このたび、滋賀県の仏教美術を紹介する展覧会が大韓民国国立中央博物館（ソウル）において、開催されることになりました。

この展覧会は、文化庁が日本の優れた文化財を諸外国に紹介することにより、我が国の歴史と文化に対する理解の増進と国際親善の推進に寄与することを目的として、毎年、海外で開催している日本古美術展として開催されます。

今回は、我が国の仏教文化の中心とも言うべき滋賀県の優れた仏教美術の中から、国宝４件、重要文化財31件を含む59件を公開する予定です。出品作品の多くは、滋賀県立琵琶湖文化館に所蔵・寄託されているものとなります。

滋賀県所在の文化財がまとまって海外で紹介されるのは初めてのことであり、また文化庁の海外日本古美術展としては、初めて文化財の所在地域を限った展覧会となります。

この機会に、ぜひ大韓民国の多くの皆様に滋賀の仏教美術の奥深さをご理解いただき、日韓文化交流に寄与できればと思います。

　　展　覧　会　名　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　「日本　仏教美術　－琵琶湖周辺の仏教信仰－」
　　会　　　　　期　　
　　平成２３年１２月２０日（火）から平成２４年２月１９日（日）
　　会　　　　　場　　
　　大韓民国　国立中央博物館　　　大韓民国ソウル特別市龍山区龍山洞６街１６８－６（西氷庫路１３７）
　　主　　　　　催　　
　　文化庁・滋賀県・九州国立博物館・大韓民国国立中央博物館
　　協　　　　　力　　
　　　日本航空（国際航空運送）
　　主な出品作品　　　（出品目録はこちら）

国宝　崇福寺塔心礎納置品	国宝　金銅経箱	国宝　金銀鍍透彫華籠	重要文化財　訶梨帝母像
飛鳥～奈良時代	叡山横川如法堂埋納	平安～鎌倉時代	鎌倉時代
近江神宮所蔵	平安時代	神照寺所蔵	園城寺所蔵
	延暦寺所蔵