文化館の所蔵品を見ることは出来ませんでしたが、ボストン美術館や曾我蕭白について色々勉強になりました。日本の宝があんなに海外へ渡っていたとはッ・・・大変驚きました。できることなら、作品が生まれた場所で、大切に守っていけたらいいのになぁと思います。
タイトル:「三都画家くらべ 京、大坂をみて江戸を知る」
会 期:2012年3月17日(土)~4月15日(日)
※展覧会は5月6日(日)まで開催ですが、上記の「前期」にて展示されます。
会 場:府中市美術館(東京都府中市浅間町1丁目3番地)
都立府中の森公演内にある美術館です。これからの季節、公園内にある「花のプロムナード」では、桜が咲き乱れるそうですよ!
お散歩がてら、是非、府中市美術館へ足をお運びくださいませ!
近江神宮さんからお預かりしている寄託品、曾我蕭白筆「月夜山水図屏風」がテレビ番組で紹介されます!
3月15日(木) 22:55~23:25 NHK総合
「帰ってきたニッポンの宝!
~ボストン美術館秘蔵の超傑作~」
という番組です。今年は曾我蕭白がブームになりつつあるので、今から是非チェックしてみて下さい。お見逃し無く!!
そして、連日お伝えしております文化館事務所内でお世話している桜が一部開花しました!先週の金曜日は左の写真の咲きそうで咲かない状態だったのですが、今朝出勤して見てみたら一つだけ咲いていました。休日で水やりが出来ず、冷え切った事務所内でよくぞ咲いてくれました(^_^)
韓国展開催期間中は大変賑やかな状態になっていた文化財保護課の掲示板。その後、どんな展開になるのか注目していたのですが、現在、締めのご報告も兼ねて、またまた賑やかな状態になっています。
観覧者数が53日間で52316人。単純計算で1日約1000人のご来場ということになりますが、私がお邪魔した時はゆっくり鑑賞できたので、開催直後や休日に多くの方がご来場下さったのでしょうね。
因みに、この観覧者数のカウントは、監視カメラの録画映像を見てカウントされたそうです。監視カメラに映っていない経路から展覧会会場へ入場された方がかなりいらしたそうなので、実際は60000人以上の方が入場されているハズ!
今朝、琵琶湖文化館友の会の会員様による自主見学会出発のお見送りに行って参りました。今日は、週間天気予報で唯一雨マークのない日で、またしてもラッキーな友の会御一行様ですね♪空は曇っていますが寒すぎることもなく、過ごしやすい一日となるのではないでしょうか?
バスの中へご挨拶にあがると、会員の方から早速、平成24年度の会費をお渡し下さいました。有り難うございます!
平成24年度の友の会の活動内容については現在調整中で、会員募集のパンフレットは作成中でございます。会員様には3月末頃に、友の会便り・会員募集パンフレットを発送予定です。もうしばらくお待ち下さいませ。
現在、会員ではない方も、お問い合せを頂ければ、パンフレットが完成し次第、お送りいたしますので、ご連絡をお待ちしております。
3月になりました!写真は今朝の琵琶湖の様子です。小さい黒い沢山の「点」は水鳥です。なぜか急激に増えていましたッ。じわじわと暖かくなってきたので、水鳥だらけのこの景色が見られるのはあと少しですね。
さて、2月のHPアクセス数のご報告です。先月より32件少ない1666件でした。ブログの更新が極端に減り、変化のない状態が続きましたからね…。ネタがあまりにもありませんでしたので(^_^;)3月はもっと博物館らしい内容のブログが書けたらと思っております。ネタがありますように、できますように…(-人-)
アクセス数は少なかったのですが、HP滞在時間・ページビュー(何ページ見ていただけたか)が前回より増えていました。ブログと「淡海のたからもの」をじっくり見て下さった方が多かったようです。有り難うございます!
検索キーワードの上位は12月にブログで紹介した影響なのか、5位に「びわこ競艇 虹」がまだランクインされています。この虹の写真を見ると良いことがあるといった都市伝説が誕生しているのでしょうか?
韓国へ出張中だった近江の宝ご一行様が、昨日、文化館へ無事、お戻りになりました。到着されてからも、チェック作業で学芸員さんは、まだまだ大忙しでございます。
先週、当ホームページのアクセスカウンターが333300番台に突入し、オール3のゾロ目にいつなるのかと秘かに見守っていたのですが、勤務時間中に見ることが出来ませんでした。帰宅後は、オール3がとっくに過ぎているんだろうな~と思っていたのですが、夕食後にパソコンを立ち上げチェックして見るとカウンターが「333332」番!更新を押して、オール3で記念撮影できましたッ。ズルをしてスミマセン…。ゾロ目だからといって、何もありませんが、同じ数字がズラッと揃っているのを発見すると嬉しいもんですね。
事務所で育てている桜の蕾から葉だいぶ出てきました!先週は比較的暖かい日が続き、陽射しの当たるところへ植木鉢を移動させたりしておりましたので。でも、今日の冷え込みで成長が一時ストップしそうです。あと数日で3月になるというのに、この寒さはいつまで続くのでしょうか(>_<)
韓国展が終了いたしましたので、韓国展仕様だったトップページをリニューアルいたしました。今回も、更新する度に画像が変わる仕掛けになっております。館蔵品、ご投稿いただいた写真を使わせていただきました。ご投稿して下さった皆様、有り難うございました!
表示される画像に限りがありますので、今後、増やしていけたらなぁと思います。ご投稿、お待ちしております!
写真は、文化館の事務所で育てている桜です。今月中頃、蕾から葉が見えてきました。2010年2月24日のあきつブログでは開花している写真が掲載されています。今年はかなり遅いですね(驚)。1月下旬頃から日本海側や北の地域では大雪が続いているので、大津もいつもの年より寒いということでしょうか?歩道に雪が残るほど積もった回数はあまりなかったのですが…。
約2ヵ月に渡り開催されました「日本 仏教美術 琵琶湖周辺の仏教信仰」が19日を持ちまして終了いたしました。お越し下さった皆様、ご協力いただいた皆様、誠に有り難うございました。
展覧会は終了いたしましたが、出張中の近江の宝の皆様がまだご帰国されておりませんので、美術品運搬の業者さん・学芸員さんは暫く大忙しとなります。展覧会は、終わったようでまだまだ終わっていないのです。
落ち着いた頃に、先日開催された韓国での講演会の事など、学芸員さんからお土産話をブログに書いていただけたらな~?とここで催促しておきます(^-^)/
県庁の文化財保護課の掲示板に、ヨン様風あきつ君が登場していました。今日、文化館の前にある掲示板から韓国展のポスターを回収したのですが、この賑やかな掲示板も、もうすぐ元に戻るのでしょうねえ。また何かの折に、賑やかになることを期待して、その際はまたこちらで紹介できたらと思います。
先日久しぶりに県庁へお邪魔したら、文化財保護課の入口横の掲示板が韓国展のPRだらけになっていました!ホワイトボードに手書きされたポスター(?)は、かなりインパクトがありますッ。エレベーターホールにもポスターが貼ってありました。これだけ沢山PRされていれば、「そうだ韓国、行こう。」と思って下さる方が続出するはず!
現在、韓国で開催されております「日本 仏教美術 琵琶湖周辺の仏教信仰」は、今月19日迄です。他にも、写真家の寿福滋氏撮影の滋賀の風景写真のパネル展示やスライドショー、国立中央博物館で常設展示されている「半跏思惟像」のみが展示されているお部屋もあり見所満載です!この機会に是非お越し下さいませ。
私事ですが、今月に入ってから個人的に韓国へ行って参りまして、ソウルの国立中央博物館で現在開催中の「日本 仏教美術 琵琶湖周辺の仏教信仰」を見に行ってきました!なので、ブログの更新が遅くなりました。ご了承下さいませ…。
では、1月のHPのアクセス数のご報告です。前月より71件アップの、1698件でした。
今回、目に付いたのは外国からのアクセスで、ハンガリーからのアクセスが1件あったのですが、HPの滞在時間が約15分でした!そんなにじっくり何を見て下さっていたのか気になりますね~。
検索キーワードは、「シンベリン 琵琶湖文化館」が11位に初登場で、その際、平均して15分滞在・HP内を90ヶ所ぐらい見て下さったようです。公演チラシで使用された、叡山図を探して下さったのでしょうか?
「叡山図」も17位にランクインし、滞在時間10分と、かなりじっくり見て下さったご様子。
最長滞在時間は「湖上往還之船定条々 芦浦観音寺文書」の約23分で、キーワード検索では第2位です。今、どこかで展示されている訳ではないので謎です…。
☆☆☆お知らせ☆☆☆
突然ですが、明日、韓国の国立中央博物館で講演会がございます。
特別展「日本 仏教美術 琵琶湖周辺の仏教信仰」連携講演会
日時 : 2012年2月7日(火) 13時30分から
場所 : 韓国 ・ 国立中央博物館
予約不要 ・ 韓国語による同時通訳有り
13時30分~
「日本仏教彫刻の展開と滋賀県の彫刻」
根立 研介 氏(京都大学美術史学科教授)
15時15分~
「滋賀県立琵琶湖文化館所蔵の仏教美術品について」
井上 ひろ美 (滋賀県立琵琶湖文化館学芸員)
韓国にお住まいの方、旅行で滞在中の方、明日のお昼までにソウルへ到着される方、タイミングが合えば是非ご来場下さいませ。
※※※おことわり※※※
今朝(7日)、現地の学芸員さんから連絡がありまして、講演会の時間が変更になったそうです。お二方の講演持ち時間や休憩時間など詳細はわからないのですが、開始時間は以上の通りです。ご注意下さい。
本日、韓国ソウルにあります国立中央博物館から、英文雑誌が届きました。
事前に「送ります。」という連絡をいただいていましたので、「どこに載ってるのかな???」と気がはやる気持ちを抑えつつ、薄紫色の表紙をめくって進んでいくと・・・・・ありましたっ!!10ページにわたり、滋賀県の仏教美術の展覧会に関する記事が掲載されていました。
タイトルは「Japanese Buddhist Art from the Lake Biwa District:Aspiring for Rebirth in the Buddhist Paradise」となっています。中を見ますと、中央博物館の方が滋賀県の歴史から説き起こし、滋賀の仏教美術について細かく紹介して下さっていました。展示会場の様子も大きな写真を何枚も使って紹介されており、なかなかの臨場感と迫力があります。そして、最後の2ページには展覧会をご覧になった方たちの感想(インタビュー)も記載されていました。カナダ、アメリカ、日本など国外から来られた方もおられましたよ。
ご覧になった動機は「日本仏教美術を勉強しているから。」「ボランティアとしてかかわって。」などさまざまでしたが、展覧会への感想としては「とても面白い。」「思い出深い。」などと書かれていました。また、「すごい印刷技術だ。」「見たかった作品が見られた。」としっかりと作品をご覧いただけた様子がうかがえる感想もありました。
韓国でもますます盛り上がりを見せているこの展覧会。実は、国立中央博物館のHPのトップページで会場の様子をご覧いただくことができます。家族連れや小さなこどもたちがじっと作品を眺めている姿が写っており、なかなか韓国に足を運んでいただけない方にも現地の様子の一端をご覧いただけるかと思います。
見てみようと思っていただける方は、インターネットで「韓国 国立中央博物館」で検索してHPをまずは発見してください。そして、韓国語版のトップページをご覧いただき、変わっていく写真にじっと注目!!3枚の写真をご覧いただけますよ。なお、日本語版ではご覧いただけないので、ご注意くださいませ。
昨年末、とある芸能プロダクションから、ベテラン学芸員さん宛にお電話がありました。学芸員さんは席を外されていたので、後ほど連絡を下さる事になりました。
「なぜ芸能プロダクションから学芸員さんに??」と不思議に思い、ふと頭をよぎったのが大河ドラマ!ここの所、「平清盛」関連本で『山法師強訴図屏風』の画像使用の依頼が続いていたので、このプロダクションさんに出演される役者さんがいらっしゃるのかも!と思い調べてみたら、主演の役者さんが所属されていました。
「やっぱり関連本だ!」と納得していたのですが、再び連絡をいただき、全く違うご用件だと判明。学芸員さん、大河ドラマご出演ッ!嘘です。このプロダクションさんが制作で関わられているお芝居のチラシやポスターに、文化館の館蔵品『紙本墨画 叡山図』がイメージにピッタリなので使用したいというご依頼でした。こういった形で使用されるのは「初」でございますッ。
そして、昨年末から心待ちにしていた、完成したチラシが先日届きました。最初に見たとき、「あれ?どこに使われているんだろう?」という印象なのですが、よーく見るとありました!叡山図の山の木のモクモクした様な部分の合間に役者さんの顔写真が合成されています。叡山図は元の色から白黒に変わっていて、役者さんが雲の中にいるような、もしくはヘビのとぐろに巻かれているかのようなシブイデザインとなっています。予想外のデザインに、ただ、ただ驚くばかりでした(^_^;)
『シンベリン』というお芝居です。チラシのデザインは、インターネットでも見ることができますので、興味のある方は是非チェックして下さいませ。埼玉、北九州、大阪、ロンドンで公演がありますので、会場に現物のチラシやポスターがあると思いますよ。
しかし、なぜベテラン学芸員さんのご指名だったのかが謎です…。
昨日、琵琶湖文化館友の会の新春のつどい講演会が無事開催されました。朝は晴れていたのに、お昼が近づくにつれて雪がちらつき始めましたが、参加される皆様が会場入りされる頃にはやんでいました。吹雪にならなくて本当に良かったです。これでまた、友の会パワーの伝説が更新されましたね☆
今回は、64名の方々が参加して下さいました!会場内の空調+熱気が凄かったです(汗)。正直、予想以上の人数でした。当初、用意していた資料はもうちょっと少なかったですから…。増やしておいて良かった!特に、友の会の会員ではない方のご参加が非常に多かったです。これを機に、友の会の活動に興味を持っていただけたらと思います。
今回の講演会は、阿弥陀如来立像を軸とした、3部構成となりました。トップバッターは、当館学芸員さんによる「法然ゆかりの阿弥陀如来立像の造立」。玉桂寺さんが所蔵されていた阿弥陀如来立像が注目され、胎内納入品が発見された経緯などについて紹介されました。胎内納入品からは、浄土宗を開いた法然さんの一周忌にあわせて作られたものだとわかったそうです。
浄土宗宗祖法然上人800年大遠忌事務局係長の井上善弘氏は「浄土宗の文化財デジタル事業」という事で、バーチャルリアリティ映像化された阿弥陀如来立像のデモンストレーションを行って下さいました。普段、見ることの出来ない角度や距離で見られる大迫力の映像に、「おぉ~」「はぁ~」と歓声が常に上がっておりました。特に、阿弥陀如来立像に元々着いていたであろう、色彩が再現された映像が出た時の歓声が大きかったですッ。本当にキレイでした!
凸版印刷株式会社文化資源アライアンス推進部の真梶重徳氏からは「文化財とデジタル技術の最前線」をテーマに、文化財をデジタル技術で残す重要性についてお話しいただきました。文化財をデジタル映像で残すことによって、劣化前に記録として保存をしておくと修復時に役立ったり、また、博物館などで展示上映もできます。普段お目にかかれない文化財や海外の作品も、デジタル技術によっていつでも博物館などで見られるようになれば、より身近に鑑賞を楽しめるようになりますね。
そしてこの日は、浄土宗様のご厚意により参加された皆様に、講演会で紹介された阿弥陀如来立像DVDのプレゼントがありました!
画面の操作はできませんが、阿弥陀如来立像の美しいお姿はそのままで、講座でご紹介した映像の感動がよみがえりますッ。
浄土宗様、大変貴重な物を有り難うございました。
大変寒い中お越し下さった皆様、講師の井上様・真梶様、有り難うございました!!
先日のブログでお知らせいたしました、琵琶湖文化館友の会の新春のつどい講演会の開催が、いよいよ明日となりました!
先週の週間天気予報で今週は雪だるまマークがずらりと並んでいましたが、今、天気予報を見てみると、明日の天気は「曇り時々晴」となっております。友の会の見学会は毎回お天気に恵まれるジンクスがありますが、講演会でもその威力を発揮されそうですねッ(驚)。雨や雪の心配はなさそうですが、急激に冷え込むようなので、防寒対策をしっかりしてお越し下さいませ。
琵琶湖文化館友の会 新春のつどい講演会
『文化財デジタル技術の最前線
法然ゆかりの阿弥陀如来像とバーチャルの世界』
「法然ゆかりの阿弥陀如来立像の造立」
井上 ひろ美 (滋賀県立琵琶湖文化館学芸員)
「浄土宗の文化財デジタル化事業」
井上 善弘 氏 (浄土宗宗祖法然上人800年大遠忌事務局係長)
「文化財とデジタル技術の最前線」
真梶 重徳 氏 (凸版印刷株式会社文化資源アライアンス推進部長)
日時:平成24年1月24日(火) 13時30分~15時30分
会場:コラボしが21 3階中会議室1 (大津市打出浜2-1)
料金:無料
友の会の会員以外の方のご参加も大歓迎です!是非、お越し下さい♪
現在、文化館事務所で育てている桜の鉢植えですが、土日の間に2つの芽が誕生しておりました!最初に発芽した芽もすくすく育っています。んー、ただの雑草のような気がする…(-_-)とりあえず、しばらく様子を見ようと思います。メインの桜ですが、蕾に変化無しです。今週は寒くなるので、蕾が綻ぶのはまだまだ先ですね~。
《追加》
本日、お昼過ぎの虹です。端から端までクッキリハッキリした見事な虹に、多くの方々が釘付けだったようで、外や近くのビルで撮影している方が多くいらしたと、集荷に来ていただいた宅配業者さんがおっしゃっていました。
昨日、この展覧会の現地取材が行われた記事が中日新聞に掲載されました!!
ソウル支局の記者さんが取材されたようです。
なかなか興味深かったのは、一般来館者の方のコメントでした。「韓国国内で日本の仏教美術を一度に鑑賞できるいい機会だった。韓国にはない色づかいに感銘を受けた。」ということだそうです。 また展覧会の担当者の方も、「韓国の仏教美術と、これほど違いがあるとは知らなかった、という感想がよく聞かれる。」とコメントされていました。
滋賀県の文化財たち、とても頑張ってくれているようです。
滋賀県民としてはどのような反響があるのか、とても気になるところでしたが、評判は上々のようです。
またインターネットを検索していると、日本の方で展覧会をご覧になった方がその感想などをブログで紹介される例もボチボチでてきました。滋賀県の方のブログのようでしたが、展覧会を開催していると知らずに国立中央博物館に見学に行かれたようで、「びっくりしました。」という感想を書き込まれていました。
いろいろと周辺の話を聞いていると、「知り合いが年末に韓国へ行かれるので宣伝しておきました。見学して帰ってこられたあと、良かったよ~とおっしゃっていましたよ。」「見に行きたいと思っています。」「この機会に韓国へ行きます。」というお声をいただくこともあります。
滋賀の文化財が結ぶ、日韓交流の輪が広がっていることを感じる今日この頃です。
琵琶湖文化館で保管している資料の調査だったのですが、なかなかハード&濃密な3日間でした。 ・・・とにかく集中を必要とする調査だったのですが、とくに2日目などは調査をされている方々も夕方には疲労感が漂っておりました。・・・本当にお疲れ様でした。
琵琶湖文化館はご承知のように、平成20年4月から休館しておりますが、このようにひそかに年中お客さまで賑わっております。例えば、琵琶湖文化館の所蔵品を貸し出すことになったとしましょう。
まずは①貸してくださいというお願い、②実際に資料を借用、③借りた資料の返却、④御礼(資料の返却の際に同時に行われることも多い)と、1件の貸し出しにつき文化館としては4日間の対応が必要となります。これに事前調査や撮影などが加わることもあります。
今年度は現段階で例年に比べてかなり少なめの16件の貸し出しですが、単純に計算すると64日間がこうした貸し出し作業に費やされているということになります。
なかなかすごい数字だと思いませんか。国立博物館などは、ずっと資料を貸し出し続けているような時期もあるそうです。琵琶湖文化館でも春や秋など展覧会シーズンには、タイトなスケジュール調整が必要なこともあります。
こうした作業はあまりみなさんに知っていただく機会はありませんが、実は博物館としてはとても重要な仕事なのです。
先日、桜の鉢植えをいただきました。現在は写真のような状態です。いただいてから数日たって、桜とは別に何かが発芽しましたッ(写真右)。一体、何の芽なのか気になるので、こちらの成長も暫く観察したいと思っております。
さて、ここの所頻繁に続いている掲載情報です。
◎ PHP研究所 「歴史街道」 2012年2月号
『山法師強訴図屏風』が大きく掲載されています。
◎ 循環型社会システム研究所 M・O・H通信編集局
「M・O・H通信」 34号 2012 Winter
当館学芸員さんが韓国展について語られています。こちらの冊子は、無料配布されているのですが、どこに置いてあるのかわかりません…。
無料の冊子やチラシが沢山置いてある場所や公共施設など、通りかかられた時にチェックして下さいませ。
今回は、この展覧会にまつわる裏話を一つ。
国立中央博物館にはたくさんのボランティアさんがおられるのですが、この展覧会の一般公開初日の12月20日、午前・午後の2回にわたり、ボランティアさん向けの解説が行われました。講師は、国立中央博物館の学芸員さんです。
みなさん、とても熱心に解説に耳をかたむけておられました。中には、メモをとっておられる方も多かったです。まず「オォ~!!」っと歓声が上がったのが、園城寺様ご所蔵の訶梨帝母像(重要文化財)でした。中央博物館で作成されたポスターに使われている文化財だということで、期待感が高かったようです。
・・・「ようやく会えた。。。」そんなところでしょうか。
その後、一人のボランティアさんから質問を受けました。そのボランティアさんは、学芸員さんの解説を聞いたあと、さらに自分でも勉強されたようで、たくさんのメモを持っておられました。質問したのは、「自分が仏教についてあまり深いことを知らないまま来館者に説明をしているのだけれど、今の説明で間違ってないのだろうか。」「もう少しわかりやすく解説できないか。」と思われたからだそうです。
笑顔イッパイに目をキラキラさせながら一生懸命質問をしてくださるその姿を見て、とても感謝の気持ちでイッパイになりました・・・間違いなくボランティアさんたちは「滋賀県の文化財の素晴らしさ」を来館者のみなさんに上手に伝えるために努力してくださっているのですカラ。
本当にアリガタイことです。
浄土宗さんが法然上人800年遠忌事業として作製された、滋賀県内伝来の阿弥陀如来像のバーチャルリアリティー映像をご覧いただき、作製に関わられたお三方から貴重な裏話(?)をお聞きできるかも知れない講演会となっております。
写真は、昨年、文化館で行われた完成披露上映会での一コマです。ゲームのコントローラーの様な物で操作をし、スクリーンに映し出された阿弥陀如来像を色んな角度から眺めたり、大接近したりと、実際には鑑賞不可能な有り得ない角度や距離で鑑賞できます。最近流行の3D映画よりも迫力がありますよッ。大変貴重な映像ですので、この機会に是非ご覧下さいませ!!
琵琶湖文化館友の会 新春のつどい講演会
『文化財デジタル技術の最前線
法然ゆかりの阿弥陀如来像とバーチャルの世界』
「法然ゆかりの阿弥陀如来像の造立」
井上 ひろ美 (滋賀県立琵琶湖文化館学芸員)
「浄土宗の文化財デジタル化事業」
井上 善弘 氏 (浄土宗宗祖法然上人800年大遠忌事務局係長)
「文化財とデジタル技術の最前線」
真梶 重徳 氏 (凸版印刷株式会社文化資源アライアンス推進部長)
日時:平成24年1月24日(火) 13時30分~15時30分
会場:コラボしが21 3階中会議室1 (大津市打出浜2-1)
料金:無料
友の会会員以外の方のご参加も可能です。是非お越し下さいませ!!
新年 あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
2012年となりました。昨年は「神仏います近江」展、韓国での展覧会などの準備で大変慌ただしい文化館でありました。韓国へ出張中の湖国の名宝ご一行様が来月お戻りになり、その後も何かと色んな事が押し寄せてきそうな雰囲気が漂っています…。その時は、当ブログでお知らせいたしますので、チェックの程、よろしくお願いいたします。
それでは、12月のアクセス数のご報告です。前月より253件少ない、1627件でした。日にち別で見ると、一日に80件前後のアクセス数の日が何日かあるのですが、全体としては少なかったですねえ。更新するごとにトップページの画像が変わるとブログに書いた日と翌日の件数は、非常に多かったです。画像の変化を実験された方が多かったのでしょうか。あと、学芸員さんが番組出演されてからのアクセス数もアップしておりました。
検索キーワードは、「フローティングスクール 寄港地」が前回よりもアップし第3位!今の時期って、フローティングスクール、やっているのでしょうか??普段上位に入らないキーワードでランクアップしたのは「びわこ競艇 虹」(ブログの影響?)、「山法師強訴図」(平清盛がらみ?)でした。新規訪問者が多かったキーワードは「県立琵琶湖文化館」「琵琶湖文化会館」(「会」はいらないですよ~)でした。番組出演の影響ですかね?
☆☆☆お知らせ☆☆☆
秘かに大人気の『山法師強訴図屏風』が、またまた雑誌に掲載です!
朝日新聞出版 「図解 中世の革命児 平清盛の真実」
雑誌に掲載される画像は、神輿の辺りを中心としたものが多いのですが、当HPでは、屏風の全体を見ることが出来ますので、「淡海のたからもの」の「絵画」のコーナーを是非ご覧下さいませ。
クリスマス以降、ひんやりと寒い日が続いています。今朝は、琵琶湖大橋よりも遙か彼方に、雪山の景色が浮かび上がっていました。ぼやけた写真で分かり辛いですが…。
あと数日で2011年が終わろうとしています。今年も色々なお話が舞い込み、休館中とは思えない忙しさでありました。今年は何と言っても、韓国展を開催する事になったのは一番の出来事ではないでしょうか。夏前に韓国展のお話をいただいて驚いたことを、昨日のことのように覚えております。それが今、開催中だなんて、あっという間の半年でした。その後も、続々と色々なお話が舞い込んでおります。ブログで告知できる事に関しましては随時アップいたしますので、しばしお待ち下さいませ。
当サイトを常にチェックして下さっている方・講座の受講者様・友の会会員様・文化館業務を色んな方面で支えて下さっている皆様、本年も大変お世話になりました。明くる年も、変わらぬお引き立てのほど、よろしくお願い申し上げます。
本年度最後の第8回、滋賀の文化財講座「打出のコヅチ」が22日に開催されました。本格的な寒さに入る前だったとはいえ、寒い中、沢山の皆様にお集まり頂き有り難うございました。中には、遠路遙々静岡県からお越し下さった方もいらっしゃいました。本当に有り難うございました。
今回は、「木簡が語る近江の歴史」というテーマで、県内で数多く発見された木簡を中心にご紹介いただきました。
滋賀は、琵琶湖やいくつもの河川があるという地形の関係で、地中の木簡が良い具合に保存される為、貴重な木簡が沢山出土されているそうです。 発掘調査をされていない場所で、墨で文字が書かれている木の板を見付けても、「木簡」という存在を理解していないと見逃してしまいそうですね…。お庭や畑で木簡らしき木の板を見付けられた方は、ご注意下さい。もしかしたら世紀の大発見かも知れませんヨ!
平成23年度の文化財講座「打出のコヅチ」は、今月の第8回を持ちまして終了いたしました。トータル、407名の皆様に受講していただき、熱く御礼申し上げます。滋賀の歴史や文化に興味のある勉強熱心な方々がこれだけいらっしゃるんだな~と、改めて感心いたします。また、このような機会がありましたら是非ご参加いただけたらと思います。その時は、どうぞよろしくお願いいたします。
☆☆☆お知らせ☆☆☆
文化館の収蔵品が雑誌に掲載されております。NHK大河ドラマ「平清盛」の放送に合わせて、平清盛に欠かせない、『山法師強訴図屏風』の画像が引っ張りだこデス。
◎ NHK出版 「NHK大河ドラマ・ストーリー 平清盛 前編」
◎ 学研ムック 「平清盛」
◎ ミネルヴァ書房
「よんでしらべて時代がわかる ミネルヴァ 日本歴史人物伝 平清盛」
こちらは、『近江輿地志略』が掲載です。
◎ DeAGOSTINI 「週刊江戸 97 江戸城明け渡し」
先日、お問い合せがあったのですが、現在、韓国で開催中の展覧会図録の、国内での販売予定はございません。申し訳ございませんが、可能な方は現地でお買い求め下さいませm( _ _ )m
韓国展がオープンいたしました。
タイトルは日本側では「日本 仏教美術-琵琶湖周辺の仏教信仰-」、韓国側では「日本の琵琶湖地域の仏教美術-湖に映った極楽往生への願い-」となりました。
ソウルにある国立中央博物館で12月19日(月)に関係者による開会式が行われ、20日(火)から一般公開が始まりました。
中央博物館では、文化庁のみなさん、そして中央博物館アジア部のみなさんと一緒に展示作業を行いました。作業中には、中央博物館の館長さん自らが5回も会場のレイアウトや展示について指示されるなど、熱心に取り組んでいただけました。
中央博物館のアジア部の方は何人か日本語が話せる方がおられましたので、言葉の壁についてはあまり心配していなかったのですが、韓国語と日本語で会話をしていても意志が通じている場面が多々ありました。
「同じ業種の人間だから。」と誰かが言っていましたが、こちらが作業の段取りの中で例えば「展示ケースを開けてください。」といったようなことを日本語でお願いをすると、あちらが「OK」と対応してくれる、というように作業が進んでいきました。
作業を開始して3日目ぐらいになると「いったいどこで仕事をしているのか?」「もしかして日本??」と思うような錯覚に陥ることもあるほど、日本にいるのと同じくらい自然体でいられる現場でした。
展示室は、九州国立博物館での展示とはまた趣の異なった雰囲気となりました。一般公開された会場では、親子連れが「六道絵」を見て会話をしていたり、中央博物館制作のポスターに掲載された文化財を見て「ほぉ~」と感嘆の声が聞こえたりと、さまざまな反応が見られました。これだけ日本的なものがまとまって韓国国内で展示公開されたことは、これまでにあまりないということで、韓国の専門家の方たちも注目されていました。
韓国国内でも展覧会のニュースは、いろいろなメディアによって報道されています。韓国・国立中央博物館の展覧会タイトルでインターネットで検索し、日本語翻訳の機能を使っていただくと、韓国国内での報道の様子がご覧いただけると思います。ぜひチェックしてみてください。
ちなみに写真は、先日のブログでも紹介された地下鉄の「二村駅」に掲示されていたポスター二種類です。素敵なポスターです。
まずは、無事のオープンということでお世話になりました韓国・国立中央博物館のみなさん、そして文化庁・九州国立博物館のみなさん、ありがとうございました。文化財が無事に帰ってくるまで、引き続きよろしくお願いいたします。
急激な寒さで体調を崩されないようお気を付け下さい。
さて、明日は滋賀の文化財講座「打出のコヅチ」の第8回が開催されます。『木簡が語る近江の歴史-西河原木簡からこけら経、巡礼札まで-』がテーマです。
平成23年度の「締め」の講座になります。今回の会場は、『コラボしが21』3階の「大会議室」でございます。 前回は中会議室に沢山の方々にお集まりいただき、大変窮屈な状態でしたが、明日はゆったりした空間でお過ごしいただけるかと思います。
年末でお忙しいかと思いますが、「講座納め」に是非、お越し下さいませ!!
虹を眺めながら歩いていると小雨が激しく降ってきて、でも太陽は出ていて、虹はどんどん濃くなってきました!虹のアーチが完全な内にッと急いで事務所に戻り、琵琶湖文化館と虹の2ショット撮影に成功しました!虹がちょっと薄くなっていましたが…。
虹の袂には宝があるなんて迷信がありますが、びわこ競艇さんがそんな状態になっていました。こちら側から見ると、虹の光が降り注いでいるように見えたのですが、実際、現地にいらっしゃる方にはどんな風に見えたのか気になるところです。
「近江戦国絵巻シリーズ第五戦~賤ヶ岳七本槍決戦~」というレースの期間中なので、宝を手にした方がいらっしゃるかも知れませんね~。
出演された学芸員さんは現在、韓国展の準備のため、ソウルへ出張されています。韓国での様子をメールで連絡をして下さったのですが、地下鉄の入り口や国立中央博物館内には、今回の展覧会のポスターが貼ってあるそうです。2種類もあるとかッ。どのような物なのか、学芸員さんに撮影をお願いしておきましたので、ブログにアップできるかも知れません。
展示のレイアウトは、館長さん自ら指示をされているそうで、かなり力の入ったものになっているそうですよ。 これはブログに画像をアップできるのか分かりませんが…。可能な範囲で、韓国での様子をいろいろお伝えできればと思っております。
NHK総合テレビ(大津局) 『おうみ発610』
12月12日(月) 午後6:10~午後7:00
「おうみ人街道」というコーナーで登場されます。お見逃し無く!!
そして、撮影する為にベランダへ出た時に、このような植物が立派に育っているのを発見!夏からずっとベランダへは出ていなかったので、誰も全く気付いていませんでした。一見、ブルーベリーに似た実を付けたこの植物、調べてみると「洋種山牛蒡」という名前で、なんと有毒植物だそうですッ。誤食すると死に至る事もあるとか。ブルーベリーだったら大切に育てようと思っていたのに残念~。
恐らく、鳥が何らかの形で種を運んできて、条件の良い場所で育ってしまったんですかね。もしかしたら皆さんの身近にも、このような形で洋種山牛蒡が育っているかも知れません。見付けたら素手で触らないようにご注意下さい。因みに、花言葉は、野生・元気・内縁の妻だそうです。
では、11月のHPアクセス数のご報告です。前月より54件アップの、1880件でした。11月は、韓国で展覧会を開催する事が新聞に掲載されましたので、記事が出た日のアクセス数が格段に上がっておりました。多くの皆様に関心を持っていただけたようで嬉しい限りです。
そして、韓国展開催に合わせて、トップページを若干リニューアルいたしました!トップページの大きな画像ですが、実は、他のページからトップへ戻ったり、「更新」すると、画像が変わる仕掛けになっております。稀に、同じ画像が続くこともありますのでご了承下さい…。
検索キーワードは、「大韓民国 仏教美術」が急浮上!他に、「神仏います近江」展で文化館から出張していた収蔵品名も何件かランクインしていました。そして不思議なのが「フローティングスクール 寄港地」が5位に。当HPの「あきつ君」コーナーにフローティングスクールのことが書いてあるからですね。それにしても、5位に急浮上するとは…。寄港先がとっても気になった方が沢山いらっしゃったのでしょうか?寄港できなくてゴメンナサイッ!
琵琶湖文化館友の会本年度2回目の見学会が、11月9・10日に行われ、飛騨高山へ行ってきました!
下見で行った時は、まだまだ残暑厳しく山の緑は青々としていましたが、高山方面は滋賀よりも紅葉が始まるのが早く、すっかり秋景色となっておりました。
まず最初の目的地は、そばの里・荘川町のお蕎麦屋さんで昼食です。 本場だけあって、歯ごたえのあるしっかりしたお蕎麦でした。
出発までの間は、公園のように整備されたお店の敷地内で食後のお散歩。大きな水車があり、みなさん写真を撮りまくりで、格好の撮影スポットとなっておりました。大きな水車の横には小さな水車も4つ並んでいて、この組み合わせは珍しい光景だそうです。
二ヶ所目は、高山市国府町にある清峯寺。お堂に、聖観世音菩薩・十一面千手観世音菩薩・竜頭観世音菩薩が祀られています。特徴のある造形と穏やかな表情に、みなさん、ため息をついてうっとりと見とれていらっしゃいました。十一面千手観世音菩薩は、円空の作品の中でも数が少なく珍しいそうです。
三ヶ所目は、同じく国府町にある安国寺。ご住職様のユニークな解説の元、国宝経蔵を拝見しました。経蔵内部にある八角輪蔵は日本最古のものと言われているそうです。経蔵上部にある八面の欄間には、月・太陽・植物などをモチーフにした風光明媚な景色が表現されているのですが、八面の内の一面にある桜を題材にした欄間は珍しいそうで、「桜の欄間があったらお電話下さい」と拝観者の方にいつも仰っているそうなのですが、連絡は一度もないそうです。
安国寺を後にし、高山市内の高台にある眺めの良い本日のお宿へ。事前に調査したところ、お料理の評判がとても良かったので楽しみしていたのですが、噂通り非常に美味しゅうございました!品数も多く、名産の食材も多く取り入れられ、お食事だけでも飛騨を満喫できます。飛騨地方では、川魚の焼き魚は一番美味しい部分とされる背の部分をお客さま側に向けてお出しするそうですよ。
この日は本当にとても良いお天気でした。普段、ガスで見えない事が多いという乗鞍岳がスッキリ見えていて絶好の行楽日和。秋の山々とお寺の拝観、芸術の秋を大満喫の一日目でした。続きは、後日。
そしてそして、明日は何かが起こりますヨ~。
みなさまに ご意見募集中 のお知らせです。
滋賀県では今年度、琵琶湖文化館の今後のあり方を含む「近江の神と仏の美」の情報発信について、有識者による検討会を設置して検討を進めているところですが、このたび中間報告がまとめられました。
そして、この中間報告がまとめられた機会に、広くみなさんからのご意見を募集することになったようです。
<募集期間>
平成23年11月8日(火曜日)から12月8日(木曜日)まで
<募集方法>
ご意見は、メールか郵送、FAXにて滋賀県教育委員会事務局、文化財保護課まで。
中間報告の内容、およびご意見募集に関する詳しい情報は、滋賀県教育委員会事務局文化財保護課のHPをご覧ください。
夏から琵琶湖文化館では、所蔵している図書類の整理をしています。整理するための本がど~んとこんなに!!という姿を8/8のブログでも紹介しておりましたので、ご記憶の方もおられるかと思います。(お忘れの方、初耳の方は過去ブログをご覧ください。)
そして、このたび8/8を彷彿とさせる「かたまり」が、
・・・・・またもや琵琶湖文化館に出現です。。。
正直なところ「どんだけあんネン!!!」と声を出して、ツッコミたくなる心境ではありますが、それにしても、ほんとに圧巻です。これが50年の重みなのデス。
上から見た姿は、まるでモザイク。いろいろカラフルでデザインも豊富ですので見ていると楽しいのですが、その重量たるや「まさに横綱級!!」。
・・・一日中図書の運搬作業を行い、ようやく終了した頃には人々はいつになく疲れた表情で、帰宅する足取りも重い感じナノでした。。。
11月になったというのに、暖かい日が続いていますね。日中と夕方の気温差が激しいので、皆さま、風邪をひかないよう、お気をつけ下さいませ。友の会会員サマは、見学会を控えていますからね。風邪をひかれている方は、今の内に治しましょう!私も治します…。
さてさて、10月のHPアクセス数のご報告です。前月より29件多い、1826件でした。
検索キーワードは今回も「美しい若武者姿」が1位でした。他は、大河ドラマが影響していそうな言葉や、琵琶湖文化館・琵琶湖文化会館といった琵琶湖○○シリーズが多数でした。
何か面白いキーワードはないかと検索ランキングを見ていくとありましたッ。114位に「ツアー トラック 画像 びわ湖ホール 10月30日」。びわ湖ホールで開催されたライブの機材車の画像を探されてらしたのでしょうね。お望みの画像が出てこなくて申し訳ないです(笑)。以前、ブログにびわ湖ホールに架かった虹の画像を載せた事からヒットしたんでしょうかね?目的とはかけ離れたサイトで申し訳ないですが、切っ掛けは何であれ、チラッと見て少しでも文化館や仏教美術に関心を持っていただけたら嬉しく思います。
神社に到着した時には、厳かに神事が執り行われている真っ最中でした。多くの地元の方々が神妙な面持ちで参列されていました。また、社務所には白いはっぴ姿の男性、そして割烹着姿の女性がたくさん・・・中には、着物姿の女性もおられました。
文化財を持ってお邪魔しますと、何も申し上げない前から「あれ、もってきてくりゃはったんとちがうか・・・」「ああ、あれか?」「そうなん?」「かえってきたん??」と口々にみなさんが関心を示してくださり、こちらへどうぞと笑顔で丁寧に対応してくださいました。
そして、文化財を所定の位置につり下げると、あちらこちらから感嘆の声が・・・
みなさん、本当に待っていらっしゃったのだなぁ・・・とつくづく感じた一瞬でした。
最後には小雨の降る中、肉声の「江州音頭」をBGMに紅白の餅がばらまかれていました。地域で大きな行事を行うのは大変だと思いますが、こうしたことを通じて、さらに地域の絆が深まるのだとおっしゃっておられる方がいました。このような機会に、地元が誇る文化財をご覧いただけたことは、地域で文化財を守っていることを再確認する貴重な機会になったのではないかと思います。
一度、掛軸を片付けようと途中まで巻いていたのですが、「もう片付けやはった?」と何人かの方が社務所に飛び込んでこられました。「せっかくやし、見せてあげて。」と誰からともなく声がしましたので、もう一度広げてご覧いただきました。
みなさんお忙しい中での文化財との再会だったため、お一人お一人はほんの数分しかご覧いただけていないと思います。もしかすると、数秒の方もあったかもしれません。しかし、いずれの方も今回の盛大な880年の大祭の思い出とともに、「自分たちの文化財」の記憶が鮮明に残っていくに違いない、そうあってほしいと思いました。
本年度第6回目の滋賀の文化財講座「打出のコヅチ」が昨日開催されました。多くの皆様にお越し頂き有り難うございました。今回は、いつもより小規模の会場で、大変窮屈な状態になり申し訳ありませんでした…。
今回は「秘仏開帳-長浜市千手院 千手観音立像(御代仏)をめぐって-」をテーマに、長浜市文化財保護センターの秀平文忠氏にお越し頂き、千手院の木造千手観音立像の調査の経緯や、似たタイプの仏像の紹介を分かり易く解説して下さいました。秀平氏は、琵琶湖文化館での仏像調査に関わられていたそうで、講座最後の挨拶で「琵琶湖文化館チルドレンです!」の言葉に、文化館に対する並々ならぬ熱い思いが集約されていた気がしました。いつも当ホームページをチェックして下さっているそうで、今後ともどうぞよろしくお願い致します。
次回、11月24日(木) は「文化財を動かす-学芸員の仕事-」がテー
マです。会場が、コラボしが21の「大会議室」から「中会議室」に変更と
なりましたので、お間違えの無いよう、よろしくお願いいたします。
琵琶湖文化館の館蔵品がテレビと雑誌に登場です!!
NHK総合 ドキュメンタリー番組 『ラストニンジャ』
本放送(一部地域を除く) 10月28日(金) 22時00分から
北海道 10月30日(日) 13時05分から
近畿・東海 11月12日(土) 10時05分から
文化館の館蔵品「近江輿地志略」(滋賀県指定文化財)という地理の辞典に、忍者について書かれたページがあり、番組で紹介されます。当ホームページ内にある「淡海のたからもの」の「書跡典籍」でも紹介しておりますので、ご覧下さいませ。
平凡社
『別冊太陽 日本のこころ-190 王朝への挑戦 平清盛』 髙橋昌明 編
こちらも文化館の館蔵品である「山法師強訴図屏風」が紹介されております。当ホームページ内「淡海のたからもの」の「絵画」で見ることが出来ますので、ご覧下さいませ。
秋が深まり彼方此方でコスモスの開花が見られるようになりました。文化館の敷地内にある小さな花壇でもコスモスが可愛く咲きました。植えて下さった方、お世話をして下さっている方々に感謝です。歩道からも見られますので、通りすがりにチラッとご覧頂けますよ。
さてさて、今月から募集しております、琵琶湖文化館友の会の見学会ツアーですが、お陰様で多くの皆さまにご予約を頂き、参加料金設定を当初の金額よりも若干ではありますが、お安く設定することが可能となりました!但し、キャンセルが出なければですが…。
定員まであと少しだけ余裕がございます。「料金が高いな~」と参加を諦められた方ッ。もしよろしければ、もう一度ご検討をッ。
沢山の円空仏と出会え、安国寺の国宝・経蔵も拝観できるお得なツアーとなっております。19日が締切です。秋の高山で芸術の秋を堪能しましょう♪
琵琶湖文化館ホームページのアクセス数が、300000件を超えました!9月の下旬の話ですが…。いつこの時が来るかと意識はしていたのですが、私が夏休み中に起きたみたいで…。
この瞬間を今か今かと待ちかまえていたコアな文化館ウォッチャーの方から、このような記念すべき貴重な画像を頂きました!ありがとうございます!
私が意識していた頃の画像も載せてみます。撮影するには早すぎましたね~。
これからも沢山の方に訪問していただけるよう頑張りますので、今後ともよろしくお願いいたします。
今年、滋賀県教育委員会では仏教美術等の魅力発信に取り組んでおられます。そしてそんな中、近江の文化財ファンの方に耳よりな情報が滋賀県文化財保護連盟から届きました。
この10月から来年1月にかけて3つのコースにわけて、近江の仏教美術等に親しんでもらおう!!というツアーが企画されているようです。
コースは次の3つ。
1.「近江の御仏伊勢廻寺と名宝への誘い」(名古屋発着)
見学先:伊勢廻寺、油日神社
2.「近江の名宝と国宝石山寺多宝塔」(名古屋発着)
見学先:石山寺
滋賀県立近代美術館「祈りの国、近江の仏像-古代から中世へ-」
(「神仏います近江展」)
3.「近江の名宝探訪ツアー」(米原・彦根発着)
見学先:多賀大社、西明寺、びんてまりの館、五個荘近江商人屋敷
MIHO MUSEUM「天台仏教への道」(「神仏います近江展」)
いずれのコースも、「文化財修理」をキーワードに、現在修理中の文化財に迫るツアーとなっています。コース1の「近江の御仏伊勢廻寺と名宝への誘い」では、甲賀市・伊勢廻寺の重要文化財木造十一面観音立像及び両脇侍立像の修理にちなみ、修理を請け負っておられる財団法人美術院の方が修理に関しての実演をしてくださるということだそうです。
コース2の「近江の名宝と国宝石山寺多宝塔」では大津市・石山寺の国宝多宝塔の屋根(檜皮葺)葺き替え修理現場、コース3の「近江の名宝探訪ツアー」では甲良町・西明寺の国宝三重塔の屋根(檜皮葺)葺き替え修理現場を見学できます。
もちろん、それぞれのポイントとなる見学先では文化財専門職員の解説があります。
普段、このようなお話は「滋賀の文化財講座 打出のコヅチ」で聞いていただくことがありますが、修理現場や修理の実際を目の当たりに出来る機会は、文化財の仕事をしている人でもそうそうある機会ではありません。まさに、一期一会の貴重な機会かと思いますので、ぜひツアーに参加されてはいかがでしょうか。
問い合わせ先は、
コース1「近江の御仏伊勢廻寺と名宝への誘い
コース2「近江の名宝と国宝石山寺多宝塔」ともに
株式会社朝日旅行 名古屋支店朝日旅行センター(℡052-222-6661)
コース3「近江の名宝探訪ツアー」
近江屋ツアーセンター(℡0749-65-0370)
となりますので、ご興味をお持ちの方はぜひ各旅行代理店までお問い合せください。
先日、琵琶湖文化館友の会会員の皆さまに第2回見学会のご案内をお送りいたしましたが、無事、お手元に届いているでしょうか?もし、「届いていない!」という方がおられましたら、即、ご一報下さいませ。
今週の月曜日から予約の受付を開始しましたが、凄い勢いで予約が埋まってきております。昨年度の一泊二日見学会の参加者数を上回りました!
参加を迷われている方は、お早めにご決断をッ。改めまして、告知をさせていただきます。
第2回見学会「円空仏と飛騨高山」
日程:平成23年11月9日(水)、10日(木)
訪問先:清峯寺・安国寺・飛騨高山まちの博物館・円空仏寺宝館(千光寺)・
飛騨民俗村 飛騨の里
昼食は、お蕎麦・自然薯料理、宿泊先は、高山市内の高台にあるお宿です。
数々の円空仏、安国寺の国宝・経蔵など、見所満載デス!
ご参加、お待ちしております!!
今年の琵琶湖文化館のお仕事でいくつか世間の耳目を集めているお仕事がありますが、そのうちの一つが、浄土宗さんで取り組まれている法然上人御遠忌にちなんだ事業です。
4月15日のブログでも紹介しましたが、今回の御遠忌にちなみ浄土宗さんがご所蔵の法然上人ゆかりの阿弥陀如来像が大々的に取り上げられております。この阿弥陀さまは、もと滋賀県内におられた方でして、琵琶湖文化館も調査当時の写真の提供やデジタル技術による保存(デジタルアーカイブ)のお手伝いをさせていただいてきました。
そんな中で高精細なCG(コンピューターグラフィックス)を駆使したVR(バーチャルリアリティ)&DVDが完成したので、お世話になった滋賀県の関係者の方へのご報告・・・ということで、VR(バーチャルリアリティ)の上映会が行われました。
このようにデジタル技術を駆使した番組を見ることができる博物館などは、まだまだ限られています。そんな中で、わざわざ重たい機器を持ってきていただいて、このような機会を作ってくださったことは、本当にありがたいことでした。
構成もよく考えられており、楽しく、そして興味深く拝見することができました。
博物館の世界にもこのようなデジタル技術がドンドンと導入されてきており、そのうちに「無いなんて、アリエナイ!!」という状況になるのではないかと思います。・・・日進月歩のデジタル技術とどのようにつきあっていくのか・・・そのためにも、まずは置いていかれないように情報収集&勉強するしかないカモです。
10月になりました!先週までは半袖でも過ごせたのに、一昨日辺りから長袖が必要な気温になりましたね。季節の変わり目は体調を崩しやすいので、皆さま、体調管理にご留意下さいませ。
それでは、9月のアクセス数のご報告です。前月より115件少ない、1797件でした。サイト・ブログにあまり変化がなかったですからね…。検索キーワードは「美しい若武者姿」が1位となりました!前月のアクセス数ご報告の影響でしょうか。11位には「滋賀県立近代美術館と文化館の合併」というキーワードが。検討委員会の記事が新聞に掲載されたので、多くの方が関心を寄せられたのでしょうね。
それにしても、9月のブログの更新は少なすぎですね…。今月は9月を上回るよう(4回?)頑張ります!!