『よみがえれ琵琶湖文化館』と名付けられたこのイベントは
10/3(土)~12/31(木)までの期間、日没から22時まで実施されます。文化館を不夜城のごとく浮かび上がらせるため、今、着々と準備が進められています。館を照らすライトの他に、かわいい魚型の行燈も置いて頂けるそうで、僕達も楽しみにしています。
今回のライトアップを企画推進して下さっているNPO法人大津倶楽部さんといい、先日行われた「県の博物館の将来を考える会」(関連記事)の皆さんといい、多くの方々にご支援を頂き本当に有り難く思っています。湖国の文化の灯を消さないように、私達も頑張ります。
筆:あきつ
われらが滋賀県、国宝・重要文化財の保有件数が全国でもトップクラスということは、僕も勉強の甲斐あってかろうじて知っていましたが、なんと、建造物においては全国第3位(181件232棟)という堂々たる地位を獲得しているそうです。(ちなみに1位京都府、2位奈良県・・・そらしゃーない)社寺建築物が多い滋賀県、納得の結果ではありますが、それだけでなく近代建築物も数多く残っているのが特徴です。
明治から大正、昭和初期にかけて、学校や図書館、郡役所、教会、鉄道建造物など近代洋風建築が次々と建てられ現在も地域の宝として大切に保存されています。これらは先ず外人技術者によって欧米の技術が導入されたのですが、伝統技術をもった日本の職人(大工)さんたちがそれらを模倣し、この時代を象徴する独特な和洋折衷の建造物を建築していきました。例えば小学校建築は、文部省の規準により外部はこう!講堂はこう!と取り決めがあって定型化されたものが多いのですが、内部の柱や天井、玄関などのデザインに工夫を凝らし個性的な仕上がりになっているものがあります。特に昭和初期に活躍した田中松三郎・亀太郎親子は、この時期を代表する設計者として有名です。西洋技術を受け入れるだけでなく日本の技術も融合させて新たに生み出す、当時の日本人の勉強熱心さやバイタリティといったところ、僕は大いに感動しました。
講座では県内の近代建築物の写真を多く見せていただきましたが、どれもこれも一風変わっていてとっても面白い。そう面白いんです。街中に当たり前に存在していたあの建物が、この建物が、とても愛すべき存在だと気づかされました。湖国は近代建築の宝庫です。残っていてくれて有り難う!だからこれからも守りたい!滋賀の宝です。これらが実際に活用され、地元住民の皆さんに愛されて末永く共存していくことが、滋賀らしさだと思います。
さて、次回は10月29日(木)に開催!テーマは「仏と盗人と落書きと-文化財防犯学ことはじめ-」と題して県教委文化財保護課の井上氏のお話です。みなさんのご参加を心よりお待ち致しております!
筆:あきつ
とは言うものの、これがまた難しい。5パターン位作ったところでギブアップ・・・煮詰まった僕は学芸員さんに和解調停をお願いし、お互いの作品を意見し合うということになりました。並べてみると、はっきりくっきり笑えるほどに作り手の個性がそこに表れてました。学芸員さんのは言うなれば「イメージ打破のゴシック系、とにかく目立つ」、僕のは「イメージ遵守、明朝系の従順派」・・・ああああかん。ポスターとして何かが足りん!
焦りつつも時間切れ、8月下旬に特別陳列の第1回打合せで集まった6名の方々に見て頂くことになりました。それなりにドキドキしながら別室で待機していたのですが、結果、「これがいい!とか、ここを直した方がいい!とか、誰も何も決めてくれんかった~!」との報告が・・・ガーン・・・ななな何故?誰も意見してくれん・・・これには作っていた学芸員さんと二人して、プツンと緊張の糸が切れてしまいました。せめて意見してほしかった・・・
気にはなりつつも空白の10日間が過ぎ・・・先に火が付いたのはやはり学芸員さんでした。その後ろ姿を見て再び焦り始めた僕は、もともとが追い込まれて動く一夜漬けタイプ。「このフォントは?」=「適当です!」「このグラデーションは?」=「偶然です!」の勢いで渾身の1枚を仕上げました。先日の第2回打合せでは、前回作った案を一切出さず、Newバージョンで勝負を賭けました!これは対学芸員さんではなく、対意見をしなかった人達への挑戦です!これでどないやッ!
結果はまだ分かりません・・・お持ち帰りで多数の意見を聞くそうです。
学芸員さんの作ったNEWバージョン2点もパッと見て分かり易く、僕は好きです。どれが採用されても悔いなし!「二人とも明らかに初期の作品より成長したよなぁ」と言い合っています(笑)
さてさて、皆さんにはどのパターンでお披露目となりますでしょうか。この1ヶ月の苦悩、このままでは気持ちに治まりが付きませんので、ボツとなったもの達含めて、せめて皆さん見てやって下さい。供養の意味も含めて・・・
ちなみにこれらの3分の2はお家で作成されたものです。ヒマを費やしたわけではありません。切羽詰ってました。念のため・・・
筆:あきつ
いつもながら、文化財の移動は神経を使います。また、本日は業者さんにお願いするのではなく、自分たちで移動させる作業であったため、余計に気をつかわなければいけないところ、さらに報道関係の人たちもおられたので、かなり神経をすり減らしました。
もちろん準備は万全を期していますが、それでも気になるところはいくつかあるので、この点は現場で調整することになります。
今回の目的は境内に完成した文化財収蔵庫に仏像を安置する、ということでしたが、移動距離は短いとしても、やはりやらねばならない梱包は行わなければなりません。その場で仏さまを見て梱包作業の段取りや、どの部位をどのように梱包すれば安全なのか・・・さまざまな方向から検討して見極めてから、実際の梱包にかかります。
取材に来られた記者さんは、「意外に時間がかかるなぁ。」というような事をおっしゃっていましたが、あまりこのような作業をじっくりと見たことがない方の多くは、「えらい丁寧に。」「大変やなぁ。」「大切なものやからなぁ。」といった感想をもたれるようです。
細かい作業も多く、意外に時間がかかる文化財の移動作業。触る場所一つとっても、間違えれば大きな破損につながります。今回も多くの方が見守る中、無事に移動を終えることができましたが、毎回、毎回、本当に大変なのです。
おおおおおっ?!?!?!
琵琶湖に舞い降りる
この優雅なお姿はもしや白鳥
?!?!?!
否!
普通の白鷺でございます・・・
琵琶湖に藻があまりに茂っているため
藻の上を歩いておらるるのです・・・
あぁ、、、自慢出来ない。。。。。
1 日から6 日まで開催されていた 「琵琶湖文化館友の会第6回作品展
-開館の願いを込めて-」。昨日、好評のうちに無事終了致しました。
6日間という短い期間でしたが、予想を超える641 名の方にご来場いただき、関係者一同大変喜んでおります。有り難うございました。
最終日の作品を語る会では、出品者が作品の見所や制作の苦労話などを披露し、熱心な質問を受け付けるなど大いに盛り上がりました。
お互いに生み出す作品は違っても「この線の描き方見習いたい」「この構図は面白い」「この写真の場所はどこ?行ってみたい」など、制作者の間で交流があり、「あぁ、こうやってお互い研鑚し合って刺激し合って、また素晴らしい作品が出来上がっていくんだなぁ」と、ふと思いました。。。
それだけでなんだかいいものを見せて頂いた気が致します。
そうなんです!琵琶湖文化館友の会さんは、いいものを求めて、直接現地に赴いて、本物に出会う、巡り合う努力をされています。日々感性を磨いておられます。その意識がいいものを生み出しているんです!あぁっ、見習いたい!!・・・そしてその手助けを琵琶湖文化館が担っていかなければならない、と思います。
改めて文化館の収蔵品、皆さんに見ていただきたいなぁ~・・・
筆:あきつ
今年の3月、県内のあるお寺が本堂を建てなおされるということで、地元の教育委員会を通して仏像受入と修復の相談がありました。
実は、このような相談は文化館が休館してからも途絶えることなく続いており、実際に昨年度は重要文化財も受け入れてきました。
今回は、県指定文化財を所蔵しておられるお寺でもあり、何より地元の方々がお寺の寺宝を文化財として取り扱っていきたい、とご希望されていたことから、お手伝いさせていただくことになりました。
受入させていただく羅漢像は16躯あり、ここでは詳細にご紹介できませんが、全国的にみても珍しいタイプの羅漢であることがわかりました。普段自分たちで仏像を運んでいる文化館とはいえ、これだけの数の仏像を自分たちで運ぶことはできませんので、運送費はお寺様にご負担いただき、専門業者さんをお願いさせていただきました。
毎回思うのが、この専門業者さんの働きっぷり=オトコマエです!無駄なく、そつなく、的確に、阿吽の呼吸で、仕事を進められます。物言わぬ後ろ姿には“ 職人”の文字がくっきりはっきりと浮かび上がっているような・・・要領の悪いあきつ君には憧れの世界です。 いろんな人々が支えて守る、滋賀の文化財です。
今年度は、「琵琶湖文化館の開館を求めて!」ということで、日頃の創作活動の成果を発表するだけでなく、「文化館の休館が近江の文化振興、文化財保護や研究に大きな弊害を生むことにつながる」として、文化館の開館の願いを広く県民に訴える場として取り組まれています。
朝9時より、出品される会員のみなさん約20人&お手伝いしていただける方が集まり、展示作業を開始。はじめは壁面パネルの設置から始めました。 これは順調でしたが、問題はどこにどの作品を並べるか。今回は工芸、絵画、写真、書の4部門がありましたが、例えば工芸でも彫刻や蒔絵、七宝や陶器などの分野があり、みなさんによりよく観覧いただくために、頭を悩ませながら一生懸命展示作業に取り組んでおられました。
とにかく力作揃い・・・といいますか全体的に完成度が高いのが、友の会作品展の特徴です。 いずれの方も、各方面で活躍されており、また指導にあたっておられる方もいらっしゃいます。 出品者数は昨年度が23名、作品数が44点でしたが、今年度は28名、51点と増加しています。
展示作業が完了したあとには、「作品を語る会」の第1段が行われました。能面などの彫刻、七宝、横笛、やきものについての解説があり、作り方や現在取り組んでいることなどが語られました。また、今年初出品となった横笛も会員さんの自作ですが、材料の竹を採る話から「へぇ~」と驚きの連続でした。そして、笛の演奏までお願いしてしまいました・・みなさん、聞き入っておられました。
展覧会は9月6日(日)まで。大津市生涯学習センター(大津市本丸町)で開催中ですので、ぜひお誘い合わせの上、ご来場ください。また、「作品を語る会」本番は6日(日)午後2時30分から開催です。
こちらもぜひお越し下さい。
ちょっぴり悲しかったです・・・ 筆:職員一同
先月の動きとしては、やはりこの話題が注目されています・・・「施設廃止提言」!!
皆さまからのご意見もほとんどがこの「提言」に関するもので、見直し・反対の熱い思いが寄せられています。県外の方々にも文化館に関する「動き」を知っていただくため、新聞記事をHPにアップするなどしていますが、実際、正直、あの「記事」が出た時には、こちらもビックリしました。というか、私たちも「記事」を見て初めて知ったというのが本当です。皆さまと同じように、「情報の公開」を求めます。また、この「提言」によって、関係者の方々や県民の方からも「文化館どうなるの?」とのお問い合わせをいただくことが増えました。あくまで「提言」であり、「決定」ではないことをご説明していますが、皆さまと同じような不満と不安を抱えています。どうか9月は明るい話題を提供できますよう、、、
琵琶湖文化館、頑張ります!
筆:あきつ
先ずお話されたのは、「文化財を調査する」ことについて。基本として、だれが→なにに→なにを→どのようなものに→どうした!とうい手順をふむということ。「みる」ことはその基本中の基本であり非常に大事な行為です。しかしちゃんと「みる」ことは、意外に一筋縄ではいかないもの!受講生の皆さんには「だまし絵」を使ってその難しさを体感して頂きました。皆さん、資料を目線の高さで横から上から斜めから、隠れた絵を読み取ろうと必死です。
そして顕微鏡で実物を50倍100倍に拡大した紙や文化財の絵画・能装束・金工品などの画像を見せて頂きました。絵の具や金箔の付き方、絹繊維の織り目、職人さんのこだわりの技、顕微鏡を通してみるとまた違った世界が広がります。普段ガラスケースの中で展示されている文化財をこんなに視点でみたのは初めてでした。右の画像は絵絹に孔雀石(エメラルド色)と藍銅鉱(群青色)で描かれた仏画の頭髪部分の超拡大図。つぶつぶの塊=岩絵の具(石を削って作られた)が使用されていたことが分かります。
最近はこの業界にもX線写真やCTスキャンなどを利用した科学的な調査が行われるようになってきているそうです。そのようなハイテク機器は調査研究機関に平等には与えられません。調査の現場としてそのような環境が整えられ、充分な研究が出来るようになることを、強く願っておられました。また、科学的な調査だけでなく、人文系の調査(思想や時代背景を考える)努力も惜しまず取り組んでいきたい、との熱いお言葉もあり、滋賀県の文化財を守る学芸員さんらしい素晴らしい講座でした。
さて、次回は9月24日(木)に開催!テーマは「滋賀に根づいたモダン建築の魅力」と題して県教委文化財保護課の池野氏のお話です。みなさんのご参加を心よりお待ち致しております!
筆:あきつ
余談ですが、ガリレオの望遠鏡公開から今年で400年だそうです。
さらに余談ですが、今日事務所に迷い込んだ珍しい色?のトンボです。
この子の目に世界はどのように映るのでしょうね。
「みる」って不思議~
この頃、いったいどうしたのか!?
もう終わってしまったのか!?
とご心配いただいていた、みなさん。毎日新聞で連載しています「淡海のたからもの-琵琶湖文化館の収蔵品から-」は、明日お待ちかねの掲載日です!!
月曜日が祝日や振替休日になってしまった場合、あるいはとても大きな事件や動きがあった時には、延期になってしまうこの連載ですが、基本的に隔週で掲載されています。8月はお盆などの行事により掲載が延期されていましたが、明日は久々の掲載となります。
この機会にぜひ、琵琶湖文化館の毎日新聞連載「淡海のたからもの-琵琶湖文化館の収蔵品から-」をご覧いただければと思います。
この頃、博物館や美術館で開催される展覧会の出品交渉は、2~3年前から行われることが増えてきました。その多くは、某テレビ局や某新聞社がスポンサーとなっての展覧会です。本日も、来年の秋~夏にかけて国内3ヵ所の美術館で巡回して開催が予定されている展覧会の出品交渉に3名の方がお越しになりました。
この展覧会の出品交渉の噂は、今月の上旬に県内のさるお寺にお伺いした折に耳にしていました。かなり豪儀なことを考えておられるようで、ちょっとびっくり・・・とともに、どうやって持ち出すのか、一体どこに展示するのか???業界人としては、そこのあたりがとても気になります。
午後からは、MIHO MUSEUMの夏季特別展「仏たちの物語」へ貸し出していた文化財が戻ってきました。中には、この展覧会のチラシに写真が掲載されていた仏画もありました。会期中には「この仏画はいつ展示されるのか?」という問い合わせが、かなり多くあったようです。
琵琶湖文化館の寄託品は、全国各地の博物館や美術館で今後も展示されていく予定ですので、お近くで開催される際には、ぜひ足を運んでいただければと思います。
ほらほらコレ!黒いところだけ見たらトンボのしっぽがハート形に見えません? きゃぁ~珍種?!折しも今朝新聞で、西浅井・塩津港遺跡でハートマークが彫刻された平安後期の木製装飾品・風招(ふうしょう)が出土した!との記事を読んでいたので、僕のおめめも今日はハート贔屓・・・うふっ
でもねぇまさかねぇこのトンボが新種なんてねぇ・・・んなわけないですよねぇ? 冷静に見てみると、しっぽのところがこんな風に羽根みたいになっていて、呼吸に合わせてふぅはぁふぅはぁ開いたり閉じたりしているわけです。見れば見るほどエビフライのエビのしっぽのような。う~ん、でもやっぱり僕が思っていたトンボのしっぽとは違う・・・
近頃よく「いととんぼ」君は遊びに来てくれるのですが(外は風が強いのでこっそり部屋に侵入し、人気のないところでカサコソカサコソ存在をアピールするのでちょっとびっくりする)、いととんぼ君はしっぽの先が割れてるだけだったような気がします・・・う~ん、今朝のこの子は少し大きめでかなりなお洒落さん!ってことで。でもやっぱりちょっと不思議~・・・
筆:あきつ
毎年のことではありますが、とにかく重い・・・文化館の階段を持って上がるのは本当に一苦労でした。思えば、開館している時には、警備の方が手伝ってくれていました。・・・今更ながら、辞めていった警備の方々の協力に感謝の気持ちで一杯になりました。文化館は、学芸員と他の職員さん、みんなが団結して日々の仕事に取り組んでいたイイ職場でした。(・・・もちろん、今もです。)
さて、昨日も今日も一番てんてこまいだったのが、電話の対応です。滋賀県では予算編成がはじまったこともあり、その関係の電話がひっきりなしにかかってきます。また、学芸向きでは来月上旬に大きな仕事が入っているため、その段取りに関する電話もひっきりなしにかかってきます。その合間をぬって、別件の電話がなり続けました。
その中で、持っていらっしゃる作品を手放したいというご相談がありました。時々、こういったご相談がありますが、博物館は活動内容や運営の方向性によってコレクションの内容が異なってきますので、それに相応しい施設をご紹介するようにしています。今回の場合は、とにかく「捨てるのはしのびない。」ということで、あとのことは全面的に任せたいということでしたので、しかるべき博物館に連絡、どうやら受け入れていただけそうです。・・・・・無事におさまることを祈っています。
このように本当にいろいろな電話がかかってきますが、こうしてご相談いただけることは博物館としてはとてもありがたいことなのです。
それで・・・というわけではないのですが、影響されて・・・というわけではないですが、本日5階から1階まで窓や出入り口を開放し、館内に風を通して大掃除!頑張ってみました!お天気よかったですものね!
改めて館内お掃除してみると、以外とフロアが広い!ほうきを持った手がダルダルです。ふと、開館していた頃に館内清掃をお願いしていた業者のおばちゃんの顔を思い出し、、、毎日頑張ってくれてはったんやなぁ~と、改めてお礼を言いたい気持ちになりました。
(本日の頑張ったで賞・受賞の面々→)
お掃除が終わった頃に、とんだ珍客が・・・
外の大階段の手すりに、鳥が1羽優雅に舞い降り(僕は「アオサギ」君と呼んでますが本当の名前は知らない)、羽を広げてしばしご休憩・・・
アオサギ君も天気がいいから羽干し?してたんですかねぇ~
ほんと気持ちよくお掃除できたし、これでよいお盆を迎えられます。
筆:あきつ
お話しましたが、
あきつ君、今日は
多くは語りません。
多くは語れません。
心中お察し下さい・・・
(関連記事)
筆:あきつ
そもそも僕が生まれたのは平成19年の春だ。文化館が展示公開をしていた頃、4階のパネル展示をリニューアルするのに、子ども達にも分かり易く文化財を説明しよう、親しみを持って学習してもらおうと、僕は生まれた。
最強のライバルとしてゆるキャラの火付け役:彦根のひこにゃんがいる。僕はすこ~し、ひこにゃんにヤキモチを焼いている。あんなにふわふわぷにょぷにょ・・・愛くるしいったらありゃしない。着ぐるみひこにゃんはどこへ行っても人気者だ・・・うらやましい・・・あきつ君も着ぐるみ!!!・・・着てみたいが、僕は細身で足もないので却下された。。。仕方なし・・・でも、表情は僕の方が豊かだ!と思ふ!!
そんなわけで休館中の今はこの「あきつブログ」で活動を広げている。挿絵程度の登場が、みなさんにはホッと一息ついていただけていると思う。でも、僕のワンカットはスッと一息で作られるものではない。時には季節の風景の中に、時には派手なコスプレに、僕を変身させてくれるのは、ひとりのお姉さんだ。何かに取り憑かれたように夜なべでパソコンに向う日もあれば、ひと月に1度は「あきつ君を創造する日(?)」と決めて休日に朝から晩まで、構想を練って作業をしてくれる日もある。(仕事時間中には手を出さない。「何遊んでるんだ」と言われるのが怖いらしい)イメージが浮かぶ迄が大変で、構想が出来上がったら集中力がブワーっとなるそうだ。ほんまか・・・?ごく稀に、本人も「会心の作」に出会うらしく、こっそりデスクトップの壁紙にしているのを、僕は見たことがある。
時々文脈に関係のないあきつ君がイラストに出てきたら、それはネタ切れと思っていいらしい(笑)それはそれで大変そうだ。
そんなこんなの「あきつブログ」はまだまだ続く。「イラスト楽しみにしてるよ」と言われるのがまんざらでもないお姉さん。どこまでやれるかお姉さん。僕も楽しみにしています。
筆:あきつ
8月2~4日の3日間、遠方よりのお客さまと一緒に県内のあちらこちらを車で移動していました。
今回は文化館でご宝物をお預かりさせていただいている長浜や甲賀、湖東、大津方面などのお寺様、神社様をいくつか訪問させていただきました。早い日には午前8時15分に文化館を出発、非常にタイトなスケジュールでの出張となりました。大切なお願いがあってお伺いさせていただいたのですが、ご住職さまや宮司さま方といろいろお話させていただくことができました。
大切な文化財をお預かりしながら、寄託者のすべての皆さまとお出会いさせていただける機会はなかなかありません。とくに、文化館の場合は開館してから約50年経過していますので寄託していただいております相手様も多く、1年ごとに総代さんが代わられたり、お預かりしてから長い時間がたつ中で、電話や書面でのやりとりにとどまっている方も中にはおられます。
やはり直接お寺さまや神社さまにお伺いすることで、周辺の事情や環境も知ることができますし、顔を合わせてお話させていただくことで、いろいろなお考えも聞かせていただくことができます。今回は、こうした点でも本当に良い機会となりました。お忙しい中、ご対応いただきました皆さま、大変ありがとうございました。
ところが、その中で一つだけとても残念なことがありました。。。
・・・・・右腕だけ異様に日焼けしました。
緑の芝生が見えなくなる日も近い・・・かな?
花火を特等席で見ることができるベストポジションに文化館はあるわけですが、この日、職員さんは終業時刻ぴったりにダッシュで帰られます。何故なら!文化館前の道が交通規制で歩行者天国道になり、車が脱出不可能になってしまうからです。
また、電気を付けていると花火を見るのに明るすぎるとクレームにもなります。開館していた頃、文化館の5階展望閣を観覧席にして皆さんに花火を見て貰おうか、との話もあったのですが、実は屋根があるために高く上がる花火の全体を見ることが出来ない・・・という事実が発覚!
(宿直制度があった頃に職員さんが確認したらしいです) やっぱり花火は見上げるものですよね~
筆:あきつ
・・・う~ん元気!夏はこうでなくっちゃ!
さてさて、7月のHPアクセス数、当館のHPをどのように見て頂いているのか、気になるところでございます・・・今回は1,946件のアクセスがあり、国内外問わず多くの方に見て頂いたことが分かりました!有り難うございます!
海外からはブラジル・中国・韓国・アメリカ・香港・アルゼンチン・台湾からアクセス頂いております。う~ん、この方達は何をきっかけに当館のHPをのぞいて下さっているのでしょう・・・調査能力がないのが悲しいですが、もしこのブログを見て頂いているのなら、「ご意見・ご感想」を是非寄せて頂きたく存じます。ただし日本語で・・・
キーワード検索では、「琵琶湖文化館 休館」「琵琶湖文化館 再開」でなんと40件!先月滋賀県の定例会見で、教育長より文化館の在り方について「本年度上半期までに一つの目処を出したい」との発言 があり、とても気になるところです。
他にも先月は新聞2紙に当館学芸員の井上さんが紹介されており、井上さんの検索数もグッと伸びております。ちなみに県外の方にも滋賀の地方版が読めるように、HPの「サイトマップ 」で新聞報道等を紹介していますので、そちらも是非ご覧下さいね。
番外編として「あきつクン」検索もググッと伸びています。有り難うございます! こちらもちなみになんですが「あきあかね トンボ」で検索に引っかかり当館HPをのぞいて下さった方があり、その方はサイト滞在時間わずか1秒で離脱されてます・・・(笑)まぎらわしくてごめんなさい。そうですよね~夏休みの宿題の季節ですものね。そんな子どもたちには是非「とんぼとめぐる近江の文化財 」をクリックして頂きたい!
あきつ君と一緒に近江の文化財について、楽しく学習できますよ~
筆:あきつ
多くは語りません。。。
本日、学芸員さん1名が県職員の方と本州を離れて出張です。
しかも、日帰りです。
多くは語りません。。。今は語りません。。。
いい手応えをつかんで、無事帰って来て下さることを
切に願うあきつ君でした。 えへっ
筆:あきつ
先ずは県教委文化財保護課の古川氏から作品の紹介がありました。先月新聞等 でも紹介されましたが、このお軸は、中世の作品では薬師如来を仏画で表現した全国でも非常にめずらしい作品であり、しかも大画面(縦190cm×幅83.2cm)でありながら繊細で的確な描線と丁寧な彩色によって描かれている優品であることが説明されました。
ただ、作品に巻物の宿命である横折れやスレが見られたり 経年によるシミや汚損、彩色の剥落、過去の修理の際にできた損傷、表装の劣化などが見受けられたため、今回の大修理に至ったとのことでした。
そして、お話は“その筋の専門家”株式会社坂田墨珠堂(大津市)の佐味氏に引き継がれ、修理現場での作業を画像を交えて詳しくお話ししていただきました。
説明をうかがい、この作品が本当に緻密な作業で描かれていたこと、またそれを修復するためには忍耐と根気が必要であったことなど、さすが県指定の作品でありそれにふさわしい修復がなされたことがよく分かりました。参加された皆さんも修復に用いられた材料や素材につてい興味津々で す。
特にこのようなお仕事をされる際の「修復倫理」について、
・ 可逆性(再修復が可能であること、そのための記録)
・ 厳選した修復材料(過去から受け継がれた技術をもって生み 出された素材を使い またそれが次世代にも入手可能な素材であること)
・ 作品の本来持つオリジナル性を尊重し、現状維持という修復が行われること。
・ 過剰な修理の戒め
など、ただきれいに直せばいいというだけの作業ではないことがよく分かりました。
文化財たるもの、公開と保存という二つの局面を持つが故に後世に伝える為にはその修理が必ず必要です。このような修復技師さんたちがいらっしゃることにとても感謝し、近江の宝を守っていかなければなぁ~と改めて思いました。
さて、次回は8月27日(木)に開催!テーマは「顕微鏡でみた文化財-ミクロの世界から-」と題して我らが文化館の井上学芸員さんのお話となります。これまた楽しみな!みなさんのご参加を心よりお待ち致しております!
筆:あきつ
こちら、勝手に名付けて『もかり君』この時期大活躍する琵琶湖の最強ヘルパーです。ちなみに1号と2号がいます。湖岸に生い茂る藻を一網打尽に絡め取り、どんどん巻き上げていきます。
もかり君の姿が見えると「あぁ~夏だなぁ~」と感じます。 姿形は決して風流とはいきませんが、琵琶湖の夏の風物詩と言えると思います。風流を影ながら支えるニクい奴です。
そうです!夏!風流!と言えば「夏祭り」!今年の「びわ湖大津夏まつり」は8/1(土)大津港で開催されます。午後4時頃からライブパフォーマンスや縁日の雰囲気を盛り上げる夜市が開かれるなど、イベント盛りだくさんです。そしてやはりメインは「総おどり&総おどりコンテスト」ではないでしょうか。あたりが薄暗くなり始めた頃提灯に灯がともったステージに音頭取りが上がり、江州音頭(ごうしゅうおんど)が始まります。江州音頭、みなさんご存じですか?滋賀県民なら必ず踊れる、知らない人でもすぐに踊れる、盆踊りの定番です。
(ちなみに小学校の運動会でもグランドでみんなで踊ったりなんかします)
8/7(金)には「びわこ花火大会」も開催されます。夏の琵琶湖を彩る様々なイベントが目白押し!・・・ということで、文化館の周りもきれいにしておかなくては・・・日々清掃活動に励むあきつ君です。
筆:あきつ
本日は、さるお寺に行ってきました。本堂建て替えのためにお預かりしていた仏さまたちをお返しするための下調査です。
新しいお堂が完成に近づいてきましたので、実際に仏さまが安置される場所を確認しました。事前に用意しておいた仏さまの寸法と安置場所の寸法を比較。また、このスペースにどのような手法でどの仏さまから納めれば、もっとも安全に作業をおこなうことができるのか・・・現場では、なかなか厳しい結果がでましたので、素早く文化館に戻り仏さまを目の前にさらに策を練りました。
・・・その結果、なんとかなりそうなメドがたちましたが、厳しい条件であることには変わりありません。
どれだけ知恵を絞って用意周到に考えても、なかなか現地で思うように進まないのが、文化財を運ぶ仕事。現場で刻々と移り変わる条件のもと、どれだけ目の前の状況を先読みし、その中でもっとも良い方法を選択することができるのか。決して間違えてはならない、瞬時の判断が要求されます。・・・これは、経験でしか得ることができない力です。
そして、もう一つ大切なのは、文化財を一緒に運ぶ人間が「息を合わす」ことです。取扱に慣れた人であることは基本条件ですが、気心が知れていることも重要なことでしょう。一人で取り扱うことができる文化財もありますが、文化館には2人以上で扱わなければならない文化財も数多くあります。今回の場合は、おそらく最多で10人位必要になるでしょう。
このように文化財の移動はなかなか大変なのです。返却まではもう少し時間がありますので、無事にお帰りいただけるように、よりよい方法をもう少し検討したいと思います。
講習会では、2008年に改正された「省エネルギー法」や身近な省エネ、電気設備についての話など、映像を交えて分かり易く説明していただきました。中でも印象に残るのはやはり日々の生活に係わってくるお話。(庶民やわぁ~)
90年製のエアコンを06年製のものに買い換えるだけで年間約24,178円お得、夏は28℃・冬は20℃に設定しフィルターを月1~2回掃除することで年間約2,540円お得。パソコンのスクリーンセーバーは描画処理にCPUパワーを多く使うためパソコンを操作してなくてもかえって消費電力が上がる場合もある。電線・電話線・LANケーブル等の上に重量物を置いていたり鋭利なものに電線が挟まっていたりすると、外観は大丈夫でも中で線が切断されてしまって漏電やショートなどの事故につながる場合がある。等々。他にも電気設備に忍び寄る外敵の話や、ヒヤリハットな事故事例など注意すべき点もたくさん紹介されました。
文化館もまもなく築50年、経年劣化に伴う設備の不良などはその都度改修を行ってきましたが、休館中ではあっても様々な所で不具合というのは出てきます。電気はもちろんいろんな設備の管理を怠らず、県民の皆さまの大切な宝物を守っていきたいと思います。
筆:あきつ
今日は皆既日食の日です!文化館前からは部分日食です!
仕事時間中ではありますが、これを逃せばいったいいつ見ることができるやら・・・あきつ君、その誘惑に負けました。。。
空一面雲に覆われていたので、半ば諦めていたのですが、ふと外の歩道を見ると、上を向いて指をさしている人が・・・!
カメラを持って必殺あきつダッシュ!! 11時15分頃の写真です。
仕事中の皆も館内から出てきて空を見上げて興奮状態です。・・・ふと、歩道へ目線を戻すとなんと!交差点の向こう側からテレビの取材カメラが・・・撮っておられたのは空を見上げて歩道を歩くカップルだったと思うのですが、明らかその後方で盛り上がる大の大人5・6人が映ってしまっていたような、、、
・・・やってしもうた・・・
いやいや、自然の神秘を肌身に感じて、その偉大さに感謝するための大切な時間でした○
興奮状態から冷めて仕事に戻った職員さんは、今更ながらに目薬をさしてました(笑)
筆:あきつ
期間中、なぎさ公園打出の森では今年4月にオープンした「なぎさのテラス」の芝生ゾーンにステージを設け、ジャズやクラシックなどを演奏する「夕凪コンサート」(19時~)を開いたり、「イルミネーション~なぎさのルミエール~」
(日没~22時)としてなぎさ公園をライトアップするそうです。にぎやかになりそうですね~
なかなか梅雨を抜け出せない関西ですが、琵琶湖のほとりは夕方ともなればそよそよと風がやさしく、とても気持ちいい時間帯となります。是非遊びに来て下さいね。
あぁ~しかし!この街の活性化に何か役に立てへんのか文化館!おいてけぼり感がなにやら切ない今日この頃です・・・
筆:あきつ
しかし、上には上がいるモノで、美術品を専門に運搬する業者さんの車には特別なエアサスペンションが内蔵されているため、さらに滑らかな走りが出来るそうです。さすが!
文化館では、県内県外この公用車で調査や交渉に出掛けます。車体が大きく馬力はありませんが、頑張って走ってくれるのでとても感謝しています。
元気になって戻っておいでね~
筆:あきつ
本日とあるメールが県教育委員会から届きました。
それは電子版「教育しが8月号」の原稿を執筆してください、というものです。・・・7月30日の締め切りです。・・・・・執筆する側としては、「今度はいったいどんな文化財を紹介しようか???」と頭を悩ませるところです。
・・・・・ところで、みなさん「教育しが」ってご存じですか?
滋賀県教育委員会が発行する広報紙として以前は印刷物で刊行されていましたが、今はインターネットで公開されているものです。この中に「シリーズしがの文化財」というコーナーがあり、実は琵琶湖文化館が担当しています。これまで69回まで連載しており、今度が70回目となります。
毎日暑苦しくて、なかなか寝付かれない日々が続きますが、そんな時に「電子版教育しが」をのぞいてみるのもいいかもしれません。
ちなみに、「電子版教育しが」はこちらから(http://www.pref.shiga.jp/edu/pr/)見ることができます。ぜひ一度のぞいてみてください。
スタンプラリーは県博協の25周年事業として実施されていたのですが、それ以外にも美術館・博物館をよりよく運営するための研修会を開くなど、様々な取り組みがあります。
昨日は、総会ということで、昨年度の事業報告・決算報告と今年度の事業計画、予算案について検討されました。そのあと行われた意見交換では、昨今の美術館・博物館をめぐる厳しい状況についての発言が相次ぎました。切羽詰まった発言もありましたが、意見の多くに共通していたのは「今の現状をなんとかしなければ。」というものであったように思います。しかし、県内の美術館・博物館といっても、その置かれている状況はもちろん一様ではありませんので、なかなか加盟館すべてが同じスタンスで話し合うことは難しいようです。でも、元気を取り戻したいという点では一致していたように思いますので、連携しながらいろいろなことに取り組んでいければと思います。
琵琶湖周辺の道路は他府県ナンバーの車が多数走っており、琵琶湖をめざして様々な地域から人がやって来ているのがわかります。琵琶湖にはたくさんのヨットが浮かんでいますが、白い帆が青い湖面に映えて、涼やかな夏の風物詩ともなっています。
楽しく琵琶湖で過ごそうと多くの人がやってくるのですが、毎年水の事故があとをたちません。
そこで、先週に引き続き、本日も朝から水難事故の救出訓練が行われていました。琵琶湖文化館の裏側の琵琶湖畔では、救助艇とヘリコプターが遭難した男性を助けていました。遭難役の人を水面からヘリコプターで助け上げ、そのまま救助艇の近くまで搬送、そして遭難役の人は救助艇の近くに着水、そして救助艇が助け上げる様は、なかなか緊張感があるものでした。 あきつクンは高所恐怖症なので、助けてもらうのも目が回って大変かもしれません・・・
さて、上の写真は男性がヘリコプターにつり下げられている様子。下は、救助艇に引き上げられる様子です。実際の救助作業は、遭難者が体力も消耗していて、助けるのはなかなか大変なんだろうなぁ・・・と思わされました。いずれにせよ、このような事故が起きないように、祈るばかりです。
当日は、絶好の曇り空!!思ったよりも暑くなく、快適にバスに乗って出掛けました。まず訪れたのは八百津町明鏡寺。ご住職様にお出迎えしていただいたあと、重要文化財の観音堂を参拝させていただきました。室町時代後期の建立となるこのお堂は茅葺き屋根で、小さいながらもまとまった境内の中で、ひっそりとたたずむその姿は大変美しいものでした。普段公開をされていないのですが、今回は特別に観音堂の扉も開けていただくことができ、素敵な仏さまと会うことができました。
次に訪れたのは、御嵩町願興寺。24躯の重要文化財の仏さまと出会えるお寺です。ご住職様はとてもきさくな話上手の方で、参加者のみなさん仏さまを前に大笑いでした。こちらは本尊薬師如来をはじめ、十二神将像、四天王像などが安置されており、とくに四天王像は滋賀県でもなかなか見られないほどの大きさでした。参加者のみなさん、迫力ある仏さまにため息しきりでした。
最後に訪れたのは、中山道太田宿。2人のボランティアガイドの方に、宿場の様子をご案内いただきました。そして、事前にお願いしてはいなかったのですが、ご厚意で脇本陣林家(重要文化財)の中も拝見させていただくことができました。
今回の見学会では、お茶・お菓子をご用意いただいたり、お土産を用意していただいたりと、どの見学先でも歓待していただきました。また、あまりにも朱印の希望が多かったため、明鏡寺様には昼食場所まで朱印をお届けいただくなど、いろいろと助けていただきました。
参加者の皆さんも、本当に良くしていただいたと感謝しきりでしたが、今回の旅では「おもてなしの心」を学ばせていただいたような気がします。お世話になりました皆さん、本当にありがとうございました。そして、参加いただいた会員のみなさん、ありがとうございました。
いつ登場するのか???と思いながらテレビの前に陣取り、午後8時から始まった放送をチェック。途中、「おっ、これはコラボ。」「おおっ、これは文化館の友の会がいつも懇親会を開いているコルネット!!」(コルネットはコラボしが21の1階にあるレストランです。)などと思いながら、次々に移り変わる展開をドキドキしながら見守りました。
・・・・そして文化館が協力した場面は午後10時前に登場。
主人公の沢口靖子さん、刑事役の内藤剛さん、犯人の京野ことみさんらが事件を回想するシーンの中で使用されていました。・・・なるほど、このように画面が作られるのか・・・と妙に感心したのでした。
ちなみに、かすかに文化館が映っていた模様ですので、録画や再放送でチェックしてみてはいかがでしょうか。
やはり気になるのはお天気。梅雨の晴れ間で太陽がのぞいてくれるといいのですが・・・僕は小心者なので、一昨日の夜夢を見ました。現地で集合時間に遅れる夢を見ました・・・今日の朝目覚めて「んッ?!今日が岐阜の日??じゃないよな?間違ってない?よな?」と飛び起きました・・・
要らぬ緊張感におかされてます。。。テンションが明日に向いてる証拠!いい一日にしたいと思います!
朝晩冷えたりしますから、参加される方は体調管理に十分気をつけて明日元気にお会いしましょう。僕も、お子ちゃまじゃないですが遠足の前に熱を出さないように・・・気をつけます。
筆:あきつ
ちなみに、先日湖畔で撮影された「科捜研の女」(あきつブログ5月19日で紹介)、今日
放送されるみたいですよ。なぎさ公園がどのように登場するのか、楽しみです。
さて、昨日までの1ヶ月間、当館のホームページをどのように皆さんに見て頂いたか、気になるところではございます・・・なんと!1,851件のアクセスがあり、約半分がリピーターさんに見て頂いているとのこと!いやぁ~有り難うございます。休館中とは言え、これだけの方から文化館を気にしてホームページを覗いて頂いているとは有り難い!
おそらく、初めてアクセスをして頂いた方だとは思うのですが、中には「鰐口」とか「源氏物語画帖」「舎利塔」などの言葉で検索し、当館のホームページに辿り着かれた方もあるようです。学生さんでしょうか?当館発行の研究紀要の中には勉強の手助けになるような資料がたくさん掲載されていますので、是非ご活用頂ければと思います。
(現在は販売しておりませんので図書館などをご利用下さい)
そしてナント!人気ページの第1位は・・・ジャジャーン!「あきつブログ」!きたー!!
嬉しいですほんと。有り難うございます。中には『独り言』のような内容もございますが、文化館の日常風景・出来事をこれからも綴っていきたいと思います。
筆:あきつ
ところもあります。
只今水面下で活動しておりますが、これは琵琶湖文化館にとって、
とぉ~っても大切な企みの一つとなります。皆さんに発表した暁には、『はばたいたね文化館!』と言って頂ける極秘企画ですので、報告を期待して待っていていただければと思います。
筆:あきつ
琵琶湖文化館でお預かりしていた、とある文化財の返却に行ってきました。調査のためにお預かりしていましたが、調査も終了して保存のための対策も完了、また地元の受入体制も整えていただくことができましたので、返却することになったものです。
返却にあたっては、地元からの要請で今回の調査の概要について1時間程度説明することになりました。会場では世話役さん方も、どれだけの方が参加されるのかわからない・・・とおっしゃっていましたが、予想を上回る50名を超える方々にお集まりいただきました。今回の調査の結果や今後の保存にあたっての注意点などを説明しましたが、皆さんとても熱心に話を聞いてくださいました。中には「地域の歴史について勉強しないと・・・・」「地域でもほんの少しの人しか知らない歴史などは、今まとめておかないと。」という声も聞かれました。
解説終了後、地元のみなさんと一緒に文化財を納めさせていただきました。「こんな機会は、なかなかないから。」と多くの方が手伝ってくださいました。こうした作業を通じて、地元のみなさんが「これは我々が守っていかなければならない文化財だ。」という意識を少しでも持っていただければありがたいなあと思います。
ようやく始まりました。滋賀の文化財講座「打出のコヅチ」。
県教委と文化館が協働で開催するこの連続文化財講座も3年目を迎えました。
お馴染みのあの顔、初めましての方、39名の皆さんのご参加をいただいて行われた記念すべき第1回のテーマは「月岡雪鼎-十二ヶ月の風物詩-」。
「つきおかせってい」・・・実は「つきおか」でなく「げっこう」だったのだ・・・という衝撃的な話から始まったこの講演。どうも「月岡」というのは、姓ではなく雅号であったのだそうです。ところが、それが誤解されていつの間にやら名字にされてしまったようです。自らが使用していた印章の文面でそのことをアピールしたこともあったようですが、とうとうその誤解を解くこともできなかったようです。そして、2人の画家となった息子たちも「月岡」と名乗ったとか。
そして、次々に語られる衝撃の事実!!生まれた年が違う・・・亡くなった年齢を過ぎてから制作された作品がある・・・。なんだかミステリアス・・・。
このように月岡雪鼎の人物をめぐるさまざまな話が語られたあと、文化館が所蔵する十二ヶ月屏風について画像を使って細かく説明がありました。
参加者のみなさんは、とても熱心にお話を聞いておられましたよ。中にはお帰りの際、「これだけ説明していただいたら、ぜひ文化館で実物が見たいわぁ。」「前に見たことがあるけど、その時はちゃんと見てなかったから、話を覚えてるうちに実物が見たいです。」と語っておられる方もいらっしゃいました。
いずれにせよ、文化館の館蔵品についてみなさんに知っていただく貴重な機会となったのでした。
さて、次回は7月30日(木)に開催!!テーマは「県指定・絹本著色薬師十二神将像と保存修理」 となります。みなさんのご参加をお待ちしています。
こんな時は、お昼休みを利用して気分転換!
思いっきり体を動かすが一番です!
うぅーっ、、、なれない筋肉がイタイ・・・
そういえば、今日はなんだか朝から職員さんがソワソワしていらっしゃいます。聞こえてくる会話は、「この服が一番軽い」とか「糖分が足らなくて頭が回らない」とか「お昼ご飯食べないの?」とか・・・ はて???
はは~ん、さてはどうやら、昼から『健康診断』があるみたいです。検診の12時間前から飲食禁止、服が軽いのは体重をいかに軽くするか、ってことらしいです(笑)
無駄なアガキを・・・
みんなもあきつ君みたいに運動すればいいのにね~
あっ! 別室にてストレッチをするお姉さん発見!(笑笑)
筆:あきつ
この番組は、明治時代に大津で起こった「大津事件」を紹介しており、この中で文化館が所蔵する「大津事件関係資料」(滋賀県指定文化財)が紹介されていたのです。
文化館では、このようにテレビ番組の制作に協力することもあります。最近では、「美の巨人たち」の制作も協力しました。・・・・・以前には「おもいっきりテレビ」というのもありましたよ。
このような仕事も滋賀の歴史や文化財を知っていただく良い機会となります。もちろん、実物の文化財の撮影となりますので、事前にコンセプトや撮影の方法などを打ち合わせし、撮影の現場には学芸員が立ち会います。当然ながら、撮影される方が文化財に触れたりしないよう、安全に撮影できるように目を配ります。予想外に時間がかかったり、時には出演してしまうこともありますが、無事に撮影が済むまでは気が抜けません。
・・・こうして撮影して編集された番組は、文化館の収蔵品を利用した成果物として寄贈していただくようにしており、内容を確認した上で記録として保存しています。
強風で雨に横からしばかれる?感じでとってもイタイ!雹も混じってこれまたイタイ!
山側にも琵琶湖にも稲光が突き刺さるのが見えてコワイ!「光った!」「鳴った!」とすぐ届く雷鳴が建物を揺らすような大音量でこれまたコワイ!
梅雨ってこんなのでしたっけ?
異常気象のこと、もっと真剣に考えないとイケマセン・・・
文化館ではもう一つ考えないとイケマセン・・・こんな雨の次の日は、、、必ず藻やゴミが文化館の周りに打ち寄せられます。。。浮城であるが故、仕方のないことではありますが、皆さん、どうか琵琶湖にゴミを捨てないで!!
筆:あきつ
謎の物体が・・・
文化館に・・・
届きました・・・
白い布でぐるぐる巻きにされ、木製の担架に括り付けられ、大の大人8人がかりで、それは運び込まれました・・・
ちなみにこれは、その「お方」の貴重な足の裏の写真です。いつもは決して見ることのできない部分です・・・
な~んて、ちょっと引っぱり過ぎましたか?実は本日、守山市慈眼寺の日光・月光菩薩
が、京都での修理を無事終え文化館にお帰りになりました。
そう、文化館のブログを見て頂いている方にはすでに有名な(?)、昨年
「ヴェールを脱いだ」あの仏像=薬師如来像(H20年度文化財講座打出のコヅチ第5回で紹介!)の脇侍の仏様です。今は、お堂が建替え中の為文化館に寄託されており、その期間中に修理が行われて無事にお戻りになったのです。
すると、どうでしょう。不思議な事が、、、休館中の文化館、「展示見れますか?」と電話でのお問い合わせはよく頂きますが、本日は、偶然訪ねて来られた方が2組あったのです!(2組というのは少ないとお思いでしょうが、普段は正面門扉が閉められているため、一般の方が立ち寄ろうとするにはなかなかの勇気が必要です)「すみません。今は展示は見て頂くことはできません。」と丁重にお帰り頂きましたが、これは、何か、日光・月光菩薩さまが、お呼びになったとしか思えない偶然!でありました。
仏様も修理されて元気になった姿を見て、貰いたかったのかもしれません・・・
筆:あきつ
いやぁ~実行事務局としては、「皆さんの応募が少なかったらどうしよう・・・」と毎回ドキドキしてしまいます。今回は、見学会のご案内が皆さんのお手元に届いてから、4日で定員に達するという超スピードです。キャンセル待ちを希望される方もあり、今回の旅の人気ぶりがうかがえます。
「毎回楽しみにしているのよ~」「友の会の見学会に参加すると元気になる」など、皆さんから寄せられるお声が、何より励ましとなります。今回も文化館友の会ならではの充実した見学会になるように、僕あきつも影ながらお手伝いさせていただきます。
筆:あきつ
でも琵琶湖のため・・・我慢します。。。
そんな雨の中、今日は朝からお寺さん、県教委文化財保護課さん、京都国立博物館さんと毎日新聞さん、昼からは中日新聞の記者さんが、お越しになりました。 中日新聞さんは取材のためのご来館です。休館中とは言え、ネタの豊富な文化館。さてさて、今回のお題は、、、
『文化館で働く学芸員さんをご紹介』(仮?) です!!
別室にてインタビューを受ける学芸員さん。さすがにお部屋を覗くことは出来ませんが、時折聞こえてくる話し声は、和やかそのもの。時には笑い声もあり、「よっしゃ!記者さんの心はつかんだ!!!」と、秘かにニンマリあきつ君。いやいや、ほんとにウチの学芸員さんは魅力的なんですって!詳細は月末に掲載される中日新聞でチェックしてください!!!
最後の方に、ちょこっとお邪魔させていただいて・・・
あいにくの雨で、素晴らしい琵琶湖のレイクビューと・・・とはいきませんでしたが、学芸員さんの素敵な笑顔が文化館をバックに撮影されていました。どんな風にご紹介いただけるのか・・・僕もとっても楽しみです。
筆:あきつ
本来は5月下旬に開催される予定でしたが、新型インフルエンザの滋賀県内発生による対策として大人数で集まることを控えることになったため、友の会の打ち合わせも延期されていたものです。
打ち合わせは、絵画や写真、彫刻、書などの各分野の代表者が集まり、募集要項など細かな内容について検討が行われました。
休館前には琵琶湖文化館のギャラリーで開催されていましたが、昨年はびわ湖大津館で開催され、今年は大津市生涯学習センターと場所を変えて開催される予定です。
素敵な力作が勢揃いするこの友の会作品展は、今年は9月1日(火)から6日(日)まで開催される予定です。今年はどのような作品が並ぶのか、今からとっても楽しみです。
今回の日帰り見学会は、岐阜県です。岐阜県といえば岐阜市、高山市、美濃市・・・などが思い浮かびますが、今回の見学会では八百津町、御嵩町、美濃加茂市を訪れる予定です。
1日中雨降りで、ときには大雨に降られながらの下見でしたが、素晴らしい雰囲気の重要文化財のお堂や迫力のある仏さまたちと出会うことができました。友の会の会員の皆さんのお手元には、近日中に案内のお手紙が届くことになりますので、それを楽しみにお待ちください。
・・・友の会の会員ではない皆さん、今なら見学会の申し込みに間に合います。ご入会をお待ちしております。
では、これからご案内のチラシをつくりますっ!!
本日、各報道機関にお知らせいたしました。すでに「掲載決定」の連絡もありましたよ。
ということで、本日から受講生を電話&FAX&メールなどで受け付け開始です。今年の文化財講座も、通常の文化財講座では聞けない話が満載ですので、ご興味のある方はぜひ受講していただければと思います。
で、何が佳境かといいますと・・・・・・ポスター&ちらし印刷です。予算がないため自家印刷ではありますが、とっても華やかなポスター&ちらしが完成しましたよ。(→は雰囲気だけ) みなさんのお手元に届きますよう、博物館や図書館など関係機関にも配布しますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
実は昨日より遠方から泊りがけで滋賀に来られている方々がいらっしゃいまして、総勢8名お見えになっています。今回は調査のためのご来館ですが、皆さん熱心にお仕事されています。今回に限らず、お越しになるその筋の専門家さんたちは、文化館の収蔵品を見て皆さん一様に眼を輝かせ、「ほぉ~」「素晴らしい」と感嘆の声を上げられます。
あきつ君としては「エッヘン!」な気分です。。。
調査の時もテンションが高いと言いますか、非常に“高揚されてる感”が表情にうかがえて、変な言い方ですがとても楽しそうです。「これだけの文化財がある滋賀県が羨ましい!」とも言って下さいます。・・・いやいや、そのお言葉が素晴らしい!!
一般の方々にお越しいただきご覧いただけないのは非常に残念ですが、文化館の収蔵品は様々な施設・博物館に貸し出され、展示されています。
訪れた博物館で「琵琶湖文化館蔵」「琵琶湖文化館保管」と書かれた文
化財をご覧になった時には、「やるな・・・文化館!」と思っていただければ、あきつ君はとっても嬉しいです。
筆:あきつ
・・・・・ そこでハタッと手が止まる
・・・・・ ここここれは、、、皆さんにもご紹介せねばならなかったのでは???
慌てて探しました! まだある!7つも採ってしまいましたがまだあるッッ!すぐにカメラを持ってきてカシャ!皆さんにも見えますかぁ?
この中にまだ7つは隠れています。見つけられたあなたはラッキーかも???
むむむっ! 5つ葉もありますねぇ~
ちなみに、先日岩手県で見つかったクローバーはナント、『56つ葉?』らしいです。ギネス記録に申請されるそうですよ。
幸せの『四つ葉』に守られた、琵琶湖文化館もやっぱり幸せな場所でありたい、と願うあきつ君でした。
筆:あきつ
・・・しかし!!ニュースソースは文化館ではありません。京都国立博物館です。
5/21のブログでも若干紹介しましたが、展覧会にともなう調査で、文化館寄託の作品が「長谷川等伯の新発見の作品では!!」ということで記事が掲載されたのです。
ということで、5/21のブログで画像処理が行われていた写真をあらためて公開しておきます。
・・・みなさんとても気になるところではないですか?
そこで、今日はそこのところをちょっとだけお知らせしましょう。
まずは、どこの人が見ているの?ということですが、大方の予想は「国内」ということになるのではないでしょうか。・・・間違いではありません。9割が国内からのアクセスです。
ところが!!その次に中国やアメリカ、そして韓国と続きフランスやニュージーランド、オランダからもアクセスがあるのです。・・・意外に国際的です。 では、一番良く見ているページは??というと、やはりトップページとなります。次いで「ご意見」「ご挨拶」と続きます。
4/22~5/22の1ヶ月間で2,064人が訪問、最も訪問者が多かったのが4/30。総閲覧ページ数は14,069で、4/24が最多でした。ほぼ半数が検索エンジンからの訪問で、約3割の方はURLを登録していただいているようです。
検索キーワードで一番多いのは「琵琶湖文化館」。なぜか「琵琶湖博物館」や「琵琶湖大津館」なんかもあります。中には、このキーワードでどうして引っかかるのか??なものもありますが、仏教美術の単語や個人名などからも検索されているようです。
ところで、みなさんこのホームページに隠しパズルがあるのをご存じですか?そんな隠しアイテムもある文化館ホームページ、ちょっとずつ更新していますので、各ページをくまなく探検してくださいね。
・・・とはいえ、今回のニュースソースは琵琶湖文化館ではありません。
来春、某国立博物館2館で開催される巡回展に関係する取材でした。
写真は作品をのぞき込む国立博物館の方々とその撮影の様子。巡回展に文化館から貸し出すことが予定されている作品は、大変注目されるものだということで、とっても真剣に作品を見ておられました。(作品については、画像を加工しています。)その後、関係者の見守る中、テレビ局による国立博物館の方のコメント撮影が終わると、大きな拍手がわき起こっていました。
・・・どんな作品??、何の展覧会の話??と気になる方もおられると思いますが、詳しい内容については、報道を待ってくださいね。
あきつ君の一番好きな時間帯です。
ふふふんっと、鼻歌まじりにお散歩していると、文化館のすぐお隣りのなぎさ公園に何故だか人だかりが・・・
「うぎゃーッ!」 突如聞こえたその悲鳴!!!
『何事ぞ?!』と駆けつけてみると・・・なんと!そこはドラマの撮影現場でした\(^O^)/
小耳に挟んだところ、何でも7月に放送が予定されている木曜ミステリー「科捜研の女(主演:沢口靖子さん)」の中で、ポイントとなる殺人シーンが撮られていたようです。
何故か設定は『大阪港』らしいのですが・・・
ムムムッ??? とととという事は!!! あきつ君、犯人を見たです!!! 犯人は、、、、、
あぁ 言いたいッ!
でもでもっ! それでは面白くないですよね~ ふふふっ秘密にするです。。。
今回の撮影で文化館は、照明設置のための場所を提供していました。お城の壁面もライトに照らされ、さながら「不夜城」の雰囲気でした。いつか放送されないかなぁ~『文化館ミステリー・あきつ君は見た!』もちろん主役は僕、あきつ君で!
筆:あきつ
毎年この時期に開催される総会では、昨年度の事業報告や決算報告、また今年度の事業計画案や予算案の検討が行われます。今年度は、これに加えて役員の改選がありましたので、総会自体は1時間ほど行われました。
宮本氏は、長らく滋賀県教育委員会において美術工芸分野の文化財行政を担ってこられた方です。これまでに出会った数々の近江の仏たちの中から33躰を選りすぐって、スライドを用いて詳しく説明いただきました。
普段見ることができない、像底(仏像の底部)や内刳りの様子などの写真がスクリーンに映し出されると、参加者は「へぇ~」と感心しきり。かと思えば、調査時のエピソードに笑いがこぼれるなど、とても楽しい講演でした。講演会終了後に開催された懇親会は、終始話題がとぎれることなく賑やかな雰囲気でした。今年度、初めて会員になられた方も参加しておられましたが、周囲の会員さんと楽しくお話されていました。
文化館友の会は大変アットホームで、会員さんはみなさん楽しい方ばかりです。さまざまな見学会や作品展、文化財講座などさまざまな行事もありますので、ぜひご興味をお持ちの方は友の会に入会されませんか。
昨年の秋からはじまった毎日新聞の連載も、昨日の連載で21回目となりました。(なかなか、大きい紙面を使わせていただいています。)
すでにお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、3月まで毎週火曜日(月曜日が祝日の場合は休載)に掲載されていた「淡海のたからもの」。4月から隔週での掲載となりました。・・・ですので、今のところ1ヶ月に2回ペースでの掲載となっています。
昨年の9月頃でしたか・・・毎日新聞社大津支局の記者さんから「琵琶湖文化館の収蔵品を紹介する連載をしませんか?」とお話をいただいてから、はや半年。その記者さんも、すでに大津支局から異動されていきました。今は、4月から大津支局に来られた記者さんが担当してくださっています。
琵琶湖文化館に収蔵している仏教美術だけでなく江戸時代の絵画や書、工芸など、様々な分野の資料を写真を使ってわかりやすく紹介していますので、ぜひご覧いただければ思います。
ちなみに次回の掲載予定は5月26日(火)です。
・・・・・ご覧になった感想もぜひ、お聞かせくださいね。
遅れていた平成20年度『研究紀要第25号』の発送を先程終えました◎
内容は次の通り!
○琵琶湖文化館蔵「大津事件関係資料」
研究紀要第19号の発行から約6年。その間に更に新しく判明した関係資料の
解説と総目録。
○調査報告守山市蓮生寺薬師堂安置 木造仏像断片
堂内に安置されてきた多くの仏像は、全体の形を留めていないがその断片から
平安時代に遡る信仰の姿を物語る。
○修理報告 ・絹本著色地蔵菩薩像
・紙本墨書北村李吟詠草
休館となってからは、研究紀要や図録の販売はしていませんが、興味のある方は、県内の各市町教育委員会や図書館、県内外の主な美術館・博物館に郵送していますので、そちらでご覧になって下さい。
紀要の最後には、昨年ホームページに寄せられた皆さんからのご意見も掲載しています。琵琶湖文化館のこの1年が、皆さんのご意見からも伺い知れる貴重な資料として残されています。引き続き、ご意見・ご感想等お寄せ下さいますよう、よろしくお願い致します。
筆:あきつ
いつも文化館でお留守番のあきつ君。翌朝、テレビや新聞でその様子を知って、思わずホッ・・・だって、文化館の井上学芸員も、「復元模写委員会」の委員さんとして参加されていたのですもの。
広報を担当していた井上さんの元には、4月頃から連日報道機関からの問い合わせの電話が相次ぎ、、、1日のプレスリリース前日には、いったい何本の電話を井上さんに取り次いだことか!!!その甲斐あって?(エッヘン!)世紀の大復元?が、各報道機関に取り上げられ、みなさんの元にも詳しく知れ渡ることとなりました。(何もしてないのにエラそうなあきつ君・・・)
毎度ながら、文化財を取り巻く専門用語の難しさ、見慣れない漢字のオンパレードに、あきつ君は頭を悩ませます。それらを間違うことなく詳しく説明される学芸員さんの知識と、取材する報道記者さんの努力に、あきつ君は頭が下がります。どうかこれからも、みなさんの元に正確で新しい情報が届きますように。。みんな頑張れ!
筆:あきつ
金剛輪寺には、かつて鎌倉時代制作の金剛界八十一尊曼荼羅(重要文化財)が所在しましたが、明治初期の混乱時に寺外へ流出しました。金剛輪寺ではこの曼荼羅を800年前の姿に蘇らせようと、学者や制作者などから構成される復元模写委員会を発足させて事業に取り組んでこられました。
琵琶湖文化館でも平成17年度から、この曼荼羅の復元事業をお手伝いさせていただいていました。当時の館長から「これだけのことですから、しっかりとお手伝いさせていただくように。」というお言葉を頂戴したのが、つい最近のことのようです。
あれから4年、絵絹や絵の具の材料、表装に用いられる裂(きれ)や軸金具の意匠などにこだわった曼荼羅が新しく完成しました。
一般公開された曼荼羅を拝観された方々は、鮮やかに彩られた仏たちの姿に、感心しきりでした。
この曼荼羅は今月末まで金剛輪寺本堂で公開されています。またとない機会ですので、ぜひご覧いただけたらと思います。また、金剛輪寺の参道入り口にある愛荘町歴史文化博物館では、この曼荼羅制作の様子がわかる映像を見ることができます。こちらへも足を運んでいただけたら、と思います。
これは昭和41年( 1966 )琵琶湖文化館友の会の創立記念パーティーの様子です。多くの方々が出席されて盛大に行われたパーティーに先立ち、滋賀県出身の高名な歴史学者・中村直勝先生の講演が行われました。パーティー会場の正面席には中村先生の顔も見えます。
そして、下の写真が平成20年度の友の会総会記念講演会の様子。たくさんの方が熱心に講演を聴講されました。
今年度の総会記念講演会は5月18日(月)の午後2時半頃から開催されます(総会は1時半から。講演会は総会終了次第開始です。)「近江の仏像について」という演題で、宮本忠雄氏(前琵琶湖文化館長)にご講演いただきます。
この講演は、会員でない方も聴講できますので、ぜひ会場まで足をお運びください。当日、直接会場(コラボしが21 3階中会議室1)までお越しいただいてもOKです。多くのみなさんの参加をお待ちしています。
ちなみに、ホームページに掲載する琵琶湖&琵琶湖文化館の写真も募集していますので、こちらもよろしくお願いします!!
展覧会は巡回展でしたが、この曼荼羅は福岡市美術館(H21.1/16~2/22)と、世田谷美術館(H21.3.14~4/19)で展示され、およそ14万人の方々にご覧いただきました。
滋賀のすぐれた文化財がこうして多くの人々の目にふれる・・・素晴らしいことじゃありませんか!
あきつブログとしては是非その後をリポートしなくては、と、返却の場に立ち会わせていただきました。
文化財や美術品を搬送する特別なトラックで運ばれてきた曼荼羅は、普段は重い扉に閉じられた秘密の部屋に持ち込まれ・・・そこで慎重に箱から取り出された曼荼羅は、お渡しした時と同じ状態かどうか、傷や破損がないか、厳重にチェックされます。 見てください!この真剣な眼差し!主催者側と学芸員の息も詰まる瞬間です。
一通りのチェックが済みOKがでたら、、、思わずほっとした空気が。そりゃそうです。お互いに大事な物をお預かりしている身、ぬかりはございません。 学芸員にはいろんな仕事がありますが、このような文化財の貸出も大切なお仕事。
滋賀の文化財が、安全に慎重に美しい状態で皆さんの目に触れられるよう、学芸員さんは頑張っています。
筆:あきつ
このオープンカフェは大津市の中心市街地活性化基本計画の事業の一つとして、株式会社まちづくり大津が準備を進めてこられました。「湖岸に人通りと賑わいを!」僕も大賛成です!!そうなんですよね~よく聞かれます。「どっかお茶するとこないの?」(関西のおばちゃん風)・・・確かにあまりなかったんですよね。だから大歓迎です。
そこで早速お昼休みを利用して行ってきました。注文したのは『野菜たっぷりオムライス』(850円)バターライスにふんわり卵、お野菜たっぷりのトマトソースが腹持ちグーな一品です。なんと今はオープン記念の「光野菜」ご試食キャンペーン(?)実施中で、生野菜のサラダと野菜ジュースがおまけでついてきました。野菜独特のアクもなく、やさしい食感でした。ナイスサービス!
晴れた日は表のウッドデッキでほんとのオープンカフェとなり、ナイスな琵琶湖ビューが楽しめるそうです。ま、文化館の5階からの眺めには負けますがね・・・ふっふっふ
これからの季節、お散歩する人ジョギングする人、賑やかになってきます。そんな中「休館中の文化館」であることにあきつ君はとっても、もやもや~な気分です。あきつ君も地域の活性化に貢献したいです!
筆:あきつ
これを受けて、琵琶湖文化館にも報道各社から仏像盗難に関する取材の電話が多数入っています。
今年になってから滋賀県で複数の盗難事件があったのですが、どの所蔵者の方も深い悲しみと憤りを覚えておられます。
琵琶湖文化館でもこうした不慮の事態に備えての相談などを受けることがあります。
また、当館のホームページにも琵琶湖文化館が県警と連携して仏像の盗難に取り組むべきであるとの意見もいくつか頂戴しています。
盗難を防ぐことは、犯罪者との知恵くらべでもあり、完全に防御することは難しいとは思います。
まずはこうした報道を見て、文化財の所有者や地域のみなさんが日頃から防犯の意識を高めていただくことが第一歩ではないでしょうか。
昨年度は、休館中にもかかわらず皆様の暖かい励ましの言葉を頂き、なんとか頑張って参りました。
今年度もこの琵琶湖文化館から、近江の文化財についてのさまざまな情報発信を続けていきたいと決意を新たにしております。
その第1弾として、使いやすさ・見やすさ・更新しやすさにこだわって、ホームページの リニューアルを行いました。以前より文字も大きく見やすくしました。
館収蔵品の紹介ページも新しく取り組んでいきます。
そして、ブログも新しくしました。
文化館の日常など、様々な事柄を紹介していく予定ですので、ぜひこちらもご覧ください。 今年度も休館してはおりますが、皆様のご声援が、活力になります。
昨年度同様どうぞよろしくお願いします。