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地域連携企画展「栗太郡の神・仏」開催まであと1ケ月!

日向では、肌に痛みを感じるほどの太陽・・・猛暑です。酷暑です。とろける暑さです。みなさんこの夏をいかがお過ごしですか?元気で居て下さりさえすればそれでOKですよ~。この夏を健やかに乗り切りましょうね!

実は今、文化館では、この「暑さ」に負けない「熱さ」で、最後の追い込みに掛かっていることがあります。さて何のコトでしょ?!

そうです!みなさん!8月3日付けブログで書いていた極秘情報「秋に向けて着々と準備中」の、とある物件・・・その時の職員の会話、覚えていらっしゃいますか?今回はイメージ画像と一緒に、その内容を見てみましょう。

「良いわコレ、わかりやすい」 (かみさま・ほとけさま♡)
「インパクト大」 (どーんと見てもらおう)

「もうちょっと(お顔を)前に出してみる?」
「あかん、迫力に欠ける」 (このアングルが絶妙に良い!)

「ちょっと怒られてる?」 (女神さまの目線が・・・)
「・・・お話ししてはる。。。」 (伏し目がちですが・・・)

「みんな実際に見たらイメージ変わるやろうね」 (エッ?!て)
「それが狙い!」 (会場で驚いて!)

そうです!今、9月19日から栗東歴史民俗博物館で開催する地域連携企画展「栗太郡の神・仏 祈りのかがやき」展の開催準備に追われてます!。このモノクロなのに何故か目を引く(?!)ポスターとチラシは、月初めに他の博物館など各施設に配布済みですので、既にどこかで、目を止めていただいているかもしれませんね。
開催まであと1ケ月となりました。今は、会場で無料配布するリーフレット[豪華版]の作成準備で、いつもはクリアな本館担当学芸員の瞳が・・・若干充血しております(笑)。

[気分転換に狛坂磨崖仏の前で黄昏れる本館担当学芸員]→


本展では、旧栗太郡域の社寺さまから、当館と栗東歴史民俗博物館のそれぞれに寄託されている貴重な宝物を、一堂に展覧します。いいものを見て貰いたいから頑張れる・・・と、担当学芸員は申しております。みなさまどうぞご期待くだい!ませ!

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Re:おうちであきつ君 [初めての野球]

子どもたちは夏休み~。今年は新型コロナの影響で短い?とは言っても夏休み~~。文化館のコロナに負けない企画:おうちであきつ君「あきつ君を描いてみよう!」には、夏休みの元気なあきつ君が投稿されました!

それがコチラ!「初めての野球」でございます~。
おやおやこれはあきつ君、「初めて」の野球らしく、かなり緊張してますね~動揺してますね~額に光る汗(?)が、冷や汗に!(笑)!

よくぞあきつ君の本質を見抜いてくれました(笑)。そう、ちょっぴり腰が引けてるあきつ君。きっと初めてのバッターボックスでは、飛んでくるボールに、クルクル眼を回してしまったことでしょうね(笑)。 ちゃんとボールを見るのよあきつ君!!
・・・ワンストライク・・・。

例年の夏であれば、今頃は熱闘甲子園の真っ最中。今年は新型コロナの影響で交流試合となりましたが(今日が最終日!)、日に焼けた高校球児たちの熱き戦いには心を打つものがあります。
あぁ、ほら、頑張れあきつ君!・・・ツーストライク・・・。

あきつ君の絵を投稿してくれたのは、楽しいことが大好きな夢見る元気なお子さんでしょうか?高校野球のお兄さんと同じ年頃になるまでは、あと10年くらいかかるかな~、将来が楽しみですね。夢中になれることを見つけて頑張ってほしい!心から応援しています!


あきつ君も頑張って練習すれば!・・・よし!ちゃんとボールが見えてる!!狙うは特大ホームラン?!!

暑い夏でも元気よく~ 新型コロナに負けるな日本!!

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「花湖さんの打出のコヅチ」第2回 開催しました

夏まっ盛りの8月6日(木)、滋賀の文化財講座「花湖さんの打ち出のコヅチ」第2回を開催いたしました。
コロナ感染予防の対策に、前回以上に注意を払いつつ、皆さまをお待ちし当日、炎天下に負けず83名の方が会場に来てくださいました。お暑いなかありがとうございます!

第2回は「打出のコヅチ」始まって以来、初の文化庁からの特別講師:文化財調査官の菊池理予氏を講師にお招きして「染織を消えて支える青花紙」というタイトルでお話しをしていただきました。
この時季に澄んだコバルトブルーの花を咲かせるアオバナ。栽培が盛んな草津市では市の花となっていて、水道マンホールの蓋もアオバナがデザインされるほど身近なものとなっています。このアオバナの花を絞って和紙にしみ込ませたものが、“青花紙”です。おもに友禅染などの下絵に使われ、現在は草津市で生産されているだけなのだとか。講座の冒頭「この会場に来るまでにアオバナを見た方は?」との問いかけに数名の方が、手をあげられました。菊池氏がおっしゃるには「他県では、手があがらない」とのこと。。。滋賀ならではのエピソードにちょっと嬉しくなりました。
講座では、染物など青花紙に関わる歴史が紹介された後、青花紙を作る工程を、菊池氏が調査のために撮影された動画で紹介していただきました。その過酷さを知ると、会場からも溜息が…。「過酷な作業のため“伝統を守るためにも生産を続けてくださいとは”言えない」という菊池氏の言葉がとても印象的でした。青花紙の生産農家は、2年前までは3軒あったそうですが、現在では1軒のみとなっています。生産が減った理由には、農家の過酷な作業のほかにも、下絵を使わなくても友禅染ができるプリンタの存在や、合成青花といった代用品の存在があるそうです。講座終了後のアンケートを読んでも、伝統の技の存続を危惧する感想が多くありました。
しかし、菊池氏の調査では、染織工房では青花紙と合成青花を用途によって、うまく使い分けておられるのだとか。職人さんのこだわりに支えられ華やかな友禅染の下にあり、出来上がったら消えてしまう青花紙。ですが、その存在は大きなものであり、守り伝えていきたい伝統の技なのです。

草津市では、青花紙の生産技術を後世に残して伝えるために広報普及活動に取り組まれています。今回の講座では、草津市が作ったチラシを資料とともに入れました。本講座がきっかけとなり、青花紙のことについて少しでも興味をもってもらえたら、ぜひ 草津市立草津宿街道交流館内にある「草津あおばな会 青花紙保存部会」にもアクセスしてみてください。

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7月のホームページアクセス数

8月が始まりました。猛暑です。今年は、いつもの夏と違う緊張感(コロナ)。人間界では、夏祭りや花火大会を苦渋の決断で自粛、更には水泳場の閉鎖など、あらゆる夏のお楽しみを、「我慢」で乗り切ろうとしているというのに・・・自然界では、セミが大音量で大合唱!自由に生きるってムズカシイ。。。
それでも私たち、一生懸命頑張ってます。自分たちに出来ることを疎かにせず、なんとかこの難局を乗り越えようと、知恵を出し合って頑張ってます。折れないで、諦めないで、皆さん一緒に頑張りましょうね!

さて、そんな頑張る私たち(自分で言う⁈)にとって、皆さまからの”応援指数”とも言えるHPのアクセス数、7月は2,226件のアクセスがございました!有り難うございます~。やる気バロメーター上昇 (笑) ‼。皆さんに支えられての文化館です。8月も頑張りますね。

ここでちょこっと7月を振り返り。皆さんに報告しきれずに、いろいろと忙しく活動していた出来事をご紹介します~。
まず一つめは、このお城の建物についてです。昭和36年(1961)に建てられた我がお城:文化館。実は先日、その施工会社さんが、当館のHPを見て、「文化館に残されている建設当時の貴重な写真や動画を、ぜひ我社も資料として残したい」ということで、ご来館されました。HPに紹介しきれていない写真も含め、「これだけ詳細に残されていることが凄い」とお褒めにあずかりましたよ先輩!社歴の長い建設会社さんです。約60年前に湖上にお城を建てたこの偉業も、ぜひ歴史ある社史に残していただければ嬉しいです。

もう一つは、北海道の記者さんが、とある事件を追って当館にいらっしゃいました。滋賀と北海道に関係するもの・・・。勘のいい人はお気付きですね?特集記事にされるとのことで、当館も謹んで(?!)取材に協力させていただきました。

ほかには・・・これも未だ極秘情報ですが、秋に向けて着々と準備中のとある物件が・・・。その途中段階の会話を一部ご紹介♪。
「良いわコレ、わかりやすい」「インパクト大」「もうちょっと前に出してみる?」「あかん、迫力に欠ける」「ちょっと怒られてる?」「・・・お話ししてはる。。。」「みんな実際に見たらイメージ変わるやろうね」「それが狙い!」
さぁて、一体何でしょうか???近日公開予定に乞うご期待!!

そんなこんなの7月、当館では、新たに文化財の寄託を受け入れさせていただきました。とあるお寺さまが諸事情により、しばらく無住になるとのことで、盗難等を心配する地元の方からの要請を受け、緊急避難として受け入れたものです。表にはあらわれませんが、このようなお仕事も、文化館の大切な役割なのです。

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大切な収蔵環境

皆さんは「燻蒸(くんじょう)」をご存じですか?「いぶし蒸らす」と書きますが、料理のお話ではありませんヨ?! 気体の薬剤を使って、害虫駆除や防カビ・殺菌を行う「燻蒸」。当館では、文化財を保管する適切な環境を維持するため、収蔵庫などの空間(エリア)に対して行う施設燻蒸を、年2回実施しています。

使用するのは炭酸ガス製剤(ブンガノン)。文化財害虫に対して忌避・殺虫効果があり、施設の管理に有効な薬剤を使用します。 超微粒子ミストとなった薬剤が、わずかな隙間にまでいきわたるため、広い範囲に高い効果を発揮してくれます。人体に蓄積しない環境にやさしいタイプのガスですが、吸引によって喉や鼻への刺激があるため、専門の業者さんが防塵マスクを着用して作業を行います。噴霧してから約半日、ガス濃度を確認しながら、空間にガスを浸透させていきます。

近年、文化財を守る方法の一つとして、IPM(総合的有害生物 管理)も注目されています。薬剤だけに頼らず生物被害を防除する考え方で、農業(農薬を減らす)に限らず、博物館、美術館、図書館、資料館、文書館等においても、導入され始めた考え方です。日常の清掃・温湿度調整などの環境管理と、薬剤などを用いた防除を組み合わせて、文化財を守っていこうという取り組みです。文化館でも、年間を通した保存環境のモニタリングにあわせて、日ごろから収蔵環境に目を光らせています。

文化財の虫害対策は、文化財を長期に守っていくためには欠かせないもの。貴重な文化財を適切な環境でお守りする、これも文化館の大切な役目の一つなのです。

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Re:おうちであきつ君 [降魔 角アキツ]

夏の訪れが待ち遠しく、太陽サンサン、子どもたちの笑い声と明るいニュースが欲しいところ、新型コロナウィルス感染拡大のニュースが、連日とどまることを知りません。日々伝えられる「最多更新」の情報に不安を抱きつつも、当ブログには、コロナに打ち勝つ、強力な護符が届きましたヨ。

新型コロナに負けない企画:おうちであきつ君「あきつ君を描いてみよう!」に、今回投稿されたのはコチラ「降魔 角(つの)アキツ」でございます~。
これはこれは、「元三大師(がんざんだいし)の角大師(つのだいし)」ですね?!
ちょっとここで豆知識・・・。元三大師というのは、延暦寺の中興の祖と尊ばれる元三慈恵大師良源(りょうげん)さまのことです。命日が正月の3日であることから、「元三大師」の通称で親しまれています。たいそう法力が強く、平安時代に都に疫病が流行すると、自ら角を生やした夜叉の姿「角大師」になり、その姿を版木にしてお札を作り、疫病を鎮めたという伝承が残されています。

さて、ここで、投稿いただいた「降魔 角アキツ」を見てみると、なるほど角大師と同じく、2本の角に骨と皮とに痩せさらばえた夜叉の姿・・・というよりもマッチョ?(笑)。そうなのです。あきつ君は羽としっぽがなくなると、途端に「昆虫」チックになってしまい難しいのです・・・。投稿の作品から、いろいろとアレンジをしてみようと思ったのですが、どうしても「虫」感が出てしまう。。。ならば!と、ここはもう、疫病から守るために駆けつけてくれる「つのレンジャー/あきつ」としてそのままに色付け(笑)。どうでしょう?強そう・・・デスカ?コロナに勝てそうですか??


良源さまは、如意輪観音あるいは不動明王の「化身」とも言われるほど強い法力をお持ちだったそうです。角大師のご加護をもって、新型コロナを成敗!して下さったなら・・・。「角あきつ」も及ばずながら、力になれればと思います。・・・イヒッ。。。

では、今日も元気よく~ 新型コロナに負けるな地球!!

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お月さまは何処に?

皆さんは最近、「月」を見た覚えはありますか?夜空に浮かぶあの「月」です。明るい街中にあっては、あまり意識されないかもしれませんね。たまに地平から出たばかりの月が、いつもより大きく見えたりする(気がする)時に、「すごいなぁ大きいなぁ」と感動することがあります。・・・が、実は最近、なんだか「月」が恋しくてなりません。それは何故か?!
・・・それは夜空に雲がかかり続けているから・・・。一体何日雨が降り続くことやら~!この長雨で被災された地域の皆さまにおかれましては、謹んでお見舞い申し上げます。
太陽はね、わかるのです。その存在が。雲があっても日中は明るくなりますし、7月に入ってからも時々ですが、きれいな夕焼けにお目にかかれたりします。では月は?あの、淡くてひっそり、慎ましやかに夜空に浮かぶ月を何日見かけていないでしょう?(そういえば今年は長雨とコロナで”七夕“の存在もすっかり忘れていたことに、今気づきました・・・)。

「お日さん(太陽)には元気をもろて、お月さんにはなんや慰めてもろてる気がしますなぁ」ある小説に出てきた印象的な言葉です。そうなのです。まさしく今、夜の静寂に、物言わぬお月さまを眺めつつ、「はぁ・・・」とため息をつきながらも、「また明日も頑張ろう」と・・・思う時間が足りていない!皆さんの心を慰め、励ます力にもなり得ましょうに・・・。

ここで、困った時の文化館。館蔵品の中に「深林明月図」という絵がございます。江戸時代の作品で、作者は紀楳亭(きばいてい)【詳しくはコチラ:収蔵品紹介】。墨の濃淡で表現される水墨画の世界は、音のない静寂な空気が漂い、禅の精神にもつながるようでとても心が静まります。そして小さく控えめに描かれるお月さま。いえいえ、明かりのない夜の風景を、細部にわたって照らし出し、際立たせているのは、お月さまの御業なのですよ。神秘の力が宿ります。

館蔵品の中には、このようにお月さまが描かれている作品が他にもあります。皆さんに元気になってもらうには、画面いっぱいにドンと描かれたお月さまも・・・良いかな?と思ったのですが、それはこの梅雨時の空気感とは違う気がして、それはそれで、また次の機会にしたいと思います。今は静寂を楽しみつつ、長い梅雨が明けるのを楽しみに、雲が晴れることを願うといたしましょう~。

むむっ!確認したところ、本日の月齢は25.8、新月に向かう有明月!月出は1:37、月入16:02?!う~ん、これは夜に見えてないワケだ(笑)。次の満月は8月4日、その頃にはスカッと元気な日常を取り戻していたいものです。

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「花湖さんの打出のコヅチ」第1回 開催しました

連日雨が降り続き、外出するのも”おっくう“になりがちな日々が続きますが、この日ばかりは違いました。 7月9日(木)、毎年恒例の「アレ」に参加したくてウズウズしていた皆さんが、大津市打出浜のコラボしが21 にお越し下さった日。そうです。滋賀の文化財講座「花湖さんの打出のコヅチ」の開催日。今年はコロナ対策で定員を100名に絞らせていただいたところ、事前にお申し込みをいただいた98名の方が受講されました。

第1回は「これぞ逸品ですぞ!!-琵琶湖文化館蔵考古資料から-」というタイトルで、講師には、県文化財保護課の仲川氏をお迎えしました。仲川氏は、昨年文化館の兼務職員として在籍されたご縁があり、文化館の考古資料についても詳しいということで、今回の講師を務めていただきました。
あまり知られていない琵琶湖文化館の考古資料について、遺物が出土した遺跡の当時の状況や関連する文献の記述、文化館に寄贈された経緯などを、幅広くご紹介下さいました。考古資料においては、その経歴(来歴)が命。「発掘され今に至る経緯が詳細にわかっていることが、とても重要で価値があること」なのだと力説されました。一方で講座の後半では琵琶湖文化館の長い歴史の中で、どうにもその来歴がはっきりとわからないもの・・・謎がナゾを呼ぶ(?!)瓦のお話を、たっぷりと語っていただきました。
今回の講座では、「休館中で見ることができない文化財のお話」・・・というのではなく、「展示されていても知りえないお話」を、皆さんにたくさん聞いていただくことが出来たと思います。

今年度第1回目を終えて、反省点もありました。スクリーンが不鮮明であったとのご指摘について、残念な思いをされたこと、深くお詫びいたします。次回改善に向けて努力いたします。心配していたコロナ対策については、皆さんのご協力の甲斐あって、トラブルなく無事に開催することができました。
当初から定員オーバーとなることが想定され、皆さんに「止む無く欠席する場合はご連絡を」とお願いしていたところ、当日の朝にも行けなくなったことをお申し出下さった方がいらっしゃいました。そこは大丈夫、スタッフの腕の見せどころで、急遽キャンセル待ちをされていた方に連絡をとり、喜んで来ていただくことができました。そして皆さんが「マスクの持参・着用」をしっかりと守り、手指の消毒、3密の回避などにもご協力いただけました。何より、こちらが用意した「講座参加記録票(問診票)」の記入・回収に、全員の方がご協力くださいましたこと、本当に感謝いたしております。

コロナ禍でもルールを守って楽しもうとされている方々がいらっしゃいます。その期待に応えるために、これからも頑張って楽しい企画をご用意させていただきますね。ご参加有り難うございました。
ささやかながら、参加者プレゼントとして「アマビエアキツ」の護符(?)を、お持ち帰りいただきました。どうぞ皆さんが、毎日健康で健やかに過ごせますように!

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6月のホームページアクセス数

気が付けばもう7月。梅雨入りしてから、さすがに雨が降ることも多く、気持ちもドンヨリしがちですが、そこは元気に!ホームページのアクセス数についてご報告したいと思います。6月のアクセス数は、2,749件!伸びを示した前月をさらに上回る結果となりました。これは前年同月と比べても1.5倍増です。多くのアクセスありがとうございます!

詳しく見てみると、多くの方が「打出のコヅチ」のページをご覧になっている様子。例年のコヅチの開催時期には、アクセス数が伸びる傾向にあるのですが、受付開始後わずか3週間で定員が埋まった今年の勢いは、さすがにいつもと違った(笑)。やはり皆さん、打出のコヅチを楽しみにしていてくださったのですね!
第1回は7月9日、いよいよ来週となりました。コロナ禍での開催。当日のコロナ対策について、スタッフでしっかりと話し合い、開催に向けた準備を着々と進めています。講師先生が立つ演台には、アクリルボードをご用意(お手製)。他にも考えうる限りの対策を講じて皆さまをお迎えする予定です。そして何より、参加する全ての方の健康が無事に開催するためのキモとなります。元気なお顔にお会いできるのを楽しみにしています。

もうひとつ注目したいのが、“明智”関係のアクセスです。新型コロナの影響で、大河ドラマ「麒麟がくる」がチョットお休みしてしまいましたが、まだまだ明智ブームは健在です。文化館からは、光秀の娘婿(従兄弟ともいわれる)にあたる明智左馬之助の「湖水渡り像建立計画」について情報提供をさせていただきました。こちらは、ホームページでは番外編として公開しておりますが、多くの新聞に取り上げていただいたこともあり、皆さまの閲覧につながっているようです。
そして明智光秀近江身説についての記述がある「淡海温故録」についても、安定して根強い人気があります。この淡海温故録は今月の13日まで、明智光秀菩提寺・西教寺内にある禅明坊光秀館に出陳されています。機会があれば、ぜひ足を運んでくださいね。(詳しくは、専用サイトをご覧ください)

文化館での雨にも負けず、新型コロナにも負けない!ホームページを今後ともよろしくお願いします。

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満員御礼!打出のコヅチ

皆さまに、重大なお知らせがあります。滋賀の文化財講座「花湖さんの打出のコヅチ」、参加の申し込みを受け付けてから3週間…で、全6回の講座全てで定員に達しました!キャンセル待ちを希望される方もいらっしゃるなど、まさに満員御礼!たくさんのご応募有難うございました。

新型コロナの影響で、今年度の開催が危ぶまれる中、「受付はまだ?」と3回もお電話をいただいた、熱心なコヅチファンの方がいらっしゃいました。休館以降、13年続いている文化財講座です。開催を楽しみにして下さっていた皆さんからの「待ってました!」の声に、どれほど励まされることか・・・。継続はチカラなり!デス‼!多くの皆さんにご支持をいただき、スタッフ一同心を込めて、楽しい講座を準備させていただきます!

そして、ごめんなさい。定員となって、残念ながらお断りしてしまった皆さま、本当に申し訳ございません。例年は募集定員200名のところ、今年は100名とさせていただいたため、大変悔しい思いをされたことと思います。電話口でお断りするのがとても心苦しく辛かった。。。新型コロナめ・・・是非またの機会にご参加くださいね!

さて、第1回目を受講いただく皆さまにお願いがございます。まずは、体調を万全に整えて、当日を迎えて下さいませ!日頃から、手洗いうがいは大事ですよ~。そして私たちスタッフは、万全の体制で皆さんをお迎えできるよう、頑張って準備しますね!
講座は7月9日、開催まで2週間をきりました。琵琶湖文化館が収蔵する考古資料について、県文化財保護課の仲川靖氏にお話しいただきます。普段はなかなか聞けない「これぞ逸品!」のお話をお楽しみに!コロナに負けない!打出のコヅチ!!

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Re:おうちであきつ君 [フラダンスをするあきつ君]

とうとう近畿も梅雨入りし、ジメジメとした雨の季節がやって来てしまいました。しかし、当館の「あきつ君を描いてみよう!」には、とても楽し気な、明るいあきつ君が届きましたよ~!

その作品がコチラ。[フラダンスをするあきつ君]です~。か、かわいい♡腰をくねっと、おててをゆ~らゆら、動きがありますね~。穏やかなハワイアンメロディーが聴こえてきそうです。心が解放される~~♡さらにかわいいのが南国の色鮮やかなお花のレイに、動きに合わせてなびくパウスカート♡
・・・す、すかーと?!あらどうしましょ!あきつ君!!

大丈夫で~す。あきつ君は男の子だけれど、楽しいことならどんどんチャレンジです~。ということで、出来上がったあきつ君がコチラ!ドドンとにぎやかにフラボーイズを結成してみました!ちょっとかわいく出来過ぎてしまいましたので、どれにしようか決めきれず・・・(笑)。楽しそうですよね~。何だか「力を抜いて頑張ればいいの~」と、あきつ君が言ってくれているみたいです。

今回の作品は「娘さん」が描いて下さったそうで、お母さまからのご投稿でした。フラボーイズ、気に入っていただけると嬉しいです。
ああっ、梅雨に入ったばかりなのに夏が恋しい!早く来い来い!今年の夏は楽しくなりそうです!!ご投稿、有り難うございました!

それでは今日も元気よく 新型コロナに負けるなニッポン!!

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明智左馬之助湖水渡り像建立計画(昭和37年)

湖岸をお散歩されている皆さ~ん、お気付きですか~?一度は視界に入っているハズのこの石碑。「明智左馬之助湖水渡」の碑です。
明智左馬之助(秀満・弥平次)は、「明智五宿老」と呼ばれた重臣の一人。家臣であった明智光秀が主君の織田信長を討ちとった「本能寺の変」は有名ですよね。本能寺の変の後、光秀の命により安土城を奪いに向かった左馬之助が、山崎の合戦で光秀が羽柴秀吉に敗れたことを知り、坂本城に引き返します。その途中で敵に阻まれた左馬之助が、打出浜から馬に乗ったまま琵琶湖の湖水を渡り、明智の本拠である坂本城まで向かったというお話が、「明智左馬之助湖水渡り」として、講談などで語り継がれています。(この石碑のことは、過去のブログでも紹介していますので、そちらもご覧くださいね。)

実は、このお話を元に、明智左馬之助が湖中を進む勇ましい姿を現した「像」を造る計画が、昭和37年(1962)にありました【詳しくはコチラ】
その場所は琵琶湖文化館から東へ30m、岸から50m離れた沖合い、計画書には滋賀県の彫刻家・森大造氏の完成予想図も描かれています。→
当時、この付近は埋め立てが始まったばかり。びわ湖ホールさんもまだ建っていなかったので、今の景色とは随分異なりますが、波を受けて湖の中で浮き沈みする像が実際にあったなら・・・それはそれは。。。
昭和36年(1961)に開館した当館。その翌年に実行しようとした建立計画。当時の館長が「琵琶湖の名物に」と、思い描いた夢とロマンは、しかし、残念ながら実現することはなかったようです。

それでなのか、どうなのか、昭和42年に撮影された記録写真を見ると、湖岸にはこんなかわいいお馬さんの乗り物が!これぞ子どもたちの夢の実現?!
・・・先代職員さん達も知恵を絞られたようです(笑)。

話は変わりまして、先日石山寺さんで、本能寺の変の後、明智軍と信長軍が琵琶湖で船で戦ったということが記された古文書が見つかったそうです。その中に明智左馬之助(弥平次)の名前も出てくるのだとか・・・これまた、なんとも興味深い。。。見つかった資料は、秋に石山寺さんで展示されるそうですので、こちらも要チェックですね。


本能寺の変が6月2日、山崎の合戦が13日、そして左馬之助が坂本城で自害したのが14日・・・。今年の6月は何やら例年以上に「歴史ロマン」が熱い!気がいたします。。。

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「びわ湖大津・光秀大博覧会」と文化館の「淡海温故録」リターンズ

今年の大河ドラマ「麒麟がくる」でも注目される明智光秀。ドラマの中でいつ滋賀がでてくるのかとヤキモキしながら見ていたところ、新型コロナの影響で、一旦放送が休止になってしまいました。こればっかりは仕方ない。続きを楽しみに待つことといたしましょう~。

「放送がなくて寂しいわ」という方は、ちょこっとお出かけしてみませんか?大津市内4会場で開催される「びわ湖大津・光秀大博覧会」。新型コロナの影響で臨時休館となっていましたが、そのメイン会場となる「禅明坊光秀館(西教寺内)」が5日に再開されました。

光秀館といえば、皆さん覚えていらっしゃるでしょうか?4月に1週間だけ、当館の「淡海温故録」を出陳させていただきました。明智光秀が近江(多賀町佐目)出身との記述がある、あの温故録です。
前回、新型コロナの影響で展示期間が短くなってしまっていたこともあり・・・実は、この度、リターンズ決定・・・12日から7月13日まで再び同館で展示していただくこととなりました!今回は長めとはいえ、約1カ月の期間です。5月に某テレビ局の「所ジャパ〇」という番組で、明智光秀の近江出身伝説が取り上げられ、それを見てわざわざお問い合せをいただいた関東の方!出陳されますよ!詳しくは専用ホームページでチェックしてくださいね。

きっかけは何であれ、滋賀に興味を持っていただけるというのは嬉しいこと。資料をじっくり眺めて戦国時代にタイムスリップした後は、ゆったり琵琶湖を眺めて心癒される時間を持つというのもおススメです。いろんな楽しみ方を滋賀で見つけてください。

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お待たせいたしました!「打ち出のコヅチ」開催

「まだかまだか」と、首をなが~くして待っていてくださった皆さま、大変長らくお待たせいたしました。令和2年度滋賀の文化財講座「花湖さんの打出のコヅチ」の開催が決定いたしました。参加受付も始めております。

大津市打出浜から繰り出す「打出のコヅチ」の一振りが、無尽蔵ともいうべき滋賀の宝を魅力的に紹介するこの講座。ありがたいことに、毎年たくさんの方にご参加いただいており、それをパワーのみなもとに、今年も充実した内容で皆さまにお届けいたします。

第1回の7月9日(木)を皮切りに、5回の座学に加えて1回の現地探訪を含む、全6回の講座となっています。記念すべき第1回は、「これぞ逸品ですぞ!!-琵琶湖文化館蔵考古資料から―」と題し、琵琶湖文化館の館蔵品について、滋賀県文化財保護課・仲川靖氏にお話しいただきます。文化館には、仏像や絵画だけではなく、実は考古資料もたくさん収蔵されていることを、ご存じですか?休館中で、なかなか皆さんに紹介する機会が少ないのですが、今回は特に、石製品と瓦に注目したお話です。講師曰く、「すごくマニアックな逸品を」とのこと。めったに聞けないディープな世界?!これはもう必見・必聴の回です!

各講座の詳しい内容や、申込方法は講座・イベントを見てくださいね。各回とも、専門講師の先生方が詳しくはもちろん、楽しくお話ししてくださいます。全ての講座を受けるも良し、気になる講座を受けるも良し。。。心待ちにしてくださった方も、このブログを読んで「参加してみようかな」と思った方も、ぜひとも、皆さまご参加くださいませ。

今年は、新型コロナウイルスの感染拡大の心配が続きますが、新型コロナに負けない元気で、開催したいと思います。皆さまの参加をお待ちしてま~す!

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Re:おうちであきつ君 [ヨゲンノアキツ]

来た・・・来てしまいました。。。「あきつ君を描いてみよう!」にヨゲンノアキツ・・・!
対:新型コロナウィルスの秘密兵器(?!)として注目される日本の妖怪たち。「アマビエ」さまは、当館においても「描いてみよう!」のコーナーに投稿された力作をご紹介したところです。そして今回また新たに、コロナに負けない新しい癒しキャラが投稿されました。

その作品がコチラ、「ヨゲンノアキツ」です。今回は鳥の妖怪さんのようですね。ちょっと勉強不足だったので、インターネットで調べてみると、出どころは山梨県立博物館さんが収蔵する資料「暴瀉病流行日記(ぼうしゃびょうりゅうこうにっき)」に出てくる「頭が2つある不思議な鳥」なのだそうです。これはこれは。博物館さんのホームページを見ると、「疫病退散!ヨゲンノトリコーナー」として大々的に取り上げておられます。
疫病に苦しめられた甲斐国の人々が救いを求めた結果現れた、不思議な存在・・・なのだとか!
むむむ、こんな資料をお持ちだなんて同じ業界としてはちょっぴりジェラシー(笑)。とても楽しそうで面白そうな・・・ん?!楽しいということはもしかして・・・やはり!山梨県立博物館さんおうちミュージアム」に参加しておられます!それも「ヨゲンノトリペーパークラフトを作ろう」がありますよ皆さん!あっ!「ヨゲンノトリの絵を描こう」のコーナーもあって、現在作品募集中?!これは是非チャレンジせねば!

と、ここで一旦落ち着いて、、、ふむふむ。当館に投稿していただいた作品をよくみてみると、確かに頭が2つに鳥の羽。そして・・・あきつ君の”おめめ”としっぽ?・・・判定が難しいところですが・・・ぎりぎりセーフ!ということでNewあきつ君の誕生です~。

早速、作り込んでみましたが・・・これがまた難しい!投稿していただいた方のご苦労がワカリマス。。。頑張って描いていただき有り難うございます!羽の感じも元祖あきつ君に近い!何より、手作り感満載の”マスク”が(笑)。「給食当番みたいでかわいい」と、館内でも好評でしたよ~。しっぽだけ、あきつカラーとさせていただきました。ご投稿、有り難うございました!

ヨゲンノトリは、翌年に流行するコレラを予言し、「私の姿を朝夕に拝めば難を逃れることができるぞ」と言ったそうです。ありがたや~。朝夕拝めばいいのですね?!了解!
ということで、文化館の事務所では、疫病除けの妖怪たちに守られて・・・あれれ⁈・・・何か聞こえます・・・ヨゲンノアキツがささやいておりますぞ?!!

『打出の浜で コヅチをふりふり お宝ザクザク まもなくじゃ♪』・・・・・なんてこと!

それでは元気よ~く 新型コロナに負けるなニッポン!!

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5月のホームページアクセス数

あっという間に6月です。今日から学校が始まったというところも多いのではないでしょうか?登校する子どもたち、楽しそうな笑い声、久しぶりの日常風景です。車を運転される方は、いつも以上に歩行者に気を付けて、安全運転でお願いしますね。

さて、たった1カ月前のことなのに、大型連休があったという記憶も薄れつつある今日この頃。いえいえ、新型コロナに負けるもんかと、おうちでじっと耐え忍んだあの日々を、我々、忘れてはなりません。ステイホームという言葉も生み出され、それぞれに自宅で過ごす時間を楽しむ工夫をされていたことと思います。

新型コロナで自粛が続く中、当館としても何か皆さんのお役に立てはしないかと、取り組み始めた特別企画「文化館チャレンジ」。収蔵品や滋賀の歴史・文化財について、じっくりと楽しく学んで貰おうと、クイズ形式にして週1回、ホームページで更新してまいりました。収蔵品紹介もひと月に4件と、今までにない更新回数です。そのほかブログで「あきつ君を描いてみよう!」の参加作品を紹介するなど、盛りだくさんな内容でお届けしました。この春は、文化館職員にとっても、ある意味「チャレンジ」と呼ぶにふさわしい、充実した時間を過ごした気がいたします。その結果・・・

5月のホームページアクセス数は、2,512件で4月の1.3倍!平均サイト滞在時間も1.7倍とグンとアップ⤴⤴⤴。目に見えて数字に表れるというのは、頑張った甲斐があるというもの。しかも収蔵品に関するページへのアクセスが増えているのが、何より嬉しいです。ご覧くださった皆さま、有り難うございました!
このひと月、寝ても覚めてもクイズのことを考え、普段使っていなかった脳が刺激されたような気がいたします。問題と答えを一緒に考えるというのは、なかなか目からウロコの「アハ体験」ですよ、みなさん。おススメです。私たちの日常は不思議や謎に包まれています!当たり前は当たり前ではない!そんなクイズもあったら楽しいかも?!

新型コロナの感染拡大も、一旦落ち着きをみせ、以前の生活に戻りつつあります。とはいえ、「3密」の回避、マスクの着用、手洗いの徹底など、継続して心がけていかねばならないことも、忘れてはなりません。
コロナの収束を願いつつ、皆さんの知的好奇心をくすぐるホームページであるように、これからも更新してまいりますので、よろしくお付き合いくださいね。

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待ち遠しいコロナ明け

新型コロナウイルス感染症という、見えない敵と戦って早2か月余り・・・。緊急事態宣言が解除され、少しずつ世の中が動き出してきました。とはいえ油断せず、緩むことなく、今までの生活スタイルを見つめ直して、対策を続けることも忘れてはなりませんね。
この間、さまざまなモノが「中止」「停止」しておりましたが、徐々に復活の兆しが見え始めております。

この春に開催予定であった展覧会。「収蔵品公開情報」では、当館の収蔵品が出品される(貸し出されている)展覧会の開催情報をお知らせしていましたが、4月半ばには軒並み「開催未定」や「中止」「臨時休館」の表記となりました。寂しいこととはいえ、これは仕方がない、世の中みんながそうなのだから仕方がない…と半分あきらめておりましたが、5月中頃から各会場館さんから連絡が・・・。来るべき「コロナ明け」に向けて、「会期変更」を申し出てくださる館が増えてきたのです~。
年間スケジュールの変更もあるでしょうし、当館だけではなく、作品をお借りする相手先さまとの調整もあるでしょう。なにより館の再開に向けての準備に、気を使っていただくことも多いはず。今まで体験したことがない事態に直面したとはいえ、長い期間をかけて準備されてきた展覧会。簡単に諦めてなるものかという、各担当さまの熱い思いが「コロナ明け」の世の中を動かします。

具体的な日程の変更は、後日徐々に明きらかになるものとして、みなさん、もう少しです。当たり前が当たり前ではなかった日常に感謝しつつ、この2カ月我慢してきたからこそ味わえる楽しみを味わいたい。今はなんだかいろんなものに感動したい!気持ちでいっぱいです!みなさん、もう少しです!徐々にテンション上げていきましょう!

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Re:おうちであきつ君 [嬉しい発見をしたあきつ君]

みなさんご存じでしたか?本日5月11日は[ご当地キャラの日]です。文化館のマスコットキャラクター「あきつ君を描いてみよう」には、本日も力作が届いていますよ。早速ご紹介いたしましょう!

メールでいただきましたのがコチラ。「嬉しい発見をしたあきつ君」です~。これを見た瞬間、職員一同のテンションが⤴⤴⤴。送っていただいた作品の完成度に「すごい!」の歓声が上がりました。今までにないパターンで、なんてかわいい♡これには嬉しいメッセージ付き!
【あきつくんを描いてみました。あきつくんの塗り絵も楽しかったです。文化館前の掲示板が更新される度に見ています。散歩中の楽しみの1つです。いつもありがとうございます。】
・・・こちらこそ有り難うございます(号泣)!これを励みに頑張らせていただきます!

と、ところが気になることがあります。メールで送っていただいた中に、左のような完成品とも思われる画像が・・・。もしかして「おうちでチャレンジ」してくださいましたね?!パソコンで作成したと思われる完全なイラストです。すごいあきつ君が届いたことに、喜びつつもあわ~いプレッシャーが・・・。いえいえ、挑戦し甲斐がアリマス!楽しんでいきましょう!

ということで、新しく生まれたのがコチラ。どうでしょう?気に入っていただけましたか??あきつ君の育ての親(?!)として、頑張ってみましたよ(笑)。今回のあきつ君は、パーツがそれぞれに個性的でかわいらしく、そのおかげで、ご覧ください!他のパーツとの組み合わせで、こんなにたくさんの仲間が増えました!新たな発想を取り入れて作るって、こんなに楽しいことなのですね!!みなさんもぜひチャレンジを!

その後、メールでのやり取りで、またまた嬉しいメッセージをいただきました。
【文化館前の掲示板は私の家族も楽しく拝読しており、私の描いたあきつ君が掲載されると聞いてとても喜んでいます。これからも陰ながら応援しています。】
そのような、滅相もない!喜んでいるのはこちらの方、応援させていただきたいのはこちらの方です。当館の活動をきっかけに、みなさんの心がほんの少しでも潤ったなら、そのお役に立てたのなら、それで本望!きっかけがたとえ「トンボのあきつ君」であったとしてもデス!これからも文化財のことや、滋賀県のお国自慢(?)などなど、いろんな情報を発信していきますね。掲示板も頑張って更新します!

今回ご参加いただいた方は、「ぬり絵」にもチャレンジして下さっています。その作品がコチラ!

・・・この色使い、この立体感・・・やはりこの方、タダモノではない!!ということで、またのご参加お待ちしておりま~す!!

新型コロナに負けるなニッポン!!

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4月のホームページアクセス数

気付けば新緑の季節。今週は気温も上昇し春の衣装も衣替え。みなさんお気付きでしたか?当館のホームページもいろいろと“衣替え”、してますよ?!

先ずは4月を振り返り。新年度を迎え各職場では新体制の緊張感・・のみならず、新型コロナ感染症拡大防止のため、なかなか気持ちの落ち着かない日々を過ごされたことと思います。みなさんも様々な工夫をして、この難局を乗り切る対策を心掛けて下さっているのではないでしょうか。

当館は平成20年度から休館していますが、今回の新型コロナの影響を、少なからず受けています。というのも、休館中の当館の収蔵品を他館へ貸し出すことで、みなさんにご覧いただく機会を得ていましたが、美術館・博物館の相次ぐ臨時休館で、それすらもままならない状況です。
こればかりは世の中全体のことなので、どうしようもないのですが、この“世界の窮地”に文化館として何か出来ることはないか、ここで頑張れなくては、皆さんを勇気づけ応援できる存在でなければ、文化館としての意味がない!と奮起し、新しく立ち上げたのが、[文化館チャレンジ]です。収蔵品紹介の充実や、滋賀の文化財にまつわるエトセトラ、活動を続けてきた「あきつ君」のキャラクターなど、休館後も少人数で繋いできた積み上げてきたものが、当館にはあります。それらを組み合わせたのが[文化館チャレンジ]です。
「クイズチャレンジ」では、収蔵品や滋賀の歴史・文化財に関する楽しい学びを、当館のホームページをヒントに、答え合わせができる仕組みです。「おうちであきつ君」は、「ぬり絵」や描いた作品がイラストになる「描いてみよう」へのチャレンジで、子どもたちにも親しみを持って楽しんでもらえれば、と願っています。
今後、皆さんの反応を楽しみに、内容を充実させていければと思っていますので、是非、ご意見・ご感想などもお寄せくださいね。

また、休校中の子どもたちへの応援プロジェクト、自宅で楽しく学べるインターネットの特設サイト「おうちミュージアム」に当館も参加いたしました。北海道博物館の呼びかけで始まり、全国各地のミュージアムが多数参加しているサイトです。各館の様々な取り組みが紹介されていて、「これ面白そう」「簡単にできるかな?」と、いろんなワクワクに辿りつけます。外出自粛が続きますが、こんな時だからこそ、いろんな分野にアンテナを張り巡らせて、「ちょこっと楽しい」を見つけたいものですね。大人だって楽しめますよ!

・・・という4月を過ごした文化館。(大切な報告を忘れてました!!)みなさまからの当館ホームページへのアクセス数は、1,911件でありました!この数字が5月にはどうなっていることやら・・・↗↗↗・・・を願いつつ、文化館の草の根活動はまだまだ続きます。今後の展開をお楽しみに!

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Re:おうちであきつ君 [びょ~ん]

文化館チャレンジ企画「あきつ君を描いてみよう!」に、ご応募がありましたので、みなさんにご紹介します~!

さて、今回はこちら、飛んでいる真正面のあきつ君。実はこの角度のあきつ君は超レアなのです・・・。過去に何度もチャレンジしたのですが、どうしても”しっぽ”の位置が”ちょんまげ”のように見えてしまい…ボツ。たくさんのあきつ君を作ってますが、正面で実際に採用されたのは、初期の頃に描いた「お地蔵さんとも仲良し」シリーズの1点だけです。苦手意識があっただけに、今回の作品は、改めて自分の中でもチャレンジでした。ナルホド、顔をふっくら描くことで全体的に違和感なく、お茶目なあきつ君が出来上がりましたよ!有り難うございました~!

今回ご参加いただいた方は、「ぬり絵」にもチャレンジしていただいたようで、とても丁寧に描いて下さっています。こうして見ると、まだまだ皆さんにチャレンジして貰いたい、あんなパターンやこんなパターンが頭に浮かんできます。さぁ~てどうしましょうか??!今後の展開にも乞うご期待!

では今回、「描いてみよう」と「塗り絵」にダブルチャレンジをしていただいた御礼に、当館からささやかなプレゼントをご用意・・・お昼休みに見つけました。
写真の中に、四つ葉のクローバーが写っています。どこにあるでしょうか?!

幸せは身近なところにあるようです。。。

新型コロナに負けるなニッポン!!

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新型コロナと文化財

新型コロナウィルス感染拡大のニュースが連日報道される中で、私たちも日々の暮らしの意識を変えて、対策に挑まなければならない状況です。
我がお城:琵琶湖文化館では、手洗い・マスクの徹底はもちろん、換気や机の配置換え、ドアノブ・電話機など人が触れるところの除菌など、出来る限りの対策をとっています。 一人一人の心掛けで、随分と変わるものですよ。

また、例年と違う事と言えば、文化館の業務のひとつに、春のお祭りや法要、地元公開などにあわせて、寄託者さまからお預かりしている文化財を一時返却する機会が増える時季でもあるのですが、今年は「規模を縮小する」「実施を見合わせる」等のご連絡をいただいております。先方さまからの電話で伝わるお声は憔悴気味で、新型コロナのため致し方無いこととは言え、苦渋の決断であったことをお察しします。地域で守られてきた行事や、代々受け継がれてきた神事を「行わない」という判断は、とても難しいことであったと思います。そこで、ふっと考えるのです。

新型コロナがきっかけでこのような危機的な状況になっていますが、しかし、それより以前から、文化財を取り巻く状況は、高齢化や過疎化、住民形態の変化などの理由から、地域で守り継承してゆくことが難しくなっていると、警鐘を鳴らされてきました。新型コロナで即決か、緩やかな自然消滅か、結果は同じことになってしまいます。

今回のこの緊急事態で、「いつものように」「例年のように」行えることの有り難さを実感したのは、自分だけではないはずです。「いつものように」「例年のように」行えないことを、残念寂しい、物足りないと、思う人々の気持ちは、それらを大切に思っているからこその感情ではないでしょうか。お祭りやイベントは、人々をつなぐ連帯感を生み、地域の結束力を深めます。「今年も無事、皆で執り行えた」という安堵感や達成感は、次につなげる力となります。新型コロナがきっかけというのは癪ですが、今一度考えるきっかけになったことは確かです。普段の「当たり前」を見つめ直し、外出自粛のこのフラストレーションを未来にぶつけましょう!「来年行えることを楽しみに」その思いがあれば日本は大丈夫です。

とは言え、子ども達のにぎやかな声が聞こえないのは寂しいもの。例年ならこの時季・・・そうです、そろそろ鯉のぼりを揚げる時季ですよ!これなら3密を避けて、道行く人々にも楽しんでもらえます。日本の古き良き風習です。子ども達の健やかな成長を願って大きく掲げましょう!そして来年はみんなでお揃いのハッピを着て、お祭りに参加するのです~!

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Re:おうちであきつ君 [アマビエ アキツ]

みなさん大変です。新型コロナに負けるな企画:おうちで「あきつ君を描いてみよう!」に、またまたご応募がありました!有り難うございます!楽しんでいただいているようで何よりです!!

さてさて、これは・・・今、巷でウワサの「アマビエ」ではないですか?江戸時代に現在の熊本県に現れたという妖怪・・・。ん?ちょっと待って?!アマビエって確か、光り輝く姿で海から現れた?地面まで届く長い髪に胴体がうろこで足が3本の妖怪?・・・どうしようあきつ君。。。足が3本。。。察するに、これを描いて下さった方も、その辺りを考えていただいたようで?ご協力に感謝します(笑)。輝く姿だから髪の色がオレンジとイエローなのですね~あっ!アマビエの「エ」が旧字体の「ヱ」!芸が細かい!!(笑)。目が菱形のところは、ちょっとアレンジさせていただきました。それと、一応あきつ君らしく水色の羽も…かわいく作れたと思います!

アマビエは、半人半魚の妖怪で豊作や疫病を予言するのだそうです。「疫病が流行したら私の姿を描き写した絵を人々に見せなさい」と言ったとか・・・なるほど・・・新型コロナから守ってくれる妖怪さんなのですね!

ということで!皆さんのお役に立てるなら?!
[#アマビエ アキツ]拡散希望!

作者のお許しをいただきまして、画像をクリックするとダウンロードが出来るよう、ご用意いたしました!スマホの待受けにもgood!今回の制作の副産物として、よりリアルに近いバージョンも、特別にダウンロード可となっております!

皆さんにも[アマビエ アキツ]のご加護がありますように!
新型コロナに負けるなニッポン!!

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速報!朝日新聞[滋賀版]にて連載が始まります!!

皆さまにご案内いたします。この度、当館の収蔵品を紹介する新連載が、朝日新聞[滋賀版]にて始まることが決定いたしました!

タイトルはズバリ「滋宝 SHIHŌ ~琵琶湖文化館 収蔵品から~」です!とてもおシャレな良いタイトルだと思いませんか?!滋賀の宝至宝を意味する「滋宝 SHIHŌ 」!! ロゴも素敵です!

連載では、当館の学芸員と滋賀県文化財保護課の専門職員が、執筆を担当!仏教美術をはじめとして、国宝・重要文化財を含む絵画や彫刻、工芸品、書跡典籍、歴史資料などを、魅力的に紹介します!作品はカラー写真で掲載。わかりやすい解説のほか、その作品に関するトリビア、関連する話題、筆者の思いなど、様々な工夫を凝らして、皆さんにお届けします。

実は、今回連載の企画をいただいた際、タイトルについては、皆であーでもないこーでもないと頭をひねりながら考えておりました。ありきたりではつまらない。。。様々なジャンルの文化財を数多く収蔵する当館です。館蔵品はもとより、県内の社寺さまからお預かりしている寄託品も是非紹介したい・・・。それらを網羅する、”キャッチー”なタイトルが何か・・・。
するとある日、このコーナーの編集をして下さる担当記者さんが、「突然、天から降って来た!」と興奮気味に、「滋宝 SHIHŌ 」を名づけて下さいました(笑)。これぞ神のお告げにも等しい不思議体験!滋宝降臨!!さすがのセンスです(笑笑)。皆さんにも気に入っていただければ幸いです。

初回は明日!4月7日(火)!月2回の掲載予定となっています。デジタル版での配信もありますので、全国の皆さんにご覧いただくことができますよ!どうぞお楽しみに!!

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RE:おうちであきつ君 [QRあきつ]

先日のブログでご用意した、当館の新型コロナ対策に、その後進展がありましたので、ご報告いたします。

お子さま達へのお楽しみ企画「そうだ!あきつ君を描いてみよう!」に、早速の”反応”がありました!・・・来ました!本当に来た!!(嬉笑)!

「文化館の前を通ったときに、息子がやりたがったので、印刷して、描きました。息子が描いた絵を送信します。よろしくお願いします。」
とのこと。嬉しいです!有り難うございます!!頑張って作ってみましたがいかがでしょうか?目が矢印になっていたり、羽根に文字を書くところなど、今までに無い斬新な発想で、新しい「あきつ君」が誕生しました。「しっぽ」の色はごめんなさい・・・オレンジ色で描かれていますが、あきつ君の定番カラーで作っております。なんだかお子さまとの共同作業のようで、こちらも気持ちがリフレッシュ!作っていて楽しかったです。有り難うございました!

今回はメールでご応募いただきましたが、当館からの返信メールがどうもうまく届かないようですので、ブログでのご報告となったこと、お許しくださいませ。

皆さんもどうぞ気軽に「あきつ君ぬり絵」や「あきつ君を描いてみよう!」にチャレンジして下さいね~(匿名で大人の参加もOKです(笑))。新型コロナに負けるなニッポン!!

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「びわ湖大津・光秀大博覧会」と文化館の「淡海温故録」

今年の大河ドラマの主人公として注目される明智光秀。滋賀県では、光秀とゆかりの深い大津市を中心に、様々な盛り上がりを見せていますよ!
中でも「びわ湖大津・光秀大博覧会」は、明智光秀にかかわる展示を4会場(禅明坊光秀館・西教寺・滋賀院門跡・大津市歴史博物館)で開催しています。

ここで特に注目していただきたいのが、メイン会場となっている禅明坊(ぜんみょうぼう)光秀館!西教寺内にある里坊のひとつです。新型コロナウィルス感染拡大防止のため、当初3月8日からの開館予定が延期となっていましたが、満を持して4月1日からオープンしました!ヨッ!待ってました!!

こちらの会場には、当館所蔵の「淡海温故録(おうみおんころく)」が出品されています。文化館ファンの皆さんならもう耳馴染?ですね?そうです、当ブログでも、文化財講座でも、近年、機会あるごとに、ご紹介してきたこの淡海温故録。明智光秀が、近江国犬上郡佐目(現:多賀町佐目)の出身であると記述される歴史資料が、いよいよその“本丸”にて、展示公開されます。但し、今回「淡海温故録」は4月7日(火)までの公開となっていますので、この機会にご覧くださいね。
同会場では、古文書や絵図、光秀の武具などをはじめ、戦国時代のびわ湖と光秀の足跡を紹介するコーナーなどもあります。また、大河ドラマの映像や衣装小道具なども展示される:びわ湖大津「麒麟がくる」展も、同時開催されていますので、思う存分に楽しめますね。とても雰囲気のある会場です。滋賀でこの歴史ロマンを是非ご堪能ください。

情報提供をもう一つ。3月まで放送されていたNHK連続テレビ小説「スカーレット」。ヒロインの生きる力、そのたくましさに感動の涙を流した人も多かったのでは?ドラマでは滋賀県甲賀市信楽で作られる信楽焼にも注目が集まりましたが、その信楽焼で作った明智家の家紋「水色桔梗ピンバッチ」が、絶賛発売中です。こちら品切れになるほどの人気商品となっているよう?!デス。こちらの裏書にもご注目!
明智光秀生誕の地?
多賀町佐目(さめ)には地元で「十兵衛屋敷跡」と呼ばれてきた場所があります。
と書かれています。とうとう市民権を得た?!明智光秀近江出身説デス。。。

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3月のホームページアクセス数

4月がスタートし、昨日までとは違う気持ちで新年度を迎えられた方も多いのではないでしょうか。キラキラのフレッシュマンを横目に、気持ちがマンネリにならないように頑張っていきたいと思います(笑)。
さて、こちらは毎月恒例:当館ホームページへのアクセス数についてのご報告です(マンネリとは言わないで!!)。3月は皆さまから1,626件のアクセスをいただきました。有り難うございました!

新型コロナウィルスの感染拡大防止に翻弄された3月。博物館などの公共施設においては、イベントの中止や臨時休館の延長などの措置がとられるなど、刻々と変化する状況の中で、なかなか判断が難しい月でもありました。当館は休館中ですが、少なからずその影響にヤキモキ・・・ブログで用意していた記事が掲載できなかったり、「収蔵品公開情報」タイミングを逃してしまうなどなど、憎きは新型コロナです。

そのような中、地域連携企画展「安土・桃山時代の近江展 琵琶湖文化館収蔵品を中心に」の会場館である安土城考古博物館さんで、感染拡大防止のために様々な対策を練って3月25日から公開を再開していただけたことは、当館にとってもホッと胸をなで下ろすニュースでした。会期終了(~5日)まであとわずかとなっています。新型コロナの影響は、予断を許さない状況ではありますが、皆さまにはくれぐれも自己防衛をお願いした上で、ごゆるりと展覧会をお楽しみいただければ幸いです。

気持ちも新たにスタートした4月、ドキドキわくわく、いいことありますよ~に!

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研究紀要第36号 発刊しました

年度末の気忙しさにアタフタしておりますが、今年も無事、桜の花の咲くころに!学芸員の調査・研究成果である「研究紀要第36号」を発刊いたしました!さて、その内容はといいますと・・・。

【網代双鳥鏡について】
和鏡のなかでも網代双鳥文(格子の地文様に鳥を二羽表したもの)に注目し、宋代・花鳥画との関連を指摘する。
【近江における明智光秀家臣団伝承について】
昨年発行の紀要第35号で、明智光秀近江出身説を語った筆者が、その後県民から寄せられた情報を元に、県内各地に伝わる明智家臣団の伝承を集成する。
【資料紹介】観音寺(草津市芦浦町)所蔵 木造十一面観音菩薩立像】
当館に寄託されている本像は、表面に赤褐色の染料が施された檜の代用檀像で、鎌倉時代以降、中世に遡る貴重な作である。
【平成31年度年報】

こちらは、研究紀要のサイトから、各項目についてPDF版のダウンロードが可能となっていますので、是非ご利用下さい。

当館の研究紀要は、昭和58(1983)年に第1号が発行され、あいだ1年のみ休刊となったものの、継続して刊行しております。それぞれの専門・研究分野によって、書かれてきた内容は様々ですが、先輩学芸員共々、積み上げて来た成果を皆さんにお返しできるよう、引き続き頑張っていきたいと思います。

研究紀要は、県内の図書館はもとより国会図書館や市町教育関係機関、博物館などにも送付しておりますので、是非皆さま手に取ってご覧くださいませ。

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おうちであきつ君

新型コロナウィルス感染拡大防止の影響で、お出かけできないお子さま達に、文化館から何かできることはないかと、考えてみました。そこでご用意したのがこの春休み特別企画!「あきつ君ぬり絵」です!これなら、おうちで楽しめる?!

改めてあきつ君について解説しますと、平成19(2007)年に、子ども達にも文化財を分かり易く説明するため、また、親しみを持って学習してもらえるよう、屋上の大トンボをマスコットキャラクターに『あきつ君』が誕生しました。文化館が休館となってからは、主にあきつブログの中で、さまざまなあきつ君が登場しています。知名度はイマイチ(泣)ですが、いろんな場面でしゃしゃり出る(!笑!)あきつ君を、楽しみにしてくださっている隠れファンもいらっしゃるので(笑笑)、子ども達にも楽しんでもらえるかな~っと・・・。お子さまと、或いはお孫さんと、ぜひご一緒にチャレンジしてみて下さい!

さらに!この機会に新しいあきつ君を、皆さんに考えていただく、というのはどうでしょう?!名付けて「そうだ!あきつ君を描いてみよう!」です!とは言っても、基本、あきつ君は、羽が水色で尾っぽが赤、お目目をクルクルっとしたら出来上り・・・だけでは寂しいので、皆さんに作り方を伝授します!先ずは、どのような場面であきつ君を登場させたいか?を考えると、その表情は?何をしていところ?などなど、動きが出てきていろんなパターンのあきつ君が作れます!意外と「ヘタうま」なところからお茶目なあきつ君が生まれたりするものなのです~。ほら、このように(笑)。


ということで、新しいあきつ君大募集です!下書きでも構いません!描いたあきつ君をスマホでパシャっと写して、メールで送ってください!送っていただいた画像をイメージに、新しいあきつ君が誕生!するかもしれません!!なんて素敵な企画・・・この機会に、皆さんに「作る」楽しさを味わっていただければ、とても嬉しいです。

これではあき足らないという皆さんには・・・そうですね、例えば、数あるあきつ君の中には、神さまや仏さまのパロディがいます。恐れ多くてなかなか踏み込めない領域ですが、神仏の画像をじっくり見ながら、同じように似せて描き始めると、「へぇすごい!」と感動する場面に出くわしたりします。しなやかな曲線に細やかな飾り細工、考え抜かれた絶妙の配置・・・などなど、新たな発見があったりしますよ。お経を書き写す「写経」というものがありますよね、とても心が落ち着く。きっとそれに似ています。時間を忘れて没頭すること間違いなし!ちなみに、仏さまパロディのあきつ君は作るのにすごく時間がかかる。。。じっくりと向き合うというのは、大事なことですね!

皆さんに紹介しているあきつ君は、全あきつ君のほんの一部です。1匹のあきつ君に、どれほどのボツネタが存在することか・・・いつかすべてを紹介できればいいなぁ、と密かな野望を抱きつつ・・・、さて、今日はどんなあきつ君を作りましょうか???

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文化館は竜宮城!!

皆さま、ご存知でしたか?明日は琵琶湖文化館の「お誕生日」なんです!文化館は、昭和36年(1961)3月20日に、この大津市打出浜の地に生まれました。滋賀県で初の公立博物館として開館してから59年。もし人間だったら、もう白髪の混じるようないいお歳ですよねぇ。開館当時の様子は、「湖上にお城ができるまで-写真アーカイブ-」のコーナーでご紹介していますので、ぜひご覧になって下さいね。
(→右は、昭和35年に作られた開館予告のポスター)

さて、琵琶湖の中に浮かぶように見えるこの琵琶湖文化館には、開館以来の「浮城」という愛称があるのですが、巷ではいつの間にか「竜宮城」とも呼ばれるようになりました。湖の中に浮かぶお城のような建物、それはまさに浦島太郎などの昔話に登場する「竜宮城」そのものに見えるのでしょう。最近でも、サイクリングで琵琶湖一周などされている方たちの目印になるのでしょうか、“竜宮城のような”と形容された琵琶湖文化館前の写真がインターネット上に掲載されたりしています。

「竜宮城」と言えば、皆さまよくご存知なのが浦島太郎のお話でしょう。若い漁師であった太郎が助けた亀に連れられて竜宮城へ行き、夢のような短い時間を過ごしたのちに故郷へ戻り、玉手箱を開けると白髪のおじいさんになってしまった、というものですね。昔話というものはいくつかの類型に分けられるのですが、このお話は、「異郷訪問譚」というパターンにあてはまるそうです。若者(子供)が偶然に(自分の意志ではなく)異郷へ連れていかれ、夢のような体験をして、現実の世界へ戻って来た時、その若者(子供)は成長している、というのがその骨子になります。

考えてみると、子供にとって「博物館・美術館へ行く」という行為も、ある種「異郷訪問」と言えるかも知れません。親に連れられて、または学校の遠足で、偶然に連れられてきた子供も多かったでしょう。それでも中へ入ってみると、展示室というところは、何千年といった日本の歴史、地元のまた遠く離れた土地の文化が凝縮され、悠久の時間や広大な世界をたった数時間で体験できるとっても不思議な場所。子供にとってはまさに、今まで知らなかった世界(=異郷)だったハズ!そして、ここで貴重な時間を過ごして、館外(=現実の世界)に出た時には、ちょっぴり強く賢い、大人になっていくのかも?

文化館にも開館以来半世紀近くの間、たくさんの子どもたちが来館してくれました(←左の写真は昭和40年代:小学生来館の様子)。だから、ここが「竜宮城」と呼ばれるのも、その外観からだけではなく、もしかしたら地域の人々の心の奥深くに刻み込まれた文化館での「異郷」体験が、自然とそう呼ばせるのかも知れませんね。地域の人々と共に歩み、「竜宮城」と呼ばれてきたことを、誕生日にあたって改めて誇りに思いたいです!!

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この時季「花粉知らず」で、ヒノキを学ぶ

最近・・・飛んでますよね・・・困ったことに。。。そう、毎年この時季になるとスギやヒノキの花粉が飛散し、くしゃみや鼻水、鼻づまり、目の充血といった症状に、苦しんでおられる方もいらっしゃるのでは?今日は、そんな方におススメの「花粉知らず」な話題です。

こちらに、当館オススメの『ヒノキ』があります。勘が良い人はもうお気付きですね?「安土・桃山時代の近江展」に出品された檜(ヒノキ)図です。本来であれば開催期間中ですので、会場で花粉を気にせず(!)、皆さんにご鑑賞いただいているところなのですが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、会場の安土城考古博物館さんでも臨時休館となっており、今しばらくご覧いただくことが出来ません。
ということで、ここはじっくりと、皆さんにはお家で、お勉強をしていだきましょう~。
檜図は、湖北(現:長浜市)に生まれ、狩野永徳や長谷川等伯らとともに名前を連ねる、安土桃山時代の巨匠:海北友松(かいほう・ゆうしょう)が描いた作品です。シンプルな画面構成がカッコイイ!
この屏風については、制作年代が定かではありませんが、署名の書体は、慶長7年(1602)に制作されたことが明らかな作品と近似しており、現存する友松の金碧画中、最も早い時期に位置づけられ、注目される作品です。さて、どこが友松らしいかと言いますと・・・。

などなど、友松独特の手法に注目すると、作品をより楽しむことが出来ると思います(詳しくはコチラ)。

さて、檜図の展示作業を見ていたところ、華やかな金碧屏風がまたたく間に展開していく様子が、なんともステキだったので、屏風の展示方法とともにご紹介します。
まず屏風の中央を広げて安定させ、それから左右を順に広げていきます。

最後に角度や間隔を調整して、屏風の展示の完成です。会場では幅広に見えますが、折りたたむと6分の1!と小さくなるのですね~。

これを見て、お家にある屏風を久々に広げてみようかな、と思った人は・・・ぜひ影響されてください(笑)。

「パッと見るとスギかヒノキかわからない!」という方は、葉っぱにご注目。スギは先が尖ってイガイガなのに対し、ヒノキの葉は平たく広がっている感じです。この豆知識も、是非知っておいていただきたい!!友松が描いたのは間違いなくヒノキ・・・なのですヨ。
なかなかご覧いただく機会の少ない作品ですからね。新型コロナウィルスが早く終息することを願わずにはいられません!!展覧会が無事再開できますように!
※3月25日より再開決定

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