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滋賀県に新しい重要文化財の誕生

 おめでたいニュースが入ってきました。国の文化審議会は18日、新たに全国の美術工芸品の4件を国宝に、47件を重要文化財に指定するよう答申しました。このうち滋賀県では、以下の3件の美術工芸品が重要文化財に指定されることが決まりました。

【絵画】紙本墨画鳥獣人物戯画丁巻断簡 1幅:公益財団法人秀明文化財団(甲賀市)
【古文書】近江国比良庄絵図 1鋪:北比良財産管理会(大津市)
【歴史資料】国友一貫斎関係資料 953点:個人

近江国比良庄絵図(北比良財産管理会蔵)

 その中で文化館として、特に注目したいのが、当館でお預かりしている「近江国比良庄絵図」です。こちらは、鎌倉時代後期に作成された原図を室町時代に写したもので、比良庄域(現在の大津市北部)が墨線で書かれ、庄園内部には、寺社の堂舎や鳥居、樹木などが詳細に描かれています。鎌倉時代後期と南北朝期の裏書が存在しており、この絵図が周辺庄園との境相論(さかいそうろん:所領などの境界をめぐる紛争)に際して作成されたことが分かり、中世社会経済史研究のうえで極めて貴重であることから、平成12(2000)年に滋賀県指定文化財となりました。そして22年の時を経てこの度、国の重要文化財となることに決まりました。今後、事務手続きが完了したら、正式に重要文化財に指定されます。

 それにしても、県内に3件も重要文化財が増えるのは凄いことです。国宝・重要文化財保有件数第4位の滋賀県は、文化財の宝庫です。琵琶湖文化館では収蔵する重要文化財が一つ増え、文化財をお預かりしているものとして、より気が引き締まる思いです。大切な滋賀県の文化財。これからも、みなさんと一緒に大切にしていきたいです。それでは最後になりましたが、、、 !!重要文化財指定おめでとうございます!!

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地域連携企画展いよいよ開催!

 今週土曜日(10/8)から、琵琶湖文化館地域連携企画展「近江湖南に華開く宗教文化-野洲・守山の神と仏-」が始まります。文化館では、展示する文化財を会場である銅鐸博物館さんまで運ぶため、梱包作業が行われました。今回はその様子を、学芸員さんたちの邪魔にならないように少しだけ覗かせていただきました。

 展覧会に出展される文化財の多くは、社寺からのお預かりものです。貴重な文化財を会場まで運ぶためには、より一層の注意を払わなければいけません。こちらでは、担当学芸員と梱包・運搬のプロの業者さんが、文化財の梱包の仕方を話し合っています。「このお像は表面が少し脆いので気を付けてください」との言葉を聞いて、早速段ボールを組み立て、中に和紙で包んだ綿布団を何重にも敷き、ふんわりと包み込むように寝かせていきます。「あれ、それじゃ、輸送中動いちゃうのでは⁉」と心配になっていると、、、すかさず、綿布団と多くの薄い和紙を使い、箱の中で動かないようにしっかりと梱包されました。さすがです。

 そして、こちらでは像高が約85cmの仏像が梱包されています。先ほどとは違う梱包方法です。仏像を動かないように運ぶため、専用の木枠が使われています。仏像が傷がつかないように、薄い和紙や綿布団をしっかりと当て、平紐を使い木枠に固定していきます。「緩衝材にきちんと当たっているか」「ココも固定しましょう」など、仏像が動かないよう、何度も確認をした後、段ボールの板で覆って梱包完了です。
 今回あらためて、梱包作業を近くで見学していると、それぞれの仏像(文化財)に応じた形で梱包していくプロのお仕事に驚くばかりでした。

 そして、すべてを梱包し終えたら、トラックに積み込みです。大切な文化財を運ぶため、作業は、声を掛け合って万全の体制で行われます。トラックの中でもしっかりと固定して、いざ、会場となる銅鐸博物館さんに向けて出発です。これから一カ月半、みんな!いってらっしゃい‼

  いかがです?普段は見る機会が無い展覧会準備の裏側。文化館の文化財がどのようにして会場へ運ばれているのか、ほんの少々分かっていただけました?
 地域連携企画展「近江湖南に華開く宗教文化-野洲・守山の神と仏-」 は、10月8日(土)から11月27日(日)まで、野洲市歴史民俗博物館(銅鐸博物館)で開催します 。期間中には、関連事業の講演会もあります(事前申込制)。どうぞ皆さま、ご期待下さい♪


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「しが地域文化遺産フェスin多賀」が開催されます

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(外部リンク)

 文化館のホームページをご覧になっている方は、文化財について興味がある方が多いのではないでしょうか?そんな皆さんは「文化財保護法」というものがあるのをご存じですか?文化財の保護と活用を目的とした法律です。法律というと難しく考えてしまい、国や、行政だけのものと思ってしまいませんか?ですが文化財保護法の改正を背景に、県内では地域総がかりで地域文化遺産の保存・活用が進んでいるのです。そうした新しい時代の文化財保護についてわかりやすく情報を提供し、自治体はもちろん民間企業やボランティア活動団体なども積極的に参加して、楽しみながら地域の文化遺産を守る取組を知ることができる画期的なイベントが、10月8日(土)に 滋賀県・多賀町教育委員会主催で開催されます。その名も「しが地域文化遺産フェス in 多賀」。会場は、「打出のコヅチ」のサテライト会場としてもお世話になった、あけぼのパーク多賀さんです。

 このフェスは、地域文化遺産を核としたネットワークの形成に繋げ、賑わいを創出することで、歴史・文化を活用した継続的な活動への足がかりとすることを目的として開催されています。当日はトークセッションが行われ、世界遺産を目指す彦根城や文化遺産の保存修理などについて、幅広いテーマでお話を聞くとことができます。我らが文化館についても「新・琵琶湖文化館がめざすもの」というタイトルで、井上優副館長(滋賀県文化財保護課)がお話します。今まで、大津でお話する機会が多かったですが、湖東・湖北の皆さんにも、是非聞いていただきたい内容です。
 さらに会場では、一般参加者からの文化財に関する幅広い相談を受け付け、その場で簡単な調査やアドバイスを行うコーナーがあるようで、、、こちらは個人で文化財について相談ができる貴重な機会となっているのではないでしょうか。お家に文化財があって「相談したい!」と思っている方に必見のコーナーです。他にも、文化財の修理に関する体験や、戦国武将のサインを探すワークショップなど、文化財に関するイベントが盛りだくさん。文化財について、楽しく学べる場となっています。会場ではマルシェも開かれ子供から大人まで楽しめます。ご家族揃ってお出かけください。

 また、9/27から10/16まで、会場となるあけぼのパークさんでは文化財に関する展示もされています。滋賀県からは「新・文化館に向けて」のポスター展示や、屏風と仏像がどのように作られているのかわかる構造模型を展示しています。多賀に足を運ばれた際は、こちらも是非ご覧になってくださいね。

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「花湖さんの打出のコヅチ」第5回 開催しました

 9月も半ばを過ぎて朝夕は過ごしやすくなりましたが、日中はまだまだ暑い日が続きます。この日(9/15)も残暑が厳しい日となりましたが、そんな中86名の方が会場に足を運んでくださいました。滋賀の文化財講座「花湖さんの打出のコヅチ」第5回、今年度の座学の最終回です。

講師の田澤梓学芸員

 今回は、「琵琶湖文化館収蔵品にみる四季と年中行事」をテーマに、琵琶湖文化館の田澤梓学芸員が登壇しました。文化館の収蔵品には、四季や年中行事が描かれている作品が多くあります。作品に見られる季節の情景や描かれ方についてお話しました。

十二ヵ月図

 ホームページでも紹介されている「十二ヵ月図」 (月岡雪鼎筆)は、六曲一双の屏風の中に、ひと月ごとの歳時や風俗が描かれています。このような絵は「月次絵(つきなみえ)」とよばれ、平安時代ごろからやまと絵の主題として描かれてきました。当館の「十二ヵ月図屏風」は江戸時代の作ですが、古典に取材し平安時代の月次絵の要素を取り入れていることを、わかりやすく解説されました。

近江八景図

 次に紹介された「近江八景図」(吉田元陳筆)には、六曲一双の屏風に、粟津晴嵐、瀬田夕照、三井晩鐘、唐崎夜雨、矢橋帰帆、石山秋月、堅田落雁、比良暮雪の八景が描かれています。近江八景は、中国・湖南省にある洞庭湖の瀟湘八景の情景を近江にとり入れ、四季を追加したもの。皆さんご存知です?滋賀県と湖南省は、琵琶湖と洞庭湖のご縁がつながり、1983年から友好提携が結ばれているのですよ。講師からは「新しい文化館ができたら、近江八景と瀟湘八景、滋賀県と湖南省のつながりが分かる展示をしたい!」との野望が語られました。

 紹介された作品は、どちらも繊細に描かれていて「実物を見たい!」と思った方も、おられるハズ。そんな方に朗報です。今年度冬季に滋賀県立安土城考古博物館で開催される地域連携企画展「琵琶湖文化館収蔵品にみる四季」に、この二つの屏風が出展されます。来年の2月頃の開催のため、まだすこし先ですが、皆さんぜひ楽しみにしててくださいね。

 次回(10/27)は、いよいよ滋賀の文化財講座「花湖さんの打出のコヅチ」の大トリ現地探訪となります。第4回で講師を務めた和澄学芸員を講師に、野洲市御上神社周辺を歩きます。こちらは、10月8日から始まる地域連携企画展「近江湖南に華開く宗教文化―野洲・守山の神と仏―」(会場:野洲市歴史民俗博物館)に関連した講座となっており、展覧会も合せてご覧になるとより楽しめます。ぜひ、コチラもよろしくお願いします。講座の申込みは、9月27日(火)午前8時30分より電話にて受付開始します。皆さんからのお申込みお待ちしております。

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夏の勉強会 電気講習会を受けて

 暑い日が続きます。皆さん体調を崩していませんか?この時期、毎年言われるのが“熱中症対策 ”です。水分・塩分補給は当然ですが、ここ数年よく耳にするのが「適度にエアコンを使用すること」ではないでしょうか。電化製品も熱中症対策に使われるほど、私たちの暮らしに当たり前になっている電気。 皆さんは電気の事をどれくらい知っていますか?あえて考えない方も多いのでは? かく言う私も…ですが、先日電気について勉強できる機会をいただき、関西電気保安協会主催の「電気講習会(入門編)」を受講してきました。

 最初の講習会テーマは、「設備更新による省エネルギーについて」です。最近のニュースでも電力不足について取り上げられており、環境問題の他にも“省エネ”について考える機会が増えました。「使っていない電気をこまめに消す」など簡単にできるものもありますが、今回は、設備更新による省エネ方法です。特に空調設備は古い機器を更新するのが最も効果的なのだとか。産業用空調機の寿命は15~20年となっており、15年以上前の空調機を最新式に更新すると約30%以上の省エネ効果が得られるそうです。更には、長く使っていると摩耗故障が頻繁に起こり、修理にもお金がかかります。「古いものを直して使う」という行為はすばらしいですが、省エネを考えると必ずしも良い事だけではないようです。ただ、電気の使用を最小限に抑えることが“省エネ”と思っていたので、意外な内容に目からウロコの思いで話を聞いていました。

 後半は「電気事故」についてのお話でした。文化館で使用している電気は、高圧電力で、施設内に大きな電気室があり、受電設備の周りはフェンスで囲まれています。講座で紹介された事故事例は、この高圧受電設備において、機器の品番をスマートフォンのカメラで撮影しようとし誤って電路に接触し、感電事故になったケースです。何気ない油断が重大事故につながります。改めて電気の恐さを知り、専門家である電気主任技師さんと連携しながら、しっかりと保守管理をしていかねばと気を引き締めました。

コンセントは正しく接続しましょう

 また、感電事故は職場だけとは限りません。暗い場所でコンセントプラグの接続を行ったりしていませんか?誤った接続をしてしまい感電事故につながる恐れがあります。プラグの抜き差しは、普段から行う慣れた動作であるため、安易にしてしまいがちです。ご家庭でも注意して下さいね。他にも、経年劣化した古い機器の漏電など、身近な電気の危険が事例として取り上げられていました。家庭の電気は「“低圧”という言葉で油断しがち」なのだそうです。電気を正しく使うことの大切さを感じました。

 電気はあって当たり前ですが、その使い方を間違えれば危険なものであることを忘れてはいけませんね。夏になって電気を使う事が多くなってきました。皆さんも、古い機器の点検や、電気の使い方を今一度考え直してみませんか。

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びわ湖の日 一斉清掃に参加しました 

 滋賀県においては、7月1日は「びわ湖の日」です。1980年に「滋賀県琵琶湖の富栄養化の防止に関する条例」ができて1周年を記念し、この日を「びわ湖の日」と定められました。湖岸や河川・道路などを皆できれいに清掃する取り組みが県内各地で行われ、「滋賀ならでは」の良き伝統となっています。
 文化館が建つ湖岸一帯でも一斉清掃が行われ、当館も滋賀県が実施する「びわ湖を美しくする運動」に参加しました。

 例年ならば未だ梅雨の時期ですが 、今年は観測史上最も早い6月に梅雨明け。朝から気温も高く、熱中症に十分気を付けながらの活動です。参加されているのは、一般の方やご近所の事業者・各種団体などの皆さん。この日ばかりはお仕事の手を止めて、皆で一斉にご奉仕です。集合場所の大津港で火ばさみとゴミ袋を受け取り、いざスタート!知らない者同士が湖岸沿いを、ゴミを拾いながら進みます。

 歩いていると「あれ?あまりゴミが落ちていない?」
・・・なんて思った瞬間!たばこの吸い殻を発見!!草むらに隠れているプラスチックなど小さなゴミもしっかり拾います。湖岸の石垣には、歩道よりもたくさんゴミが・・・(泣)!飲みかけのペットボトルや空き缶、お菓子の袋、コンビニ弁当の容器・・・挙句の果てには絡まった釣り糸の針まで(危ない!)。これらが次々と参加者のゴミ袋に回収されていきます。

 約2km先のゴール地点では、拾い集めたゴミを分別。案の定と言いますか、やはりペットボトルのゴミが一番多かったです。これから夏真っ盛り。水分補給は必要ですが、皆さん飲み終わったペットボトルは、きちんと持ち帰って捨てましょう・・・ね。

 毎年この活動に参加されている方から、今年はゴミ少ないなぁ」とのお声がありました。エッ!コレで少ないんですか?!結構たくさん拾いましたよ?!! きっと、この清掃活動が始まった頃は、今よりも多くのゴミが捨てられていたのでしょうね。それが長年の活動を通して、徐々にゴミが減っていったのかもしれません。こういった活動のおかげで、県民の皆さんの環境美化に対する意識が変わってきたのではないでしょうか。ポイ捨てを無くして、キレイな琵琶湖が取り戻せますように!
 この活動に参加して、改めて琵琶湖の環境を考える、良き一日となりました。

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梅雨の訪れと6月のお知らせ

歌碑の上のカモ

  今日から6月です。そろそろ梅雨の到来のハズですが、雲が広がる空になっても、雨が続くということもなく。。。 文化館前の吉井勇の歌碑の上で、の~んびりと雲間から覗く太陽を浴びているカモを見ていると、梅雨入りにはまだもう少しかかりそう??…な気がしてきますね。

ですが、この時期の紫陽花を見ていると、青々とした葉っぱになり、花を咲かせ始めています。キレイに色づいて、ぼんぼりの様なお花を見せてくれるまでは、あともうチョット。その頃には季節がまた一歩、前進していることでしょう。

 5月の文化館は、「滋賀の文化財講座 花湖さんの打出のコヅチ」がスタート。おかげさまで、今年で15年目を迎えたこの講座、先月のホームページのなかでも、一番のアクセスをいただくほど大人気なのです。初回は25日に開催し(詳しくはコチラ)、皆さまからのアンケートでも「満足」とのご回答をいただきました。あらためてご意見・ご感想を拝見していると、他県から滋賀に移住してこられた方がおられ「滋賀県のことを知る機会ができました」とのこと、、県内に生まれ育ったという方からは「滋賀県の成り立ちを知らず、勉強になった」などのご意見も。。この講座を通して、多くの方に滋賀県のことをを知ってもらえたようで、とっても嬉しいです。

 次回「延暦寺の阿弥陀八大菩薩像について」は、6月23日(木)に開催します。“ 阿弥陀八大菩薩像 ”は 朝鮮半島を統一した高麗王朝の時代に描かれ、高麗時代の仏教文化を物語る貴重な資料として昨年度の滋賀県指定文化財に指定されました。県文化財保護課(文化館兼務)の古川氏 が作品を紹介しながら、その魅力について、お話します。5/24から受付募集していますが、若干お席が残っていますので、お早めにお申し込みくださいね。(お申し込みはコチラから)

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文化館の年末大掃除

年末は何かと忙しい…何といっても、新年を迎えるにあたっての大掃除!忙しい年末行事の代名詞ですよね。文化館でも大掃除を行いますよ。ですが、広くて大きな文化館。なかなか一日で終える事ができないので、今日はコチラを…明日はアチラを…とコツコツと進めております。そしてお天気も良く寒さも和らいだとある日にも外回りを中心に大掃除決行です。

館の外壁は、柄の長いほうきを使って「すす払い」。地味に腕がパンパンになる作業です。「毎年ニュースになるひ○にゃんのお城とどちらが大きいかなぁ」などと考えながら、孤独と戦ってマス。
窓ガラスは、秘密兵器の高いところまで拭ける窓用ワイパー(!)を駆使します。事務所がある連絡館は、全面にガラスが張られているため、一枚一枚をキレイにするのも一苦労!頼りになる助っ人さんと共に、ひたすら拭いていきます。「なかなか汚れとれへんな」「これ反対側の汚れやわ」…ここまで来たら、中途半端に終わらせません!急いで、室内に入り内側からも窓をフキフキ。全部拭きあげたら、本当にソコに窓があるのか信じられないくらいにキレイなガラスに生まれ変わりました!

湖上に建つ我らがお城・文化館。窓から見える景色は、天下一品(?!)。キレイにお掃除できたので、その景色がよりクリアに見えるようになりました。(←窓越しの風景)デスクワークに疲れた時に、そっと癒してくれる風景です。



さぁ、これでお正月にどの方向から神さまが来られても、ちゃんとお迎えできる状態となりました!スッキリです♪、、、と、そこへ神の一声が・・・「館内がまだ終わっていませんよ~」・・・ウッカリです・・・コツコツと進めマス。

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「花湖さんの打出のコヅチ」第3回 開催しました。

7月14日(水)、滋賀の文化財講座「花湖さんの打出のコヅチ」第3回を開催しました。まだ開けない梅雨の季節、雨は降らなくても、ムシムシとした暑さが…。この蒸し暑さに負けずに、受講を楽しみにして集まって下さった80名の皆さん。会場前で、開講するのを心待ちにしておられるのが、ひしひしと伝わります。
今回は「滋賀県の仏教工芸 密教法具篇」をテーマに、琵琶湖文化館の学芸員・田澤梓が登壇いたしました。

「密教法具とは、いったい何?」と思われた方も多いのでは?密教の修法で使用される様々な道具で、その使い方については秘儀なのだとか。密教法具の起源は古代インドにあり、【①敵を殺傷する武器(金剛杵など) ②音響を発して威嚇する(金剛鈴) ③修法のために道場を浄め荘厳する(壇供養具) ④俗塵を焼却して清浄身を顕す(護摩道具)】の4種類に大きく分けられるそうです。何だか、使用方法がわからなくても、その厳かな感じが伝わってきます。講座の前半には、平安初期の密教法具について、後半は、昨年科学的調査が行われた、栗東市・金勝寺様所蔵の金剛杵(独鈷杵および五鈷杵)について、語られました。金剛杵をX線CT装置にかけて内部構造を調べる調査・報告は、前例が無くとても有意義なことだそう。調査では、これまで知られていなかった制作方法や、実は鍍金が施されていたことなどが分かってきたのだとか。う~ん。。。謎の多い密教法具について、このような切り口で語られるなんて。。。まだまだ、わからないことも多く今後の研究が進むことが期待されます。「独鈷杵および五鈷杵の科学的調査」については、研究紀要第37号に詳しく記載されていますので、ぜひ読んでみてください。

盛だくさんの内容に時間が経つのも早く感じてしまいます。皆さんからのお声の中には、「開始時間を早くして欲しい」というご意見もありました。たしかに今年は例年より、30分遅く始めています。…といのも、皆さんが会場に入られる前に会場の机を1台ずつアルコールで拭いたり、サテライト会場と調整を行うなど、どうしても準備に時間が掛かってしまいます。そのため、今年は開始時間を午後2時からとさせていただきました。コロナ禍での文化財講座の開催。皆さんに安心して、受講いただけるように、感染症対策に取り組んでおりますので、どうかご理解のほどお願いいたします。

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ニュートンに学べるか?滋賀県人

みなさんは、こんな“滋賀県”をご存じでしたか?
10月某日、滋賀県が公式YouTubeチャンネルで公開した動画「ニュートンに学ぶ、これからの滋賀ノーマル」
これがまた「意味が分からなくて面白い」と評判です?!

<滋賀県HP引用>
17世紀、アイザック・ニュートンが、学位を取得したころ、ロンドンではペストが大流行しました。この影響で、大学も閉鎖されることに。ニュートンは、故郷へと戻り、自由に思考する時間を得て、微分積分、光学・万有引力の法則を発見できたといわれています。後に、ニュートンは、この期間を「創造的休暇」と呼びました。

なるほど。偶然から生まれた世紀の大発見。これを現在のコロナ禍になぞらえて、「これからの滋賀を新しい発想でつくって行こう!」という前向きな動画ですね?!

う~ん、でも何かがオカシイ・・・。動画では、独特のリズムと(力の抜ける)歌声で、
滋賀県公式Youtubeチャンネル(長尺バージョン)
「あなたは落下するフナ寿司をみて、何を発見しますか?」
「ゲル化した琵琶湖をみて、なにを覚えますか?」
「行進する赤こんにゃくをみて、何を知りますか?」

コレ、言葉で読んでも動画で見ても、意味がよく分カラナイ・・・。
「お見舞いする近江米をみて、なにを生みますか?」
「新説を見つけたおじさんをみて、なにを察しますか?」

エッ?!何?今の?!どこかで見かけたシルエットに「明智光秀は滋賀出身!?」のポップが!!

その後、石田三成が踊ってエンディング・・・。

「今の想定外な暮らしの中にも、未来のヒントが転がっているのかもしれません。滋賀を見つめる、未来が生まれる。」

・・・よかった♡最後はとても“まとも”だった(笑)。コロナ禍で閉塞的な考え方にとらわれることもしばしば・・・。これぐらい柔軟な発想とユーモアで、この苦境を乗り切りたいですね!

とりあえず、よく分からないコトで怒らない寛大な心と、ダジャレを許せる遊び心と、世の中の“不思議”に目を向ける探求心(?!)で、当たり前ではない何かを想像できる「滋賀県人」になりたいと、この動画を見て思いまし・・・た(?)。皆さんもぜひ気軽にご視聴下さい(でも何だかモヤ~っとします・・・(笑))。

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「花湖さんの打出のコヅチ」第3回 開催しました

夏の暑さもやわらいで、少し秋の気配が感じられるようになった9月10日(木)、滋賀の文化財講座「花湖さんの打出のコヅチ」第3回を開催いたしました。94名もの方が来てくださいました。新型コロナ感染症の影響で年度初めは開催が危ぶまれていましたが、おかげさまで今年も、おりかえし地点を迎えました。これもみなさまの参加・応援があればこそ!ありがとうございます!

第3回は「滋賀県の仏教工芸-舎利荘厳(しゃりしょうごん)篇-」と題しまして、当館の田澤梓学芸員が、コヅチに初登壇。初々しいデビュー戦を飾らせていただきました♡
滋賀県には仏像彫刻だけでなく、様々な仏教工芸の名品があります。仏教の開祖・釈迦の遺骨である舎利を入れた容器は、いわば仏教工芸のはじまりなのだとか。今回はその舎利荘厳具について、滋賀県を中心に、他府県のものや更には仏教伝来の道筋である朝鮮半島のものまで、場所も年代も様々な舎利容器をスライド写真で紹介しました。塔に埋納され人々が目にすることがなかった古代の舎利に、本尊として人々に礼拝され身近な存在とになった平安時代以降の舎利など、スクリーンに映し出される舎利容器の変遷に、皆さんが見入っている姿が印象的でした。寺院にそびえ立つ塔の中にあったものが、時代を経て小さく美しく飾られる、舎利への信仰の変遷が興味深いお話でした。

最後に、文化館でお預かりしている「厨子入銅製舎利塔(近江八幡市・浄厳院所蔵)」について、田澤学芸員の考えが語られました。この舎利塔の裏には、小さな穴と“吊り金具”が付いているのが確認でき(収蔵品紹介の拡大図でも確認できます)、「これは穴に紐を通して固定して、室内の長押などに懸けたのではないか?」とのお話を伺いました。う~ん、まだまだ新しいことが出てくる舎利荘厳の世界、、、奥が深い!俄然興味が湧いてきます。皆さんも実物を見たくなりませんでしたか?実は、見るコトができるんです!

9月19日(土)から栗東歴史民俗博物館で開催される「栗太郡の神・仏 祈りのかがやき」に、この「厨子入銅製舎利塔」が出陳されています(※「火焔宝珠嵌装舎利厨子」の名称で出陳)。入場無料になっていますので、気軽に実物を見ることができますよ!舎利容器だけではなく、旧栗太郡の信仰文化についての出陳が多くあり、見どころ満載です!講座では、展覧会出陳特別クイズチャレンジを、資料とともに配布させていただきました。コヅチの会場に来られなかったという方もホームページからダウンロードできますので、皆さまクイズを持って、ぜひ会場へ足をお運びください。

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文化館は竜宮城!!

皆さま、ご存知でしたか?明日は琵琶湖文化館の「お誕生日」なんです!文化館は、昭和36年(1961)3月20日に、この大津市打出浜の地に生まれました。滋賀県で初の公立博物館として開館してから59年。もし人間だったら、もう白髪の混じるようないいお歳ですよねぇ。開館当時の様子は、「湖上にお城ができるまで-写真アーカイブ-」のコーナーでご紹介していますので、ぜひご覧になって下さいね。
(→右は、昭和35年に作られた開館予告のポスター)

さて、琵琶湖の中に浮かぶように見えるこの琵琶湖文化館には、開館以来の「浮城」という愛称があるのですが、巷ではいつの間にか「竜宮城」とも呼ばれるようになりました。湖の中に浮かぶお城のような建物、それはまさに浦島太郎などの昔話に登場する「竜宮城」そのものに見えるのでしょう。最近でも、サイクリングで琵琶湖一周などされている方たちの目印になるのでしょうか、“竜宮城のような”と形容された琵琶湖文化館前の写真がインターネット上に掲載されたりしています。

「竜宮城」と言えば、皆さまよくご存知なのが浦島太郎のお話でしょう。若い漁師であった太郎が助けた亀に連れられて竜宮城へ行き、夢のような短い時間を過ごしたのちに故郷へ戻り、玉手箱を開けると白髪のおじいさんになってしまった、というものですね。昔話というものはいくつかの類型に分けられるのですが、このお話は、「異郷訪問譚」というパターンにあてはまるそうです。若者(子供)が偶然に(自分の意志ではなく)異郷へ連れていかれ、夢のような体験をして、現実の世界へ戻って来た時、その若者(子供)は成長している、というのがその骨子になります。

考えてみると、子供にとって「博物館・美術館へ行く」という行為も、ある種「異郷訪問」と言えるかも知れません。親に連れられて、または学校の遠足で、偶然に連れられてきた子供も多かったでしょう。それでも中へ入ってみると、展示室というところは、何千年といった日本の歴史、地元のまた遠く離れた土地の文化が凝縮され、悠久の時間や広大な世界をたった数時間で体験できるとっても不思議な場所。子供にとってはまさに、今まで知らなかった世界(=異郷)だったハズ!そして、ここで貴重な時間を過ごして、館外(=現実の世界)に出た時には、ちょっぴり強く賢い、大人になっていくのかも?

文化館にも開館以来半世紀近くの間、たくさんの子どもたちが来館してくれました(←左の写真は昭和40年代:小学生来館の様子)。だから、ここが「竜宮城」と呼ばれるのも、その外観からだけではなく、もしかしたら地域の人々の心の奥深くに刻み込まれた文化館での「異郷」体験が、自然とそう呼ばせるのかも知れませんね。地域の人々と共に歩み、「竜宮城」と呼ばれてきたことを、誕生日にあたって改めて誇りに思いたいです!!

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梅 届く?

三寒四温という言葉がありますが、今年は二寒五温(?)くらいのあたたかさで季節が進んでいるようです。2月にはブログで梅の話題をと思っていたのですが、うっかりしている間に、梅の蕾の可愛らしさを通り越して、満開になっていました。
写真のセンスも絵心も持ち合わせていないのでお恥ずかしいところですが、インターネットで「梅 画像」を検索しても、おおよそ皆さん”花”をメインに愛でておられる写真です。かく云う私も冒頭の写真を撮った時には、「かわいく咲いてますよ」「春が来ましたよ」「よい香り届きますか?」といった”念”を込めての撮影でした。

ところで、文化館の収蔵品にもに梅を描いた江戸時代の作品があります。作者はそれぞれ異なりますが、いずれも掛軸に描かれた梅です。
ふっと考えました。どれも梅をメインに描かれていますが、今の私たちと随分好みが異なるといいますか、伝わるものが違うように思えます。
うねる枝先にごく控えめに描かれる梅の花。節のある枝ぶりが想像させる古木のたたずまい。厳しい冬の寒さに耐えてなお花を咲かせる、梅の木の生命力を称えているかのようです。それでいて漂う空気は静かで厳か。 じっと向き合って描かれた時間の重みがそのままに、訴えかけるものが心に染み入ります。

それぞれの時代に、流行りや好みもあるでしょう。今、世の中に”インスタ映え”で溢れる画像は「かわいい」「きれい」「楽しい」という具合に陽気で明るい。。。ただ、人間それだけでは生きていけません。辛いときには励ましも必要です。。。梅が毎年花を咲かせる、その生命力の神秘に思いを馳せることも、ご提案させていただきたいと思います。

人それぞれ、お好みの感じ方があると思います。今ふっと心に浮かんだ花はどのように咲いてますか?

ちなみに、来週には早咲きの”サクラ”が滋賀でも咲きそうな気配です。あぁ、うかうかしていると・・・。

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400キロの距離を超える琵文のアート

昨日から「これぞ冬!」という痛いくらいの冷え込みに、体がちぢこまりますね。。。かと言って、小さくうずくまっている場合ではありません。
当館では、安土城考古博物館で明日から始まる地域連携企画展「安土・桃山時代の近江展」のように、他館と協力し、主催で開催する展覧会もありますが、全国の美術館・博物館からの依頼で、資料を貸出すこともあります。今日は当館の作品が遠く首都(東京)へはばたくお話です。

今回の依頼主は、国立新美術館さん。日本で5館目の国立美術館として、平成19年(2007)に開館した美術館です。3月に開催される「古典×現代2020―時空を超える日本のアート」展には、当館から江戸時代の絵画作品、伊藤若冲が描いた鳥禽図と、曾我蕭白の叡山図(県指定)が、出品されます。
他の展覧会もそうですが、作品を貸出す時は、どのような企画の展覧会に当館の作品を展示していただけるのか、とても気になるところ・・・。特に今回は、”時空を超える日本のアート”が副題の斬新な企画です。会場で現代アートとどのようなコラボが繰り広げられるのか、とても楽しみですね。

作品の入念な点検・梱包作業は昨日のうちに済ませてあるので、本日は積み込みのみ!近畿圏で集荷された他の作品とともに、朝一番、東京へ向けての出発を見送りました。

厳しい冷え込みの中、無事に”関ケ原”を越えられたかな?県内最高峰伊吹山の麓:関ケ原は、雪も多く路面凍結など高速道路でも注意が必要なところ。。。400kmの距離を超え、無事に東京までたどり着きますように・・・。
彼方にうっすら見える伊吹山に向かって手を合わせ、旅路の無事と展覧会の成功をお祈りするあきつ君なのでした。


※夕方6時前、無事に到着して収納されましたと、連絡がありました♡

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もうすぐ麒麟がやってくる!

放送開始が予定より2週間遅くなったNHK大河ドラマ。今年の「麒麟がくる」は、あの明智光秀が主人公の戦国ものということで、19日(日)の第1回目の放送をまだかまだかとお待ちの方が、数多くいらっしゃることでしょう。そんな中、昨日飛び込んできた光秀関連のニュース。ご覧になりましたか?京都新聞の1面を飾り、インターネットのニュースにも取り上げられたので、ご存知の方も多いと思いますが、「光秀の出生地に関して新たな古文書が滋賀県で確認された」という、ドラマ開始直前に滋賀県民にとっては、とっても興味深いニュースです。

ドラマに関して、今一番気になるのは、(おそらく)第1回目で放送される(であろう)光秀生誕の場面でしょう。光秀の生誕地については、岐阜県内とする説がいくつかあるのですが、近年新たに滋賀県の”多賀出生説”が浮上してきているのは、皆さまご存知でしょうか?昨年8月の文化館の講座「花湖さんの打出のコヅチ」に参加された方などは、井上優氏(県教委・文化館)の唱える「光秀・多賀出生説」をお聞きになっておられるでしょうし、その後、新聞などでも何度か取り上げられましたので、「知ってるよ!」という方も少しずつ増えているかも知れませんね。

「光秀・多賀出生説」というのは、井上氏によると、江戸時代、貞享年間(1684~88)に描かれた『淡海温故録(おうみおんころく)』(琵琶湖文化館所蔵)の中の記述に加え、地元に残る伝承などから、滋賀県多賀町の佐目で生まれた可能性があるということでした(詳しくはコチラ)(写真は、多賀町佐目の「十兵衛屋敷跡」=伝光秀住居跡)。今回のニュースは、その『淡海温故録』を遡る、1672(寛文12)年編さんの古文書『江侍聞伝録(ごうじもんでんろく)』(県立図書館所蔵)に、「明智十左衛門という侍が美濃から佐目へ逃れて来て、2・3代のちに光秀が生まれた」と書かれていることが確認されたということです。

いや~、オドロキましたね。本能寺の変、山崎の戦いのあった1582(天正10)年からまだ90年しか経っていない時に書かれたものですよ。ひょっとすると地元の古老から直に聞いた話だったりして!こんな大事なことを書き残してくれた筆者の木村重要もスゴイ人ですが、そんな記録を丹念に拾い上げた井上氏の努力にも脱帽です!

さあ、このように光秀研究は、地道ながらも着実に深化している訳ですが、大河ドラマの中でこの「多賀出生説」は取り上げてもらえるのでしょうか?『淡海温故録』を長く大切に保管してまいりました琵琶湖文化館としては、人一倍ハラハラしながら、キリンのように首を長くして (笑)、放映を待ちわびているところです。

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祝)新指定 滋賀県指定文化財

今年もあと数日で終ろうとしている昨日、嬉しいニュースが飛び込んできましたよ。新たに滋賀県が指定(または選定)した文化財が発表されました!新指定(選定)となったのは、次の8件です!

有形文化財
【建造物】五箇(ごか)神社本殿・拝殿:同神社(東近江市)
【絵 画】絹本著色釈迦諸尊集会図(けんぽんちゃくしょくしゃかしょそんしゅうえず)
     :成菩提院(米原市)
【彫 刻】銅造誕生釈迦仏立像:阿弥陀寺(甲賀市)
【工芸品】黒漆金銅装蔓柏文鞍(こくしつこんどうそうつるかしわもんくら)
     :五百井神社(栗東市)
【考古資料】上御殿(かみごてん)遺跡出土短剣鋳型:滋賀県
史跡名勝天然記念物
【史 跡】相谷熊原遺跡(東近江市と個人7人)
     オウゴ古墳(竜王町と個人6人)
選定保存技術
曳山(ひきやま)車輪鉄輪修理:【保持者】草野清弘さん、草野昌基さん兄弟(長浜市)

この中で、【絵画】で指定された絹本著色釈迦諸尊集会図は、現在、当館に寄託されています。お釈迦さまが法華経の教えを説き、法華経を守護するほとけさまたちが一堂に会する様子が色鮮やかに描かれた、とても美しい仏画です。当館ウェブサイト「収蔵品紹介」のコーナーに詳しい内容と写真を、特別に紹介していますので、こちらも是非チェックして下さいね。

指定文化財が増えるということは、宝物が増えたような、滋賀県の地域力がアップしたような、そんな気がしますよね。厚みが増したというか・・・。過去から受け継がれ、未来に引き継ぎたい滋賀の文化財。地域の誇りとして、末永く大切にしていきたいものですね。

年の瀬の嬉しいニュースに、気分も晴れ晴れ。きっと明るい新年が待っているに違いない・・・!! 猪(ちょ)っとこれはもう子(ね)ずに年越しを迎えるしかない?!
それでは皆さんよいお年をです~~~!

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文化財入門セミナー「仏像に親しむ」のご案内

2019年も残りあとわずか。年が明けたら何か新しいことを学びたい!とお思いの方もいらっしゃると思います。今日はそんな方へ耳よりの情報、滋賀県教育委員会文化財保護課さんの方で開催される文化財入門セミナー「仏像に親しむ」のご案内です。

皆さんのなかには「仏像に興味はあるのだけど、いざ見に行くと名前なんかも難しくてちょっと…」という方もいらっしゃるのではありませんか?今回のセミナーでは、専門家の先生から、滋賀県に伝わる仏像の特徴や文化財としての仏像修理の最新情報を、初心者にもわかりやすく紹介していただけるそうですよ。ぜひこの機会に参加して、これから仏像に親しむ”きっかけ”にして下さい。もちろん、もうすでに「仏像大好き♡」という方も大~歓迎です!!

参加お申込みはFAX・電話・メールで、下記の滋賀県教育委員会文化財保護課まで(締め切り1月16日(木))。(文化館では受け付けておりませんので、お間違えのないようにお願いします。)

 日時:令和2年(2020年)1月19日(日)10:30~15:45 ※10:00開場
 会場:ピアザホール(滋賀県大津市におの浜一丁目1番20号 ピアザ淡海2階) 
 内容:「入門セミナー 仏像に親しむ」
  10:30~10:40 開会挨拶
  10:40~11:55 講演「奈良の大仏と京の大仏」 講師:神田雅章氏(龍谷大学教授)
  13:00~14:15 講演「近江の仏像―平安時代の彫刻を中心に―」
            講師:高梨純次氏(公益財団法人秀明文化財団参事)
  14:30~15:45 講演「仏像修理の世界」 講師:高橋利明氏(楽浪文化財修理所所長)
 主催:滋賀県教育委員会
 定員:400名(事前申込制・先着順)
 参加費:無料 

【参加申込方法】
 FAX・電話・メールに住所(市町まで)・氏名(ふりがな)・連絡先(携帯電話推奨)を記入の上、滋賀県教育委員会事務局文化財保護課まで申し込み。申込締切:令和2年1月16日(木)午後5時

【参加申込・問い合わせ先】
 滋賀県教育委員会事務局文化財保護課 美術工芸・民俗係
 〒520-8577滋賀県大津市京町四丁目1番1号
       TEL:077-528-4672 FAX:077-528-4956
       E-mail:ma07@pref.shiga.lg.jp

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あきつブログで楽しむ朝ドラ

突然ですが、皆さまは朝の連続テレビ小説「スカーレット」、ご覧になっていらっしゃいますか?11月からは、舞台が大阪から信楽へと戻り、滋賀県民としてはますます目が離せなくなってきましたね。ところで、多くの方は「信楽焼」と聞くと、「タヌキの置物」を思い浮かべるでしょう?確かに今、信楽の町を訪れると、道沿いにある陶器店の前に山のように並べられたカワイイ顔のタヌキの置物が、ニコニコと私たちを迎えてくれます。ところが、ドラマでは、どうもタヌキはそれほど登場しない。主人公の働き出した窯元にずらりと並んでいるのは「火鉢」ですし、お父さんが車に載せて運んでいるのも「火鉢」。「これってどういうこと???」と、ちょっと気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

信楽焼の歴史は古く鎌倉時代にまで遡りますが(主人公・喜美子が「旅のお伴に」と拾ったのは室町時代の壺らしきものの破片でしたね)、実はその中でタヌキの置物の歴史はまだまだ浅いのです。置物自体は明治・大正時代から作られていたのですが、戦後すぐの昭和26年、タヌキがお好きだったという昭和天皇の信楽行幸の際、タヌキの置物に日の丸の旗を持たせて歓迎したことがきっかけで有名になり、また、縁起ものとして喜ばれるようになり、全国へ広まったということです。

なるほど、ドラマは今、昭和30年代のはじめですか?確かに道沿いにポン!と置かれたリアルなお顔のタヌキも登場しますが、この頃はまだまだ本格的な「タヌキの時代」ではなかったようです。そして、「火鉢」というと、ほらあれです!このあきつブログを以前から読んで頂いている方は、きっと覚えていらっしゃるでしょう?今年1/282/5のブログでご紹介した信楽焼の火鉢のことを。信楽で明治時代から作られていた火鉢は、特に終戦後、全国へ飛ぶように売れ、それは「火鉢景気」と言われるほどだったそうです。ところが、昭和30年代に入って、火鉢は石油ストーブに取って代わられ、産地である信楽は苦しい時代を迎えることになります。ドラマは今まさにこの「火鉢の時代」に陰りが見え始めた頃なんですね。そんな背景を知っておくと、ドラマの展開がもっと楽しめること間違いなしデス。気になる方は、ぜひまた過去のブログを覗いてみて下さいネ!

文化館には、火鉢以外にも信楽焼の資料を収蔵しています。そんな収蔵品のことも、また追々いろいろな形で、皆さまにご紹介出来たら良いな~と思っております。どうぞ楽しみにしていて下さいね。それでは、今日はここまで!

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湖岸のキレイを取り戻しました!

先月、滋賀にも被害をもたらした台風19号。当館の周辺には大量の水草(藻)が押し寄せました。
(←台風直後の様子)
その後、(10月29日のブログ「湖岸のキレイを取り戻せ」にも書きましたが)人海戦術で水面から藻を引き上げ、それらをコツコツ地道に乾燥させて処分する日々・・・まったく嘆かわしい1ケ月でした・・・。

しかし、その苦労が報われる日がとうとうやって来ました!本日、人海戦術による清掃作業の第2弾を決行。方々のご協力によりご覧の通り、こんなにキレイな琵琶湖を取り戻すことに成功いたしました!!(作業に没頭するあまり皆で頑張る姿を写真に撮り忘れたのが残念です(笑)。) いやぁ~水面に空が写ってとっても”映える”美しさです!褒めてホメて~!!

 
 
 

 

作業をしていると「大変やな」「ご苦労さん」「頑張ってな」と多くの方が声をかけて下さいます。「やってもやってもキリがない・・・」と、水草にまみれ半分泣きながら作業をする私達にとって、そのあたたかい一声が心の支え。おかげさまで、ようやくこのキレイを取り戻すことが出来ました。ご声援有り難うございました!!

水草を引き上げた後は、水気を切って早く乾燥させるため、石垣の上に少し広げた状態で乾かしています。もうしばらく、道行く方々にはあたたかい目で見守っていただければと思います。あとはお天気との戦い・・・これらを処分しきって作業は『完』となります。もう少し、あと少し、頑張りマス!

最後に衝撃写真を紹介しておきます。それがコレ。水面から引き上げたゴミのヤマです。ほとんどが缶ビール?!発泡酒?!・・・もうッ皆さんどれだけお酒が好きなんですかーッ!琵琶湖が泣いていますよ?!
善良なる心をお持ちの皆さんへ、マナーを守って楽しんでいただけると、琵琶湖はとても喜ぶと思います。。。よ?!

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湖岸のキレイを取り戻せ!

毎年やってくる台風・・・やって来てしまう台風・・・先日の台風19号では、滋賀県では北寄りの風が吹き、大量の水草(藻)が南湖の湖岸に押し寄せました。かく言う・・・文化館の周りにも・・・。モチロン?当然のごとく?当たり前のように?水草が寄って来てしまいました。「今年はもう(台風は)来ないよね」と平和に話していた10月初旬が懐かしい。。。

例年のこととは言え、(いろいろと対策はしているのですが)自然のパワーは想像を超えてきます・・・柵を乗り越えて入って来てしまった水草は、これはもう、人の力でなんとかするしかありません!えぇ、そうですとも。今までにもこんな苦労は幾度となく乗り越えてきた文化館。ということで、皆で力を合わせて水草の除去作業です!

雨が降る中、作業はカッパを着ての重労働・・・。いぃや辛くはありません!「去年の台風は夏でもっと臭いが酷かった!今年はまだマシや!」「その前は水面下にも水草が重なって取っても取っても減らんかった。それに比べたら今年はかわいいもんや!」。そうそう皆さん、その意気です!ガンバレ頑張れ!!
しかし、元気があったのは午前まで・・。午後からは、若干口数が減り、さすがの疲労感が漂っていました。・・・と、そこへ、なんと偶然通りかかった方が「見過ごせないから」と作業を手伝い、しかもこれを聞きつけた別の方が更に応援に来てくださったのです!なんてイイ人たちです!おかげで再び作業はペースアップ!これは本当に有り難かった~!!

この日、水草を全部取り除くことはできませんでしたが、作業が終わるころには水面が見える範囲も広がり、「人力で減ったぞ!」というささやかな?!達成感がありました。
(←その成果がこの水草の山です)
普段机仕事をされている方にも声をかけ、多くの方々にご協力いただいた今回の作業。皆さん慣れないお仕事をお疲れさまでした。有り難うございました!

と、話はイイ終わり方をしたように感じますが、実は続きがありました・・。今回の台風で大量に打ち上がった水草が、各地で飽和状態となり、処分場で処分しきれないほどの量となっているそうです。水草を湖面から引き上げても、乾かして処分に出せる量が限られてしまう・・・ということでキレイな湖岸に戻るには今しばらく時間がかかってしまいそうなのです。湖岸散策を楽しむ皆さまにはご迷惑をお掛けしますが、清掃作業は続けていますので、どうかあたたかい目で見守って下さいませ。

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開催間近!「湖東三山 金剛輪寺の名宝-滋賀県立琵琶湖文化館寄託品里帰り特別公開-」展

間近に迫ってきました琵琶湖文化館地域連携企画展第2弾!11月1日(金)から、愛荘町歴史文化博物館にて開催の本展覧会は、サブタイトルにもあるように、金剛輪寺さまから当館に寄託されている文化財の『里帰り特別公開』展となります。

ということで、当館にある作品は10月11日に、金剛輪寺さまより特別出品いただくご宝物は23日に、すでに会場に”集結”しています。今日は、愛荘町歴史文化博物館に寄託されている作品とともに、これらを展示する作業が行われているのです。

休館中の当館が、他館で展示することができるのは、会場館となる先方職員さん方々のご協力があってこそ・・・今回も愛荘町の方たちに大変お世話になっています(感謝!!)。様々な準備・調整期間を経て、ここまで辿りついたからには、あとは皆さんに良い展示をみてもらえるよう、今日を頑張るのみ!?!全体のまとまり感をイメージしつつ、誰よりも会場の特徴を知る先方の学芸員さんと共に、工夫を凝らしながら作業を進めます。
すべてを展示し終えたところで、やっとホッと一息。。。とても見応えのある展示内容となりましたヨ!!

気付けば、大津市内の街路樹が、秋の色になってきました。金剛輪寺さまの境内も紅葉が少し進んできた様子。 季節が本展覧会を盛り上げてくれているかのようです。
開催まであと1週間。11月が待ち遠しい・・・大津のお城の赤トンボです。

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夕暮れの景色

「秋の日はつるべ落とし」という言葉がありますが、近ごろめっきり日暮れが早くなりました。夕暮れ時、文化館の辺りでは、湖岸をゆっくり散歩する人や、ジョギングで汗を流す人、サイクリングで湖岸の風を楽しむ人など、思い思いの時間を過ごされています。そしてやはりこの景色を見ると皆さん、足を止めずにはいられないようで、携帯電話やカメラで写真を撮っておられる方もたくさんいらっしゃいます。こんな素敵な夕暮れの景色ですものね。

そんな方たちにまぎれて、いざ、「今がシャッターチャンス!」と撮ってみると、刻々と変化する空の色に「やっぱり今がシャッターチャンス?!」と、何度も撮り直し(笑)。撮影枚数がどんどん増えて、撮影時間もエンドレスなことになってしまいます。

そもそも写真を撮ってみようと思ったのは、「夕焼けor朝焼け」に染まる湖岸の風景写真はないですか?と、お問合せをいただいたことがきっかけで、いろいろと探してみたのですが、これがなかなか・・・。ならば撮ってみようと思い立ったわけです。当ウェブサイトには「文化館写真集」がありますが、ここでハタと気付きました。以前と同じ写真が撮れない。。。開館当初の文化館の周囲が未だ更地だった頃のような・・・とは言いませんが、ここ10年の間を見ても、同じ角度でも写り込む建物の数が・・・。当たり前の風景が当たり前でなくなってしまうのをヒシヒシと感じてしまいました。。。

これからの時季、もう少し寒く空気が凛としてくると、さらにおススメの風景があります。風の無い日の夕暮れに、湖面に街の光が映り込み、帯状の灯りがユラユラと、とっても幻想的で神秘的な彩りを見せることがあるのです。この夜景を見るために、京阪神からもわざわざ来られる方がいらっしゃるとか。百万ドル・・・には及びませんが、偶然でも見ることが出来れば、ほんのりあたたかい気持ちになれますよ。

余談になりますが、先日NHKで放送されたブラタ○リのオープニングも、明るい時間にこの辺りで撮影されてたこと、気付かれました?(ちょっと角度は違いますが文化館が写り込んでましたね。)昼間も夕暮れも夜景も、心癒される湖岸の風景です。

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「太鼓踊り」の季節到来

通勤・通学などで、湖岸を毎日通られる方はお気づきでしょうが、最近の琵琶湖は水位がかなり低くなっています。文化館の近くで見ると、湖岸の石垣の、いつもは水面下にある石段までが姿を現すほど…台風や大雨による水害で大変な地域もある一方、こちら滋賀ではこの頃、夕立ちのような雷雨はあるのですが、まとまった雨が降っていないからでしょうか。こんな時はやっぱり…神様・仏様に「雨乞い」デスカ?

「雨乞い」の祭りと言えば、全国各地で古くから行われていますが、滋賀県では晩夏から初秋にかけて多くの地域で行われる「太鼓踊り」が特色となっているようです。すでに終わりましたが、8月24日には守山市古高町の大将軍神社で県選択無形民俗文化財の「古高の鼓踊り」が奉納されました。古くから伝わるこのお祭りは、一時期途絶えたこともありましたが、今年は4年ぶりの開催となりました。また、来たる9月13日には、草津市渋川の伊佐佐神社で、県選択無形民俗文化財の「渋川の花踊り」が行われます。こちらの花踊りは、室町時代の末に流行した「風流踊り」の流れを汲んだもので、雨乞い祈願のお礼として170年以上前から行われています。滋賀県南部で行われる「太鼓踊り」の典型なんだそうですよ。(写真は渋川花踊りの踊り子をかたどったキャラクター「しぶはなちゃん」)

こんな風に、古くから伝わる「太鼓踊り」が県南部にいくつかあるのですが、実は、琵琶湖の東側、甲賀市から長浜市にかけての地域、特に伊吹山のふもとが、県内で最も盛んに行われている場所で、かつてはふもとのほとんどの集落で踊られていたということです。その一つ、米原市春照(すいじょう)八幡神社の太鼓踊りは、江戸時代前期の旱ばつをきっかけに始まった雨乞い祈願の返礼の踊りです。現在は5年に一度の開催となっており、今年はその開催年にあたり、9月23日に行われます。(写真は前回2014年開催時の様子)

太鼓踊りは、かつては滋賀県内の200以上の村で行われていたと言われ、今でも、40あまりの太鼓踊りが、神社へ奉納されるなどして伝えられているそうです。数年に一度というお祭りが重なる今年は、特に多くの「太鼓踊り」が行われる年のようですね。賑やかな鉦や太鼓と華やかな衣装での踊りを、神様に存分に楽しんでいただいたなら、琵琶湖の水位もたちまちに回復!となるのでしょうか!?

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消防設備点検

昨日は消防設備の点検日。館内に設置されている消火栓や自動火災報知機、防排煙設備について、専門業者さんに点検していただきました。何事もないのが当たり前、普段使わないのが当たり前・・・の消防設備。であるからこそ、なおさらこのような定期点検が、重要になります。
忍者屋敷のような我がお城。チェックするところもいっぱいです。点検作業中に、業者さんにはご迷惑だったかもしれませんが、いろいろと質問させていただきました。「非常ベルの押し方は?押したらどうなる?」「天井に設置されているのは熱感知?煙感知?」「防火扉はどのような状況で作動する?」・・・だって普段使わない設備ですもの。ちゃんと知っておかないと!館内を一緒について回って、ほっとひと安心です。

最後には、訓練も兼ねて消火栓(消火ホース)の使い方を教わりました。先ずはホースを確実に伸ばしきること(折れたり捩じれたりしていては×)。そして大事なのが協力者との声かけ!ノズルを持つ(火元に近い)人は、「スタンバイOK!」や「放水よし!」など、準備ができたことを大きな声で知らせます。それを受けて消火栓側の人は「水送ります!」と合図をして、ポンプ起動ボタンを押し、水栓バルブを開きます。準備が出来ていないのに、慌てて水を送ると、ホースが途中で暴れたり、ノズルを手放してしまったりすることがあるので、それも危険。いざという時こそしっかり声を出して、協力することが大事なんですね。訓練では、琵琶湖に向かって見事に水のアーチが出来ました。
普段体験しない訓練を終え、ちょっとテンションが上がった我らが職員。事務所に戻る途中に置いてある消火器を見て「最初にピンは押すのか?抜くのか?」と今更ながらの質問疑問。。。ん?この会話、昨年も喋っていたような??・・・いいのです!改めて防火・防災を意識する、よい機会となりました。

皆さんも今一度、消火器がどこに置いてあるのか、確認しておきましょうね。ちなみに、家庭用の消火器、消火剤の出ている時間は15秒ほどだそうですよ!思いのほか短い?!油断できないこの情報。知っておいて損はない豆知識です。

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明智左馬之助 湖水渡りの不思議

みなさんは、明智秀満(左馬之助)をご存じでしょうか。明智光秀の重臣で、光秀の弟or娘婿or従弟とも言われています(諸説あり)。そう、来年の大河ドラマに向けて、滋賀県で大いに盛り上がっている「明智光秀」に絡む人物・・・ということで、文化館からみなさんに、一つ情報提供致しましょ~。
この明智さん、名前については秀満、弥平次、光春、満春など、歴史上複数の名で登場しますが、ここでは敢えて左馬之助と呼ばせてもらいます。この方を特に有名にしているのが『湖水渡り』です。
明智光秀が本能寺の変で信長を討った後、左馬之助は安土城の守備についていましたが、光秀が山崎の戦いで敗れたことを知り、急ぎ大津の坂本城へ向かいます。その途中、打出浜で敵に遭遇した左馬之助は、馬で琵琶湖を渡り(!)、柳が崎の浜にたどり着いたといいます(現在の陸路で3.5km程離れた所)。・・・馬が泳ぐ?大人を乗せて?水深結構ありますヨ?不思議なお話しですが、信念を貫く武士たちが活躍した時代・・・そのような事も起こり得るかと、妙に納得してしまいます。
この逸話を伝える石碑が、大津市内の2箇所に設置されています。1つは、当館(大津市打出浜)のすぐ近くにある、「明智左馬之助湖水渡」の碑。昭和36(1961)年に当館がオープンした時、未だ周辺が埋立地で文化館の他に何も建っていなかった頃の写真に、小さく確認することが出来ます。しかし、元々誰がいつ建てたものか等、詳しいことはわかっていません。今は土の下に埋まっていますが、全文では「明智左馬之助湖水渡ところ」と刻まれています。
もう1つは、大津市柳が崎の市営駐車場敷地内にある「明智左馬之介光俊駒止松」の碑です。こちらは、昭和29(1954)年に篤志家や地元の協力などで建てられたものであるのだとか。どちらの石碑も、大河ドラマブームなど想像もしていなかったであろう昭和の中頃。地域に残る逸話を形に残そうとされた方たちの思いが伝わります。

ここでみなさん、お気付きですか?不思議なことに、琵琶湖に乗り入れた打出浜では「左馬之助」、たどり着いた柳が崎では「左馬之介」。『助』と『介』、おやおや。。。こんなところにも謎が・・・。実は「助」と「介」、あて字として使われるので、違いにそうこだわらなくても良いのだとか。歴史上、さまざまな文献でママある違い・・・なのだそうですよ。
それよりも!「さまのすけ」を個人名だと思っている方!そちらの方が問題です!!馬の管理をする役所の役職名の一つで、「右馬之助」さんもいらっしゃるのですよ。なんだか頭の中がコンガラガッてきました?そんな時は純粋に、琵琶湖を眺め、湖水を渡る武者の猛々しい姿を想像して・・・勇気付けられて下さい!!

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まもなく開催!「歴代天皇と近江」展 その②

いよいよ明日に迫りました!地域連携企画展「歴代天皇と近江」!今日は展覧会準備をしている作業風景がわかる貴重な写真を入手しましたので、開催直前にちょこっとだけご紹介します。

会場である甲賀市土山歴史民俗資料館さんの休館日(月曜・火曜)に合わせて行われた展示作業。甲賀市さんの全面協力のもと、着々と準備が進められました。今回の展示では、考古資料から書跡、絵画、工芸品など、31件の作品が並びます。

実は、企画段階で関係する誰もが、「予定している全ての作品がうまくケースに収まるのか?!」、内心ドキドキしていたみたいなのですが(笑)、そこは知恵を出し合って、「完璧に展示しきった!!」とのことでしたヨ。なんとも頼もしい(笑)。どうも現場にしかわからないご苦労があるようです(笑笑)。

(作業を終えてホッとした人たちの和みの風景→)

また、展示作業中、皆が注目したのが、写真にもチラッと写っているマネキンに着せた大礼服なのだとか・・・その話はまた後日にいたしましょうね。。。

展覧会「歴代天皇と近江-滋賀県立琵琶湖文化館 館蔵品より-」は、まもなく開催です。27日(土)13:30からは、ギャラリートークが実施されます。解説いたしますのは、「小学5年生の時に『歴代天皇図巻』(秋田書店)」という厚さ3cmの本(3,000円)を、おこづかいで購入した!!」という経歴の持ち主:琵琶湖文化館の担当がお話しさせていただきます(笑)。小学生にはちょっと難しいと思われる内容も、わかりやすく解説されますので、是非ご参加下さいね。

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比叡山坂本観光ボランティアガイド研修のご案内

来年1月に始まるNHKの大河ドラマ。主人公が明智光秀だということもあって、光秀と関わりの深い滋賀への注目度もぐんぐんと高まっていますね。こんな時、友人・知人などが滋賀にやって来たなら、ぜひとも今注目のスポットに連れて行き、ゆたかな歴史と文化財を紹介したい!!ですよね~。そんな時にきっと役立つのが、今回ご紹介する「観光ボランティアガイド研修」です。大津市坂本で開催されるこの研修は、一般の方も受講可能ということなので、ご興味のある方は参加してみてはいかがでしょうか?
講師には、当館の井上優と上野良信があたり、光秀ゆかりの大津・坂本に残された文化財について、その見どころなどをじっくりと解説します。主な対象をボランティアガイドの会の会員さんとした研修なので、いつもとはまた一味違った、実践的なお話が聞けることと思います。

【観光ボランティアガイド研修】
 明智光秀と聖衆来迎寺
-坂本城の旧城門など明智光秀関係文化財、および近江の正倉院の寺宝・国宝六道絵-
●日 時:
2019年7月28日(日)11:00(受付:10:45)~12:30(荒天中止)
●場 所:
 坂本市民センター2階大会議室
 (坂本6丁目1-12、京阪電車 石山坂本線「坂本比叡山口」駅下車徒歩1分)
●内容・講師:
・明智光秀と聖衆来迎寺とのかかわり、坂本城の旧城門など光秀関係文化財、および近江の正倉院と呼ばれる寺宝の概要:井上 優(滋賀県教委文化財保護課・滋賀県立琵琶湖文化館)
・国宝六道絵の世界:上野 良信(滋賀県立琵琶湖文化館) 
●定 員:80名(内、会員外20名。申込不要・先着順)
●受講料:500円/名(会員外一般のみ)
●問合せ:hieizansakamotoguide@gmail.com
●主 催:比叡山坂本観光ボランティアガイドの会・石積み

研修についてのお問い合わせは、比叡山坂本観光ボランティアガイドの会・石積み 教育部さん hieizansakamotoguide@gmail.com まで。(文化館では受け付けておりませんので、お間違えのないように願います。)

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選定保存技術

突然ですが、みなさんは、影響されやすい、ヒト、ですか??
僕は、すごく、影響されやすい・・・トンボです(笑)。5月に開催された滋賀の文化財講座花湖さんの打出のコヅチ第1回では、「伝統音楽を守る~邦楽器の糸製作」のお話をうかがい、すごく興味をそそられ、それからどうも、思考回路が影響を受けてしまったみたいなのですよ(笑)。

講座では、「文化財の指定」と言えどもいろいろあって、美術工芸品や建造物などの有形文化財、演劇や音楽などの無形文化財、民俗文化財、記念物等々、さまざまな分野があることを知りました。そして文化財の修理や保存に必要な材料・用具等の生産製作に必要な「選定保存技術」である長浜市の邦楽器の糸製作について、楽しく学ばせていただきました。

選定保存技術・・・プライドをかけた職人さんたちの手によって受け継がれる伝統の技・・・・厳しい世界であることは重々承知しながらも、僕のような凡人(?)には羨ましくもあり、憧れる世界でもあります。真摯に仕事に向き合うその姿がステキ。。。そんな職人さんたちが支える素晴らしい伝統の技が、他にもいろいろあるのでございますよ~滋賀県には!!

例えば、当館の所蔵する「本藍染手織木綿」。これは、昭和の作品ですが、国の選定保存技術(本藍染)の技術保持者であった紺九(こんく)の三代目森卯一氏が染めた糸を用いて織り出された布です。
紺九は、明治3年(1870)創業、野洲市小篠原にある紺屋(藍染屋)さんです。卯一氏は、昭和62年(1987)に亡くなられていますが、滋賀県無形文化財保持者でもありました。
野洲川の伏流水を用いた伝統的な本藍染技法から生み出された、濃淡のある味わい深い藍色は、まさしくクールジャパン。藍の栽培から染色まで、化学薬品を用いずに作られる紺九の藍染。国宝や重要文化財などの修復の際に必要な布や紙や糸を、藍に染めあげる繊細な技術は、現在は四代目となる森義男氏(国選定保存技術保持者)らに受け継がれ、今も高く評価されています。

文化財の修理・修復には、作られた当時の素材・技法に限りなく近いものが求められます。伝統技法を守って作られた製品だからこそ、大切な文化財を後世に引き継ぐことができるのですね。文化財を守るためには、文化財そのものだけでなく、修復材料も、それを作る伝統技術も守り伝えていかねばなりません。日本の伝統技術よ!ジャパンビューティーよ!永遠なれ!!

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花の寺・正福寺の寺宝特別公開

先週から、5月としては考えられない真夏のような日々が続いていましたが、今日はまた爽やかな風が戻ってきて心地良いですね。ただ、この寒暖差もちょっと体に応えます。。。
皆さまは、お元気にお過ごしでしょうか?

こんな季節の変わり目の中ですが、文化館の職員も、毎日がんばっておりますよ。文化館では、日ごろより地域の文化財を収蔵品として大切にお預かりしておりますが、時に、お寺や神社の行事の際に一時的にお返しすることもあります。昨日(5/29)には、学芸員さんたちが、湖南市にある正福寺さままで、鰐口(わにぐち)をお返しに上がりました。

鰐口というのは、あの爬虫類のワニの大きな口ではありませんよ?!(笑)ほら、皆さんもお寺に行って、お堂にお参りする時、見たことがあるはずです。お堂の前に吊ってある、丸くて平たい大きな鈴(?)のようなものを、太い綱を振ってコ~ンと撞きますよね。あの銅でできた鈴と言うか、鉦というか。。。アレです。正福寺さまの鰐口は、「元亨貮年」の銘から、鎌倉時代に作られたことがはっきりとわかる、とっても貴重なもの。滋賀県の指定文化財にもなっています。

湖南市観光協会の開催する「湖南 花の寺と磨崖仏めぐり」にあわせて、正福寺さまでは、6月3日(月)から7日(金)まで、寺宝を特別公開されます。この鰐口も今回、そのための一時返却となりました。特別公開では、他に山越阿弥陀如来画像(湖南市指定文化財)、十三仏画像(湖南市指定文化財)なども拝見させていただけるようです。貴重なチャンスですので、この機会にぜひご覧ください。

正福寺さまと言えば、この時期、美しいサツキの花でも有名なお寺です。境内に咲き誇るサツキの花と、それに囲まれた石仏は絶好のシャッタースポットになっています。湖南市観光協会さんでは「湖南市フォトコンテスト」も行っておられるようなので、腕に自信のある方は応募してみるのもよいかも知れませんね。暑いですが、6月に入って梅雨の気配が漂ってくる前に、湖南の豊かな自然と文化財に親しむ「ちょこっとお出かけ」、おススメですよ!!

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お役立ち『ぶん活かわら版』

みなさんは、『ぶん活 かわら版』というのをご存知ですか?
滋賀県では今年度より、文化とスポーツ部門を担当する「文化スポーツ部」という組織が誕生し、その中の「文化芸術振興課」に、文化財の活用の推進を図る新たな部門として、「文化財活用係」が設置されました。『ぶん活かわら版』は、この文化財活用係さんが発信元です。『ぶん活』=文化財を活用する・・・ナルホド親しみやすくシャレが効いてますね(笑)。

こんな経験ありません?朝、新聞を見て「あっ!昨日こんな特別公開していたの?来年は絶対行かねば!」と思っていたのに、翌年もうっかり忘れて悔しい思いを繰り返す・・・(私ダケデスカ?)。
この『ぶん活かわら版』は、そんなうっかりも無くしてくれる優れモノ!県内の有形・無形文化財に関する情報が、定期的にウェブサイトに公開されます。「文化財イベント情報」や「湖国の祭り歳時記」では、開催の日程や場所、アクセス、問い合わせ先なども紹介されていますよ。これならうっかり「行きそびれ」ることもなく、事前に情報をチェックできますね。なんてお役立ち・・・♡

そして何より嬉しいのが、とてもタイムリーな情報を提供してくださっているところ!
第1号(4月23日発行):『ゴールデンウィークのお祭り特集』
第2号(5月10日発行):『歴代天皇と滋賀県との関わり』
第3号(5月20日発行):『日本遺産認定 西国三十三所観音巡礼』

ナルホドな内容でしょ?!拝見した感想としましては・・・
第1号:うわぁ~役に立つ~まさしくこんな情報欲しかった~
第2号:元号が令和になってすぐこの内容!やられた~
第3号:祝・日本遺産認定?!改めて行ってみたくなりますやん~

まっこと、参考にさせていただきたい情報盛りだくさんデス。勉強になりマス。A4サイズで2頁ものなので、とても読みやすく分かりやすいですよ。『ぶん活かわら版』、みなさんも是非、いろんな場面でご『活用』下さい。

※滋賀県が発信する「しらしが(しらせる滋賀情報サービス)メール」「しらしがLINE」にあらかじめ登録すると、防災・防犯等の情報や、催し、講座、募集などの情報が、スマートフォンや携帯電話、パソコンで受け取ることができます。『ぶん活かわら版』発行のお知らせも届きますよ。詳しくは「しらしがメール」で検索を。

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