注目作品
木造如来形立像　　１躯　平安時代
[大津市/若王寺所蔵]

本像は、大津市大石に所在する若王寺（にゃくおうじ）に伝わった像です。厚みのある体つきや肉髻（にっけい）と地髪（じはつ）の境が不明瞭な頭部、三日月形の細い目などから、10世紀に造立されたと考えられます。最大の特徴は降ろした右手で衣の端を握る点で、このような特徴をもつ像は･･･【続きはコチラ】
　
　

注目作品
源氏物語画帖　　1帖　江戸時代　　[本館蔵]

この「源氏物語画帖」は、『源氏物語』54巻のうち12の場面について、和歌一首が書かれた詞書（ことばがき）の色紙と、一場面が描かれた色紙とが、対となるよう貼り仕立てられています。本品は土佐派の定型を踏まえた図様から、江戸時代中期の土佐派の作品と考えられ･･･【続きはコチラ】
　
　
　
　

滋賀県指定有形文化財
絹本著色釈迦諸尊集会図　　１幅　中国・南宋時代
[米原市　成菩提院所蔵]

本図は天台宗の談議所（学問所）として栄えた成菩提院に「法華曼荼羅」の名で伝来し、現在、琵琶湖文化館に寄託されています。
　画面上半部には、釈迦如来と文殊・普賢の二菩薩が描かれ、その下に十大弟子、梵天・帝釈天が左右対称に並びます。中央には･･･【続きはコチラ】