも紹介しましたが、この講座はサブタイトルが「屏風をつくってみよう」となっており、何に惹かれたってその「体験企画」に僕は一番惹かれマシタ・・・「作り方が分かればオリジナルのミニ屏風も作れるようになるのでは?」と野望を抱いた時には、20160303-2ぼんやりとしたイメージが出来上がっていた・・・構想から早1ヶ月・・・本日ようやくその「完成型」を皆さんに披露できることとなりました。

講座ではミニ屏風キットを用意していただいてましたので、参加した僕たちは線を引いて糊で貼るだけ。実はこの屏風、下地はとっても今風で黒のスチレンボード20160303(発砲スチロール)なんです。いやぁそれでも十分雰囲気が出るものですね。で、そこに和紙で「蝶番(ちょうばん)」を右扇左扇で交互になるように貼り付けて(ココが今回のポイント「紙蝶番」!この屏風左右どちらにも開くのです!作ってみてもチョー不思議~)、屏風の裏に古風な模様の紙を貼り付けて更にそれっぽく。。。そしてここからが肝心。講座では表の絵柄に、美人画、虎図、草花図が用意されていましたが、そこは僕のオリジナル。この時期にピッタリの『あきつ雛』に仕立ててしてみました~!

20160303-6残念ながら取りかかったのが遅くて、お雛さまにギリギリとなってしまいましたが、上手く出来上がって嬉しかったので、特別に館の表にある掲示板に飾らせていただくことにしました。本日3日、1日限りのお披露目となりますが、偶然通りすがりにこの実物を見た人には幸運が・・・・・訪れればいいな、と思います。イヒッ。

   筆:あきつ

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