皇嗣殿下もご覧になった、琵琶湖文化館の日本画「近江」
当館が所蔵している日本画「近江」は、昭和52年(1977年)11月に当時の礼宮文仁親王(皇嗣秋篠宮殿下)をお迎えし、展望閣から琵琶湖の風景や湖国の伝説をご説明するために描かれた作品です。
作者は、滋賀を代表する日本画家の鈴木靖将氏(1944~)。当時学習院初等科6年生であった文仁親王殿下が近江八景や比良八荒、三上山むかで退治伝説などについて楽しくご理解いただけるよう、イラスト風に軽妙な筆致で描かれています。
皇嗣殿下ゆかりの本作品は、令和3年(2021年)2月6日から3月21日まで、県立安土城考古博物館で開催された、地域連携企画展「琵琶湖文化館の『博物誌』―浮城万華鏡の世界へ、ようこそ!―」に出展しました。